レンズ千夜一夜

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596  古書店街 (ゾンネタール50mmf1.1をエプソンRD-1xで使ってみたら)


今日は、北梅田界隈でエプソンRD-1xの撮影を楽しみました。

    レンズはもちろんゾンネタール50mmF1.1。
    オリジナルの方です。
    ただし、75mm長焦点レンズとして使います。

RD-1xの接眼部にニコンの視度調整レンズを付けました。
これで、ピントの心配はなくなり、
撮影後のモニターをオフにすることができました。
おかげで、撮影は順調。

今日は連休最後の日だけに、
ユニバーサルスタジオもそうでしたが、
梅田も人でごった返しています。
大阪のような大都会は、行くたびに、人が増えている感じさえします。
この傾向はまだまだ続くでしょう。

眼前に3人以上の人間が見えますと、
「多すぎる!」という印象を抱く私です。
この傾向はちょっと耐えがたい。
ますます場末に追いつめられる運命にあるようです。

    つまり、路地裏を撮ることは私の必然であり、
    人生の必要でもあるらしい。

古書店街の写真を5枚選んでみました。

    なんだかライカM9とはかなり描写が違います。
    各カメラの設定パラメータを最低にしているにもかかわらず!
    銀塩カメラではこんなことは起こりません。
    古書店街の照明も影響しているかも知れませんが、
    このことを考慮しても、やはり印象は変わりません。
    各種デジタルカメラで同一レンズを沢山試してきたからです。
    デジタルカメラを変えると、常に、同じレンズの描写が変わります。
    これは、各社がカメラ内部のソフトで画像処理をしている証拠。
    つまり、高下駄戦争が水面下で繰り広げられているのです。

つまらない。
でも、仕方がないので、
好みの画質を作ってくれるカメラを選択するほかはありませんね。




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by Sha-sindbad | 2013-02-11 22:06 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(4)

385  (スピードアナスティグマート20mmF1.5は光彩陸離に生まれ変わり)



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マツモトカメラで待望のレンズのオーバーホールが済みました。

    ダルメイヤーのスピードアナスティグマート20mmF1.5

例によって、超廉価で落札したのですが、
ヘリコイドリングが硬すぎて、使いものにならなかったのです。
2ヶ月待って、オーバーホール完了。
修理品を持ち込む方がかなり多いそうで、
銀塩カメラがまだそんなに使われているというのは嬉しいことです。

スピードアナスティグマートは完動品となって私の手に戻りました。
フォーカシングリングの動きは軟らかすぎになる寸前で止まっている感じで、
さらりとフォーカシングができ、まさに完璧。

持参したCマウントリングに付けて、ピントを合わせてみました。
あれっ、合焦しません。
超近接だけ。
松本さんにチェックしていただくと、
レンズが外に出ていて、ピントが合わないのです。
予備レンズに付けていたCマウントリングに付け変えました。
ありがたい、ちゃんと無限まで来ます。

曾根崎のお初天神あたりを撮影して、
曽根崎警察裏のニシムラコーヒーに入りました。
38枚撮っていました。

チェックして驚きました。
オーバーホールしてクリーニングしていただいたレンズはピカピカ。
写真も、まるで6×6判のように、重厚で明晰。
開放でもほとんどフレアがありません。

周辺が、絞り込んでもかなり画像劣化が見られますが、
中心付近は目を見張るほど秀逸。
画像の抜けの良さにかけては、
同じスピードアナスティグマート族のレンズたちをはるかにうわまわり、
むしろキノプラズマートに似ています。

25cmほどまで接近できますから、マクロにも使えて、万能。
レンズ、写真ともに爽快な味わいがあって、
とても気持ちよく撮れるレンズです。
by Sha-sindbad | 2012-07-08 21:30 | Sp.Anastigmat20/1.5 | Comments(0)

369 デコレーション (キネタール50mmF1.8は天女も撮れるんじゃないかな)



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はじめて、キネタール50mmF1.8をライカM9で撮りました。

懸念していたダークコーナーもほとんど出ず、
宮崎さんがおっしゃっていた黄色味もときに出ますが、
出ないこともあるという状態。

    使えるレンズです。
    というより、使いたくなるレンズ。

今日の撮影の終わりに、百貨店のデコレーションを撮らせてもらいました。
もちろん実物も美しいのですが、
キネタールで撮るも、実物よりも美しく撮れた感じがします。

よく考えると、これって、映画用レンズの重要な特性ではないでしょうか?

    つまり、ヒロインを夢のように美しく撮れること、
    これが映画の成功を約束してくれます。
    もちろんキャメラマン、照明、舞台装置、これらの出来如何もあるでしょう。
    でも、それらがピタリ成功しても、レンズがダメなら、どうにもなりませんし、
    レンズがよければ、期待をはるかに超える結果が得られるかもしれません。

クックのレンズは最高と言われたそうですが、
このあたりの魔法があればこそ、かも知れませんね。
by Sha-sindbad | 2012-06-24 22:24 | Kinetal50/1.8 | Comments(0)

185  バイシクル (キノプラズマート25mmf1.5aはグルグル回らない)


ホロゴンのパンフォーカスの後は、
その対抗馬として、キノプラズマートの開放と参りましょう。

2枚選んで見ました。
不思議なことに、あの有名なグルグルボケはありません。

グルグルボケがどんなときに出て、どんなときに出ないか?
これが分かりません。
もしかすると、オリンパスE-PL1では、
イメージサークルの周辺グルグルボケ部がカットされるのでしょうか?

天気予報ならぬ、開放ボケ予報が欲しいところですね。

    「キノプラズマート、本日は乱調、
     ぼけたりぼけなかったりするでしょう」

正直なところ、私はグルグルボケは避けたいところです。
合焦している中心部よりも、
ボケの方に関心が向かいかねないからです。

どんなドラマでも、映画でも、脇役が主役を食ってはいけませんね。
監督が叫ぶでしょう、

    「主役が山場で折角泣いてるのに、
     横でちゃかちゃかするんじゃないよ!」



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by Sha-sindbad | 2011-12-22 16:46 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(2)

106 視線 (プリモプラン50mmF1.9もやっぱりMeyerの系譜を受け継ぎ)


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エキザクタマウント→マイクロフォーサーズアダプタで、
メイヤーのプリモプラン50mmF1.9を、
オリンパスE-PL1に付けて撮りました。

このレンズをアダプタでライカM9に付けると、
目測撮影になりますので、もう四苦八苦。

ところが、オリンパスE-PL1に付けると、
ライブビューできちんと合焦させることができます。
すると、どうでしょう?

とってもやさしい表情を見せてくれます。
開放でのやさしくまとわりつくようなフレアは、
銀塩レンズでは、
ノクトン50mmF1.5やエクター50mmf1.9の専売特許でしたが、
知らぬが仏で、他にも一杯あるのですね。
その上、Cマウントレンズともなると、
もう軒並み軟調の世界。
by Sha-sindbad | 2011-10-02 21:55 | Primoplan58/1.9 | Comments(4)

93 招き猫 (ビオゴン21mmF4.5は文字どおり重いレンズ)



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心斎橋のフジイカメラのショーウィンドウ。

他を圧して、そこに鎮座していたのは、

    ビオゴン21mmF4.5付きライカIf

もちろん21㎜用外付けファインダーはなし。

ビオゴンの円環と、ライカIfの水平線、
この2つが交錯する絶妙の幾何学でした。

いつか買うぞ!
ひそかに心に誓ったものでした。

それが20年前。

いつしか、クラシックレンズ市場の暴落の恩恵を受けて、
私でさえも、このあたりのハイブロウなセットに手が出るように。
もちろん別々に購入しました。

    Lマウントに改造したビオゴン、

    そして、次に、ライカIf。

自分の手に収まったこのセット、
実にスパルタンです。
ライカIfは手の中にすっぽり収まります。
だから、とても撮りやすい。

でも、一つ、予測不能の事態。

    ビオゴン、とても重いのです。

まあ、いいでしょう。
どんな夢でも、実現すると、案外、ただじゃない。
どこかに利子を払う必要があるものです。

ビオゴンは、描写も含めて、
正真正銘の重厚レンズ。
by Sha-sindbad | 2011-09-16 22:49 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

88 ブローチ (スピード・アナスティグマート25mmF1.5で僕は悦楽を味わった)



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昨日、大阪梅田マツモトカメラにオーバーホールを
お願いしていたレンズを引き取りました。

    スピード・アナスティグマート25mmF1.5

ダルメイヤーの映画用レンズの銘玉。
私にとっては、キノプラズマートと並ぶお宝。
手に入れたレンズは、私のことですから、
ぼーろぼろの筐体、ぼーけぼけのレンズでした。
でも、すっきりと抜けの良いレンズ、
普通の程度の鏡胴に生まれ変わっていました。

夢のレンズの戦列復帰です。
早速オリンパスE-PL1で撮りました。

その一枚をごらん頂きましょう。

    ご婦人の胸元のブローチ。

ご自分でお作りになったそうです。
とても魅力的な色合いでしたが、
ダルメイヤーはこれを夢に変えてくれました。
by Sha-sindbad | 2011-09-11 13:45 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

62 植物 (スピード・アナスティグマート25mmF1.5で見る夢も又いい)



レンズは夢の道具ですね。

写真にも、いろいろ楽しい夢があります。

    ある方は、写真家になることを夢見ます。
    ある方は、写真コンテストに入賞することを夢見ます。
    ある方は、写真クラブでトップまで登り詰めることを夢見ます。
    ある方は、「私は写真家の※※です」と自己紹介することを夢見ます。

私は、ちょっと変な夢を見ます。

    そのカメラ、そのレンズで撮れると思えないような写真を、
    そのカメラ、そのレンズが撮ってくれることを夢見ます。

その前提として、そのカメラ、そのレンズが性能を発揮するように、
一定の修練、慣れは必要でしょう。
でも、けっして、思うがままに使いこなそうとは夢見ません。

できたら、自分が撮れるとはとても思っていなかったような写真を、
思いがけないところで、思いがけない瞬間にプレゼントしてくれる、
そんな願いをカメラ、レンズに込めて、
うやうやしく撮らせていただいています。

    あっと驚きたいのです。

    よくぞこんな写真を撮ってくれましたと、
    カメラ、レンズにお辞儀をしたい、そんなことを夢見ています。

ですから、私は、私の撮った写真を、
私の作品でございます、なんて胸を張るつもりはありません。

映画のカメラマンがこんな風に自慢するでしょうか?

    「ああ、小津安二郎の東京物語ね、
     あれは全部私が撮ったんだよ」

ナンセンスですね。
私も同じことを感じます。

私は、こんな考え方を人に押しつけるつもりはありません。
私の撮り方がそうだから、私はそう考えるのです。

    実にイージーに撮ることにしています。
    いい、そう思ったら、次の瞬間にはシャッターを押しています。
    なにも考えない。
    写真を作ろうとしない。
    すべてをレンズに任せます。

そんな私の撮り方に一番似合うレンズ、それが、

    スピード・アナスティグマート25mmF1.5

    とにかく開放で、そっち向けて、さっと撮ります。
    もちろん拡大したライブビューでピントは合わせます。
    でも、白昼、実画面に直すと、液晶画面を見ても、
    ちょっと遠視が始まっている私の目にはよく分からないので、
    画像効果はチェックしません。

ちゃんと撮れてるじゃないの?
そうおっしゃる方もおいででしょう。
私は、可能な限り、最接近するのです。
そうすれば、余分なものは写りません。
だから、そう見えるだけ。
私は回りなど見ていませんから、
私が構図を決めたわけではない。

そんな撮り方でも、ピントだけ合わせておけば、
スピード・アナスティグマートはこんな写真をくれます。

一生、お付き合いさせていただくつもりです。
私の夢の1つ、それが、

    スピード・アナスティグマートに写真をプレゼントしてもらうこと。



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by Sha-sindbad | 2011-08-14 17:01 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

58 横丁のバイク (ローライ・プラナー75mmF3.5の開放にはいつもしびれる)



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クラシックレンズをあれこれ物色しているとき、
いつも心に置いている原則があります。

    超一流のものだけにしよう!

でも、これ位、守りにくい原則はありませんね。
超一流のレンズが超一流のものであるとは限りません。
いきおい、レンズとしては超一流じゃないけど、
ものとしては超一流、そんなものも欲しくなってしまいます。

レンズとしても、ものとしても、超一流じゃないけど、
ある一点において、抗いがたいほどの魅力があって、
ついふらふらと手に入れてしまうということだってあります。

でも、私はコレクターではないので、
これは1つ押さえておこう、というような考慮はけっして働きません。
私の撮りたい写真を撮らせてくれる、そんなレンズが欲しい。

私が手に入れたローライ二眼レフは、
珍しくレンズとしては超一流、そうはっきり言えるカメラ。
ローライ3.5Eですから、全盛期のFの手前です。
ものとしては二流かもしれません。

でも、私は、ものへのこだわりより、レンズへのこだわりの方が大きい。
ものへのこだわりより、安値の方へのこだわりの方が大きい。
なにしろ関西人ですからね。

ということで、昔から欲しかったローライを手に入れました。

プラナー75mmF3.5はどうか?
この開放の像の締まりの良さはいかがですか?
そして、ボケ味も見事ではありませんか?

開放のときの、魔術的なまでに颯爽たる切れ味、
それなのに、やわらかい。
本当の英雄って、こんな感じじゃないでしょうか?

あたたかく、分け隔てのない大きな心、
でも、正義の怒りに燃えるときは、誰よりも怖ろしい!
そんな感じをさせてくれる稀有のレンズなのです。
by Sha-sindbad | 2011-08-10 20:14 | Planar75/3.5 | Comments(0)