レンズ千夜一夜

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1682 道すがら(スーパーシックス25mmF1.9は雨模様が似合っているかも)


スーパーシックス25mmF1.9をebayで超廉価で落札できたとき、
私が思ったのは、もしかすると、これはスーパーシックスじゃないのかも?
そうでなきゃ、落札できるわけがない。
撮ってみて、その画像をチェックしてみて、
確信することができました。
確かに手に入れることができたんだ!
そんな証拠写真を並べてみましょう。
カメラはソニーNEX-5。
ご覧下さい。





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by Sha-Sindbad | 2016-11-28 22:35 | SuperSix25/1.9 | Comments(0)

1663 バス停まで(ペラール24mmF4は超小型広角レンズの粋を尽くし)


ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5とアポクアリア28mmF2、
宮崎貞安さんのこの2本のニューレンズの狭間に位置するレンズ、
それがスーパートリプルペラール24mmF4です。
ダイナミックな切れ味が本領のレンズ。

17.8㎜と28mmの登場で、ちょっと負けん気を起こしたらしく、
10月10日、「僕だって連れてってよ」とだだをこねました。

宮崎貞安さんがこのレンズで導入したのが、プレミアムコレクション。
そのプラチナ仕様10本中1本目がこのレンズです。
骨董価値が出てきそうです。
大事にしましょう。
と言いつつ、乱暴な使い方では誰にも負けぬ私が持ち出すのですから、
「大事」な使い方の意味がかなり違いますね。

我が家からバス停までの3分の道程は、ロボグラフィの宝庫。
その全写真をご覧頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2016-10-15 22:46 | Perar24/4 | Comments(0)

1657 雨のバス道(トリプルアナスチグマート15mmF2.9なら傘差しながら片手で)


ダルメイヤーのCマウントの超パンケーキレンズ、
トリプルアナスチグマート15mmF2.9
私は、その撮れ味の楽しさが共通するということで、
ミニホロゴンと呼んでいるレンズですが、
オリンパスEP-L1に付けると、さりげなさでは抜群。
F8に絞って、パンフォーカスで撮りますから、
雨の日、左手で傘を差しながら、右手一本で自在に撮れます。
もちろんすべてノーファインダー。
バスを降りてから、我が家までの3分、
こんな光景しかないのですから、
私がどんな片田舎に住んでいるか、お分かりでしょう。
でも、私がどんなに幸せか、
そんなことにはお気づきにならないでしょうね。

写真的な面白さ、作品としての品格を求める方は、
せいぜいしっかりとファインダーを見たり、液晶を眺めたりして、
構図を考え、空気感を読んだりして、作品作りをしてください。

レンズからのプレゼントをありがたく頂戴したい、
なぜって、もうかなり長い間、超絶スランプにあえいでいて、
もう溺れるものは藁をも式で、レンズに頼ってみたい、
そうお考えの方なら、
あるいは、自分は創造性十分で、今やカルティエ=ブレッソンを凌いだぞ、
なんて、根も葉もない空想に舞い上がっているあなたなら、
このレンズに頼ってみるのがよさそうですよ。
これまでの自分には思いもつかなかったなあ、
そう実感できる写真が撮れるかも知れませんよ。

こんなレンズを使ってみると、気づきます。
こんなボロレンズに任せた方がずっと素敵な写真が撮れるなんて、
なんだ、自分の感性なんて、自分で思ってるほど大したことないじゃない?
こんな風に、慢心をきれいさっぱりぬぐいさり、謙虚さを学べる、
なんて、素敵じゃありませんか?

書き落としました。
台風一過の日でした。




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by Sha-Sindbad | 2016-10-01 23:09 | Tri.Anastig15/2.9 | Comments(0)

1630 バス停までの200m(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)



スピードパンクロ50㎜F2の魅力って、なんだろう?
中将姫光学さんからお借りしてから幾度も撮って、
考えあぐねてきました。

私はオペラが大好きです。
大学入学してまもなくの頃、
アンドレ・クリュイタンス指揮のカルメンのレコードを手に入れました。
レシタチーヴォではなくて、セリフが飛び交うオペラ・コミック版。
今ではこのバージョンはほとんど使われないようです。
でも、これはこれで土の香りがして、独特の雰囲気だった上に、
いつも屈託のない流麗な音楽作りをするクリュイタンスに魅せられてしまい、
オペラの世界に一歩踏み込んでしまいました。

次に、カルロ・ベルゴンツィ、レナータ・テバルディ、
ジュリエッタ・シミオナートによるヴェルディの「アイーダ」に出会って、
完全にオペラの魅力にノックアウトされて以来、長年愛してきました。

もっとも私が志向のオペラ歌手として不動の地位を確立したのは、
マリア・カラスとジュセッペ・ディ・ステファノの二人でした。
私は20世紀の生んだ最高のコンビ、そう思い、今でも揺るぎません。

ディ・ステファノという稀有の魅惑のヴォイスが本当に輝いたのは、
ソフトなリリックテノールの領域でした。
スターの地位を確立し、ライバルだったデル・モナコや、
その後に出現したフランコ・コレルリに対抗すべく、
強靱なオペラボイスを必要とするドラマチックな役柄に挑戦することで、
彼は最上の武器である、限りなくナチュラルな甘いボイスを失いました。
ロシア征服を企図したナポレオンと同じ失敗を侵したのです。

そこで、本題に入りましょう。
このフランコ・コレルリこそ、スピードパンクロ50㎜F2なのです。
強弱自在の柔軟な響きをもった歌声は、
どこまでも輝きと緊張感に満ちた稀有のヴォイスでした。
このヴォイスに類い希なる美貌と颯爽たる容姿を兼ね備えることで、
彼はある種の領域では無敵の歌手でした。
後年の三大テナーの誰もが彼を凌駕するようなオーラはもっていない、
そう言い切ってもよいほどの歌手でした。
まさに、それがスピードパンクロ50㎜F2につながります。

でも、じゃ、他のテナーたちはまったく対抗できなかったか?
そう問いかけてみますと、回答は明らかに「ノー」ですね。
とりわけ、ディ・ステファノは、マリア・カラスとコンビで、
彼の最も得意とし、彼に最もふさわしかった役柄で、
数々のLP録音を残しています。

偉大な歌手がほぼ等身大の姿で記録に留めることができた、
そんな世界の宝のような録音が幾種類も存在します。
その中でも、この二人のコンビのオペラ録音と肩を並べるのは、
フルトヴェングラーの「トリスタンとイゾルデ」「ワルキューレ」
「ドン・ジョヴァンニ」、
エーリヒ・クライバーの「フィガロの結婚」、
ギョルグ・ショルティのワーグナー「ニーベルンゲンの指輪」連作、
これぐらいではないか、そう思えるほどです。

カラスと肩を並べて歌うディ・ステファノの音楽性を考えますと、
レンズではアストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3がそうだ!
私はそう気づきました。
けっして出しゃばらず、おっとりと落ち着いている、
でも、そのソフトな雰囲気描写が路傍の物たちを限りなく輝かせる。

楽しいですね、
ディ・ステファノを聴くと、これだ、
これこそ私の聴きたい音楽だと心を震わせ、
コレルリを聴くと、わー、こんなにたぎりたつような情熱って、
どこから吹き上げてくるんだろう、と、うっとりしてしまいます。

スピードパンクロ50㎜F2とパンタッカー50㎜F2.3も、まったく同じ。
私にそれぞれに最上、極上の描写をプレゼントしてくれる、
比較を絶した存在なんだ、そんな確信に近頃たどり着いています。

今回は、スピードパンクロ50㎜F2片手に孫の家に向かう途中、
我が家から直近のバス停までの約200mの収穫をごらん頂きます。
こんな凄いレンズを持ちながら、
なんでこんなゴミ箱みたいな道ばたで、
裏ぶれた写真ばっかり撮っているの?
もっとフォトジェニックな写真こそふさわしいレンズなのに?
そう疑問に思う向きもあるでしょう。

それは、いつもお断りしているように、写真的観点からの疑問。
私には完全に的外れのクエッションです。
写真を趣味にしたら、写真作品を撮らなきゃ、という常識なんか、
20年前にはっきりゴミ箱にポイッと捨てちゃいました。
私は、自分の人生の記録を作っているだけ。
どんなところでも、私の心を動かしてくれるなにかに出会える、
それが私の人生を生きるに値してくれる、私はそう信じています。

スピードパンクロ50㎜F2もそんな私を理解してくれています。
彼は「こんなところで、なんで僕が?」なんて決して言いません。
彼は彼なりに最善を尽くしてくれている、私はそう信じます。
写真家なら、同じ場所でももっときらきら輝く写真を撮るでしょう。
私は私の心に映ったままに撮りたい。
私は華麗なパフォーマンスなんか大嫌いな人間です。
1人ひっそりと人生を楽しみたいだけ。
そんな私にスピードパンクロがプレゼントしてくれたのがこれら。
感謝しています。

蛇足ですが、私はレンズにも性別があると考えています。
スピードパンクロ50㎜F2は男性、
パンタッカー50㎜F2.3とスピードパンクロ35㎜F2は女性、
私はそう確信しています。

じゃ、ホロゴンはどうなの?
失礼、ホロゴンに性別はありません。

    ホロゴンは神です!




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by Sha-Sindbad | 2016-08-20 16:18 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1629 神社道往還(スーパーアンギュロン21㎜F3.4を散歩に使う贅沢さ)


カリスマとボスの違いはどこにあるのでしょうか?

平原の大地からぬっとそそり立つ孤絶した山岳と、
峰々と肩を並べているものの、頭一つ抜きん出ている主峰との違い、
そんな感じがします。

名レンズがすべてカリスマではありません。
カリスマと呼ばれるにふさわしいレンズは、
人によって違うのも当然でしょう。
しかも、名レンズを軒並み使い倒したという方も極めて少ないはず。
私はとても客観的な評価を下せる資格はありません。

でも、こいつはなんと言ってもカリスマだ、間違いない、
そう核心できるレンズなら、1本、心当たりがあります。
そう、それが、スーパーアンギュロン21㎜F3.4。

そのカリスマたる由縁はスケールの大きな空間表現にあるのですが、
あいにく私はとてもスケールの小さな空間ばかりを撮る人間なので、
スーパーアンギュロンにはもっとも似つかわしくない人間なのでしょう。
でも、使いたい。
まあ、ホロゴンだって我慢して、私と付き合ってくれるのですから、
スーパーアンギュロンにも我慢してもらいましょう。
カリスマのカリスマたる由縁はもう一つあって、
撮る度に、否応なくこう思わせられるからです。

 ああ、このレンズだけなんだ!
 こんな写真をプレゼントしてくれるのは!




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by Sha-Sindbad | 2016-08-19 02:21 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(0)

1625 バス停まで(クックアナスチグマート25mmF2.7は我が家近くが大好きで)


すでに10回記事を書いているレンズです。
カテゴリで検索していただければ一目瞭然、
私は最大限の讃辞をこのレンズに捧げているのです。
実のところ、クックとダルメイヤーのレンズには降参状態。

我が家からバス停までのいつもの神社道で、たった15分間に、
58枚撮れるのは、道も道なら、レンズもレンズ、というところ。
半分近い写真を並べてみます。

幸せなマッチングで撮れたのは、これしき?
ベテランの皆さんなら嘲笑気味でしょう。
でも、私にとっては一種のエクスタシー。





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by Sha-Sindbad | 2016-08-10 23:53 | Anastigmat25/2.7 | Comments(0)

1623 バス停道(キノプラズマート19mmF1.5のお陰で朝の5分が満ち足りた時に)



7月22日金曜日、大阪加美の孫プリンスのピアノレッスンでした。
プリンスのマンションにまず直行して、
持参した食材を冷蔵庫に納めた後、
ピアノレッスン用のバッグを持ち出して、
プリンスの保育園に孫を迎えに行きます。
今回は、奈良ではバス道を、
大阪ではJR加美駅到着からマンション経由で、
保育園までのコースを撮影しました。

    オリンパスE-PL1
    キノプラズマート19mmF1.5

このレンズこそ、いつも書きますが、珠玉のレンズ。
Kinoplasmat3/4inchという名称で、
すでに34も記事を入れていることでお分かりでしょう。
お気に入り中のお気に入り、と言えそうです。

この日は我が家に一番近いバスルートを利用できました。
1時間もしくは2、3時間に1本しか通らないのですから、
完全な田舎のバスルート。
そのバス停までの150m、時間にして5分が
このレンズのおかげで満ち足りた時になりました。





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by Sha-Sindbad | 2016-08-07 11:13 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(0)

1581 バス道(エルマー35mmF3.5一本でもなんとかなりそう)



エルマー35mmF3.5
エルマー35mmF3.5については以前の記事で少しデータを紹介しました。
このレンズの後に、ズマロン35mmF3.5とズミクロン35mmF2が続くのですから、
ライカの35mmレンズの正統に位置するレンズと言うことができそうです。

その描写力を一言で言えば、
質実剛健、でしょうか?

もしかすると、エルマーの後を継いだズマロンについて、
開放値が変わらなかったこともさることながら、
エルマー35mmファンが「腰が弱すぎる」と盛んに批判したために、
ライカ社は剛毅そのもののズミクロン八枚玉を開発したのかもしれませんね。
「これなら文句ないだろう!」というスタンス。

5月9日月曜日、幸い雨でした。
雨しか撮らないという雨派もおいででしょう。
私は全天候型(ただし、槍と放射能物質はのぞきます)ですが、
雨であれば、よけいに喜んで撮ります。

まず、バス停までの道。
バス時間まで8分。
行程が5分ですから、余裕は3分。
これだけあれば、十分。
ずいぶん楽しい写真が撮れました。

パンケーキですが、
フォーカシングレバーが付いているので、実に撮りやすい。
そのうえ、Mマウントアダプタで接近できます。
これも無敵。





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by Sha-Sindbad | 2016-05-22 22:45 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1571 バス停まで(ペッツヴァール58㎜F2.3で心豊かに天隠れ)



かなりさかのぼりますが、
4月17日日曜日、新大阪での二胡レッスン日。
カメラはソニーα7、
レンズはペッツヴァール58mmF2.3

中将姫光学さんからお借りしているペッツヴァール4本
(うち1本バランタン75mmは返却ずみ)のうち、
私がもっとも気に入っているレンズです。

親友AKさんの保有するペッツヴァールが、
ローデンシュトック55mmF2.2。
ほとんど同スペックですが、描写はかなり違います。
凜としているのがローデンシュトック、
ファンタジックなのが58㎜F2.3。
こんなに短焦点のペッツヴァールなど稀なので、
どちらも、大変に希少性の高い宝物のようなレンズ。
それなのに、お二人とも惜しげもなく貸してくださるのですから、
私は幸せです。

お別れの時期が近づいて、この日持ち出したわけです。
自宅からバス停までの撮影で、もう天国を歩む気持ち。
大げさな、とお笑いになるでしょうけど、
私は本気です。





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by Sha-Sindbad | 2016-05-01 17:50 | petzval58/2.3 | Comments(0)

1569 バス停まで(パンタッカー40mmF2.3は襤褸は着てても心は錦)



私はブログをほとんど廻らないので、
とても狭い知見の中での推測ですが、
ほとんど同じ場所、それも狭い場所で撮り続けて、
写真を掲載しているブログの筆頭は、私の知る限りでは、
pretty-bacchusさんのブログ「生きる歓び Plaisir de Vivre。」

ご自宅のマンションの窓からの光景だけで、
多彩で華麗な写真群を掲載されるのですから、
誰も真似ができません。

後は、2、3、4、5がなくて、6位に私のバス停シリーズ、
という感じかも知れません。
とは言え、私のシリーズは田舎道だけに、
時間経過とともに、古びて行く世界。
それだけ被写体となるものは多いのが利点ですね。

リコーGX-Rに付けたレンズはアストロ・ベルリン
パンタッカー40mmF2.3

私にとって、パンタッカー50mmF2.3は、
ホロゴンの最高の伴侶なのですが、
この40mmは50mmよりも少し古いレンズらしく、
もちろん第2次世界大戦前の製品。
同じくノンコートですが、もう使い倒されて、
白く混濁して、まさにボケレンズ。
でも、なぜか存在感があって、でも、
ほっとするような柔和でおとなしい描写をプレゼントしてくれます。





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by Sha-Sindbad | 2016-04-27 15:19 | Comments(0)