人気ブログランキング |

レンズ千夜一夜

タグ:奈良町 ( 295 ) タグの人気記事

2107 古さの演出(2019年4月8日古都唯一の商店街奈良町もスピードパンクロ35mmf2には降参)



E.T.ホールは、人間を支配する空間の力学を研究しました。
私が彼の研究を彼の著書で読んだのは、
私が二十歳台だった頃のことです。
その後、彼自身、あるいは後継者たちが
どんな風に彼の研究を発展させ、改良していったか、
私は知りません。
私の知見はもう完全に旧式になってしまっているでしょう。

これはどんな人にも起こることですね。
自分の非専門分野なら、知識の更新が起こる可能性は極めて低いから、
それも当然ですが、
自分の専門分野だって、同様です。

でも、そうした専門領域での変化、改訂は、
必ずしも改善ではないかも知れません。
単に時代が変わっただけかも知れないし、
誰かが横車を押して、歴史の鼻面をぐいと向け変えよう、
としているだけかも知れません。

分かっていることは、
どのような知識、知見も永遠ではないこと。

時代は低きから高きに、悪しきから良きに、
流れに沿って変わっていくわけではありません。
人類史を通観しても、短い黄金時代と長い暗黒時代、
そしてその中間のハイブリッド時代、
と、さまざまな振幅、サイクルで時代は変化してきました。
現代は果てしない暗黒時代に向かって
半永久的に下降していくさなかかも知れません。
人知の到達の最高点にすでに達して、
今まさに暗黒時代のどん底にあり、
人知の最低点に向かって下降を開始したところかも知れません。
あるいは、6千万年前と同様、
NASAが危惧している小惑星、彗星が明日にでも地球大気圏に突入し、
何万年もしくは何十万年もの長きにわたる種の絶滅状態が始まるかも知れません

そんな瞬間的カタストロフィではありませんが、
同じくらいに人類に致命的なクライシスをもたらす危険性が増大しつつあります。
すでに幾度も書いていることですが、
現代人は、自身を包み込む地球の生態系をガンガンと破壊しつつあるからです。

地球生態系は今や単一系になりつつあります。
複雑なパーツに分かれていますが、
最終的には他のすべてのパーツに波及効果をもたらす、そんな閉鎖系。
平穏な閉鎖系に会っては、
最高点に位置する人類から最低の生物たちに至るまでの階層が
バランス良く持ちつ持たれつの関係を保つことによって保たれます。

この生態系を途中で切ってしまったら、
生態系全体に致命的な波及効果をもたらすのです。
人類が今やっているのは、まさにそれ。
十数年前、地球の人間環境拡大にともなって、
地球全体で毎年4000種の動植物等の生物が絶滅しつつあると読みました。
少なく見積もって、そんな状態になって、
現在10年が経過していると仮定してみましょう。
40000種の生物が滅滅しまった計算になります。
もちろん私たち人間を取り巻く生態系は
既にずたずたにされてしまっているのではないでしょうか?
そんな風に考えると、ぞっとしてしまいませんか?

その元凶は世界を股にかけて支配権に納めつつある大企業にあります。
大企業は、別に人類を基本成員とする必要がないのです。
彼らは私たち人類との別のレベルのオーガニズムなのですから。

話は大きく逸れてしまいましたが、
私が書きたかったことは、
E.T.ホールの空間心理学のことです。

ホールは小学校のお昼休みタイムの校庭を映画に撮って研究しました。
その結果、小学校3年生の女の子だったと思いますが、
校庭空間を縦横無尽に駆け回る彼女に、
校庭の子供たちがリードされて、
動きを変えていたことが分かったのです。
この研究がどのように理解され、発展させられたか、私は知りませんが、
私のような素人でも極めて重大な意味があることが分かります。
ある集団をリードしコントロールしたい者は、
その集団をリードする成員を見つけ出し、
その成員をコントロールすればよいのです。

今、世界の大企業たち、その息がかかった政治家たちがやっているのが、
まさにこれです。
大衆のことなど、誰も考えていません。
マスコミ操作でどうにでも動かせます。

この原理をしっかりと把握していたのが、
ローマ共和国、帝国軍の軍団とジンギスカンのモンゴル軍団でした。
ローマの軍団は10人隊長、百人隊長、千人隊長、万人隊長と、
体系だった指揮系統を組みました。
モンゴル軍団も十戸長、百戸長、千戸長、万戸長という、
まったく同じ規模の組織化を図ったことは面白いですね。
どちらも、ヨーロッパ、アジアで未曾有の帝国を築いたのですが、
その原動力はそうした合理的編成によって、
兵士たち、国民を駆使して生み出した、想像を絶した機動力にありました。

ローマ帝国はすみずみまで、戦車の軌道を備えた平坦直線の街道を整備しました。
帝国のどこに侵略が起こっても、電撃的に対応できたのです。
モンゴル帝国軍の電撃戦の鍵は、街道の代わりに、
道なき草原を駆け回る、小型ながら耐久性抜群の強靱なモンゴル馬。
兵士たちは疾駆する替え馬に適宜飛び移りながら、
馬上で食事、排泄、睡眠をとりつつ遠征し、
被侵略国側の予測を遙かに超えて素早く奇襲を果たしました。
しかも、種々の人種の商人密偵が侵略地に先行し、
現地の情報をあらかじめ正確に調べ尽くし、
その情報に基づいて行動したのですから、無敵でした。

余談になりますが、日本に襲来した蒙古軍は、
上記のアドバンテージを2つながら使えませんでした。
つまり、日本は大海に守られた島国で、
しかも山と谷で分断された国土であったため、
日本の状況をあらかじめ隠密調査することができず、
無敵の騎馬軍団も使えなかったわけです。
ですから、日本だけが無敵モンゴルをはね退けたと言っても、
土俵の中でがっぷり四つに組んで戦ったわけではないので、
元に征服された他の諸国とは同列に論じることはできないわけです。

閑話休題、
実は、私の孫プリンセス1号も保育園生ですが、
そんなリーダー的存在のようです。
どうやら誰よりも速くみんなで遊ぶ方法を提案するようです。
ピアノレッスンに行くため迎えに行った際に外から眺めると、
園庭では、めまぐるしく駆け回っています。
リーダーは体力が居るのです。
私の孫プリンセス1号も気力体力十分です。
2歳延長のお兄ちゃんもすでに半ば支配下に置いています。

近頃一番楽しんだ韓流ドラマが「ミセン(未生)」。
なんと商社を舞台とするこのドラマにもそんなリーダーが登場します。
性質上、地味そのものですが、なんとこれが波瀾万丈なのです。
韓流ドラマの脚本作者たちの調査力、総合企画力は並大抵のものではありません。
まるで商社マンたちの本物の戦争が眼前に展開するかのようです。
(もっとも私も商社、どころか会社にも入ったことがないので、想像)

ドラマの中核は一つの課の課長とその部下3人。
この課長、熱血果断に難局を乗り切っていきます。
ベテラン社員と、高卒の新入社員が
それぞれ心血を振り絞って課長を支えるのです。
課長が利己的小心、事なかれ主義の並の商社マンだったら、
3人の部下も必死に参与、協力することはなかった!
小チームの協力態勢はこんな風に築き上げ、活動するものだという、
見事な理想型を展開してくれるのです。

課長を演じているのは、イ・ソンミンという役者です。
ただの脇役から一躍万華鏡的な万能演技俳優に変貌を遂げた名優。
彼が主演もしくは重要な助演を務めるドラマをいくつか観ましたが、
すべてにおいて、まったく別人のように変身しています。
イギリスの偉大な役者サー・ローレンス・オリビエ、
アレック・ギネス、ピーター・オトゥール、
フランスのジャン・ルイ・バロー、
アメリカのオーソン・ウェルズ、
このような名優中の名優の域に近づいて行くのでは?
そうまで思わせられるほどの名演です。

もちろん、名優の業績って、名監督あってのことかも知れません。
誰がリーダーか、神のみぞ知る、ですが、
とにかく人間の素晴らしいパフォーマンスの裏には、
素晴らしい演出家的存在がいるものです。
自分自身かも知れませんし、黒子的存在がそうなのかも知れません。
一つ言えることは、それが誰であれ、非凡な才能が絡んでいるからこそ、
人間の優れたパフォーマンスが実現します。
それが人間の力学、というものかも知れません。

私のような平凡な路傍写真においては、
名レンズたちが名演出家、名優の仕事をしてくれます。
私にとって、ホロゴン、パンタッカー50mmF2.3に次ぐ夢レンズ、
スピードパンクロ35mmf2がそんな役割を軽く果たしてくれました。




b0226423_18414349.jpg
b0226423_18413699.jpg
b0226423_18412868.jpg
b0226423_18412144.jpg
b0226423_18395359.jpg
b0226423_18394751.jpg
b0226423_18394091.jpg
b0226423_18393398.jpg
b0226423_18392684.jpg
b0226423_18391943.jpg
b0226423_18391319.jpg
b0226423_18390549.jpg
b0226423_18384687.jpg
b0226423_18384092.jpg
b0226423_18383269.jpg
b0226423_18382512.jpg
b0226423_18381810.jpg
b0226423_18380441.jpg
b0226423_18374575.jpg
b0226423_18373803.jpg
b0226423_18373222.jpg
b0226423_18372345.jpg
b0226423_18371479.jpg
b0226423_18370889.jpg
b0226423_18370179.jpg
b0226423_18365585.jpg
b0226423_18364946.jpg
b0226423_18364459.jpg
b0226423_18363795.jpg
b0226423_18363199.jpg
b0226423_18362516.jpg
b0226423_18361920.jpg
b0226423_18361497.jpg
b0226423_18360625.jpg
b0226423_18355980.jpg
b0226423_18355323.jpg
b0226423_18354779.jpg
b0226423_18354148.jpg
b0226423_18353653.jpg
b0226423_18353013.jpg
b0226423_18352468.jpg
b0226423_18351889.jpg
b0226423_18351256.jpg
b0226423_18350673.jpg
b0226423_18350145.jpg
b0226423_18345528.jpg
b0226423_18344989.jpg
b0226423_18344310.jpg
b0226423_18343790.jpg
b0226423_18343191.jpg
b0226423_18342517.jpg
b0226423_18341956.jpg
b0226423_18341358.jpg
b0226423_18340761.jpg
b0226423_18335829.jpg
b0226423_18335171.jpg
b0226423_18334447.jpg
b0226423_18333642.jpg
b0226423_18333058.jpg
b0226423_18332314.jpg
b0226423_18331536.jpg
b0226423_18330798.jpg
b0226423_18330082.jpg
b0226423_18325228.jpg
b0226423_18324313.jpg
b0226423_18323512.jpg
b0226423_18322541.jpg
b0226423_18251014.jpg
b0226423_18250194.jpg
b0226423_18245279.jpg
b0226423_17594849.jpg
b0226423_17593995.jpg
b0226423_17593266.jpg
b0226423_17592002.jpg
b0226423_17591243.jpg





by Sha-Sindbad | 2019-08-27 18:43 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

2099 人々(2019年4月10日ズミクロン35㎜F8八枚玉が奈良町スナップを楽しんだ)



どなたもそうだと思うのですが、
私は生涯にかなり沢山の人と会ってきました。
人間は一体生涯に何人の人と出会うのでしょう?
そうやって日々出会う人の中に初対面の人が混じっている率は
どれ位でしょう?

生涯に出会った人の数が一番多い人って、誰でしょう?
もしかすると、ナポレオンかも知れませんね。
生涯に幾度会戦を行ったのでしょう。
その都度大変な数の軍勢を指揮しました。
もちろん政治構造、軍隊構造はどれもピラミッド構造ですから、
彼が本当に人間性、能力を把握すべきスタッフの数は
かなり限定されていたかも知れません。
でも、ナポレオンは、スタッフの才能を熟知し、
適材適所に起用することで勝利を収め続けたのですが、
その理解の中には、将軍たちがどのようなやり方で軍団を指揮するのか、
互いにどう協力し合えるのかを的確に理解することができたから、
生涯においてほとんど常勝を続けることができたのでしょう。

それに、ナポレオンの記憶力、関心の深さは特別だったようです。
エルバ島から奇跡のカムバックを果たした時のことです。
彼は整列した近衛兵たちを一人一人名前で呼びかけた、
というのですから、本当にただものではありません。
近衛兵たちは心を揺さぶられて、
「陛下のためには死んでも良い」と思い詰め、
ワーテルローで死んでいったのでしょう。

私は、職業時代、大した仕事ではありませんでしたが、
ナポレオンとはまるで異なる場面で人と出会い続けました。
ナポレオンが軍を指揮したときに必要とした眼力とは別の眼力が必要でした。
でも、初対面で、どんな人間なのか、ほとんど判断材料がない。
そこで、なにを重要な判断材料に使ったか?
目と言葉、この二つでした。
じっと目を見つめながら、あれこれと会話を交わす、
そうすると、どんな人間か、段々と判ってくるものです。
そして、もう一つ、同じくらいに大切なことは、
相手も私のことをわかってくれます。
ある種の信頼関係が結ばれないと、
この世の大抵のことはうまく行かないものですね。

私と同じ立場に居ながら、ほとんど相手と目を合わせない人がいます。
会話も満足に交わさない。
これで相手が判るのだろうか?
相手の心をつかめるのだろうか?
いつもいぶかしく感じたものです。

でも、人をそんなに簡単に理解したつもりになるのは危険ですね。
目を合わせないように見えて、実はこれが作戦。
さりげなく斜交いに相手を観察する、
それがそんな人の手法なのかもしれません。
実は、路上スナップって、このようなタイプの人向きなのかも知れません。

カメラを持ちながら、路上を進むのです。
対面歩行しつつ近づいてくる人の中には、
スナップ写真家じゃないかと気づく人だっているでしょう。
そうすると、向こうも、何気ない振りをしながらも、
警戒を怠らないかも知れません。
その警戒の意味は人さまざまでしょう。
たとえば、世界中でかなりの国で、
撮られることを歓迎する人たちも多いようです。
中国も、高齢者はいやがりますが、若者は大歓迎。
大きな流れとしては、世界中がビジュアル化して、
喜んでレンズの前でパフォーマンスする人が増えているようです。

そうではあっても、それがスナップに好都合と言うでもありません。
気づかれたら、その人はお好みの表情をさっと作るので、
写真になりません。
自然な振る舞いの瞬間をキャッチするのが
スナップ写真のコツだからです。

昔、カメラを胸に固定して、レリーズで撮る写真家が居ました。
これって、むしろ、「今から撮りますよ」と、
進んで宣伝しているようなものではありませんか?
私は、片手にカメラを持ち、
あるいは、ホロゴンのように両手で持ちながら、
撮りたい人を10m以上前方で見分けます。
そして、それからは全くあらぬ方に視線をやりながら、
さりげなく歩みを進めます。
そんな風にしても、目の片隅には見えています。
そして、「今だ!」と心がささやいた瞬間に、
シャッターを落とします。

実のところ、ロボグラフィ専科に徹するようになって、
ストリートフォトはほとんど止めていました。
近頃、また撮り始めているのです。
いざという瞬間の撮影行為はかなり下手になっています。
でも、楽しいものです。
撮りたいと思う何かを持っている人しか撮りません。
それが何かを共通して言い当てることはできません。
人さまざまです。
だから、魅力もさまざま。
でも、魅力があるから、撮ります。

スナップ写真家が10人同じストリートを同時に前後しながら歩いたら、
それぞれ独自の瞬間、別々の人を撮るでしょう。
スナップもまた一つの人間関係なのですから。
でも、この頃、久しぶりにスナップ路線も併用するようになり、
ストリートでのノーファインダースナップを楽しむようになっていますが、
かなりコツを忘れてしまったようです。
きっと動きも傍目にはぎこちないことでしょう。

どうやら県外に撮影に出ることがほとんど無くなり、
奈良市内の同じエリアを巡回しているのですから、
目先の変わったことも試して、心を躍らせる体験もときにはしてみたい、
というところでしょうか?

カルティエ=ブレッソンがズミクロン35㎜F2を愛用したかどうか?
私は知りません。
彼は生涯ライカを主に使ったようですが、作品を観る限り、
28㎜から135㎜までさまざまな焦点距離のレンズを使ったようです。
でも、一番の主力は50㎜と35㎜だった感じ。
初期にはエルマーが主力だったことは間違いがありません。
私が撮っても、とても似た味わいで撮れるからです。
もちろん作品の質ではありませんよ。

初期のスクリューマウントのズミクロン35㎜は使ったのではないか、
という感じがします。
かなり大きなスケールでの作品群がかなりあり、
パースペクティブもかなり自然で、
21㎜はもとより28㎜ならもう少し極端だろうという感じがするからです。

面白いことは、カメラ位置。
彼の場合、多くの作品で、
カメラが高い位置にあったことを感じさせるパースペティブ。
つまり、彼は立ったまま、丁寧にファインダーを覗いて撮っていた。
しかも、彼はたしか190ほどの長身。
だから、いつも若干見下ろすような感じがあります。

木村伊兵衛も同様の撮り方だった感じがします。
さほど長身ではなかったので、
カルティエ・ブレッソンほど見下ろす感じは少ないのですが、
やはり人物よりもちょっと高い視点を感じさせます。

二人とも撮影の瞬間に作品を作ってしまいたい、
そう考えて居られたのでしょう。
撮影は常に真剣勝負でした。
私の場合は、作品作りという目標がないので、その点、実に気楽。
奈良の諸処でズミクロン35㎜F2八枚玉を、
すべてノーファインダー、ウェストレベルで撮りました。
ちょっと古めかしい色合いですが、
ネガフィルムの時代、もっと古めかしかったことを覚えていますので、
これはこれで新鮮味があって、よろしい。

でも、現代レンズとPhotoshopに慣れている方は、
なんと色の悪いレンズ、使い物にならない、
そうお感じになるでしょう。
私は、Photoshopで、正しい色再現に修正するつもりはありません。
確かにクラシックレンズはそれぞれに独特にずれています。
現代人はそれを欠点と呼び、
私は個性、コクと呼びます。
人間の面白さも同じスタンスがある感じですね。
人間って、欠陥だらけです。
独自の長所を得るために、なにかを捨てた、ということもありそう。

現代人の理想像は、使う側から言いますと、
いわば高性能な部品として有効に機能すること。
個性、癖など無駄なファクターなのです。
現代では、商品開発、新機構の整備等、新たな計画は、
一部のプロジェクトチームがコンピューターを駆使してプログラムします。
計画、プログラムの実施者はすべて厳格な役割指定を受けたパーツとして、
システムに組み込まれます。
要するに、人間は部品化しつつあるようです。
部品の理想はなにか?
廉価に製作調達でき、取り換え簡単、代替可能、ということ。
ああ、人間は部品になってしまいそうですね。

そこで、写真に話を戻しますと、
現代では、撮影行為は創造行為の準備段階に過ぎません。
大切なことは画像処理ソフトで、思いのままに加工して、
斬新かつ独創的な画像ファイルを創造することにあります。

ここだけの話ですが、
私には、そうして創造された現代の作品が面白くないのです。
ちっとも心が動かないのです。
これは写真じゃない!
現代の写真芸術は次の異質な2つのジャンルが混在する過渡期にある、
これが私の評価です。

  ①写真アート
  ②ビジュアルアート

いつかは、①が消滅し、②だけになってしまうでしょう。
今でも、②の制作者たちは、
銀塩カメラによって作られた写真作品を
憐憫の情をもって見下す時代になってしまいました。
もうその時代は始まっています、
こんなことをうそぶく初心者自称アーチストがいます、
「カルティエ=ブレッソンって、
どうしてあんなにぶれた写真を平気で作品にしているんですか?」
「昔のカメラで撮った写真って、
まあ、許せるかな、という感じですね」

私はこんな人たちと一緒に写真を語り合いたいとは思いませんね。

それにしても、思います。
今回撮った人たちのほとんどが海外からの観光客。
そうした人たちも日本人も、
なんとしっかりしていることか!
政治家たちは著しく劣化しているけれども、
一般人は決して劣化していませんね。





b0226423_23160052.jpg
b0226423_23155321.jpg
b0226423_23154647.jpg
b0226423_23153926.jpg
b0226423_23153064.jpg
b0226423_23151773.jpg
b0226423_23150905.jpg
b0226423_23145722.jpg
b0226423_23145115.jpg
b0226423_23144579.jpg
b0226423_23143758.jpg
b0226423_23143194.jpg
b0226423_23142435.jpg
b0226423_23141657.jpg
b0226423_23140977.jpg
b0226423_23140210.jpg
b0226423_23135460.jpg
b0226423_23134684.jpg
b0226423_23133899.jpg
b0226423_23133152.jpg
b0226423_23132593.jpg
b0226423_23131882.jpg
b0226423_23131217.jpg
b0226423_23130558.jpg
b0226423_23125912.jpg
b0226423_23125241.jpg
b0226423_23124698.jpg
b0226423_23123855.jpg
b0226423_23123103.jpg
b0226423_23122497.jpg
b0226423_23121791.jpg
b0226423_23114979.jpg
b0226423_23113991.jpg
b0226423_23112537.jpg
b0226423_23111699.jpg
b0226423_23110830.jpg
b0226423_23105374.jpg
b0226423_23104166.jpg
b0226423_23103070.jpg
b0226423_23102257.jpg
b0226423_23101351.jpg
b0226423_23100397.jpg
b0226423_23095155.jpg





by Sha-Sindbad | 2019-07-18 23:22 | Summicron35/2 | Comments(0)

2095 どこかチープ(2018年3月22日スーパーコーマット37.5mmF1.9、奈良町写真で本ブログ初見参)



今回は、本ブログデビューのレンズ。

  スーパーコーマット37㎜F1.9

Bell&Howell社の映画用レンズのようです。
実は正式のレンズ表示は1.5inch。
私は日本人なので、インチ表記は不慣れ。
で、ミリに換算しています。
本物のクラシックレンズ愛好家は、こんなことはしませんね。
私は、本物じゃないわけです。
ただの、クラシックレンズ写真ファン。

8㎜用のレンズのようですが、
eBayで、M42-FX E&Fマウントを接着したものを購入しました。
実質35㎜レンズとして使えます。
奇妙な襟巻き式ホルダーが根元に付いています。
デフォールトのデザインかどうか知りません。
ネットで、このレンズに2度とぶつからないのは、
私の探し方が不徹底なのでしょう。

描写はご覧のとおりです。
戦前のライカレンズのように、
なんとも言えない深みと温かみと精密感がミックスした、
高級レンズらしいたたずまい!
と言いたいところですが、そんな高級レンズたちとは大違い。
色の質がなんとも言えずチープで、
このあたりはなんともしようがないので、
それをむしろチャームポイントとせざるを得ない、という感じ。
どこか癖があって、私にはかなり面白い描写です。

ちょっと場末のおきゃんなお姉ちゃん、
そんな感じがするのは、
映画で作られた印象なのでしょう。
そんな女性の代表格は、
なんと言っても、カルメンかもしれませんね。
となりますと、カルメンタイプの美女はもとより、
妻以外のいかなる地上の天女たちとお付き合いする機会を
ついにもたなかっただけに、レンズ世界でお付き合いするのも一興。
そう考えて再三使ってみたら、存外に良かったわけです。

でも、現実には、フジX-Pro1というカメラになかなか馴染めません。
ソニーα7と比較すると、格段に使い勝手が悪いと感じるのは、
私がソニーα7に馴染んでいるせいなのでしょうけど、
やはりCCDが等倍でないことが大きな心理的障害。
このレンズを使いたいという必要性も手伝って購入してはみたけど、
一日撮影に持ち出すだけの信頼性、愛着がなかなか生まれません。

このカメラ、このレンズも時々使ってあげて、
段々と親しんでいくことにしましょう。



b0226423_22012783.jpg
b0226423_22001769.jpg
b0226423_22000824.jpg
b0226423_21594350.jpg
b0226423_21593343.jpg
b0226423_21592595.jpg
b0226423_21591720.jpg
b0226423_21585812.jpg
b0226423_21585042.jpg
b0226423_21583242.jpg
b0226423_21581937.jpg
b0226423_21581149.jpg
b0226423_21580263.jpg
b0226423_21575342.jpg
b0226423_21574429.jpg
b0226423_21573692.jpg
b0226423_21572878.jpg
b0226423_21572025.jpg
b0226423_21570779.jpg
b0226423_21565954.jpg
b0226423_21565101.jpg
b0226423_21564322.jpg
b0226423_21563544.jpg
b0226423_21562681.jpg
b0226423_21561708.jpg
b0226423_21560660.jpg
b0226423_21555769.jpg
b0226423_21555087.jpg
b0226423_21554134.jpg
b0226423_21553273.jpg
b0226423_21552599.jpg
b0226423_21551797.jpg
b0226423_21550966.jpg
b0226423_21550166.jpg
b0226423_21545067.jpg
b0226423_21543847.jpg
b0226423_21541562.jpg
b0226423_21540698.jpg
b0226423_21535809.jpg
b0226423_21534635.jpg
b0226423_21533819.jpg
b0226423_21532955.jpg
b0226423_21532025.jpg
b0226423_21531002.jpg
b0226423_21530006.jpg
b0226423_21525144.jpg
b0226423_21523619.jpg
b0226423_21522424.jpg
b0226423_21520912.jpg
b0226423_21520006.jpg
b0226423_21515186.jpg
b0226423_21513935.jpg
b0226423_21513089.jpg
b0226423_21512037.jpg
b0226423_21510992.jpg
b0226423_21510104.jpg
b0226423_21505248.jpg





by Sha-Sindbad | 2019-07-01 22:03 | SuparComat38/1.9 | Comments(0)

2090 エキササイズ(2019年1月13日パンタッカー75mmF2.3で奈良町撮ると、幸せな気分に)エクササイズの日々



アーシングを始めて以来、かなり絶好調気分。
疲れを感じず、翌日に疲れが残らないのです。
もちろん水素吸引も含めての毎日のエキササイズにも
大きな貢献を見ることができますが、
とにかくアーシングの効果は絶大。

朝の儀式を書いておきますと、
目覚ましがなったら、即座に目が覚めます。
まず布団の上で両足を突き上げ、
ぶらぶらと揺さぶり運動。
これによって、体の端に貯まった血液を中央に戻します。
まあ、そういう効果があると聴きました。

ほんとかどうかは知りませんが、
これで確かにすかっとして、さっと起き上がり、
側のヨガマットに移り、
上に置いたストレッチポールで、
ポールを横にし、縦にし、各40往復ゴロゴロ転がって、
背骨を伸ばします。
これはかなり効果的という感じがします。
終わると、さっとポールを脇に立てて、ヨガマット上、
20分間十数種類の自分で考案したストレッチを、
ゆっくりとした速度で楽しみます。
これらの運動で全身かなり柔らかくほぐされ、
血流もぐんぐんと流れをよくしてくれる、そう信じています。

朝食は洋式にパンと紅茶とシリアル。
シリアルは2種類、これに干しぶどうとバナナ半分、
ミルク、ヨーグルトをミックスして、これが主体。
美味しい朝食を済ませ、洗面をします。
退職すると、髭を蓄える方がかなりおられます。
私は貧相がなおさら貧乏たらしくなるので、
きちんと髭を剃ります。
その都度、櫛の歯をやわらかティッシューで拭い、
(まだ生きているようなものです。
水分は厳禁だそうで、おそらく頭髪の油が命の素)
これで朝の支度が完了。

そのあと寝室に戻り、
夫婦の寝具を畳んで押し入れに収め、
(私は寝具を①一ひねり、②二つ折りの手順で、
瞬時にきちんと畳むことができます。
何十年とやってきたので、当たり前。
寝具を押し入れに収めるのも運動の一種)
そして、昨夜洗った食器を食器棚や棚にきちんと収め、
朝食の食器を洗い、食卓を整理して、
朝の作業、終わり!
大体40分かかります。

でも、まさに流れ作業ですが、一つ秘訣。
寝室の整理にかかった後は、可能な限り、
コードレスイヤホーンを耳にセットし、iPhoneのYouTubeで、
ナショナルジオグラフィックのHistory Channelのような、
啓発的な番組に耳を傾けながら、作業するのです。
沢山収集した老読本を聞くこともあります。
これでますます元気が出るので、退屈せず、
はかどる作業を毎日重ねることで、流れ作業が身につきます。

実はこれ、すべて老化防止策。
たいてい、これらの作業が済むと、
アーシングウッドに出かけます。
アーシング、撮影、浄化、運動、幾重にも役立ちます。
こんな神秘の森(と言っても、小さなものですが)が、
我が家から徒歩数分で、しかも誰にも出会わず入り込めるのです。
天の恵み、それ以外にはありません。

ある朝、
その森に入る道(バス道から神域をぐるっと半周する迂回路)で、
溝に落ちた椿の花を撮っていると、
ときどき出会う60年配のがっしりとした男性が、
にこにこ笑いながら、尋ねてくれました、
「なにか良いものがありますか?」
こんな風に人に笑顔を見せることができる人には、
ほとんど出会いませんね。
うれしくなって、
「この神域で出会うもの全部がいいですよ。
この椿を見てください。
もう溝に落ちてしまったけど、
まだ嬉しそうに頑張っているじゃありませんか?
我々みたいなものです」
その人、ますます笑って、別れました。
この人とはその後も会うたびに10分ほど立ち話をします。
彼だけです。
笑顔一つ見せず、挨拶もしない人がほとんど。
大阪の下町とは大違い。

退職したとき、ほとんどの人は、どうやら、
「ああ、これで私の人生も下り坂になった。
納め時に近づいたなあ」
私は違いました。
職員たちに拍手で送り出された瞬間、感じたことは、
「ああ、これで自由になった!
これからがぼくの人生だ!」
何十年という職業生活で、やることはやった、
でも、社会への貢献はこれで終わり!
あとは自分のために生きるぞ!
それが私が待望した瞬間だったわけです。

どなたにもそんな気持ちは大なり小なりあるのでは?
でも、自分の職業、社会的地位を自分と思ってしまった人には、
「生身の自分こそ本当の自分で、
職業、社会的地位なんて、ただの衣服に過ぎない」
と考えるのはとても難しいようです。
私は、職業に就く前に、大先輩の講義を受けました。
「君たちねえ、みんなが君たちに頭を下げるだろうけど、
それは君たちの職責に頭を下げてるだけで、
君たちに本心から敬意を払っているんじゃないよ。
そのことを一生忘れちゃいけないよ」
私は、記憶力は抜群に悪いのに、
このときの先輩の表情、言葉はけっして忘れませんでした。
今でも、その場の情景をくっきりと思い出します。
それは底の底から私を粛然とさせる体験でした。
人生の恩人の一人だった、私はそう考えています。
彼の言葉は一生役に立ちました。

よく考えると、私の人生って、こんな恩人たちのお陰で、
なんとか保っているようなものですね。




b0226423_23194313.jpg
b0226423_23194958.jpg
b0226423_23195507.jpg
b0226423_23200095.jpg
b0226423_23200608.jpg
b0226423_23201507.jpg
b0226423_23202274.jpg
b0226423_23202912.jpg
b0226423_23203659.jpg
b0226423_23204357.jpg
b0226423_23205014.jpg
b0226423_23205662.jpg
b0226423_23210491.jpg
b0226423_23211260.jpg
b0226423_23211851.jpg
b0226423_23212418.jpg
b0226423_23213051.jpg
b0226423_23213681.jpg
b0226423_23214386.jpg
b0226423_23214963.jpg
b0226423_23215516.jpg
b0226423_23220306.jpg
b0226423_23220992.jpg
b0226423_23221641.jpg
b0226423_23222351.jpg
b0226423_23223087.jpg
b0226423_23223766.jpg
b0226423_23224570.jpg
b0226423_23225226.jpg
b0226423_23230020.jpg
b0226423_23230795.jpg
b0226423_23231390.jpg
b0226423_23231930.jpg
b0226423_23232681.jpg
b0226423_23233249.jpg
b0226423_23234023.jpg
b0226423_23234690.jpg
b0226423_23235872.jpg
b0226423_23240603.jpg
b0226423_23241247.jpg
b0226423_23241955.jpg
b0226423_23242641.jpg
b0226423_23243298.jpg
b0226423_23251862.jpg
b0226423_23252426.jpg
b0226423_23253083.jpg
b0226423_23253748.jpg
b0226423_23254368.jpg
b0226423_23254911.jpg
b0226423_23255700.jpg
b0226423_23260424.jpg
b0226423_23261024.jpg
b0226423_23264635.jpg
b0226423_23265236.jpg
b0226423_23265822.jpg
b0226423_23270587.jpg
b0226423_23284603.jpg
b0226423_23285320.jpg
b0226423_23290056.jpg
b0226423_23291664.jpg








by Sha-Sindbad | 2019-06-08 23:32 | PanTachar75/3.5 | Comments(0)

2086 刻み込む(2018年12月17日キノプラズマート25㎜F1.5が奈良町を重厚に捉えた)



宮崎貞安さんからキノプラズマート50㎜F1.5の復刻版、
VarioPrasma50mmF1.5
が送られてきたことはすでに報告しました。
同時に送られてきた超大口径レンズ、
ISM50mmF1.0を早期に返還しなければならない都合上、
VarioPrasma50mmF1.5の試写は後回しになっています。

その間に、ほぼ同等の条件で撮られたCマウントレンズ、
キノプラズマート25㎜F1.5
の写真群をご覧頂くことにしましょう。

このレンズをオリンパスE-PL1に付けると、
見かけ上の写りは50㎜レンズ相当となります。
私には確認しようもありませんが、
おそらくオリジナルのキノプラズマート50㎜F1.5とは、
異質かつ一段落ちる画質だろうと思います。
でも、キノプラズマート25㎜F1.5にはそれなりに、
キノプラズマート族の一員であることの誇りが感じられます。
私にとって、という限定付はありますが、
いつもどこか誇りに充ちた毅然たる香りが燻り立つ感じがするのです。
でも、私のひいき目に過ぎないかも知れません。

とにかくずらりと並べて、
ごらんに入れることにしましょう。




b0226423_21511673.jpg
b0226423_22484842.jpg
b0226423_22490058.jpg
b0226423_22491959.jpg
b0226423_22492990.jpg
b0226423_22494110.jpg
b0226423_22495194.jpg
b0226423_22522565.jpg
b0226423_22523216.jpg
b0226423_22524066.jpg
b0226423_22524762.jpg
b0226423_22525611.jpg
b0226423_22530306.jpg
b0226423_22530924.jpg
b0226423_22531768.jpg
b0226423_22532594.jpg
b0226423_22533299.jpg
b0226423_22534098.jpg
b0226423_22535362.jpg
b0226423_22541218.jpg
b0226423_22542185.jpg
b0226423_22542800.jpg
b0226423_22544212.jpg
b0226423_22560208.jpg
b0226423_22561721.jpg
b0226423_22562661.jpg
b0226423_22564013.jpg
b0226423_22565451.jpg
b0226423_22570587.jpg
b0226423_22580282.jpg
b0226423_22582481.jpg
b0226423_22583445.jpg
b0226423_22584820.jpg
b0226423_23023844.jpg
b0226423_23025203.jpg
b0226423_23030184.jpg
b0226423_23031231.jpg
b0226423_23032200.jpg
b0226423_23033033.jpg
b0226423_23033836.jpg
b0226423_23034684.jpg
b0226423_23035278.jpg
b0226423_23040518.jpg
b0226423_23041861.jpg
b0226423_23042620.jpg
b0226423_23043394.jpg
b0226423_23050879.jpg
b0226423_23051761.jpg
b0226423_23052401.jpg
b0226423_23053310.jpg
b0226423_23054161.jpg
b0226423_23060291.jpg
b0226423_23060960.jpg
b0226423_23062237.jpg
b0226423_23063231.jpg
b0226423_23064510.jpg
b0226423_23074767.jpg
b0226423_23080177.jpg





by Sha-Sindbad | 2019-05-25 23:33 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)

2082 晩秋(2018年12月6日奈良町とズマロン35㎜F3.5は相性がよかった)



目を開いて探すと、面白い言葉がいろいろと見つかるものですね。
今度見つかったのは彫刻家のイサムノグチの言葉。

 日本では、人が年老いて最後にたどりつく趣味は石だと言われている。
 ただの石、自然のままの石が玄人の目には
 すでに出来上がった彫刻なのである。
 しかしこの言い方は完全には正しくない。
 肝心なのは見る観点だ。
 どんな物をも、一個の古靴でさえも、
 彫刻となるものは、
 その見方と置き方なのである。

うれしい言葉です。
ロボグラフィについても、まったく同じことが言えるのですから。

 どんな物をも、一個の古靴でさえも、
 ロボグラフィとなるものは、
 その見方と置き方なのである。

大抵の方は承服しないで、
こうおっしゃるでしょう。

 どんな物をも、一個の古靴でさえも、
 どんな風に見方と置き方を変えても、
 写真とはならない

もちろんおっしゃるとおりです。
「ロボグラフィ」なる写真分野は存在しません。
私がロボグラフィと称して撮っている写真は、
誰の目から見ても、「写真作品」と言えるものではありません。
第一、私も「写真作品である」と称したことはありません。
私は、だから、アマチュア写真家であると自称したこともありません。
ただの写真好き。

もっとも、こう言い張るからと言って、
なにか一層高級なステータスを自ら放棄したつもりもありません。
多くの敵を作る危険を冒して断言しますと、
「もし、写真家を一個の独自な視点で写真作品を創造する人
と規定するならば、
アマチュアはたくさん居るけれど、
写真家と言える人はほとんど稀にしか居ない。」
こんな視点から見れば、「私は写真家です」という言葉は、
ほとんどの場合、自称、願望表現に過ぎないことになります。
だから、私が「写真家ではございません」と言ったからと言って、
別にことさらに卑下したり謙遜したりしたわけじゃありません。

私が敬愛する二人の写真家、
アンリ・カルティエ・ブレッソンと木村伊兵衛は、
いずれも視点も撮り方も違いますが、
人間を中心とするスナップ写真で一家を成しました。
二人の作品を眺めていきますと、第二次世界大戦を挟む時代の
人間相、社会相が巧まずして浮かび上がってきます。
生の人間たちが時代の中でどんな風に躍動していたか、
という人間的真実のドキュメントとなっています。

カルティエ・ブレッソンの言葉はそれを表しています。

  どんな人をも、一個の影でさえも、
  写真ドキュメントとなるものは、
  その見方と撮り方なのである。

カルティエ・ブレッソン、木村伊兵衛は、
そんな写真ドキュメントとなるよう、自分の写真を撮ったのです。
でも、彼らだけではありません。
当時世界に輩出した偉大な写真家たちは、
当時の時代層、社会、人間の生き方を活写し、
後世のために貴重な記録を残してくれました。

私のロボグラフィは、そんな記録とはなりえません。
カエサルの史上最短の報告文が、
「来た、見た、勝った」でした。
私のロボグラフィもそれです。
「来た、見た、撮った」
カエサルの報告は外敵の侵入を防ぐことができた、
という共和国の運命に関する公的な報告でした。
私の報告は、あくまでもプライベート。
ですから、私のロボグラフィは写真作品にはなりえないのです。
そのつもりすらまったくないのですから。

人間は孤島です。
ヴェトナム戦争で、米軍は見晴らしの良い高台に砦を構えたところ、
かえってヴェトコンに包囲され、曲射砲の雨にさらされました。
兵士たちはそれぞれ小さな穴を掘って身を隠しました。
地面に下方から飛んでくる弾丸からは安全でしたが、
弧を描いて飛び込んでくる曲射砲の砲弾を逃れる術はなく、
ひたすら自分の穴に的中しないことを神に祈り続けました。
でも、いつかは頭の上に落ちてくる砲弾を見たかもしれません。

人間はみんな米軍海兵隊員と同じ運命にさらされています。
彼らの何人かは、幸運にも弾丸を見ることなく、
救援を受けることができました。
私たちの場合はいつか必ず落ちてくる砲弾を受けるのでしょう。
誰もヘリコプターによる救援を受けることはできません。
でも、一つ、慰めがあります。
いつ弾丸が落下してくるか、誰にも分からない!
知らない間に、やられてしまうこともある!

マルティン・ハイデガーは「常に死を忘れるな」と教えました。
私はついにハイデガーの生徒にはなりませんでした。
忘れてもいいなないの?

  「常に死を忘れよ」
  「今、この瞬間に集中せよ」

それが私のモットーです。

私は道を歩くときは、それがどこであれ、
カメラを手にしていますが、
自己集中力に優れた人は別として、
私のように注意力散漫な人間には、
これ以上に今、この瞬間に集中できる方法はありません。

注意力は散漫でも、持続力だけは人に負けない私は、
この習慣を45年以上続けてきました。
ロビン・フッドは死のベッドで、名優のリトル・ジョンに助けられて、
愛用の弓で窓の外に向かって一本の矢を放ち、そして、息を引き取りました。
理想の死に方ではありませんか?
私もそうしたいですね。

さて、奈良町をソニーα7にズマロン35㎜F3.5を付けて撮りました。
このレンズを」使うたびに、このレンズの懐は深い、そう感じます。
どこに行っても、しっかり私の気持ちに沿ってくれます。
イサムノグチさんにしたがって、こう言ってみたくなります。
 
 どんな物をも、一個の古靴でさえも、
 ロボグラフィとなるものは、
 その見方と置き方なのであるが、
 それでもズマロンで撮ったときの気分は格別。



b0226423_22012702.jpg
b0226423_22035499.jpg
b0226423_22040340.jpg
b0226423_22041030.jpg
b0226423_22042146.jpg
b0226423_22043065.jpg
b0226423_22043878.jpg
b0226423_22055457.jpg
b0226423_22060136.jpg
b0226423_22065477.jpg
b0226423_22072185.jpg
b0226423_22072968.jpg
b0226423_22073787.jpg
b0226423_22074645.jpg
b0226423_22075311.jpg
b0226423_22080007.jpg
b0226423_22080654.jpg
b0226423_22081485.jpg
b0226423_22082102.jpg
b0226423_22082999.jpg
b0226423_22090147.jpg
b0226423_22091003.jpg
b0226423_22091789.jpg
b0226423_22092336.jpg
b0226423_22093012.jpg
b0226423_22093772.jpg
b0226423_22094535.jpg
b0226423_22095165.jpg
b0226423_22095959.jpg
b0226423_22100603.jpg
b0226423_22101453.jpg
b0226423_22102035.jpg
b0226423_22102577.jpg
b0226423_22103466.jpg
b0226423_22104264.jpg
b0226423_22104847.jpg
b0226423_22105902.jpg
b0226423_22110972.jpg
b0226423_22111506.jpg
b0226423_22112131.jpg
b0226423_22112770.jpg
b0226423_22113263.jpg
b0226423_22114342.jpg
b0226423_22115413.jpg
b0226423_22120386.jpg
b0226423_22120948.jpg
b0226423_22121516.jpg
b0226423_22122320.jpg
b0226423_22122939.jpg
b0226423_22123599.jpg
b0226423_22124268.jpg
b0226423_22124873.jpg
b0226423_22125873.jpg
b0226423_22130444.jpg
b0226423_22131027.jpg
b0226423_22131674.jpg
b0226423_22132332.jpg
b0226423_22132958.jpg
b0226423_22135217.jpg
b0226423_22135982.jpg
b0226423_22140848.jpg
b0226423_22141530.jpg
b0226423_22142213.jpg
b0226423_22143349.jpg
b0226423_22145998.jpg
b0226423_22151545.jpg
b0226423_22152289.jpg
b0226423_22152929.jpg
b0226423_22153689.jpg
b0226423_22155658.jpg
b0226423_22160574.jpg
b0226423_22161679.jpg
b0226423_22163419.jpg
b0226423_22164219.jpg
b0226423_22165831.jpg
b0226423_22170799.jpg
b0226423_22172917.jpg
b0226423_22173654.jpg
b0226423_22174168.jpg
b0226423_22174820.jpg
b0226423_22175629.jpg
b0226423_22180288.jpg
b0226423_22180982.jpg
b0226423_22181561.jpg
b0226423_22182221.jpg
b0226423_22182821.jpg
b0226423_22183501.jpg
b0226423_22190601.jpg
b0226423_22191200.jpg
b0226423_22191917.jpg
b0226423_22200709.jpg
b0226423_22201372.jpg
b0226423_22201874.jpg
b0226423_22202381.jpg
b0226423_22202980.jpg
b0226423_22203457.jpg
b0226423_22203901.jpg
b0226423_22204504.jpg
b0226423_22205116.jpg
b0226423_22205613.jpg
b0226423_22210149.jpg
b0226423_22210708.jpg
b0226423_22211349.jpg
b0226423_22211956.jpg
b0226423_22212463.jpg
b0226423_22213073.jpg
b0226423_22213536.jpg
b0226423_22215354.jpg
b0226423_22215936.jpg
b0226423_22220741.jpg
b0226423_22221352.jpg
b0226423_22221937.jpg






by Sha-Sindbad | 2019-05-14 22:25 | Summaron35/3.5 | Comments(0)

2081 凄い子供達︎(2018年11月28日奈良町をダルメイヤー25㎜F1.9が忍びやかに)



偶然、凄い子供達をyoutubeで知りました。

  日本生まれ日本育ちの川上拓土くん(8)
  【驚愕】倉敷で観光ガイドする子供が凄すぎる!
 
とにかく流暢な本格的英語ガイドです。
でも、ただ暗記しているのではありません。
外国人ツーリストと当意即妙、ウィット一杯に受け答えして、
まるでベテランのガイドさん。

拓土くんだけではありません。
いくつもビデオがあるようです。
どうやら新手の英語力アップの秘法ということらしい。
でも、一体どうやれば、こんな離れ業をできるのでしょう?
自分自身と比較して、つくづく賛嘆せざるをえません。

また、あちこちに幾人もいるようです。
その1人に、ツーリストの男性がつくづくと、
「ぼくは英語教師なんだけど、
これまで教えた誰よりも優秀だよ」
こんな子供たちが出てくるほどに、
日本の子供達は国際化しているのでしょうか?

3つか4つのビデオしか覗いていませんが、
子供達ののびのびとした受け答えにつくづく讃嘆し、
ついで、我が身を振り返って、恥ずかしくなりますね。
すでに海外旅行をする資金も尽き、
ご覧のように、ほとんど徒歩を移動手段として、
近場ばかり歩き回っています。
普段、日本語会話さえあまりしないので、
だんだんと語学力全般劣化の一途を辿っている感じさえします。

せめて写真撮影の腕だけは現状を保ちたいものです。
でも、どんな能力にも言えることですが、
現状を維持したければ、現状をしのぐレベルアップを目指して、
一層の努力を重ねなければなりませんね。
私のように、ほとんど同じ場所で、完全に同じ撮り方をする限り、
技術も感性も貧弱になっていくものです。

そこで、頼りたい奥の手があります。
名レンズたち。
今回は、ダルメイヤー25㎜F1.9。
奈良町のロボグラフィたちをほんのりとキャッチしてくれます。
廉価版のチビレンズですが、
本サイトですでに40回も採り上げた、私の大のお気に入りレンズ。
私にとっては、この古めかしいペッツヴァール表現に出会うたびに、
現代レンズの完璧描写にどうしても馴染めないのはなぜなのか、
よーく分かる感じがします。
そんな私の気持ちはおそらくどなたにも理解していただけないでしょう。



b0226423_17311586.jpg
b0226423_17320251.jpg
b0226423_17320930.jpg
b0226423_17321671.jpg
b0226423_17322275.jpg
b0226423_17322897.jpg
b0226423_17323768.jpg
b0226423_17324325.jpg
b0226423_17325483.jpg
b0226423_17330094.jpg
b0226423_17331132.jpg
b0226423_17331826.jpg
b0226423_17332468.jpg
b0226423_17333062.jpg
b0226423_17334036.jpg
b0226423_17334878.jpg
b0226423_17335757.jpg
b0226423_17340408.jpg
b0226423_17341133.jpg
b0226423_17341839.jpg
b0226423_17345166.jpg
b0226423_17351458.jpg
b0226423_17352358.jpg
b0226423_17353222.jpg
b0226423_17354929.jpg
b0226423_17355817.jpg
b0226423_17361247.jpg
b0226423_17362124.jpg
b0226423_17362934.jpg
b0226423_17363678.jpg
b0226423_17364391.jpg
b0226423_17365145.jpg
b0226423_17365871.jpg
b0226423_17371551.jpg
b0226423_17372264.jpg
b0226423_17373181.jpg
b0226423_17373843.jpg
b0226423_17374940.jpg
b0226423_17375676.jpg
b0226423_17380382.jpg
b0226423_17381584.jpg
b0226423_17382665.jpg
b0226423_17392676.jpg
b0226423_17394612.jpg
b0226423_17395334.jpg
b0226423_17395973.jpg
b0226423_17401045.jpg




by Sha-Sindbad | 2019-05-08 17:45 | Apoquaria28/2 | Comments(0)

2076 威風堂々(2018年11月18日ホロゴン15㎜F8が奈良町を闊歩して)



この頃、素敵な言葉がよく見つかります。

「藁屋に名馬を繋ぎたるがよし」

室町の茶人、村田珠光の言葉だそうです。
同種の馬群の中を駈けていると、観る人が観れば分かるのでしょうけど、
観る目のない人には、どれが名馬でどれが駄馬か、分からないものです。
でも、藁屋にただ一頭繋がれている姿を見れば、
誰の目にも名馬のただならぬ輝きには目を見張るでしょう。

アートはすべてコントラストが鍵です。
というより、この世界のすべてはコントラストが鍵です。
ホワイトヘッドは、存在が創造的に変化していく鍵はコントラストにあるとしました。
どんな存在も安定、静止は堕落に通じます。
生きるためには変化し、向上するしかないのです。

トインビーは文明の誕生、発展の鍵は「挑戦と応戦」にあるとしました。
彼の名句は「オールを休めると、文明は滅亡する」
人間もそうですね。
オールを休めると、失速し、老化し、死に至ります。
無敵の勝者がいつか無残にも一敗地にまみれる運命に見舞われるのは、
新しい状況に、かつて無敵であった手法をいつまでも使い続けようとするためです。
死ぬまで失速したり老いたりしたくなければ、オールをこぎ続けること、
どんどんと革新していくこと、これしかないのです。
あなた、テレビづけになっていませんか?
新しい情報を手に入れたい?
だったら、パソコンで十分。
しかも、そんな新しい情報があなたにどれだけ役に立ちますか?
泡と消えて行って、昨日のニュースがなんだったか覚えていますか?
生きることはニュースを追い求めることではありません。
自分自身の成長に役立つなにかを手に入れ、変化し続けること、成長し続けること、
ではありませんか?

ホワイトヘッドの最重要のコンセプトは「新しさnovelty」でした。
旧套墨守は退歩の引き金、
新しさが躍進の引き金、というわけです。
でも、新しさは従来の生活、従来の見方の延長上には見つかりません。
まったく新しい場に自分をどんどん自分を置いていかない限り、
新しさに直面することはできません。

こんな風に考えると、はたと気づきます。
私のように、どこにも行かないで、いつも同じ場所で写真を撮っている人間に、
新しさはどこにあるでしょう。
どこにもないかも知れません。
でも、私のモチベーションは落ちません。
新しさは外になくてもよい、
内に新しさを感じることだって、できるはず、私はそう考えたいのです。

私のロボグラフィに新しさなどありません。
私にとっては、写真としての新しさなど無関係。
私は写真家ではないのです。
自分の人生に写真を活かしたいだけ。
私にとっては、今日、このロボグラフィに出会ったこと、
それが新しい体験。

こんな私に、村田珠光の「藁屋に名馬を繋ぎたるがよし」はどんな意味を持つか?
私は「人生、意気に感ず」という言葉が大好きです。
余談ですが、古代から中国人が一番大事にしてきた価値はなんだと思いますか?
私は「義」だと思います。
「義を見てせざるは勇なきなり」
これも名言ですね。
司馬遷の史記が今なお私たちの心をときめかせ続けるのは、
中国人が文字通りこの言葉を生きてきたからですね。
一度約束したら、生涯守り続ける、
状況の変化なんていう現実主義はとらない、これが古代中国人でした。
諸葛孔明なんて、自分を見いだしてくれた劉備との約束を守り続けることで、
一生義を守り、義に死んだ人間ですが、
そのような人が文字通り山ほど居るのが中国史の面白さです。
私もそんな人間でありたいと願ってきました。その一つの実行が、「始めたことはやめない」です。
妻と一生生き続ける、というのが、私にとって最も大切な義なのですが、
このいわば大義に続いて守ってきたのが、
実のところ、写真を愛し続けることでした。
(音楽への愛情は実のところ妻よりも古いのですが、
これは妻も同様なので、お互い、許し合っているわけです)

職業生活の日々は長く厳しい時代ですが、
それを一度もくじけずに、心身を壊さず生き延びることができたのは、
どんなに忙しくても、どんなに仕事が待っていても、
毎週末には撮影に出て、ロボグラフィをとり続けたことでした。

風景写真家はどうやら季節に左右されるようです。
季節ごとに被写体となる風景を追い求めるのですが、
たとえば、冬枯れともなると、長い休眠に入ることとなります。
目的地の往還はひたすら移動だけ。
ロボグラフィは違います。
一歩家を出た瞬間から撮影は始まります。
そして、家に入る瞬間まで撮影が続きます。
観ることは、ロボグラフィと出会うこと、
そして、ロボグラフィはどこにでも隠れているのですから。
「藁屋に名馬を繋ぎたるがよし」
なんでもない道ばたにはそんな名馬が待っているのです。
私にとって、「名馬」とは、私をはっとさせる存在。
やあやあ、そんなところで、頑張ってるじゃないか!
そう感じさせてくれるものたち、それがロボグラフィ。
私の写真は全部そんなロボグラフィ。
そして、私も社会の中で、
道ばたのロボグラフィとまったく同じ存在です。
誰も私のことなど気にとめない。
誰も私のことを忘れている。
でも、私の心は生き生きと躍動しています。
私は、体格も普通で、容貌、容姿はさえず、
風采の全然上がらない人間ですが、
でも、目だけは生き生きしています。
どの瞬間、どの場所でロボグラフィたちに出会えるか、
完全に予測不能の人生なので、
油断できず、心をわくわくさせて周囲を観察しつつ歩き回っているのですから、
私にとっては、「途中」というものがありません。
絶頂体験の可能性を秘めた瞬間で満ちている!

こんな風に感じられるようになったのも、
私が常に写真でその体験を記録できるという態勢を創り出したからです。
どんな人も自分の好きなこととなると、
目が輝き、動作がキビキビとしはじめます。
私にとって、全瞬間がそれなのですから、
ずっと私の心は生き生きとし続けている。
自分で意識的に生み出した生き方ではありません。
私の人生にいつしか染みついた生き方です。
だから、私にとっては本物。

ホロゴンをソニーα7に付けて、
奈良町を歩きました。
他のどんなレンズとも異なる描写をプレゼントしてくれます。
完璧に近い補正が施された現代レンズの愛用者には、
容認しがたい癖の画像でしょう。
私のブログ写真など、現代のほとんどのアマチュアカメラマンの目には、
容認しがたいほど稚拙な失敗画像と映っていることは、私も承知しています。
それでよいのです。
おかげで、私はひっそりと自分のブログ日記を楽しめます。




b0226423_22482108.jpg
b0226423_22483259.jpg
b0226423_22484174.jpg
b0226423_22485089.jpg
b0226423_22485766.jpg
b0226423_22490308.jpg
b0226423_22490986.jpg
b0226423_22492113.jpg
b0226423_22492691.jpg
b0226423_22493314.jpg
b0226423_22493944.jpg
b0226423_22494873.jpg
b0226423_22495945.jpg
b0226423_22500585.jpg
b0226423_22501173.jpg
b0226423_22501705.jpg
b0226423_22502237.jpg
b0226423_22502817.jpg
b0226423_22503587.jpg
b0226423_22504188.jpg
b0226423_22504715.jpg
b0226423_22505349.jpg
b0226423_22505819.jpg
b0226423_22510425.jpg
b0226423_22511081.jpg
b0226423_22511659.jpg
b0226423_22512323.jpg
b0226423_22554732.jpg
b0226423_22555488.jpg
b0226423_22560086.jpg
b0226423_22560529.jpg
b0226423_22561212.jpg
b0226423_22561718.jpg
b0226423_22562606.jpg
b0226423_22563748.jpg
b0226423_22564720.jpg
b0226423_22565668.jpg
b0226423_22570389.jpg
b0226423_22571077.jpg
b0226423_22571755.jpg
b0226423_22572422.jpg
b0226423_22573053.jpg
b0226423_22573742.jpg
b0226423_22574312.jpg
b0226423_22574921.jpg
b0226423_22575588.jpg
b0226423_22580521.jpg
b0226423_22581196.jpg
b0226423_22581724.jpg
b0226423_22582486.jpg
b0226423_22583138.jpg
b0226423_22583898.jpg
b0226423_22584669.jpg
b0226423_22585276.jpg
b0226423_22585805.jpg
b0226423_22590445.jpg
b0226423_22591043.jpg
b0226423_22591674.jpg
b0226423_22592381.jpg
b0226423_22592871.jpg
b0226423_22593484.jpg
b0226423_22594150.jpg
b0226423_22594889.jpg
b0226423_22595497.jpg
b0226423_23001848.jpg
b0226423_23002524.jpg
b0226423_23003522.jpg
b0226423_23004233.jpg
b0226423_23004987.jpg
b0226423_23005672.jpg
b0226423_23010393.jpg
b0226423_23011162.jpg
b0226423_23011837.jpg
b0226423_23012524.jpg
b0226423_23013237.jpg
b0226423_23013826.jpg
b0226423_23014408.jpg
b0226423_23015052.jpg
b0226423_23020768.jpg
b0226423_23021498.jpg
b0226423_23022311.jpg
b0226423_23023028.jpg
b0226423_23023709.jpg
b0226423_23024592.jpg
b0226423_23025358.jpg
b0226423_23030017.jpg
b0226423_23030727.jpg
b0226423_23031452.jpg
b0226423_23032639.jpg
b0226423_23033342.jpg
b0226423_23033940.jpg
b0226423_23040106.jpg
b0226423_23041321.jpg
b0226423_23042899.jpg
b0226423_23043692.jpg






by Sha-Sindbad | 2019-04-18 23:24 | Hologon15/8 | Comments(0)

2075 傾国のレンズ(2018年11月17日奈良町のビオゴン21㎜F4.5の足取りは重く)



ツァイスの35㎜判用広角レンズの最高峰は、もちろん、

  hologon15㎜F8。

いわゆる35㎜判の広角レンズとして、
ツァイスばかりではなく、世界的に見ても、白眉、
私はそう確信しています。
全部使った訳ではないので、実地に確認したわけではありません。
でも、やっぱりそう確信していることは否定できません。

ホロゴンほどのレベルではありませんが、
使う度に、「これはこれは、やっぱり凄い!」
そう感嘆させられてしまうのが、

  ビオゴン21㎜F4.5

現代にも同名のレンズがコシナから発売されて、
評判が良いようです。
おそらく昔のビオゴンのレンズ特性の改良版なのでしょう。
でも、私にとっては、この現代の改良がくせもの。
オリジナルビオゴンの癖を取り、遙かに高性能にする、
このコンセプトが私にとっては迷惑そのもの。
そのような改良の行く先は常に、超シャープ主義。
名レンズを名レンズたらしめている所以は、
常に、シャープネスの面ではない。
生き生きとして、圧倒的な深みに満ちた再現性、
これではないでしょうか?

私の友人はかつて、こう言っていました。
「ビオゴンは20世紀の十大発明の一つや!」
ちょっと大げさですが、
ハッセルブラッドのSWCの38mmF4.5、
オールドコンタックスの21mmF4.5、
この2本のビオゴンを使ったことがある人なら、
ほぼ完全に納得するでしょう。

ほぼ完全なレンズ性能、
完璧な精密感、
並ぶもののないほどの透徹した清澄な味わい、
リアルなのだけど、その陰から立ち上る異界の香り....

中国では、最高の美女は「傾国の美女」と呼ばれました。
私にとっては、ビオゴン属は、ホロゴンに次ぐ傾国のレンズ。
私の財政はこれらのレンズによって確かに傾きました。
やれやれ...........




b0226423_23340101.jpg
b0226423_23340794.jpg
b0226423_23341282.jpg
b0226423_23341878.jpg
b0226423_23342332.jpg
b0226423_23342857.jpg
b0226423_23343439.jpg
b0226423_23343983.jpg
b0226423_23344569.jpg
b0226423_23345111.jpg
b0226423_23345633.jpg
b0226423_23351563.jpg
b0226423_23352462.jpg
b0226423_23353226.jpg
b0226423_23353969.jpg
b0226423_23354537.jpg
b0226423_23355096.jpg
b0226423_23355601.jpg
b0226423_23360286.jpg
b0226423_23360909.jpg
b0226423_23361483.jpg
b0226423_23362076.jpg
b0226423_23362653.jpg
b0226423_23363121.jpg
b0226423_23363761.jpg
b0226423_23364291.jpg
b0226423_23364986.jpg
b0226423_23365586.jpg
b0226423_23370062.jpg
b0226423_23370764.jpg
b0226423_23371553.jpg
b0226423_23372197.jpg
b0226423_23372736.jpg
b0226423_23373356.jpg
b0226423_23373876.jpg
b0226423_23374439.jpg
b0226423_23375215.jpg
b0226423_23375813.jpg
b0226423_23380481.jpg
b0226423_23380982.jpg
b0226423_23381754.jpg
b0226423_23382437.jpg

b0226423_23314813.jpg
b0226423_23315622.jpg
b0226423_23320183.jpg
b0226423_23320726.jpg
b0226423_23321266.jpg
b0226423_23321866.jpg
b0226423_23325610.jpg
b0226423_23330322.jpg
b0226423_23330810.jpg
b0226423_23331317.jpg
b0226423_23331956.jpg
b0226423_23332418.jpg
b0226423_23332937.jpg
b0226423_23333462.jpg
b0226423_23333962.jpg
b0226423_23334562.jpg
b0226423_23335052.jpg
b0226423_23335535.jpg






by Sha-Sindbad | 2019-04-16 23:40 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

2073 小は大を兼ねる(2018年8月8日奈良町でのメオスティグマート50㎜F1は至宝かも?)



久しぶりにチェコのレンズを奈良町に持ち出しました。

  メオスティグマート50㎜F1

どうやら映写機用レンズらしい。
絞りもないし、ヘリコイドリングもない。
ずどんと、ただの筒型のレンズ。
ヨーロッパの知恵者が超硬度の厚紙で作った筒にこれを収めて、
ソニーα7のマウントを付けてくれました。

なにしろ超大口径で、無限大から超接写まで自由自在の、
機能は限定され、周辺光量は落ちますが、
その代わり、適材適所で超絶写真が撮れます。

ソニーα7に付けて持ち出しました。
おそらく感度を50まで落として設定できるデジタルカメラは少ないでしょう。
しかも、50㎜の焦点距離のまま使えるので、撮りやすい。
改造者は、まさに最上のカメラで使えるようにしてくれた訳です。

ebayで落札した当初は、カメラを下に向けると、
レンズが滑り落ちそうになりました。
なぜか今ではそのようなこともなく、
なんのストッパーもないのに、レンズは紙製鏡胴から滑り出さず、
フォーカシングの滑らかさも文句なし、という状態に落ち着いています。
改造者の丁寧な心遣いを実感することができます。
万事に丁寧、周到な仕事ができる人でないと、こうはならないでしょう。
並の人ではないかも知れません。




b0226423_23254363.jpg
b0226423_23255062.jpg
b0226423_23255651.jpg
b0226423_23260164.jpg
b0226423_23260737.jpg
b0226423_23261358.jpg
b0226423_23261985.jpg
b0226423_23262559.jpg
b0226423_23263091.jpg
b0226423_23263644.jpg
b0226423_23264289.jpg
b0226423_23264867.jpg
b0226423_23265480.jpg
b0226423_23265930.jpg
b0226423_23270509.jpg
b0226423_23271187.jpg
b0226423_23271786.jpg
b0226423_23272211.jpg
b0226423_23272838.jpg
b0226423_23273424.jpg
b0226423_23274043.jpg
b0226423_23274605.jpg
b0226423_23275111.jpg
b0226423_23275705.jpg
b0226423_23280405.jpg
b0226423_23280912.jpg
b0226423_23281861.jpg
b0226423_23282404.jpg
b0226423_23283086.jpg
b0226423_23283573.jpg
b0226423_23284117.jpg
b0226423_23284635.jpg
b0226423_23285207.jpg
b0226423_23290237.jpg
b0226423_23290986.jpg
b0226423_23291508.jpg
b0226423_23292275.jpg
b0226423_23292775.jpg
b0226423_23293370.jpg
b0226423_23293921.jpg
b0226423_23294517.jpg
b0226423_23295128.jpg
b0226423_23295729.jpg
b0226423_23301029.jpg
b0226423_23301629.jpg
b0226423_23302374.jpg
b0226423_23303071.jpg
b0226423_23303666.jpg
b0226423_23304264.jpg
b0226423_23304826.jpg
b0226423_23310420.jpg
b0226423_23311078.jpg
b0226423_23311672.jpg
b0226423_23312250.jpg
b0226423_23312986.jpg
b0226423_23313553.jpg
b0226423_23314258.jpg
b0226423_23314946.jpg
b0226423_23315558.jpg
b0226423_23320300.jpg
b0226423_23320923.jpg
b0226423_23321515.jpg
b0226423_23322192.jpg
b0226423_23322790.jpg
b0226423_23323321.jpg
b0226423_23324340.jpg
b0226423_23325108.jpg
b0226423_23325809.jpg
b0226423_23330589.jpg
b0226423_23331286.jpg
b0226423_23332148.jpg
b0226423_23334448.jpg
b0226423_23335109.jpg
b0226423_23340009.jpg
b0226423_23340702.jpg
b0226423_23341216.jpg
b0226423_23342047.jpg
b0226423_23342623.jpg
b0226423_23343264.jpg
b0226423_23343953.jpg
b0226423_23344611.jpg
b0226423_23345380.jpg
b0226423_23354564.jpg
b0226423_23355394.jpg
b0226423_23355908.jpg
b0226423_23360693.jpg
b0226423_23361265.jpg
b0226423_23361952.jpg
b0226423_23362687.jpg
b0226423_23363208.jpg
b0226423_23363969.jpg
b0226423_23364601.jpg
b0226423_23365227.jpg
b0226423_23365820.jpg
b0226423_23370518.jpg
b0226423_23371296.jpg
b0226423_23371932.jpg
b0226423_23372541.jpg
b0226423_23373255.jpg
b0226423_23373978.jpg
b0226423_23374668.jpg
b0226423_23375311.jpg
b0226423_23380086.jpg
b0226423_23380643.jpg
b0226423_23381382.jpg
b0226423_23381998.jpg





by Sha-Sindbad | 2019-04-11 23:41 | Meostigmat50/1 | Comments(0)