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レンズ千夜一夜

カテゴリ:Hermagis20/3.5( 11 )

2069 実質感(2018年10月1日大阪西九条でエルマジ20㎜F3.5の存在感にしびれ)



またまた、エルマジ20㎜F3.5の登場です。
と言っても、実は前回の三週間前の撮影です。
いつものように、揚琴の付虹先生のレッスンを終えて、
午後立ち寄って、ぐるりと一巡したときのもの。

自分で言うのもなんですが、
なんでこんなものばかり撮ったのでしょうねえ?
フォトジェニックなシーンなんか一枚もありませんね。
特別なシーンもありません。
西九条のなんでもない街角、道、公園、等々。

私以外の人間が見たら、
「なぜ、こんな無意味なことをしているんだろう?」
と、疑問に思うでしょうね。
でも、私は、こんな風にして、自分の存在を確かめている、
そうだ、私は、ここにこうして生きているんだ、
そんな気持ち。

マルチン・ブーバーというユダヤ系哲学者が居ました。
若い頃、彼の本を2、3冊読んだことがありました。
我と汝との関係を考え続けた人でした。
私は元来思索的な人間ではありません。
なにかをやり続けて、自分自身を確かめる、
だからと言って、自分のことが理解できるわけでもなく、
ただ、こうして死ぬまでもがき続けるんだろうな、
という感じがするだけ。
そんな私になにかを残したシーンを彼は記載していました。

ステッキ片手に散歩をしていたときのことです。
老樹に出会いました。
ブーバーはなにがなくステッキで太い幹をぐっと押しました。
すると、老樹がぐっと押し返して来たのを感じたのです。
ブーバーはこの体験に自分の思索を深めるなにかを感じたようです。
彼がどんな風に思索を展開したか、さっぱり覚えていません。
ただただ老樹が押し返して来たということに、
なにか共感を感じたことだけ覚えています。

こんな昔の文章の一部をなぜ記憶したのでしょうか?
私もまたそんな感じで生きて来たからなのでははないでしょうか?
そして、私が果てしないロボグラフィ撮影でやってきたことは、
これだったんじゃないか?
そんな風に感じます。
生きるって、誰かと出会うこと。
撮影することも、そんな出会いはないでしょうか?
だとすると、そのような出会いから生まれたロボグラフィたちって、
私自身なのではないでしょう?

とすると、人が私の写真を見て、どうこう感じるとしても、
それはその人の生きる行為であって、私とは無関係。
私にとって、私の人生は、
ひたすらロボグラフィを撮り続けること、
そのときそのときの行為に尽くされている。

誰も同じことをしているのでしょう。
でも、写真家なら、傑作を撮ることに生き甲斐を感じ、
それこそが人生だと考えるでしょう。
私の場合は違います。
ごく普通の行為、たとえば、呼吸する行為と同じように、
ロボグラフィと出会いたい、
だから、その記録としてのロボグラフィもごく普通の写真で十分。
こんな気持ちなのでしょう。

よくよく思い返してみますと、
私は最初からそんなスタンスで写真を生きてきたようです。




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by Sha-Sindbad | 2019-03-29 01:23 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

2067 穏やかに(2018年10月22日高円高校界隈の秋をエルマジ20㎜F3.5が料理したら)



さまざまなレンズを使っていて、強く感じること、それは、
レンズにはそれぞれに持って生まれた風格があり、
なぜか外観と描写には似通った雰囲気の描写性があり、
この風格も描写性も隠しようがない!

人間もそうかも知れませんね。
持って生まれた雰囲気があり、
生きてきた人生に積もり積もったものがそこに加わって、
それぞれに品性が備わっていて、隠しようも化けようもない。

自分のことは分かりません。
でも、人のことはわかりますね。
政治家たちにそれが一番よく現れている感じ。
龍馬や隆盛や晋作を持ち出すのはちょっと可哀想かもしれませんが、
彼らには、若くして、風格があり、高邁な理想と目標がありました。
今の政治家たちには野卑で下品な魂胆しか感じられないのが悲しいですね。
大企業やアメリカの走狗となって、あからさまに媚びを売る姿は、
すでに政治家たちが社会を牽引する立場にはないことを暴露しています。

クラシックレンズたちって、それぞれにどこか品格を感じさせてくれます。
レンズたちが個性を殺して、Photoshopの原稿制作道具に墜ちてしまった現代、
クラシックレンズたちの出る幕はなくなりました。
でも、捨てる神あれば、拾う神あり、ですね。
かつての写真世界は、本物の写真作家を頂点に、
プロ、アマのヒエラルキーがピラミッド状に広がり、
その序列、階層はかなり確固としていました。
今は、そんな世界をよそ目に、自分の写真世界を一人で楽しむ、
さまざまなギアがネット上に生まれつつあります。
ここでは、人の目なんかまったく気にしない、
自分の写真世界を一人楽しむ人たちが快適な写真生活を送っています。
誰も見に来なくてもよいのです。
自分で自分の写真をネット上で楽しめるのです!

古代ローマの政治家にして軍人、ルクルスは古代ローマきっての美食家。
毎日客を招いて、豪奢な美食の饗宴を催しました。
ある日、誰も客のいない日があって、料理人が質素な食事を出したら、
ルクルス、怒って、
「ルクルスがルクルスの家で食事をするのだ!
それにふさわしい料理を出せ!」と叱りつけた、という話が有名です。
私が2つのブログでやっているのが、まさにこれですね。
実際にはほとんど誰も見に来ないでしょう。
私も人間だから、誰か来てくれないかな、何人か来たかな、などと、
気にして、アクセスリポートをチェックしたりすると、
記事を作るときにも、そのあたりが影響しかねません。
だから、ブログを始めてまもなく、絶対にチェックしないと決めました。
この決断は大成功でした。
記事を作るときにも、自分の気持ちのまま、粉飾なく素直に書きなぐれます。
写真も、ざっと半数ほど残したいものを選択して、
まさに撮影方法と一緒で、ノートリミング、ノーメイキング、
濃度を一定にするだけ、ひたすら撮影順に並べて行って、
視角効果など気にかけません。
これでこそ、私が歩いた道の記憶となってくれるわけです。

   エルマジ20㎜F3.5

すでに9回記事をアップしていますが、
レンズそのものの素性はまるで明らかになっていません。
ヘリコイドもなくて、Pマウントのスクリューを回して、
ピントを合わせます。
まさに原始的。

でも、絵画的な独特の色彩と、
にじみ出るようなどっしりとした風格があって、
私には、小さな巨人、そうとしか思えません。
使えば使うほど、存在が増して行く、そんな稀な古玉。





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by Sha-Sindbad | 2019-03-24 15:59 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1607 古びつつある町(エルマジ20mmF3.5で加美の下町を少し歩いてみた)



7月5日火曜日、久しぶりに大阪加美に参りました。
ノロウィルス感染の孫プリンセスの世話。

月曜日は妻が参りました。
疲れきって帰宅しました。
プリンセスは「ママ、ママ」と泣きやまず。
その上、行き帰り通勤客で電車が満員だったそうです。

実は内緒ですが、私と一緒のときはプリンセス、泣きません。
と言うより、泣かせません。
なぜか?
分かってるでしょうが、バカにしちゃいけませんよ。
女を泣かせるような男じゃありませんよ。
私は一度も女を泣かせたことなんかありませんね。
まあ、妻が初恋の人なので、泣かせる機会もありませんでしたが。

冗談はさておき、結局、気を紛らわせるために、
抱っこしたり、歩き回ったり、お気に入りのDVDを見せたり、
と、なんだか不機嫌な恋人のご機嫌とりみたいなことをして、
かなり疲れましたね。

ママが中途で孫プリンスの用で一旦帰宅してくれたので、
折よく始まったプリンセスのお昼寝を利用して、
1時間ばかり加美の下町を撮影することができました。

装備は、久しぶりと言うか、またまたと言うか、
おフランスものの古式豊かなCマウントレンズ、
エルマジ20mmF3.5をオリンパスE-PL1に付けました。

開放でも四隅が暗くなるのですから、
少しでも絞ると、周辺が激しくけられます。
つまり、開放専科です。
それで十分。
実質40mm準標準として使うのにかかわらず、
開放でかなり深いピントなのです。
幸いオリンパスE-PL1はASA感度を100に落とせますので、
すでに真夏としか言いようのない炎暑の陽光の下でも、ちゃんと撮れます。

問題は、スクリューを削ってもらった所、無限を出すために、
畝が1ないし2本になるまで徹底的にスクリューを削って頂き、
接近しようとすると、
すぐレンズがポロリとカメラからこぼれ落ちそうになること。
(無限は不要、2、3mまでピンがくれば、十分、
そうお願いしたのですが、そんな中途半端は却下!)
事実、一回アスファルトの路面に激突しました。
頑強そのもの金属鏡胴なので、びくともしませんが、
これは剣呑ですね。
スクリューマウント、なんとかしなきゃ、ね。

写りはデカルト、ヴォルテールそこのけの明晰で深い切れ味。
私の本来の感度補正マイナス1.5はおろかマイナス0.3でも、
白昼のオリンパス液晶画面はまったくの闇。
誰かの頭脳とちょっと似ているかも?
いえいえ、あなたのではありませんよ。
やむなく撮影時はプラスに設定して、
ブログ投稿時にレベル補正で私の本来の濃度に仕上げています。

使えば使うほど、心に食い込んでくる描写。
なに、ただのストリート風景じゃないか、ですって。
なんですか、ただのストリート風景が
心に食い込んじゃいけないとおっしゃりたいので?
(熱射病のせいでしょうか?
今日はやたらと人に当たり散らす記事となりましたね。
まあ、いつものことですが)




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by Sha-Sindbad | 2016-07-09 22:03 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1604 加美下町風景(エルマジ20mmF3.5ほどチビで重厚なレンズってあるかしら)




私が手に入れた最初のエルマジのレンズ。
実は、エルマジなどというレンズ会社名を知ったのは、
ペッツヴァールレンズに親しむようになってから。
でも、一目見て、気に入りました。
レンズがではなく、会社名が。
いかにも「おフランス」らしい響きじゃありませんか?

私がフランスに行ったのはたった2回だけ。
とても縁遠い国です。
でも、本は沢山読んできました。
少年時代にデュマの「三銃士」、「モンテクリスト伯」、
ユーゴーの「レ・ミゼラブル」に魅せられて以来、お気に入りの国。
映画も子供の頃からたっぷり観ました。
フランスは独特の理性と感性とがともに突出した、
かなり変わった文化は無類の魅力に溢れています。
そうしたフランス文化の味わいをそっくりレンズの魅力にしたのが、
アンジェニューとキノプティックでした。

でも、エルマジという名前を知ってしまうと、
レンズの特質などまったく未知なのに、
すっかりその魅力にとりつかれてしまいました。
本レンズはそのエルマジ社のCマウントレンズ。
Cマウント位、互いに独特の個性、味わいを競い合うレンズ群はありません。
でも、この古めかしいエルマジはその中でも独特。

とびきり極小なのに、とびっきり重厚な描写。





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by Sha-Sindbad | 2016-07-02 14:05 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1515 梅田(ちょっと整形美人に変身のエルマジ20mmF3.5、古書店街へ)Part2



デコレーションやウィンドウを撮るのを嫌う方がいます。
警備員が飛んで来て「撮らないで下さい!」
お店にも警備員にも、実は、何の権限もありません。

もともとウィンドウの外に居る人間に見せるためのものです。
公道上や、私有地だけで通行に提供している道路上に、
店の者や警備員が出て来て、
通行人にあれこれ指図をする権利はありません。
公道上での写真撮影は自由です。
憲法が保障する表現の自由にあてはまる行為なのですから。
撮影してほしくなかったら、カーテンでお隠しなさい。
見せたいのであれば、写真を撮られても、文句は言えませんよ。
見る行為と撮影行為に違いはないのですから。

私はこんなものを撮るのが大好きです。
見て欲しいから、飾っている。
見て愛でてほしいから、飾っている。
じゃ、美しく撮ってあげましょう。

エルマジ20mmF3.5
チビレンズですが、描写の芸術的なフレーバーは格別ですね。
さすがにフランスのレンズ、と言いたいところですが、
実のところ、フランスのレンズが他の国のレンズに比して、
とくに芸術的であるという根拠などありません。
でも、やっぱりそう言ってしまいたいですね。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-13 23:15 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1513 梅田(ちょっと整形美人に変身のエルマジ20mmF3.5、古書店街へ)Part1



(前回のダブルメニスカスアクロマート63mm f4.8シリーズNo.2は、
次回回しとして、ひとまず、エルマジのチビレンズのPart1をご覧頂きます)

2月2日、ヨドバシでアップルのパソコンを物色しましたが、
みんなCRT画面がピッカピカのツールツルで、
買う気になれません。
かつてのシネマディスプレイは、ノングレアと言うのでしょうか?
おっとりと上品な画面でした。
これに親しんだ者には、ツルツル画面はとても耐えられない虚飾。
クラシックレンズの穏和で誇張のない画像に慣れ親しんだ者が、
現代の超高画質のデジタルレンズに耐えられないのと同じ。

さっさと売場を離れて、撮影モードに切り替えました。
宮崎貞安さんちから戻ってきたエルマジ20mmF3.5。
オリンパスE-PL1に付けてあります。
Cマウントのスクリューが深いために、
オリンパスの壁に使えて、
最短から80cmまでしか撮れなかったので、
この深過ぎるスクリューをけずってもらったのですが、
宮崎さんは完璧を目指すレンズ製造家ですから、
このスクリューを4.3mm削って、
無限までピントが合う状態に改造していただきました。
それは良かったのですが、思わぬ副作用。
レンズをアダプタに押し込んだ状態でCマウントアダプタと面一に。
ということは、逆にレンズを前に繰り出せない状態に。
スクリューが深かったときは、いくらでも繰り出せるので、
最短撮影距離はドラマチックに短かったので、
オリジナルは15cmほどまで近づけたのに、
改造後、スクリューは1ないし2本になってしまい、
せいぜい30cmあたりまでで、レンズを押さえる手を離すと、
エルマジはポトンとCマウントアダプタから転げ落ちてしまいます。
危険と隣り合わせのマクロ撮影。

でも、レンズを清掃していただきましたので、
実に抜けの良い画像に一変しました。
一勝一敗一引き分けの改造、というところでしょうか?
プチエルマジと名付けました。
エルマジ95mmF2.4がメインのときのサブはプチエルマジに限る、
そう決めました。
まず、その前半部分をご覧下さい。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-10 17:34 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1494 ユニバーサルシティ(古玉エルマジ20㎜F3.5とニューシティの出会いから)Part2



フランス
その言葉からどんなことを思い浮かべますか?

いろいろ、人によって違うでしょう。
ちょっと気取っているようで申し訳ないのですが、
私が思い浮かべるのは、
デカルト。
理性。
情緒面に優れているように見えて、
フランス人って、実に理知的です。

妻が以前フランスにホームステイしたことがありました。
その家の5歳の女の子が妻にこう言ったそうです、
「フランスでは、子供は6歳から理性が備わるって、
言われているのよ」
妻はこう応えたそうです、
「日本では、5歳からよ」

実は口から出任せですね。
30になっても、理性を備えない人が沢山居ます。
自分の考えなどないので、人の顔しか見ない。

そうすると、その女の子、
だから、自分はまだわがままを言っても許される、
そう言いたかったことを見抜かれたと悟って、
実に恥ずかしそうな笑いを浮かべたそうです。
「負けた........」
この子は5歳にしてすでに理知的なのです。

フランスは、芸術家ばかりではなく、
優れた哲学者、科学者を輩出しています。
カルティエ=ブレッソンはアーチストですが、
本質的に理知的な感覚が作品を独自なものにしている、
私はそう考えています。

エルマジ20㎜F3.5を使いますと、
やわらかな言葉で透徹した思惟を伝える、
そんな懐の深い構えを感じるのは、私だけでしょうか?




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by Sha-Sindbad | 2016-01-12 10:57 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1493 ユニバーサルシティ(古玉エルマジ20㎜F3.5とニューシティの出会いから)Part1



宮崎貞安さんにMマウントへの改造をお願いしているのが、
エルマジ95㎜f2。
eBayで購入したものですが、
湿板カメラ用ペッツヴァールという触れ込み。
そうだったら、いいのにな...........
生まれて初めて手に入れたエルマジが今回のエルマジ20㎜F3.5。

おそらくCマウントレンズの草分け時代のものらしく、
古色蒼然を絵に描いたような超小型レンズ。
でも、作りはよく、小さいながら、風格があります。
そして、その写りは、私の目には一級品。

エルマジ95㎜f2を待ちこがれるあまりの代役ということは、
このレンズに内緒。
なぜかオリンパスEP-L1の液晶では雑音だらけで、
あまり期待できないような粗雑な写りに見えます。
でも、帰宅してマックに移してチェックしますと、
なかなかどうしてピタリと決まっています。
さすがに堂々たる描写ではありませんか?




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by Sha-Sindbad | 2016-01-11 23:49 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1262 聖なる像 (エルマジ20㎜F3.5はチビなのに、写りは重厚尊厳)



中将姫光学さんのご教示で、このエルマジ20㎜F3.5、
どうやらAnastigmatのようです。
素敵なご指摘のコメントだったので、本文に移させていただきます。

    新しいレンズを手に入れた時の喜びが伝わって来ます。
    某オークションでいまANASTIGMAT HERMAGIS 20mm f3.5
    というレンズが出品されていますが、これとは違うものでしょうか。
    同じなら言うまでもなく、アナスティグマットとあるように、
    ペッツバールタイプではありません。
    では、どういう構成か気になりますが、
    もとよりわたしの知識ではさっぱり分かりません。
    製造年代が絞れれば、
    1900年頃ならプロターのライセンス品かも知れませんし、
    もっと後ならテッサータイプの可能性もあります。

Anastigmatというのは、キングズレークの訳注によれば、
「非点収差を補正したレンズ」なのだそうです。

    キングズレークの記述のほとんどが実は私にはちんぷんかんぷん。
    でも、どうやら、ペッツヴァールレンズとは平行して、
    画面の隅々までしっかり写るプロターやテッサーの方向への進化、
    それがAnastigmatのようです。

エルマジ20㎜F3.5は、猛烈に古色蒼然としたただずまいで、
しかも写りもなぜか前世紀的。

    プロター系統だったら、嬉しいなという気持ち。
    というのは、幾度かプロターの写真を拝見したことがあり、
    その中身のぎっしり詰まった実在感は圧倒的だったからです。
    このレンズもそんな凝縮感があります。

一枚だけ、ご覧頂きましょう。

    レストランの客寄せ用の彫像ですが、
    それを超えた何かがぐっと競り上がって来るではありませんか?




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by Sha-Sindbad | 2015-02-17 12:37 | Hermagis20/3.5 | Comments(5)

1260 変妖 (エルマジ20㎜F3.5は絶妙幽玄の味わいを発揮し始めた)


今日は吉田正写真教室のあと、
阪急電車で梅田に出ました。

新着レンズの試し撮りが目的。

    カメラはオリンパスE-PL1。
    レンズはエルマジ20mmF3.5

梅田駅に着いて、早速駅構内で撮影開始。
その一枚をご覧頂きましょう。

    ぐるぐるボケがないので、
    どうもペッツヴァールじゃなさそう。
    でも、合焦部分の切れ味はペッツヴァールそこのけ。
    そして、生み出す雰囲気はぐっと重厚。

これは出色のレンズのようです。
完全な掘り出し物と言いたいですね。




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by Sha-Sindbad | 2015-02-15 22:25 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)