レンズ千夜一夜

カテゴリ:Orthostigmat35/4.5( 14 )

2014 春爛漫の陰で(2018年4月1日オルソスティグマート35mmF4.5は奈良町にひっそりと)2 いぶし銀

見事なストリート写真を撮れる友人が数人居ます。
これは才能がなければできない離れ業です。
いくら努力しても、そんな写真は撮れません。
カルティエ=ブレッソンと来たら、
まだ、ストリートフォトなどというジャンルが確立せず、
ストリートフォトの典型例となるような作品もない時代に、
発売されたばかりの頃のバルナック型ライカで、
いきなりカルティエ=ブレッソンを撮り始めました。
1930年代初期の作品群には、
カルティエ=ブレッソンの写真人生の頂点となるような、
最上のストリートフォトが数多く含まれています。
カルティエ=ブレッソンがバルナックライカに出会ったこと、
これは写真史における最重要の事件の一つでした。
才能と道具が揃ってこそ、名作が生まれるのでしょう。

私は、スナップ写真の傑作はたった1枚ものしただけ。
写真の神様は私に人生最高の運を下さったわけです。
もう1つ下さった運があります。
現状をすなおに是認する才能。
「なにくそ!」精神は私にはありません。
「これでいいねえ」精神ならふんだんに恵まれました。
こんな人間がクラシックレンズに出会って来た訳です。
「なにくそ!」精神、「もっと光を!」精神の持ち主なら、
私の安物レンズたちのほとんどに満足できないでしょう。
でも、私の「これでいいねえ」精神なら違います。
数千円で落札したボロ玉もあります。
みんな独特の写りを私にプレゼントしてくれます。
ただ目の前にあるものを撮っただけなのに、
クラシックレンズたちが楽しく脚色してくれて、
私の望み通り、というか、望みを超えた、というか、
とにかくメタモルフォーゼをプレゼントしてくれます。
かなり多くの写真ブロガーが去って行ったようです。
多くの方は、自分の写真を自分で楽しむ、というより、
写真を通じて、多くの人々との交流を楽しむスタンス。
私はひたすら私自身との付き合いに徹するつもり。
写真を通じて自分の人生を楽しみたい、
自分の人生を記録したい、
絶えず文章を書くことで、絶えず思考し続けたい。
そんな日記を公開しているのは、
もしかすると、誰かがアクセスするかも知れない、
そんなとき、デタラメなところは見せたくない、
という緊張感を保つため。
これがボケ防止につながればよいが、というスタンス。
楽しきかな、人生!!

最後に、オルソスティグマート35mmF4.5のこと。
どこと行って、突出したところはありません。
ひたすら地味に、実直にロボグラフィと付き合ってくれます。
購入した当初の試写数回で、
このレンズは要らないな、そう感じていたのです。
でも、近ごろは「このレンズ、付き合い甲斐がありそう」
という印象に変わりつつあります。
人間と一緒ですね。
じっくり付き合ってみて、はじめて真価が分かる、
そんな類の人が居るらしいし、
そんな類のレンズがあるらしい。
私が歳をとってきたせいでしょうかねえ?




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by Sha-Sindbad | 2018-09-23 10:24 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

2015 (2018年4月2日バルター35mmF2が西大寺に繰り出した)落ち着き


8月31日肋骨1本を骨折して、丁度3週間経過の一昨日から、
朝のストレッチを再開しました。
お布団の横にヨガマットが敷かれています。
以前は4㎜1枚でしたが、
数年経って、なんだかぺちゃんこになった感じで、
6㎜のマットを新調しました。
ところが、このブラックマット、なぜかネトネトと湿っている。
やむなく旧マットを上に敷き、二重にしました。
これがなんだか運動しやくい感じで、大成功。
今回は、肋骨骨折治癒後なのですから、漸進的に始めるつもりでした。
ところが、取りかかってみると、なんのことはない、普段通り快調。
150数えるブリッジも、20数える腕立て伏せも、
60往復の両手を左右に振って、脇腹を強く叩くスペシャルも、
なにもかも普通にできました。

骨折部位は、治癒後、前よりかえって強くなると聴いたことがあります。
ネットで調べてみると、最初の2つの質問記事に回答した医師はそろって、
そんなことはない、太くなったように見える部位も元に戻り、
帰って骨折しやすいケースもある、とのこと。
要するに、以前にも増して注意しながら生活すること、
これしかないようですね。

さて、今回は、ボシュロムの映画用レンズ、
バルター35㎜f2
ソニーα7に付けました。
スピードパンクロと双璧とされた映画レンズのようですが、
スピードパンクロとバルターは実に対照的。
動と静
男性的と女性的
硬派と軟派
さまざまな対比ができそうです。
私は性格的にはスピードパンクロをより好みますが、
気分次第で、バルターの柔和な表情にうっとりしたりします。
アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドは、
コントラストを彼の存在論の基本概念の一つとしています。
コントラストが機能する限り、宇宙を組成する基本分子は、
他の分子とありとあらゆる態様で関わり合い、機能できます。

そんな意味で、この同時代に活躍した2種の映画用レンズは、
映画の求めに応じて生まれるべくして生まれたのかも知れません。
私の好みがあるために、スピードパンクロに傾いていますが、
今回は、バルターの落ち着きある描写を楽しむことにしましょう。




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by Sha-Sindbad | 2018-09-22 14:59 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

2013 地味に(2018年4月1日オルソスティグマート35mmF4.5は奈良町にひっそりと)


私の書斎はたった5.8畳、天井も低い、北向きの部屋です。
一生金儲けとは無縁の人生を送った人間です。
粗末な一戸建ての家を購入して、その1階北側を広げて、
その上に小さな書斎を付け加えたわけです。
隠居小屋にふさわしい隠れ家です。
友人のつてで、腕の良い大工さんにお願いしたので、
かなりがっしりと作っていただき、そのお陰で、音が洩れない。
夜中でも楽器を練習でき、音楽を囂々と鳴らせます。
階下の部屋でもあまり聞こえず、戸外には全然洩れません。
幾度か確認したので、安心できます。

タイムドメインの砲丸型のスピーカー2種4本を床に置いて、
散々に楽しんでいたのですが、
別ブログに書いた経緯で、廃品回収業者に出してしまいました。
フロアがさっぱり空いたので、
スピーカーと安楽椅子(ドラマ鑑賞用)が遮っていた
東側の壁面に設置した書棚に自由に近づけるようになりました。

以前に書きましたが、
一冊だけの私家版写真集を40数冊作っていますが、
棚に並んでいたこの写真集たちに目が止まり、
その一冊「××××写真集27 ロボーグラフィ序説」を取りだしました。

前にも書きましたが、大阪長居の雲雀屋製本所による
布装固表紙の完璧な造本に包まれて、一応出版物そこのけの造りです。
14年前の製本ですが、新品同様です。
そして、開いてみて、びっくり。
現在のぼけぼけ、ぼんやりのロボグラフィ写真とは段違い、
銀塩ポジ写真。
昇華型熱転写プリンター、オリンパスP-400による最高のプリント。
一枚一枚、いつどんな状況で、どのレンズで撮ったか、記憶しています。
自分で言うのもなんですが、光彩陸離として輝く写真たち。
ああ、私も変わったものです。
いわば傑作写真集という体裁なので、私がブログで展開しているような、
日々の道行き写真たちとはコンセプトも志も違います。
制作当時、一回か二回のぞいただけで、ずっと書棚に埋もれていたわけです。
写真家でもないど素人がいかにも写真家といった思い入れで作るのです。
当時考えた志は、将来、過去を思い出したくなったときのよすがにしたい。
まさにそんな思い入れで、今日、20年以上前の写真たちと向かい合いました。
なつかしいですね。
40冊ばかり本棚を占領しています。
ずっと忘れていました。
これからはぼちぼち付き合ってあげましょう。
誰と?
過去の私と。

今回は、オルソスティグマート35mmF4.5です。
かなり地味なレンズです。
私のように、しみじみとした、じゃなく、
地味地味、じめじめとした路傍写真を撮っている人間には、
かなり似合った第二級レンズ。
心にがっと食い込んで来る衝迫力はありませんが、
どことなく懐かしい情感があって、
実のこもった写りをしてくれる、そんな感じがします。




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by Sha-Sindbad | 2018-09-15 22:00 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

1977 晩秋(2017年10月25日大和郡山でオルソスティグマート35㎜F4.5で黄昏れて)


まだ昨年秋の撮影分をえっちらおっちら上梓している状態。
まだ100ほどのフォルダが残っているのですから、永遠に追いつきません。
我がブログは、日記ブログではあっても、写真日記ブログとは言いがたい。
でも、いつも自分で納得しています。
数年経ったら、この程度のズレ、なんの意味もありませんね。
みんな私の貴重な過去の記録。

オルソスティグマート35㎜F4.5
もっさり、のんびりとした、なんだか田舎っぽい描写ですが、
私はこのスローな雰囲気が滅法気に入っています。

私は、どちらかと言うと、と言うか、どちらかと言うまでもなく、
「走れー、走れー!」の一点張りで駈けてきましたが、
第2の人生に入ると、もうそろそろスローダウンするのが良さそう。

孔子の言葉を思い出しました、

   子曰わく、
   吾十有五にして学に志す。
   三十にして立つ。
   四十にして惑わず。
   五十にして天命を知る。
   六十にして耳順がう。
   七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。

ゆったりと奥深い心情で、したいことをする、
誰にも求めず、自分にも多くを求めない、
そんな生き方にしたいものです。

大和郡山の町のたたずまいは、「矩を踰えず」を地で行っているよう。
大好きな町です。
こんな町にはオルソスティグマート35㎜F4.5が合っていますね。




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by Sha-Sindbad | 2018-06-09 21:07 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

1016 赤の街(オルソスティグマート35mmF4.5は地味だけど赤好きらしい)



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シュタインハイルの広角レンズ、
オルソスティグマート35mmF4.5。

かなり精密感の高いレンズなのですが、
その第1の特徴はなんと言っても、柔らかさでしょうか?

    とにかく柔和な表情が際立っています。

そして、赤が大好き。

    ライカM9のパラメータを全部最低の落としているのに、
    赤がとにかく鮮やか。
    モノクロームに赤だけを見つけて撮ってしまう、

私のような撮り方の人間にぴったり、と言いたいところですが、
あんまり鮮やかなので、
ほんの少し行きすぎじゃないかな、とさえ思ってしまいます。

    レンズ学を修める精密頭脳を持たない私には、
    なぜそこまでに赤が鮮やかなのか、知るよしもありませんが、
    人間だけじゃなく、レンズまで特定の色を好むなんて、
    楽しいですね。

ホワイトヘッドは、色はその存在をこの世のデータで説明できず、
この世のデータを説明するもの、つまり、
ただ所与のものとして受け取る他はないEternal Objectに分類し、
そんな色の表れを、この世に進入する、ingressionと表現しました。

    そこに出現することの理由など存在しない、
    ただそこに有る、そんな現れ方をするというわけです。
    この3枚、ホワイトヘッドの言葉をそのまま写真にしたみたい。
by Sha-sindbad | 2014-05-06 18:24 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(2)

729 雨の歌(オルソスティグマート35mmF4.5は雨滴のピチカートで楽しく歌い)



雨になると、気持が暗くなると言う方がいます。

私は、気持が明るくなります。

    子供の頃から、傘を差して歩くことは楽しみでした。
    自分一人の世界ができるからです。

今でも同様です。

    もっとも、どんな天候の日でも、私はともすると、
    自分の内にこもってしまいます。
    心の内は私の城だからです。

でも、カメラを持っているときは別。
出撃のときです。
カメラを手に入れたときから、この好みは変わっていません。

    雨こそ、我が時!

昨日はかなり激しく降るときに限って、歩いていました。
おかげで、履きつぶし寸前のビジネスシューズはジュクジュク。
でも、心は浮き浮き。

リコーGXR/A12に付けたオルソスティグマート35mmF4.5も、
どうやら雨が好きなようです。




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by Sha-sindbad | 2013-06-27 21:36 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(6)

728 土砂降り(オルソスティグマート35mmF4.5は悪天候でなおさらやさしさが際立ち)


今日は一日中雨、
私が動き回るときは決まって土砂降りでした。

持参したカメラはリコーGXR/A12、
レンズはシュタインハイルの銘玉、

    オルソスティグマート35mmF4.5。

オーバースペック気味なほどに、精密画像。
でも、土砂降りだと、適度に和らげられて、
しっとりとあたたかい感触の写真が得られました。

死ぬほど多忙でした(と言いつつ、死んでいない)。
そんなときこそ、写真を撮りたい。

    土砂降りは、私には最高の撮影日和。

    時代遅れ気味ですが、背広の上に、
    ゴアテックスのハーフのレインコートを着込んで、
    楽しく撮影。

いつものとおりの短時間ですが、93枚撮れました。
今日と明日、2回にわたり、お送りしましょう。

まずは、奈良町から職場近くまでの風景から。

    なんだか、ずぶ濡れの写真たちですね。
    でも、柔和なたたずまいじゃないでしょうか?




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by Sha-sindbad | 2013-06-26 22:02 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

646 裏窓から (オルソスティグマート35mmF4.5は風と風邪の暗い日曜日にぴったり)



先週水曜日頃から発症した2年ぶりの風邪が長引いています。

    やや軽減して、朝からパソコンに向かっていますが、
    昼寝を絶対にしない私に向かって、
    あな怖ろしや、
    時折、睡魔がふーっと襲いかかってくるではありませんか?
    一瞬なので、すぐ立ち直りますが、
    ときに身体が傾いていることに気づきます。

私の書斎椅子はとても身体にフィットして、
一日中座っていても、まったく疲れない優れものです。
でも、邪魔な肘掛けはセットしていませんので、
身体が倒れると、床に激突する危険があります。

    そこで、右に韓流ドラマ視聴用の安楽椅子を、
    左にそのストゥールを引き寄せて、防護ネットにしています。

そうすると、不思議ですね、睡魔は襲ってこなくなりました。
ちゃんと分かっているのですね。
油断を見澄まして、奇襲をかけるのが睡魔の戦術なのでしょう。

朝、2階の裏窓から見渡してみました。
我が家は住宅地の外れにあるのです。

    風がヒューヒューと吹き、今にも泣きそうな田園風景。
    暗い1日となりそうです。

手近にあったリコーGXRを使って、4枚撮りました。
ピーカンでないとコントラストが来ません。
もともとカメラの設定を彩度、コントラストともに最低にしているうえ、
オルソスティグマート35mmF4.5というレンズ、かなりおとなしい。

    でも、私が裏窓から見た光景を、その印象そのままに写し撮るとすれば、
    このレンズこそ正解だったのでは、という感じがしています。

土曜日から月曜日までの4日間、
2つの会議、1つの親族との食事、2つの揚琴レッスンを全部キャンセルして、
一歩も家を出ないことになりそうです。

    とすると、この週末の収穫はたった4枚。
    生涯における週末の最少撮影記録となりそうです。




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by Sha-sindbad | 2013-04-07 17:01 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(2)

645 寒の戻り (オルソスティグマート35mmF4.5をリコーGXRで使ってみた)



シュタインハイルのオルソスティグマート35mmF4.5

    コントラストもかなり高く、
    とてもなだらかなグラデーション、高画質のレンズ。

中将姫光学さんが高く評価されているのを読んで、
手に入れてしまいました。
開放値がとても暗いので、
夢レンズとはなりえない宿命にあるようで、
かなり廉価なレンズ。
でも、使えば使うほど、愛着が出てきます。

昨日、リコーGXRに付けて使ってみました。
ライカM9で撮るときよりもかなりローコントラストだったのは、
薄ら寒いというより、薄曇りで本当に寒い一日だったせいでしょう。

    地味だけど、描写力の高さがじわじわと浮かび上がってくる、
    そんな写真が幾枚も撮れました。
    渋い脇役の凄みのようなものが漂います。
    永年の愛着に耐えるレンズかも知れません。




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by Sha-sindbad | 2013-04-04 16:46 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(2)

401  生命感 (オルソスティグマート35mmF4.5は艶やかな質感では天下一品)



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シュタインハイルのライカLマウントレンズ、

    オルソスティグマート35mmF4.5

このレンズは不思議なほど艶やかに写ります。
そのうえ、実に繊細なまでに密度豊かな描写をくれます。
正直なところ、やややり過ぎじゃないか、とさえ思うことがあります。

ズミクロン35mmF2八枚玉、ズミルックス35mmF1.4、ズマロン35mmF3.5、
この3本のライカ純正レンズとはまるで異なる雰囲気。
どうやら被写体を選ぶのではないかという感じがします。
むしろその過剰な色彩感を強調するのが生きる道かも?

今回グーグルを検索して、
中将姫光学さんのコメントを発見しました。
このレンズ、往年の名レンズ、ダゴールと同じ構成なんだそうです。
各種のダゴールがあり、大変に高い名声を誇るレンズなのですが、
見つかるのは、たいてい大判用。
残念ながら、まだ一本も使ったことがありません。
よく考えると、このレンズがあるのですから、
ダゴールの凄みを少しは味わえると考えてもよいのでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-07-24 22:44 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)