1621 中崎町(スピードパンクロ35㎜F2なら大阪の下町に神秘の影が?)Part 1
スピードパンクロ50㎜F2は、そのレンズ番号からして、
どうやら1930年代の製品。
35mmも若干フィルム番号が小さいので、
少し先に出来た製品のようですが、ほぼ同時代と言えそうです。
でも、50㎜の方がかなり大きく、高級感があります。
同じスピードパンクロでも、レンズ性能には差があるのでしょうか?
描写が明らかに違います。
50㎜の方がはるかに優れた描写を見せます。
でも、じゃ35㎜の負けか?
そう考えてみると、どうもそうでもなさそうです。
まさに撮る情景によって、浮かび上がる情感、質感が違うようです。
アストロ・ベルリンの映画用レンズは、
同一の明るさのレンズは同一の描写をしてくれるので、
レンズを変えても同質の写真になることが強みだったと聞きました。
もしかすると、クックは別の製作方針を採ったのかも知れませんね。
焦点距離を変えることで、描写の微妙な変化を演出することによって、
映画でのシーンの情感、気分、質感を微妙に書き分けたのかも?
上記は完全な当てずっぽうですが、
そんな想像をさせてくれるのが古代レンズの楽しみかも?
梅田中崎町界隈を80枚ばかり2回に分けて並べてみましょう。
by Sha-Sindbad
| 2016-08-02 23:49
| SpeedPanchro35/2
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