1808 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 1
言葉って、おかしなものです。
ただの記号として、いつか発明され、進化したものです。
ただの記号、信号、音、字です。
ところが、なぜかそんな言葉にニュアンスや情感がまとわりつく。
たとえば、アフロディテやヴィーナス。
言葉そのものが美女を思い起こさせます。
ニュアンスという言葉もそうです。
なんだか言葉や文章から立ち上る、柔和なほのかなほのめかし。
ユートピア、ハーモニー、イリュージョン、
それぞれにいかにもその意味にふさわしい語感ですね。
悪逆非道、傍若無人。
もう語感だけで、いやな感じがしてしまいます。
レンズ名にもそんな語感がともないます。
タンバール、ホロゴン、アンジェニュー、ゾンネタール、
私の大好きなレンズ名を並べてみますと、
ふわっと包み込むような語感が名レンズにふさわしく、
あまりきつい語感は名レンズに似合わない感じがしますね。
そう考えると、スピードパンクロ50㎜F2。
この名前の語感も写りにかなりふさわしい感じがしませんか?
きりっ、すぱっと視野の一部を切り取り、
すきっとしたイメージに仕上げるレンズ、
そんな感じがあって、いかにもこのレンズにふさわしい。
私の勝手な思い込みでしょうか?
吉田正さんの写真教室の帰途、
JR奈良駅に降り立って、そのままバスで帰宅せず、
奈良町あたりを一巡しました。
スピードパンクロ50㎜F2をもっと使ってみたかったからです。
151枚撮りました。
5回に分けて、一応全部アップするつもりで、
どうしても気に入らないのは没にしながら、進んでみましょう。
名前の語感にふさわしい写真がどれだけ撮れているか?
ご自分で確かめてみてください。
by Sha-Sindbad
| 2017-06-02 19:49
| SpeedPanchro50/2
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