レンズ千夜一夜

タグ:奈良飛鳥 ( 13 ) タグの人気記事

1920 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)4-完-帰りなん、いざ


私の写真の師匠、田島謹之助さんの言葉をいくつも覚えています。
その中で一番怖い言葉は、これまでにも幾度か書いたと思います。

  「写真を1枚見ただけでは、
  撮影者の人となりは分からないけど、
  3枚見たら、分かるよ」

田島さんが私の写真を幾枚もご覧になって、
私の人間性をどう感じ取られたかは分かりませんが、
それが何であるにせよ、数年親身になって教えていただいたことで、
さほど否定的なものではなかったとお察しいただきたいものです。

でも、私が不肖の弟子であったことは否定しようがありませんね。
ついに自分らしい写真を自在に撮れるほどには上達はしなかったし、
人の写真を何枚見ても、撮影者の人となりなど分からないまま。
分かるとしても、その写真が好き嫌いの程度でしかない。

スピードアナスチグマート25mmF1.5の撮った飛鳥路、
今回で終わり。
田島さんクラスの眼力の人物がこれを見ることがないよう、
祈りたいものです。
なにを読み取られるか、分かったものじゃありませんから。

私が自分の写真たちから読み取れるもの、それは、
飛鳥稲淵にはまだ緑豊かな田園が残っている、ということ。
そして、訪れる人もあまりないこと。
気持ちが安まります。
私が30年前に、幼い頃過ごした大和の地に戻って以来、
奈良盆地の大半が都会化しようとしている惨状。
(これを発展と呼ぶ方とはあまりお付き合いしたくないですね)
その中で僅かに残された田園がここにあります。
この稲淵に住宅地が開発されることのないように、
神様にお祈りしたいですね。

役人にたちにはけっしてお願いしないでおきます。
下手に陳情すれば、
「おっ、ここにも開発の手を加えねば!」
なんて、寝た子を起こすことになりかねませんから。


私の写真の師匠、田島謹之助さんの言葉をいくつも覚えています。
その中で一番怖い言葉は、これまでにも幾度か書いたと思います。

  「写真を1枚見ただけでは、
  撮影者の人となりは分からないけど、
  3枚見たら、分かるよ」

田島さんが私の写真を幾枚もご覧になって、
私の人間性をどう感じ取られたかは分かりませんが、
それが何であるにせよ、数年親身になって教えていただいたことで、
さほど否定的なものではなかったとお察しいただきたいものです。

でも、私が不肖の弟子であったことは否定しようがありませんね。
ついに自分らしい写真を自在に撮れるほどには上達はしなかったし、
人の写真を何枚見ても、撮影者の人となりなど分からないまま。
分かるとしても、その写真が好き嫌いの程度でしかない。

スピードアナスチグマート25mmF1.5の撮った飛鳥路、
今回で終わり。
田島さんクラスの眼力の人物がこれを見ることがないよう、
祈りたいものです。
なにを読み取られるか、分かったものじゃありませんから。

私が自分の写真たちから読み取れるもの、それは、
飛鳥稲淵にはまだ緑豊かな田園が残っている、ということ。
そして、訪れる人もあまりないこと。
気持ちが安まります。
私が30年前に、幼い頃過ごした大和の地に戻って以来、
奈良盆地の大半が都会化しようとしている惨状。
(これを発展と呼ぶ方とはあまりお付き合いしたくないですね)
その中で僅かに残された田園がここにあります。
この稲淵に住宅地が開発されることのないように、
神様にお祈りしたいですね。

役人にたちにはけっしてお願いしないでおきます。
下手に陳情すれば、
「おっ、ここにも開発の手を加えねば!」
なんて、寝た子を起こすことになりかねませんから。




b0226423_17301648.jpg
b0226423_17302400.jpg
b0226423_17305643.jpg
b0226423_17310294.jpg
b0226423_17310709.jpg
b0226423_17311331.jpg
b0226423_17311783.jpg
b0226423_17312383.jpg
b0226423_17312828.jpg
b0226423_17313387.jpg
b0226423_17313914.jpg
b0226423_17314403.jpg
b0226423_17315065.jpg
b0226423_17315684.jpg
b0226423_17320329.jpg
b0226423_17320889.jpg
b0226423_17321445.jpg
b0226423_17321984.jpg
b0226423_17322479.jpg
b0226423_17323012.jpg
b0226423_17323668.jpg
b0226423_17324275.jpg
b0226423_17324856.jpg
b0226423_17375484.jpg
b0226423_17380036.jpg
b0226423_17381737.jpg
b0226423_17382384.jpg
b0226423_17410270.jpg
b0226423_17410802.jpg
b0226423_17411362.jpg
b0226423_17412069.jpg
b0226423_17412771.jpg
b0226423_17413757.jpg
b0226423_17414374.jpg
b0226423_17414961.jpg
b0226423_17415521.jpg
b0226423_17420291.jpg
b0226423_17420914.jpg
b0226423_17421570.jpg
b0226423_17422491.jpg
b0226423_17424091.jpg
b0226423_17425620.jpg
b0226423_17430473.jpg
b0226423_17431151.jpg
b0226423_17432107.jpg





by Sha-Sindbad | 2018-01-04 17:48 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1919 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路を歩む)3 謹賀新年


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2017年はあっと言う間に過ぎた感じがします。
うかうかと一年を過ごした感じがします。
本年は、心を入れ替えて、一瞬一瞬を大事に生きたい、
そう念願しています。
でも、いつもそんな風に決意しながら、
気がついたら、時間が経っている、そんな感じがします。

早い話、写真がそうですね。
写真を始めた頃は心の底から念願したものでした。
人が撮れないような、入魂の傑作をものしたい!
それ以来40年以上経過し、たゆまず写真を撮り続けてきましたが、
気がついてみると、最初の志とはかなり外れてしまったようです。
人が撮りたくないようなロボグラフィしか撮れない、
自分にだけ分かって、心から満足しつつも、
人にはまるで共感してもらえない写真しか撮らない、
そんな境地にいつしかたどり着いていたわけです。

じゃ、今年はどうするか?
どうもしません。
ただ続けるだけ。
段々と分かってきました。
自分が撮りたい写真なんか撮ろうと思っても、
撮れるものじゃない。
どう思おうが、自分の撮りたい写真を撮るって、
並大抵の技ではかなうものではない。
そうではなくて、自分が撮れる写真しか撮れないのだ。

時折、こんな言葉をもらす写真家が居られます。
「近頃ようやく自分が撮りたいように撮れるようになりました」
羨ましいですねえ。
どんな風に撮りたいのか、今になっても分からないのですから。
そんな私がレンズの個性、描写力に心を奪われるのは当然なのです。
レンズたちが撮ってくれる写真を楽しむことで、
「自分が撮れる写真」にバラエティを与えて欲しい、
それしか私にはできないのだから。
本年も、レンズの贈り物を味わう喜びに徹することにしましょう。



b0226423_23282293.jpg
b0226423_23282846.jpg
b0226423_23283560.jpg
b0226423_23290959.jpg
b0226423_23301355.jpg
b0226423_23302000.jpg
b0226423_23302683.jpg
b0226423_23303330.jpg
b0226423_23303839.jpg
b0226423_23304699.jpg
b0226423_23305303.jpg
b0226423_23305997.jpg
b0226423_23310632.jpg
b0226423_23311333.jpg
b0226423_23311908.jpg
b0226423_23312792.jpg
b0226423_23313510.jpg
b0226423_23314239.jpg
b0226423_23314985.jpg
b0226423_23315648.jpg
b0226423_23320351.jpg
b0226423_23321877.jpg
b0226423_23322707.jpg
b0226423_23325389.jpg
b0226423_23330193.jpg
b0226423_23330999.jpg
b0226423_23330193.jpg
b0226423_23332624.jpg
b0226423_23333303.jpg





by Sha-Sindbad | 2018-01-02 23:36 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1916 秋(2017年9月18日スピードアナスチグマート25mmF1.5の飛鳥路に) 閃きと偶然



近ごろ、多忙を極めていて、書斎の机の前に座るのはいつも真夜中。
孫プリンセス2号の夜の読書に付き合わなければなりません。

昨夜など、大変な苦労。
題名は忘れました、地下百階の底に降りて行くお話。
2歳の孫プリンセス、自分だけ横になり、
私は横に座る状態を指定して、「この本を読んで」
ところが、縦長大判なのです。
縦長の見開き2ページ分が地下10階の一軒分で、
7、80センチもあります。
横に座ったままでは、孫の眼前に保持するのも一苦労ですが、
第一、絵も字も見えません。
大きく首を傾けて、覗き込んでも、ろくに見えません。
ろくろっ首だったら、楽に読めるでしょうけど、
私は、借金でろくに首もまわらないのですから、
いささか疲れました。
「もう一回読んで!」
やむなく適当に話を作りながら、
もう一度、ページを最初から繰りました。
でも、ご本人もどうやら疲れたようです。
5ページも進むと、目がぼんやりしてきました。

孫プリンセス、2歳ですが、幼児だと思って油断できません。
今日も、産婦人科医院に入院中のママを訪ねた際、
ママの携帯電話を見て、ふっと思い出したのです、
ママから古い携帯電話を貰っていたことを。
ママに「青い携帯電話どこにいったの?」
遠く関東の自宅に残して来たのですが、
孫プリンセス、産婦人科医院でなくしたと思い込み、
突然ふっと頭に閃いた推理を、ママにぶつけました。

  「看護士さんがとったんじゃない?」

私の携帯、ママが盗るわけがない。
とすると、看護士さんが盗ったに違いない、という風に、
推理したわけではないかも知れませんが、
2歳の幼児が「看護士さん」という職業を知っていること自体、
かなり驚かされますね。

どうやら幼児たちの知的な発育は、順番ではなくて、
一人一人、閃きと偶然にかかっているのかもしれまえせね。




b0226423_00281022.jpg
b0226423_00282604.jpg
b0226423_00284308.jpg
b0226423_00313481.jpg
b0226423_00314171.jpg
b0226423_00314604.jpg
b0226423_00315262.jpg
b0226423_00320180.jpg
b0226423_00320757.jpg
b0226423_00321437.jpg
b0226423_00322270.jpg
b0226423_00323768.jpg
b0226423_00322989.jpg
b0226423_00324379.jpg
b0226423_00324945.jpg
b0226423_00325605.jpg
b0226423_00330111.jpg
b0226423_00330824.jpg
b0226423_00331456.jpg
b0226423_00332052.jpg
b0226423_00332969.jpg
b0226423_00333645.jpg
b0226423_00334148.jpg
b0226423_00335434.jpg
b0226423_00335901.jpg
b0226423_00340710.jpg
b0226423_00341959.jpg
b0226423_00342572.jpg
b0226423_00343108.jpg
b0226423_00345186.jpg
b0226423_00345102.jpg
b0226423_00385539.jpg
b0226423_00390348.jpg
b0226423_00392560.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-12-14 00:20 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

729 2006年3月23日の飛鳥路(ホロゴンウルトラワイドがまだ伴侶だった)Part 3-完-

昨日はブログはお休み。
音楽に集中していました。
リコーダー、揚琴、二胡、それぞれに宿題があって、
アップアップ状態。

そのうえ、ソニー・ウォークマンの増強作戦。
iPod64gGにたっぷり入れていたデータを、
マックからウォークマンになだれ込ませたのです。
これで、どこかに籠城しても、何日も音楽を楽しめます。
昨夜12時までかかりました。
まだ半分くらいですが、韓流ドラマの時間が来たので、ストップ。

今朝は、そのウォークマンで、
グールドの「ベートーヴェンピアノ協奏曲1番」を聴きました。
ピアノが神がかったほどに霊感に満ちて美しく歌います。
今日午後は孫プリンスのピアノレッスンの付き添いです。
この感動がプリンスにどうにかして伝わって、
突然、ピアノのスケールをキラキラと演奏してくれたら?
媒介者の私がそうならないのに、無理か?
まあ、いいでしょう。

それにしても、現代のピアニストたち、
絢爛たる超絶技巧をそれぞれに見せてくれます。
でも、誰もかも区別がつかない。
コルトーにしてもグールドにしてもそうですが、
そうした超絶技巧の現代ピアニストたちの遥か上に、
峨々として聳える感があります。
どうしてでしょうね?

ホロゴンウルトラワイドによる飛鳥路のロボグラフィ、
ラストの35枚です。
こうして久しぶりに並べてみて、結論は明らか。
銀塩ホロゴンはデジタルホロゴンと全然別ものです。
はっきり、段違い。
ここでも、ピアニストたちと似た隔絶感を感じます。
なにが進歩だ?





b0226423_1130921.jpg
b0226423_1130328.jpg
b0226423_11295745.jpg
b0226423_11295133.jpg
b0226423_11294576.jpg
b0226423_11293778.jpg
b0226423_11292570.jpg
b0226423_1129198.jpg
b0226423_1129142.jpg
b0226423_1129762.jpg
b0226423_11285978.jpg
b0226423_1128534.jpg
b0226423_1128467.jpg
b0226423_11283948.jpg
b0226423_11282746.jpg
b0226423_11281987.jpg
b0226423_11281217.jpg
b0226423_1128697.jpg
b0226423_11275957.jpg
b0226423_11275224.jpg
b0226423_1127442.jpg
b0226423_11273221.jpg
b0226423_11272512.jpg
b0226423_11271676.jpg
b0226423_1127866.jpg
b0226423_1127179.jpg
b0226423_11265350.jpg
b0226423_11264484.jpg
b0226423_11263825.jpg
b0226423_11262984.jpg
b0226423_11262180.jpg
b0226423_11261511.jpg
b0226423_1126631.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-02-03 11:32 | Hologon15/8 | Comments(0)

1728 2006年3月23日の飛鳥路(ホロゴンウルトラワイドがまだ伴侶だった)Part 2


約11年前に、ホロゴンウルトラワイドで飛鳥路を撮影した写真たち、
ニコンの六×九判フィルムまでスキャンできるスキャナー、
SUPER COOLSCAN 9000 EDでネガカラーからスキャンしました。
今回も34枚並べました。

よくご覧下さい。
現代のデジタル写真よりも遥かに素敵ではありませんか?
少なくとも、私がソニーα7で撮った写真よりも、
はるかに立体感があり、生彩が溢れる、そう思えるのですけどねえ.......





b0226423_23363521.jpg
b0226423_23362840.jpg
b0226423_23362237.jpg
b0226423_23361577.jpg
b0226423_2336929.jpg
b0226423_2336256.jpg
b0226423_23355584.jpg
b0226423_23354846.jpg
b0226423_23354152.jpg
b0226423_2335349.jpg
b0226423_23352887.jpg
b0226423_23352185.jpg
b0226423_23342856.jpg
b0226423_23341982.jpg
b0226423_23341337.jpg
b0226423_2334434.jpg
b0226423_23335780.jpg
b0226423_23334911.jpg
b0226423_23334220.jpg
b0226423_23333473.jpg
b0226423_23332614.jpg
b0226423_23331963.jpg
b0226423_23331294.jpg
b0226423_2333410.jpg
b0226423_23325630.jpg
b0226423_23324952.jpg
b0226423_23324115.jpg
b0226423_23323458.jpg
b0226423_23322748.jpg
b0226423_2332185.jpg
b0226423_23321122.jpg
b0226423_2332074.jpg
b0226423_23315240.jpg
b0226423_23314532.jpg
b0226423_23313883.jpg
b0226423_23312989.jpg
b0226423_23312080.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-02-01 23:37 | Hologon15/8 | Comments(0)

1727 2006年3月23日の飛鳥路(ホロゴンウルトラワイドがまだ伴侶だった)Part 1


ちょっと思い立って懐かしのキーボードを購入しました。
Happy Hakking Keyboard Professional 2 英語版

長い間28インチシネマディスプレイ、マックプロを使う私の伴侶でした。
でも、どちらもなぜか一緒に逝ってしまい、キーボードだけ残りました。
職場で使っていたMacBook Airの伴侶となりした。
でも、十年以上経ったせいでしょう、接続部分がダメになってしまい、
あえなく引退。

その後、6、7年、MacBook Airのキーボードで我慢してきました。
滑らかなタッチで感触は悪くありません。
でも、Happy Hakking Keyboardのタッチの感触には敵わない。
長年使ってきたキーの間隔より微妙に狭いせいでしょうか、
ミスタッチも増えました。

今日帰ってきた懐かしのキーボード、やっぱり最高。
キーボードを意識せずに文章を書ける!
今気がつきました。
Happy Hakking Keyboard、お前は書斎のホロゴンだった。

そこで、私の隠れた伴侶の帰郷を祝って、
ホロゴンウルトラワイド時代のホロゴン写真を何回か並べましょう。
銀塩ホロゴンはコクのある描写と類い稀な立体感が際だっています。
思えば、私の在職時代の15年間は、ホロゴンウルトラワイドと
Happy Hakking Keyboardと一緒に生きた時代でした。





b0226423_22301536.jpg
b0226423_223073.jpg
b0226423_2230074.jpg
b0226423_22295379.jpg
b0226423_22294666.jpg
b0226423_22293962.jpg
b0226423_22292352.jpg
b0226423_22291767.jpg
b0226423_22291183.jpg
b0226423_2228584.jpg
b0226423_22284648.jpg
b0226423_22283936.jpg
b0226423_22283368.jpg
b0226423_22282639.jpg
b0226423_22282091.jpg
b0226423_22281245.jpg
b0226423_2228689.jpg
b0226423_22275852.jpg
b0226423_22275212.jpg
b0226423_22274087.jpg
b0226423_22273315.jpg
b0226423_22272544.jpg
b0226423_22271933.jpg
b0226423_2227129.jpg
b0226423_2227580.jpg
b0226423_22265856.jpg
b0226423_22265129.jpg
b0226423_22264381.jpg
b0226423_22263724.jpg
b0226423_22262957.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-01-31 23:23 | Hologon15/8U | Comments(0)

1071 step by ste(クラインビルド・プラズマート7cmf2.7なら時の年輪を描き出してくれる)



b0226423_21352849.jpg
b0226423_21351271.jpg





私の大すきな言葉が1つあります。
そのリズミカルな語感も手伝っています。

    step by step

私は自分の生き方を2つの言葉に集約しています。

    決断と持続

    行為に取りかかるときは、瞬時に決断します。
    でも、なにかを実現したいと考えたら、
    一歩一歩、麓から頂上までゆっくりと登ることにしています。
    今できないことも、なにかを積み重ねると、
    いつしかできるようになる、それが私の人生経験。

写真はまさにそのやり方で通してきました。

    それも無理はないのです。
    なにを、どんな風に撮りたいか?
    私には明確な抱負、展望など浮かんでこなかったからです。

    だから、早道を通らず、技術に頼らず、
    ただただ撮ることだけを続けてきました。

そこで、今では自由自在に撮りたい写真が撮れるようになった?

    とんでもない。
    そうではなくて、写真は自分が撮るものじゃないことを知ったのです。
    写真はいつも「賜物」だと分かったのです。

だから、私のブログでは、どんな写真でも、意図して撮ったなどと、
一言も書いたつもりはありません。

    レンズとチャンスが私にプレゼントしてくれた、
    それはまさしく運命の賜物、というのが私の気持。

そんな気持を心にしっかりと定着させるプロセスは、
まさにstep by stepで進んできたのですが、

    このプロセスは、本当に狭い境地に甘んじるようにし向ける、
    つまり、写真の可能性を私から少しずつ少しずつ削っていく、
    そんな下り坂だったように思います。

イギリス映画「冬のライオン」は、
ピーター・オトゥールとキャサリン・ヘプバーン、
この2人の名優が真剣勝負で組み合う稀代の名演でした。
その最高のシーン。

    プランタジネット朝の英主ヘンリー2世に、
    長年不和を続けて来た妻アリエノール・ダキテーヌが、
    束の間の和やかな語らいの中でしみじみとこう言います、

        「愛し合った私たちがなぜこんな風になったのでしょう?」

    ヘンリーは吐き捨てるように、言下にこう答えるのです、

        「step by step」

この言葉には、妻に対するよりはむしろ自分に対する、
激しい後悔、いきどおりが込められているようでした。

    すべての人生、すべての夫婦関係はこんな風にして変遷します。
    よい方に、悪い方に、あるいはどちらでもなく。
    その方向を決めるのは、まさにすべての一瞬一瞬。
    ヘンリーのようにはなりたくないものですね。

自分の写真に関する限り、私は晴れやかに言いたいですね、

    「step by step」

最高の知恵の言葉「汝自身を知れ」を私は実践できたからです。

    この程度しか撮れません、
    でも、それが私の写真。

今回の写真も、そんなstep by stepのなれの果て。

    これを見てなにかを感じるか、感じないかは自由。
    私は大いに感じさせてもらって、ローランドに感謝しています。
    だから、私はこう言いたいですね、

        これを見てなにも感じないようでは、
        あなた、ちゃんと生きてきたの?
by Sha-sindbad | 2014-07-10 22:13 | Plasmat70/2.7 | Comments(2)

930 酒蔵 (スーパーアンギュロン21mmf3.4の凄みがポエムに変わるとき)



今日は飛鳥を歩いてきました。
もう春が来たような陽気でした。

    午前10時半飛鳥駅を出発して、
    午後4時半橿原神宮前駅にたどり着くまで、
    昼食と1回の休憩の合計1時間を除く5時間歩き続け、
    撮り続けました。

今日は特別の日でした。

    ソニーα7に初めてのレンズを付けてみたのです。
    スーパーアンギュロン21mmf3.4

後玉の大きな21㎜レンズは軒並み、
ライカM9では、AE露出が作動しないのに、
ソニーα7だと、まったく普通に使えます。

488枚撮りました。
1枚だけごらん頂きましょう。

ソニーα7の設定はいつも通り、

    画質がスタンダード(つまり、最低)
    シャープネスとコントラストが−3(やはり、最低)
    彩度が−2(ちょっと元気づけに)

酒蔵を撮りました。
ちょっと仰天しています。



b0226423_21292120.jpg

by Sha-sindbad | 2014-02-01 21:30 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(4)

65 椅子 (スピードアナスチグマート15mmf1.5はファンタジック過ぎるかな?)



b0226423_18375994.jpg




今日は、おかしな体験をしました。

出勤のバス内。
座席に座って、ふとバッグを見ると、
小さな尺取り虫がむっくり背中を持ち上げています。

バスの窓から放り出しても、コンクリート車道の上に落ちるだけ。
バス内でも不毛の場所。
しょうがないけど、いつまでもバッグに付いておられてもと、
指で弾き飛ばしたのです。
バッグから弾き飛んだことは、はっきり覚えています。

2、3分後、バッグにふと目にやりました。
あれっ?
また今さっき居たのとほとんど同じ場所に、
尺取り虫が付いています。
一点接地方式で頭をもたげて、周りをみたりしています。

弾き飛ばしたはずの尺取り虫Aと、
このバッグで涼しい顔のBとは、
同一虫なのでしょうか?
まったく同じ大きさで、顔も同じ顔、スタイルもそっくり。
区別がつきません。
座席の下あたりを見回してみたのですが、Aの姿はなし。

まさか座席の下にいったん落ちて、そこから尺取りしながら、
えっちらおっちら上ってきたわけではないでしょう。

弾き飛ばされたA君、バッグのどこかにさっとしがみついて、
「I shall return!」なんてつぶやきながら、元の位置まで戻ってきた。
そうでも考えないと、
あっという間に原状復帰した、この離れ業を説明できません。

それとも、座席の下に弾き飛ばされたのですが、
とっさにテレポーテーションで戻ってきた?
まさかね。

なんにせよ、とにかく尺取り虫B君は毅然として、
身体全体で宣言しています、

    「ぼくはここにいる!」

     降参、降参!

バッグのB君がなにかに触れて、落ちたり、つぶされたりしないように、
気をつけながら、
バスを降車し、まず、銀行ATMでちょっと送金し、
職場に向かう道中の途中にある小さな神社まで一緒に行き、
片隅の湿り気のある草むらにお移りいただきました。

なにしろ言葉が通じないので、
世間話をするわけにもいかず、
ちょっと座を保つのに苦労しましたね。

というわけで、話が長くなりましたが、
本日は、ダルメイヤーのWide Angle Speed Anastigmatを携行していたのですが、
出勤途上ではほとんど撮影できないままに終わりました。

15mmf1.5のレンズです。
開放描写はかなり眠いのですが、
これもレンズクリーニングで改善されるはずです。

周囲がかなりけられますが、それでも、
とても空気感、臨場感のある写真が撮れます。

私のお気に入りレンズなのです。
by Sha-sindbad | 2011-08-17 18:40 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(0)

64 椅子 (スーパーワイドヘリアー15mmf4.5はヘリアチビワイドに変身!)



b0226423_18512510.jpg




今回は、スーパーワイドヘリアー15mmf4.5。

と言っても、銀塩カメラにつけての紹介ではありません。
それはそれで、そのうち掲載させていただきます。

今回は、ソニーNex-5aにつけて、22mmレンズとして使用した結果。

ヘリアーをライカにつけて撮りますと、
どうしても本家本元の15ミリにはかないっこありません。
薄っぺらいのです。

でも、22mmにしますと、御本家と比較対照される筋合いはなくなります。
独自の超広角レンズとして、堂々と一人歩きできます。

レトロフォーカスなので、そんなに周辺光量も落ちず、
ふつうのレンズとして、気兼ねなく実力を発揮することができます。
ヘリアーの活かしどころかもしれません。

現代レンズではありますが、ライカファンをターゲットに、
レンズ単体として設計されたレンズだけに、
デジタルカメラ用に設計されたものとはひと味違います。
一歩、クラシックレンズの世界に足を踏み入れている感じ。
だから、それなりにコクがあります。

ホロゴンはライカM9にもエプソンR-D1にも、
もちろんソニーNex-5aにも使えないのですから、
デジタルカメラの単体レンズとしては、
目下、一番の広角なのではないでしょうか?
by Sha-sindbad | 2011-08-16 18:53 | S.W.Heliar15/4.5 | Comments(0)