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レンズ千夜一夜

82 旅のメモ (プラナー50mmF2は僕には過ぎたレンズだった)



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過ぎたるは及ばざるがごとし

この言葉は、どんな場合にでも通用する、至言ですね。
さまざまのレンズを楽しんできましたが、
レンズの場合にも、この言葉はあてはまるようです。

以前、フレクトゴン35mmF2.4について、
「中庸のレンズ」であると書きました。
私にとっては、これが最大の讃辞。

スペックの内、なにかが突出しているというのは、
写真にした場合には、どこかまずい結果を生み出します。

標準レンズの王様、そう私が信じているのが、

    コンタレックスのプラナー50mmF2。

イギリスの小さな町で撮りました。

    アメリカから来た4人家族。
    その末っ子は、旅を心から楽しんでいます。
    なにやら旅のメモをしたためています。
    おそらくこの旅のためにもらった筆記用具がご自慢なのです。
    ちょっと大人に近づいた気分。

凄い写りです。
立体感、重量感、質感、実在感、
要するに、とても厚みのある描写をしてくれます。
全倍に伸ばしても、さらに精密感が増します。

しびれました。
でも、10年ばかり使って、思いました。

    もう、いい。

あなた、毎日、ビフテキやコース料理を頂けますか?

私は、ご馳走はせいぜい2、3か月、
いえ、4、5か月に1回で結構なのです。

妻のあっさりとして、適量(つまり少量)の手料理が一番。
友人と一緒なら、ビールがあれば、後はなんでもいい。
料理よりも話を味わう方に心が集中してしまうからです。

コンタレックスのレンズはすべて、まさに偉大。
でも、敬して遠ざけさせていただいています。
by Sha-sindbad | 2011-09-03 15:44 | Planar50/2 | Comments(4)
Commented at 2011-09-03 18:26
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Commented at 2011-09-03 18:27
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Commented at 2011-09-03 23:09
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Commented at 2011-09-03 23:10
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