レンズ千夜一夜

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1855 バス道(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)4-完-



今日は久しぶりに東大寺に行ってきました。
昨日の墓参に引き続き、炎天下の3時間でした。
もっとも1時間は東大寺内で撮影しました。
その顛末は別ブログ「わが友ホロゴン」で書きます。

私がここで特記したいことは別のこと。
昨日も今日も、キャップ一つを日よけとして、
炎天下、歩き回りました。
でも、熱射病にも熱中症にもならず、疲れも残らず。
その秘訣を是非お勧めしたいのです。

実に簡単。
水をたっぷり飲み、塩あめを口に絶えず放り込んで、
塩分を補給する、ただそれだけ。

ただし、驚くのは、海外の人たち。
中国人と韓国人がもう一杯。
そして、ヨーロッパ、アメリカの人たちも、
誰も彼も、ほとんど帽子などかぶらず、元気一杯。
水は飲んでも、塩あめなんか舐めないでしょうね。

でも、彼らに負けない日本人も沢山いるようです。
ほとんどすべて若い女性たち。

太刀打ちできませんね。






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by Sha-Sindbad | 2017-08-10 22:52 | Pentac38/2.9 | Comments(0)

1854 西大寺(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)3 逆転の構図


「写真」という言葉には、
ある種の祈り、希望、期待が隠されているのかもしれません。
つまり、一度も、たったの一度も実現されたことのない理想。

多くの写真家はこう言うでしょう。
「私はこの世にあるはずがないような美しい光景に出会いました。
そのときの光景を可能な限り写真に写し取ろうとしたのですが...」
あなたはどうですか?
ご自身の記憶に留められた美しい光景を、
レンズは忠実に再現してくれますか?
「もっと美しかったのに...............」
カメラ、レンズは再現の道具。

私は違います。
私は、ただの平凡な人間。
でも、クラシックレンズたちをカメラに付けると、
私の記憶に留められた実景とはまるで違った、
この世にあるはずがない美しいロボグラフィを撮りたい。
私自身が、「こんなものを撮ったのか?
なんで、こんなものが?」
そう仰天する、そんな写真が撮ってもらいたい。
つまり、撮るのは、私ではなく、レンズ。
美に出会うのは、レンズ。
私が再現の道具。




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by Sha-Sindbad | 2017-08-09 23:31 | Pentac38/2.9 | Comments(2)

1853 西大寺(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)2 石仏群


今回は石仏だらけの巻。
西大寺の石仏はこれまでも幾度も幾度も撮ってきました。
でも、今、思うと、私はものとしてしか見ていなかった。

石仏たちを石の彫刻とだけ見て、
その外観の向こうになにかがある、
なんて、ちらっとも考えたことはありませんでした。

レンズを換えて撮るという行為、
視力が衰えた人が眼鏡をかけるようなものかも知れません。
ダルメイヤーの古いレンズ、ペンタック38㎜F2.9を使って、
石仏たちを眺めたとき、
ここには、なにか見かけを超えたなにかが存在している、
そんな気配を感じました。

この石仏たちに面会するのは、いつも揚琴レッスンの途中。
行きがけの駄賃、ならぬ、行きがけの石仏では、
しっかり対面することなどできっこなかった。
今回だって、せいぜい5分の余裕しかありません。
でも、注意力散漫な私の代わりに、
ペンタックがじっくり見つめてくれました。
おそらく私より年上なのですから、落ち着きがあります。
私は、ブログに掲載してから、
ゆっくりと対面させていただきましょう。




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by Sha-Sindbad | 2017-08-07 22:56 | Pentac38/2.9 | Comments(2)

1852 西大寺(2017年7月17日ペンタック38㎜F2.9はゆったりと瞳を開き)1

8月7日月曜日、
一ヶ月ぶりに陳少林先生の揚琴伴奏レッスン日。

でも、暴風雨警報発令のため、YMCAは緊急閉校。
ネットニュースでは、
「台風第5号の中心は、7日10時頃に、
高知県室戸市付近を通過しました。
奈良県は昼過ぎに暴風域に入る見込みです。」

室戸台風、ジェーン台風、伊勢湾台風、
近畿にもっとも大きな被害を与えた台風たちのコースです。
静かに自宅蟄居がよいでしょう。

昔、宮崎に住んだことがありますが、
幾度か台風の直撃を受けたことがありました。
そんなとき、当時のアマチュアカメラマンには、
荒波を撮ろうと、海岸に走ったのが幾人も居ました。
勇敢、というよりも、バカに近いと言わせて頂きましょう。
今回の台風でも、
カメラを手にいそいそと出かける方もおいででしょう。
お大事に。

私は写真を始めてから現在まで、
異常なハプニングを写真に撮りたいと思ったことはありません。
自分の人生の一こまを記録したいという気持ち。
苦労して撮った写真はひとしお大切だと言う人がいます。
私は信じません。
レンガ積みの仕事じゃあるまいし。
苦労しないで撮っても、素敵な写真が撮れます。
それが写真の魔術。

7月17日月曜日は、前回の陳少林先生の揚琴伴奏レッスン日でした。
ダルメイヤーの古い映画用レンズ、ペンタック38㎜F2.9を、
リコーGXRに付け、57㎜標準レンズ仕様にしました。
半時間、YMCAまでの10分の道を回り道して、
全部苦労しないで、鼻歌交じりに、いつもの通り撮りました。

ロボグラフィたち139枚。
観る人が見れば「腰の据わらないゴミ箱行き写真ばかり」なのでしょう。
私の場合、そんな風に厳しくチェックしたら、残るものはありません。
だから、全部、私の大事な子供たちとして、引き受けてしまいます。
4回に分けて、ほとんど全部並べちゃいましょう。

それにしても、私は幸せです。
都会が大嫌いな人間が住むには、大和路は最高!
現代社会、現代文明が人間を歯車にしようとしている、
人間精神史の末期症状からひとときでも目をそらせて、
つかの間ではあれ、至福の一時を味合わせてもらえるのですから。




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by Sha-Sindbad | 2017-08-07 13:56 | Pentac38/2.9 | Comments(0)

1849 バス道と西九条(2017年6月12日キノプラズマート25㎜F1.5aがのどかに歌う)2 魔法


iPhoneにLineというアプリを入れています。
家族全員との連絡はこれでします。
付虹先生を初めとするさまざまな連絡もこれでしています。
電話も無料だし、どんどん日誌や写真が送られてきて、楽しい。
付虹先生の模範演奏も送られてきます。

一昨日、iPhoneからLineのアイコンが勝手に消失。
こうなると、私のようなパソコン音痴はお手上げ。
闇雲に、LineのアイコンをiPhone上に出して、
開こうとすると、改めてインストールする必要があるとのこと。
アドレスとパスワードを入れると、Lineから4桁の数字が送られてきました。
これを入力すると、再インストールできるはずですが、
なぜか、これで終わりで、応答がなく、
Lineのアイコンをクリックすると、再びインストール画面。
やーめた。

パソコンやネットに頼る生活はしたくないけど、
もうがっちりとそのネットワークに組み込まれた感じで、
このブログにしても、私の日誌、人生の記録として、
なしでは済まされない人生の道具となり、
ブログ作成は生きる本質的な行為になり切った感じ。

古代の人間はもっとシンプルに生きていました。
でも、当時に戻ることも出来ませんね。
やれやれ..........................................

こんな気分のとき、キノプラズマートの写真を観る。
画像は曇りがちなのに、
気分の方はかなりかなり晴れますね。
パウル・ルドルフ博士の魔法、でしょうか?





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by Sha-Sindbad | 2017-08-03 22:37 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)

1848 西九条(2017年6月12日キノプラズマート25㎜F1.5aがのどかに歌う) 1

写真家は、ある種の芸術的意図が働かない限り、
完璧なレンズを求めるものです。
自分自身の体験の記録に専念するロボグラファーは、
自分の混濁した心理がロボグラフィのたたずまいに浸透、反映し、
その上、あまりしっかり記憶などできないわけですから、
記憶の中に見え隠れする記憶上の情景は本質的におぼろ。
そして、時間の経過とともに、想起されるロボグラフィもまた、
次第次第にぼろぼろと剥げ落ちていく。
そんな時間の生み出す記憶の変化、衰退を、
写真の中でもリアルに体験し、想起したい。
そんな気持ちがいつも働いています。

私の愛用レンズはそれぞれに極端に異なる描写性を見せてくれますから、
私のそのときどきのレンズに対する思い入れ、期待に沿うようにして、
写真の中できちんと私の記憶を再現してくれる、
そんな感じをいつも確認しています。

キノプラズマート25㎜F1.5AはMマウントに改造したレンズですが、
リコーGXRに付けて、実質37.6mmの広角レンズとなって、
上記のようなレンズと私との関係をかなりさらけ出してくれるようです。

私とロボグラフィの定かならざる距離、
あえかに消え行く記憶の名残り、
そんな不確かで再現性のない面影を、
頼りない幻のたたずまいで、かなり見事に再現してくれます。





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by Sha-Sindbad | 2017-08-01 17:44 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)

1846 大阪梅田(2017年6月15日キノプラズマート25㎜F1.5が天女の舞を)2-完-


染織家志村ふくみさんの随筆集2冊目を読んでいます。
「ちょう、はたり」(筑摩書房)
とても装幀のよい本です。
深く感じ、深く思い、深く書ける人です。
随所に深い思索が光ります。
また素敵な言葉にぶつかりました。

「志村さん、歌ごころですよ、大和こころは」
と白畑よしさんは数日前、別れ際にささやくようにいわれた。
九十歳といわれた美術史家の白畑さんは矍鑠として、
「まだ二十年、あなた、二十年ありますよ。
勉強なさいまし」といって下さった。

以前に私がお会いした93歳の男性も、
谷一つ向こうの丘陵の老人ホームの現役トレーナー。
受講者は全員トレーナーよりも年下。
この方もおっしゃいました、
「人間の筋肉は90超えても鍛えることができます」

体でさえ鍛えられるのですから、
もちろん、知能も感情も心も鍛えることができますね。
がんばらなくちゃ。
そして、志村さんのように、勉強しなきゃ!

キノプラズマート25㎜F1.5b
私にとっては、このレンズも、心とセンスを鍛える道具。
他のレンズでは見つからないものが見つかります。
こんなメタモルフォーゼを起こしてくれるレンズを使うと、
つくづく感じることがあります。

美しいから、目にとまり、心にとまるのではない。
目にとまり、心にとまるものがあります。
理由なんかありません。
でも、目にとまると、不思議に心に残ります。
そんなものは、どんなものであれ、美しい。
それが、ロボグラフィ。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-30 11:12 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(0)

1845 奈良町(2017年6月15日キノプラズマート25㎜F1.5が天女の舞を)1 会得


昨日、革命が起きました。
革命と言うより、悟り、覚知、覚醒、突破、
さらに適切な言葉遣いは、会得、なのかも知れません。

古楽器の制作名人として知る人ぞ知る杉原広一さんに作って頂きました。
18世紀のリコーダー製作者ヤコブ・デンナー(1681 - 1735)のコピー。
それが一向に鳴らなかったのです。

遅過ぎますが、ふっと気がつきました。
ぼくは間違った場所で、デンナーを鳴らそうとしているんじゃないか?
私の書斎はわずか5.8畳で、天井が2.2mほどしかない、狭小空間。
しかも東西両面、天井まで作り付けの書棚で、本が埋まっています。
北側には、幅2.2m、高さ1.3mほどの超巨大ビューローがデンと座り、
その天板には回転書架やさまざまな小物、プリンタが乗っかって、
北側の窓をほとんど完全に覆い隠してしまっています。
そのビューローのほぼ中心で、パソコンを置いて、仕事をしています。
おっと、遊んでいます。

回転椅子をぐるっと西側に向ければ、眼前には、
書棚、オーディオ機器類、タイムドメインの砲丸型スピーカー、
ドラマ観賞用の安楽椅子等々の乱反射の面ばかりのカオス。
その椅子の前に譜面台を置いて、吹いてきたのです。
よくよく確かめてみると、あまりに細々とした物たちに占領され、
反響面がない、完全にデッドな場所だった!
要するに、リコーダーの音にエコーがつかない、生の音だけ。

我が家の階段は玄関スペースからまっすぐ上り、直角に曲がって、
2階廊下に繋がっています。
この2階廊下に行って、デンナーを吹いてみました。
まったく違う、クリーンで抜けのよいサウンド!
1階玄関スペースに下りてみました。
さらに美しくエコーがかかり、コンサートホールの響き!
しかも、これまで全然出なかった最高音3音がすらりと出る!
演奏者と楽器と演奏空間、この三位一体が音となる、
そんな単純で明快な真実を今ようやく悟ったという感じ。

さらに、リコーダーの先輩である親友のAKさんから、
最高音部の発声を含む呼吸法のアドバイスを受けました。
たった1日で、デンナーの前に立ちはだかっていた障壁が、
跡形もなく(というところまでは行きませんが)消え失せました。
杉原さんがどんなに偉大な古楽器の製作者であるかを、
ようやく実感することができました。

でも、今朝、デンナーを吹いてみると、2つの変化。
音はますます立体化して、響きが厚くなっています。
これは前進。
でも、昨日はかなり簡単に出た最高音部3音がかなり難しい。
昨日覚えたはずの息の使い方がまたずれている感じ。
これは後退。
こんな風に段々一進一退しながら、少しずつ進んで行く、
そんな感じなのでしょう。

よく考えると、クラシックレンズの使い方も、
同様のニュアンスで一進一退している感じがします。

クラシックレンズのコレクターには、
数本の試し撮りでレンズの特性、個性を完璧に理解した、
そんな自信たっぷりな方によく出会います。
でも、私は、そんな芸当ができません。
いつも、レンズたちに翻弄されます。
どうもそう簡単には使い方を会得できる質ではなさそう。

そんな難しさをかなり備えているのが、キノプラズマート族。
35㎜、50㎜、90㎜というようなキノプラズマートのご本家は、
私にはまったく未知の世界ですが、
25㎜以下の小型廉価版キノプラズマートたち、
そろいも揃って、カルメン並み。
けっして私の指図、コントロールなど受けず、
いつも自分の好きなように撮ってくれます。
どうやら、もう完全に降参状態で、お好きにどうぞ、
という対応策しかなさそう。

ちょっと待てよ、この対応策って、
身近なところにも一人おられる感じですねえ..............




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by Sha-Sindbad | 2017-07-29 14:55 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(0)

1841 奈良町(2017年6月23日マクロスイター36㎜F1.4が水を得た魚のように)4-完-


マクロスイター36㎜F1.4
リコーGXRに付けて、約50㎜の標準レンズとして使いました。

撮影結果をいつも通り撮影順に並べて見ていると、
伝説的な名レンズの一本、マクロスイター50㎜F1.8と比較しても、
曰く言いがたい玄妙なファンタジー表現においては、
36㎜の方が優っているかもしれない、そんな感じがしてきました。

そして、もう1つ。
私は実に安直な写真人生なんだなあ。

多くの写真家は、ファンタジックな写真を撮るためには、
そんな題材、被写体をコツコツ探し歩いて、発見して、撮ります。
ご自分のコントロール、工夫の成果。

私の場合、レンズそのものが勝手にファンタジーにしてくれます。
ご自分はなんにも努力していない。
意図も発見もなにもない。
ただ撮ってみたら、ファンタジーになっている。

剣によって生きる者は、剣によって倒れる。
こわいですね。

私の場合は、
レンズによって生きる者は、レンズとともに笑う。
気楽ですね。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-23 22:31 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(0)

1840 奈良町(2017年6月23日マクロスイター36㎜F1.4が水を得た魚のように)3 レンズの声に


いつもの町を、レンズを取っ替え引っ替えしながら、流して、
ロボグラフィをこつこつ撮り集め、
そんなロボグラフィを、毎回30枚標準で、撮影順に並べる、
このやり方を飽きずに続けるコツを、私はつかんでいる感じがします。
コツと言っても、実に当たり前のことだけ。

  よい写真を撮ろうと思わない。
  人がどう思うか、なんてことは余計なお世話。
  レンズの声に耳を傾ける。

ただこれだけです。
そして、私は環境に恵まれています。
撮影面では、歩き飽きない、見飽きない町々。
ブログ面では、完全無反響、無反応。
ロボグラフィなるものについて、感想、意見など、
ブログを始めてからこの方、聴いたこともない。
だから、私のブログは、完全無雑音のオーディオシステムさながら、
私の、私による、私のためのブログを続けることができます。
だから、飽きない。
だから、レンズたちも、ロボグラフィも、
私の人生、生活に無理なく定着してくれました。

マクロスイター36㎜F1.4をリコーGXRに付けて奈良町逍遙。
いつもながらのロボグラフィをいつもながらの撮り方で。
でも、「所変われば品変わる」ならぬ、
「レンズ変われば品変わる」ですね。
マクロスイターの名を冠せられたレンズ、
さすがです。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-22 14:41 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(0)