368 ロボグラフィ (ローライ35Sのゾナー40mmF2.8は選ばれしレンズ)
ゾナーと言いますと、
数知れぬ名レンズが輩出しています。
その中で、小型レンズと言いますと、
コンタックスT2のゾナー38mmf2.8は白眉かも知れません。
ツァイスのさまざまなゾナーの中で、
これほどまでに使い手に心をくすぐったかわいいヤツはいないでしょう。
でも、ゾナーの小型レンズには大先輩がいました。
ローライ35のいわば高級バージョンはゾナーでした。
ゾナー40mmF2.8
目測式ですが、これはどうにかなります。
クラシックカメラを使うのであれば、
また、スナップ写真を楽しみたいのであれば、
被写体との距離を目測できるのが最低条件。
自分で工夫して、訓練すべきです。
でも、最短撮影距離等の近接で開放というのはかなり難しい。
これは手持ちの道具に頼りましょう。
手持ちの道具って、なに?
手です。
自分の手の長さ(X)を測っておきましょう。
ついでに、自分の手を伸ばしたとき、Y30㎝(Y)はどこか?
これも知っておきましょう。
手をしっかり伸ばして、まず基本ディスタンスを確保し、
あとはバリエーション。
XとYとを組み合わせたら、どんな近接距離も測ることができます。
今回の写真はそうして測りました。
すると、T2のゾナー38mmf2.8では撮れないような、
堂々たる骨格の写真が撮れました。
これがツァイスの実力ですね。
by Sha-sindbad
| 2012-06-23 21:40
| Sonnar40/2.8
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