レンズ千夜一夜

カテゴリ:Sp.Anastigmat25/1.5( 66 )

1920 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)4-完-帰りなん、いざ


私の写真の師匠、田島謹之助さんの言葉をいくつも覚えています。
その中で一番怖い言葉は、これまでにも幾度か書いたと思います。

  「写真を1枚見ただけでは、
  撮影者の人となりは分からないけど、
  3枚見たら、分かるよ」

田島さんが私の写真を幾枚もご覧になって、
私の人間性をどう感じ取られたかは分かりませんが、
それが何であるにせよ、数年親身になって教えていただいたことで、
さほど否定的なものではなかったとお察しいただきたいものです。

でも、私が不肖の弟子であったことは否定しようがありませんね。
ついに自分らしい写真を自在に撮れるほどには上達はしなかったし、
人の写真を何枚見ても、撮影者の人となりなど分からないまま。
分かるとしても、その写真が好き嫌いの程度でしかない。

スピードアナスチグマート25mmF1.5の撮った飛鳥路、
今回で終わり。
田島さんクラスの眼力の人物がこれを見ることがないよう、
祈りたいものです。
なにを読み取られるか、分かったものじゃありませんから。

私が自分の写真たちから読み取れるもの、それは、
飛鳥稲淵にはまだ緑豊かな田園が残っている、ということ。
そして、訪れる人もあまりないこと。
気持ちが安まります。
私が30年前に、幼い頃過ごした大和の地に戻って以来、
奈良盆地の大半が都会化しようとしている惨状。
(これを発展と呼ぶ方とはあまりお付き合いしたくないですね)
その中で僅かに残された田園がここにあります。
この稲淵に住宅地が開発されることのないように、
神様にお祈りしたいですね。

役人にたちにはけっしてお願いしないでおきます。
下手に陳情すれば、
「おっ、ここにも開発の手を加えねば!」
なんて、寝た子を起こすことになりかねませんから。


私の写真の師匠、田島謹之助さんの言葉をいくつも覚えています。
その中で一番怖い言葉は、これまでにも幾度か書いたと思います。

  「写真を1枚見ただけでは、
  撮影者の人となりは分からないけど、
  3枚見たら、分かるよ」

田島さんが私の写真を幾枚もご覧になって、
私の人間性をどう感じ取られたかは分かりませんが、
それが何であるにせよ、数年親身になって教えていただいたことで、
さほど否定的なものではなかったとお察しいただきたいものです。

でも、私が不肖の弟子であったことは否定しようがありませんね。
ついに自分らしい写真を自在に撮れるほどには上達はしなかったし、
人の写真を何枚見ても、撮影者の人となりなど分からないまま。
分かるとしても、その写真が好き嫌いの程度でしかない。

スピードアナスチグマート25mmF1.5の撮った飛鳥路、
今回で終わり。
田島さんクラスの眼力の人物がこれを見ることがないよう、
祈りたいものです。
なにを読み取られるか、分かったものじゃありませんから。

私が自分の写真たちから読み取れるもの、それは、
飛鳥稲淵にはまだ緑豊かな田園が残っている、ということ。
そして、訪れる人もあまりないこと。
気持ちが安まります。
私が30年前に、幼い頃過ごした大和の地に戻って以来、
奈良盆地の大半が都会化しようとしている惨状。
(これを発展と呼ぶ方とはあまりお付き合いしたくないですね)
その中で僅かに残された田園がここにあります。
この稲淵に住宅地が開発されることのないように、
神様にお祈りしたいですね。

役人にたちにはけっしてお願いしないでおきます。
下手に陳情すれば、
「おっ、ここにも開発の手を加えねば!」
なんて、寝た子を起こすことになりかねませんから。




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by Sha-Sindbad | 2018-01-04 17:48 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1919 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)3 謹賀新年


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2017年はあっと言う間に過ぎた感じがします。
うかうかと一年を過ごした感じがします。
本年は、心を入れ替えて、一瞬一瞬を大事に生きたい、
そう念願しています。
でも、いつもそんな風に決意しながら、
気がついたら、時間が経っている、そんな感じがします。

早い話、写真がそうですね。
写真を始めた頃は心の底から念願したものでした。
人が撮れないような、入魂の傑作をものしたい!
それ以来40年以上経過し、たゆまず写真を撮り続けてきましたが、
気がついてみると、最初の志とはかなり外れてしまったようです。
人が撮りたくないようなロボグラフィしか撮れない、
自分にだけ分かって、心から満足しつつも、
人にはまるで共感してもらえない写真しか撮らない、
そんな境地にいつしかたどり着いていたわけです。

じゃ、今年はどうするか?
どうもしません。
ただ続けるだけ。
段々と分かってきました。
自分が撮りたい写真なんか撮ろうと思っても、
撮れるものじゃない。
どう思おうが、自分の撮りたい写真を撮るって、
並大抵の技ではかなうものではない。
そうではなくて、自分が撮れる写真しか撮れないのだ。

時折、こんな言葉をもらす写真家が居られます。
「近頃ようやく自分が撮りたいように撮れるようになりました」
羨ましいですねえ。
どんな風に撮りたいのか、今になっても分からないのですから。
そんな私がレンズの個性、描写力に心を奪われるのは当然なのです。
レンズたちが撮ってくれる写真を楽しむことで、
「自分が撮れる写真」にバラエティを与えて欲しい、
それしか私にはできないのだから。
本年も、レンズの贈り物を味わう喜びに徹することにしましょう。



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by Sha-Sindbad | 2018-01-02 23:36 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1918 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)2 秋たけなわ


かなり以前の撮影をまだ引きずっています。
つまり、それ以降、ブログ掲載待ちの写真たちが行列。
かなり季節感がずれてしまっています。
でも、はしょる積もりはありません。
数ヶ月も経てば、そんなことはどうでもよいことになります。
レンズたちを平等に扱ってあげなきゃね。

さて、今回は、Cマウントレンズの白眉、
スピードアナスチグマート25mmF1.5が撮った飛鳥路。

レンズは化けますね。
あの春風駘蕩、茫洋たるボケレンズが、
オーソドックスな優等生レンズに!
こんな変身がどうして起こったか?
私にはまったく心当たりがありません。
まあ、いいでしょう。
それがスピードアナスチグマートの包容力なのかも?





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by Sha-Sindbad | 2017-12-30 12:43 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1917 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)1 大和路らしく


飛鳥路には、もう一本、Cマウントレンズを持参。
スピードアナスチグマート25mmF1.5
大和路の秋には、茫洋とした風情のダルメイヤーレンズが似合います。
まあ、ご覧下さい。
(あんまり家事に忙しくて、
落ち着いて文章を書く暇もありません。)

おりから別ブログ「わが友ホロゴン」では、
ビオゴン21mmF4.5の同日飛鳥シリーズ。
このツァイスの不朽の名レンズの一つに負けない、
そんな感じさえ抱かせてくれます。
いかがでしょうか?



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by Sha-Sindbad | 2017-12-16 15:25 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1916 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路に) 閃きと偶然



近ごろ、多忙を極めていて、書斎の机の前に座るのはいつも真夜中。
孫プリンセス2号の夜の読書に付き合わなければなりません。

昨夜など、大変な苦労。
題名は忘れました、地下百階の底に降りて行くお話。
2歳の孫プリンセス、自分だけ横になり、
私は横に座る状態を指定して、「この本を読んで」
ところが、縦長大判なのです。
縦長の見開き2ページ分が地下10階の一軒分で、
7、80センチもあります。
横に座ったままでは、孫の眼前に保持するのも一苦労ですが、
第一、絵も字も見えません。
大きく首を傾けて、覗き込んでも、ろくに見えません。
ろくろっ首だったら、楽に読めるでしょうけど、
私は、借金でろくに首もまわらないのですから、
いささか疲れました。
「もう一回読んで!」
やむなく適当に話を作りながら、
もう一度、ページを最初から繰りました。
でも、ご本人もどうやら疲れたようです。
5ページも進むと、目がぼんやりしてきました。

孫プリンセス、2歳ですが、幼児だと思って油断できません。
今日も、産婦人科医院に入院中のママを訪ねた際、
ママの携帯電話を見て、ふっと思い出したのです、
ママから古い携帯電話を貰っていたことを。
ママに「青い携帯電話どこにいったの?」
遠く関東の自宅に残して来たのですが、
孫プリンセス、産婦人科医院でなくしたと思い込み、
突然ふっと頭に閃いた推理を、ママにぶつけました。

  「看護士さんがとったんじゃない?」

私の携帯、ママが盗るわけがない。
とすると、看護士さんが盗ったに違いない、という風に、
推理したわけではないかも知れませんが、
2歳の幼児が「看護士さん」という職業を知っていること自体、
かなり驚かされますね。

どうやら幼児たちの知的な発育は、順番ではなくて、
一人一人、閃きと偶然にかかっているのかもしれまえせね。




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by Sha-Sindbad | 2017-12-14 00:20 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1813 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 3-完-


たまに私のブログにやってきた方があると仮定しましょう。
たとえば、このスピードアナスチグマート25mmF1.5の写真、
どんな風に感じるでしょう?
a もう少し、写真のこと勉強した方がいいんじゃない?
b いや、カメラの使い方、分かってないんだよ。
c いや、このレンズ、欠陥品じゃないの?
d いや、撮っている本人がおかしいんだよ。
まあ、どれも無理のない、正常な反応ですね。
私自身は、d説に傾きつつあります。
だって、あなた、真面目一方ですねえ、なんて言われると、
なんだかつまらないじゃないですか?

だから、無理して、こんな風に撮っているわけでもありません。
私の場合、見たら、即座に撮る、これだけ。
作為はなし。
つまり、私は、こんなものを見たら、撮りたくなってしまう、
ただ、それだけのことなのでしょう。





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by Sha-Sindbad | 2017-06-12 23:59 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1812 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 2


昨夜からYouTubeで見つけた歌手に夢中になっています。
ベルナルダ・フィンク Bernarda Fink
アルゼンチンのブエノスアイレス出身のメゾソプラノ。
経歴は知りません。
一曲、マーラーを聴いて、一声で参ってしまいました。
そして、シューベルト。

   Bernarda Fink - Gerold Huber : Schubert, Lieder
   https://www.youtube.com/watch?v=aiONKw9Me48

メゾソプラノって、魅惑の声の宝庫ですね。
何十年か前、大学1年で買った2晩目のオペラが、
ヴェルディの「アイーダ」
アムネリスを歌ったジュリエッタ・シミオナートに参って以来、
何人のメゾソプラノに魂を奪われたか?
筆頭はフレデリカ・フォン・シュターデですが、
テレサ・ベルガンサも劣らず、私の星。

そのテレサ・ベルガンサにとてもよく似た声の持ち主、
それが、ベルナルダ・フィンク。
奥山深くの泉の水面のように、
清らかで、軽やかで、それなのに深い。
とはいえ、どうもいけませんね。
私の魂を奪うようなアーチストたちが絶えず出現します。

なぜこんなことを書いたか?
さまざまなレンズの描写がそれぞれに独自で、
優劣など決めるのはナンセンスで、
それぞれに私の心のどこかにあたたかな明かりを点してくれる。
このあたりが偉大な声楽家たちとも似ています。
でも、そんな名レンズたちの中で、
使うたびに私の心を震わせてくれるのが、
スピードアナスチグマート25mmF1.5
このレンズの味わいの深さって、格別、そして、
どこかベルナルダ・フィンクの歌声とこだまし合うよう。





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by Sha-Sindbad | 2017-06-09 23:07 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1811 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 1


我が国の観光産業は10年前までじり貧状態でした。
でも、事情はその後一変しました。
今や盛況を極めています。
どうやら海外からのトゥーリストによって支えられているようです。
奈良町付近も10年前は閑古鳥が鳴いていました。
今や、中国、台湾、韓国のみならず、アジア一円から、
そして、欧米から、と海外の観光客が引きも切らず押し寄せて、
奈良町も平日さえもにぎわっています。

新しいお店がどんどんと出現しています。
その陰で、時流に乗れずに撤退していくお店もかなり多い。
前回の椅子だけがフロアにのこされた洋品店もその一つ。
通るたびに、ほとんど必ず、撮ります。
中原中也の詩の一節を思い出すからです。

「私はその日人生に、椅子を失くした。」

店主が失くしたその椅子がいつまでもひっそりと...
建物が大き過ぎて、観光用に使うことが難しいようです。

奈良町の多くの店の繁栄もいつまで続くことか......?
そんな儚げなたたずまいを撮りたければ、
ダルメイヤーのこのレンズを使いたいですね。

   スピードアナスチグマート25mmF1.5

そうだ、このレンズで撮った奈良町、ブログ未掲載だ!
思い出しました。
ソニーNEX-5に付けて、37.5mmで撮っています。
3回に分けて、ごらん頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-07 18:42 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1790 新大阪(3月22日はスピードアナスチグマート25mmF1.5とリコーダーで)


3月22日水曜日午後6時から8時まで、
新大阪駅近くのココプラザでリコーダー二重奏の練習をしました。

家を出たのは午後12時半。
スピードアナスチグマート25mmF1.5をソニーNEX-5に付け、
37.5mmにしました。
近鉄奈良駅から東向き通り、奈良町を撮影。
図書館から借りた5冊を借り代えて、バッグの底に仕舞い、
まっすぐ西にぐんぐん進んで、JR奈良駅まで撮影。
午後3時31分発快速で新大阪に向かいました。

スピードアナスチグマート25mmF1.5は、
キノプラズマート25mmF1.5と並んで、
私のCマウントレンズ中の白眉。
かなり液晶画面も画像も白濁しているなと、
レンズをのぞいてみると、表面にうっすらとホコリが堆積していました。
長い間使わないで、隙間だらけのケースに収納していたせい。
でも、ホコリをとったから、
見違えるようにクリアな画像になったかと言いますと、
そうでもないようで、フレアがかなり騒ぐ描写なのですが、
それが魅力なのですから、私はどうも典型的なボケ症候群、
おっと違った、ボケレンズ症候群なのでしょう。
38枚一挙上映と参りましょう。

宮崎貞安さんの最新レンズ、
フローライトアポクロマート135mmF2.4とは対極にあるレンズ。
そのどちらもが「最高!」と思わず感じてしまうのですから、
私という人間の包容力の大きさでしょうか?
(ただし、この包容力はレンズに対してしか働かないのですが)





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by Sha-Sindbad | 2017-05-07 15:11 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(2)

1772 新大阪(リコーダー日のスピードアナスチグマート25㎜F1.5は心を休める仕事)


肺炎の療養の日が続きます。
抗生物質の点滴4日目です。
もうほとんど脱力感もなくなりました。
脱力感がなくなると、
症状として残るのは左肺の白濁状態だけ。

親友のRAさんと一昨夜電話で話しました。
彼も若い頃同様に肺が一つ白濁する肺炎をわずらったそうです。
曰く、「結局、肺の白濁はとれないままに終わりました。
そうすると、気管支炎になりやすく、
容易に肺炎に進む危険があって、苦労しました」

私もそうなるのか?
心配になって、昨日、担当医に尋ねました、
「そんなことありませんよ。
綺麗になりますよ。
その方なにか合併症があったのでしょう」

今日、ブログを見て、姉がお見舞いの電話をくれました。
もう引退していますが、小児科医だったので、
医療関係は万事、この姉に尋ねます。
姉も、「そんなことないよ。綺麗になるから」
ほっ。

使うカメラはボロボロ、
使うレンズの大半は白濁、
使う自分の頭脳も最早白濁、
撮れる写真も白濁、
そのうえ、肺までも白濁されたんじゃ、
たまったものじゃありません。
でも、そう言いながら、白濁は私のお好み状態らしい。

4月5日火曜日、アブニールコンサートを3日後に控えて、
新大阪駅近くのココプラザでリコーダーレッスンでした。
でも、ちゃんとバッグに潜めたOlympus EP-L1に付けたのは、
白濁レンズの白眉、
スピードアナスチグマート25mmF1.5
もっとも白濁したのは、長年使い倒されたせいでしょう。
私がレンズの清掃をしないせいもあるかも?
でも、それがとてもよく働いてくれるのですから、
あの使い古しの言葉をプレゼントしたいですね、
「いぶし銀のような」レンズ表現。





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by Sha-Sindbad | 2017-04-20 23:19 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)