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午後12時45分、陳少林先生の揚琴伴奏レッスンが修了。
駅構内のパン屋さんの喫茶室で昼食と決めて、
急ぎ足で歩きながらの7分、20枚ちょっと撮りました。
日陰ばかり歩いたせいもあるでしょうけど、
もともと色のないただのビル街。
もともと地味なロボグラフィがさらに地味に撮れました。
ライカM9には、ソニーα7のようにヘリコイドリングがないので、
私の望むとおりに接近することができないこともありますが、
やはり空腹がこたえて、急ぎ足になりすぎたせいもありそう。
でも、おかげさまで、たどりついた喫茶室では、
ただのパン食でしたが、ご機嫌になりました。
お隣のおばあちゃん二人がなにも注文せずに、
ひたすらおしゃべりを楽しんでいるのも楽しい発見。
ふーむ、こんな節約方法もあるんだ!
覚えておこう!






















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by Sha-Sindbad
| 2017-02-12 15:30
| Pan.Tachar50/2.3
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いつもバス停までの道すがら、私の撮影は始まります。
本ブログにバス停までのロボグラフィを何度アップしたでしょうか?
幾度か私のブログに付き合った方はすでに飽き飽きでしょう。
なんで、こんなに一緒のものを何度も何度も撮るの?
そこで、前回の続きになります。
人の反応、人の賞賛を写真の一つの支えとしている人は、
次第に消耗してしまうようです。
私は、人の反応、人の賞賛など、写真の支えにしていません。
たいていの写真家には、
傑作写真は自我の拡張、確認、確立、完成なのでしょう。
私にとって、私の愛しのレンズの能力の確認であり賛美であり、
その意味での私の喜びですが、それ以上のものではありません。
だから、写真が長続きしています。
同じものだって、いくらでも、何度でも撮ります。
別のレンズで撮れば、別の顔が、別の喜びが見えてくるからです。
となると、私は飽きるはずがないわけです。
私にマンネリは無縁なので、写真へのエネルギーが枯渇しません。
傑作作品を求める方はいつか才能が尽き、エネルギーが尽きる、
そんな危険を抱えて生きているようです。
写真をやめる方も多いようです。
40何年か、私が写真撮影を愛し続けて、やむことがないのは、
私が妻を愛し続けて、やむことがないのと同じ。
飽きる方がどうかしているんじゃありませんか?





















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by Sha-Sindbad
| 2017-02-11 22:29
| Pan.Tachar50/2.3
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2017年1月の吉田正写真教室に持参しましたセットは、
昨年12月16日、5歳の孫プリンスのピアノレッスン日、
プリンスのマンションとJR加美駅の往還に撮った写真たち。
カメラはソニーα7。
レンズは私にとっては、ホロゴンに次ぐ極上のロボグラフィレンズ、
アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3
私にとっては、極上の写真たち。
なぜ?
そのとき、その場の私の気持ちがそのまま出ているから。
でも、その場にいなかった人には分からない気持ち。
教室に10枚セットで持参して、ご覧頂いたのですが、
さて、教室の皆さんがどう受けとったか、私には分かりません。
皆さん、優れた写真作品を目指して努力しておられる方ばかり。
ありきたりのものをありきたりの撮り方で撮る、
そんな私の写真ではなにもピンと来るものがない、
という感じかも知れません。
先生から尋ねられました、
「どんなコンセプトで組んだのですか?」
私、「いえ、ただ、並べただけです」
これじゃ、写真教室としてのアドバイスをしたくても、
ちょっと無理。
「私なら、この3枚で組みますね」
そうおっしゃって、3枚選んでいただきました。
さあ、吉田正さんのようなストリート作家が選ぶとしたら、
どの写真でしょう?
お暇なら、考えてみてください。










昨年12月16日、5歳の孫プリンスのピアノレッスン日、
プリンスのマンションとJR加美駅の往還に撮った写真たち。
カメラはソニーα7。
レンズは私にとっては、ホロゴンに次ぐ極上のロボグラフィレンズ、
アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3
私にとっては、極上の写真たち。
なぜ?
そのとき、その場の私の気持ちがそのまま出ているから。
でも、その場にいなかった人には分からない気持ち。
教室に10枚セットで持参して、ご覧頂いたのですが、
さて、教室の皆さんがどう受けとったか、私には分かりません。
皆さん、優れた写真作品を目指して努力しておられる方ばかり。
ありきたりのものをありきたりの撮り方で撮る、
そんな私の写真ではなにもピンと来るものがない、
という感じかも知れません。
先生から尋ねられました、
「どんなコンセプトで組んだのですか?」
私、「いえ、ただ、並べただけです」
これじゃ、写真教室としてのアドバイスをしたくても、
ちょっと無理。
「私なら、この3枚で組みますね」
そうおっしゃって、3枚選んでいただきました。
さあ、吉田正さんのようなストリート作家が選ぶとしたら、
どの写真でしょう?
お暇なら、考えてみてください。










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by Sha-Sindbad
| 2017-01-28 16:53
| PanTachar50/2.3
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グレン・グールドを絶えず聴いています。
近頃、ダヴィッド・フレイというピアニストが台頭しているようです。
絢爛たる演奏をできる人です。
じゃ、グレン・グールドを凌駕するだろうか?
おあいにく様。
無理なんじゃないでしょうか?
凄いテクニックなんだけど、まるで現代のレンズそっくりなのです。
圧倒的な表現力を持ちながら、どこか行き過ぎの感があって、
心に全然響いて来ない。
でも、彼のインタビューをネットで読みました。
「ピアニストというのは過酷な仕事なんだよね。
作品は膨大な数が存在するし、
練習は日々何時間も行わなくてはならない。
偉大な作曲家にはどうやったって勝てない。
ぼくは天才ではないから、
無意識に何でも弾けてしまう人とは異なり、
ひたすら作品に近づく努力をしなければならない。
だけど、あきらめずに練習を続けることで、
作曲家に対していつも敗者だと感じている自分が、
いつの日か勝者に値する演奏ができると感じる瞬間が
訪れることだってある。その瞬間がうれしくて、
ピアニストを続けているようなもんさ(笑)」
「ひとつの作品を長年に渡って必死で練習し、
ようやく自分の手の内に入ったなという感触をつかみ、
すごくうれしくなったとするでしょ。
でも、次の日になったら、
まだ階段の一番下にいると感じさせられるんだ。
偉大な作品に近づくのはそれだけ難しいということ」
なんだか、写真と一緒ですね。
この人もがんばってるんだなあ。
なんだかちょっと好きになりました。
パンタッカー50㎜F2.3に、ちょっと性格が似ているからです。
ホロゴン15㎜F8はまさに天才中の天才レンズ。
パンタッカー50㎜F2.3は黙々と仕事をしてきた、
そんな積み上げの性格を持つレンズです。
でも、どんな状況でも頑張ってくれます。
あっと驚く切れ味なんかありませんが、
なんとも言えず味わいがにじみ出てきます。
やっぱり私にとっては、ホロゴンに次ぐ、愛しのレンズ。



























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by Sha-Sindbad
| 2016-12-21 17:23
| Pan.Tachar50/2.3
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ライカM9をも一度使いたくなった理由は、
画像をご覧頂ければ、お分かりでしょう。
ソニーα7の画像よりもずっと銀塩画質に近い。
そして、画像に厚みがある。
シノゴノいわずに、大阪加美のロボグラフィたちの続き、
ざらっと並べてみましょう。




























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by Sha-Sindbad
| 2016-12-20 17:00
| Pan.Tachar50/2.3
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長い間、ライカM9をカメラ防湿庫に寝かせていました。
友人からは、私が生活に困っているのを見るに見かねたのでしょう、
「ライカM9、使っていないなら、売ったらどうですか?」
私もちょっとぐらっと来ました。
ソニーα7ばかり使って来たからです。
なぜ?
ホロゴン15㎜F8がすんなり使えるからです。
ライカM9には、どうやら細工をしないと、付かない。
そのうえ、ソニーα7にはヘリコイド付きMマウントアダプタが使えて、
超接近できて、すべてのレンズを超近接で使える!
でも、一つだけ、ライカM9には美点があります。
画像の質がかなり高い。
でも、売りたくもある。
なぜ?
もちろん、生活に困っているから!
じゃ、売る前に、一度だけ使ってみよう、そう考えました。
孫の家に用があり、大阪加美に出かけました。
手提げ袋2杯分、差し入れの食べ物を運んだのです。
一家は全員仕事と保育園に出払って留守。
「押し込み強盗」ならぬ「押し込みペペ」
(我が家では、「おじいちゃん」「おばあちゃん」は禁句。
なぜって、おじいちゃん、おばあちゃんではないから!)
用を済ませてから、肩の荷を降ろして(文字通り)、
カメラを取り出し、半時間ほど撮影しました。
ライカM9
パンタッカー50㎜F2.3
131枚撮って、売るのはやめました。
3回に分けて、90枚ちょっとご覧頂きましょう。
銀塩ライカのことを忘れれば、
使い心地はソニーα7を遥かにしのぎます。
ライブビューは使えないけど、
ファインダーの二重像でピント合わせは楽しい。
画像は文句無し、2段は上。
でも、ファインダーでのピント合わせがうまくいっていないのも。
これは追々慣れることで対処できます。
ソニーα7と交互に使いましょう。































友人からは、私が生活に困っているのを見るに見かねたのでしょう、
「ライカM9、使っていないなら、売ったらどうですか?」
私もちょっとぐらっと来ました。
ソニーα7ばかり使って来たからです。
なぜ?
ホロゴン15㎜F8がすんなり使えるからです。
ライカM9には、どうやら細工をしないと、付かない。
そのうえ、ソニーα7にはヘリコイド付きMマウントアダプタが使えて、
超接近できて、すべてのレンズを超近接で使える!
でも、一つだけ、ライカM9には美点があります。
画像の質がかなり高い。
でも、売りたくもある。
なぜ?
もちろん、生活に困っているから!
じゃ、売る前に、一度だけ使ってみよう、そう考えました。
孫の家に用があり、大阪加美に出かけました。
手提げ袋2杯分、差し入れの食べ物を運んだのです。
一家は全員仕事と保育園に出払って留守。
「押し込み強盗」ならぬ「押し込みペペ」
(我が家では、「おじいちゃん」「おばあちゃん」は禁句。
なぜって、おじいちゃん、おばあちゃんではないから!)
用を済ませてから、肩の荷を降ろして(文字通り)、
カメラを取り出し、半時間ほど撮影しました。
ライカM9
パンタッカー50㎜F2.3
131枚撮って、売るのはやめました。
3回に分けて、90枚ちょっとご覧頂きましょう。
銀塩ライカのことを忘れれば、
使い心地はソニーα7を遥かにしのぎます。
ライブビューは使えないけど、
ファインダーの二重像でピント合わせは楽しい。
画像は文句無し、2段は上。
でも、ファインダーでのピント合わせがうまくいっていないのも。
これは追々慣れることで対処できます。
ソニーα7と交互に使いましょう。































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by Sha-Sindbad
| 2016-12-20 01:16
| Pan.Tachar50/2.3
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8月29日月曜日、付虹先生の揚琴レッスン日でした。
家ではかなり弾けるようになったと幻想を抱いても、
付虹先生と二重奏をすると、いけませんねえ。
花火が体中あちこちに飛火して、
メラメラと燃え始めた服をさっと脱げばよいのに、
必死で手でパタパタたたき消そうとするどじなおっさん、
おっと元へ、おじさまのような具合で、
もう途中でなにがなんだか分からない状態に。
どうもいけませんね。
レッスンの出来を自分で採点したら、
10点満点で4点ほどでしょうか?
「いいでしょう。
一段と上達しました!」
なんて言ってもらえる日がいつ来るでしょうか?
いつもの韓国チゲ店でキノコどっさりのチゲを頂いて、
さて、妻を近鉄奈良駅で迎えるまでの4時間、
雨なので、JR天満駅に一っ飛びして、
お気に入りの天満橋筋商店街をしばらく撮ろうという心づもりで、
ユニバーサルシティ駅に来てみれば、
環状線と大和路線でなにか故障が起こり、ダイヤは乱れに乱れて、
ネット記事では大和路線は不通だとか。
天満橋筋商店街よ、しばらく待て。
本日は阪神電車で近鉄奈良まで直帰しよう。
午後2時20分近鉄奈良駅着。
しとしと振る雨。
私の一番大好きな撮影条件です。
奈良女子大の方角に歩きだして、撮影すること50分。
ソニーα7に付けたのは、
私のセカンドベスト、アストロ・ベルリンのぼろレンズ、
パンタッカー50mmF2.3!
229枚撮りました。
私にとって、雨が最高の撮影日よりなのですから、まずまず絶好調。
私にとっては、メタモルフォーゼこそ写真の本質。
そんな変容を起こしてくれるレンズを、
私はメタモルレンズと称しています。
そんなメタモルレンズの双璧がホロゴンとパンタッカー!
なぜメタモってくれるか?
私にはまったく分かりません。
はっきり分かることは、
私の愛するレンズは100パーセント、メタモルレンズ。
そうでないレンズは売ってしまったか、早晩売りに出します。
良い写真家はどんなレンズでもメタモルフォーゼを起こすことができます。
近頃は、良い写真家でなくても、フォトショップがあれば、
メタモルフォーゼもカタストロフィもなんでもかでも起こせます。
私は良い写真家じゃないし、加工は嫌いなので、
レンズに起こしてもらっています。
それも一種の加工じゃないか?
あなたはそうおっしゃるでしょう。
でも、フォトショップの加工はコントロール可能ですが、
レンズの加工はコントロール不能ですよ。
私は、アーチストじゃないので、
自分の想像力、創造性に任せて写真をいじりたいとは思わない。
そんな私には、このレンズ、滅法頼りになります。
そして、一番メタモりやすい天候が雨です。
パンタッカー50mmF2.3がそこへ出撃するのですから、
もう完全に連戦連勝間違いなし、というわけです。
2回に分けてご覧頂きましょう。
私の気持ちはこうです。
これ以上にコントラスト、シャープネスの良いレンズは、
要らない!







































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by Sha-Sindbad
| 2016-09-13 11:34
| Pan.Tachar50/2.3
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レンズをあれこれと使っていますと、
レンズとの相性って、人との相性にそっくりだと分かってきます。
レンズとしての性能、才能が優秀であることは必ずしも友情につながらない。
とても美しい写真が撮れるからと言って、愛せるとは限らない。
名声の高い、高貴な素性、家柄のレンズだから、感動するとは限らない。
じゃ、どんな理由で?
それが分からない!
とにかく理由などわからないけど、好きになってしまう。
falling in love、そっくりです。
私にとって、アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3がそれ。
誰もが高く評価するレンズかどうか、それも分かりません。
名声と言っても、知る人ぞ知る、という性格のマイナーな存在。
でも、使えば使うほど、凄みをきかせてくれて、
知れば知るほど、愛したくなるレンズ、その№2がこれ。
もちろん№1はホロゴン15㎜F8。
この世にホロゴン15㎜F8なかりせば、
私はパンタッカー50㎜F2.3を常用していたことでしょう。
久しぶりに持ち出しました。
やっぱりパンタッカーです。
























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by Sha-Sindbad
| 2015-12-20 21:33
| Pan.Tachar50/2.3
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8月8日土曜日、二度目の三重撮影の機会を得て、
突然、主役を交代させました。
究極のディーバ、ホロゴンにはお休みいただいて、
パンタッカー50㎜F2.3を起用したのです。
アストロ・ベルリンの戦前の映画用レンズ。
私にとって究極のサブレンズであり、
究極のメタモルレンズです。
「メタモルレンズ」は、例によって、私のかってな造語。
メタモルフォーゼを起こしてくれるレンズのことです。
三重県の伊勢中川駅に降り立って、
改札を出た直後に撮った一枚をご覧頂きましょう。

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by Sha-Sindbad
| 2015-08-09 23:00
| PanTachar50/2.3
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5月26日火曜日
朝、行きつけの診療所で受診しました。
と言っても、かなり軽い持病の薬をもらうだけなのですが、
年に1、2回血液検査もしてもらっています。
今日はそんなルーチーン仕事。
体は至って健康です。
先週来3度も30キロを超す重量物の運搬仕事をせざるを得ない羽目に陥りましたが、
筋肉を含めて疲労感はゼロ。
かなり歩いていますが、歩行に疲労を覚えることはゼロ。
一応、絶好調マイナスというところでしょうか?
本日は伝家の宝刀を持ち出しました。
ライカM9に付けたるは、アストロ・ベルリン
パンタッカー50mmF2.3
アストロ・ベルリンは知る人ぞ知るトップブランドの映画用レンズを制作したそうです。
あんまり凄いので、映画キャメラマンたち、レンズを使い倒したために、
ぼろぼろにヘタってしまったレンズしか中古市場に出ないという噂もあります。
私のは、そんなアストロ・ベルリンの中堅クラスの定番、パンタッカー。
魔のレンズです。
どこをどう撮っても、メタモルフォーゼが起こります。
キノプラズマートのような美的な変容とはちょっと違います。
端的に異次元にすっと移行してしまう。
このさりげない移り行きのスリリングな感触がたまりません。
これを使うたびに、パンタッカーとホロゴンさえあれば、他はなにも要らない!
私の困ったところは、他にも幾本も、同じことを思わせるレンズがあること!
ホロゴンは不動ですが、私の心を奪うレンズが半ダースほどもある、
これが私の幸せ。
でも、このパンタッカー50mmF2.3はスペシャル!

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by Sha-Sindbad
| 2015-05-31 19:31
| PanTachar50/2.3
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