レンズ千夜一夜

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1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から



YouTubeで、とてもありがたいアルバムを見つけました。

Chopin - Complete Piano Works/New Mastering
(recording of the Century : Alfred Cortot)
(https://www.youtube.com/watch?v=SPYR8QzU1-o)

往年の偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトー演奏による、
ショパンのピアノ作品集です。
5時間45分という膨大な収録です。
でも、編集者はとても親切です。
どこにどの曲が収録されているか、ちゃんと一覧表を用意。
この比類のないピアニストによるショパンを満喫できます。
この人の生涯は1877年から1962年にわたっています。
何百回ものコンサートを開いたでしょう。
コルトーは亡くなり、聴衆もほとんど亡くなっているでしょう。
コルトーの生の演奏を記憶する人はほとんどいない。
演奏家たちの本当の芸術はすべて同様の運命にあります。
消え去りゆく。
偉大な画家たちの運命はもう少しマシかもしれません。
作品が残るからです。
でも、よく考えると、演奏家たちを憐れむ必要はありません。
私たちの人生そのものが同様の運命にあるのですから。
私たちの日々の人生は、自分の記憶の中からもどんどん去っていく。
これで分かります。
残ることは、私たちにとって、実はなんの意味もない。
本当に意味があることは、今、私たちはなにをし、どう感じるか?
これだけなのでしょう。
私は、なにか意味があったなと思ったことを、
2つのブログでかすかに記録しようとしています。
でも、誰も読まないし、自分自身も読み返すことなどほとんどない。
とすると、ここでも、意味があるのは、今、このブログを作る、
この行為だけ!
とすると、どんどん作ることにしたいものです。
かすかにではあれ、自分の中に記憶のよすがが残る希望があるからです。
さあ、奈良町でのタンバール写真、続けましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-03-26 14:50 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から

今日は帰宅が遅れました。
仕事が一杯、時間は少し。
タンバール写真だけざらっと並べることにしましょう。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-24 23:58 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1762 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)1 対比

近頃、ずっと宮崎貞安さんのニューレンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4に付き合ってきました。
澄み切った清冽そのものの表現は、現代的夢レンズの極致、
そんな感じがしてきました。

そこで、考えました、
フローライトの対極となるレンズはないだろうか?
すぐに思いつきました。
どうやら、タンバール90㎜F2.2、

3月9日、ソニーα7に付けて奈良町に持ち出しました。
430枚撮りました。
かなりの数ですが、
今回の試写は「わが友ホロゴン」にはふさわしくない。
本ブログで、レンズの味わいをごらん頂くことで、
フローライトとのコントラストを楽しんでみたい。

かなり沢山並べることになりそうですが、
段々と両レンズの味わいを感得していけるのでは?
そう考えたのです。
楽しみ。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-22 11:25 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1758 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)10 伝説!


今日は記念すべき日となりました。
私が一番大切にしているアルトリコーダーがどうやら脱皮しました。

本当は、リコーダーそのものはしっかり能力を持っているのに、
私が使いこなせなかっただけなのですが、
突然、正しいサウンドが響き渡るようになったのです。

二胡と揚琴の演奏法を学ぶにつれて、
楽器の演奏は一にも二にも脱力次第だと分かりました。
要は、身体の正しいパートを脱力し、正しい場所を緊張させる。
それぞれに、その仕方は違いますし、
常に同じ場所を脱力するわけではない。
でも、とにかく秘訣をつかんだようです。

世界に誇る楽器製作者である杉原広一さんに作っていただいた、
バロック時代のリコーダー名人デンナーの名作のコピー、
なかなか思うように鳴りませんでした。
そうだ、息を吹き込んでいたのが間違いなんだ。
リコーダーは吹くものじゃない!
息をそっと送り込めば、リコーダー自体が鳴ってくれるんだ!
そう気づいたのです。
本当に、鳴り始めました。
得も言われぬようなあたたかでふくよかで、力がこもるサウンド。

このリコーダー、上質の紫檀(ローズウッド)でできていて、
私の希望で表面の色合いは暗めに仕上げていただきました。
その重厚な色合いと言い、
ずしりとした重み、得も言われぬ肌触りと言い、
1個の芸術、としか言いようのない存在感。
でも、思うように鳴らなかったのに、鳴り始めたのです。
2017年3月13日はリコーダー記念日となりました。

なぜこんなことを書いたか?
フローライトアポクロマート135㎜F2.4
太さも形も違いますが、なぜか、握り具合が似ている!
フローライトの名状しがたい深みをたたえて、
しっとりと輝くレンズ表面の輝き具合まで、
デンナーと似ている、そう気づいたのです。

今日、天満橋筋商店街で、二人の人から、
このレンズのことを尋ねられました。
尋常ならざるものをお感じになったのです。
異口同音に「凄いレンズですね」

フローライトの輝き、レンズ形状、レンズ描写、
これらのすべてがこのレンズに、
伝説のレンズとしての未来を約束してくれている。
私はそう確信しています。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-13 23:59 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1756 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)8


1930年代から1960年代にかけて、
ライカが写真ルポルタージュの最高の武器として活躍しました。

レンジファインダーのファインダーによるピントの精度は、
焦点距離が長くなるにつれて落ちていきます。
ライカがレンジファインダー用に用意した一番の長玉が135㎜。

200㎜以上はビゾフレックスという一眼レフ装置用に用意されました。
私は使ったことがありません。
L型、M型ライカの利点は手の中にしっとり収まるコンパクトさ。
これを自ら裏切る巨大なアタッチメントなんか、
テリートという凄い描写の望遠レンズを本気で使いたい人か、
ライカ使いの報道プロが仕事に必要がない限り、誰も使わなかったでしょう。

レンジファインダー用の135㎜レンズも極めて優秀なのですが、
私は使いませんでした。
開放でしか撮らない私には、近接で撮ったときのピント精度の悪さと、
パララックスの大きさのどちらでも苦労することが明らかだったからです。

ソニーα7なら、この両方の問題が一挙解決。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4でもタンバールでもオーケー。
オートフォーカス常用の皆さんには想像が付かないでしょうけど、
生涯オートフォーカスなんか使うものかと決心している私です。
こうして最近接の開放写真を並べていると、
我ながら、ちょっと感動してしまいます。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-10 16:07 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1755 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)7 蛍石


フローライト(蛍石)って、なんだか魅力的ですね。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の一番前の大きな玉、
これが蛍石なんだそうです。

キャノンのサイトから引用させていただきましょう、

「長い間実用化が不可能だといわれてきた蛍石レンズもその1つです。
蛍石は色収差が極小という理想的な特性をもちますが、
通常の光学ガラスでは得られない鮮やかで繊細な描写を実現するため、
どうしても蛍石をレンズに使いたいという想いが技術者にはありました。
その想いが結実して、ついに蛍石の人工結晶化に成功。
さらに、それまでの光学ガラスのような研磨ができないデリケートな素材に、
通常の4倍の時間をかけて研磨する特殊加工技術を開発。
1969年、世界初の蛍石採用レンズを世に送り出します。
しかし、蛍石は極めて高価であるので、
キヤノンはより多くのレンズで色収差補正を実現するため、
屈折率・分散特性ともに蛍石に近い特性の硝材を開発。
1970年代後半には、この硝材を使用したUDレンズの実用化に成功します。」

本レンズの1枚目の蛍石レンズはこのキャノン開発のものと思われます。
本レンズの外観上の最大のポイントがこの1枚目レンズの大きさ、美しさ。
蛍石レンズを使うことによって、どんな効果がもたらされたのか?
これは私にはまったく分かりません。
キャノンの記載によれば、次の2点のようです。
① 色収差が極小という理想的な特性
② 通常の光学ガラスでは得られない鮮やかで繊細な描写
本レンズの写真をすでに何百枚と見てきましたが、
本当にその通りじゃないかな、という感じがします。

蛍石を使っているという伝説のレンズがマクロスイター50㎜F1.8。
そう言えば、本レンズもマクロスイターにちょっと描写が似ているかな、
そんな感じもしてきました。
どうやら、このレンズ、
生まれながらにして、伝説のレンズになるべき運命かも?





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by Sha-Sindbad | 2017-03-08 22:33 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1754 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)6 知らんぷり



今朝、インターフォンが鳴ったので、出てみました。
60年配の紳士とその向こうに女性。
「エホバの証人から参りました」
私は完全無信仰なので、お付き合いするつもりは皆無、
「ご苦労様。
私は信仰が違いますので、結構です」
「いえ、宗教の話ではなくて..........」
じゃ、なんの話なの? と聞いてみたい気持ちはありましたが、
朝早くお付き合いする余裕も気持ちのないので、
「結構です」と切りました。

現代では、欧米世界でもキリスト教は名ばかりになりつつある、
本気で神を信じる人はほとんど居ない、
みんな信じるふりをしているだけ、
そうよく読みます。
日本は昔から「葬式宗教」、安全策としての習俗宗教が主体でした。

あなた、神を信じますか?
死後の世界、天国と地獄を信じますか?
私は信じません。

わずか数十万年ないしは数万年、ホモサピエンスとして地球上に棲息し、
近頃ようやく全地球を征服したと思うと、もう破壊にかかっている、
そんな種のために、神はこの全宇宙を創造された?

なぜか人類が出現する前に数限りない種が地球上に進化し、
恐竜と来たら、一億数千万年も地球を文字通り支配し、
まだ全貌が明らかではない、限りない進化を繰り広げました。
人類よりもはるかに手厚い保護、介護を神様から受けた感じ。
幾度もの災厄が地球を襲って、その都度種はほとんど全滅しました。
神様、なにをどう考えて、そんな無駄をなさったのでしょうね?

試行錯誤?
すべてを見通し、すべてを創造される神様が試行錯誤?
キリスト教の神様、アブラハムやイサクには幾度も姿を見せ、
親しく保護の手を差し伸べておられたのに、
その後はとんとお見限りで、
御子のイエスが死と信仰の危機に瀕して、神に祈りを捧げても、
ウンともスンとも答えなし。
十字架に釘付けされた瞬間に、ユダヤの観衆を前にして、
天使を降臨させて、やさしくイエスを救いだし、天に昇る、
そんなことは至極簡単だし、そうすることで、
イエスが神の御子であることを証明して、
地上に信仰の王国を創造することができたのに、知らんぷり。
その後は、ただの野望の輩がキリスト教国の御旗の下に、
果てしなく殺戮、非道を繰り返しても、知らんぷり。
地球上の自然を荒らしまくり、種という種を全滅させつつあり、
自らも文明が始まってせいぜい1万年程度なのに、
地球環境を破壊して自滅しそうになっているのに、知らんぷり。

こんな風に考えますと、私には、神が存在して、
人類の創造に関わられたとしても、全宇宙のさらに重大事を選択して、
人類のことなど気にもなさっていない、そう結論付けたくなります。

でも、エホバの証人の信者さんたち、
朝早くから布教活動にいそしんでおられる。
私には絶対に理解も到達もできない心境です。

エホバの証人さんたちもキリスト教の神父さん、牧師さんたちも、
そろって、地球上に今起こっていることはすべて、
神が人類に与えられた試練であり、
固い信仰だけがこの試練に打ち勝つ方法なのです、
そう異口同音におっしゃって、
私の上記のような疑問など、にっこり笑って、却下されるでしょうね。

バベルの時代のように、
現代も、人間には互いに理解しあえる言葉がないのかも知れません。
その結果、バベルはどうなったか?
私たちは知っています。
じゃ、現代の人類はどうなるだろう?
私には答えは一つしかないと思えます。

朝っぱらから、こんな暗いことばかり考えてしまう、
いけませんね。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-08 11:36 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1753 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)5 奈良の未来



奈良町は7、8年前まではまことに寂れた路地でした。
このことを知っている人間には、現在の町並みの華麗さ、
人通りの多さには、ただ驚きがあるばかり。

でも、これはほんの一時期のブーム。
もともとオリジナルな文化として時代が形作った町並みではなく、
単なる観光産業のにわか仕立ての観光スポットなのですから、
長続きするわけがありません。

面白いことは、世界中、とくに中国から訪れる旅行者の年齢層。
とても若いですね。
そして、数も多い。
それに引き換え、奈良町をはじめとして、奈良市のすみずみまで、
一部の例外的な新興住宅の区域を除けば、わずかな老人しか居ない。
というか、今では、もっと進んで、わずかな老人も段々消え行く世界。

このギャップをどうやって埋めるのでしょう。
もちろん埋めるすべはもはやありません。
何年かの未来、観光ブームは突然消えるでしょう。
そのとき、奈良(ばかりではありません、全ての地方都市)は、
どんな様相を呈するでしょうか?
ブームの去った観光地の雰囲気?
いえいえ、その程度では済みそうにありません。
ゴーストタウン、そんな未来が待っているようで、不気味。

なにはともあれ、現在は、かなりカラフルな光景に沢山出会えます。
写真作品としてのモノクロームの可能性、表現能力は、
考えようによっては、カラーを凌いでいます。
写真作家が写真表現を目指すとき、カラーは、
表現を支えるよりも、邪魔をする可能性の方が大きいですね。
写真表現を志す人たちがかなりモノクロームに傾斜しているようです。

でも、写真表現などぜんぜん無縁で、
さまざまなレンズたちによる個性的なパフォーマンスを楽しむ私には、
モノクロームに戻る気持ちなど皆無。
私にとっては、奈良町は当分の間、
レンズ試写にもってこいスポットであり続けることでしょう。






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by Sha-Sindbad | 2017-03-07 21:59 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1752 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)4


どんなストリートでもよいのですが、
あなたはそのストリートに何を見ながら歩きますか?
何を見ないですか?

こんな質問を千人に投げかけたら、
千人が千の異なる答えを出すでしょう。

私の場合は、そのストリートごとにどころか、
同じストリートでも機会毎に同じものを見たり、見なかったり、
千差万別でしょう。

探しものをするから、それを見るとは限りません。
探していないものだって、バンバン眼に飛び込んできます。
その飛び込んでくるものが人により時によりまったく違う、
それが面白いとことですね。

私は奈良町をフローライトアポクロマート135㎜F2.4を手に歩きます。
じゃ、135㎜の画角で、135㎜レンズの視点でものを探し、ものを見るか?
そんなことはありませんね。
目下並べているものたちは、この日、私が目に留めたものたち。
私が見つけ、レンズが撮る、そんな順番ですね。

でも、一つだけ特殊なことがあります。
135㎜が私の見つけたものをどう撮ってくれるか?
135㎜レンズなんて長い間使ったことがなかったので、
これがまったく予測不能だったわけです。
それだけに、こうしてブログに掲載する作業はエキサイティング。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-06 23:25 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1751 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)3


今日は京都東福寺から伏見稲荷、五百羅漢の寺まで巡歴してきました。
五百羅漢の寺は、前回と違って、入山料200円を取り、
しかも、寺内すべて、五百羅漢も含めて撮影禁止でした。
おそらく無作法なカメラマンたちが寺を怒らせたのでしょう。

でも、ここの五百羅漢さん、信仰のない人間には、
ただ拝観するだけに値するほどの優れたアートというわけではなく、
おさらばさらばと踵を返しました。

フローライトアポクロマート135㎜F2.4を持参していましたので、
ふむ、これなら200円出しても見る価値はあるな、と、
誰にも納得していただける写真が撮れたのに、惜しいことをしました。
奈良町での撮影分を引き続きごらん頂きましょう。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-05 23:51 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)