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レンズ千夜一夜

525  紅葉 (シネクセノン50mmf2は秋の魔術師)



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秋の京都御所に行ってきました。
紅葉は終焉を迎えようとしていて、
秋をまだ十分満喫していないのに、
すでに晩秋の気配。

風景写真の皆さんはちゃんとご存知のようで、姿なし。
まばらな観光客の一員として、
風景の素人写真を楽しみました。

ライカM9にはシネクセノン50mmf2。
とても抜けの良い合焦部分に比して、
アウトフォーカス部分はどこかざわつくような感じ。

    なんだか晩秋風景には似合っていないような、
    似合っているような..................
    リアル一方のレンズかと思っていたのに、
    幻想の気配を醸し出せる一面もありそうな..................

どうやら奥深いところがあるレンズ。

    ここにもまた個性溢れるレンズあり、
    という感じがしてきました。
by Sha-sindbad | 2012-11-25 01:42 | CineXenon50/2 | Comments(8)
Commented by taketyh1040 at 2012-11-25 18:17
こんばんは。
こういう風景の捉え方もあったんですね〜。
幻想的で美しいです。
特に、2枚目は吸い込まれそうな想いで見惚れています。
正面の黄葉も後の紅葉、そして緑の中に続く細道、素晴らしいです。
Commented by 川越 at 2012-11-25 23:35 x
こんにちは。クセノンのイメージとは違いますけど、すごくいいですね。意外な感じがしますが、きっとこれもShasindbadマジックですね。
Commented by a1photo at 2012-11-26 11:01
いい雰囲気だなあ。淡い日本画って感じかな。
それに絶妙なボケ。
おいらもよく「ボケ」と言われるけど、味わいが違う。
Commented by Sha-sindbad at 2012-11-26 23:07
taketyh1040さん
私は風景写真を風景写真として撮らない人間。
ですから、美景の場所に行っても、
それを美景として捉えず、最初から路傍の存在としか見ません。
ですから、そのものの美しさを表現するなんてことはしません。
ただ、自分の気に入ったもの、1枚目はくねった幹、2枚目は黄葉、
これだけを撮るつもりで撮っています。
ですから、お褒めいただいたような構図を意識していたわけではありません。
全部、副産物というわけです。
Commented by Sha-sindbad at 2012-11-26 23:08
川越さん
ありがとうございます。
たしかにクセノンのイメージとはまるで違いますね。
いわば混濁したイメージ。
でも、大好き。
意図していないのですから、レンズの贈り物です。
Commented by Sha-sindbad at 2012-11-26 23:10
a1photoさん
a1photoさんはキノプラズマートに似ています。
ぼけレンズのように見えて、
実は見事にシャープなのですから。
a1photoさんの写真群、ぼけには撮れません。
Commented by 中将姫光学 at 2012-11-27 01:07 x
こんばんは。わたしは失礼ですが、この2枚を並べたことにSha-sindbadさんの強い意志を直感しました。
1枚目は見た目のとおりで、凡人にはどんなに頑張ってもこのような写真しか撮れないだろう、
しかし、わたしにはこのちょっとした風景が、2枚目のように劇的な力を持って見えているのだ、と。
シネ・クセノンはすっきりした美しい描写をするレンズとは思っていましたが、放射状に伸びつつ同心円的にまわるという悪魔性を引き出しているところにも驚かされました。

お聞きになられているとは思いますが、昨日奈良までうかがいSha-sindbadさんもよくご存知のホロゴンさんにお会いしてきました。
その様子はホロゴンさんがブログに書いてくださっていますが、たいへんお世話になりながらブログの方にはコメントできないので、こちらでお礼を申し上げますので、ぜひご親友のホロゴンさんによろしくお伝えください。
ミスターDことダヴィドがこう言っていたことを付記しておきます。
「彼はビッグな男だ。短い日本滞在中にこういう日本人に会えたことをとても感謝している」
Commented by Sha-sindbad at 2012-11-27 21:55
中将姫光学さん
滅相もない、そんな意志はありません。
ただ薄いのから濃いのへと並べただけ。
それにしても、この2枚目で、クセノンへの好感度がぐっと上昇しました。
ダヴィドの言葉はちゃんと伝えておきましたよ。
本人の言「どこをどう間違って、そんな印象になったのかな?
どうも英語力の不足のせいみたい。
むしろダヴィドの方が圧倒的に素敵だった。
天気晴朗なれど波高しという感じで、颯爽とした好漢だった」