レンズ千夜一夜

2058 至る所に(2017年12月18日西大寺との往還にヒストリオプロト40㎜F6.3が異貌遍歴)



現代のレンズ名人、宮崎貞安さんのヒストリオプロト40㎜F6.3は、
ツァイスが世に最初に問うた、いわば渾身の名玉プロターの現代版。
F値が6.3と大変に暗かったので、ボケ効果は期待できません。
ひたすら対象と渾身の四つ相撲を挑むというタイプの傑作。

私も大変に気に入って、入手させていただき、
本ブログに短期間に18回も作例をアップしました。
いかにもプロターらしい、腰の据わった実質感がたまりません!
ちょっと古くなりましたが、
というのも、ブログにアップしていない写真群が数十以上あるから、
とにかく真っ正直に全部ブログに出演させてあげたい親心で、
遅れ遅れしながら、ぼちぼちとブログに掲載しているわけです。

人間でも、悠揚迫らざる物腰に、「この人、違う!」と思わせる、
そんな風格に満ちた人が居るものです。
私は、生涯、そんな人に憬れてきた、
なんてことが全然なかった人間です。
外観が良いのに、中身は空っぽな人に沢山出会ってきたからです。

それよりも、なんでもない普通のたたずまいの人で、
知り合ってみると、心はあたたかく、中身がずっしり詰まっている、
そんな人も、とても少ないけど、出会うと、嬉しいものです。
本物だ!
そんな実感があって、貴重な体験をさせていただけます。

Histrio-Prot40mmF6.3

今回は、このレンズで撮った写真を一枚一枚、
ブログアップ用の小型ファイルに作り替えながら、
ああ、この日は、顔ばっかり撮っていたなあ!

どこに、顔?
ほとんどの方には見えないでしょう。
現実に、顔なんて、そこにはないのですから、
そう考えるのは当然です。

でも、私は、想像が大好きなのです。
子供の頃からずっと絶えず空想、想像しながら生きてきました。
そんな習癖が人生の邪魔になったとは思いません。
空想が洞察を突如引き出す切っ掛けになったこともよくあります。
あらゆるものにゲシュタルトを観ることは、
人生の至るところに隠されたものを見つけ出すのに一役買ってくれた、
そんな習慣が、洞察にもつながる精神の飛躍を引き出すことがある、
私は、そう信じています。

でも、写真では障害となります。
人にアピールしようとすると、人に共感してもらう必要があるからです。
写真のメッセージに上記のような想像が絡んだりすると、
大げさに言うと、誰も共感せず理解しない写真ばかり、
見境もなく山のように撮ることになりかねませんね。

ところが、私という人間、特殊な人間経験を重ねてきたようで、
人が共感しようがしまいが、気にならない。
とくに、写真趣味では、それが極端に現れて、
自分の写真は自分一人楽しめたら、それでよい!

アマチュア写真家の中には、自分では楽しめない写真を、
人の楽しみのために無理に撮っている人も居るようです。
どうしたら、人に受けるか?
それが究極の課題となっているみたい。
でも、考えてみてください。
成人してから、ピアノを習い始めて、
辻井邦明君のように弾けるようになりますか?
なりませんね。
アートはすべてそうです。
常に、最初に才能、次に努力、そして、運、
この3つがこの順番に揃わないと、本物のアーチストにはなれません。
写真も、ビジュアルなシーンを二次元のイメージに変換するのですから、
たとえドキュメンタリストであっても、優れた画像を得るためには、
アート的な感性を生まれつき備えていることが絶対条件。

私にあなたにもそんな才能など欠片もありません。
なぜ、それが分かるんだ?
そんな才能を備えている人だったら、こんなブログには来ないから!

だから、自分のために、自分がたのしめるように、
気楽に写真を撮りましょう。
そして、人に見せて、「ハハーッ、恐れ入りましたあ!」なんて、
平伏させてやろう、なんて、夢にも考えない、
それが人生の得策ですよ。

ヒストリオプロト40㎜F6.3は、そんなただの写真好きの私には強い味方。
レンズ特性ゆえに、常にずしりとした重みを画像に備えさせてくれます。
私は、手を伸ばした先に見えるソニーα7の拡大設定の液晶画面で、
ピントを確認したら、構図なんか無視して、さっと撮ります。
ホロゴンウルトラワイドを四半世紀常用してきたお陰で、
カメラ、レンズを常に水平垂直に構える癖がついています。
だから、どう撮ろうと、正立、直立像が撮れます。
帰宅して、マックの液晶画面で写真たちをさっとチェックして、
私はいつも呟く言葉を心の中に吐きます、
「ヒストリオプロト君、ありがとう!」



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# by Sha-Sindbad | 2019-02-15 15:48 | Histrio-Prot40/6.3 | Comments(0)

2057 穏やかに(2018年8月13日大阪天満橋筋商店街ならペッツヴァール58㎜F2.3に任しとき)



今日はひさしぶりに付虹先生の揚琴レッスンでした。
「彈詞三六」、通常「三六」で通じる揚琴の名曲です。
もちろん私が完全に演奏できるような、簡単な曲ではありません。
でも、楽しい!
一つには、揚琴演奏技術の基本中の基本、スティックの手首奏法を、
近頃なんとかマスターできたのでのです。
もちろん手首が廻るようになったからと言って、
難曲がスイスイと弾けるようになるわけではありませんが、
音を出すのが楽しくて仕方がないという、初心者の歓びで十分満足。

これと同じことが写真でも言えそうです。
写真撮影技術の基本中の基本は、自分の被写体が見つかること。
私のように、風景写真とはてんで無縁、ひたすらストリートフォト、
という人間には、「自分の被写体」なるものを限定するのは難しい。
スナップ屋なら、目指すものは、ストリート上での人間模様となります。
でも、そう簡単に路上でフォトジェニックな人々の交錯など見つかりませんね。
だから、どうなるか?
目指すものは分かっているので、昔のスナップ屋は、
いつ何時眼前で起こるかも知れない人間模様に瞬時に対処すべく、
油断無く気構えしながら、目を鋭く左右に、前方にと走らせて進みます。
スリ専門の刑事がスリを捜す姿にちょっと似ています。
ちょっとカッコいいのです。

ところが、ロボグラファー(ロボグラフィを撮る人、もちろん私の造語)は、
スナップ屋のように、油断のないスタイルとはちょっと違います。
簡単に言えば、殺気がない。
突然ふっと発見するあたりの最初の雰囲気はちょっと似ています。
おっ、居たな!
でも、それからが違います。
好きなように料理できるのですから、あわてる必要がありません。
スナップ屋なら、撮ったこと自体、よそ見には分かりません。
必殺居合い抜きのようなものです。
ロボグラファーは、
「やあやあ、居ましたねえ、逃がしませんよお」なんて、
のんきに嘯きながら、ゆったりと近づき、
ときにはしゃがみ込んで、やおらレンズを向けます。
撮り終わったら、わざわざ被写体に声をかけたりします、
「ありがとう! よいところで出会いましたねえ!」

この日は中将姫光学さんからお借りしていた、
おそらく19世紀のペッツヴァールレンズ、
ペッツヴァール58㎜F2.3です。
なおのこと、のどかに撮りたい気分に誘われる名玉です。
日本一長いと言われるアーケード商店街の天神橋筋商店街。
私の第一級ロボグラフィ地です。
人に見せて、
「どうだ! 凄いだろ!」と自慢する写真じゃありません。
ひたすら私がそのとき味わっていた至福を思い出すよすが。



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# by Sha-Sindbad | 2019-02-12 17:12 | petzval58/2.3 | Comments(0)

2056 清澄(2018年5月23日奈良白毫寺町をゾンネタール73㎜F1.5が爽やかに過ぎ)2 夢と同じ材料で



「私たちは夢と同じ材料でできていて、
私たちのささやかな一生は眠りで仕上げられる」
    We are such stuff as dreams are made on;
     and our little life is rounded with a sleep.

シェークスピアの「嵐」のセリフですね。
私はこの言葉に出会ったのは、学生の頃です。
筑摩書房の世界古典文学全集の中で。
厳しい現実の中に放り出されようとしている私には、
なんだかとても心を温めてくれる言葉でした。

シェークスピアって、驚くべき人ですね。
あの時代に、どうしてあんなにさまざまな時代の人間たちを、
まさに生きた人間として描き出すことができたのでしょう?
マクベス夫人もハムレットもシーザーもアントニーもプロスペロも、
その人そのままに生彩溢れる姿で登場します。
単なる教養ではとてもできたものではありません。

シェークスピアは現実に彼らに出会っていたに違いない!
もしかすると、シェークスピアは劇作に没頭すると、
夢の中で登場人物たちが現れて、まさに生きた姿を見せてくれたのでは?
そんな感じさえします。
「私の描く人たちは夢と同じ材料でできていて、
彼らのささやかな一生は私の眠りで仕上げられた」のではないでしょうか?

私は次第に唯我論に傾きつつあります。
世界は、生きている私のためにさまざまに波瀾万丈の姿を見せてくれている。
でも、私がこの世を去ると、すべては無に帰してしまう。
夢と同じように、現実の人たちも来りては去り、去ってしまうと、もう戻らない。
一体、どこに行ってしまったんだろう?
夢と同じように、現実世界も、私にはどうしようもなく変転して行きます。
でも、私という観察者、その中で生きる人間が居るから、
活き活きと生々流転して果てしない姿を見せてくれる。

私が夢幻的な画像をプレゼントしてくれるレンズたちを殊の外愛するのは、
こうした私の夢を美しい画像にしてくれるからかも知れません。

現代のレンズ名人、宮崎貞安さんの最近の傑作レンズ、
ゾンネタール73mmF1.5は、上記のような私の世界観を裏付けるように、
私の観る、あえかな、でも確かなドリームを画像にしてくれます。

どうやら、私にとって、レンズと写真は、夢見るための不可欠のツール、
そんな感じがしてきました。

子供の頃読んだ「サザエさん」で一つ印象的な漫画がありました。
マスオさんが巨大な暴漢と対決するのです。
その瞬間、彼は気づきます、
「そうだ、これは夢なんだ!
だとしたら、なにをしてもいいんだ!」
そして、私そっくりに、殴り合いのけんかなんかしたこともなかったのに、
ガツーン、暴漢を一撃ではり倒してしまうのです。

私たちも、マスオさんにならって、思いっきり夢を見ましょう。
夢も希望もない現実に打ちひしがれて、トボトボと歩み続けるのも人生なら、
「夢なんだ! なにをしてもいいんだ!」と思う存分やりたい放題するのも、
人生じゃありませんか?




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# by Sha-Sindbad | 2019-02-08 11:53 | Sonnetar73mmF1.5 | Comments(0)

2055 清澄(2018年5月23日奈良白毫寺町をゾンネタール73㎜F1.5が爽やかに過ぎ)1



日曜日、宮崎貞安さんに最新の試作レンズをお返ししました。

ヴァリオペッツ57㎜F2

一番印象に残った写真1枚をA4に、
その他、作例として参考になりそうなのを10枚ほどキャビネに焼いて、
6回の試写結果の写真全部を収めたDVDと一緒にお送りしました。

写真家なら、こんな無謀なことはしないでしょう。
舞台裏が丸見えになってしまうし、
写真の技量も撮影法も全部バレバレ。
でも、私は写真家じゃない、ただの素人なので、平気ですね。
宮崎貞安さんに参考にしていただきたい、ただそれだけ。

私の写真の程度は別として、
ヴァリオペッツの描写性能には目を見張るものがありました。
かなり繊細な描写なのですが、立体感があり、
しかも、開放でもかなり深い被写界深度。
それなのに、バックのボケは玄妙そのもので、極めて魅惑的。
もちろん、一本頂くことにしました。

このヴァリオペッツの先代で頂いたのが、

ゾンネタール73㎜F1.5

このレンズも繊細優美な描写性能を誇ります。
ライカの誇るエルマー74㎜F1.9とかなりスペックが似ているあたりが、
クラシックレンズファンには魅力の一つです。

今回は、このレンズの描写をごらん頂きましょう。




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# by Sha-Sindbad | 2019-02-05 15:25 | Variopetz57/2 | Comments(0)

2054 心から笑う(2018年7月31日大阪東洋陶磁美術館でパンタッカー50㎜F2.3が活躍)



畏友のRAさんは心身ともに頑健そのものの人でしたが、
80を過ぎたあたりから、体調を崩されることが多くなり、
一緒に撮影するのも間遠になっています。
昨年7月31日が一番新しい撮影日。
梅田から出発して、中之島の東洋陶磁美術館を目指しました。
この日はしっかりと歩かれ、しっかりと撮影もされ、
座談を楽しむ一日でした。

私の装備は、ソニーα7にパンタッカー50㎜F2.3を付けて、
いわば、私のセカンドベストでした。
ちなみに、このレンズを宮崎さんに依頼されたのは彼で、
私は彼からこのレンズを譲り受けたのです。

スピードパンクロ50㎜F2のような凄み、切れ味はありませんが、
不思議に濃密な空気感が溢れ出るようで、
どこかなにかが違う描写力は天下一品と言いたいほど、
そう言いたいのですが、
このあたりの印象はどうやら私の思い入れなのかも知れず、
つまるところは、私との相性なのでしょう。

このような私のこのレンズに対する思い入れの深さは、
私の朝鮮陶磁への思い入れに似ているかも知れません。
私は陶磁のことなど何にも知りません。
ただ20数年前、この美術館近くに職場を得て、
たまたまの手隙に、さして関心もない癖に、
なにを思ったか、美術館にちょっと立ち寄ったのですが、
展示室の半分を占める朝鮮陶磁など全然目にも止まらず、
当座は、この美術館の目玉である、2つの国宝、
飛び青磁と油滴天目茶碗に目を奪われ、さらには、
ふっくらさんの唐三彩少女像を愛するようになりました。

美術館側にもこの少女像を飛っきり愛する方が居たようで、
この像だけ回転する丸テーブルに置かれていました。
今回の写真の中にもその一周の連続撮影を並べました。
さしものアストロ・ベルリンの名レンズも歯が立ちません。
微妙なカーブの変奏曲に全身を包まれた少女の美しさは、
是非ご自分の目で味わっていただきたいものです。

でも、どんなものにも、この美術館の本当の魅力に、
私は長い間気づきませんでした。
その間、私は、中国陶磁の偉大な名品を味わうことで、
見る目を養っていたのかも知れません。
何事も、それを理解できるまでには、時間と準備が必要、
そういうことかも知れません。

ある日、朝鮮陶磁が私の目に飛び込んで来たのです。
これまで何にも考えずに軽く一瞥しただけで通り過ぎていた!
でも、突然、それがとんでもなくおかしいことに気づいた!
なにかが違う!
ふっと、肩の力を抜いた感じ、
そう言ったら、お分かり頂けるでしょうか?
「そう気張りなさんなって!
ゆっくり行こうよ!」
そんな感じ。
どの白磁も青磁も、精一杯姿勢を正したりしていません。
「休め!」の号令で、休んでいるわけでもない。
生まれついてのナチュラルな姿のまま、そっと微笑んでいる。
気がつきますと、私もリラックスしています。
そして、思わず笑いがこみ上げてきます。

この世に「笑い」ほど素敵なものはありませんね。
そして、幼児の笑いほど純粋な歓びの表現はありませんね。
そう、幼児は、なんの屈託も無く、
心と体のすべてで歓びを感じ、笑うことができるのです。
大人になると、そんな風に屈託なく、純粋に喜び、
純粋に笑うことができなくなります。
まるで天井からなにか倒れてきて、これを支えながら、
なにか別のことをしようとしているみたい。
心から笑うためのエネルギーが不足しているみたい。
笑ってる場合か、来月の給料、もらえそうにないのに!

でも、人生って、小休止があってもいいですね。
東洋陶磁美術館の朝鮮陶磁のコーナーに入ったら、
鎧も経帷子もなにもかも脱ぎ捨てて、なにもかも忘れて、
心を全部開いて、朝鮮陶磁たちと語り合ってみましょう。

パンタッカー50㎜F2.3はそれができるようです。
私もなんとかそんなことができるようになってきたみたい。




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-31 12:19 | PanTachar50/2.3 | Comments(0)

2053 妖し(2018年7月19日白毫寺町、奈良町はアンジェニュー25㎜F0.95でなくちゃ)


私はレンズ学のことなど全然知りません。
でも、0.95 なんていうF値はべらぼうですね。
そのおかげで、被写界深度も猛烈に薄い。

でも、よいレンズはみんなそうですが、
立体的に写るので、深度から外れていても、
しっかり形が分かります。

私は、原則として、開放で撮ることにしています。
例外は超広角。
ホロゴンの開放値はF8です。
このホロゴンと同じ土俵で相撲をとらせたいということで、
スーパーアンギュロン21㎜F3.4のような超広角は、
近ごろ、F8に絞ることがよくあります。
それ以外のレンズは開放原則を維持していますので、
目下、二本立てと言うわけです。

アンジェニューのレンズはみんなよく写ります。
どこかエキゾチックな面影がいつも漂います。
奈良の古い町とそのロボグラフィには、
やっぱり古いレンズが似合いますね。
アンジェニュー25㎜F0.95のお陰で、
なぜか失われた時間が、ほんの少しですが、写真に写っている、
私にはそんな感じがします。




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-27 22:55 | Anjenieux25/0.95 | Comments(0)

2052 幽玄(2018年6月16日新大阪でキノプラズマート19mmf1.5がゆらりゆらり)



カルティエ=ブレッソンは生涯に何本のレンズを使ったのでしょうか?
写真家としてのキャリアを始める前に、
ライカ版ではないレンズを使ったことがあるようです。
でも、写真家として世に名乗りを上げた後は、
どうやらライカを使い続けたようです。
作品を観る限りにおいては、35㎜、50㎜レンズが常用だったのでは?
とにかく多種多様のカメラ、レンズを使っていたのでは、
あのような安定したカルティエ=ブレッソン作品を生み出すことは、
不可能だったのではないでしょうか?

とすると、一つ、問題、疑問が浮かび上がります。
現代の写真家たちの多くは何台かのカメラに、
各種ズームレンズを装着して、いかなる事態に遭遇しても、
人を瞠目させるような傑作写真を撮ろうとしている、
そんな感じがします。
限定されたレンズ、カメラで、撮れる限りの範囲で、
人間の真実をキャッチしようとしたカルティエ=ブレッソンや
木村伊兵衛とはかなりスタンス、結果が違う感じがします。
みなさん、コンセプト中心です。
カルティエ・ブレッソンや木村伊兵衛のような単写真主義は古い、
写真作品が社会性を帯びるためには、明確なコンセプトに支えられた、
連作がはるかに優っているというわけです。

写真が社会の中で有用な役割を担うためには、当然の主張。
でも、私のように、誰にも何もアピールする気の無い人間には、
このコンセプトが邪魔にしかなりません。
写真家としては、多くの雑多なレンズを常用するなんて、愚の骨頂。
写真家としての成長の妨げになるばかり。
だから、私は多種多様のレンズを楽しんでいるのです。
こうして日替わりで訳のわからぬ写真をブログに掲載している限り、
誰も私を写真家に数えるおそれはありませんね。

キノプラズマート19mmf1.5は、やっぱりじゃじゃ馬の一種でしょう。
私の思ったようには撮ってくれません。
いつもはもう少し冴えた切れ味なのですが、
今回は虫の居所が悪かったようで。
訳のわからぬ写真が並びました。
そんな意外性を楽しむのが私の喜びというわけです。




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-25 23:19 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(0)

2052 のどか(2019年1月19日お年始恒例の近江八幡詣でのお伴はヴァリオペッツ57mmf2)



現代のレンズ名人、宮崎貞安さんのニューレンズ、
ヴァリオペッツ57mmf2
毎年恒例の正月近江八幡詣でに、
私と同行したのはこのレンズでした。

レンズ史最初の名レンズ、ペッツヴァールレンズの現代版。
レンズ構成図は添付されていなかったので、
オリジナルとどう違うか、分かりません。
もっとも、レンズ構成の形の違いは分かっても、
レンズ素人の私には、それが描写をどう変えているか、
など、皆目見当がつきません。
私に分かることは、実写結果だけ。
どうやら、とても抜けがよく、繊細で清潔感のある描写。

現代レンズはコンピュータ設計による完璧な性能を実現しています。
それに引き換え、
クラシックレンズたちは手計算に頼っていた時代の産物です。
帯に短しタスキに長し、あっち立てればこっち立たず、
ということで、必ず欠点を抱えています。
でも、人間と一緒ですね。
欠点は個性に通じます。

皆さん、万能の秀才の超エリートに出会いませんでしたか?
どうですか?
愛すべき好人物で、一目で好きになりましたか?
付き合ってみると、なんだ、この人にはかなわないな、好きだな、
そう感じましたか?
そう感じたとすれば、あなたも超エリートなのでしょう。

私は、鈍も鈍、欠点だらけの人間なので、
万能の秀才とはとても付き合いきれませんでした。
欠点がないと、人の欠点も許せない、
なぜミスをするのか、これすら分からない、
そんな人も居ました。
一人として友人にはなりませんでした。

そんな私ですから、現代のレンズで写真を撮る気にはなりません。
一度、たった一度だけ、スリランカ旅行で、
キャノンのEOSレンズを使ったことがあります。
一度で懲りりました。
実に簡単に撮れるのです。
いつもは、露出を決めて、シャッター速度ダイヤルを操作し、
レンズを手で繰り出して、ファインダーの中で被写体にピントを合わせ、
今だ、という瞬間にシャッターを押す、そんな作業をしているのに、
スナップもシャッターを押すだけ。
面白いように簡単にスナップが撮れました。
でも、心は沈むばかりでした。
自分の力で絶好の瞬間にピントを合わせ、
自分で決めた露出、速度で一枚ずばっと切り取る!
そんな自家製のスリリングな体験と比較すると、
あまりにも簡単すぎました。
自分が撮った傑作なんだ、という気持ちになれなかったのです。
それ以来、二度と現代レンズを使ったことはありません。
クラシックレンズだけで十分。
人間と同様、レンズも欠点があるから、魅力がある。
欠点と魅力とは裏腹の関係なのですから。

でも、こんな風に考える写真家はほとんど居なくなりました。
欠点レンズは被写体を、撮影法を選ぶからです。

その結果、面白いことに現代レンズのユーザーは、
古いレンズで撮った写真に欠陥ばかり見えてしまうようです。
その結果、そんな方に写真を見せても、哀れみを誘うだけのようです。

ヴァリオペッツ57mmf2は、どうやらそんな危険から免れてるようです。
少しでも絞れば、かなり現代的で癖のない、
そして抜けの良い画像が得られます。
ただ、開放では、抜けの良い描写の中にちょっと古風な味わい。
それが何とも言えず、やさしさを醸し出します。

どんなコチコチの現代レンズ愛好者のあなたでも、
ふと目を落とすと、あどけないよちよち歩きの幼児が、
あなたを見上げて、にっこりと微笑みを浮かべたら、
心がほっこりと温かくなって、微笑みを返すでしょう。
そんなやさしさを描写の中に感じたら、
やっぱり微笑んでしまうでしょう。

ヴァリオペッツ57mmf2は、あなたのギリギリの厳格描写の合間に、
心をほっと一息させるオアシスレンズになるかも知れませんね。




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-23 10:45 | Variopetz57/2 | Comments(0)

2051 レンズを筆にして?(2019年7月4日上村松園さんのお膝元でパンタッカー35㎜F1.8に絵心?)


絵と写真はまったく別物ですね。
昔はよく言われたものでした、
「絵が描けないやつが、その代用として、カメラを使っている」
正直言って、私にもそんなところがあります。
でも、真相はこうですね。
「絵が描けないやつが、カメラを使っても、絵は描けない!」

近頃は、絵が写真に向かって近づくこともあるようです。
プロが、超現実主義と称して、写真そっくりの絵を描いたりしますが、
これがよく分かりませんね。
なんだかクラシックのコンサートヴァイオリニストが、
盆踊りの特別ゲストに招かれて、河内音頭を演奏するみたい。

絵画のアマはアマで、写生がうまくできないので、
まず写真を撮ってきて、我が家で写真を見ながら絵を描く。
レンズのデフォルメまで忠実になぞるあたり、実に正直。
見る人が見れば、ああ、これはどうかなあ?
自宅で写真を見ながらなぞっているらしいねえ。
それが写生なんだろうか?
写生であるわけがありませんね。
不思議です。

パンタッカー35㎜F1.8
アストロ・ベルリンの映画用レンズです。
私が使った初めてのF1.8機種の逸品。
いかがですか?

ソフトな中にも名状しがたい神秘が感じられます。
私一人に通用する日でありさえすれば、良いのです。
その意味で、このレンズ、合格!




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-21 15:18 | PanTachar35/1.8 | Comments(0)

2050 ニューフェース再登場!(2019年1月6日心斎橋アメリカ村にヴァリオペッツ57mmF2見参!!)



宮崎貞安さんからテストの依頼を受けたレンズの試写が続きます。

Variopetz57mmf2
ヴァリオペッツ57mmf2

今回も、前回同様、ソニーα7につけたこのレンズの標準仕様での試写です。
依然として、開放一点張り。

前回説明したとおり、
レンズ底部の5つのポイントでレンズの味を変えることができます。
キノプラズマート並みのファンタジックな画像を楽しめるポイント①も、
ファンタジックな小物の店が多いアメリカ村では活躍しそうですが、
あえてポイント③に戻しての撮影。

ポイント①は3mほどより近いものしか撮れない。
でも、アメリカ村は日本には珍しいアメリカ的なデザインの通りなので、
ストリートそのもののたたずまいも撮りたい。
そんな気持ちから。
でも、絞りはあくまでも開放です。
そして、宮崎さんのためにレンズテストをしようという所期の予定を裏切って、
自分の大好きな最近接付近のロボグラフィばかり。

さて、一つ、謎々と行きましょう。
今回は、まことに珍しいことをやってのけました!
私のブログに2回以上Accessした方はほとんど居ないでしょう。
ですから、私のロボグラフィの傾向はご存じないかも知れません。
私が絶対にしないこと、それをやっている!
正解の方には、私の保有レンズからお好きな一本を進呈!
なんて、ご褒美を用意しているとお考えだとしたら、大間違い。
クラシックレンズマニアは、守銭奴以上に、渋いのですから!

すでに4回、このレンズを持ち出して、テスト撮影。
まださまざまな被写体で、かつ、収差を換えて撮りたいので、
中間報告に過ぎませんが、
このレンズ、現代レンズに生まれ変わったペッツヴァールレンズ、
そう位置づけることができそうです。
クラシックレンズに常に漂うクラシカルな古風のたたずまいとは、
ちょっと違うスタンス。
むしろ、次第に最高性能のレベルに高まった現代レンズでは、
撮れないファンタジックな写真再現を可能にする、特殊性能レンズ、
そんな感じがします。
おそらく絞ると、さほど現代レンズの性能に劣らないのでは?
いや、現代レンズの場合は、撮るのはただの写真原稿。
RAWで撮って、画像処理ソフトで自由自在に加工して、
自分本来の絢爛たる写真ファンタジーを創造すればよいのだ、
というスタンスなのでしょう。
つまり、生の写真は現代的な写真芸術の原稿に過ぎない。
今や、本格的な写真家は芸術家志望ということになりそうです。

昔ながらのフィルム表現に近い写真世界で遊びたい、
そう考える方も、私以外にかなりおいでではないでしょうか?
そんな方はけっしてRAWで撮りませんね。
写真表現の幅、可能性はぐっと狭くなるでしょう。
でも、どんな場合でもそうですが、この制限がスリリング。
制約の中で、自分だけの写真世界に遊びたい、そんな気持ち。
そんな人間は、けっして写真芸術など求めません。
昔ながらのカルティエ=ブレッソン流の作らぬ写真を楽しみたい。
レンズ表現で被写体を活き活きと再現したい、
そんな人には、このレンズはかなり有望な選択肢となりそうです。






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# by Sha-Sindbad | 2019-01-10 11:30 | Variopetz57/2 | Comments(2)

2049 ニューフェース登場!(2019年1月4日奈良町にヴァリオペッツ57mmF2見参!!)



久しぶりに宮崎貞安さんからレンズテストの依頼を受けました。

Variopetz57mmf2
ヴァリオペッツ57mmf2

「球面収差可変レンズ」と銘打たれています。
レンズの構造に関する資料の同封はなく、
レンズ底面に刻印された5点の説明図だけが同封されていました。

レンズ性能としてベストの位置が中央の③点。
この位置だけが距離計にも連動します。

④点、⑤点と、球面収差を過剰に補正する方向となり、
⑤点はタンバールのような描写を楽しめます。

②、①とボケ味が増大し、フレアも増大して、
①点ではキノプラズマート、ベス単風の味わい。
①点では目測2、3mあたりまでしかピントが来ません。
別ブログ「わが友ホロゴン」での元旦のホロゴンニュースでは、
③点の標準仕様で撮影した写真を並べました。

実写の結果がどう違うか?
これはご自分でご確認ください。
まだたった2度のほんの軽い試写ですが、
宮崎貞安さんはまたも独創レンズを世に問うことになった!
そんな実感がこみ上げてきます。
味とか描写性能はそれぞれ好みでしょう。
私が感じるのは、どんどん撮りたくなるような面白み!

このレンズ、ただ者ではありません。
もしかすると、あなたの写真人生を変えるかもしれませんよ。




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# by Sha-Sindbad | 2019-01-05 22:03 | Variopetz57/2 | Comments(0)

2048 丘の町(2018年7月13日アポクロマート18㎜F2白毫寺町をキリリとよぎり)



2019年元旦
明けましておめでとうございます。

キノプティックのアポクロマート18㎜F2

このレンズ、2014年大晦日の主役でしたが、
今回は2019年元旦の主役を務めることになりました。

おそらく私のレンズの中では一番剛毅な描写でしょう。
オリンパスペンE-PL1,8に付けているので、
35㎜フィルムサイズで言えば、36㎜レンズ。
50㎜と並んで、各社とも、名レンズが揃う焦点距離ですが、
アポクロマートはアポクロマートならではの厚みのある描写で勝負。

好き嫌いが別れるところでしょう。
私は、どちらかと言うと、あまり好きではありません。
私のレンズでは、厚みあるレンズの双璧は、
このレンズと、
ライカの伸ばしレンズ、フォコター50㎜F4.5。

フォコターの方は、いささか行き過ぎの感があって、
ちょっと辟易させられますが、
アポクロマートは、厚みよりも、生彩溢れる生命感が持ち味、
使って楽しいレンズなので、私もよく使います。
今回は新薬師寺とその界隈のロボグラフィたち。
この寺も石仏の宝庫です。
いつもの通り、組写真ならぬ、撮影順の倉庫写真。

はるか昔ですが、写真展の奇抜な見方を読んだことを思い出しました。
東京の画廊を全部回るという方のコツ。
いちいち立ち止まっていたりしたら、たまったものじゃありません。
そこで、ギャラリーに入ると、中央に進んで、ぐるっと見回す。
目にとまったものだけ、さっと見て、次へ!

ブログの場合は、高速スクロールでしょうか?



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# by Sha-Sindbad | 2019-01-01 21:31 | Apochromat18/2 | Comments(0)

2047 古仏のやすらぎ(2018年7月2日パンタッカー35㎜F1.8西大寺を静かに散策し)失楽園



突然、クラシックレンズに対するスタンスを切り換える気持ちになりました。
180度転針!

古典的名レンズの最上の系譜はバルナックライカのレンズたち、
そうお考えになる方は多いのではないかと思います。
私もホロゴン、ビオゴン、トポゴン、ゾナーの系譜の対抗馬、
そう考えてきました。

でも、近頃、ふっと気づきました。
使っているのは、映画用レンズたちばかりじゃないか!
スピードパンクロ、キノプラズマート、パンタッカー...
そうでなけりゃ、宮崎さんのゾンネタール。

よく考えてみれば、当然だった。
私のロボグラフィは、写真作品のコンセプトではありません。
私と私が出会ったものたちとの出会いのコンセプト。
彼らを私と結びつけるものは、結局、異形の面影。
真面目に現実を記録するレンズは無用です。
私が心に感じるのは、常に、そのものずばりじゃない。
そのものと私との出会いが発する火花は化身を生み出すようです。
私にだけ見えてくる異形の面影をしっかり描き出してくれる、
そんなレンズだけが私と縁がある、そう気づいたのです。

どうやら、保有レンズの整理、再編成の時期が来たようです。
昨日、大阪梅田のマツモトカメラに3本、販売委託しました。
全部ライカのバルナックレンズばかり。

  ヘクトール28㎜F6.3
  赤ズマロン28㎜F5.6
  スーパーアンギュロン21㎜F4

全部純正のフードを付けました。
描写力の独特で、実は私のお気に入りばかりでした。
まさにL型ライカ時代の実在感に満ちた立体描写は、
あたたかで、柔和な存在感が漲っているあたり、
他社のレンズたちの追随を許さなかったことでしょう。
まさにライカはすごいレンズを連綿と生み出してきたのです。

でも、私という人間が段々と変って来たかも知れません。
私が自分で勝手に名乗っている、私の「ロボグラフィ」は、
しっとりとした再現性とはなんだかまるで異質な雰囲気です。
私が出会ったものたちが、私に向かってだけ、
なにか別のものに化けてくれる「メタモルフォーゼ」こそが、
私がレンズに求めたい資質ということになりますと、
私がその場で感じて、これこそ撮りたいと願った仮想世界を、
あるがままに、ということは、つまり、
現実世界の客観性など取っ払って、完全に変身させて欲しい。
映画って、まさにそんな仮想世界です。
ロケ現場、スタジオの現実世界を仮想世界に昇華させる仕事、
それを映画レンズは担っていた、
ならば、ロボグラフィにも最適、ということができそうです。

マツモトカメラに上記のライカレンズたちを預けたのは、
以前に販売を委託していたライカレンズが売れたからです。

  ヘクトール73㎜F1.9

私が使った2代目の73㎜レンズです。
最初のヘクトールは私にとって最上のポートレートレンズでした。
開放が夢のような雰囲気を醸し出してくれるのです。
ところが、今から10年ほど前でした。
当時親しくしていた友人がどうしても使いたい、
どうしても譲って欲しい、そう幾度も幾度も懇願するので、
ついにほだされて、わけて上げました。
彼が持参した代金は数万の現金と3枚のクラシックCDでした。
現金は当時のヘクトールの値打ちの3分の1程度。
彼が「これは値打ちものばっかりですよ」と差し出したCDは、
私がまったく関心のないジャンルのものばかりでした。
レンズはすでに渡してしまっていたので、やむなく商談は完了。

3ヶ月ほどして、電話してみました、
  「どうだった? よく写った?」
すると、友人、まさにあっけらかんとして、
  「ああ、あのレンズ?
   売ってしまいました」
そのとき味わった私の傷心の記憶は今でも消えていません。
でも、友情の方はさっぱりとかき消えてしまいました。
これじゃ、レンズがあまりにもかわいそう。
名レンズは愛されて所蔵され、愛されて使われてこそ幸福。
右から左に転売して鞘を稼ぐための投機品ではありません。

そのヘクトールの味が忘れられないので、
機会があって、また手に入れました。
その描写は開放から立派の一言で尽きました。
でも、初代ヘクトールの夢もメタモルフォーゼもカケラもなかった。
もしかすると、ニューヘクトールの方がスタンダードで、
初代ヘクトールは鬼っ子、写真家の目には劣等品だったかも?

というわけで、私は貴重な人生の教訓を得た訳です。

  友情も名レンズも、一旦失われたら、もう戻らない.......

今回のレンズは、パンタッカー35㎜F1.8。
まさにメタモルレンズ!
(変容を起こしてくれるレンズ)
こんなレンズが心にかなう人間になってしまったわけです。




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-28 23:05 | PanTachar35/1.8 | Comments(0)

2046 しとどに(2018年6月6日キノプラズマート15㎜F1.5、元興寺出て奈良町でもじっとりと)2 四隅は無視




No.2042の続きです。
私が保有するキノプラズマートレンズ中、一番の広角レンズです。

周辺はけられますが、それがどうした? というところです。
私のロボグラフィには、中央になんとか見えたら、それで十分。

優れた写真作品を撮りたければ、四隅を大切にするのが必須。
主人公をきりっと引き立てたいのに、四隅に邪魔者が居たら、
ぶちこわしですね。
私も、ファインダーをのぞいて撮っていた当時は、
「瞳をぐるりと回して、四隅に邪魔がないか確認しなさい」
という先輩の教えをしっかり守っていました。

でもロボグラフィは中央だけが勝負。
四隅は外野席、大人しく暗がりに引っ込んでなさい、という感じ。
眼前のロボグラフィがぐーんと視野の中心に迫ってくるので、
思わずシャッターを落とし、四隅なんかチェックする暇なし。

キノプラズマート15㎜F1.5はそんな四隅への軽快無用。
注意力散漫な私のために作られたレンズなのでしょう。




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-25 21:54 | KinoPlasmat15mmf1.5 | Comments(0)

2045 下町(2018年6月11日スピードパンクロ40㎜F2、大阪大正区でゆらゆらりと)



私は近頃、たいていYouTubeで音楽を聴いています。
無制限に、聴きたい演奏家の演奏が見つかるのですから、
うれしいですね。

私の親友の一人、WKさんは、
どこにも見たことがないような最高のリスニングルームで、
最高の再生装置でSP、LPレコードやCDをかけて、
極上の音楽を楽しむ人です。
だから、YouTubeで間に合わせるという安直な音楽鑑賞には、
とても我慢ができません。

私がメールで彼のハイセンスな聴き方を称揚しますと、
こんな返信をくれました。

「私は、逆に、みんなの聴き方はレベルが高いと思ってましたが。。。
ツウが軽蔑するCDの1/11しか情報量がないYouTubeなどで、
音楽を聴き、ストラディヴァリはすばらしい!と言えるのは
絶対に常人ワザではありません!
足りない部分は想像力や経験で補っているのでしょうが、
私にはそんなこと出来ません。」

これは、実に私のことなのですが、
そんな聴き方で満足できるのですから、たしかに安直そのものですね。
でも、それでもいいじゃありませんか?
人間って、なんにつけても、猛烈にレベルの差があります。
私は、結局、一生かかって、自分が三流の人間であることを自覚し、
しかも、それでもいいじゃない?
だって、私は楽しめているんだから、
と、軽く開き直れる人間になったわけで、それはそれで私には好都合!

そうでなけりゃ、誰かが見るかもしれないような公開のブログに、
こんなプライバシーをバンバン書き連ね、
こんなごみのような写真をガンガン撮り並べて、
恥ずかしいともなんとも思わない、そんな人間にはなれなかった!
私はそう考えます。
とにかく気楽に行きたいですね。

今回の撮影は、
ソニーα7に付けたスピードパンクロ40㎜F2によるものです。
スピードパンクロ50㎜F2やスピードパンクロ35㎜F2が成就してくれる、
メタモルフォーゼの質の高さに比較しますと、
このレンズはかなりまともな描写性を持っています。
まあとにかくご覧いただきましょう。
私としては、これはこれで大したものだなあ、という感じ。
腐っても鯛とまでは言いませんが、
痩せても枯れても、スピードパンクロはスピードパンクロ!




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-22 21:53 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)

2044(2017年2月18日スピードパンクロ28㎜F2の新大阪もやはり化身だらけ)



今日は、吉田正さんの月1回の写真教室の日でした。
本来は大阪梅田の教室で行われているのですが、
本日は、吉田正さんの兵庫県の教室の合同写真展会場で、
出展者の皆さんの作品を鑑賞することで、写真を学ぶ、
という年1回の特別講義の日。

私は、先週治ったはずの風邪が今週初めに再燃し、まだ喉が痛い状態。
欠席させていただきました。
今の私には遠方すぎますし、
1時間半以上はかかる巡回講義に付き合う体力はありません。

今回は、近畿一円の教室のメンバーが参加して、
未曾有の大写真展になっているはず。
さぞかし壮観でしょう。

この写真展は、単に写真作品をてんでに出展するものではありません。
予め講師とともに、出展作を吟味し決定し、
そのプレゼンテーションの形も厳密にすりあわせて、
プロ並みに仕上げます。
そうして仕上げた作品群をどう並べるかは、
吉田正さんがアートセンスの限りを尽くしてプロデュースされます。
おそらく数十人がそれぞれ数枚前後、
合計するとおそらく大変な作品群。
これを巨大な写真展を一つの作品とする、
それが吉田正さんの真骨頂です。
毎回、前回よりも優れた仕上がりを見せるという離れ業で、
吉田正さんご自身が果てしなく進化しておられるのです。

でも、残念ながら、
私にはこのような一つの作品としての写真展に臨み、
これを正しくかつ十分に味わう自信はありません。
私の資質には写真作家としての資質も、写真展の作品を鑑賞する能力も、
まったく備わっていないことを自覚しているからです。
私が愛してきた写真というものは、すべて、
題名などない、一枚写真作品でした。
木村伊兵衛もカルティエ=ブレッソンもそうでした。
カルティエ=ブレッソンは現実にはドキュメンタリー作家でしたが、
私は彼のドキュメンタリーを観たことがありません。
すべて題名もない一枚写真と私のお付き合いでした。
ユージン・スミスはライフ誌のフォト・エッセイ作家として名声を馳せ、
そのドキュメンタリー作品の再現を味合うことができますが、
私は、自分の都合の良いように、
その中から好きな写真をピックアップしていました。
セバスチャン・サルガドも同じです。
いずれも題名のない一枚写真だけで、
私にはとてつもないインパクトを発揮してくれました。
入江泰吉先生だって、同様です。
題名も撮影場所もなにも要りません。
写真だけが私にずっしりとぶつかってきます。

私は自分の写真を発表したときは、一応題名を付けましたが、
それはいわば区別の指標のようなものです。
あくまでも写真だけでものを言いたい、それが私の気持ちです。

そんな人間ですから、
写真とコンセプトと題が一体となる作品に向かい合うと、
そのような作品を味わう資質そのものが欠けているのでしょう、
どうしても惑乱状態になってしまうのです。
私が詩的なものを味わう能力がないせいでしょう。
このコンセプト文がなにを意味しているのか?
なぜこのコンセプトがこの写真と関わってるのか?
なんでこんな題になるのか?
全部、私には分からない、というのが実情なのです。
手も足も出ないのです。
仕方がないので、私は写真だけに注意を集中させることにしています。
コンセプト文は読まない、題はすぐ忘れます。
私にインパクトを与える写真なら、覚えます。

よくご承知のとおりですが、
私は写真作品と言えるような写真を撮ることができません。
すべてなにかを感じたものに向かっていきなりシャッターを切る、
それが、私に向かって「やあ!」と立ち上がったイメージなんだから、
どんな構図であれ、気にならない。
構図を気にしたら、あっという間にイメージが消えてしまい、
撮っても意味がないことになる、それが私の写真です。

そんな人間ですから、練りに練って構図をデザインされた写真は、
私の心に入って来ません。
今、目と心がキャッチしたシーンを瞬時に撮った、
そんな写真が一番心に入ってきます。
これが、私の写真を始めた気持ちそのものであり、
半世紀にわたる写真人生でずっと追求して来た撮り方だから、
でしょうか?

どうやら私はアートとしての写真に心が傾かないのでしょう。
撮影者の人生の証言である写真に出会うと、瞬時に反応し、
心に入ってきます。
でも、練りに練って創造された写真芸術なるものは、
私の心を躍らせないのです。

時折「巧いなあ!」と心から嘆声を発することがあります。
本当に巧い方がよく居られます。
とてもかなわないなあ、と脱帽します。
でも、申し訳ないけど、ある意味では脱帽はさよならの印。
次の瞬間にはさっと心から消えてしまいます。
「巧い写真」じゃなくて、「良い写真」に心が開きます。
「良い写真」って、どんなもの?
もの、人、光景に出会った瞬間、
心の奥底から「ああ、良いなあ!」と讃嘆、驚異、歓喜がわき起こり、
その気持ちの消えない間にシャッターを落とした写真!
こんな写真にはなかなか出会わないですね。

今回の写真は随分古いものです。
選択漏れで残っていたのです。
一昨年2月の劉継紅先生の二胡教室の日の撮影分。

映画用レンズのスピードパンクロは、
私にとっては、アストロ・ベルリンのパンタッカーと並ぶ垂涎のレンズ群。
そのスピードパンクロの標準50㎜レンズはついに高嶺の花に終わりました。
随分長い間中将姫光学さんからお借りして何十回と撮影に持ち出し、
堪能しました。
私が手に入れることができた35㎜F2や28㎜F2とはひと味違う超高級レンズ。

28㎜F2は一桁違う廉価版で手に入れましたが、
なぜか50㎜F2ほどのカリスマ描写とはほど遠い、かなり大人しい描写です。
それだけに、メタモルフォーゼ性能もかなり低い感じ。
むしろバルターに近い真面目な描写性があり、それなりに好感が持てます。
決して飛翔はしないけど、立派に走り抜けるダチョウのような、
地に着いた感触があって、これはこれでスピードパンクロなんだろうな、と、
私はひとまず納得し、実のところかなり気に入っています。




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-20 17:45 | SpeedPanchro28/2 | Comments(2)

2042 しとどに(2018年6月6日キノプラズマート15㎜F1.5が元興寺境内をじっとりと)1



いつでもそうですね、
雨の日の撮影が一番楽しい。

なぜなんだろうか?
よく考えます。
恋人と二人して歩くときと同じですね。
傘そのものと傘にかかる雨の音が周囲の音を消してくれます。
被写体と二人して、しっとりと向かい合える。

こんなとき、何処にいるかが大切ですね。
雑踏が縦横に行き交う目抜き通りは避けましょう。
雨が作り出す神秘的な静寂を楽しめる場所を選びたいですね。

奈良で言えば、元興寺は最適のスペース。
なぜ?
石仏たちが居て、雨に濡れるのを喜んでいます。
東大寺や興福寺のように、観光客で溢れている観光スポットじゃない。
境内を見渡したとき、一人も見つからないことだってあります。

私がebayで手に入れた掘り出しもの、
キノプラズマート15㎜F1.5をオリンパスペンE-PL8に付けると、
こんな雨の日に絶好のお供となります。
2回に分けて、雨の写真を並べてみましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2018-12-16 21:20 | KinoPlasmat15mmf1.5 | Comments(0)

2041 あえかに(2018年2月28日スピードアナスチグマート25mmF1.5が奈良を忍び歩き)



携行したのは軽量セット。
ソニーNex-5
スピードアナスチグマート25mmF1.5

軽量ですが、サブという感覚はありません。
このレンズ、私にとっては、
写真生活上のもっとも大切な伴侶の一つだからです。
なぜ?
なにを撮っても、信じられないほどのメタモルフォーゼを
プレゼントしてくれるからです。

私には、路上で出会うなにがしかに人の顔を見、動物を見つけ、
得体の知れない生き物、人間を自動的に、つまり、
努力なしに見つける傾向があります。
パレイドリア現象と言うそうです。
誰もが備えている能力のようです。

出会ったものに同一性を確認する能力にかなり近縁です。
この能力がある故に、
ある人、ある存在とさまざまな状況で出会い、
遠くから視認し、近くのさまざまな角度からでも、
それと知覚できます。

でも、ときにその知覚が当て外れに終わるときがあります。
いつもいつも知覚が正しい認識を導き出すとは限らないからです。
どんな知覚もそうですが、どんぴしゃり完全に正確とは限りません。
100%正確なときだけ知覚が働くように作られているとすれば、
人間はそんな100%知覚を妨げる事情はあるけど、
そんな場合でもかろうじてなにかを認識したい事情があるのに、
そんな認識を常に妨げることになりかねません。
アバウトでもかろうじて知覚したいときがあるものです。
とすると、錯覚もパレイドリアのような、アバウトな感覚には、
同一性認識能力を補完する機能が潜んでいるのかも知れません。
それだけではありません。
錯覚やパレイドリアの機能には、
創造性の踏み台、跳躍台の可能性も秘められているのかも?
このようなアバウトな知覚の遊びがあるからこそ、
想像力が羽ばたき、独創的な発想、発明への糸口を開くことになる、
そう言っても過言ではないように思われます。

パレイドリア現象を働かせる範囲、対象が人によって違います。
どうやら、私は常人よりもかなり広く、アバウトのようです。
早い話、私の写真の90パーセントは、
見えたものをその本来の姿、機能、名称で見てはいません。
「人が見ると、なんだ、これは?
なんでこんなものを撮るの?
ただの草むら、ドラム缶、ゴミ箱、広告、ロープじゃないの?」
でも、私にが、それがぜんぜん別のものに見え、
その見え方が面白いので、撮っているのです。

私のブログを人が敬遠するのは、
文章の発想も常識をかなり逸脱しているうえ、
写真は、訳が分からないから、ということなのでしょう。
私はそのギャップを気にしていません。
むしろ大歓迎という気持ちでいます。
これがあるから、誰も私の日記を読めず、
誰も私の写真を見るに耐えない。
私は、なにも気にせずブログ日記を楽しめると言うものです。

スピードアナスチグマート25mmF1.5というレンズ、
キノプラズマートと同じレンズ構造なのだそうです。
でも、描写はかなり違います。
硬軟両極、と言ったら言い過ぎですが、
スピードアナスチグマート25mmF1.5は軟調に傾き、
キノプラズマート25㎜F1.5は硬調に傾く、
必ずしもそうも言いがたいのですが、
でも、両レンズの性格の違いを大まかに教えてくれる感じはあります。





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# by Sha-Sindbad | 2018-12-10 22:51 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

2040 下町風情(2018年5月31日ゾンネタール50㎜F1.1Softは中崎町もお好き)5-完-「鳥の歌」


 
「鳥の歌」(筑摩書房)からカザルスの言葉を一つ。

カザルスが90歳になると、
必ず長寿のことがインタビューの話題になったそうです。
彼はこう答えたそうです、
「毎日チェロを弓で弾くようにと、
人生が私にはからってくれているおかげです」

テレビのインタビューでも、長寿について質問を受けると、
「カザルスはくるりとインタビュアーに向きなおった。
まるで六十代の人のように見えた。
そして、声を張り上げて言った。
「私は生きています。
ほんとうに生きている人はごくわずかです」

この「ほんとうに生きている人」って、90代のことではありませんね。
どんな人間であれ、ほんとうに生きている人は少ない、
カザルスはそう言っているのです。

凄い言葉ですね。
ほんとうに生きている人でないと言えない言葉ですね。
ほんとうに生きていると思っている人なら、
誰でも同じことを言うかも知れません。
でも、どうすればほんとうに生きることができるのでしょうか?
一生の課題ですね。

私はどうなんだろうか?
そうまともに自問してみますと、
「もちろん生きていますよ!」
そう胸を張って答えられるか?
正面切ってそう自問してみると、
自信がなくなりますね。

どんな状態が「ほんとうに生きる」ことなのでしょうか?
孫プリンセス1号の保育園のダンスを観ていて、
ああ、これがそうなんだなあ、と心から納得しました。
真剣に、今やっていることに集中している!
他のすべてのことを忘れてしまっている!
全身を使ってダンスをしている!
心身ともにたった一つのことにピタリと焦点が合って、
ちらっとも余念が邪魔していない。

こんなことをしていますか?
自分でもそう問いかけて、真剣に考えてみました。
どうやら、ロボグラフィの撮影のときがそうだ、
そう思いつきました。
少なくとも、このときだけは他のすべてを忘れている!
私の行動は基本的に、ロボグラフィそれ自体との出会い、
ただこれだけ!
出会うと、記念に一枚頂きます。
たいていソニーα7を使っています。
ソニーα7は、私にはとても便利にできています。
人差し指ワンタッチで液晶がフォーカス画面に切り替わります。
要するに、中心でビシッとピントを合わせ、
その瞬間にシャッターを落とします。
どう撮れたか、液晶で確認する作業はいたしません。
よく見えないせいもありますが、
すでにロボグラフィとは対面済みなのですから、それで満足。

私が向かい合ったロボグラフィがフォトジェニックかどうか?
そんなことは関心がありません。
すでに写真家志望は断ち切っているからです。

かなり前から、私の2つのブログは、写真ブログをおさらばして、
倉庫兼日記ブログに変わりましたので、
おそらく私のブログに写真を観るために来る方はいないでしょう。
私の友人たちとの間でも、
私のブログのことは絶対に話題になりません。
こう意味不明、撮影意図不明、被写体不可解の写真が並ぶと、
誰も付き合いきれないでしょう。

お陰で、私は独り好き放題ができるというわけです。
とくに、これがありがたいのは、文章が日記と化しているからです。
日記と言っても、身辺雑事を書くというよりは、
頭に浮かぶよしなし思いを自動速記する雑記帳と言うのが正確。
指と頭の体操をやっているのです。

だから、大抵の場合、主題などありません。
まず、手当たり次第にキーボードを叩きまくり、
頭に浮かんだことをあれこれこね回している内に、
一応、こんなことを話題にしようか、と思いつく状態。
でも、起承転結のあるメリハリの効いた小エッセイなど無縁。
どこまでもキーボード体操と頭の体操をやっているだけ。

カザルスは「ほんとうに生きている人はごくわずかです」、
そう真っ正直に言ってのけました。
私もそう思います。
でも、どうやったら、「ほんとうに生きる」ことができるのか?
これが分かりません。
分からないから、たった一つ原則を立てているのです。

自分の頭で考え、自分の身体で行動する!

受け身になるような情報収集などまっぴらゴメンです。
現代のテレビ、新聞等のマスコミ、ネット配信記事、
すべて、大衆操作のために巧みに取捨選択編集されて、
事実の提供など一切ありません。
発信者が大衆に見せたいものを見せたいように見せてくれるだけ。

史上、現代ほどに大衆操作に役立つギアが揃い、
かつ有効に駆使されている時代はありません。
その証拠に、ほとんど誰も、
自分の思考がコントロールされているとは気づいていない。
私もなにかの方法で支配されているのかも知れません。
その危険性は極めて大きいので、
できる限り、情報源から遠ざかるようにしています。
そして、なるべく自分の頭で考え、自分の身体を動かす、
この方針を貫きたいと努力しているわけです。
無駄なあがきかもしれませんが.........

ま、少なくとも、自分の身体だけは自分で鍛えたいものです。
そして、こう考えることにします。

自分が「ほんとうに生きているかどうか?」など思い悩まない!
とにかく自分の心と体をフルに使って生きて行こう。





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# by Sha-Sindbad | 2018-12-07 23:45 | SonnetarS50mmF1.1 | Comments(0)

2039 春日山樹乱(2018年5月20日エルマリート28mmf2.8がささやきの小径、春日大社を過ぎて)



以前にも書いたことですが、
ライカのエルマリート28mmf2.8第一世代を手に入れたことは、
本当に幸運でした。
私の友人に第三世代の使い手がいますが、
彼の傑作群を見るにつけ、
第一世代の描写にはちょっと古色が載っている感じ。
それをどう感じるかは人様々でしょう。
私のレンズの好みは、本ブログでお分かりのように、
癖のある玉を偏愛する傾向が顕著です。

本音を明かしますと、昔から、優等生が嫌いでした。
私は優等生であったことは一度もありません。
小中学校の担任が懇談の際、母親にぼやいたそうです。
「やればできる子なんですが、好きなことしかやらない。
全教科しっかり頑張ったら、トップも狙えるんですけどねえ」
おあいにく様。
私は別にトップなんか狙いたくない。
勉強することなんか、そんなに好きじゃない。
やりたくないことはやりたくない。
これで一生過ごしてきたようなものです。

エルマリート28mmf2.8の第一世代は、私と違い、
1966年出現当時は出色のトップだったはず。
でも、それからエルマリートだけでも何世代も重ね、
各社の名レンズもキラ星のように並ぶ時代となり、
第一世代の古色は随分目立つようになったようです。
それを好むか好まないかは、使い手の性格次第でしょう。
私は、このレンズ、使えば使うほど好きになっています。

私が最愛のホロゴンからエルマリートに乗り換えたら、
写真愛好家の好むようなフォトジェニックな写真がもっと増え、
私のブログにも訪問者が増えるかも知れない、
なんてことは夢にも考えません。
エルマリート28mmf2.8は、いわば夏目雅子のような存在。
映画「瀬戸内少年野球団」や「時代屋の女房」では、
比類のない魅力を発揮していました。
でも、私は妻の方がいいですね。
なぜなら、私が出会い、私が生涯の伴侶として選んだのですから。
ホロゴンウルトラワイドがまさにそれ。

でも、映画を観ると、心から慨嘆してしまいます、
「ああ、惜しい人を早く亡くしたなあ....」
幸い、エルマリート28mmf2.8は我が家に健在です。
このレンズの写真を観る度に、やっぱり考えてしまいます。
「このレンズ専科で生きても、
充実した写真人生だったかも?」




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-06 11:50 | Elmarit28/2.8 | Comments(0)

2037 ふんわりと(2018年5月19日ゾンネタール73㎜F1.5も中崎町がお好きらしい)上村松園




松柏美術館に参りました。
「上村松園、松篁、淳之三代展「画家の仕事」」展

ここだけの話ですが、私のお目当ては、初代の松園だけ。
芸術の場合、私には天才がすべて、そう思われます。
凡才はどんなに努力を重ねても、天才の仕事をすることはできません。
それなのに、さらに困ったことがあります。
そんな天才は努力することにかけても、天才なのです。

松園の驚異はそこにありました。
本作に取りかかる前に数知れず下絵を描き続けたのです。
その下絵の本気ぶりには目覚ましいものがあります。
そんな下絵を完成作と並べてくれました。
こんなことはあまりしないと思います。
実力のほどがざっくりと露わになってしまうからです。
まさに見ものでした。

松園の下絵は、もしかすると、本画をしのぐかも知れない、
そう思わせるほどに気迫がこもっているのです。
彼女の最高傑作の一つに数えられる「花がたみ」がまさにそうでした。
描線に込められた気力がすさまじいのです。
本画では色で輪郭を描きますが、
下絵では、すべて墨の一筆なのです。
その一筆にこもった入魂のエネルギーのすさまじさには圧倒されます。
息子の松篁の描線とは次元が違います。
同時代の男性画家たちの嫉妬、羨望、侮蔑、恐怖が渾然一体となった、
すさまじく、おぞましい、みじめったらしい差別の壁を毅然と跳ね返して、
傑作を生み続けたのですから、
その人間力には恐れ入ります。
そんな逆境を毅然と耐え続けた人ならではの、
すさまじい気迫が一本一本の描線にこもっている、
そんな感じさえします。

「花がたみ」の本画は失われてしまいました。
二人の少女を描いた作品の少女の顔の美しさには、
多くの画家が絶望と羨望を感じるでしょう。
白紙に墨の線だけなのに、
その漆黒の線の美しさ故でしょうか、
もう匂うように艶やかで美しいのです。

ネットで画像検索をしてみますと、
松園の「蛍」の美少女がかなり似ています。
上記の下書きをそのまま本画に完成したかのように、
「清純の極美」を描き出しています。
完成作「蛍」は髪の毛やグレーの背景が輪郭を作り出し、
頬の線は描かれていません。
つまり、描画法はまったく異なります。
でも、どのように描いても、
その線、形はえもいわれぬほどに艶やかで清純なのです。

私はどうやら線の魅力に取り付かれているのでしょう。
偉大な作家たちを偉大ならしめている秘訣は、
線の厳しさ、たおやかさ、艶やかさにあることが実感できました。

ゾンネタール73㎜F1.5でも、そんな線の美しさが輝いています。
まさにソフトな雰囲気の中に一本線が通っている味わい。
宮崎貞安さんの最高傑作の一つでしょう。





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# by Sha-Sindbad | 2018-12-04 22:57 | Sonnetar73mmF1.5 | Comments(0)

2037 下町風情(2018年5月31日ゾンネタール50㎜F1.1Softは中崎町もお好き)4 満足


宮崎貞安さんの最高傑作は?
そう問いかければ、私にとって、答えはただ一つ。
ゾンネタール50㎜F1.1
ということになるでしょう。

最高に明るいレンズですが、
ソニーα7と組み合わせると、使い勝手も最高です。
シャッター速度の幅が広く、感度を50まで落とせるので、
かんかん照りでもない限り、戸外でも開放で使えます。

アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3、
マクロスイター50㎜F1.8と並んで、
私の50㎜標準レンズの最愛のトリオ。

今回がゾンネタール50㎜F1.1Softの中崎町シリーズ№4。
もう一回続けますので、本ブログとしては珍しい長大シリーズ。
もし、現代の標準レンズの無個性に飽き足らないとお感じなら、
このレンズは最有力候補となるでしょう。

別ブログ「わが友ホロゴン」で、久しぶりにコメントをいただきました。
ブログ界の女王、pretty-bacchusさんから、
フランス、イタリアにもたまには行かれたらとのお言葉でしたが、
すでに、楽器の学習が生活のもうひとつの柱になってしまった、
ただの年金生活者の私には海外旅行は夢のまた夢ですね。

今はただただ近くの都市の裏通りばかり徘徊してロボグラフィ三昧。
よくよくその姿を客観視してみると、
いきなりしゃがみこんだりして、道端の汚いものを撮ってるなんて、
ただただすがれて、うらぶれた姿かも知れませんね。

でも、「ボロは着てても、心は錦」ならぬ、
「ボロは撮っても、心は幸せ一杯」、という感じなのです。
路地裏の汚い写真でも、鋭敏なあなたがよくよくご覧いただけば、
撮影者の心は溢れんばかりの喜びと幸福感に満たされている、
と鋭く看破されることでしょう。
それとも、「どこがあーーー?」という反応でしょうか?
それでも、私は別に構わないのですが。




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# by Sha-Sindbad | 2018-12-02 14:32 | Sonnetar25/1.1 | Comments(0)

2036 下町風情(2018年5月31日ゾンネタール50㎜F1.1Softは中崎町もお好き)3



銀塩カメラにせよ、デジタルカメラにせよ、
F1.1という明るい開放値のレンズを使える、というのは、
一種の特権、ある種の天恵、ということができそうです。
こんなレンズになると、
画質をもう少しよくするために、絞りを少し絞って撮る、
なんてことは、レンズに対する侮辱以外のなにものでもない、
私はそう考えます。

類い稀なる美女に化粧をさせて連れ歩くようなのです。
そうすれば、もっとカメラ写りがよくなるとか、
美しさを際だてることで、なおさらに天性の美貌が際だつ、
なんて、惹句を弄したって、
美女を愚弄することに変わりはありません。

ですから、私は、ゾンネタール50㎜F1.1の場合、
絞りごとの画像の変化をチェックしたとき以外には、
絞りリングなど触ったことがありません。
実のところ、このあたりの使用法は他のレンズでも同様。

今回、そんな絞りチェック画像が混じっていますが、
私には、絞り込んだ画像なんか、全然面白く感じません。
「絞りの効果は、写真表現の武器じゃありませんか?」
たいていの写真家ならそうおっしゃるでしょう。
おあいにく様、と言いたいところです。
私のロボグラフィは、私の出会いの喜びの記録、
それ以外の何物でもありません。
だから、私にとって、自分の写真は表現じゃありません。

よく言います。
人間はどんどん細胞が入れ替わり、
10年も経てば、身体そのものは他人同然。
だから、自分の写真と言っても、
それは将来のいわば別人の私に向けての表現なのでは?

またまた、おあいにく様、と言いたいところです。
現実の私は瞬間ごとに「私」という共通項を受け渡すリレー。
10年も経てば、身体そのものは他人同然であっても、
現実には、瞬間ごとに変わっていくものはわずかで、
常に「私」の同一性を再確認、再構成し続けています。

身体は私という人間を運ぶ車のようなものです。
その車で一杯仕事をしますが、運転者は常に「私」、
というわけです。

少しずつ変わっていくことは確かです。
でも、成長したら、自分じゃなくなる、なんて誰も考えません。
10年経って、「私」自身、かなり変わっているとしても、
それは私の同一性を失わせるものではありません。

だから、ロボグラフィは、いつまで経っても、
表現にはならない、私はそう確信しています。

今から10年経って、さらには20年経っても、
このレンズを使いたいものです。
私の人生の船を漕ぐ櫓、それが私の愛するレンズたち。
私はそう考えます。
レンズたちがあるから、私は人生の海を渡っていける。




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# by Sha-Sindbad | 2018-11-29 11:31 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)

2035 梅田(2018年5月17日ゾンネタール50㎜F1.1Softはファッションタウンがお好き)



ゾンネタール50㎜F1.1Sをソニーα7に付けて、
梅田茶屋町を歩きました。

久しぶりに、夢のセットの一つを持ち出したわけです。

   宮崎貞安さんの畢生の傑作レンズ、
   ゾンネタール50mmF1.1Soft

ゾンネタールはかなりお作りになったのですが、
ソフトレンズはたしか8本だけ(12本だったかも?)。
そのNo.1が私のレンズ。

最近使っていませんでした。

フォクトレンダーのヘリコイドリング付きMマウントアダプタに、
ソニーα7に付けて撮るのは今回が初めて!
レンズ自体の最短撮影距離はライカMレンズ共通の1m前後。
ところが、フォクトレンダーのアダプタを付けると、
50cmほどに短縮されます。
ゾンネタール50mmF1.1をヘリコイド付きアダプタに付けている人、
世界中に数十人はいるでしょう。
でも、ゾンネタールソフトをこのアダプタで使っている人は、
多くて2、3人でしょう。
その結果は、まさに「革命的」!
そう言いたいですね。

ちなみに、梅田のようなショッピングタウンは、
ショーウィンドウもかなり見事にデザインされています。
まさに購買意欲をそそるように、万事高級感に溢れています。
それを撮るなんて、他人のデザインを利用して撮っている!
それがどうした?
私が自分の写真でビジネスしたり、デザインを盗用したり、
なんてことをするわけではありません。
第1、私はこうして撮った写真をいかなる意味でも悪用しません。
人の来ないブログの写真の山の中に埋もれたデザイン。
デザイン盗用常習犯は自分でせっせと撮り歩いています。
私のロボグラフィを利用するはずがありません。
どんなロボグラフィでもよいのです。
ひたすらリラックスして、落ち穂拾いをする、
そして、その写真をひとしく愛しちゃう、
これが私の基本精神。
人がどう思おうが、知ったことか!


おわび
なぜか、写真を素直に読み取ってくれません。
重複写真がかなりあるかもしれません。
お疲れになるでしょうから、ご覧になるのはよした方がいいでしょう。



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# by Sha-Sindbad | 2018-11-26 23:43 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)

2034 散歩(2018年3月26日マクロスイター26㎜F1.1が奈良町をのびのびと)5 我流ロボグラフィ




マクロスイター26㎜F1.1シリーズの最終回です。
かなり奇怪な写真が並んでいますね。

文章をご覧になったら、即座にお分かりのように、
撮影者は極めて平凡な人間です。
生涯にいかなる意味でも非凡な才能、才覚、資質に恵まれず、
地道に、と言っても、私のやりたいようにですが、生きてきた、
普通の人間です。

それなのに、写真と来たら、意味不明のものを撮って、
奇怪な色のままに、めったやたら並べまくっている。
もっとも、写真そのものはいかなる工夫もセンスも関わりなく、
「あっち向いてホイ!」式にただ撮っただけ。
その理由は簡単。
私の使うレンズはほとんど例外なくどこかに色の偏りがあり、
シアンがかったり、マゼンタまみれだったり。

私が習っています吉田正写真教室のメンバーには、
まさに本物のアーチストがおいでになって、
私の写真を見るたびに、
こんな色の偏りに神経を逆撫でされてしまわれるようです。
でも、私は平気なのです。

マクロスイター26㎜F1.1というレンズ、
コーティングはあるようですが、かなり薄い単色コーティング。
これがこのレンズの味わいなんだ、
そう考えることにしています。

色感覚がゼロですから、パソコンソフトで修正しようとすると、
逆に、ますます奇怪な色になってしまうでしょう。
そんな作業をする時間もありません。
どんなに色が偏っていても、それが、
「撮れたままの私のロボグラフィ」
どんなに性格が偏っていても、それが、私。
自分の性格、能力の欠如ともこんな風に簡単に折り合いを付けて、
人生を気楽に過ごしてきました。

歳をとるにつれて、こんな私の気楽な性分はかなり有利、
私はそう勝手に踏んでいます。
そんな性分だから、かなり沢山のクラシックレンズを収集して、
めったやたらにおかしな色再現のレンズもどっさりあるのに、
まるで気にならずに、取っ替え引っ替え持ち出して、
分け隔て無くエンジョイすることができるのです。

たとえば、軍艦の艦長なら、ベストの性能の双眼鏡を求めるでしょう。
(今では、レーダーなどの探知機があるので、使わないかも?)
私は、出会い頭なんでもかんでもレンズに収めるのですから、
レンズの役割は、どこかの海岸でバカンスの毎日を過ごすときに、
違った色のサングラスを毎日着用して、ちょっぴり気分を変える、
そんなスタンスかも知れません。

だから、もう何百回奈良町を撮ったか分からないのに、
ちっとも飽きません。
同じモノを律儀に撮ってあげます。
写真製作ではなくて、ほんのご挨拶程度のスタンス。
これが私の現在の家業のようなものです。
毎日撮りにいけるだけでも、ありがたい!
そう思っている次第。




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# by Sha-Sindbad | 2018-11-21 15:11 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

2033 散歩(2018年3月26日マクロスイター26㎜F1.1が奈良町をのびのびと)4 絶対的価値



マクロスイター26㎜F1.1はCマウントレンズ、
オリンパスペンE-PL8に付けて、
事実上52ミリ標準レンズ的に使っています。
私はクラシックレンズが大好きで、あれこれ使っていますが、
何度もお断りしていますように、レンズのこと、何にも知りません。
私の頭脳は光学的な情報、データの理解力ゼロ、が現状。
でも、平気です。
レンズそれ自体の性能よりも、
そのレンズでどんなものがどう撮れるか?
これが私にとってすべて。

開放値がF1.1、
これは絶対的価値ですね。
なぜ?
私の写真は写真家の作品とは異質です。
写真的価値、美学的面白みなんて一切無縁。
ただ、私が撮りたかったものを撮っているだけ。
ただそれだけ。
余分なものを画面に入れるつもりはありません。

だから、一触即発ならぬ、一触即撮!
だから、沢山撮れます。
本ブログは、私にとっては、駄文と写真の倉庫。
いかにもレンズについて語るブログの体裁を作っていますが、
文章は、一読されたらお分かりのように、
完全な思いつきの垂れ流し。
実のところ、写真の撮り方も文章の書き方も完全に一緒、
実態は、私一人を読者に想定する、ただの絵日記というわけです。
本気になってお読みにならないようにお願いします。




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# by Sha-Sindbad | 2018-11-19 22:28 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

2032 散歩(2018年3月26日マクロスイター26㎜F1.1が奈良町をのびのびと)3 小川英紀展


「小川英紀展」~ヴォーリズ建築と神戸女学院の四季~
西宮市立北口ギャラリーで、11月13日(火)から18日(日)まで、
アートスペース萌芽で、11月23日(金)から12月2日(日)まで開催。

実は私の義兄です。
でも、優れた画家です。
芸術家にありがちな性格破綻は皆無。
ですから、「爆発だあ!」ということはありませんが、
実に安定して、優れたアートを楽しませてくれます。

水彩、パステル、鉛筆の魔術を堪能しました。
間近で見ると、かなりラフなタッチです。
ただの絵の具、パステルの点と線、鉛筆の一振り。
ところが、数歩バックしますと、
抽象の点と線が魔法のように、不思議な実在感を帯びた光景に一変、
樹木が、芝生が、人が、空が、ヴォーリズの建物が立ち上がります。
画家って、メタモルフォーゼの名人なのです。
でも、実は私たちの視覚そのものが同種の魔術を駆使して、
僅かなデータで、リアリティを組み立ててくれます。
画家はそんな人間の魔術的な視覚をうまく利用するのでしょう。

このあたりのアプローチの仕方は、
現代の写真レンズの理想とかなりかけ離れている感じがします。
肉眼を超えた精密描写で、なにものも切り捨てないで、
写真の中に写しとります。
私に言わせれば、あまりにも単純すぎます。
視覚の魔術を忘れて、なにもかも押し付けようとする感じがあります。
だから、その写真画像はどこか不自然なのです。
当たり前です。
人間の目に、人間の目が捉ええない過剰なディテールを提供するので、
人間本来の魔術的な視覚を押さえつけ、
奇怪な視覚像を押し付けて来るのですから。

私が今回オリンパスペンE-PL8に付けたCマウントレンズ、
マクロスイター26㎜F1.1は古いレンズだけに、
人間の肉眼による視覚を邪魔しない、という感じがします。

でも、その画像はほとんどの人にとっては躓きの石でしょう。
私は、これらの写真に幻想の生物たちを見いだします。
ほとんどの人にとっては、ただの樹木であり、石なのでしょう。
本ブログも別ブログ「わが友ホロゴン」もこんな写真を満載。
ほとんどの人にとって、意味不明の画像ばかりでしょう。

その証拠に、私のブログをご覧になった極めて少数の方からは、
「ブログを見ました」という言葉しか出ません。
私の写真についてコメントした方は実のところほとんど居ません。
10年も続けてきたのに、ですよ。
だから、私ははるか昔に、自分の写真は人には通用しない、
そう自覚することができました。
だから、人の目を気にせず、ますます安心して、
2つのブログを倉庫代わりに使うことにして、
自分の写真をいわば無制限に並べています。
とても気楽です。




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# by Sha-Sindbad | 2018-11-16 23:15 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

2031 奈良町散歩(2018年3月26日マクロスイター26㎜F1.1が奈良町をのびのびと)2 予見不能



クラシックレンズの性能についてさまざまに論じられています。
オールラウンドな性能を論じるレンズ研究者たちは、
絞りごとの性能、さまざまな撮影状況での性能等、
かなり沢山のチェック項目を真面目に検討しておられるようです。
多くの写真家の場合は、それぞれの撮影法のニーズに、
レンズがどれだけ応えてくれるかが最重要事項となりそうです。
写真雑誌などに投稿する場合、
どうしても一定の状況下での限られた撮影結果をチェックし、
そのような撮影結果を基にして、レンズ性能を判定する、
という手法にならざるを得ないようです。

私の見るところ、そのようなレンズテストは、
ほんのかりそめの参考にしかならない、そう言わざるを得ません。
私たちが撮影時に遭遇する撮影条件は、言わば、無限です。
そして、そのような撮影条件に対する特定のレンズの反応もまた、
無限のバリエーションがあります。
私はたかだか百数十本ですが、
長年の間、繰り返し繰り返し使ってきました。
だから、レンズの性能って、それぞれの人の人間性同様に、
限りなく変化し、変容する、と、
あるときは喜ばしく、あるときは苦々しく実感させられてきました。

レンズコレクターの多くは、実写にはほとんど使いません。
クラシックレンズは使えば使うほどすり減り、キズがつくからです。
ですから、入手後、せいぜいフィルム1、2本撮ってみたら良い方。
それで、レンズ性能を完全に見極めたような言動をとられます。
まあ簡単に言えば、「シャラクセー!」と言いたくなります。

ところが、私は私で、あらゆるレンズについて、
そのオールラウンドな性能を語る資格を持っていません。
なぜなら、99%、開放でしか撮らないからです。
写真家にとって、現場再現の決め手は、私とは大違い。
たいてい絞り込んだときの性能で勝負!
私は、現場の空気感、雰囲気を正しく再現、表現することなど、
まったく念頭にありません。
私の気に入った場所、もの、ひとがどういう風に化けてくれるか?
どう現場をメタモルフォーゼしてくれるか?
これこそ、私にとってレンズ性能のポイント。
現代のように、開放でも完璧な性能を保有するレンズでさえ、
現場の条件次第で、写真は肉眼を超えた雰囲気を醸し出します。
コンピュータ設計などなかった、手作業の時代、
レンズは、所期のレンズ性能を生み出すために、
レンズ設計の長所と短所をどうかみ合わせ、協力させるか?
という、いわば「間に合わせ」製作方針で作られています。
だから、無限の状況に対し、
無限の描写ヴァリエーションを見せてくれます。
とくに、絞り開放で、その変容性は最大限となります。
これが応えられない。
私には、こう写って欲しいというプログラムなどないし、
自分の作風、作品様式なんてものも皆無。
人がどう思うか、なんて、知ったことか!!!
という姿勢で、ひたすらレンズの暴れん坊将軍ぶりを堪能しています。

だから、とにかく外出したら、暇さえあれば、撮っています。
歩き出したら、もう撮影準備オーケー。
撮影地に向かって歩く、なんてスタンスはゼロ。

そして、絞り開放専科で撮ることには特別の楽しみがあります。
結果が予測できないこと!
絞りをF8に絞れば、目で見たままに撮れるかも知れません。
でも、絞りをF1.1にすれば、どんな風に写るか、など、
完全に人知の外にある、と言っても過言ではありません。
人間はそんな風に見える視角など持っていないからです。
いつも意表を突く結果になる、と言っても過言ではありません。

結果をコントロールしたい!
自分の作品を創造したい!
そう念願する写真家には無縁の境地です。
私のやっていることは、音楽家で言えば、
ジョン・ケージのようなものです。
ピアノをぶっ壊せば、どんな音楽になるんだろう?
誰にも想像できません。
じゃ、やってみよう!
そんな感じで、彼は作曲していったのでしょう。

私はレンズをぶっこわしたりはしませんが、
結果がいつも私の予想、予見を超えていることが嬉しい。
自分自身をコントロールし、撮影結果をコントロールしたい!
それが写真家なら、私はハナから写真家じゃありません。
レンズが、結果としての写真のすべてを決定してくれます。
私は安心してレンズに任せることができます。
それと言うのも、
クラシックレンズの場合、レンズが開放でどう暴れるか?
それは私の予測を完全に超えているから。
そして、その超え方は常に意外なほどに喜ばしい方向。
だから、楽しい!




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# by Sha-Sindbad | 2018-11-11 22:15 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

2030 そぞろ歩き(2018年3月26日マクロスイター26㎜F1.1が奈良町をのびのびと)1


若い頃、妻とよく旅行をしました。
海のある光景を好んで旅をしたと記憶しています。
旅をする人には好みがあるようです。
山を好む方も多いでしょう。
私も嫌いではありませんが、やっぱり、海がいい。
なぜ?
私が思うに、視界を、空を遮る山よりも、
視界を、空を遮らず、どこまでも果てしなく広がる海を前にすると、
心がひろびろと広がる思いを楽しめるからでしょう。

登山家もそんな気持ちを抱いているのではないでしょうか?
私は登山家であったことはありませんが、
九州の祖母山、青森の岩木山の頂上に登ったことがあります。
どちらも孤峰です。
どちらでも、山頂の僅か下を雲海が走りました。
まるで海のようでした。
でも、岬と違うのは、山頂がまるで鳥のように飛んでいる、
そんな錯覚を覚えることでした。
爽快と言えば爽快、怖ろしいと言えば怖ろしい、
でも、どちらかと言えば、
岩がごろごろで足下の不安定な頂上では、疲労も手伝って、
怖ろしさが勝っていた、そんな体験だったことを、
今でもまざまざと思い返すことができます。

海は違います。
いつも私の心を果てしなく開いてくれるようでした。
そして、あの海の向こうにも、人が住む大地がある、
いつか行ってみたいなあ、という憧れもこみ上げてくるのでした。
妻はちょっと変わっていて、
海を見渡す草原の斜面と見ると、ビニールを広げて、
帽子を顔にかけて眠りこんでしまうのでした。
私はほとんど昼寝をしない人間なので、
その横でいつまでも海を眺めるのが常でした。

潮岬の丘が最高だったと記憶しています。
潮騒の音はほんのかすか。
ただただ180度以上、海が広がっていました。
こちらの視角のせいなのですが、
海は中央でぐーっと盛り上がり、
視野の両角は下がって見えました。
「ああ、地球は丸いんだなあ!」
でも、これは錯覚。
物差しのような直線のものを掲げて見ますと、
海は視界前面に水平なのですが、そう分かっていても、
大海原はやっぱりぐーっと盛り上がって見えますね。

昔、ラジオで吉川幸次郎先生の講演を聴きました。
中国大陸で見渡す限り大地に立ったときの驚きを語っておられました。
四周はるかに見渡しても、なにもない!
太陽は東の大地から上り、西の大地に沈んで行く!

私は三峡下り2泊3日の旅を楽しんだことがあります。
三峡を過ぎて、
四周視野をさえぎるものがない平野に下って、
暮れ方となったときの光景を忘れることができません。
船尾の手すりから見渡す長江(揚子江)の水は大地一杯に溢れるようで、
しかも太陽の沈む西方に向かって涯しなくせり上がって見えました。
そして、その遥か彼方にぽつりと小さな小さな帆掛け船の孤影。

「故人西のかた 黄鶴樓を辭し
 烟花三月 揚州に下る
 孤帆の遠影 碧空に盡き
 唯見る長江の 天際に流るるを」 

李白が歌った歌そのままでした。

でも、吉川先生のお話では、そうした真っ平らの大地での、
平地に立つ人間の視圏は実はたった15キロ四方なのだそうです。
周囲に高原や山岳があれば、もっと見えるし、
こちらが高台に立てばもっと遠くまで見えるのでしょう。
でも、真っ平らだったら、7.5キロ先までしか見えないわけです。
空に浮かぶ雲だって、見える範囲は限られています。
「今日は雲一つない日本晴れだあ!」と心広々としても、
一つ山を越せば、どんな天候か、知れたものではありません。
思えば、人間って、スケールの小さな視野で生きているわけです。

今では、ネットで気象庁のサイトを見れば、天候の移り行きも、
雲の状態も分かります。
不測の事態に備えることがかなり容易になってきました。
でも、便利になった反面、人生の波乱が少なくなりました。
同じ軒の下に雨宿りして恋が芽生えるなんてこともありません。
「人生一寸先は闇」なんて言っていましたが、
「人生、予測できないことはどんどん減っている」って、
どこかつまらない、そう思いませんか?

電車に乗ると、未だに奇異を感じます。
80%の人が一心不乱に携帯を覗き込んでいる。
人生を豊かにする情報なんて、0.001%もないでしょう。
でも、人生の多くの時間を、
次の瞬間には忘れる情報の収集に費やしている。
現代の若者の50%は50歳になる前に、視覚に支障を来たし、
90%が自力でものを考える力を完全に喪失するでしょう。
「わたる世間はアホばっかり」時代が来るかもしれません。
独裁者が台頭する土壌が固まりつつある、そんな感じがします。

携帯はバッグの底にしまって、
秋の気配を体一杯に感じながら、
澄んだ秋空を見上げながら、
心を夢で満たしながら、
大きな気持ちで歩き回りませんか?

Cマウントレンズの雄、マクロスイター26㎜F1.1
いつも気持ち良く使えますね。



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# by Sha-Sindbad | 2018-11-08 16:58 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

2029 水郷の初春(2018年3月10日スピードパンクロ35㎜F2描く近江八幡の幽玄)


若い頃、妻とよく旅行をしました。
海のある光景を好んで旅をしたと記憶しています。
旅をする人には好みがあるようです。
山を好む方も多いでしょう。
私も嫌いではありませんが、やっぱり、海がいい。
なぜ?
私が思うに、視界を、空を遮る山よりも、
視界を、空を遮らず、どこまでも果てしなく広がる海を前にすると、
心がひろびろと広がる思いを楽しめるからでしょう。

登山家もそんな気持ちを抱いているのではないでしょうか?
私は登山家であったことはありませんが、
九州の祖母山、青森の岩木山の頂上に登ったことがあります。
どちらも孤峰です。
どちらでも、山頂の僅か下を雲海が走りました。
まるで海のようでした。
でも、岬と違うのは、山頂がまるで鳥のように飛んでいる、
そんな錯覚を覚えることでした。
爽快と言えば爽快、怖ろしいと言えば怖ろしい、
でも、どちらかと言えば、
岩がごろごろで足下の不安定な頂上では、疲労も手伝って、
怖ろしさが勝っていた、そんな体験だったことを、
今でもまざまざと思い返すことができます。

海は違います。
いつも私の心を果てしなく開いてくれるようでした。
そして、あの海の向こうにも、人が住む大地がある、
いつか行ってみたいなあ、という憧れもこみ上げてくるのでした。
妻はちょっと変わっていて、
海を見渡す草原の斜面と見ると、ビニールを広げて、
帽子を顔にかけて眠りこんでしまうのでした。
私はほとんど昼寝をしない人間なので、
その横でいつまでも海を眺めるのが常でした。

潮岬の丘が最高だったと記憶しています。
潮騒の音はほんのかすか。
ただただ180度以上、海が広がっていました。
こちらの視角のせいなのですが、
海は中央でぐーっと盛り上がり、
視野の両角は下がって見えました。
「ああ、地球は丸いんだなあ!」
でも、これは錯覚。
物差しのような直線のものを掲げて見ますと、
海は視界前面に水平なのですが、そう分かっていても、
大海原はやっぱりぐーっと盛り上がって見えますね。

昔、ラジオで吉川幸次郎先生の講演を聴きました。
中国大陸で見渡す限り大地に立ったときの驚きを語っておられました。
四周はるかに見渡しても、なにもない!
太陽は東の大地から上り、西の大地に沈んで行く!

私は三峡下り2泊3日の旅を楽しんだことがあります。
三峡を過ぎて、
四周視野をさえぎるものがない平野に下って、
暮れ方となったときの光景を忘れることができません。
船尾の手すりから見渡す長江(揚子江)の水は大地一杯に溢れるようで、
しかも太陽の沈む西方に向かって涯しなくせり上がって見えました。
そして、その遥か彼方にぽつりと小さな小さな帆掛け船の孤影。

「故人西のかた 黄鶴樓を辭し
 烟花三月 揚州に下る
 孤帆の遠影 碧空に盡き
 唯見る長江の 天際に流るるを」 

李白が歌った歌そのままでした。

でも、吉川先生のお話では、そうした真っ平らの大地での、
平地に立つ人間の視圏は実はたった15キロ四方なのだそうです。
周囲に高原や山岳があれば、もっと見えるし、
こちらが高台に立てばもっと遠くまで見えるのでしょう。
でも、真っ平らだったら、7.5キロ先までしか見えないわけです。
空に浮かぶ雲だって、見える範囲は限られています。
「今日は雲一つない日本晴れだあ!」と心広々としても、
一つ山を越せば、どんな天候か、知れたものではありません。
思えば、人間って、スケールの小さな視野で生きているわけです。

今では、ネットで気象庁のサイトを見れば、天候の移り行きも、
雲の状態も分かります。
不測の事態に備えることがかなり容易になってきました。
でも、便利になった反面、人生の波乱が少なくなりました。
同じ軒の下に雨宿りして恋が芽生えるなんてこともありません。
「人生一寸先は闇」なんて言っていましたが、
「人生、予測できないことはどんどん減っている」って、
どこかつまらない、そう思いませんか?

電車に乗ると、未だに奇異を感じます。
80%の人が一心不乱に携帯を覗き込んでいる。
人生を豊かにする情報なんて、0.001%もないでしょう。
でも、人生の多くの時間を、
次の瞬間には忘れる情報の収集に費やしている。
現代の若者の50%は50歳になる前に、視覚に支障を来たし、
90%が自力でものを考える力を完全に喪失するでしょう。
「わたる世間はアホばっかり」時代が来るかもしれません。
独裁者が台頭する土壌が固まりつつある、そんな感じがします。

携帯はバッグの底にしまって、
秋の気配を体一杯に感じながら、
澄んだ秋空を見上げながら、
心を夢で満たしながら、
大きな気持ちで歩き回りませんか?

近江八幡ではいつも水郷を尋ねることにしています。
この日はJR駅からバスに乗り、ヴォーリス記念病院前バス停下車。
水郷に向かって歩きました。
先行者が右折して、水郷に突き出た島の方に向かいました。
私は、左折して、円山町の村落に行くつもりでしたので、
丁度トラクタで通りかかった農家の男性に尋ねました、
「あの島から円山町の方に渡れますか?」
「ああ、行けるよ」
地元の人の保証があれば大丈夫と、私も右折して、島に入りました。
孤独な椅子なんか撮って、「よかった!」
でも、いざ、円山町に向かおうと思うと、私たちが居る2つの島は、
小さな湾内に完全に孤立していました。
やっぱりiPhoneのマップで自分で確かめるべきだったなあ....
「バカとハサミと携帯は使いよう」というわけで。



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# by Sha-Sindbad | 2018-11-07 23:13 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)