いつもホロゴン15㎜F8Uを使って、15㎜の画角に慣れ親しんでいるので、
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5を使うときは、
どうもホロゴンの感覚で撮るので、どうしても窮屈な写真になってしまう、
17.8㎜を使うとき、これがかなり邪魔になる。
こんな風に大まじめで嘆くと、
さすがにホロゴン使いは違う、と尊敬の眼差しで見てもらったり。
と、行きたいところですが、本人は全然その気がない。
いつもどう撮れるかはレンズ任せ。
そして、どう撮れようと、レンズの功績なんだから、
あまりよい結果が出なくても、平気。
近江八幡の旧市街に到達して撮れる写真は、また格別です。
このレンズ、頑張ってるな、というのが正直な印象。
レンズの専門家はどうしてもレンズ性能で評価するでしょう。
その評価基準は常に現代的な高性能レンズに求められるものだけ。
古代レンズの個性って、そうした性能からずっこけた部分が輝いている。
そんな感じがします。
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5が現代的に見て高性能か、なんて、
私にはなんの関心もありません。
私の心を沸き立たせてくれたら、そのレンズは良いレンズだ!


































ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5を使うときは、
どうもホロゴンの感覚で撮るので、どうしても窮屈な写真になってしまう、
17.8㎜を使うとき、これがかなり邪魔になる。
こんな風に大まじめで嘆くと、
さすがにホロゴン使いは違う、と尊敬の眼差しで見てもらったり。
と、行きたいところですが、本人は全然その気がない。
いつもどう撮れるかはレンズ任せ。
そして、どう撮れようと、レンズの功績なんだから、
あまりよい結果が出なくても、平気。
近江八幡の旧市街に到達して撮れる写真は、また格別です。
このレンズ、頑張ってるな、というのが正直な印象。
レンズの専門家はどうしてもレンズ性能で評価するでしょう。
その評価基準は常に現代的な高性能レンズに求められるものだけ。
古代レンズの個性って、そうした性能からずっこけた部分が輝いている。
そんな感じがします。
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5が現代的に見て高性能か、なんて、
私にはなんの関心もありません。
私の心を沸き立たせてくれたら、そのレンズは良いレンズだ!


































▲
by Sha-Sindbad
| 2017-02-19 22:21
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
実のところ、私の生活はすでに写真から音楽へ傾きつつあります。
写真45%、音楽55%、というところでしょうか?
今日、とても面白い体験をしました。
4月に初心者コンサートにリコーダー合奏で出演します。
コンサート企画者である音楽家HMさんと合奏するのです。
一人でリコーダー吹いたりしたら、もう雪崩現象でしょう。
音楽家のサポートを受けて練習し、
音楽家のサポートを受けてコンサートで演奏できるから、
なんとか崩れずに終わりまで行けるというところです。
今回は、アルトリコーダーの合奏を2曲と、
二人とも一番好きなルネサンスのジョン・ダウランドの歌曲を1曲。
Now, O Now I Needs Must Part' from you.
ダウランドの歌曲はもともと4部合唱です。
リコーダーにそのまま翻案した楽譜が販売されているのです。
私はリードボーカルにあたるソプラノを吹き、
HMさんが残りの3部から随時一番ハーモニーを出せるパートを吹きます。
低音部の記号で書かれたバスパートとでも瞬時に飛び移れるのですから、
これはプロならではの離れ業。
私の大好きなビデオがYouTubeにあります。
wa John Dowland | Now, O Now | Lute Song by Les Canards Chantants
(https://www.youtube.com/watch?v=5l6jF8v_Wus)
ちょっとドラマ仕立てです。
なんど見直したか分かりません。
その度にため息をついています。
「ああ、この時代の音楽が一番人間的だなあ。
人間の声がほんとうに生き生きと華開いていたなあ」
これをリコーダーで吹くのです。
巧く行くでしょうか?
無理でしょうねえ........
なんとかならないものかなあ........
今日思いつきました。
もしかすると、このビデオの演奏にソプラノリコーダーで合わせられるかも?
やってみると、どんぴしゃりの音程で、ぴったりと合います。
面白いですね、不思議ですね、下手な私のリコーダーがきりりと締まって聞こえ、
ぴたりと合うのですから、もう完全な至福の世界。
そこで、考えました。
このような素敵な演奏者たちのサポートがあると、
初めてたった1年のど素人のリコーダーでも、なぜか美しく響く!
その理由はなんだろう?
まず、正しいリズムと正しい音程、メロディーをサポートしてもらえる。
美しい響きの中に埋没することで、自分のリコーダーまでも美しく聞こえる。
そんなところでしょうか?
そうか、YouTubeで、こんな素人趣味にも使えるんだ!
これから、このビデオと合奏しながら、ダウランドの歌い方を勉強します。
すると、いつものように、連想が閃きました。
カメラやレンズもYouTubeのビデオやプロの音楽家と同様に、
ド素人の私をサポートしてくれているんだ!
そして、レンズのキャラクターに応じて、
私の写真を彩ってくれる。
レンズごとに独特の味わいを私の写真に加味してくれる。
カラオケをあざ笑い蔑んできましたが(あなたが大好きなら、失礼)、
なんだ、なんだ、私も同じサポートを受けているのでした。
だからと言って、カラオケ趣味をあざ笑うのはやめる、
なんてことにはなりそうにありませんが、
自分の写真がレンズに撮ってもらっているというこれまでの確信を、
さらに強固にすることができそうです。
今回のウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5もかなり独特の味わいで、
私のロボグラフィに喜ばしいサポートをしてくれています。
たった4枚で超広角の画角をカバーするという大胆な創作なので、
どうしても周辺減光が大きく、画像もちょっと崩れます。
レンズのうるさ型や専門家からは、必ずその指摘を受けていますが、
肝心の描写の面白さに関する指摘はほとんどありません。
だから、私としては、そんな指摘はたいていにしてくれと言いたくなります。
肝心なのは、素敵な写真を撮ってくれるかどうか?
レンズ独特の個性を持っているかどうか?
こちらじゃないの、そう言いたい。
そちらの方が遙かに大事なんですけどねえ。
私のように、癖だらけ、欠陥ごろごろの古代レンズに
サポートしてもらって、ロボグラフィを楽しんでいる人間に言わせれば、
このレンズ、文句なしに傑作です。
そのあたりを感じ取っていただければよいのですが...............































▲
by Sha-Sindbad
| 2017-02-15 23:45
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5のロボグラフィ、
どんどんアップしましょう。
近江八幡駅から日牟礼八幡宮に向かって進むコース。
案外に温かい。
今年は雪があちこちに残る程度なのですが、
そのおかげでロボグラフィが多彩になっています。
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5は、
ソニーα7用フォクトレンダーのMマウントリングのお陰で、
ぐっと近づけます。
例年よりも多彩なロボグラフィ収集の旅となりました。
と言っても、私のロボグラフィって、
「そんなもの撮ってどうするの?」というものばかり。
ほとんどの方にとっては、
「訳が分からない。ちょっとおかしいんじゃないの?」
そうお感じになるのは、人間がまっすぐできておられる方。
「ははーん、やってますな」
そうお感じになる方は、かなり屈折しておいでの方。
もの、情景は、写真になるとき、当然ながら、
三次元の存在から二次元に平面イメージに変身します。
そのついでに、さまざまなイメージの変容が起きる、
それが面白いとお感じになる方なのでしょう。
私にしてみたら、私のロボグラフィを他人がどう見るか、
なんて、知ったことじゃありません。
どうぞ、ご勝手に。
私としては、撮る前から、ロボグラフィたちは変身しています。
私がその瞬間感じたイメージどおりに写るのは、
私にとっては、下のロボグラフィ。
私が「わあ、そんな風に撮ってくれたの!」と、
手放しで感謝感激できたときが上のロボグラフィ。
今回の近江八幡でもそんな写真がぞろぞろ並びました。






























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-02-14 23:42
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
現代における稀代のレンズ製作者、宮崎貞安さんのニューレンズ、
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5
さらに、試写結果を4回に分けてごらん頂きましょう。
ライカMマウントなので、大抵のカメラに使えます。
F8に絞れば、パンフォーカスで大抵のものが撮れます。
とにかく小さく、目立たないので、ストリートフォトには最適。
もっとも私は全レンズ、開放でしか撮りません。
開放で撮った場合に、レンズの癖が際だつので、
そのレンズに特有の描写を狙うことができるから。
ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5の個性って、どんなもの?
それは写真を眺めて、ご自分でお確かめください。




























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-02-14 18:15
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
本ブログでは珍しく、ニューレンズのシリーズが6回、合計180枚。
宮崎貞安さんの2016年最後の渾身の力作には、
それ位がふさわしいですね。
私の総括的印象としては、
超広角であることを意識しないで、気楽に撮れる街レンズ。
周辺光量がホロゴン風に落ちるので、主題を絞りやすいレンズ。





















絞り比較の3セットを並べてみました。
すべて開放から3絞り。
私には、やっぱり開放が個性的、という感じがしますが、
いかがでしょうか?









宮崎貞安さんの2016年最後の渾身の力作には、
それ位がふさわしいですね。
私の総括的印象としては、
超広角であることを意識しないで、気楽に撮れる街レンズ。
周辺光量がホロゴン風に落ちるので、主題を絞りやすいレンズ。





















絞り比較の3セットを並べてみました。
すべて開放から3絞り。
私には、やっぱり開放が個性的、という感じがしますが、
いかがでしょうか?









▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-26 00:41
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
私は自分のことがかなり分かっている方だと考えています。
だから、けっして買いかぶりをしません。
写真に関して言いますと、私はスナップショットなどできません。
私の目も頭もそんな風にはできていません。
ただ、なんでもないところで、なんでもない瞬間にシャッターを切る、
これが私のやり方。
フォトジェニックな瞬間を切り取りたいという意識がありません。
長い写真人生でそれに近い写真を撮ったことがなかったわけではありません。
でも、それらはすべて偶然の産物。
たまたまそうなったというだけ。
そんな私にとって、超広角レンズは絶好の伴侶。
この広い画面の隅々まで頭を働かせるなんて、無理。
だからこそ、私には気楽。
なんでもレンズに入って来るものは拒まないで、受け入れる。
人間の視野は大体110度くらいだと聴いたことがあります。
つまり、ホロゴンやウルトラワイドペラールの視角。
長い間、さまざまのレンズを使ってきましたが、
超広角レンズこそ、私の故郷だったようです。






























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-23 23:20
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
写真教室で聴きました、
近頃のデジタルカメラ写真を作品化するためには、
撮影の作業のはるかに何倍もの比重がパソコンでの作業にかかる、と。
私の丁度逆ですね。
パソコン作業はレベル補正だけ。
見事な水平垂直の風景写真をお撮りになる方に尋ねました。
「三脚はお使いですか?」
「いえ、そんなもの、使いません。
パソコンで水平垂直にちゃんと直せますので」
私が写真を始めた頃は、水平垂直の写真を撮るのは至難であり、
内容は別として、水平垂直でありさえすれば、好評、
という時代でした。
えらい、様変わりです。
皆さんの作品が定規で引いたように見事に水平垂直なのは、
パソコンソフトのお陰なのか?
なんだ、なんだ、というところです。
私はそんなもの使いません。
完全ノートリミングでなくなってしまうから。
ウルトラワイドペラール17mmF4.5は超広角なだけに、
水平垂直はかなり難しいですね。
だから、ちょっと歪んでいても、平気、
という解決法を採用。




























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-19 23:58
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
新大阪駅でウルトラワイドペラール17mmF4.5を本気で使ってみました。
このレンズ、使えます!
まだまだあります。
まあ、ご覧下さい。



























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-18 22:58
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
ウルトラワイドペラール17mmF4.5については、
撮影に関する考えを改めました。
このレンズは、なんと言っても、現代のレンズなのです。
17ミリほどの超広角レンズに、ボケ味だの、マクロだのを求める、
これは一般的にはナンセンス。
超広角の活かしどころはパンフォーカス描写にこそあります。
宮崎さんご自身、レンズ設計段階で、17ミリをマクロ的に使用するなど、
夢にも考えず、設計にもそのようなコンセプトは盛り込まなかったのは当然。
だとすると、開放描写での平坦性を求めるなんて、ないものねだり。
レンズは最高に能力を発揮する場面で評価するのが正しい。
新大阪では、ときに開放も使いましたが、3対1の割合でF8に絞りました。
ホロゴンの15㎜とは僅かな差ですが、使いやすさは遥かに勝りそうです。
超広角を使いたい方にどんどん使って頂きたいレンズ。
どんどんご覧頂きましょう。




























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-17 17:37
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)
17年1月14日土曜日、
RJ先生の二胡教室のため新大阪に参りました。
持参したセットは、
ソニーα7
ウルトラワイドペラール17mmF4.5
宮崎さんからお電話をいただいたのです。
性根を入れてお作りになった最新の超広角レンズについて、
前作のペラール21mmF4.5ほどの性能が出ていないのではないか、
とちょっと懸念されているのです。
私はレンズに関してまったく専門知識を持たず、
ただ使用感だけでレンズたちとつき合っています。
その基本理念は実に簡単です。
すべてのレンズに活かしどころがある。
だから、愛情を持ってつき合い、決して他のレンズと比較しない。
ペラール21mmF4.5がすばらしいレンズであることは、
本ブログの5つの記事で明らかです。
でも、ウルトラワイドペラールの方もこれに勝るとも劣らない。
まさに名玉であることを疑ったことはありません。
このレンズもすでに5つの記事を入れていますから、
ご覧いただければ、納得していただけるでしょう。
そこで、今回改め、持ち出して、検証してみたのです。





























▲
by Sha-Sindbad
| 2017-01-15 17:25
| UrtraWidePeral17.8mm
|
Comments(0)