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レンズ千夜一夜

875 バイク(エルマー35mmf3.5は3Bの鉛筆でぐいぐい生き生きと描き)



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ライカの最初の広角レンズ、それが、

    エルマー35mmf3.5

1930年から1950年まで延々と作り続けられたそうです。

    第2世代のズマロン35mmF3.5が1946年製造開始なのですから、
    その後も4年間は製造が続けられたわけです。
    つまり、エルマーをより好むユーザーが居たからです。

ズマロン35mmF3.5はエルマーと比較すると、
一層線が細くなり、より一層柔軟な表現力を備える、
いわば成熟した広角レンズになっているように思えます。

    エルマーにはやんちゃな活力一杯青年の客気が感じられます。

ズマロンも息の長いレンズで、1960年まで作られたのですから、
ライツという会社は、当時は一本のレンズにしっかりと信頼を置いて、
どこまでも付き合おうという姿勢だった感じがします。

    そのうえ、今調べて気づいたのですが、
    ズマロンもまた、1958年ズミクロン35mmF2八枚玉登場後、
    2年間も作り続けられています。
    ライツがユーザーの気持を大切にした現れじゃないかな、
    そんな感じがします。

そこで、エルマー35mmf3.5ですが、
1枚だけごらん頂きましょう。

私はバイクには不案内のですが、かなり古そうですね。
このバイクの写真を眺めていて、やはり思うのですが、

    エルマー35mmf3.5は最初から完成された35㎜だった!
by Sha-sindbad | 2013-12-03 22:16 | Elmar35mmF3.5 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2013-12-03 22:49 x
力強さと、瑞々しさを感じます。しっとりとした描写、素敵ですね^^
Commented by Sha-sindbad at 2013-12-05 00:53
bisqueprinceさん
このレンズも、もっと古いレンズも、
驚くほど若々しい描写をしてくれます。
レンズの進歩って、一体なんなのだろう?
考えてしまいますね。