レンズ千夜一夜

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436 奈良町 (キノプラズマート25mmf1.5aがあれば、食後も楽しく)



昨日の出勤レンズは、ソニーNEX-5Aに付けた、

    キノプラズマート25mmf1.5a

私が持っているキノプラズマートの中では一番のお兄さん。
37.5㎜と広角レンズの感じで撮りました。
全部開放です。
昼食後、職場への帰り道、撮りました。

末っ子のキノプラズマート15mmf1.5のような鋭さはありません。
その代わり、長男らしいおおらさかがあって、
けっして尖りません。
けっして自己主張しない感じで、
でも、雅やかで、麗しい雰囲気を醸しだしてくれます。

ヨーロッパの古都で使ったら、きっとぴったりでしょうね。
いつか使ってみたいものです。




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by Sha-sindbad | 2012-08-30 11:22 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(1)

431 奈良町 (ズミタール50mmf2って、なかなかどうして素敵じゃない?)



ズミタール50mmf2

この開放とF8絞り込みの2例を掲載しましょう。

開放は、ちょっと2Bの鉛筆で描いたようで、
けっして線は細くありませんね。
ズミクロンにかなり似ているのではないでしょうか?

絞り込みは、カチンカチンと思っていたのですが、
それほどでもなさそうです。
真面目にしっかりと写し込んでくれます。

どうしてどうして、このレンズ、使えますね。

カルティエ=ブレッソンの写真の中には、
実在感とシャープネスを備えた、実に見事な画像が幾枚もあります。
1950年以前の作品の一部は、もしかするとこのレンズかな?
ますますそんな気がして、
ますますこのレンズが好きになりました。

「違います、彼はズミタールを使ったことがありません。
彼が使っていたのは......」なんてコメント来ないかな?




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by Sha-sindbad | 2012-08-26 17:19 | Summitar50/2 | Comments(2)

420 駐車場 (ズミクロン35mmF2八枚玉はライカらしさの権化?)



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ライカレンズのライカらしさ度にはさまざまです。
おそらく、ライカらしさの尺度はユーザー一人一人独特でしょう。

私にとっては、
カルティエ=ブレッソンの初期の作品群に見られる、
あのぼってりと大づかみに現実をつかみ取る大胆さ。

そんな意味では、ライカレンズにはモノクロームが似合います。
ちゃらちゃらとした多彩色はライカレンズには似合いません。

    私の孫のガールフレンドはいがぐり頭で、かなり男っぽい。
    ある日、友人がフリルのついたベビー服をプレゼントしてくれました。
    その女の子に着せると、父親が言ったそうです、

        「ぜんぜん似合わないよ、やめとこう」

    こんな感じですね。

そんなぼってりライカレンズの典型がズミクロン。
とくにズミクロン35mmF2八枚玉は独特、
切れ味鋭い大なたという感触がたまりません。
もっともっと使ってあげなきゃ。
by Sha-sindbad | 2012-08-14 22:32 | Summicron35/2 | Comments(0)

395 奈良町 (キノプラズマート25mmf1.5bを絞り込んでみました)



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昨日は昼食後、炎天下、撮影をしました。
キノプラズマート25mmf1.5bをリコーGXRに付けたのです。

    炎天ですが、風があって、
    日陰に入ると涼しい。
    日向に出ると、燃える。
    不思議な天候でした。

そのせいでしょうか?
日向のご婦人は日傘の下で辟易し、
日焼けする肌のない中華服は風にさらされて、涼しげでした。

キノプラズマートはF8に絞り込みました。
切れ味はいいんだけど、硬くありません。
これはこれでライカレンズにも対抗できる、
ちょっと味のある描写ではありませんか?
これから絞り込みキノプラズマートも多用しましょう。
by Sha-sindbad | 2012-07-18 22:56 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(1)

393 奈良町 (キノプラズマート25mmf1.5を絞り込んでみました)



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№389では、スピード・アナスティグマート25mmF1.5を絞りました。
今回は、キノプラズマート25mmf1.5を絞った写真。
斜めに傾けた2枚目を除き、周辺の暴れはすくなくなっています。
立体感、臨場感十分です。
なによりも、特殊なレンズの特殊な効果という感触はなくなり、
自然なたたずまいを写し出せる、そんな実力を感じます。

こうなると、このレンズをリコーGXR/A12で使って、
同様に絞り込んで写してみたい、
そんな気持になってきました。
by Sha-sindbad | 2012-07-16 22:05 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)

392 キモノ (ズミクロン50mmf2の開放は素直に艶麗を描写してくれる)



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昨日は奈良町でおもいっきりズミクロン50mmf2を使いました。
そこで、感じたこと、それは、

    これまで撮って感じていたズミクロンとはかなり違うこと。
    超精密画像なのだけど、その凄みを見せないで、
    開放から絞り込みまで終始柔和な画像になれること。

前回は、かなりズミクロン的な開放画像でしたが、
今回は、かなりズミルックス的な開放画像。
というと、少し言い過ぎでしょうね。

    かなりリジッドにヘアピンポイントを決めています。
    だから、けっして破綻がない。
    でも、しっかりと素直なボケ味を見せています。
    遊びや意外性はないかもしれませんが、
    これはこれで一家言のある開放像、
    そんな感じがします。

万能レンズの1つなのかも知れません。

教訓は明らかですね、

    ちょっと使って、このレンズはこうだ、などと軽々しく決めつけない!
    レンズは人間に似ていますね。
    付き合えば付き合うほど、違う顔を見せてくれる!

気に入ったら、とことんまで付き合ってみること、
それしかないですね。
by Sha-sindbad | 2012-07-15 11:57 | Summicron50/2 | Comments(2)

391 女神 (ズミクロン50mmf2はただのシャープレンズではなかった)



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「釣りはフナに始まって、フナに終わる」そうです。
写真世界でも同様な言葉があります、

    「ライカはズミクロンに始まって、ズミクロンに終わる」

私もご多分に漏れず、ライカM4-Pを手に入れたとき、
ズミクロン50mmf2(第3世代)を手に入れました。
私は当時まだ、ライカを使えるほどの腕がなかったのです。
結局使い切れないままに、手放してしまいました。

ブログを拝見してつくづく溜息が出てしまいます。
皆さん、ニューカメラを易々と使いこなしておられます。

私はよほど才能がないのでしょう。
ズミクロンを手放した後、いろいろなライカレンズを試してきましたが、
ろくな写真が撮れないまま。

ズミクロン50mmf2も、固定鏡胴のオールドズミクロンに憧れ、
新品同様の超廉価版を手に入れて、
「これ贋物じゃないのかな?」と、
おっかなびっくり使ってきましたが、
今日、本腰を入れて使い続けてみて、ついに納得しました。

銀塩で撮っても驚愕させられたのですが、超精密画像。
でも、ただの精密画像ではありません。
とても自然なのです。
パンタッカー50mmF2.3のような魔術性は稀薄ですが、
けっしてドライではありません。

凹みに置かれた女神像を開放で撮ってみました。
しっとりとした味わい。
今すぐに、ライカの締めレンズとするつもりはありません。

キノプラズマート50㎜F1.5だっていつか使ってみたい!
マクロプラズマート50㎜F2.7だって欲しい!
でも、パンタッカーだって、私にとっては夢のレンズ。
そんなところへ、ズミクロン50mmf2が堂々登場した感じです。
ズミクロンがパンタッカー50mmF2.3とコンビを組めば、
メイヤーの2本に負けぬ夢コンビになるかも知れません。
要は、使い込み方次第、使い方次第ですね。
がんばらなくちゃ。
また、目標が1つ増えました。
by Sha-sindbad | 2012-07-14 22:50 | Summicron50/2 | Comments(6)

388 高校生 (ペンタック38mmF2.9は由緒正しい家柄なので、清く正しく使いましょ)



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taketyh1040さんから、前回の写真について、
ノーファインダーでよく撮れているとお褒めの言葉を頂きました。
でも、実のところ、ノーファインダーというのは簡単ですね。

私のやり方を紹介しておきます。
実に簡単。

まず、35mmよりも広角であれば、被写界深度で撮れますので、
これはもう練習不要。
50mmよりも長焦点になると、少し難しくなります。

私が決めている鉄則があります。

被写体と私との距離を測ってレンズ指標を修正する、これはしません。
そんなに器用ではないので。

    その逆。
    距離をあらかじめ設定しておいてから、
    その距離まで接近して、カメラを腹に付けるようにして撮ります。
    
ノーファインダー撮影は、距離感覚を身に付けることが大切です。
あなたは、たとえば1.4mを目測できますか?
私はできません、だから、

    1、1.5、2、3mの4つの距離だけ身につけるように訓練しています。
    ヘリコイドにもこの距離順に、白、黄、青、赤の丸印を貼っています。
    最短がかなり短いレンズの場合は、最短距離に緑丸を付けています。
    50mmのノーファインダー撮影のときは、原則として絞りはF5.6か8にします。

昨日、中華服を撮る1分ほど前です。
歩いていると、
女子高校生が私の右横を追い抜いて、
左のファッションビルにすっと逸れました。
1.5mに設定していたので、腹のカメラをちょっと左にひねって、
その方向は見ないで、一枚シャッターを切りました。
幸運にも、しっかり合焦していました。
女子高校生がビルの広告写真を見上げているような感じに、
ちょっと傾きました。
身体をひねって撮ったので、カメラが歪んだだけ。
全部、幸運な偶然です。
「神様のプレゼント」、そう呼んでいます。

撮った次の瞬間、画像をチェックしているカメラマンを見ますが、
それはしません。
撮れたか撮れなかったどちらかですし、
撮れなかったとして、あなた、追いすがってもう一枚撮りますか?
こういうのを「未練がましい」と言います。
縁がなかったのです。
あきらめましょう。

娘から尋ねられました、

    「ああいうのって、盗撮じゃないの?」

私、断固として、

    「違うよ、ストリートフォトだよ」

どう違うのか?
動機が違います。

    汚い動機で撮れば、盗撮。
    美しい人をひたすら賞賛する動機で撮れば、盗撮ではない。

清く正しく生きましょう。
そうすれば、写真も清く正しいものになります。
もし疑われても、カメラの写真ファイルをチェックすれば一目瞭然。

もしあなたの心にちらっとでも、
「これ、盗撮なんじゃないかな?」
という気持ちが浮かんだら、撮るのをやめましょう。

いつも浮かぶのであれば、
ストリートフォトはやめましょう。
あなたの心には不純な思いが渦巻いているのかも知れませんからね。
花と自然だけ撮りましょう。
by Sha-sindbad | 2012-07-11 17:28 | Pentac38/2.9 | Comments(2)

387 中華服 (ペンタック38mmF2.9はダルメイヤーの本流レンズかも?)



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完全に夏です。

出勤日、リコーGXR+A12を持ち出しました。
レンズはごく古いもの、

    ペンタック38mmF2.9

あれあれ、液晶ファインダーがまったく見えません。
反射が激しいうえ、露出をマイナス1.5に設定しているので、
画面が暗黒状態。
合焦部分が白く輝くフォーカスアシストも見えません。

ペンタックは宮崎さんの改造版なので、
宮崎さん特性のフォーカシングリングの距離指標はくっきり見やすい。
その上、3メートルに赤丸を張り付けてありますから、
距離指標で撮影距離を設定しながら、ノーファインダーで撮りました。

どんなにカンカン照りでも、
ペンタックは柔和な表情で写ります。
穏やかで豊かな人間性を秘めたおじさん風の写りです。
ダルメイヤーの本流を行くレンズなのかもしれません。

末永くつきあいたいというスタンスのレンズですね。
by Sha-sindbad | 2012-07-10 18:39 | Pentac38/2.9 | Comments(6)

363 猫 (キネタール50mmF1.8はやっぱりスーパーレンズ!)



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昨日土曜日に続いて、今日も持ち出しました。

    キネタール50mmF1.8

自宅からずっと歩き通して、奈良町に入り、
元興寺の庭をのぞいてみました。
花盛り。

我が家の末娘(猫ですが)静そっくり、
と言っても、静ほど美しくはありませんが、
かなりきりっと美貌の猫が姿を表しました。
もちろん私が猫ずきで、しかも写真好きと分かったらしく、
花の間でしばしポーズをとってくれました。
数枚撮った後で、

    「じゃ、別の場所で撮ってみてね。
     ユージン・スミスの「楽園への歩み」の猫バージョン!」

と言ったかどうかは、ちょっと不明ですが、
すたすたと、私の前を通過して、2本の木の間に。

キネタール50mmF1.8は実効75㎜の長焦点なので、
そのままの位置でただカメラを持ち上げるだけで撮れました。

宮崎さんに先ほど改造のお礼の電話を差し上げました。

宮崎さん、「真っ黄色になるのは、どう処理していますか?」
私、「えっ、黄色になりますか? ぜんぜん気が付かなかったですよ」

そう言えば、黄色っぽいのかも知れません。
でも、昨日の陶器の犬の白い毛の部分だって、
純白ではないにしても、黄色っぽくは感じません。
以前使ったリンホフ用のクセノタール105㎜とか、
東独ツァイスのパンカラー55mmF1.4なんか、
どんな画像も真っ黄色でした。
それに比べたら、かわいいものです。

その上、私の場合、ほとんど色彩のない光景を撮りますし、
色と言えば、赤だけしか撮りませんので、
むしろ好都合かも知れません。
今日500枚ほどキネタール50mmF1.8で撮りましたが、
その中で一番のお気に入り。
by Sha-sindbad | 2012-06-17 21:29 | Kinetal50/1.8 | Comments(2)