レンズ千夜一夜

タグ:奈良町 ( 244 ) タグの人気記事

1830 奈良町(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)4 信頼感




この古いエルマー35㎜F3.5というレンズ、
使えば使うほど、信頼感が高まります。
カルティエ=ブレッソンも満腹の信頼を置いていたでしょう。

ズマロン35㎜F3.5に決して劣らない。
というより、写真家にはより一層使い勝手が良いかもしれません。
ズマロンの方は時折光彩陸離たる描写をしてくれることがあります。
レンズ好きにはたまらない魅力ですが、
自分の作風に添う描写をしてくれるという万福の信頼感という点では、
エルマーの方が有利かも知れません。
地味ですが、一定水準の堅実な描写を常に保証してくれるからです。

今回の写真たちもそんな堅実描写の見本のようです。
ものたち、人、光景、すべてがしっかりと浮かびあがります。




b0226423_19222532.jpg
b0226423_1922199.jpg
b0226423_19221338.jpg
b0226423_192279.jpg
b0226423_1922120.jpg
b0226423_19215598.jpg
b0226423_19214927.jpg
b0226423_19214487.jpg
b0226423_19213850.jpg
b0226423_19213140.jpg
b0226423_19212443.jpg
b0226423_19211871.jpg
b0226423_19211287.jpg
b0226423_1921521.jpg
b0226423_19205999.jpg
b0226423_19205330.jpg
b0226423_19204634.jpg
b0226423_19204033.jpg
b0226423_19203413.jpg
b0226423_19202195.jpg
b0226423_19201558.jpg
b0226423_19201099.jpg
b0226423_1920351.jpg
b0226423_19195882.jpg
b0226423_19195156.jpg
b0226423_19194641.jpg
b0226423_19193811.jpg
b0226423_19192617.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-07-09 21:11 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1826 名玉極楽(2017年6月1日ズマロン35㎜F2.4で奈良公園散策)4-完-


静かです。
台風3号は私が住む奈良市の真南、
紀伊半島の最南部を通過して、現在、静岡沖のようですね。

昔、宮崎県延岡市に3年住んだことがありました。
春の雨は2ヶ月以上降り続けて、なにもかもがジュクジュクに。
台風は、関西で通常経験するのとは遥かに強烈なエネルギーで、
延岡の町をなぎ倒さんばかりの勢いで通過していきました。

この経験で、台風が渦を巻いていることを初めて実感できました。
一波一波と断続的に襲って来る。
遥か彼方から、助走を付けるように次第に、
バッシャーン、ガッチャーンという破壊音を飛散させながら、接近し、
フォルテッシモの暴風音とともに通過して行きました。
私が奈良で体験したジェーン台風、伊勢湾台風並みの恐ろしさでした。

今回は台風の左側にあたったため、奈良市は平穏無事でした。
洋上を航海中でどこか安全な港に退避するのが遅れた船なんか、
もう地獄のようでしょうね。

思い出しました。
私の新婚旅行は奄美諸島だったのですが、
最初の寄港地与論島では、大型船用の岸壁がないので、
洋上で小型ボートに乗り換える必要がありました。
ところが、島から数百m沖に停船した船は、
台風でもないのに、激しく乱高下。
私たちの船の下船口とボートの高低差は3、4mもあって、
何mも高下しているボートを見下ろすことができました。
「ええっ、どうやって乗り移るの?」
すると、ボートは波に乗ってぐっとせり上がってきました。
その度に、最高点でもまだ高低差が1m以上あるのに、
客は下船口から飛び降り、ボートの船員が受け止める、
まるでアドベンチャーでした。
台風下だったら、そんな芸当、とても不可能でしょう。

当時と打って変って、現在の私は平穏無事に自宅に休養。
高下を20度以上繰り返したでしょうけど、
階段づたいなので、かなり安全ですね。

今回でズマロンシリーズは終わり。
別ブログ「わが友ホロゴン」では、フレクトゴン35mmf2.4シリーズ。
軍配は両方に上がったようです。
なぜ?

漱石の「吾輩は猫である」で、苦沙弥先生が大真面目に、
「どうも出会う女性の6割に恋心を感じてしまう」とかなんとか。
私も出会うレンズの6割は好きになってしまいます。
でも、女性と一緒で(なんて書くと、アホな自民党首脳みたいに、
非難ごうごう浴びるかも知れませんが、ご心配なく、
私も含めて男性はもっとひどいですから)、
多かれ少なかれどこかに問題点があります。

でも、そんなレンズのうちほんの僅かなのですが、
「あばたもエクボ」風に、何が何でも愛しちゃう、そんな例外がいます。
フレクトゴンとズマロンはそんな例外的お気に入りなのです。
その理由は、写真をご覧になったら、お分かりと思いたいですが.......





b0226423_2283898.jpg
b0226423_2283079.jpg
b0226423_2282444.jpg
b0226423_2281894.jpg
b0226423_2281193.jpg
b0226423_228516.jpg
b0226423_2275851.jpg
b0226423_2275293.jpg
b0226423_2274528.jpg
b0226423_2273759.jpg
b0226423_2273066.jpg
b0226423_2272349.jpg
b0226423_2271548.jpg
b0226423_227845.jpg
b0226423_227182.jpg
b0226423_2264239.jpg
b0226423_2263647.jpg
b0226423_2263079.jpg
b0226423_2262375.jpg
b0226423_226899.jpg
b0226423_226268.jpg
b0226423_2255580.jpg
b0226423_2254927.jpg
b0226423_2254222.jpg
b0226423_2253514.jpg
b0226423_225282.jpg
b0226423_2252021.jpg
b0226423_2251392.jpg
b0226423_225874.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-07-04 22:42 | Summaron35/3.5 | Comments(0)

1822 超高性能レンズ登場!(2017年6月20日アポリス135mmF2.4の筆下ろしで仰天)4


写真作家であれ、アマチュア写真家であれ、
私のように、ただの写真好きであれ、
共通していることが一つあります。

    カメラを手にすると、
    別世界、別次元に生きることができる!

風景であれ、ストリートであれ、他の何であれ、
被写体を前にすると、なにもかも忘れてしまいます。
剣士たちが立ち会いの修羅場ですべてを忘れたのも、
同じような心の動きからかも知れません。
どちらも、手にするカメラや刀を心から愛するとき、
自分は無敵なんだと感じることができる点で共通しています。

私の場合、既にホロゴンという最愛の伴侶をもつ身ですが、
このアポリス135mmF2.4についても、
これを最愛のレンズとする人はかなり多くなるだろう、
そう予感させます。

シャープな雰囲気を感じさせる、細身の姿、
開放時の被写体前後のボケ味の素直さと無限のような雰囲気、
絞っても、固くならない、精緻な画像の素直さ、
そして、製産本数の絶対的な少なさから来る希少価値、
すべてがこのレンズの未来を約束している、
私はそう信じています。





b0226423_21585817.jpg
b0226423_21585117.jpg
b0226423_21584486.jpg
b0226423_2158389.jpg
b0226423_21583265.jpg
b0226423_21582592.jpg
b0226423_21581780.jpg
b0226423_21581193.jpg
b0226423_2158049.jpg
b0226423_21574916.jpg
b0226423_21573524.jpg
b0226423_21572845.jpg
b0226423_21572283.jpg
b0226423_21571590.jpg
b0226423_2157950.jpg
b0226423_2157224.jpg
b0226423_21565538.jpg
b0226423_21564937.jpg
b0226423_21564313.jpg
b0226423_21563541.jpg
b0226423_21562869.jpg
b0226423_21561371.jpg
b0226423_2156678.jpg
b0226423_2155596.jpg
b0226423_21555119.jpg
b0226423_21554427.jpg
b0226423_21553714.jpg
b0226423_21553159.jpg
b0226423_21552340.jpg
b0226423_21551774.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-28 22:00 | Aporis135mmF2.4 | Comments(0)

1821 超高性能レンズ登場!(2017年6月20日アポリス135mmF2.4の筆下ろしで仰天)3


私のように、超広角レンズを常用する人間には、
写真を撮ることは実に単純かつ容易です。

5つのノーを言い続ける、それが私の常道。
   ノーファインダー
   ノーウェイティング
   ノーシンキング
   ノーメイキング
   ノートリミング

つまり、腰だめで撮ったら、それがどんな写真であれ、
画像の濃度を整えるために、レベル補正だけはするけど、
それ以外には画像を変更することは絶対にしない。
だからこそ、撮影時の私自身を思い出すよすがになります。
撮影は私の生きる行為であり、ブログは私の日記なのですから。

ところが、アポリス135mmF2.4となると、
ノーファインダーではとても撮れません。
F8に絞り込んだりすれば、置きピンで撮れるでしょう。
あいにく、私にはレンズ使用上のポリシーがもう1つあります。
開放オンリー、つまり、よほどの必要がない限り、絞らない。
これじゃ置きピンは使えません。
距離感覚が確かな人であれば、ターゲットとの距離を目測し、
レンズの距離表示をさっと合わせるというテクニックを使える。
そんな人でも、アポリス135㎜F2.4を使って、
どれほどびしっと焦点を合わせられるか、怪しいものです。

135㎜レンズとなると、もう一つ、難関があります。
アーケード内の商店街のような比較的暗い空間では、
よほど高感度にしないと、手ぶれが起こります。
私のように液晶画面を拡大してピントを合わせた瞬間に、
構図などお構いなしにシャッターを切る人間には、
手ぶれがよく起こります。
撮影直後の液晶には撮影結果が表示されますが、
微細なぶれなど見えませんから、
私のように、撮影結果など確認しない人間には、
よく「没」が起こります。
撮る行為が面白いので、撮影結果など二の次の人間には、
当然のリスク、そう割り切っています。

アポリス135㎜F2.4でのロス率は高いようですが、
本記事には30枚を用意したのに、7枚のロス。
でも、そんなことが気にならないほど、撮影を楽しめます。
135㎜という画角を見直すことにはなりませんが、
アポリス135㎜F2.4への愛情は高まりますね。
まさに「じゃじゃ馬馴らし」の心境。





b0226423_16522061.jpg
b0226423_16521454.jpg
b0226423_1652690.jpg
b0226423_16515989.jpg
b0226423_16515323.jpg
b0226423_16514649.jpg
b0226423_16513934.jpg
b0226423_16513279.jpg
b0226423_16512555.jpg
b0226423_16512015.jpg
b0226423_16511395.jpg
b0226423_1651783.jpg
b0226423_1651098.jpg
b0226423_16505395.jpg
b0226423_16504725.jpg
b0226423_1649389.jpg
b0226423_16492427.jpg
b0226423_16491752.jpg
b0226423_16491013.jpg
b0226423_1649082.jpg
b0226423_16485317.jpg
b0226423_16484678.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-27 21:13 | Aporis135mmF2.4 | Comments(0)

1820 超高性能レンズ登場!(2017年6月20日アポリス135mmF2.4の筆下ろしで仰天)2


写真家を志すのであれば、
私のように、さまざまなレンズの試写ばっかり、というのは、
最悪のタクティクスでしょう。
でも、見境もなくレンズたちを愛し続け、
かわいいレンズたちに驚かせてもらう、
「ドン・ファン」ならぬ「レン・ファン」にとって、
それぞれに独特の味わいを見せてくれるレンズたちとの付き合い、
とくに、現代レンズなのに、すでに古典の味会いを見せる
宮崎さんのニューレンズたちとのおつき合いは至福の境地ですね。

135mmという焦点距離は、生まれた当時は、
レンジファインダーで使えるもっとも長い玉でした。
でも、一眼レフの誕生とともに、
焦点距離の上限は180、200、250、300、400、500、1000と、
ぐんぐん拡大し、135mmレンズは、
ポートレートレンズである85mm、90mmと、
風景用の望遠レンズである180mmの狭間にあって、
どっちつかずの狭間に落ち込んでしまい、
苦戦を強いられていました。
ズームレンズが焦点距離の違いなどぶっとばしてしまった今、
ますますあまり人気のある焦点距離とは言えない状態。

だから、この焦点距離は営業戦略としては不利と承知の上、
宮崎さんがあえてアポリス135mmF2.4の発売に踏み切られたのは、
まさに勇断、と言えそうです。
使ってみて納得しました。
手持ち望遠としての使いやすさという点では、
上限の焦点距離なのです。
そして、ソニーα7のようなミラーレス一眼レフ愛用者には、
ライブビューが使えるので、ピント合わせに苦労もありません。
私のような超接近型ロボグラファーでも使えるということは、
三脚を使わない風景写真家にとっては、なおさら便利。
遠距離あり、超接近ありの多彩な表現を駆使できる、
かなり万能に近い「これっきりレンズ」として愛用されそうです。




b0226423_21563917.jpg
b0226423_21561811.jpg
b0226423_21555887.jpg
b0226423_21554758.jpg
b0226423_21553881.jpg
b0226423_21552894.jpg
b0226423_21551735.jpg
b0226423_2155578.jpg
b0226423_21545169.jpg
b0226423_21543828.jpg
b0226423_21542749.jpg
b0226423_21541618.jpg
b0226423_2154528.jpg
b0226423_21535526.jpg
b0226423_21534310.jpg
b0226423_21485537.jpg
b0226423_21483238.jpg
b0226423_21481244.jpg
b0226423_2147972.jpg
b0226423_21465860.jpg
b0226423_21463868.jpg
b0226423_2145991.jpg
b0226423_21445411.jpg
b0226423_21444255.jpg
b0226423_21441974.jpg
b0226423_21432065.jpg
b0226423_21431053.jpg
b0226423_214220100.jpg
b0226423_21415988.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-23 21:57 | Aporis135mmF2.4 | Comments(0)

1813 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 3-完-


たまに私のブログにやってきた方があると仮定しましょう。
たとえば、このスピードアナスチグマート25mmF1.5の写真、
どんな風に感じるでしょう?
a もう少し、写真のこと勉強した方がいいんじゃない?
b いや、カメラの使い方、分かってないんだよ。
c いや、このレンズ、欠陥品じゃないの?
d いや、撮っている本人がおかしいんだよ。
まあ、どれも無理のない、正常な反応ですね。
私自身は、d説に傾きつつあります。
だって、あなた、真面目一方ですねえ、なんて言われると、
なんだかつまらないじゃないですか?

だから、無理して、こんな風に撮っているわけでもありません。
私の場合、見たら、即座に撮る、これだけ。
作為はなし。
つまり、私は、こんなものを見たら、撮りたくなってしまう、
ただ、それだけのことなのでしょう。





b0226423_0482272.jpg
b0226423_048152.jpg
b0226423_048780.jpg
b0226423_048094.jpg
b0226423_0475036.jpg
b0226423_0474311.jpg
b0226423_0473499.jpg
b0226423_0471797.jpg
b0226423_0471044.jpg
b0226423_047442.jpg
b0226423_046532.jpg
b0226423_0464426.jpg
b0226423_0462980.jpg
b0226423_0462390.jpg
b0226423_0461662.jpg
b0226423_046744.jpg
b0226423_046180.jpg
b0226423_0454665.jpg
b0226423_0453753.jpg
b0226423_0441049.jpg
b0226423_0435557.jpg
b0226423_0434518.jpg
b0226423_2355949.jpg
b0226423_23545790.jpg
b0226423_23544784.jpg
b0226423_23522866.jpg
b0226423_23521264.jpg
b0226423_2352133.jpg
b0226423_2351531.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-12 23:59 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1812 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 2


昨夜からYouTubeで見つけた歌手に夢中になっています。
ベルナルダ・フィンク Bernarda Fink
アルゼンチンのブエノスアイレス出身のメゾソプラノ。
経歴は知りません。
一曲、マーラーを聴いて、一声で参ってしまいました。
そして、シューベルト。

   Bernarda Fink - Gerold Huber : Schubert, Lieder
   https://www.youtube.com/watch?v=aiONKw9Me48

メゾソプラノって、魅惑の声の宝庫ですね。
何十年か前、大学1年で買った2晩目のオペラが、
ヴェルディの「アイーダ」
アムネリスを歌ったジュリエッタ・シミオナートに参って以来、
何人のメゾソプラノに魂を奪われたか?
筆頭はフレデリカ・フォン・シュターデですが、
テレサ・ベルガンサも劣らず、私の星。

そのテレサ・ベルガンサにとてもよく似た声の持ち主、
それが、ベルナルダ・フィンク。
奥山深くの泉の水面のように、
清らかで、軽やかで、それなのに深い。
とはいえ、どうもいけませんね。
私の魂を奪うようなアーチストたちが絶えず出現します。

なぜこんなことを書いたか?
さまざまなレンズの描写がそれぞれに独自で、
優劣など決めるのはナンセンスで、
それぞれに私の心のどこかにあたたかな明かりを点してくれる。
このあたりが偉大な声楽家たちとも似ています。
でも、そんな名レンズたちの中で、
使うたびに私の心を震わせてくれるのが、
スピードアナスチグマート25mmF1.5
このレンズの味わいの深さって、格別、そして、
どこかベルナルダ・フィンクの歌声とこだまし合うよう。





b0226423_2354188.jpg
b0226423_2353476.jpg
b0226423_2352858.jpg
b0226423_2352162.jpg
b0226423_2351489.jpg
b0226423_235891.jpg
b0226423_2344043.jpg
b0226423_2343387.jpg
b0226423_2342734.jpg
b0226423_2341454.jpg
b0226423_234564.jpg
b0226423_2335843.jpg
b0226423_2335218.jpg
b0226423_2334696.jpg
b0226423_2334069.jpg
b0226423_2333414.jpg
b0226423_2332626.jpg
b0226423_2331851.jpg
b0226423_2325674.jpg
b0226423_2324687.jpg
b0226423_2323942.jpg
b0226423_2323385.jpg
b0226423_23226100.jpg
b0226423_2321964.jpg
b0226423_2321230.jpg
b0226423_232556.jpg
b0226423_2315888.jpg
b0226423_2314066.jpg
b0226423_2313388.jpg
b0226423_2312885.jpg
b0226423_2311934.jpg
b0226423_2311194.jpg
b0226423_231392.jpg
b0226423_2305377.jpg
b0226423_2304577.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-09 23:07 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1811 奈良町(2017年3月22日スピードアナスチグマート25mmF1.5でうらぶれて)Part 1


我が国の観光産業は10年前までじり貧状態でした。
でも、事情はその後一変しました。
今や盛況を極めています。
どうやら海外からのトゥーリストによって支えられているようです。
奈良町付近も10年前は閑古鳥が鳴いていました。
今や、中国、台湾、韓国のみならず、アジア一円から、
そして、欧米から、と海外の観光客が引きも切らず押し寄せて、
奈良町も平日さえもにぎわっています。

新しいお店がどんどんと出現しています。
その陰で、時流に乗れずに撤退していくお店もかなり多い。
前回の椅子だけがフロアにのこされた洋品店もその一つ。
通るたびに、ほとんど必ず、撮ります。
中原中也の詩の一節を思い出すからです。

「私はその日人生に、椅子を失くした。」

店主が失くしたその椅子がいつまでもひっそりと...
建物が大き過ぎて、観光用に使うことが難しいようです。

奈良町の多くの店の繁栄もいつまで続くことか......?
そんな儚げなたたずまいを撮りたければ、
ダルメイヤーのこのレンズを使いたいですね。

   スピードアナスチグマート25mmF1.5

そうだ、このレンズで撮った奈良町、ブログ未掲載だ!
思い出しました。
ソニーNEX-5に付けて、37.5mmで撮っています。
3回に分けて、ごらん頂きましょう。




b0226423_14552742.jpg
b0226423_14551777.jpg
b0226423_1455592.jpg
b0226423_14545560.jpg
b0226423_1454467.jpg
b0226423_14543799.jpg
b0226423_14542790.jpg
b0226423_14542124.jpg
b0226423_14541571.jpg
b0226423_1454885.jpg
b0226423_1454138.jpg
b0226423_14535432.jpg
b0226423_1453473.jpg
b0226423_14534162.jpg
b0226423_14533566.jpg
b0226423_1453299.jpg
b0226423_14532267.jpg
b0226423_14531637.jpg
b0226423_1453952.jpg
b0226423_14525593.jpg
b0226423_14524795.jpg
b0226423_1452412.jpg
b0226423_14523499.jpg
b0226423_1452289.jpg
b0226423_14522178.jpg
b0226423_14521372.jpg
b0226423_1452698.jpg
b0226423_1451592.jpg
b0226423_1451539.jpg
b0226423_14514368.jpg
b0226423_14513680.jpg
b0226423_14512815.jpg
b0226423_14512157.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-07 18:42 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1810 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 4-完-



「虚実の皮膜」という言葉があります。
近松門左衛門の言葉として伝えられるものです。

  「芸といふものは実と虚との皮膜の間にあるもの也」 

考えてみると、ロボグラフィもまた虚実の皮膜にありそうです。
大抵の写真家にとって、写真の価値はその真実性にあります。
  「一見、ファンタジーに見えます。
  でも、これはリアリティなのですよ」
そう主張することで、写真の価値を確保します。

私は逆のようですね。
  「一見、リアリティに見えます。
  でも、これはファンタジーなのですよ」

スピードパンクロ50㎜F2はどちらに向いているか?
バカとハサミとレンズは使いようです。
有能なレンズならどんな風にでも使い手次第でしょう。

写真家ならリアリティレンズとしても使えるでしょう。
異常なほどに見事な切れ味なのですから。

でも、私のお望みのファンタジーレンズにもなれます。
生み出されるイメージに躍動する生命感をみなぎらせて、
その勢いで幻想への扉をぐいと引き開ける、
そんな異能を秘めているようなのです。




b0226423_11542043.jpg
b0226423_11541472.jpg
b0226423_1154720.jpg
b0226423_1154024.jpg
b0226423_11535457.jpg
b0226423_11534594.jpg
b0226423_11533922.jpg
b0226423_11533241.jpg
b0226423_11532156.jpg
b0226423_11531445.jpg
b0226423_1153857.jpg
b0226423_115326.jpg
b0226423_11525627.jpg
b0226423_11524843.jpg
b0226423_11524133.jpg
b0226423_1152128.jpg
b0226423_115241.jpg
b0226423_11515727.jpg
b0226423_11515149.jpg
b0226423_11514328.jpg
b0226423_11513658.jpg
b0226423_11512919.jpg
b0226423_11511923.jpg
b0226423_11511031.jpg
b0226423_1151314.jpg
b0226423_11505662.jpg
b0226423_1150475.jpg
b0226423_11504086.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-06 15:48 | SpeedPanchro50/2 | Comments(4)

1809 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 3


photography(光の絵)を「写真」と翻訳したのは誰でしょうね。
カメラを売るための、欺瞞的キャッチフレーズだったかも知れません。
それほどに、この言葉が歴史に果たした役割はかなり疑わしいですね。

モノクロームの時代から、写真にさまざまな細工をすることなど、
大抵の写真家に撮ってはお茶の子さいさいだったからです。
「写真は嘘はつかない」
よく言われて来た言葉です。
単に角度を付けるだけで、もう完全な嘘になります。

アラン・ラッドは「シェーン」でトップスターに躍り上がります。
でも、ラブシーンが苦手でした。
実は背が低いので、大抵の女優さんを見上げることになるからです。
だから、台に上って、ときには女優さんが穴に入って、
抱擁シーンを撮影しました。
(アラン・ラッドは死ぬほど恥ずかしかったそうです)
下半身を写さないから、トリックが分からない。
遠景を撮るときは、レンズの角度、遠近感でいくらでもごまかせます。

つい最近まで、大抵の人は「写真は嘘をつかない」と信じてきました。
「写真が証拠だ」、よく言われる言葉です。
でも、裁判の場では、写真はむしろ証拠価値の低い資料。
いくらでもごまかせるからです。

デジタル時代になって、カメラ自体に種々の粉飾が仕込まれています。
CCDそのものですでに、レンズを通過した情報に加工粉飾がなされます。
そのうえ、さまざまな画像処理ソフトが組み込まれています。

当初のもう1つの訳語「光画」こそ、初めから正確な訳語だったし、
今では、「写真」という訳語は、写真の性質について、
完全な誤解、欺瞞を招きかねない「誤訳」であることは明らかです。

私のロボグラフィはまさに最初から「光画」として撮られています。
光は魔術師。
ロボグラフィは「光の魔術」「視覚の遊戯」です。
スピードパンクロ50㎜F2は「魔法の杖」、
それも最高クラスの杖というわけです。
私は写真で嘘をつきまくっているわけですが、
ロボグラフィたちもその嘘に片棒かついでいるわけです。




b0226423_23325100.jpg
b0226423_23315826.jpg
b0226423_23315333.jpg
b0226423_23314659.jpg
b0226423_23314078.jpg
b0226423_23313464.jpg
b0226423_23312624.jpg
b0226423_23311937.jpg
b0226423_23311172.jpg
b0226423_2331534.jpg
b0226423_23305841.jpg
b0226423_23305352.jpg
b0226423_23304755.jpg
b0226423_23304182.jpg
b0226423_23303342.jpg
b0226423_23302586.jpg
b0226423_23301830.jpg
b0226423_23301391.jpg
b0226423_2330711.jpg
b0226423_23295965.jpg
b0226423_2329293.jpg
b0226423_23285530.jpg
b0226423_23284788.jpg
b0226423_23283125.jpg
b0226423_23282359.jpg
b0226423_2328185.jpg
b0226423_23281239.jpg
b0226423_2328560.jpg
b0226423_23275974.jpg
b0226423_23275392.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-06-03 23:33 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)