レンズ千夜一夜

2013 感じる(2018年3月31日キノプラズマート25mmF1.5bが鶴橋の路地で)


写真を長い間楽しんできて、又、様々な写真を見て、
人間についてもいろいろと学ぶところがあったようです。

私の学んだことを簡単に整理してみますと、
「① 人間は目の前の情景の一部しか見ていない」
「② 人間は、同じものを見つめても、違った見方をしている」
「③ 人間は、見る物に自分の衣を被せている」

上記の結果として、
「私が自分の気持ちで撮った写真を、
私と同じように観てくれる人はほとんど居ない。」

私の結論は、
「それで良い!
自分の写真は自分一人が理解し、楽しめたら、それで良い」
写真家は、写真で生きて行こうとする限り、それでは務まりません。
このなんだか独我論に近い写真観を乗り越えて、
多くの人が観たいと望む写真を撮るという難題を、
さまざまな方法で解決しているようです。
私は初手から、そんなつもりはありません。
写真は私一人の楽しみ。

私が切望したことは、
自分の「感じる心」を育てること。
つまり、感じる心のダイナミックレンジを拡大すること。
どうしたら育てられるか?
私は知りません。

一つ、私が努めたことは、先入観を捨てること。
どんな場所でも、どんなものでも、
はじめて出会ったかのように、新鮮な気持ちで接すること。
でも、そう簡単には、そんなこと、できませんね。
そこで、私は、地球に初めて下り立った異星人になって、
なにもかも生まれて初めて見ると、どう感じるだろうか、
これを想像してみることにしたのです。
これは写真を初めて2、3年で始めたやり方でした。

そうすると、どんなものを見ても、
それが何だか分からない、名前も分からない、
分かることは、外観だけ。

私は、子供の頃から想像が大好きでした。
学校の授業が嫌いで、授業に退屈すると、
目は黒板を向いて、心は勝手な想像世界に遊びました。
だから、異星人ごっこは、私にとっては実に簡単な遊び。
こんな遊びをしたわけですが、
外観だけ、ということは、
どんなものも形だけでまず勝負するというやり方。

多くの写真の先生方の教える方向と逆ですね。
対象をもっともっと深く理解しなさい。
私は、その逆。
でも、そうすると、その形がいろいろなことを私に語ってくれます。
形というものは、さまざまな線と点と面で構成されています。
そんな線や点や面だけが独立して目に飛び込んで来るのです。
そうすると、思いがけないようなものが浮かびあがってきたり、
ケルト紋様、螺旋模様が目を喜ばせたりします。
そうすると、シャッターを落とします。

私の写真をご覧になった方は、
なんだこれは?
なんてごちゃごちゃとゴミ溜めみたい。
画面整理がなっていない。
そう感じるでしょう。
でも、私は、一度見つけた線や面だけが浮かび上がるので、
何度見ても、私の心を喜ばせてくれます。
ある意味で、私の視覚はゲシュタルト心理学的なのかも知れません。

傑作写真と言うものは、説明不要です。
見たものが、「わっ」と心を揺さぶられる何かが写っている。
私のロボグラフィはそんな傑作写真主義と完全に無縁。
私の心の揺らぎの記録。

「一体、これは何を撮っているの?」
体験したときの私の気持ちを撮っています。

「なにを言いたいの?」
なにも言いたいわけではありません。
私の写真には、私以外の第三者向けのメッセージはありません。
いわゆる「表現」など皆無。
もしかすると、私は唯我論者なのかも知れない、
そう思って頂いて、結構です。



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by Sha-Sindbad | 2018-09-13 21:35 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(0)