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レンズ千夜一夜

1261 清純 (メオスティグマート50㎜F1が本邦初演を飾ったかどうかは知らないけれど)

メオプタMEOPTAというレンズ会社、ご存知でしたか?
なんだかこの会社のレンズを見かけた記憶がうっすら。
でも、自分がこんなマイナーな会社のレンズを手に入れるとは、
まったく思いもかけないことでした。

検索してみますと、ウィキペディアに簡単な記事が見つかりました。
学者の皆さんも愛用するコピペをさせていただきましょう。

    メオプタ(Meopta )はチェコのスポーツ及び軍事用光学機器、映写機、
    写真引き伸ばし機等を製造する会社。
    かつて製造していた写真及び映画用カメラで知られているが、
    現在はカメラ製造から撤退している。

    前身オプティコテクナ(Optikotechna )がプレロブ(Prerov )で発足、
    930年代初頭引き伸ばし機などの暗室用具や光学レンズの製造を行った。
    1939年 - 遅くともこの年までに国内マーケットに向けた一般向けカメラを製造。
    最初の機種は6×6cm判の二眼レフカメラフレクセッテ(Flexette )だった。
    これが同社の長い二眼レフ製造の始まりになる。
    チェコスロバキアはドイツに解体され、
    同社も多数の光学機器をドイツ軍向けに納入することになる。
    1946年 - チェコスロバキアの共産主義政権によって国有化され、
    メオプタと改名する。

オークションサイトで、プロジェクター用のレンズが見つかります。

    このメオスティグマート50㎜F1もその一つ。
    これがシュナイダー社同様に、ペッツヴァール型なんだそうです。

私もオークションで手に入れました。

    作例付きだっのですが、その作例がなんだか典型的ペッツヴァール。
    ペッツヴァールファンはたいてい極めつけのクラシックレンズコレクタ。
    だから、このような二番煎じ風現代レンズには手を出さないようです。
    おかげで、とても安く入手できました。

ご丁寧にもソニーNEX-5のマウントアダプタ付き。

    ボール紙で作ったと記載されていたので、たいした出来ではあるまい、
    そう髙をくくっていたのですが、間違いでした、ごめんなさいね。
    実にがっしりとした造りで、十分使用に耐えます。
    75㎜長焦点レンズとしてひとまず使ってみましょう。

なにしろ開放しかないのに、そのF値がたったの「1」

    私が持っている大口径レンズとしては、
    アンジェニュー25㎜F0.95に次いで明るいレンズということになります。

土日の二日間、いつもよりかなり早起きをして、
一日中出歩いていたので、疲れてしまい、今日は家に籠もっています。

    実は、クロマティックハーモニカの師匠辻晋哉先生のライブの日ですが、
    今回もパスさせていただきました、またもや、ごめんなさい。
    なんだか謝ってばかりいる記事。

メオスティグマート50㎜F1を早速屋内で使ってみました。

    F1なのだから、使い勝手は満点です。
    20枚ごらん頂きましょう。

    最初の1枚は、前回の記事で取り上げたエルマジ20㎜F3.5。
    ごくごくちっぽけなレンズですが、いかにもクラシック!

    我が家のかわいい同居者たちをランダムに撮ってみました。
    最愛の同居者も登場します。

メオスティグマート50㎜F1を使っているうちに、
だんだんと感じていること、それは、

    このレンズもかわいい同居者になりそうだな。




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by Sha-Sindbad | 2015-02-16 19:10 | Meostigmat50/1 | Comments(4)
Commented by petzval at 2015-02-16 23:15 x
私は変なモノを集めたがるクセがあって、
オランダのドライフラワーとか
明治時代のひょうそく、たんころ、
アメリカの炭坑で使ってたオイルランプとか、
そういうのをあちこちに転がしてます。
カメラの世界だと、三脚・雲台を使いもしないのに、
こそっと集めたがってます。
ドイツのBilora、Schiansky、Linhof、フランスのPathex、
それからチェコのMeopta、これはテーブル三脚の王様!
レンズはOpenarというのが有名みたいですが、
このメオスティグマート50mm、
荒削りのペッツヴァール?
でも、Shaさんの手にかかると、その長所も欠点も
ちゃんと生かされている!
このレンズは私が昔掘り出し物だと思っていたある単玉レンズと似てます。
ボケボケ・モヤモヤの中から、中心部がヌッと浮かび上がる。
その中心部もある時には恐ろしくシャープに、
ある時にはフレアでピンボケみたいに。。。
Commented by petzval at 2015-02-16 23:16 x
このレンズ、一体、何なんだろう、何なんだろう?
と、長い間、不思議に思ってましたが、
ある時、正体が判明しました。
な、なんと、テッサーだったのです!
前玉と中玉がはずれたテッサーの後玉だったのです。
そんな不良レンズでしたが、
なんとプリミティブで美しい描写でしょう!
「プリミティブ」なんて言うと、多くの人がピンホールを連想しますが、
私はこちらの方がピンホールより真の意味で「プリミティブ」だと感じます。
「見える」という現象のからくりの一面が誇張さている!
それに対し、ピンホールは不自然なところが多い。。。
だって、だってですよ、
人間の目にもレンズが入っているじゃないですか!
しかも、それは一枚玉と来てますよ。
確かにペッツヴァールは2枚玉ですが、
3枚玉よりはるかに1枚玉に近い。。。
ペッツヴァールだって玉を1枚取り除いても写るんですよ。
Commented by petzval at 2015-02-16 23:16 x
ペッツヴァールを1枚玉にすると、
ああ、後玉だけでも写るんだ、前玉は後玉の補佐をしてるだけなんだ!
とわかってしまいます(焦点距離は約2倍になってしまいますが)
このプロジェクターレンズは、そういうことを強く感じさせます。
1枚玉こそがすべての始祖であり、王様であり、
カインどころかアダムであり、さらに言うなら、
アルファであり、オメガである!
そして、ペッツヴァールは、恐らくどのペッツヴァールタイプも、
この1枚玉のプリミティブさと
「見える」ことの神秘を色濃く反映・暗示してますよ!
Commented by petzval at 2015-02-16 23:47 x
そうそう、1枚玉と言えば、
コダックのベス単やブロ単が有名ですが、
あれは、私が言う「プリミティブな1枚玉」からちょっと外れている。
コストダウンのために1枚にし、1枚だけでは不十分なところを絞りでごまかしている!
言わば「大正時代の『写るんです!』」じゃないですか(笑)
(「写るんです!」も1枚玉だそうですよね。。。)
本物の1枚玉とは、スペンサー・ポートランド!
それから、ダゲレオタイプのレンズ!
ああ、昔の人は偉大だった。。。