レンズ千夜一夜

521  ロボグラフィ3点 (アンジェニュー25mmF1.4の写りにはなぜか気品が漂い)



アンジェニュー25mmF1.4

F0.95を手に入れる前に、このレンズを手に入れていました。
レンズには霞がかかり、ヘリコイドも固くてほとんど動かない、
原状では使用困難なレンズでした。

大阪梅田のマツモトカメラにオーバーホールをお願いしました。
アンジェニューらしい、いぶし銀の筐体も美しい、
すべてが滑らかに作動する、
ほとんど新品のレンズとなって帰宅しました。

F0.95との描写性の比較はしていません。
しかし、このレンズが超一流の描写性能であることだけは確認ずみ。

私が使ったアンジェニューレンズに共通するファクターは、

    気品 

妻がどこかの行き帰りに、
機内ビデオで中国映画「レッドクリフ」1と2を全部観ました。
とにかく面白かったそうです。

三国志演戯全巻(吉川幸次郎訳)を高校時代から少なくとも5回は読み返し、
ついでに、正史の「三国志」も全巻読んだ私としては、
おそらく完全に現代風に翻案した中国映画は観たくないので、
まだ観ていません。

妻は、この映画になるともう夢中で、

    「とにかく諸葛公明がよかった。
     気品があって、英知に満ちた颯爽とした人間だった!」

    「それ、日本人俳優だよ、金城武」

    「うそ! 
     日本人にあんな立派な容貌の俳優がいるわけないじゃないの!」

それがいるんですね。
ウィキペディアによると、両親が日本人と台湾人、5カ国語ぺらぺらで、
中国映画に何本も主演して活躍しています。
私もすでに2作観ています。

    中国人と言われても、不思議がない人で、
    とても賢しこそうな美貌の持ち主です。
    しかも、人間に芯があります。
    この人も日本人には珍しく気品のある人です。

この気品というものは、
真似をしようとしても真似できない、
付け焼き刃がまるで効かない、品性の1つですね。

    私には想像もつかないような、
    さまざまなファクターが組み合わさったとき、
    自然にくゆり立つような、一種の香りなのでしょう。

それが、このレンズとどう結びつくのだ?
せっかちなあなたはいらだっておいででしょう。
そんな風に、せかせかイライラする性質は改めた方がよいようです。
気品を損ないますからね。

アンジェニュー25mmF1.4の気品、
人間の気品に似ています。

    なぜ、そんな風に感じるのか、説明がつきない、
    でも、感じてしまう、静かに澄んだたたずまい、
    それが気品ですね。




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by Sha-sindbad | 2012-11-21 21:46 | Anjeniueux25/1.4 | Comments(2)
Commented by a1photo at 2012-11-22 20:02
いずれもコンセプトは「光」。
しかし、2枚目の草の有り様はすごい。
なかなかこうは撮れないなあ。
Commented by Sha-sindbad at 2012-11-22 23:09
a1photoさん
建物に囲まれたオープンスペースの1階フロアに、
太陽が差し込んでいる、ただそれだけなのです。
私は一枚目が一番好きなのです。
網フェンスの影がさりげなく落ちて、
とてもひっそりとした光の空間を作っています。
この穏やかで控えめなところが私の性格にぴったり合うようで。
それにしても、a1photoさんのブログの異世界ぶりは絶好調ですね。
一見なんでもないありふれた町のたたずまいが撮られているだけなのに、
どこか位相の異なる世界が重なっている、そんな感じ。
「a1photo異界研究会」を立ち上げたいですね。