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レンズ千夜一夜

カテゴリ:Thambar90/2.2( 21 )

2087 隠れ道(2018年12月16日タンバール90㎜F2.3が鹿野園町の里をほんのりそぞろ歩き)



世界中に理想郷伝説があります。
そして、その理想郷に付けられた名前が、
それぞれにみんな素敵な響きですね。

   トマス・モアの「ユートピア」
   ケルト神話の「アヴァロン」
   プラトンの「アトランティス」
   聖書の「エデン」
   コールリッジの「ザナドゥ」
   チベットの「シャングリラ」
   南米の理想郷「エル・ドラード」
   ギリシア神話の「アルカディア」と「エリュシオン」   
   陶淵明の「桃源郷」
   ケルト神話の「ティル・ナ・ノーグ」
   琉球神話の「ニライカナイ」

どれもこれもうっとりとさせる語感ですね。
満たされぬ現実の苦しみにあえぐ人々が、
いつか悲惨から逃れて、平安に包まれて暮らしたい地、
唇と舌を転がしてみてください。
そっとつぶやくにふさわしい、やさしい響きばかり。
世界中の人たちが、憧れに満ちた思いでそっとつぶやける言葉にふさわしい、
あたたかく優しく潤いに満ちた語感は格別の味わいですね。
カキクケコ、ガギグゲゴは、ほとんど含まれていません。
刺激的な語感を感じさせるのでしょうか?

クラシックレンズの命名にも同種の命名原理が働いている感じがします。
「憧れに満ちた語感」
私の最愛のレンズ2本も完全にこの原理に合致しています。

   ホロゴン
   タンバール

ひさしぶりに、そのタンバール90㎜F2.2を使いました。
意味不明のロボグラフィばかりですが、私にはとても心安らぐソフト描写。
やっぱりタンバールって、いいな...
そっとため息。




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by Sha-Sindbad | 2019-06-02 15:40 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1983 朦朧体(2018年4月5日タンバール90㎜F2.2で定かならぬ奈良町)2


私は12、3年前から中国の撥弦楽器、揚琴を学んでいます。
ツィンバロン、ダルシマー、サンドゥーリ等、
同種の民族楽器が世界中にあります。
これが中国に入り、一大変化を遂げました。
上記の楽器たちは独特の音律の民族楽器ですが、
中国人はこれを12音階の楽器に改良したのです。
そのうえ、バチを竹に変えました。
これは揚琴の奏法を画期的に変えてしまいました。
しなやかで弾力性があり、かつ小回りが効きます。
遙かに精緻多彩な音楽を生み出す楽器に生まれ変わりました。

そんな揚琴演奏の当代の第一人者は、黄河先生。
中国の音楽大学の双璧は北京中央音楽院と上海音楽院。
その中央音楽院の揚琴教授でした。

私の先生、付虹先生から聴きました、
最近、中央音楽院の揚琴教授が王玉珏さんに交替したそうです。
黄河先生の弟子です。
世代交代ですが、この新教授の演奏がYouTubeに沢山あります。
付虹先生に教えていただき、これを見て、仰天してしまいました。
演奏のスタイルが革命的なほどに変わったのです。
黄河先生の伝統的な演奏を一つご覧下さい。

黄河扬琴独奏:《黄河颂》
https://www.youtube.com/watch?v=e2J3443XZoM

一つ一つの音に芯があって、粒立ちがとてもよくて、
目も醒めるような、水際だった名演です。
誰も真似ができないんじゃないか、とさえ思えます。
試しに、ツィンバロン、ダルシマーの演奏をご覧になれば、
揚琴の表現力がどんなに増大しているか、
お分かりになるでしょう。

そこで、新しい王玉珏教授の演奏をご覧下さい。

王丹紅創作揚琴協奏曲《狂想曲》王玉珏
https://www.youtube.com/watch?v=b1Nsto7uQdU&list=
PL1kIeRJejsQZ2fryUfVPfn1mKZKb32iIE&index=4&t=0s

なんだか同じ楽器と思えないほどに違うではありませんか?
硬質の感触を出来るかぎり押さえて、
近頃大きく改良された揚琴をお使いになっていることも、
音の幅、質、表現性に好影響を与えているのかも知れません。
でも、2分目あたりの繊細で優美なアルペジオにぶつかると、
もうすっかり心を奪われてしまいました。

王玉珏さんも学生の頃の演奏は黄河先生の奏法に近い感じ。
現在の優艶な奏法が王玉珏さんの創造かどうかは分かりません。
少なくとも、王玉珏さんの演奏に助演している奏者たちは、
全員、王玉珏さんと同じ奏法に変わっています。

でも、実は、私の先生、付虹先生の演奏法もかなり近いのです。
先生の演奏はYouTubeでたった一つしか見つかりません。
それもiPhoneのファイルなので、音質も画質も今一。
私も昔から、先生の演奏法をYouTubeなりで見て、
学びたいと思ってきました。
黄河先生の超絶技法は、一生かかっても学べないでしょう。
でも、付虹先生や王玉珏さんの奏法なら、
私が弾けるようなやさしい曲にでも応用ができます。
でも、付虹先生のビデオはない。
自分でiPhoneで撮らせていただきましたが、
クローズアップで撮るせいか、
とても真似できるものじゃない!

王玉珏さんの奏法ももちろん真似できるものではないけど、
すでに十数曲は見つかっています。
さまざまなテクニックの部分が散りばめられているので、
ああ、ここではこんな風に弾くんだなあ、と、
僅かながらも学ぶことができそうです。
第一に、ソフトなサウンドの魅力を一杯感じ取ると、
自分の楽器でもこんな音を出したい、という目標ができます。

そこで、肝心要の写真に話を移しますと、
写真でも、硬軟二つの潮流が常にあるのではないでしょうか?
私の体験では、硬派の代表はツァイスレンズ。
軟派の代表はもちろんライカレンズ。
その究極の代表格がタンバール90㎜F2.2ですね。
なんだか、タンバールって、レンズ界の王玉珏さん、
そんな感じがしてきました。

問題は、私という人間はもともと硬派の人間です。
そんな人間がムリにタンバールを使おうとすると、
まるで弁慶が猫撫で声で迫る、
そんな場違い感がかすかに漂います。
演奏もそうでしょうけど、
技法の問題、レンズの問題ではなく、
心そのものがしなやかに変わる必要がありそうです。
軟調レンズを使うときは、そんな気持ちを忘れず、
心を柔らかく保ち、対象への眼差しも和らげつつ、
そっと撮りたい、そんな気になっています。




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by Sha-Sindbad | 2018-06-24 17:09 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1982 朦朧体(2018年4月5日タンバール90㎜F2.2で定かならぬ奈良町)


私はもともと写真をツァイスレンズで始めました。
大学時代はミノルタSR-1で、ミノルタのレンズで撮っていましたが、
職業生活に入って4年目、宮崎市で写真クラブ「写壇はにわ」入会。
これが私の長い写真生活の本格的な始まりでした。

そのとき、私は大阪の老舗「ツカモトカメラ」で手に入れた、
ツァイスのスーパーイコンタ6×9、
ヤシカコンタックスとレンズ3本で出発しました。
その後、コンタックスシリーズを7、8本集めた挙げ句、
コンタレックスシリーズに移行したのですから、
いわばツァイス党だったわけです。

立体感、存在感溢れる描写を好んでいたわけです。
でも、その後、平行してライカの沼にもずぶずぶ沈みこみ、
いわば王羲之風の魁偉な書体と、良寛風の洒脱な書体、
この両方に心が揺れ動く時代に移行していきました。

ライカレンズ群の中でも、ひときわ私の心をそそったのは、
タンバール90㎜F2.2。
自分の技術でもセンスでも、そして資力でも、
とても追いつけない高嶺、それが、
タンバール90㎜F2.2。

銀塩カメラからデジタルカメラの時代に移行し、
その最初期は、ライカレンズの市場はかなり暴落し、
タンバールも往時の半額以下に落ちたことがありました。
そのライカレンズ受難の時期に、私の手に落ちたのです。
こうして、私にとって、ホロゴンと並ぶ究極のレンズが、
私の手の中で遊ぶようになったのですが、
実は、未だに使いこなすことができないじゃじゃ馬。

銀塩時代にはその一番の難関がピントにありました。
なぜかピントが来ないのです。
ソフトレンズの本来の理想は、
焦点がびしりと合った主人公が霧に包まれつつ立ち上がる、
そんな幽玄な境地にあるように思われるのですが、
肝心要の焦点が来ないのでは、ただのボケ写真です。

デジタルのソニーα7で使うようになって、
液晶画面の拡大機能で、焦点問題は解決しました。
でも、もっと基本的な障害が立ちはだかっています。
私のセンスそのものが、
タンバールの理想となるような幽玄の境地にほど遠い!

タンバールの朦朧体写真を撮るためには、
撮影者自身はかなり感性と知性を使う必要がありますが、
私と言えば、人間そのものが朦朧体、
これじゃ、始まりませんね。

撮影面では、半逆光程度の角度がよさそうですが、
私は基本的に順光派であることも邪魔しているのかも。
未だに四苦八苦しています。

古都奈良の奈良公園から奈良町を歩き回りましたが、
タンバール写真と言うには恥ずかしいような写真ばかり。
でも、2回に分けて、ごらん頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2018-06-23 16:08 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1982 朦朧体(2018年4月5日タンバール90㎜F2.2で定かならぬ奈良町)


私はもともと写真をツァイスレンズで始めました。
大学時代はミノルタSR-1で、ミノルタのレンズで撮っていましたが、
職業生活に入って4年目、宮崎市で写真クラブ「写壇はにわ」入会。
これが私の長い写真生活の本格的な始まりでした。

そのとき、私は大阪の老舗「ツカモトカメラ」で手に入れた、
ツァイスのスーパーイコンタ6×9、
ヤシカコンタックスとレンズ3本で出発しました。
その後、コンタックスシリーズを7、8本集めた挙げ句、
コンタレックスシリーズに移行したのですから、
いわばツァイス党だったわけです。

立体感、存在感溢れる描写を好んでいたわけです。
でも、その後、平行してライカの沼にもずぶずぶ沈みこみ、
いわば王羲之風の魁偉な書体と、良寛風の洒脱な書体、
この両方に心が揺れ動く時代に移行していきました。

ライカレンズ群の中でも、ひときわ私の心をそそったのは、
タンバール90㎜F2.2。
自分の技術でもセンスでも、そして資力でも、
とても追いつけない高嶺、それが、
タンバール90㎜F2.2。

銀塩カメラからデジタルカメラの時代に移行し、
その最初期は、ライカレンズの市場はかなり暴落し、
タンバールも往時の半額以下に落ちたことがありました。
そのライカレンズ受難の時期に、私の手に落ちたのです。
こうして、私にとって、ホロゴンと並ぶ究極のレンズが、
私の手の中で遊ぶようになったのですが、
実は、未だに使いこなすことができないじゃじゃ馬。

銀塩時代にはその一番の難関がピントにありました。
なぜかピントが来ないのです。
ソフトレンズの本来の理想は、
焦点がびしりと合った主人公が霧に包まれつつ立ち上がる、
そんな幽玄な境地にあるように思われるのですが、
肝心要の焦点が来ないのでは、ただのボケ写真です。

デジタルのソニーα7で使うようになって、
液晶画面の拡大機能で、焦点問題は解決しました。
でも、もっと基本的な障害が立ちはだかっています。
私のセンスそのものが、
タンバールの理想となるような幽玄の境地にほど遠い!

タンバールの朦朧体写真を撮るためには、
撮影者自身はかなり感性と知性を使う必要がありますが、
私と言えば、人間そのものが朦朧体、
これじゃ、始まりませんね。

撮影面では、私のお好みの被写体が暗がりの中の黒いもの、
というような地味がものが多いため、タンバール向きではなさそう。
それに、半逆光程度の角度がよさそうですが、
私は基本的に順光派であることも邪魔しているのかも。
未だに四苦八苦しています。

古都奈良の奈良公園から奈良町を歩き回りましたが、
タンバール写真と言うには恥ずかしいような写真ばかり。
でも、2回に分けて、ごらん頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2018-06-23 15:49 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)6-完-


古代ギリシア彫刻のアルカイック期の彫像の特徴の一つが、
アルカイックスマイルですね。
シリアスな雰囲気をとどめた、ほのかな微笑。
破顔一笑ではないところに、大きな魅力があります。

タンバール写真にアルカイックスマイルを感じる。
こう書きますと、牽強付会に過ぎる、
そう感じる方もおいででしょう。
まあ、そうかも知れません。
でも、タンバールで撮った写真には、なにかしら謎が残ります。

アルカイック期の彫像に通じるところがあるとすれば、
アルカイックスマイルに認められるあえかでほのかな微笑みの印象が、
タンバール写真にも残されている、というあたりでしょうか?

フローライトアポクロマート135㎜F2.4はかなり違います。
近頃知り合った青年に道角にばったり出会った美少女が見せる、
そんな爽やかで、翳りのない微笑み、といった印象。

どちらも魅力的ですね。





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by Sha-Sindbad | 2017-04-01 22:40 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)5 一瞬ごとに

近頃熱狂的に試写していましたニューレンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4を、
一昨日、宮崎貞安さんにお返ししました。
A4試写プリント10枚と4回分の試写データ全部を付けて。

「ホロゴン、命」という、超広角一辺倒の私が、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4だ、
タンバール90㎜F2.2だ、
エルマジ95㎜f2.4だ、
と、望遠系に心を奪われるというのも、
人生は面白い構図で展開してくれるものです。
人生って、本当にいろいろ意外なことが起こるものですね。

別ブログを「わが友ホロゴン、わが夢タンバール」と名付けたのも、
私の心の中に、望遠系にも心が傾く自分自身を感じ取っていたのかも?

今回のフローライト騒動で、かなり分かってきたことがあります。
私の心の動き方。
どなたもそうかも知れませんが、一貫性などまるでない!
それは私の写真観のせいのようです。

あなたにとって、あなたの写真はなんですか?
   人生の証し?
   人生の里程標?
   それとも、憂さ晴らし?

私にとって、私の写真は?

   思いがけない出会いの記録

向こうから挨拶するまでもなく、
私から挨拶するするまでもなく、
出会い頭にいきなりばったり出会って、

   「やあ、こんにちわ!
   奇遇ですねえ。
   あなたのような存在がこの世に生きていたなんて!」

   「なにをおっしゃる、ウサギさん、
   こちらこそ、あんたのような奇態な写真好き、
   このあたりに来たこと、ありませんよ!」

この世でタダ一つの存在、
私はそんな存在が大好きなのです。
一人一人の人間も実はそんな存在なのです。
でも、ご本人はそれに気がついていないだけ。

なにも非凡だ、と言っているのではありません。
どんな人のその人ただ一人の人生を、日々、毎瞬毎瞬、歩んでいます。
その瞬間瞬間を、この世でただその時にしかない貴重な瞬間と思うか?
そう思わないか、これはご本人の自由です。

少なくとも、私はそう思いたいし、そう実感しながら生きたい。
なにも一瞬ごとになにか変わったことをしろ、というわけではない。
その瞬間が二度とないことを噛みしめながら生きたい。
そう感じる瞬間こそ、私は本当に生きている、そう実感できる、
そうではありませんか?




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by Sha-Sindbad | 2017-04-01 17:59 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)4 頂点

こうしてタンバールを使ってみたのは、
現在試写中のフローライトアポクロマート135㎜F2.4との対比のため。

タンバールこそは、私の愛するNo.2のレンズ。
やっぱり、私好みのすばらしい描写。
ソニーα7にひたすら感謝。
ライカM9だと、基線長が短すぎて、
135㎜レンズなんか使い物になりません。
そこで、こうしてブログに掲載しつつ、うっとり。

実は、今日、宮崎さんにお見せするために、
フローライトの写真をA4に7枚プリントしたのです。
その7枚を並べて見ると、
「いや、こちらもすごいじゃないか!」

ゾンネタール50㎜F1.1と並んで、
現代的クラシックレンズの極致、
そして、タンバールとの対比をしたくても、
この2本はまったく比較対照の域を絶している、
これが私の結論です。

ハリウッドの偉大な女優たちのようです。
グレタ・ガルボも美しい。
でも、イングリット・バーグマンも美しい。
ヘプバーンも最高だし、
マリリン・モンローも絶対最高。
つまり、みんな最高!
(現代の世界中の女優たちはみんな落第です!
日本の女優なんて、ぜんぜん区別がつかない。
個性というものが浮かび上がってこないのです。
どこが、スター?)

レンズの場合、大抵の場合は、優劣はつきます。
でも、優劣の比較を絶している名レンズもかなり沢山あります。
欠点もまた魅力に通じるのですから、怖い。
レンズ特性なんかで優劣を云々する人は、本当にレンズを愛しているんだろうか、
私ははっきり疑ってしまいます。

マクロスイターもゾンネタールもレンズ山系のピークに立っています。
そんな頂点に突っ立つレンズに私はかなり沢山出会ってきましたが、
この2本はそんな伝説的レンズたちの系譜に直接繋がっている、
そう、私は信じています。




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by Sha-Sindbad | 2017-03-29 22:56 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1764 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)3 コルトー


YouTubeで、とてもありがたいアルバムを見つけました。

Chopin - Complete Piano Works/New Mastering
(recording of the Century : Alfred Cortot)
(https://www.youtube.com/watch?v=SPYR8QzU1-o)

往年の偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトー演奏による、
ショパンのピアノ作品集です。
5時間45分という膨大な収録です。
でも、編集者はとても親切です。
どこにどの曲が収録されているか、ちゃんと一覧表を用意。
この比類のないピアニストによるショパンを満喫できます。

この人の生涯は1877年から1962年にわたっています。
何百回ものコンサートを開いたでしょう。
コルトーは亡くなり、聴衆もほとんど亡くなっているでしょう。
コルトーの生の演奏を記憶する人はほとんどいない。
演奏家たちの本当の芸術はすべて同様の運命にあります。
消え去りゆく。
偉大な画家たちの運命はもう少しマシかもしれません。
作品が残るからです。

でも、よく考えると、演奏家たちを憐れむ必要はありません。
私たちの人生そのものが同様の運命にあるのですから。
私たちの日々の人生は、
自分の記憶の中からもどんどん去っていきます。

これで分かります。
記憶に残ることは、私たちにとって、実はあまり意味がない。
本当に意味があることは、現在!
今、私たちはなにをし、どう感じるか?
これだけなのでしょう。

私は、なにか意味があったなと思ったことを、
2つのブログでかすかに記録しようとしています。
でも、誰も読まないし、自分自身も読み返すことなどほとんどない。

とすると、ここでも、意味があるのは、
今、このブログを作る、
この行為だけ!
とすると、どんどん作ることにしたいものです。
かすかにではあれ、自分の中に記憶のよすがが残る希望があるからです。

さあ、奈良町でのタンバール写真、続けましょう。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-28 14:10 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から



YouTubeで、とてもありがたいアルバムを見つけました。

Chopin - Complete Piano Works/New Mastering
(recording of the Century : Alfred Cortot)
(https://www.youtube.com/watch?v=SPYR8QzU1-o)

往年の偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトー演奏による、
ショパンのピアノ作品集です。
5時間45分という膨大な収録です。
でも、編集者はとても親切です。
どこにどの曲が収録されているか、ちゃんと一覧表を用意。
この比類のないピアニストによるショパンを満喫できます。
この人の生涯は1877年から1962年にわたっています。
何百回ものコンサートを開いたでしょう。
コルトーは亡くなり、聴衆もほとんど亡くなっているでしょう。
コルトーの生の演奏を記憶する人はほとんどいない。
演奏家たちの本当の芸術はすべて同様の運命にあります。
消え去りゆく。
偉大な画家たちの運命はもう少しマシかもしれません。
作品が残るからです。
でも、よく考えると、演奏家たちを憐れむ必要はありません。
私たちの人生そのものが同様の運命にあるのですから。
私たちの日々の人生は、自分の記憶の中からもどんどん去っていく。
これで分かります。
残ることは、私たちにとって、実はなんの意味もない。
本当に意味があることは、今、私たちはなにをし、どう感じるか?
これだけなのでしょう。
私は、なにか意味があったなと思ったことを、
2つのブログでかすかに記録しようとしています。
でも、誰も読まないし、自分自身も読み返すことなどほとんどない。
とすると、ここでも、意味があるのは、今、このブログを作る、
この行為だけ!
とすると、どんどん作ることにしたいものです。
かすかにではあれ、自分の中に記憶のよすがが残る希望があるからです。
さあ、奈良町でのタンバール写真、続けましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-03-26 14:50 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から

今日は帰宅が遅れました。
仕事が一杯、時間は少し。
タンバール写真だけざらっと並べることにしましょう。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-24 23:58 | Thambar90/2.2 | Comments(0)