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レンズ千夜一夜

カテゴリ:Focotar50/4.5( 10 )

2074 重々しく(2018年11月16日フォコター50㎜F4.5と自宅近くを散歩して)



あなたの近くに、とても存在感が重くて、
一緒にいると、もうずっとその人が場を支配する、
そんな人は居ませんか?
まあ、誰でもそんな人がいるでしょう。
私の場合、身近も含めてそんな人がかなり多くて、
私はそんな重鎮を引き寄せやすいタイプなのか?
それともそんな重鎮に引き寄せられやすいタイプなのか?
ときどき考えることがあります。

最近分かってきたことですが、
どうやら、私はこの両方のタイプのようです。
だから、身近に重鎮が多い。
人だけではありません。
レンズなんかもカリスマ性さえ帯びているものがあります。
私が1997年12月、カメラのマツバラ光機の棚に鎮座していた、
ホロゴンウルトラワイドに出会った瞬間、
私は運命の出会いを感じました。
でも、真相は、ホロゴンが私を待っていたのだ!
だって、そうでしょう?
お金もないのに、いきなりその場で買うと決め、
最長期の高額ローンを組んで、手に入れる人がどこに居ますか?
レンズでローンを組んだのなんか、後にも先にもこれだけ。
そして、そのまま22年間、メインレンズとして使い続ける、
そんな人がどこに居ますか?
ホロゴンのような使いにくいレンズを、
死ぬまで使い続けると心に決める人って、居るでしょうか?
だから、どうやら、私はホロゴンに引き寄せられ、
しかも、私もホロゴンを惹きつけたというのが真相のようです。

フォコターは違います。
モノクロームを現像引き伸ばししていた当時、
ライツのカリスマ的引き伸ばし機フォコマートと、
その専用レンズ、フォコターは白黒写真家の垂涎の的でした。
カルティエ・ブレッソンや木村伊兵衛の作品が人の心を掴んだのには、
フォコターの重厚精密で、立体的、それなのに、ナチュラル、
という絶妙の現実再現性が手伝っていたに違いないのです。
自家現像時代が終焉を迎えて、市場にこぼれ出たフォコターを手に入れ、
宮崎貞安さんにライカMマウントに改造していただいたことで、
そのことを確信しました。

とにかく画像が絶妙の存在感に満たされる!
私自身、ホロゴンを中心に、かなり重い質感で撮るのが好きです。
でも、その過剰と言いたくなるような重厚感に直面して、
そんな私でさえも、たじたじとたたらを踏んでしまう、
それがいつもの正直な印象でした。

ところが、今回自宅近くの散歩道でフォコターを使ってみて、
印象ががらりと変わっていることに気づきました。
なんだか、こいつボクに馴染んできたんじゃないの?
という感じ。
いろいろ理由を考えてみたのですが、
どうやら、私がフォコターを自然の中で使ったからでは?
という風に感じました。
もともと柔らかでナチュラルな質感のものたちを撮ると、
リアリティが少し増す程度で、けっして重厚にはならないらしい。
目立つことを存在理由としてひしめき合うストリートと違い、
自然のものたちは、互いにしっとり溶け合い、馴染みながら生きています。
一人一人が「我こそは!」という自己主張などしません。
だから、フォコターでアクセントを付けようとしても、
みんなで一緒にさらりと受け止めてくれる、
そんなところでしょうか?

改めて、フォコター50㎜F4.5に惚れ直しました。
どうやらホロゴンと違って、フォコターの場合、
私がフォコターを引き寄せたんだけど、
私はフォコターを引き寄せなかったようです。
でも、人間は変わるものですね。
どうやら、段々とフォコターを引き寄せつつあるのかも知れません。
我が家に来たすべてのレンズと良好な関係を築きたい、
そう念願してきましたが、なかなかそうはいきませんね。
「なんでこんなレンズ買ったんだろう?」と、考え込んでしまう、
そんなレンズもかなりあります。
仕方がありません。
描写性を確かめてから購入することなど、ほとんど不可能ですね。

でも、今回の経験で少し安心しました。
どんなに呼吸の合わないレンズも辛抱強く使ってあげましょう。
いつかしっくりと和合できるときが来るかも知れませんね。



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by Sha-Sindbad | 2019-04-14 16:55 | Focotar50/4.5 | Comments(0)

1992 田舎暮らし(2017年11月11日フォコター50mmF1.9のバス停界隈)


前回記事は揚琴の付虹先生のお宅でのレッスンを終えてから、
ユニバーサルシティ駅で撮った写真の前半。
今回記事は、その後半と、奈良に帰り着いてから、
我が家直近のバス停に降り立ってから家までの、
歩いて3分足らず、距離にして300mほどの道ばた写真です。

ソニーα7に付けたフォコターで撮った、まさに路傍写真たち。
貧寒とした田舎のだらだら坂道です。
道行く人になどほとんど出会いません。
そんな田舎に住んでいる撮影者の生活には、
この世の選良の華麗なる人生にふさわしいものなど、
何一つありませんね。
まさに浄瑠璃のセリフ、「田舎ぐらしは暇ばっかり」ですね。

でも、人間って、慣れるものです。
こんな路傍の雑草たちがまさに生きる伴侶となってくれています。
お感じにはならないでしょうけど、
私の心は温かさと愛情にふくれあがっています。
ご理解にはなれないでしょう。

でも、構いません。
人は皆、孤島です。
それぞれ自分の小さな島に住んでいます。
どう生きるかは、勝手。
人間にとって大切なことは、なにをするかではありません。
どんな気持ちでするか、です。

子供の頃、グレース・ケリー主演の映画「泥棒成金」で見ました。
ヒッチコック監督の佳作。
大金持ちが朝食の席上、自分の葉巻を目玉焼きで消すシーン。
なんてことをするんだ、と仰天した記憶を忘れることができません。
今から考えると、金まみれになった人間の価値観の迷走、
し放題の放縦な生活の中でふっと心に影をさす倦怠、
そんな空虚な心情をちょっとした仕草で描ききったのでしょう。

私とは正反対の境遇、心境。
富も地位も名声もなにもなく、ひっそりと片隅で生きる。
でも、心は晴れ渡り、小さな世界のすべてに愛情を注ぐ日々。
ロボグラフィって、そんな人間の視線の記録というわけです。

このようなフォトジェニックなものなどなにもない状況で、
使ってみますと、フォコター50mmF1.9、なかなか良い!
誰からも気に留めてもらえないヤツらが、
思いもかけずレンズを向けられて、わっと心を躍らせている、
そんな風に感じるのですが、ねえ..............





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by Sha-Sindbad | 2018-07-14 22:34 | Focotar50/4.5 | Comments(4)

1991 唯我独尊(2017年11月11日フォコター50mmF4.5が新大阪の休憩時間に活躍)


一番豪快な描写をするレンズはなにか?
私の知る限り、答えは一つです。
ライカ社の引伸しレンズ、フォコター50㎜F4.5
宮崎さんにライカMマウント用レンズに改造していただきました。
でも、あまり使っていません。

こんな友人をあなたはお持ちではありませんか?
何時会っても、自信たっぷり。
私は、いわば天才。
私はそれを知っているし、あなたもそれは認めざるを得ない。
そこで、2人の会話のテーマは常に彼自身、ということになります。

そんな人に私は40年前に出会いました。
今でも、彼は変わっていません。
そして、その天才ぶりに驚倒させられます。
でも、出会いがいつも少し物足りないのです。
別れてから気づきます、
今回も彼は僕になんにも尋ねなかったなあ...........

フォコターって、そんな友人の雰囲気にかなり似ています。
いわば、天才的レンズ。
フォコターもそれを知っているし、
私がそう思っていることも知っている、
でも、フォコターは私のことにはさほど関心を抱いていない、
そんな感じ。

天才たちが愛用して、その信頼にこたえてきました。
とくに、ライカレンズで撮った写真の引き伸ばしは、
このレンズに限る、そう言う人が沢山居ました。
確かに、カルティエ=ブレッソンのプリントを見る度に、
なんと堂々たる立体感、実在感!
なんという独特になだらかなグラデーション!
そして、生き生きとした雰囲気描写!
きっと彼のラボはフォコターを使っていたでしょう。

私はローデンシュトックの50㎜、80㎜しか使いませんでした。
ニコンの引き伸ばしレンズを試してみましたが、
切れ味、シャープネスは断然ニコン。
でも、グラデーションを犠牲にしていました。
おそらくフォコターは、上記の2本の良い点を備えていたでしょう。
でも、フォコターは高くて買えなかったのです。

ところが、モノクロプリント時代が去ってしまうと、
フォコターが往時の半額以下になって出回るようになりました。
さっそくあっけにとられるほど廉価で手に入れ、
宮崎さんにMマウントを付けて頂きました。
でも、なかなか手が伸びない。
なぜ?
ライカレンズの描写とかなり違う感じなのです。

ごくごく単純に各社のレンズの描写性を表現してみますと、
ツァイスは男性的、
ライカは女性的です。
フォクトレンダーは透明感があり、
シュナイダーは鋼の感触。
アンジェニューはコクがあって、
ダルメイヤーはやさしい。
余りにも単純化しすぎていますが、私の第一印象がそんな感じ。

じゃ、フォコターは?
他のすべてのレンズとちょっと違う感じなのです。
他の各社のレンズだって、自分の絵を描き、自分の歌を歌います。
でも、自分を愛してくれる人のために最大限協力してくれます。
だから、レンズ選びに成功すると、写真家はいつも、
自分の表現を徹底的に追求できるのです。
ところが、フォコターって、ちょっと頑固なのです。
いつも自分の絵を描き、自分の歌を歌います。
使い手に残された選択は、
フォコターの絵、歌を好むか好まないか、だけ。

だから、時代を創造する作品を生み出した写真家には、
義経に弁慶が使えたように、一変、かしづいたのでしょう。
でも、おそらくフォコターをカメラに付けて、
自分の写真世界を築き上げた写真家って、
世界広しと言えども、いないのではないでしょうか?




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by Sha-Sindbad | 2018-07-12 23:01 | Focotar50/4.5 | Comments(0)

1975 水を得た魚(2017年10月21日フォコター50mmF4.5が奈良町を重厚に)


ライカ社の引伸し機フォコマート専用の引伸しレンズ、
それがこのフォコター50mmF4.5です。

このフォコターというレンズのことをほとんど知りません。
幾度もバージョンが改まり、
幾種類ものフォコターがあるのか?
それとも、フォコターは製造年月を問わず、
ずっと同じ描写なのか?

私がフォコターを手に入れることができたのは、
モノクロームの引伸しを写真家自身がする時代が過ぎて、
フォコマートが事実上売れなくなって、
引伸し機も専用レンズも市場価値を失ったからです。

宮崎さんにライカMマウントに改造していただきました。
既出の記事に書きましたように(というか、書いたはずですが)、
その厚み豊かな描写にかなり辟易して来たのですが、
今回、雨模様の日に使ってみて、気づきました、
そうか、このレンズは「雨レンズ」なんだ!
どうやら、フォコター君、雨の日には、
まさに「水を得た魚」のように活躍してくれるようです。
ちょっとお酒が入らないと、本調子にならないという御仁がおいでですが、
フォコター君、そのような人のレンズバージョンなのかも?
晴れの日に使うと、あまりに晴れがまし過ぎる鮮鋭描写が、
雨模様の日には適度な湿り気という印象に変わるようです。
そうなると、このレンズ、もっと使ってもよさそう!
そんな気になってきました。




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by Sha-Sindbad | 2018-06-06 23:18 | Focotar50/4.5 | Comments(0)

952 石切り神社参道(フォコター50mmf4.5はライカ陣営の影の立役者だった)



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今日は一日中在宅していたので、最新の撮影分がありません。

    ハードディスクでランダムにマウスのポインターを止めたら、
    一昨年の5月5日の撮影分が当選しました。

ライツの引伸機フォコマートの標準レンズの撮影分。

    フォコター50mmf4.5

宮崎貞安さんにMマウントに改造していただいたレンズです。
私のかつての写真の師匠、田島謹之助さんも愛用していました。

    「これはいいよお。
    こんなにやさしいグラデーションが出る引伸レンズはないよ」

カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛のプリントは、
このレンズなのでしょうか?

    少なくとも木村伊兵衛の写真にはフォコターの味わいがある、
    そんな感じがするのですが......

つまり、ライカレンズの素晴らしさはプリントで知られました。

    そのプリントをライカレンズの性格に合わせて引き立ててくれたのが、
    このフォコターだったのではないでしょうか?

ところが、面白いですね。
ライカMマウントレンズに変身したフォコターはちょっと違います。

    圧倒的なほどの立体感と質感と重量感に溢れています。
    純正ライカレンズとはかなり性格が違う。
    なんだかライカRのレンズ群の性格に近い感じがするのですが......
by Sha-sindbad | 2014-02-27 21:14 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

421 パンフレット (フォコター50mmf4.5は三味ほど違う)



レンズの理想は1つ、
被写体のすべてをできるだけ正確に再現すること、
これだけだ、そうおっしゃる方の方が多いでしょう。

レンズ技術者はましてそうでしょう。
特殊な使命、ニーズでもない限り、
癖玉をわざわざ作ろうとする技術者はあまりいないでしょうから。

でも、私は言いたいですね、

    レンズの理想は無数だ!

撮影者の方がニーズを作り出すこともあれば、
レンズの方がニーズを提供して、撮影者が撮る気になる、
そんなことだってあります。

他のレンズにはない非凡なフェイズ、様相を生みだし、
レンズ描写をそのレンズごのみのものにねじ曲げ、
「やあ、これこそ、欲しかったイメージだ!」
使い手にそう感じさせることができるレンズ、
そんなレンズが非凡であり、
そんなレンズこそ、私の熱望するところです。

フォコター50mmf4.5はまさにそんなレンズ。

他のいかなるレンズよりも精密感豊かに撮れるのですが、
リアルとは一味違う、何かが加味されている、
そんな描写をプレゼントしてくれるのですから。




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by Sha-sindbad | 2012-08-15 21:32 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

334  (フォコター50mmf4.5は目測撮影が軽々できる便利レンズ)



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フォコター50mmF4.5の作例をもう一枚。

    タクシーに乗って、左前方歩道を元気よく走る自転車を発見。
    絞りをF5.6にして、
    とっさにフォコターの距離を3メートルにあわせ、
    とおりすぎる直前、窓からさっと撮りました。
    被写界深度がかなりあるので、
    ちゃんとピントが合いました。

袖摺りあうも多少の縁と言いますが、
追い越しつつ撮るのも多少の縁です。
フォコター、使えば使うほどに、すごみを感じます。

いったい、フォコターという引き伸ばしレンズは何バージョンあるのでしょう?
おそらく戦前から銀塩フィルムが使われていた最近まで、
かんりのバージョンがあるに違いありません。

私が師匠の田島謹之助からプレゼントされたフォコターは、
とても古風なデザインで、シャープネスはそこそこ、
コントラストはかなり弱め、
グラデーションだけが傑出していました。

私のフォコターは最新型らしく、
ーロッパ中世の円塔のたたずまいで見事な作り、
重く、信頼に溢れる持ち心地、
レンズもきらきらと輝いています。

いつか古いバージョンも手に入れたいものです。
また、別の味わいを見せてくれることでしょう。
最新型は、これはこれで、使い甲斐があります。
ライカ社のアスフェリカル時代に対応する性能を求めたのかもしれません。

圧倒的な描写力。
楽しみましょう。
by Sha-sindbad | 2012-05-18 18:40 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

334  (フォコター50mmf4.5は恐るべき精密重厚レンズ)



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今日は孫の世話に行ってきました。
いつもながら、ついでにライカM9をバッグに。
レンズはライツの伸ばしレンズ、

    フォコター50mmF4.5

午後4時40分頃長女の家を出て、JR加美駅まで約40分歩き、
170枚ばかり撮りました。

27度、おそらく今年一番の暑さです。
西日がじりじり照りつける中、太陽に向かって歩きました。
開放値がかなり暗いので、開放から絞る必要がまるでありません。
もうビンビンとピントがきます。

私のレンズの中では、精密描写力に関しては、
おそらくベストスリーに入るはず。
しかも、とても厚みがあって、あたたかな表現。

とにかく立派に撮りたいときは、このレンズに限る、
そう言っても良いのではないでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-05-17 21:32 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

325 缶詰提灯 (フォコター50mmf4.5Mマウント版はライツとツァイスのミックスか)



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今回の写真は、フォコター50mmf4.5の最近接。
絞りは開放。

このがっしりとした実在感には恐れ入ります。
しかも、描写には潤いがあって、
硬からず、柔らかからず。
材質感をしっかりと出してくれています。
ライツのまったりとした味わいと、
ツァイスのコントラストと精密感、
このどちらも兼ね備えている。

ライツとツァイスのいいとこ取りのレンズというところ。

往年のライカ使いのカメラマンたちは、
当然の帰結として、
引き伸ばしはフォコマートでした。
メカニズムとしての精度が抜群で、
ピント合わせが完璧だったそうです。
だから、フォコマートによる伸ばしは極上だったそうです。
当然、伸ばしレンズはフォコター50mmf4.5。

つまり、このレンズ、ライツの名声を支えていた礎石だったのです。
この写りは、そんな礎石にふさわしい、
そんな感じがしてきました。
by Sha-sindbad | 2012-05-08 22:07 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

324 少女 (フォコター50mmf4.5Mマウント版は正統派の完璧な標準レンズ)



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レチナⅡcのクセノン50mmf2.8と抱き合わせで、
宮崎さんにMマウントへの改造をお願いしたレンズがありました。

    フォコター50mmf4.5

ライツの伝説的引き伸ばし機フォコマートに付けたレンズ。
昔教えていただいた写真家田島謹之助さんが伸ばしをやめるとき、
私に下さったことがあります、

    「これ、最高の伸ばしレンズだよ」

確かに最高のグラデーションでした。
とくにライカレンズ、
たとえば、エルマリート90mmF2.8の写真を伸ばすとき、
とても相性がよかったことを覚えています。

でも、かなり使い古しになっていて、
最新のローデンシュトックのロダゴン50mmF2.8の方が、
コントラストと黒の深みで勝っていました。

でも、今度オークションで超廉価で落札したフォコターは、
ほとんど使用の痕跡がないMintレンズでした。

宮崎さんに改造していただいて、届いたその日に石切で撮りました。

宮崎さんのレンズテストではF4.5開放でほとんど完璧ということ。
ライカM9に付けると、ピーカンでも開放で撮れます。
だから、開放だけで撮りました。

1.2メートルほどの近接で撮りました。
これほどの実在感で鮮度よく撮れるレンズって、
あまりないのではないでしょうか?
(ズミクロン50mmf2はもう少し大人びて撮れて、
これほど瑞々しくは撮れない感じがするのですが)
by Sha-sindbad | 2012-05-07 20:52 | Focotar50/4.5 | Comments(0)