295 落水 (ヘラー35㎜f3.5は戦前ツァイスのまぼろしのレンズだった)
ヘラー35㎜f3.5
もちろん私の所有ではありません。
ジオグラフィックさんに使わせていただきました。
ホームページ「寫楽彩」(http://www.syarakuse.com/)で、
2群4枚のレンズとして、1938年からCarlZeissJenaで1000本製造、
ただし、市場のレンズのシリアル№からは500本程度では?
とお書きになっています。
とんでもない珍品レンズ。
地面にしゃがんで、バッグの上で丁重にレンズ交換。
これがすべてのレンズ交換の作法ですね。
次第に雲行きが怪しくなって、かなり暗い二月堂で撮りました。
私はこの龍が大好きなので、よく撮ります。
ヘラーの開放で撮ろうとしていると、
参拝客が杓子を差しだしました。
水盤からの滴りが杓子の水にしぶきを上げています。
私はそんなことに気づかず、何げなく、龍を撮っただけ。
でも、神様はピントを杓子に合わせてくださいました、
と、言いたいところですが、どっこいそうはまいりませんね。
無神論者で、神頼みはしないことにしていますので、
神社仏閣教会神域で手を合わせたことのない人間。
そんな私に神様が味方してくださるはずがない。
これは単なる偶然ですね。
(開放値が3.5だと、この程度には合うという説もあります)
私のように、のべつ幕なしシャッターを落としていますと、
こんな偶然の拾いものが一杯あります。
偶然の拾いものが楽しみで撮っている向きもありますね。
by Sha-sindbad
| 2012-04-08 12:06
| Herar35/3.5
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