レンズ千夜一夜

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1933 石仏の祈り(2017年10月2日ペッツヴァール58㎜F2.3が西大寺で花の乱)2-完-


私は宗教的信仰を一切持っていません。
たとえば、神社を訪れて拝殿の前に立つと、
あなたはどうしますか?
手を合わせますね。
大抵の方がそうします。
信仰がなくても?
なぜ?
それは人様々でしょう。

私は手を合わせません。
自分が信じないのに、信じているかのような行動をとる、
それができません。

でも、何を見ても、そこに魂、心、精神が備わっているように感じます。
どうやらアニミズムは心の隅にしっかり根付いているようです。
私は、信仰とは関係がない、そう考えています。
私の心の中の動き。
一種の類推かも知れません。
私には魂、心、精神が備わっている。
だとすると、他のすべての人、ものにも魂、心、精神が備わっている、
そうでないはずがない。

人は人、ものはもの、そう考える人も多いでしょう。
信仰のあるなしにかかわらず。
でも、A.N.ホワイトヘッドはこう主張しました、
すべてのActual entity、出来事の中核となる存在には、
mental pole(精神極)とphysical pole(物質極)が備わっている。
「すべて」です、人間だけじゃありません。

至るところで、私は石仏を撮らせていただきます。
なにかを感じます。
いつ、誰が創ったのでしょう?
その人は祈りの気持ちを込めて彫り上げたのでしょう。
その祈りは今なお生き続けています。
石仏が内に秘めた祈りの尊さは、
大仏や月光菩薩にも劣らないのではないか、とさえ、感じます。
なぜ?
雨の日も嵐の日も晴れの日もそこに座したまま、
あたかも祈りを捧げるような敬虔な眼差しで世界を見てきたから。
すべての体験を体に刻みつつ、そこに在り続けていまるから。

ペッツヴァールはそんな私の気持ちを見事に写真に刻み込んでくれます。
こうして使い込んできますと、
私にとって、この58㎜は、私が使ったペッツヴァールの中でも、
白眉、そんな気持ちが定着しつつあります。




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by Sha-Sindbad | 2018-02-08 22:26 | petzval58/2.3 | Comments(0)

1932 雨の日(2017年10月2日ペッツヴァール58㎜F2.3が西大寺で花の乱)1


2年7か月の孫プリンセスが食卓に輪ゴムを三つ置いて、
にっこりつぶやきました、
「おじさん」
上の2つの○が目、下の1つが口。
実にシンプルな顔認識です。
長女の長男である6歳の孫プリンスとこの子がどうやら、
私のあらゆるものになにか別の生き物、別の存在を見る、
才能と言うか、厄介な癖と言うか、
そんな遺伝子を継いでいます。

前にも別ブログ「わが友ホロゴン」で書いたかも知れません。
一つ簡単な実験があります。
名刺大の紙の長辺を3回折ります。
すると、横から見ると、「M」もしくは「W」の形。
これを手のひらの載せます。
陰影ができるので、4つの平面がしっかり見えています。
この「M」なり「W」なりの凹凸を、逆になるように、
自分の見え方をひっくり返えそうとしてください。
突然、ひらりと像が立ち上がります。
この視覚操作が成功すると、
手のひらの上の空間がまるで別世界のように見えるでしょう。
お暇だったら、実験してみてください。

私たちの視覚は、実のところ、
このような作業を終始行っているのです。
そうして、整合性のある視覚像、世界像を作りだしています。
でも、それが対象を常に正確に視覚再現しているかどうかは、
必ずしも保証されていないのです。
そもそもこの世界が客観的にたった一つの外観しか持たない、
なんてことはありえないのです。
まず、一番最初に認識主体が外界を捉える仕方が、
さまざまの存在によって、それぞれまったく異なります。
地球上の一点に位置した認識主体が、たとえば、
アメーバ、尺取り虫、蟻、蛸、サンショウウオ、カエル、ネズミ、
猫、ライオン、ゾウ、人間、鯨、等々、ランダムに列挙してみると、
お分かりでしょう。

人間は、平素は、互いにかなり共通した認識をしています。
でも、それは、2人の青年が歩いていて、
天使のような顔をした、とてもグラマラスな女性とすれ違います。
顔を見合わせて、異口同音にささやきます。
「すごーい!
生まれてから、あんな綺麗な人に会ったことがない!」
でも、1人は顔に、もう1人は体に心を奪われていて、
受けた印象、記憶はまるで共通しないかも知れません。

私のロボグラフィって、そんなものです。
あなたが私と一緒に歩いていて、路傍で私の被写体に出会っても、
私、「わっ、きみはぼくを待っていてくれたんだね!」
あなた、「なにを騒いでるの? ただの薄汚い地面じゃないの!」
私はあなたがそのとき何をどう見たか、分からないし、
あなたは私がそのとき心ときめくロボグラフィに対面したなんて、
分からない。
私はあなたの気持ちが分からないし、
あなたは私の気持ちがわからないのです。

もし、あなたと私とが同じデジタルカメラセットを持っていて、
その方向を向いて写真を撮ったら、
同じものが同じように撮れるでしょう。
それぞれに現代レンズが克服したさまざまな偏頗な性格があるために、
まったく異質な写り方をしてくれるクラシックレンズだから、
私のその瞬間感じたロボグラフィ性を再現してくれる、
私はそう信じています。

でも、練達の写真家なら、現代レンズであっても、
そこにある異貌の光景を写し取ることができるでしょう。
私はそんな才能は皆無なので、レンズ頼り。
私の場合は、古代レンズあってのロボグラフィ、
私はそう信じています。

中将姫光学さんにお借りしているペッツヴァール58㎜F2.3は、
なんでもないうらぶれた地方都市のなんでもない裏通りで、
バンバンとロボグラフィを見つけ出してくれます。
私に別の目を与えてくれる、
それがペッツヴァールの面白さ、
私はそう信じています。




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by Sha-Sindbad | 2018-02-06 21:15 | petzval58/2.3 | Comments(0)

1886 路傍で(2017年8月21日クセノン50㎜F2.8西大寺詣で)3-完-精進



イチローは今や大リーグでは押しも押されぬ伝説的存在。
イチローをそのような存在に押し上げた第一の理由は、
誰にも負けない何十年に及ぶ日々の精進にあることが、
次第に人々に知られるようになってきたようです。

今では、日米の野望に富む若者や少年たちは、
あらゆる分野で、イチローに学んで、
日々の精進を絶対に欠かさない日々を送り始めている、
というのであれば、未来に希望が持てるのですが。

私は、そんな野望とは無縁ですが、
やっぱりイチローに学びました。
私はできるだけ長い間絶好調を保ちつつ生きたい。
やりたいことをやれる人生を続けたい。
そのために、朝のストレッチから初めて、
毎日欠かさない身体の鍛錬、調整法が10ほどあります。
おかげで身体は絶好調です。

そうした鍛錬とは別だけど、ブログ2つも続けたい。
こちらは心の鍛錬。
私個人の鍛錬、記録としての意味しかないのに、
誰でもアクセスできるよう、アクセス制限していません。
誰かが見るかもしれない、読むかもしれないという、
ちょっとした緊張感が張り合いとなるから。

コミュニケーションを楽しみたい人は、
今やブログなど見向きもしないでしょう。
間違ってもアクセスする人がそんなにいない、
これもまたブログの利点。
さあ、今日も変わり映えのしないロボグラフィで、
1日を始めましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-10-01 11:36 | Xenon50/2.8 | Comments(0)

1887 石仏(2017年8月21日クセノン50㎜F2.8西大寺詣で)2 違う顔



このところ、西大寺の石仏群を盛んに撮っています。
人物を撮る練習にもなりますが、
実のところ、石仏そのものに興味が湧いて来たからです。

違う日、違う天候の下、違うレンズで、違う気分で撮ると、
みんな違う顔を見せてくれるのです。
石仏だから、人間とは違う。
ただのものなんだ、
そう考えると、とても理解しがたいような変貌。

私は昔から一つの動かしがたいポリシーで撮影します。
その場であれこれと撮り方を考えない。
いつもパッと構えて、そのまま、パッと撮ります。
写真を始めてからずっとそのやり方を通してきました。
「よい写真」「傑作」を撮りたいというパッションがない。
撮りたいから撮る、今、撮りたい、だから、即時に撮る。
だから、同じ場所、同じものでも、毎回違う!
このやり方を通して来たから、飽きることがないのです。

そこで、感じることが一つ。
人間もそうなんだ!
どんな人も、時、場所、人、状況、感情、必要、等々、
無限に多様な状態の中で行動しているのです。
あの人はこうなんだ、なんて決めつけることなどできない。
そんな気持ちで、人に接したいものですね。

ついでに、自分のことも、そんな風に付き合いましょうね。
自分はこうなんだ、だから、そうはできない。
なんて、決めつけるのはよしましょう。
人生一回きりなんです。
心の中でちらっとでも、なにかが閃いたら、
トライしてみましょう。
思いもかけない新しい自分が見つかるかも知れませんよ。




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by Sha-Sindbad | 2017-09-29 18:21 | Xenon50/2.8 | Comments(0)

1886 画廊(2017年8月21日クセノン50㎜F2.8西大寺詣で)1


本ブログに新機軸を登場させることにしました。
文章なしの写真画廊。

誰か本ブログをたまに見る方がおっしゃるでしょう、
「どうせ文章なんか読まないから、
これまでと事情は変わらない」

文章を読まない方には、もしかすると、
スクロールの手間を省いてあげる程度の違いでしかないかも?

でも、作成者の立場では、大きな違いがあります。
文章を書かなくてもよいのですから、
かなりの時間の節約。

「我が友ホロゴン」にも同種のカテゴリをもうけます。
私は長年の写真人生でたっぷり悟っています。
私の写真は、現代の私小説的作品群とはまた別の意味で、
プライベートです。
ほとんどの人には意味不明、
「なんでこんなものを撮るの?」

ある写真家が組写真を定義して、
「組んだ写真の間になにかが浮かび上がってくる何かを感じさせなければ」
ロボグラフィの場合、私が道すがら出会ったものたちを記録なのですから、
行間など存在しません。
私の2つのブログに掲載の写真群は、
単に撮影順に並べた写真倉庫なのですから、
組写真でもない。

どなたにも、なんの感興も呼び起こさない性質のメモでしょうけど、
私にが意味があります。
我が人生の行程のメモリーなのですから。
ですから、写真だけ並べても、私には意味があります。
それで十分。




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by Sha-Sindbad | 2017-09-28 17:08 | Xenon50/2.8 | Comments(0)

1853 西大寺(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)2 石仏群


今回は石仏だらけの巻。
西大寺の石仏はこれまでも幾度も幾度も撮ってきました。
でも、今、思うと、私はものとしてしか見ていなかった。

石仏たちを石の彫刻とだけ見て、
その外観の向こうになにかがある、
なんて、ちらっとも考えたことはありませんでした。

レンズを換えて撮るという行為、
視力が衰えた人が眼鏡をかけるようなものかも知れません。
ダルメイヤーの古いレンズ、ペンタック38㎜F2.9を使って、
石仏たちを眺めたとき、
ここには、なにか見かけを超えたなにかが存在している、
そんな気配を感じました。

この石仏たちに面会するのは、いつも揚琴レッスンの途中。
行きがけの駄賃、ならぬ、行きがけの石仏では、
しっかり対面することなどできっこなかった。
今回だって、せいぜい5分の余裕しかありません。
でも、注意力散漫な私の代わりに、
ペンタックがじっくり見つめてくれました。
おそらく私より年上なのですから、落ち着きがあります。
私は、ブログに掲載してから、
ゆっくりと対面させていただきましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-08-07 22:56 | Pentac38/2.9 | Comments(2)

1852 西大寺(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)1

8月7日月曜日、
一ヶ月ぶりに陳少林先生の揚琴伴奏レッスン日。

でも、暴風雨警報発令のため、YMCAは緊急閉校。
ネットニュースでは、
「台風第5号の中心は、7日10時頃に、
高知県室戸市付近を通過しました。
奈良県は昼過ぎに暴風域に入る見込みです。」

室戸台風、ジェーン台風、伊勢湾台風、
近畿にもっとも大きな被害を与えた台風たちのコースです。
静かに自宅蟄居がよいでしょう。

昔、宮崎に住んだことがありますが、
幾度か台風の直撃を受けたことがありました。
そんなとき、当時のアマチュアカメラマンには、
荒波を撮ろうと、海岸に走ったのが幾人も居ました。
勇敢、というよりも、バカに近いと言わせて頂きましょう。
今回の台風でも、
カメラを手にいそいそと出かける方もおいででしょう。
お大事に。

私は写真を始めてから現在まで、
異常なハプニングを写真に撮りたいと思ったことはありません。
自分の人生の一こまを記録したいという気持ち。
苦労して撮った写真はひとしお大切だと言う人がいます。
私は信じません。
レンガ積みの仕事じゃあるまいし。
苦労しないで撮っても、素敵な写真が撮れます。
それが写真の魔術。

7月17日月曜日は、前回の陳少林先生の揚琴伴奏レッスン日でした。
ダルメイヤーの古い映画用レンズ、ペンタック38㎜F2.9を、
リコーGXRに付け、57㎜標準レンズ仕様にしました。
半時間、YMCAまでの10分の道を回り道して、
全部苦労しないで、鼻歌交じりに、いつもの通り撮りました。

ロボグラフィたち139枚。
観る人が見れば「腰の据わらないゴミ箱行き写真ばかり」なのでしょう。
私の場合、そんな風に厳しくチェックしたら、残るものはありません。
だから、全部、私の大事な子供たちとして、引き受けてしまいます。
4回に分けて、ほとんど全部並べちゃいましょう。

それにしても、私は幸せです。
都会が大嫌いな人間が住むには、大和路は最高!
現代社会、現代文明が人間を歯車にしようとしている、
人間精神史の末期症状からひとときでも目をそらせて、
つかの間ではあれ、至福の一時を味合わせてもらえるのですから。




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by Sha-Sindbad | 2017-08-07 13:56 | Pentac38/2.9 | Comments(0)

1828 西大寺(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)2


私には若い頃から隠者に惹かれるところがあったようです。
名声を欲しい、なんて思ったことは一度もありません。
そのせいでしょうか?
いざ、その憧れの隠者になってみると、これが楽しくてたまらない。

そんな隠者の理想の世界を描いた作品があります。
池大雅「十便帖」・蕪村「十宜帖」
その中でも、大雅の「吟便図」が好きですねえ。
窓辺に置かれた低い机に左肘をついて、
右手には筆をもったまま窓の外の山水を眺めている、
文人の後ろ姿。
大雅がこの画に付けた詩は至極平明です、
「両扉無意対山開
不去尋詩詩自来」
この絵の中の文人、我田引水的に言えば、
ロボグラフィが好きなのです。

この絵を見ていて、左下隅に目をやって、驚きました。
私には、背もたれ、肘掛けのついた椅子にしか見えません。
一体何なのでしょう?
もちろん、中国はかなり昔から椅子式の生活だったようです。
でも、質素な平屋に隠棲の身です。
わざわざ机まで置いているのです。
「ああ、疲れた、ちょっと一休み」と安楽椅子に腰掛ける、
なんてことをするでしょうか?

窓から見える山水に心を奪われ、時間の経つのも忘れる、
そんな隠者が窓に面した席の醍醐味に心を奪われることなく、
「座卓に座しておったら、しびれが切れたわい」なんて、
肘掛け椅子に移るなんてことがあるでしょうか?

ちょっと話がレンズから逸れましたが、
やっぱり気になって。
現代に戻って、にわか隠者の私としては、
ますます古いレンズ、それも、
第2次世界大戦前のノンコートレンズたちの
コントラストの弱い描写に傾きますね。
エルマー、しびれます。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-06 21:34 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1827 西大寺(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)1


ズマロンに続くのは、エルマー35㎜F3.5。
1932年から50年まで18年間にわたり延々と作り続けられました。

カルティエ=ブレッソンが戦前に撮り重ねた名作の数々は、
エルマーの35㎜と50㎜が中心だったのではないでしょうか?
ライカレンズの愛好者の中にはエルマーこそ、
ライカレンズの生粋、華、最高峰だと考える人もおいでのようです。

6月5日、陳少林先生の揚琴伴奏レッスンの機会に持ち出しました。
カメラはもちろんソニーα7。
せいぜい2時間に満たない程度でしたが、満足。

パンケーキレンズで、作りが良いので、取り回しは実にスムーズ。
ズマロンのようなダイナミックな味わいはありませんが、
しっとりとした肌触りで、滑らかなグラデーションの描写は、
さすがに一世を風靡した名玉の誉れにふさわしい、
そんな思いを新たにできたようです。




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by Sha-Sindbad | 2017-07-05 17:18 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1819 超高性能レンズ登場!(2017年6月20日アポリス135mmF2.4の筆下ろしで仰天)



名レンズ制作者宮崎貞安さんから、
すでに試写したフローライトアポクロマート135mmF2.4の完成品が届きました。
正式名はこうです。

アポリス135mmF2.4

語感が美しい、いい名前です。
そして、とても美しいレンズ!

ミラーレス一眼レフ仕様のMマウントレンズ。
だから、とてもスリム。
その上、340グラムしかないのですから、超軽量。
この明るさでは史上空前の軽快で、颯爽たる風格のレンズです。

最短撮影距離が約1.3mしかありません。
これも近い。
私のソニーα7用フォクトレンダーは4mmのヘリコイド付きですから、
アポリス135mmF2.4の最短撮影距離は約1mにまで短縮でき、
これまた画期的です。
Mマウントレンズのアダプタはミラーレス一眼レフ用に揃っていますが、
さらに、ヘリコイドリング付きも次第に普及していくでしょう。

二胡演奏家陳少林先生のレッスン日でした。
10年以上揚琴伴奏を教えてもらっています。
今では親友と言ってもよいでしょう。
勢い、レッスンはおしゃべりで中断されます。
それがまた楽しい。

このレッスン、近鉄大和西大寺駅から徒歩10分程度。
でも、私の場合は、往き半時間、還り15分。
撮影するからです。
本日はこのアポリス135mmF2.4の筆卸し。
猛烈に快調でした。

もちろんロボグラフィ主体ですから、
超近接撮影がほとんど。
中望遠で1mに迫るのですから、
ぼけ味なんてレベルではありません。
夢幻境、そんな雰囲気。
ホロゴンの対極に位置するレンズですね。
にわかにタンバールのライバル登場、という感じで、
超広角派の私もかなり興奮しています。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-21 10:08 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)