レンズ千夜一夜

2018年 04月 17日 ( 1 )

1957 本領発揮(2017年10月11日ズマロン28㎜F5.6奈良町をそっと巡察)1 袋の中の錐


適材適所、という言葉があります。
どんな才能も、その活躍する場にあって、初めて開花する、
というような意味ですね。

中国戦国時代のお話です。
趙の公子平原君が国使として強国に乗り込むことになります。
平原君は自分の食客(簡単に言えば、居候です)から20人、
お伴に連れて行くことにします。
でも、19人は選べたのですが、残り1人が見つからない。

毛遂という目立つところのない男が自分から名乗り出ました。
平原君はしぶります。
3年居候していて、なんにも目立ったところがないのですから。
賢者は、袋の中の錐のように、すぐ切っ先が突き出るものだが、
君は3年の間まるで頭角を現さなかった。
連れて行くのは無理だよ。
すると、毛遂は平然と、
「だから、私を袋の中に入れて頂きたい、
そう申し上げているのです」
強国との交渉は、この毛遂の雄弁のお陰で成功します。
毛遂は自分の才能にふさわしい活躍の場を初めて得たわけです。

今、どうやら大谷選手も、大リーグに挑戦して、
日本に居たときよりも輝かしい活躍を展開しているようです。
彼もまた、彼の才能にふさわしい袋に入れてももらった錐のようです。

牽強付会でもうしわけありませんが、
ライカの戦前の名レンズ、ズマロン28mmF5.6というレンズを、
ロボグラフィで使う度に、毛遂を思い出してしまうのです。
地味なんだけど、堂々たる存在感を画像にプレゼントしてくれます。

平原君は、使命を果たして帰国する旅で、
毛遂を傍らから離すことなく、夢中になって語り合ったことでしょう。
私もこのレンズをもっと大切にしてあげなきゃ!

あなたは、毛遂のように、
ご自分の才能を発揮するにふさわしい袋に入ることができましたか?
私はいまだに我ながらおぼつかなく思っています、
自分にはなにか袋を切り裂けるような錐があったのかなあ?





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by Sha-Sindbad | 2018-04-17 17:54 | Summaron28/5.6 | Comments(0)