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レンズ千夜一夜

カテゴリ:Summicron35/2( 10 )

2099 人々(2019年4月10日ズミクロン35㎜F8八枚玉が奈良町スナップを楽しんだ)



どなたもそうだと思うのですが、
私は生涯にかなり沢山の人と会ってきました。
人間は一体生涯に何人の人と出会うのでしょう?
そうやって日々出会う人の中に初対面の人が混じっている率は
どれ位でしょう?

生涯に出会った人の数が一番多い人って、誰でしょう?
もしかすると、ナポレオンかも知れませんね。
生涯に幾度会戦を行ったのでしょう。
その都度大変な数の軍勢を指揮しました。
もちろん政治構造、軍隊構造はどれもピラミッド構造ですから、
彼が本当に人間性、能力を把握すべきスタッフの数は
かなり限定されていたかも知れません。
でも、ナポレオンは、スタッフの才能を熟知し、
適材適所に起用することで勝利を収め続けたのですが、
その理解の中には、将軍たちがどのようなやり方で軍団を指揮するのか、
互いにどう協力し合えるのかを的確に理解することができたから、
生涯においてほとんど常勝を続けることができたのでしょう。

それに、ナポレオンの記憶力、関心の深さは特別だったようです。
エルバ島から奇跡のカムバックを果たした時のことです。
彼は整列した近衛兵たちを一人一人名前で呼びかけた、
というのですから、本当にただものではありません。
近衛兵たちは心を揺さぶられて、
「陛下のためには死んでも良い」と思い詰め、
ワーテルローで死んでいったのでしょう。

私は、職業時代、大した仕事ではありませんでしたが、
ナポレオンとはまるで異なる場面で人と出会い続けました。
ナポレオンが軍を指揮したときに必要とした眼力とは別の眼力が必要でした。
でも、初対面で、どんな人間なのか、ほとんど判断材料がない。
そこで、なにを重要な判断材料に使ったか?
目と言葉、この二つでした。
じっと目を見つめながら、あれこれと会話を交わす、
そうすると、どんな人間か、段々と判ってくるものです。
そして、もう一つ、同じくらいに大切なことは、
相手も私のことをわかってくれます。
ある種の信頼関係が結ばれないと、
この世の大抵のことはうまく行かないものですね。

私と同じ立場に居ながら、ほとんど相手と目を合わせない人がいます。
会話も満足に交わさない。
これで相手が判るのだろうか?
相手の心をつかめるのだろうか?
いつもいぶかしく感じたものです。

でも、人をそんなに簡単に理解したつもりになるのは危険ですね。
目を合わせないように見えて、実はこれが作戦。
さりげなく斜交いに相手を観察する、
それがそんな人の手法なのかもしれません。
実は、路上スナップって、このようなタイプの人向きなのかも知れません。

カメラを持ちながら、路上を進むのです。
対面歩行しつつ近づいてくる人の中には、
スナップ写真家じゃないかと気づく人だっているでしょう。
そうすると、向こうも、何気ない振りをしながらも、
警戒を怠らないかも知れません。
その警戒の意味は人さまざまでしょう。
たとえば、世界中でかなりの国で、
撮られることを歓迎する人たちも多いようです。
中国も、高齢者はいやがりますが、若者は大歓迎。
大きな流れとしては、世界中がビジュアル化して、
喜んでレンズの前でパフォーマンスする人が増えているようです。

そうではあっても、それがスナップに好都合と言うでもありません。
気づかれたら、その人はお好みの表情をさっと作るので、
写真になりません。
自然な振る舞いの瞬間をキャッチするのが
スナップ写真のコツだからです。

昔、カメラを胸に固定して、レリーズで撮る写真家が居ました。
これって、むしろ、「今から撮りますよ」と、
進んで宣伝しているようなものではありませんか?
私は、片手にカメラを持ち、
あるいは、ホロゴンのように両手で持ちながら、
撮りたい人を10m以上前方で見分けます。
そして、それからは全くあらぬ方に視線をやりながら、
さりげなく歩みを進めます。
そんな風にしても、目の片隅には見えています。
そして、「今だ!」と心がささやいた瞬間に、
シャッターを落とします。

実のところ、ロボグラフィ専科に徹するようになって、
ストリートフォトはほとんど止めていました。
近頃、また撮り始めているのです。
いざという瞬間の撮影行為はかなり下手になっています。
でも、楽しいものです。
撮りたいと思う何かを持っている人しか撮りません。
それが何かを共通して言い当てることはできません。
人さまざまです。
だから、魅力もさまざま。
でも、魅力があるから、撮ります。

スナップ写真家が10人同じストリートを同時に前後しながら歩いたら、
それぞれ独自の瞬間、別々の人を撮るでしょう。
スナップもまた一つの人間関係なのですから。
でも、この頃、久しぶりにスナップ路線も併用するようになり、
ストリートでのノーファインダースナップを楽しむようになっていますが、
かなりコツを忘れてしまったようです。
きっと動きも傍目にはぎこちないことでしょう。

どうやら県外に撮影に出ることがほとんど無くなり、
奈良市内の同じエリアを巡回しているのですから、
目先の変わったことも試して、心を躍らせる体験もときにはしてみたい、
というところでしょうか?

カルティエ=ブレッソンがズミクロン35㎜F2を愛用したかどうか?
私は知りません。
彼は生涯ライカを主に使ったようですが、作品を観る限り、
28㎜から135㎜までさまざまな焦点距離のレンズを使ったようです。
でも、一番の主力は50㎜と35㎜だった感じ。
初期にはエルマーが主力だったことは間違いがありません。
私が撮っても、とても似た味わいで撮れるからです。
もちろん作品の質ではありませんよ。

初期のスクリューマウントのズミクロン35㎜は使ったのではないか、
という感じがします。
かなり大きなスケールでの作品群がかなりあり、
パースペクティブもかなり自然で、
21㎜はもとより28㎜ならもう少し極端だろうという感じがするからです。

面白いことは、カメラ位置。
彼の場合、多くの作品で、
カメラが高い位置にあったことを感じさせるパースペティブ。
つまり、彼は立ったまま、丁寧にファインダーを覗いて撮っていた。
しかも、彼はたしか190ほどの長身。
だから、いつも若干見下ろすような感じがあります。

木村伊兵衛も同様の撮り方だった感じがします。
さほど長身ではなかったので、
カルティエ・ブレッソンほど見下ろす感じは少ないのですが、
やはり人物よりもちょっと高い視点を感じさせます。

二人とも撮影の瞬間に作品を作ってしまいたい、
そう考えて居られたのでしょう。
撮影は常に真剣勝負でした。
私の場合は、作品作りという目標がないので、その点、実に気楽。
奈良の諸処でズミクロン35㎜F2八枚玉を、
すべてノーファインダー、ウェストレベルで撮りました。
ちょっと古めかしい色合いですが、
ネガフィルムの時代、もっと古めかしかったことを覚えていますので、
これはこれで新鮮味があって、よろしい。

でも、現代レンズとPhotoshopに慣れている方は、
なんと色の悪いレンズ、使い物にならない、
そうお感じになるでしょう。
私は、Photoshopで、正しい色再現に修正するつもりはありません。
確かにクラシックレンズはそれぞれに独特にずれています。
現代人はそれを欠点と呼び、
私は個性、コクと呼びます。
人間の面白さも同じスタンスがある感じですね。
人間って、欠陥だらけです。
独自の長所を得るために、なにかを捨てた、ということもありそう。

現代人の理想像は、使う側から言いますと、
いわば高性能な部品として有効に機能すること。
個性、癖など無駄なファクターなのです。
現代では、商品開発、新機構の整備等、新たな計画は、
一部のプロジェクトチームがコンピューターを駆使してプログラムします。
計画、プログラムの実施者はすべて厳格な役割指定を受けたパーツとして、
システムに組み込まれます。
要するに、人間は部品化しつつあるようです。
部品の理想はなにか?
廉価に製作調達でき、取り換え簡単、代替可能、ということ。
ああ、人間は部品になってしまいそうですね。

そこで、写真に話を戻しますと、
現代では、撮影行為は創造行為の準備段階に過ぎません。
大切なことは画像処理ソフトで、思いのままに加工して、
斬新かつ独創的な画像ファイルを創造することにあります。

ここだけの話ですが、
私には、そうして創造された現代の作品が面白くないのです。
ちっとも心が動かないのです。
これは写真じゃない!
現代の写真芸術は次の異質な2つのジャンルが混在する過渡期にある、
これが私の評価です。

  ①写真アート
  ②ビジュアルアート

いつかは、①が消滅し、②だけになってしまうでしょう。
今でも、②の制作者たちは、
銀塩カメラによって作られた写真作品を
憐憫の情をもって見下す時代になってしまいました。
もうその時代は始まっています、
こんなことをうそぶく初心者自称アーチストがいます、
「カルティエ=ブレッソンって、
どうしてあんなにぶれた写真を平気で作品にしているんですか?」
「昔のカメラで撮った写真って、
まあ、許せるかな、という感じですね」

私はこんな人たちと一緒に写真を語り合いたいとは思いませんね。

それにしても、思います。
今回撮った人たちのほとんどが海外からの観光客。
そうした人たちも日本人も、
なんとしっかりしていることか!
政治家たちは著しく劣化しているけれども、
一般人は決して劣化していませんね。





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by Sha-Sindbad | 2019-07-18 23:22 | Summicron35/2 | Comments(0)

1954 下町(2017年10月9日ズミクロン35㎜F2は大阪加美にピタリ合って)3-完-



昨日は、私が習っている揚琴の師、付虹先生のマンションで、
弟子7人が集まって、4月27日のアブニールコンサートの練習をしました。
私はこれ以外に、リコーダー三重奏でも出演します。
妻が「どちらもろくに弾けないのに、二つも出るの?」
私、「違うよ。二つじゃない。
付虹先生の揚琴楽団は2つの演目で出るので、三つだよ」
ますますいけませんね。

でも、下手は下手なりに楽しんでいます。
写真作品でもなんでもない、出会いの証拠写真たちを並べるブログを、
2つもやって、どちらにも無作為無差別にたっぷり写真を並べているのと、
とてもよく似ています。
つまり、それが私のキャラクターなのでしょう。

ズミクロン35㎜F2はますます好調です。
写真の方も下手は下手なりに楽しんでいるわけです。




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by Sha-Sindbad | 2018-04-10 12:14 | Summicron35/2 | Comments(0)

1953 下町(2017年10月9日ズミクロン35㎜F2は大阪加美にピタリ合って)2 重厚


4月28日のアブニールコンサートの準備が忙しく、
写真は用意したけど、文章を書く暇がありません。

私はズミクロン50㎜F2ではあまり良い経験がありませんが、
ズミクロン35㎜F2八枚玉は別ですね。
どこがどう違う、という説明はできませんが、
精密で重厚なんだけど、硬くはない、という感触があって、
使い心地がなんとも言えず、落ち着いた雰囲気。

今回は金属ロボグラフィが多いのですが、
冷たくはない、という印象。
35㎜レンズには名レンズが揃っていますが、
この八枚玉もトップクラスの一員、そう言いたくなります。




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by Sha-Sindbad | 2018-04-06 22:58 | Summicron35/2 | Comments(0)

1952 下町(2017年10月9日ズミクロン35㎜F2は大阪加美にピタリ合って)1 チェ・ジウさん



私は、一旦始めると、かなり続ける質のようです。
ほんの偶然から、「冬のソナタ」に出会い、
その冒頭で、高校生姿のチェ・ジウさんが
バス停に向かって駈けるシーンで、あっと言う間に、
韓流ドラマにはまってしまいました。
別ブログ「わが友ホロゴン」を始めた年だったと記憶しています。

私は映画が大好きで、毎晩のように、深夜、洋画を観ていました。
でも、それ以来、ほぼ完全に韓流ドラマ一辺倒になってしまい、
現在に至っています。

依然として、韓国の女優さんの中ではチェ・ジウさんが一番。
数日前そのチェ・ジウさんと一般市民の男性との結婚のニュース!
まるで自分の親戚が結婚して、ホッとしたような気分。
彼女の名は「冬のソナタ」当時の数作で韓国ドラマ史に永遠に残ります。
現在でもトップスターのようですが、それでも、正直なところ、私としては、
このまま引退されるなら、さらに喜ばしいですね。
なぜ?
その後は、監督にも作品にもついに恵まれないままでしたから。
彼女は恵まれない環境に翻弄される役柄が似合います。
本質的に庶民的で、人柄が温かいうえ、猛烈に芸達者ではないので、
似合わない役では、場違いなだけなのに、
その後の作品はいわばセレブの女性を演じるドラマがほとんど。
制作者たちは、そんな本質的なことが分からないまま、
チェ・ジウさんを看板がわりに使ってきた感じさえします。
大スターでも、活かしどころを得ないと、力を出し切れません。
さりとて、30を大きく過ぎた今さら、ユジンのような役は無理。
でも、渋い脇役に回ってほしいとも思いません。
こんな風に考えるのは、ファンのわがままかも知れません。
でも、正しい形で韓国ドラマ史に残ってほしいからです。
そんな私の願いを彼女に伝えるすべがあればよいのですが........






by Sha-Sindbad | 2018-04-05 23:57 | Summicron35/2 | Comments(0)

1185 大阪は加美の夕映え (ズミクロン35mmF2八枚玉なら全部ノーファインダーOK)



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ズミクロンのイメージは?
そう問われれば、私としては、いつもながら、

    「巖」
    峨峨たるイメージ。
    昔風で言えば、男性的。

今や、「男性的」と言うと、くだくだとして、腰弱。

    なにかと言うと、真っ向から反発して、
    「サシで来い、コテンパンに」などとわめく、どこかの市長は、
    さしづめ現代男性の典型でしょう。

昔の男性なら、「男は黙って勝負する」ものだったのにねえ.......

    ズミクロン35mmF2八枚玉はそんな昔風の男性イメージ。

今回は、概ね伸ばした腕の先で撮る式撮影でした。
どう撮れたっていい、というちょっと無責任な撮り方。

    どんな風に投げやりに撮っても、
    ブラインドで自然と水平垂直をとってしまうのは、
    ホロゴンで訓練しすぎた、私の悪い癖。
    おかげで、品行方正の写真ばかり並んでしまいました。
by Sha-sindbad | 2014-11-18 23:26 | Summicron35/2 | Comments(2)

1148 暮れ方の西大寺 (ズミクロン35mmF2八枚玉にはさすがに王者の貫禄が)



ズミクロン35mmF2八枚玉

    ライカレンズの中では、スーパーアンギュロン21mmf3.4、
    エルマリート28mmF2.8、ズミクロン50mmf2の各第1世代と並び、
    かなり伝説的な名声、威望を担っているレンズですが、
    たしかにどこかたくましさを感じさせてくれるレンズです。

ライカの35ミリにはズマロン35mmF3.5という隠れた超名レンズがあって、
ズミクロン35mmF2八枚玉とどちらをとるか、と問われれば、
心はともかくも、手はさっとズマロンに伸びてしまいそうです。

でも、八枚玉の方も使い込めば、
これはこれで、最後まで手放せないこれっきりレンズになりそうです。




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by Sha-sindbad | 2014-10-02 21:37 | Summicron35/2 | Comments(2)

686 奈良町の女たち (ズミクロン35mmF2八枚玉は武蔵のごとき剛腕で)



今日は清々しいじとじと雨の一日でした。
私のボロ靴の中は雨水でジュクジュク。

でも、雨こそ、最高の写真日和。
私は雨に打たれれば打たれるほど無敵になります。

ライカM9に付けたズミクロン35mmF2八枚玉が、
うなりをあげて、フル回転。

    半数は丁寧にピントを合わせ(ただし、構図は無視)、
    半数はノーファインダー、
    その内25%は右手片手撮りでした。

ライカM9の電池切れでピンチヒッターとなったのは、リコーGXR。
その18枚を入れて、全部で588枚撮りました。
それ以外に、パンタッカー50mmF2.3で512枚撮ったのですから、
近年にない大漁。

まずは、ズミクロンからごらん頂きましょう。

    ズミルックス35mmF1.4のような切れ味は感じられません。
    でも、いかにも力感に溢れています。
    内からせせりだしてくるような迫力があって、
    どこでも、何でも、来い、
    唐竹割りにしてくれん!




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by Sha-sindbad | 2013-05-11 23:03 | Summicron35/2 | Comments(4)

491 大和小泉 (ズミクロン35mmF2八枚玉は由緒のある仕事師レンズ)




ふっと思いついて確かめてみました。
ライカ、コンタックスという史上最大のライバルのレンズたち、
その名前をどんな風に付けているか?

一般的、標準的なレンズたちだけの頭文字のバリエーション、
どれ位あるでしょうか?
レンズ名は省略しますが、

    ライカ社は、S E H 、たった3文字。

    ツァイスは、S T P B D M、たった6文字。
    (ツァイスにはヘラーという幻レンズがありますが、これは除外)

それぞれ26文字の内わずかな数だけで済ませています。
こんな僅かな範囲に限定したのには、両社ともなにか理由があるはず。
お分かりの方がいたら、教えてほしいですね。

しかも、両社ではSしか共通していない。
明らかに、お互いに、ライバル社のレンズ頭文字は避けているのです。

その中で、Sだけは共通しています。
どちらもレンズ史を代表する名レンズの領域。
これだけは譲れないというところでしょう。

その1つがもちろんズミクロン。

    ライカ社はF2レンズにズミクロンという名を冠したそうですが、
    プロ、アマを問わず、レンジファインダーの使い手たちにアンケートしたら、
    常用レンズのトップには、このズミクロンが来るのではないでしょうか?

開放値がF2もあれば、もう怖いものなし、というところ。
私も写真を始めてしばらくしたら、もうズミクロンを使っていたのですから、
こう言っても過言ではないかも知れません、

    レンズはズミクロンに始まって、ズミクロンに終わる。

そんなズミクロンの中でも伝説的な威光を放つのが35㎜八枚玉。
泣く子も黙る八枚玉とさえ言われた(かどうかは知りませんが)、
仕事レンズとして、ズミクロン50mmf2と双璧と言えそうです。




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by Sha-sindbad | 2012-10-22 21:25 | Summicron35/2 | Comments(2)

428 チーム (ズミクロン35mmF2八枚玉は情景をがっちりつかみ)




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夏休みも終わりちかくとなり、
出勤すると、あれこれと忙しく行き来する子どもたちに出会います。

今日携えたのはズミクロン35mmF2八枚玉付きリコーGXR。

横路から出てばったり出会った男子チーム。
とっさにウェストレベルのノーファインダーで撮りました。
どうやら二三のメンバーに気づかれていたようです。
カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛じゃないので、
透明人間にはなれませんね。

八枚玉は、その後のズミクロンより低コントラスト。
でも、質実剛健で弱さはかけらもありません。
実効焦点距離52.5㎜ですから、
かなりズミクロン50mmf2第一世代に近い描写ですね。

知りたいことが1つあります。
カルティエ=ブレッソンは戦後、どんなレンズを使ったのでしょうね?
ご存知の方がおいでなら、教えて欲しいものです。
by Sha-sindbad | 2012-08-23 11:08 | Summicron35/2 | Comments(6)

420 駐車場 (ズミクロン35mmF2八枚玉はライカらしさの権化?)



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ライカレンズのライカらしさ度にはさまざまです。
おそらく、ライカらしさの尺度はユーザー一人一人独特でしょう。

私にとっては、
カルティエ=ブレッソンの初期の作品群に見られる、
あのぼってりと大づかみに現実をつかみ取る大胆さ。

そんな意味では、ライカレンズにはモノクロームが似合います。
ちゃらちゃらとした多彩色はライカレンズには似合いません。

    私の孫のガールフレンドはいがぐり頭で、かなり男っぽい。
    ある日、友人がフリルのついたベビー服をプレゼントしてくれました。
    その女の子に着せると、父親が言ったそうです、

        「ぜんぜん似合わないよ、やめとこう」

    こんな感じですね。

そんなぼってりライカレンズの典型がズミクロン。
とくにズミクロン35mmF2八枚玉は独特、
切れ味鋭い大なたという感触がたまりません。
もっともっと使ってあげなきゃ。
by Sha-sindbad | 2012-08-14 22:32 | Summicron35/2 | Comments(0)