レンズ千夜一夜

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849 中崎町で(キノプラズマート19mmf1.5は宵の花をひっそりと咲かせ)



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昨日の続き。

大阪梅田の中崎町の裏通りを日没直前に歩きました。

ブラッサイが夜のパリを撮りました。

    彼がどんな気持で夜のパリを撮ったか、知りませんが、
    間違いのないことが1つ、
    彼自身、夜のパリの一部でした。

私はいかなる意味でも、
いかなる都市の夜の巷とも無縁の生涯を送りました。

    徹頭徹尾昼の人間。

だから、どうしても夜の巷を傍観者として撮ります。
でも、嬉しいことに、キノプラズマート19mmf1.5は違うらしい。
昼だけではなく、夜も撮れるレンズとして生まれたようです。
おかげで、昼の人間の私が撮っても、
なんとかお気に入りを撮らせてもらうことができました。
by Sha-sindbad | 2013-11-04 00:01 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(2)

841 美女(キノプラズマート25mmf1.5はやっぱりone of the bestだな)



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今日、土曜日は本来なら撮影日。
でも、今年4度目の風邪、
それに、午前中、孫と一緒に留守番をする予定が入り、
涙を呑んで、カメラは在宅勤務。
私一人、厳重にマスクをして出かけました。
孫に風邪を移すわけには参りませんからね。
私はマスクが大嫌い。
ときどき窒息しそうになります。

    孫と2人で遊んでいるとき、突然激しくくしゃみ。
    気配を感じて、大急ぎで孫の側を離れましたが、2度も。
    その度に、2枚の孫は気持ちよさそうにケラケラと笑い転げます。
    以前は、ちょっと遠慮したほほえみとともに、くすっと笑うだけ。
    それが今ではあけすけに笑い飛ばすのです。
    それだけ家族らしくなったということなのでしょう。

ママが用を済ませて帰宅して、
帰宅する私のためにタクシーに電話。

    その瞬間、孫は私にべったりと密着取材。
    絶対に帰すものかという気勢。
    私もずっと一緒に居たいのは山々ながら、
    体調が万全でなく、長時間居れば居るほど孫に移す危険。
    最後はママが、肩に張ったサロンパスを剥がすように、
    孫を私の腕の中から剥がして、お別れ。
    いつもはハイタッチでサヨナラするのですが、
    今日だけは、接触感染防止ということで、
    おいおいと泣く孫に手を振ってお別れ。

そんなわけで、撮れ撮れの写真がないので、
かなり以前に撮ったキノプラズマート25mmf1.5写真。

    キノプラズマート、もちろん開放ですが、
    ぐるぐるボケも出ず、美女らしいたたずまいを出してくれました。

それにしても、マネキンもプレゼンテーションも進歩したものです。
そよ風が金髪を靡かせている、そんな風情。
妖精族エルフのプリンセスのようですね。
by Sha-sindbad | 2013-10-26 16:37 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(3)

597  メタリック (ゾンネタール50mmf1.1はエプソンRD-1xで違った持ち味を発揮するらしい)



写真の好きな人って、かなりメタリックなものに惹かれるようです。
カメラ、時計、オーディオ、カーとエスカレートする方も多いようですね。

音楽が好きなので、少しオーディオには手を出しましたが、
金にものを言わせる方向にはついに向かいませんでした。
お金なんかないので、当然ですね。

時計は、義父の形見のオメガを頂いたのですが、
小振りで、シンプルなデザインが気に入りました。
義父と合わせて、愛用は半世紀を超します。
時計は時間を知るためのもので、これで十分。

カーに向かわなかったのは、
金のせいもありますが、
それよりも自分を知っていたから。
なにかに心を奪われると、周囲のことなど忘れてしまうので、
危険極まりない人間のひとり。

ということで、私はお金のかからない人間です。
その代わり、というわけではありませんが、

    メタリックなものを見つけると、どうしても撮ってしまいます。

これは安上がりの趣味。

ゾンネタール50㎜オリジナルは、
ダークサイドに鈍く光るものを見つけるのが巧いようです。
すべて開放ですが、
このレンズ、開放での質感描写にかけては、
なかなかのものがあるのではないでしょうか?




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by Sha-sindbad | 2013-02-13 21:52 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(4)

596  古書店街 (ゾンネタール50mmf1.1をエプソンRD-1xで使ってみたら)


今日は、北梅田界隈でエプソンRD-1xの撮影を楽しみました。

    レンズはもちろんゾンネタール50mmF1.1。
    オリジナルの方です。
    ただし、75mm長焦点レンズとして使います。

RD-1xの接眼部にニコンの視度調整レンズを付けました。
これで、ピントの心配はなくなり、
撮影後のモニターをオフにすることができました。
おかげで、撮影は順調。

今日は連休最後の日だけに、
ユニバーサルスタジオもそうでしたが、
梅田も人でごった返しています。
大阪のような大都会は、行くたびに、人が増えている感じさえします。
この傾向はまだまだ続くでしょう。

眼前に3人以上の人間が見えますと、
「多すぎる!」という印象を抱く私です。
この傾向はちょっと耐えがたい。
ますます場末に追いつめられる運命にあるようです。

    つまり、路地裏を撮ることは私の必然であり、
    人生の必要でもあるらしい。

古書店街の写真を5枚選んでみました。

    なんだかライカM9とはかなり描写が違います。
    各カメラの設定パラメータを最低にしているにもかかわらず!
    銀塩カメラではこんなことは起こりません。
    古書店街の照明も影響しているかも知れませんが、
    このことを考慮しても、やはり印象は変わりません。
    各種デジタルカメラで同一レンズを沢山試してきたからです。
    デジタルカメラを変えると、常に、同じレンズの描写が変わります。
    これは、各社がカメラ内部のソフトで画像処理をしている証拠。
    つまり、高下駄戦争が水面下で繰り広げられているのです。

つまらない。
でも、仕方がないので、
好みの画質を作ってくれるカメラを選択するほかはありませんね。




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by Sha-sindbad | 2013-02-11 22:06 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(4)

385  (スピードアナスティグマート20mmF1.5は光彩陸離に生まれ変わり)



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マツモトカメラで待望のレンズのオーバーホールが済みました。

    ダルメイヤーのスピードアナスティグマート20mmF1.5

例によって、超廉価で落札したのですが、
ヘリコイドリングが硬すぎて、使いものにならなかったのです。
2ヶ月待って、オーバーホール完了。
修理品を持ち込む方がかなり多いそうで、
銀塩カメラがまだそんなに使われているというのは嬉しいことです。

スピードアナスティグマートは完動品となって私の手に戻りました。
フォーカシングリングの動きは軟らかすぎになる寸前で止まっている感じで、
さらりとフォーカシングができ、まさに完璧。

持参したCマウントリングに付けて、ピントを合わせてみました。
あれっ、合焦しません。
超近接だけ。
松本さんにチェックしていただくと、
レンズが外に出ていて、ピントが合わないのです。
予備レンズに付けていたCマウントリングに付け変えました。
ありがたい、ちゃんと無限まで来ます。

曾根崎のお初天神あたりを撮影して、
曽根崎警察裏のニシムラコーヒーに入りました。
38枚撮っていました。

チェックして驚きました。
オーバーホールしてクリーニングしていただいたレンズはピカピカ。
写真も、まるで6×6判のように、重厚で明晰。
開放でもほとんどフレアがありません。

周辺が、絞り込んでもかなり画像劣化が見られますが、
中心付近は目を見張るほど秀逸。
画像の抜けの良さにかけては、
同じスピードアナスティグマート族のレンズたちをはるかにうわまわり、
むしろキノプラズマートに似ています。

25cmほどまで接近できますから、マクロにも使えて、万能。
レンズ、写真ともに爽快な味わいがあって、
とても気持ちよく撮れるレンズです。
by Sha-sindbad | 2012-07-08 21:30 | Sp.Anastigmat20/1.5 | Comments(0)

369 デコレーション (キネタール50mmF1.8は天女も撮れるんじゃないかな)



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はじめて、キネタール50mmF1.8をライカM9で撮りました。

懸念していたダークコーナーもほとんど出ず、
宮崎さんがおっしゃっていた黄色味もときに出ますが、
出ないこともあるという状態。

    使えるレンズです。
    というより、使いたくなるレンズ。

今日の撮影の終わりに、百貨店のデコレーションを撮らせてもらいました。
もちろん実物も美しいのですが、
キネタールで撮るも、実物よりも美しく撮れた感じがします。

よく考えると、これって、映画用レンズの重要な特性ではないでしょうか?

    つまり、ヒロインを夢のように美しく撮れること、
    これが映画の成功を約束してくれます。
    もちろんキャメラマン、照明、舞台装置、これらの出来如何もあるでしょう。
    でも、それらがピタリ成功しても、レンズがダメなら、どうにもなりませんし、
    レンズがよければ、期待をはるかに超える結果が得られるかもしれません。

クックのレンズは最高と言われたそうですが、
このあたりの魔法があればこそ、かも知れませんね。
by Sha-sindbad | 2012-06-24 22:24 | Kinetal50/1.8 | Comments(0)

185  バイシクル (キノプラズマート25mmf1.5aはグルグル回らない)


ホロゴンのパンフォーカスの後は、
その対抗馬として、キノプラズマートの開放と参りましょう。

2枚選んで見ました。
不思議なことに、あの有名なグルグルボケはありません。

グルグルボケがどんなときに出て、どんなときに出ないか?
これが分かりません。
もしかすると、オリンパスE-PL1では、
イメージサークルの周辺グルグルボケ部がカットされるのでしょうか?

天気予報ならぬ、開放ボケ予報が欲しいところですね。

    「キノプラズマート、本日は乱調、
     ぼけたりぼけなかったりするでしょう」

正直なところ、私はグルグルボケは避けたいところです。
合焦している中心部よりも、
ボケの方に関心が向かいかねないからです。

どんなドラマでも、映画でも、脇役が主役を食ってはいけませんね。
監督が叫ぶでしょう、

    「主役が山場で折角泣いてるのに、
     横でちゃかちゃかするんじゃないよ!」



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by Sha-sindbad | 2011-12-22 16:46 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(2)

106 視線 (プリモプラン50mmF1.9もやっぱりMeyerの系譜を受け継ぎ)


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エキザクタマウント→マイクロフォーサーズアダプタで、
メイヤーのプリモプラン50mmF1.9を、
オリンパスE-PL1に付けて撮りました。

このレンズをアダプタでライカM9に付けると、
目測撮影になりますので、もう四苦八苦。

ところが、オリンパスE-PL1に付けると、
ライブビューできちんと合焦させることができます。
すると、どうでしょう?

とってもやさしい表情を見せてくれます。
開放でのやさしくまとわりつくようなフレアは、
銀塩レンズでは、
ノクトン50mmF1.5やエクター50mmf1.9の専売特許でしたが、
知らぬが仏で、他にも一杯あるのですね。
その上、Cマウントレンズともなると、
もう軒並み軟調の世界。
by Sha-sindbad | 2011-10-02 21:55 | Primoplan58/1.9 | Comments(4)

93 招き猫 (ビオゴン21mmF4.5は文字どおり重いレンズ)



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心斎橋のフジイカメラのショーウィンドウ。

他を圧して、そこに鎮座していたのは、

    ビオゴン21mmF4.5付きライカIf

もちろん21㎜用外付けファインダーはなし。

ビオゴンの円環と、ライカIfの水平線、
この2つが交錯する絶妙の幾何学でした。

いつか買うぞ!
ひそかに心に誓ったものでした。

それが20年前。

いつしか、クラシックレンズ市場の暴落の恩恵を受けて、
私でさえも、このあたりのハイブロウなセットに手が出るように。
もちろん別々に購入しました。

    Lマウントに改造したビオゴン、

    そして、次に、ライカIf。

自分の手に収まったこのセット、
実にスパルタンです。
ライカIfは手の中にすっぽり収まります。
だから、とても撮りやすい。

でも、一つ、予測不能の事態。

    ビオゴン、とても重いのです。

まあ、いいでしょう。
どんな夢でも、実現すると、案外、ただじゃない。
どこかに利子を払う必要があるものです。

ビオゴンは、描写も含めて、
正真正銘の重厚レンズ。
by Sha-sindbad | 2011-09-16 22:49 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

88 ブローチ (スピード・アナスティグマート25mmF1.5で僕は悦楽を味わった)



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昨日、大阪梅田マツモトカメラにオーバーホールを
お願いしていたレンズを引き取りました。

    スピード・アナスティグマート25mmF1.5

ダルメイヤーの映画用レンズの銘玉。
私にとっては、キノプラズマートと並ぶお宝。
手に入れたレンズは、私のことですから、
ぼーろぼろの筐体、ぼーけぼけのレンズでした。
でも、すっきりと抜けの良いレンズ、
普通の程度の鏡胴に生まれ変わっていました。

夢のレンズの戦列復帰です。
早速オリンパスE-PL1で撮りました。

その一枚をごらん頂きましょう。

    ご婦人の胸元のブローチ。

ご自分でお作りになったそうです。
とても魅力的な色合いでしたが、
ダルメイヤーはこれを夢に変えてくれました。
by Sha-sindbad | 2011-09-11 13:45 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)