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レンズ千夜一夜

1285 暮れ方(キノプラズマート25㎜F1.5持てば薄暮でも沿道サービスを受け)



前回は朝、出発時点での撮影でしたが、
たいていの場合、家を出ると、いつかは家に帰るものです。
私も、平凡な一日に平凡な終わり方ということで、
同じバス停に帰り着きました。

下車するのはたいてい私一人か、あと一人二人。
田舎なのです。
のんびりとゆるやかな坂道を1本辿ります。

でも、ここからが私にもちょっと非凡なところがあります。
路傍のロボグラフィたちがわっと立ち上がるのです、
「わあ、sha-sindbadさんだあ!
お帰りなさい」

たった3分ほどですが、いつもかなり沢山撮ります。
だって、私も挨拶を返さないとね。
14回分の挨拶を並べてみましょう。




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by Sha-Sindbad | 2015-03-17 18:32 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(3)
Commented by petzval at 2015-03-17 23:28 x
私もShaさん以上の田舎に住んでます。
普通、車で移動せざるを得ませんが、
歩いたり、自転車だと、車では発見出来ない
小さな宝物をたくさん発見します。
小さな宝物だけでなく、予期しないパワースポットも。。。
そういったものたちが、プラスのエネルギーを
くれるんです!
自転車を初めて1年4ヶ月ぐらいですが、
世の中にこんな贅沢があったのか!
と最初から驚きの連続です。
夏の朝早く、4時半とか5時とかだと、
国道にも、県道にも、森の中にも、山にも、
誰もいません。
何もかもが私のもの!なんです。
本当の自由、怖いぐらいの自由!
時々、犬の散歩の人とすれ違います。
どこの誰だろうが、
「おはようございます!」と挨拶します。
誰もが嬉しそうにします。
まさに、Magical moments!
Commented by petzval at 2015-03-17 23:29 x
どの時間帯でも、みんながこうだと、
きっと世界に平和が訪れます。
自転車で出かけ、同時にロボグラフィーもやろうと
欲張ります。でも、それはムリというもの。
どちらか一つだけでも、有り余る幸せです。
そして、どちらも中途半端になります。
自転車の時は自転車だけ。
ついでに、偵察はしますが(笑)
あとで、そこに車で出かけて行き、ピンポイントで
ロボグラフィーします。
ある朝、ロボグラフィーの宝庫みたいな古民家で
写真を撮っていると、
簾の陰から「何か御用ですか?」と女性の声が。
誰もいないと思っていたので、ちょっとドキッとしましたが、
「無断ですみません、庭がきれいだったもので、
写真を撮らせてもらってます。すぐに終わりますので。。。」
と言うと、
「ああ、そうでしたか。どうぞごゆっくり!」
まるで、枕草子か徒然草の世界に入って行ったみたいです。
人間が最も人間らしい状態に、たとえほんの少しでも、
回帰出来る瞬間。。。
きっと、誰だって、そんなMagical momentsを
必要としているはずです!
Commented by Sha-Sindbad at 2015-03-18 22:47
petzvalさん
私もかなり以前、自転車を楽しんだことがあります。
と言っても、とても安物でしたが、
道がよかったので、飛ぶように走りました。
まるで神様になったような気分でした。
(ここで、自転車に乗って失踪する神様の姿を想像できる方、
とっても幸せですね)
だから、petzvalさんの言葉、心から納得できます。
「何もかもが私のもの!」、その通りですね。
そして、「簾の陰から「何か御用ですか?」と女性の声」
私も経験があります。
男性でしたが、人間など住んでいるはずがないような、
完璧無類の廃屋だったのに!
内部では驚くほどの豊かな生活が営まれているかも知れません。
こんなときの対応は、petzvalさんので正解ですね。
住居侵入だあ、などとわめく奴が居ても、
そう簡単に犯罪にはなりません。
堂々と、心清らかな態度を崩さない、それが一番ですね。
「Magical moments」、いい言葉ですね。
私はなにしろ退職者なので、もう毎日のように、
Magical momentsを味わっています。
人生の至福のとき。