レンズ千夜一夜

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1745 ニューレンズ!(フローライトアポクロマート135㎜F2.4を聞いたことある?)


宅急便のボックスの中から登場したのは、
見たこともないレンズでした。

長さ128㎜
直径59㎜
前玉の直径54㎜
重さ380グラム
最短撮影距離は、
オリジナルのヘリコイドだけでは110㎝、
フォクトレンダーMマウントリングを使っても、95㎝。
名前は、

    フローライトアポクロマート135㎜F2.4

私が所有したもっとも大口径の135㎜は、
コンタックス用のプラナー135㎜F2
このレンズにはちょっと明るさが及びませんが、
重さは半分近い。
使い勝手ははるかに勝ります。

プラナー135㎜F2の作例は一枚も残っていません。
おそらくポジのファイルの中には残されているでしょう。
でも、このポジたち、いわば感傷的に保存しているだけで、
フィルムスキャナーのない現在、
取りだしてチェックしたいという気分にはなれません。

これから当分、このフローライトアポクロマート135㎜F2.4を試写します。
もうレンズ資金が枯渇した私にとって、
古典的な名レンズを新たに試写できるのは、
宮崎貞安さんからの依頼があったときだけ。
いつもワクワクしますが、
宮崎貞安さんにとっても、望遠レンズ製作は初めて!
詳しいスペックは分かりませんが、
なにしろ超大手メーカーから、宮崎さんの依頼どおりに、
研磨製作をしてもらったフローライト(Fluorite、蛍石)を駆使した最新レンズ。
でも、宮崎さんが希求するのは、現代における古典レンズ。
現代の超高解像の望遠レンズたちと違うのか?
どう違うのか?
楽しみ。

昨日一日中外出して、かなり疲れましたので、
試写は明日に回し、本日は、屋内を自然光でざっと撮ってみました。
ソニーα7に付けて、全部最短撮影距離の95㎝、絞りは開放です。
露出はニュートラル、いつも通りレベル補正だけを軽く使って、
明るさを統一しています。

風景写真家高田誠三さんから頂いた額縁付き作品の切り取りも含めて、
フローライトがかなり活躍している、そんな風に思わせてくれる、
温かいコントラストで、実に生き生きと躍動する画像。
これはますます試写が楽しみ。

販売価格はまだお聞きしていませんが、
これはかなりお買い得の名レンズとなりそう。





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by Sha-Sindbad | 2017-02-28 18:07 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1704 ただ、さりげなく(キノプラズマート25mmF1.5は普通のものが好き?)Part 1



ありふれたものを撮って、ありふれていないイメージを生み出す、
そんな名人がいます。
私が大好きなブログは大抵そんな写真で溢れています。
私の場合は違います。
ありふれたものを撮って、ありふれたイメージを写真にするだけ。

だけど、私だけに分かる仕掛けが隠されています。
私は、そんなありふれたイメージに異形の存在をはっきり知覚する、
そんなアプローチを自然にしてしまいます。

私はとても平凡でありきたりの人間です。
ずっとそんな人生を送ってきました。
でも、至る所で、そこにあるはずのない、あるいは、
この世にあるはずのない、生まれて初めてのイメージに出会って、
心をときめかしてしまうのです。

それが実体のある存在でなどと、信じたことはありません。
私の心の中のイメージ、ただの幻像だと、心得ていながら、
でも、こんなところに隠れていたんだねえ、と心がときめく。
実体はなくても、リアリティを感じることができる。
一種の幻覚ですが、とても地道で、とてもありふれているので、
「幻知覚」とでも言うことができそうです。

子供の頃からそうでした。
だから、誰もが程度の差はあれ、私と同じような幻知覚をもっている、
私はぼんやりとですが、そう考えてきました。
今では、どちらかと言うと、少数派らしいと分かっています。
この幻知覚には法則性などないので、
同じように感じる人はむしろ少ないらしい、
ということも分かってきました。

ロボグラフィ、というのは、まさにこの幻知覚の体験写真。
私の撮る写真には、かなりの割合でロボグラフィが含まれています。
私の幻知覚は、私の固有の法則に沿っているらしくて、
ぱっと一目見ただけで、それと知覚し、
いつ観ても、同じものが浮かび上がります。

幻知覚の持ち主でない方が私のブログを見ますと、
笑ってしまうでしょう、
「この人、なに撮っているの?
こんなゴミ箱写真を平気で掲載するなんて、
写真の選び方をぜんぜん知らない、ド素人だね」

我が家からバス停までの3分間と、新大阪で撮った写真たち、
オリンパスEP-L1にキノプラズマート25㎜F1.5を付けて撮りました。
全写真、なんでこんなところを撮るの、と、
誰もが納得しないゴミ箱写真。
それに引き換え、私はご機嫌です。

上記のようなことを意識的に覚知したのは7年ほど前でしょうか?
本ブログと別ブログ「わが友ホロゴン」を始めた頃は、
まだ、少しは人にアピールできる写真を掲載できるだろう、
そう考えて、かなり人目を意識して、写真を厳選していました。
ところが、まったく人目など惹かなかったので、
なんだか自分の写真と、人が写真に求めるものとがずれている、
そんな風に気づき始めました。
そして、掲載写真の主流が次第にロボグラフィに移るにつれて、
人にアピールするなんて、私にはなんの意味もないことが分かってきました。

「忠臣は二君に仕えず 」で行かなくちゃ。
なぜって、人生は短い、「少年老い易く学成り難し」だ!
ロボグラフィが私の命なんだから!
そうはっきり自覚したのは5年ほど前でしょうか?

というわけで、もう今回も、ロボグラフィだけをずらりと並べました。
キノプラズマートも、スピードアナスチグマート25mmF1.5に劣らぬ、
幻知覚レンズなんだなあ、とご機嫌になっています。





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by Sha-Sindbad | 2017-01-03 00:07 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)

1668 田舎町(スピードパンクロ35㎜F2が久しぶりに大和西大寺を一回り)Part 2

スピードパンクロ35㎜F2撮影分の残り半分は、
近鉄奈良駅界隈と我が家近くのバス停付近。

光景もレンズ描写も、なにもかも地味ですねえ。
とにかく徹底的に地味。
でも、私にはこんな写真が、こんな光景が好きなのです。

昔、読んだことがあります。
天文学などの観測者、CIAの分析官は、
一枚の写真から万を単位とする情報を探り出してしまうのだそうです。
私たちはせいぜい一桁単位の情報かも知れませんが、
とにかく写真を見ると、なにかしら情報を手に入れている。

でも、その手に入れる情報は人によって全然違います。
言語情報でも多かれ少なかれ同様のことが起こりますが、
その変異度は、イメージに比べると、かなり狭い。
受け手ごとに異なる情報を与える、
この辺りが写真イメージの面白さですね。

でも、人に写真を見せる度にいつも思うのですが、
大抵の方に私の写真が与える情報はかなり限られているようです。
極めて親しい友人を除けば、ほとんどの人は無反応。
まさに、The rest is silence.




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by Sha-Sindbad | 2016-10-27 22:49 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

1620 神域 (エルマリート28mmf2.8は神さびた林の中でなにを見たか)



レンズの中には、カリスマ的とも言える別格のレンズが幾本かあります。
どれをそれに数えるかは、人によって違うでしょう。

自分で使いもしないでカリスマレンズと崇めても意味がありませんから、
自分で使ったレンズの中から選ぶことになりますが、
さて、それではどんな性格のレンズをカリスマと呼ぶのか?
これもまた、人によって違うでしょう。

いろいろなアプローチがありそうです。
レンズとしての光学性能。
描写性能の卓越性。
歴史的な貢献。
名声。
これら全部の総合評価から、評価は下されることになるでしょう。

でも、私はもう少し違った角度も加味したいのです。
要するに、コントロール可能か?
カリスマは崇拝者たちの手の届かない遥かなる高みに居ます。
ディーバに似て、いかなる意味でも誰も制御などできないのです。
私にとっては、ホロゴン15㎜F8というレンズがまさにそれですが、
コントロール不能という点ではエルマリート28mmf2.8も負けていません。

私は第2世代以降のレンズを使ったことがないので、なんとも言えませんが、
エルマリート28mmf2.8第1世代を使っていつも思うことは、
このレンズを思うように使いこなすのはとても難しい。
だから、エルマリート28mmf2.8を持ち出すときは、
このレンズにある撮影効果を期待して、ということはありません。
なにかうれしくなるような写真をプレゼントしてくださいね、
というスタンス。

雨模様の神社の林間道を半時間散歩してみました。
何時歩いても、だれかに出会うということがほとんどありません。
その代わり、ロボグラフィたちが待っていてくれました。

エルマリート28mmf2.8ならこう撮ってくれるだろうな、
などと、予測することは一切いたしません。
「お願い、ご機嫌が顔を見せてね」というスタンス。
撮ってくれた写真をつくづく眺めながら、感じることは、
やっぱりカリスマ!

蛇足ですが、また、信じがたいとは思いますが、
すべてF2.8開放で撮っています。




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by Sha-Sindbad | 2016-07-30 17:46 | Elmarit28/2.8 | Comments(0)

1611 ロボグラフィ(ダルメイヤー25mmF1.9はさすがに魔のレンズだった)



私のようなロボグラフィにふさわしいレンズはなにか?
よくそう真剣に考えてみます。

現代レンズは使えません。
古色蒼然としたクラシックレンズなら、
リアリズム写真とアートの狭間に私を遊ばせてくれそうです。

ロボグラフィって、いわば「行間」の眺め。
「余韻」と言ってもよさそうです。
というより、字、文章なしに、行の線だけが見える手紙、
余韻を残す本体そのものがなにもなく、
ただ余韻のような気配が漂っているだけ、
そんな頼りなく儚いもののようです。

7月7日七夕様の日に外出したときに携えたのが、
そんな行間レンズ、余韻レンズの一つの極致、
ダルメイヤー25㎜F1.9。
19世紀のペッツヴァールの末裔がこれ、というわけです。

前回はペッツヴァール58㎜を楽しんだわけですが、
こうして肩を並べて遊ばせてみます、
なんだかダルメイヤーでも十分楽しませてくれる、
おんな印象がかえってきます。
こいつは一生の伴侶となりそうです。




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by Sha-Sindbad | 2016-07-16 23:09 | Dallmeyer25/1.9 | Comments(0)

1601 豊饒の海(スピードパンクロ50㎜F2が古都奈良の片隅を照らし)Part 2


スピードパンクロ50㎜F2のようなレンズを使っていると、
つくづく感じます。

    レンズって、無窮の豊饒の海なんだなあ。

さまざまなガラス、さまざまな形状、さまざまな組み合わせ、
これにコーティングもときに加わり、一つとして同じものはできません。

町を歩いていてつくづく思うことは、
人間も、レンズ同様に、無限のバリエーション。
ここだけの話、あんな顔、あんな姿で歩きたくないなあ!
でも、分かっています、
向こうもそう思っている。
幸いなことに、主観の強み、慣れも手伝って、
たいていの方がなんとか折り合いを付けています。

その証拠に、
行楽地で自撮り棒で自分を撮る人たちのうれしそうな顔。
ちなみに、私はこれが絶対にできません。

そして、レンズでもなんとか折り合いを付けるなんてことはできません。
絶対差があって、絶対に妥協できません。
「いい、これが最高!」
そう心から感じることができるレンズだけ使いたい。

そうなのですが、そこは貧しさもあって、そうも行かない。
多少は妥協して、「よし、今日はこのレンズで行こう!」
そう感じることができさえすれば、ある程度は我慢して付き合います。

でも、そんな妥協のかけらもなく、こう思えたら最高、
「ああ、こんなレンズと知り合えて、幸せだ!」
スピードパンクロ50㎜F2がそれです。
使えば使うほど、愛してしまいそう!
危険ですね。





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by Sha-Sindbad | 2016-06-22 13:45 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1600 自然色(スピードパンクロ50㎜F2が古都奈良の片隅を照らし)Part 1



本ブログも1600回目という大台に乗りました。
節目にふさわしいレンズとして選んだのは、
中将姫光学さんからお借りしているカリスマレンズ、

    スピードパンクロ50㎜F2

ロボグラフィを楽しむようになるまでは、
ロボグラフィはストリートフォトの一部、
いわば遊びの部分でした。
そのお遊びだけで写真人生を送る、というのも、
考えようによっては退化、退歩、敗北なのでしょう。

でも、なぜでしょうね。
これまでに見えなかったものが一杯見つかる。
目に飛び込んでくる。
だから、いつも晴れ晴れとした気分になれます。

そして、よくよく心に問いかけてみると、
ロボグラフィこそ、
私が写真を始めてからずっと追い求めていたものでした。
そんな私の期待にこのレンズは応えるどころではありません。
私の期待もしていないイメージをプレゼントしてくれます。





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by Sha-Sindbad | 2016-06-21 22:47 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1589 号外(宮崎貞安さんがゾンネタールウルトラソフト50㎜F1.1を試作した!)

今朝、すごい宅急便を受け取りました。
現代における希代のレンズ制作者宮崎貞安さんからです。

ゾンネタール50mmF1.1(軟調調整)

私は既に2本、ゾンネタールを持っています。
オリジナルのゾンネタール。
16本だけ制作されたゾンネタールソフト(ゾンネタールS)。

そして、今回のレンズは、
ゾンネタールウルトラソフト(ゾンネタールUS)と仮称しましょう。

このレンズに同梱されていた収差曲線では、
ゾンネタールSのSA曲線よりもかなりソフトの方にずれている感じ。
たとえば、Sの方はF2.8ではオリジナルと同等。
ところが、USはもうF2.8でぐっと軟調側にずれていっています。
宮崎貞安さんは「1.1〜2.4mまで軟調」とお書きになっています。

宮崎貞安さんは現代における理想のレンズを追求する設計者。
独特のイメージを作り出す名レンズを次々と世に問うてこられ、
その中でゾンネタールはまさに最高の傑作でした。
でも、F1.1と超大口径なのに、開放までかなりシャープ。

私としては、古代レンズに匹敵するような、
ファンタジックなマジックレンズが是非ほしかったので、
とくにお願いして、ゾンネタールSを制作していただきました。
ゾンネタールSはまさにソフトなのですが、
なにしろ生みの親が頭脳明晰でどこまでも理知的な宮崎さんです。
ソフトなのに、かなりお行儀がいい。
無法松や、水滸伝の黒旋風李逵のような、大暴れはできないという感じ。

そんな理性的な宮崎さんが精一杯乱れていただいた成果、
それが今回のゾンネタールUSとなるかどうか?
一本勝負!
そうなれば、一つの革命、ということになりそうです。

2回ほど撮影に使わせていただきます。
でも、まずは、宮崎貞安さんへの報告第一弾として、
自宅内でのMマウントアダプタを使っての超接近撮影をごらんいただきましょう。





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最後の2枚は私の保有するゾンネタールS50㎜F1.1との撮り比べ。
こうやって比較してみると、
ゾンネタールUSの方が際だって美しいフレアに包まれていますね。
ちょっと心がぐらっと来ました。



                    
ゾンネタールウルトラソフト
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                        ゾンネタールソフト
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by Sha-Sindbad | 2016-06-02 23:03 | SonnetarUS50mmF1.1 | Comments(0)

1585 雨の奈良(エルマー35mmF3.5って、なんだか凄い!)Part 4



私が一番好きな撮影条件は雨である、
そう幾度も書いてきました。
そんな雨写真をさらに40枚近く並べてみましょう。

なんとまあ、スケールの小さい写真たちよ!
きっと撮影者は実にこんまい人間なんだろうか!
ご明察。
こんな人間だから、こんな写真が大好きなのです。

そして、ソニーα7のMマウントアダプタに付けたライカレンズ、
エルマー35mmF3.5って、なんだか凄い!
ライカL,Mマウントのレンズたちがごっそりマクロレンズ化して、
これまでにはまったく期待も夢想もできなかったような小宇宙を、
なぜかそれぞれに個性豊かに写し出してくれます。
「神は細部に宿る」という言葉がますます大好きになりそう。





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by Sha-Sindbad | 2016-05-28 17:49 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1499 試写報告(エルマジ90㎜f2.4がライカMマウントになって堂々登場!)

エルマジ95㎜f2が今朝帰還しました!
宮崎貞安さんの手でライカMマウントレンズに変身。

変身はそれだけではありません。
宮崎さんの検査の結果、95㎜ではなく、90㎜だったこと、
開放値はf2ではなく、f2.4だったことが判明。
そこで、改名。

エルマジ90㎜f2.4

宮崎貞安さんのテスト結果では、

色収差は並で、ペッツヴァールとしては少々大きい。
磨き 良い
組み立て 微少偏芯
色 大変良い
コート 無
やや軟調だけど、球面収差を赤に補正すれば、相当解像度がup。
2群のレンズ群の中間にf3.5位のペーパー絞りを入れると、
大幅に性能がupします。

ペッツヴァール型の抜けの良さを活かすために処理も。

レンズ内部の欠けた部分に黒塗り。
ヘリコイド内面反射防止のために、コードテープ貼付。
そのうえ、不要とお断りしていたフードまで付けて頂きました。

感謝!

早速2つの実験。
まず、第1回実験「ライカM9で撮る」
書斎の椅子に座ったまま、ぐるりと椅子を回して撮りました。
まず、ご覧下さい。


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次に、第2回実験「ソニーNEX-5で撮る」
90㎜オリジナルが135㎜望遠になっています。
最短撮影距離が115㎝から95センチに短縮されています。
これもご覧下さい。



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さて、2回の実験で分かって来る描写は?
どうもよく分かりませんねえ............... ?
分かることは、かなりコントラストもよくて、色もよい。
描写はあくまであたたかく柔らかいけど、
とても整然とした描写なので、
ペッツヴァールと分かる人は少ないだろう、ということ位。
やっぱり戸外のロボグラフィでないと、
エルマジ90㎜f2.4の実力を確認するのは無理なようですね。
早速明日出かけてみましょう。
by Sha-Sindbad | 2016-01-18 14:58 | Hermagis95/2.4 | Comments(0)