レンズ千夜一夜

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1508 文房具ファンタジー(ダブルメニスカスアクロマート63mmF4.8で企業スパイごっこ)



1月30日土曜日、うれしい日でした。
ヨドバシカメラに修理に出していたソニーα7が帰ってきた!

まったく理由なく、と、自分で思っているだけで、
なにか原因があったはずなのですが、
突然に壊れてしまったシャッター幕。
返却カウンターで対面。
病気は完治したようです。
3ヶ月の保証付きです。
人間の病気にもこんな保証をつけて欲しいですね。
「完治保証 
保証期間は生存全期間」
まず32ギガのSDカードと電池をセット。
4月30日までバンバン使いましょう。

そして、さっそくレンズをセット。
ダブルメニスカスアクロマート63mmF4.8
1910年代のレンズなのだそうです。
レンズ自身の直径がせいぜい19㎜、
鏡胴の大きさも直径25㎜、
ライカMマウント部を除く長さが50㎜、と、
63㎜の長めの標準レンズとしてはかなり小型。
使えば使うほどに、持てば持つほどに、
愛着のにじみ出て来る愛らしいレンズです。

カウンターから振り向いて、
近くのベンチで待っている男性を撮影。
見事に撮れました。
早速ヨドバシの地下2階、文房具売場を撮影。

このレンズ、絞ればさらに怪物ぶりを発揮しそうですが、
性格上、どうも絞りたくないので、
当分は開放専科で使います。

レンズの包みに付いていた輪ゴムをもらって、
絞りレバーをレンズに固定。
体裁の悪いことはしたくない、そんな気持ちで、
輪ゴムなどレンズに巻く人は少ないですね。
私は身なりも含めて、完全実質主義。
みすぼらしいけど、気になりません。
人にどう思われるか気にしないのが私の性格。

F4.8もあるのですから、被写界深度がかなりあって、
一見、ボケの効果など期待できないのですが、
実は文字通り朦朧状態で撮れます。
合焦部分も朦朧。
でも、拡大してみると、ピントの芯はしっかりとしている。
ソフトレンズとしての最適条件を満たしているという感じ。

エルマジ95mmF2.4で、私のレンズ歴は打ち止めにして、
これからは生活費も足しにするために、
ひたすら売却一方に、そう心に決めたのに、
このレンズには抵抗できませんでした。

まるで禅の境地に遊ぶような幽玄レンズ。
久々の愛機ソニーα7とともに、
すっと手になじみました。
なんだかヨドバシカメラをぐるぐる回るだけでも、
楽しいロボグラフィがどっさり撮れそう。
でも、企業スパイと間違われそうですね。
よしましょう。




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by Sha-Sindbad | 2016-01-31 13:36 | D.MeniscusAcromat63 | Comments(0)

1495 写真革命!(スピードパンクロ28㎜F2がMヘリコイドと出会ったら?)Part1



今日は文楽新春公演でした。
でも、その前に早起きをして、ヨドバシカメラに参りました。

要件は2つ。

① 突然理由なくシャッター幕が外れてしまったソニーα7の修理依頼。
幸いヨドバシの5年保証が残っていました。
オーバーホールのつもりで、2、3週間入院ささせます。

② Mヘリコイドの購入。

実はアマゾンで手に入れたMヘリコイドは、廉価版だと思ったら、
ヘリコイドなしでした。
これは従来のMマウントアダプタと同じ厚さですから、
まったく同一の機能。

でも、私が誤解したのは無理がないのです。

A 制作者のホームページでも、
ヘリコイド付きアダプタが新登場。
Mマウントレンズをマクロ的に使用可能となったという触れ込みで、
その商品系列として、
ヘリコイド無しとヘリコイド付きとが並べてありました。

アマゾンの該当欄でも、ヘリコイドなしとは明記せず、
色の選択欄には、ヘリコイドなしの白と黒、ヘリコイドリングの3種が
しっかり並んでいました。

そのうえ、これが決定的なのですが、
ユーザーレビューに並んだ3つのコメントの主題は
すべて6mmも繰り出せるヘリコイドが素晴らしいとか、
もう少しヘリコイドの性能がよければ、と内容ばかり。

レビュアーはヘリコイド付きにコメントしたのですが、
アマゾンはこれをヘリコイドなしの商品欄にも転記したのです。
担当者も、てっきりヘリコイド付きと思いこんでいるからです。
アマゾンにも、ヘリコイドなしだと断っていないのです。
製作社のホームページがその原因。
詐欺的掲載、そう断言してよろしいでしょう。

もちろんアマゾンに返品。
その代わりに、ヨドバシで実際にカメラに付けて確認の上、購入しました。
フォクトレンダー製

Nexマウントカメラはもう1機種、ソニーNEX-5を持っています。
これにMマウントアダプタを介して、
スピードパンクロ28mmF2を付けました。
ヨドバシでは、このMマウントアダプタをはずして、Mヘリコイドを試用。
どうも数社あるMヘリコイドでは一番高いのですが、
知られた会社のものが一番信用おけそうです。

4mmの繰り出しですが、レンズ側ヘリコンドを無限に合わせておいて、
Mヘリコイドを使用すると、まさにマクロ域まで接近できます。
帰宅後タンバールで計測してみました。
従来のMマウンドアダプタだと、約95㎝。
(これがライカ本来の最短です)
Mヘリコイドだと、約70㎝。
純正Mマウントも宮崎貞安さんに改造していただいたレンズも、
すべて最短は80cm程度なのに、すべてマクロ的に使えるのです。

スピードパンクロ28mmF2はNEX-5では42mmの準標準となります。
ボケはとてもよい。
もともとレンズの素性がよいので、
その性能をかなり維持しながら、接近できるのです。
ああ、やっぱり夢!

すべてのMマウントレンズをこれからテストしてみます。
夢のロボグラフィレンズがどんどん見つかるでしょう。
その中の極上だけを残し、後は売却して、
その売却益を生計の資にあてることにしましょう。
かなり豊かな生活を楽しめることになるでしょう。
数億?
いやいや、いくら何でも、それは大げさ、はったり。
せいぜい数千万でしょう。
ウソツケ!




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以下がMヘリコイド試用例です。




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by Sha-Sindbad | 2016-01-13 23:38 | SpeedPanchro28/2 | Comments(0)

1480 茶屋町散策(ゲルツのハイパーは切れ味豊かなダゴール直系レンズ)



12月19日土曜日、ひさしぶりに畏友のRAさんと会いました。
彼がバッグから撮りだしたLマウントレンズは、
私が聴いたこともなかったレンズ。
ダゴールレンズで有名なゲルツ社のレンズです。

刻印はGoerz Hyper1+5/8inF3.5
ハイパー1+5/8inF3と呼ぶことにしましょう。

親友からプレゼントされたそうです。
宮崎貞安さんの手で見事に改造されて、
約40.6㎜の準標準レンズになっています。

ゲルツ社のCマウントレンズに、
キノ・ハイパー1+5/8inF2.8とF3というものがあるそうです。
そのどちらにも当てはまらないし、「キノ」という接頭辞もない。
でも、おそらくキノ・ハイパーの変わり種なのでしょう。

お借りして、131枚撮ってみました。
圧倒的にシャープな画像。
さすがにダゴールレンズの末裔!




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by Sha-Sindbad | 2015-12-23 21:45 | Hypar1+5/8i/3.5 | Comments(0)

1479 面影(ホロゴン15㎜F8Mと二人で梅田に降り立って、びっくり!)



近頃、梅田に来る度に仰天します。
まるで地から湧いてくるように、人が増えているからです。

12月19日土曜日、友人たちと紀伊國屋書店前で待ち合わせしました。
梅田では定番のデート場所。
若い男女がそこかしこに佇む光景を見ることができます。
ぱっと顔が輝いたら、広場の向こうに恋人が見えたのです。
ところが、この日は、それができない。
私がこれまでに出会った最高の人口密度のランデブースポット!
(なんて言いますかねえ、古めかしい。
このブログの主、爺さんじゃないの?)
ほとんど30㎝ほどの間隔で広場を若い男女が埋めたのです。

この日の一枚目の写真をごらん頂きましょう。
最近はホロゴン15㎜F8UFの出番が続きましたが、
この日はかなり密接距離での撮影も期待されます。
18㎝あたりまで超接近できるMマウントホロゴンを選択しました。

このレンズもやっぱりホロゴンです。
中央部が分厚くなったグラデーションフィルターのおかげで、
かなり画像がモデストに劣化してくれるホロゴン15㎜F8Uと違い、
ノーフィルターなので、パリパリの画像。
それでも、やっぱりホロゴン!





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by Sha-Sindbad | 2015-12-21 21:49 | Hologon15/8Degital | Comments(0)

1478 梅田そぞろ歩き(私の愛するパンタッカー50㎜F2.3の描写をご覧あれ)


レンズをあれこれと使っていますと、
レンズとの相性って、人との相性にそっくりだと分かってきます。

レンズとしての性能、才能が優秀であることは必ずしも友情につながらない。
とても美しい写真が撮れるからと言って、愛せるとは限らない。
名声の高い、高貴な素性、家柄のレンズだから、感動するとは限らない。

じゃ、どんな理由で?
それが分からない!
とにかく理由などわからないけど、好きになってしまう。
falling in love、そっくりです。

私にとって、アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3がそれ。
誰もが高く評価するレンズかどうか、それも分かりません。
名声と言っても、知る人ぞ知る、という性格のマイナーな存在。
でも、使えば使うほど、凄みをきかせてくれて、
知れば知るほど、愛したくなるレンズ、その№2がこれ。

もちろん№1はホロゴン15㎜F8。
この世にホロゴン15㎜F8なかりせば、
私はパンタッカー50㎜F2.3を常用していたことでしょう。
久しぶりに持ち出しました。
やっぱりパンタッカーです。




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by Sha-Sindbad | 2015-12-20 21:33 | Pan.Tachar50/2.3 | Comments(0)

1449 ニュークラシック!(アポクアリア35mmF1.4は美の狩人なのかも知れない)



梅田古書店街はかつては古い路地の中にありました。
梅田の界隈の大規模な再開発の結果として、
古書店街の一部がビルの一階に収められて生き残ったのです。

火曜日は定休日。
シャッターがないので、照明の消されたショーウィンドウの中に、
多彩な陳列物がひっそりと並んでいます。
古書店街はロボグラフィストリートに変身していたのです。
撮りたい放題です。

撮影している私がにわかに喧噪に包まれました。
若い女性たちの一行が2列縦隊となって細い通路を押し寄せ、
過ぎ去っていきました。
2人ずつ熱心におしゃべりするその話し声の大きなこと!
ほとんど阿鼻叫喚に近い喧噪の固まりが私をしばらく包みました。
みんな耳が遠いのかしら?
デリカシーはどこに行ったの?

この騒音カオスの原因は想像が付きます。
一行の中に幾人か声の大きな女性がいるのです。
古書店街はさほど高からぬ天井の細い通路です。
響き渡って、他の人の静かな話し声をかき消してしまいます。
すると、相棒は聞き取れない。
あっという間に、カップル毎に互いに聞き取れる大きさにクレッシェンド。
クレッシェンドすればするほど、列の他のカップルの声がかき消される。
さらにクレッシェンド。
声の大きな人が気づいて声を沈めたら、カオスは自然に消えるのです。
でも、皆さん夢中。
通路に座り込んでなにやら写真を撮っているおっさんなど目に入らない。
自分たちが作り出した騒音の凄さにも気付いていない。
でも、その後の静寂の気持ちよさ。
おかげで、楽しい写真が撮れました。

アートを複写するのではなく、自分の気持ちのままにゆがめて、
メタモルフォーゼの気配で包み込んでしまう、
これがロボグラフィの面白さ
アポクアリア35mmF1.4はさすがに若々しく初々しい色調ですね。
でも、どこかクラシカルな香りをくゆらせてくれます。
まさにニュークラシック!




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by Sha-Sindbad | 2015-11-05 21:51 | Apoquaria35/1.4 | Comments(0)

1448 トナカイ幻(アポクリア35mmF1.4が開放の歌を歌ってくれた)


11月4日水曜日、大阪梅田に出ました。
もちろんアポクリア35mmF1.4の試写第二弾。
アポクリア35mmF1.4は快調です。
猛烈によく撮れるレンズ。

私が常用している35mmたちは、撮れる写真の面白さにかけては、
最高クラスのものばかりですが、
アポクリアがそんな猛者さちに匹敵する個性を発揮できるか、
これが勝負どころです。

269枚撮りました。
98パーセント、開放です。
開放の調子はゾンネタール50mmF1.1よりもかなり高画質。
びしりと決まり、周囲が柔らかく、しかも、
35mm広角なので、かなり被写界深度が深く、
絞る必要を感じさせません。

まずは、1枚ご覧頂きましょう。
トナカイさん。
もうサンタさんの季節の先がけというわけです。
近頃の乱れファッション(なんて用語はありませんが)にふさわしく、
乱雑を装うウィンドウデザインですが、
F1.4という大口径の威力があれば、すっきり整理できる、
そんな感じがするのですが...........?




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by Sha-Sindbad | 2015-11-04 23:08 | Apoquaria35/1.4 | Comments(0)

1422 梅田第2ビル界隈(ホロゴン15㎜F8Uは都会では水を得た魚のようで)



2015年9月30日、マツモトカメラを訪ねました。
ヒットエンドランで梅田を駆け抜けたので、
ホロゴン15㎜F8Uで撮ったのはたった27枚。

でも、自分で撮った写真を見て今更思うのもなんですが、
超広角レンズというものはどうやら都会好きのようです。
そこで、ホロゴン15㎜の都会写真を見たいと思って、
「ホロゴン15㎜ 都会写真」で、グーグル画像検索してみました。
何百枚か見つかりました。
16ミリホロゴンの方の写真もありますが、たいていは私の写真。

そのうえ、ホロゴンで撮ったのではないのものが混じっている。
面白いことに大ブロガーのnontanさんの写真が一杯登場します。
私のより多い位。
でも、私がチェックした限りでは、ホロゴン写真ではありません。
nontanさんがホロゴンをお使いになっていると聴いたことがありません。
なぜ、この検索にひっかかるのか、不思議です。
それにしても、さらに不思議なことは、
ホロゴン15㎜を使っているアマチュア写真家も幾人かいるでしょうに、
ブログには掲載されていないのでしょうか?

ためしに「超広角レンズ 写真」でグーグル画像検索。
こちらは沢山見つかりました。
面白い!
95%以上、大きな光景を撮った写真がずらりと並びました。
たいてい空が写っています。
私のはほとんど写っていない。
なぜでしょうか?

そのお一人のキャッチフレーズがその回答のようです。
「超広角&広角レンズで狙うダイナミックな構図」
そう、超広角レンズで狙うのはダイナミックな構図なのです。

ははーん、私のホロゴン写真がまったくなんのインパクトもないのは、
ダイナミックな構図じゃないから!
納得!

そんなダイナミックでない構図の22枚をご覧頂きましょう。
そうか、みなさん、こう感じているのでしょうね。

おとなしい!
なにがホロゴンだ!
宝の持ち腐れだあ!
売ってしまえ!




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by Sha-Sindbad | 2015-10-06 22:03 | Hologon15/8U | Comments(0)

1260 変妖 (エルマジ20㎜F3.5は絶妙幽玄の味わいを発揮し始めた)


今日は吉田正写真教室のあと、
阪急電車で梅田に出ました。

新着レンズの試し撮りが目的。

    カメラはオリンパスE-PL1。
    レンズはエルマジ20mmF3.5

梅田駅に着いて、早速駅構内で撮影開始。
その一枚をご覧頂きましょう。

    ぐるぐるボケがないので、
    どうもペッツヴァールじゃなさそう。
    でも、合焦部分の切れ味はペッツヴァールそこのけ。
    そして、生み出す雰囲気はぐっと重厚。

これは出色のレンズのようです。
完全な掘り出し物と言いたいですね。




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by Sha-Sindbad | 2015-02-15 22:25 | Hermagis20/3.5 | Comments(0)

1255 阿修羅夢幻 (ダルメイヤー25㎜F1.9はますます絶好調)




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オリンパスE-PL1
ダルメイヤー25mmF1.9
このセットで梅田界隈を1時間撮影しました。

    ダルメイヤーの撮りやすいこと!
    本日の撮影枚数は328枚。
    うち、キニック25mmF1.5が148枚。
    残り180枚がダルメイヤー。

ヘリコイドが死ぬほど固いキニックと違い、
と言っても、ヘリコイドがきつくて回しにくいために、
死んでしまった人はいないでしょうけど、
ダルメイヤーのヘリコイドリングはスムーズそのもの。

    でもよくしたもので、バランスをとるためでしょうか、
    絞りリングが強烈に固くで、無理に動かすと、前玉を含む先端部が外れてしまいます。
    開放で使いなさいという天のお告げでしょうか?
    お初天神の東側には、なぜかラブホテルが林立しています。

そんな細い路地を平気で写真を撮って歩く私も酔狂ですね。
そんなホテルの駐車場の係りのお兄ちゃんが見ている前で、
しゃがみ込んで撮りました。

    彼とは反対側の白い工事塀の経年変化が、
    おちょぼ口の横顔になっているのですが、
    駐車係のお兄ちゃんにも想像もつかないところでしょう。

    撮り終わってご機嫌で立ち上がり、振り向いてお兄ちゃんに、    
        「変なもの撮るでしょ?」
    お兄ちゃん、にっこり。
    変わった人間にはいやと言うほど出会ってきた、そんな表情。
    私も、その一員に参加することにして、
        「人間がちょっと変わっているんでねえ」

    お兄ちゃん、また、にっこり。
    これじゃキ印のいいところかもしれませんね。

私が立ち去った後、どうせ暇なので、塀に近い付いて、
私が撮った部分を仔細に点検して、納得、

    「ふーん、やっぱり本人が言うとおり、
    あの人、おかしい!」

写真家だって、写真仲間だって、同じように思っているんだから、
このお兄ちゃんを責めるわけにはいきませんね。
みなさん、言い方、考え方が間違っているんですけどね。

    ほんとはこう言わなくちゃ、
    「あの人は非凡だ」

    もっとも、本人が自分でもごく平凡だと思っているのですから、
    人にそう思えと言うのは、それは酷というものですね。

ところで、ダルメイヤーの写真をざらっと点検して、いつもながら確信、

    このレンズは非凡です。

ヘッセの「デミアン」ではを思い出します。

    非凡な人間の額にはカインの印がついていて、
    カインの印のついている人間は仲間が分かるとしていましたが、

非凡なレンズの場合、写真そのものがカインの印となりますね。

    ダルメイヤーの写真には紛うかたなきカインの印がついています。
    その非凡さはまさにペッツヴァールレンズの非凡さなのですが、
    たとえば、コンタレックスレンズたちには、
    英雄的な誇りがみなぎっているのに対して、
    ダルメイヤー、とくにこの25mmF1.9には、
    ベールで顔を隠していた天女がハラリとベールを落としたら、
    そこにはちょっと妖艶な美女の顔があった、
    
そんな気配を感じさせるのが妙です。
うっすらとフレアのベールが降りて、
ハーレムの中にゆるやかに舞うオダリスクさながら。
ただし、そこはそれ英国人が作るのですから、
必ずしも官能的というわけではなく、
どこか節度を保っています。

    このあたりのバランスがよくとれているのが、
    ダルメイヤー。

    強いて言えば、
    美しさの絶頂にあった頃のダイアナ妃のたたずまい。
by Sha-Sindbad | 2015-02-10 22:41 | Dallmeyer25/1.9 | Comments(0)