レンズ千夜一夜

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1747 組写真(パンタッカー50㎜F2.3で雪の八変化を撮ってみた)


2017年2月の吉田正さんの写真教室。

皮肉なものです。
写真作品を人に見せる、そんなスタンスを捨てて20年、
それなのに、いかにも写真作品的な作りに組写真を、
毎月持参しています。

モチベーションはすでになくなっているのですから、
形ばかり、というのが実態。
でも、毎回、結構楽しんでいます。
今回も楽しみました。

雪の写真。
でも、しっかり積もった雪じゃない。
半分溶けた雪。
しっかり積もった雪はロボグラフィにはなりにくいけど、
溶けかかると、突然、雪たちがものを言い始める。
私はそんな感じがしています。

3枚の縦位置A4写真を水平に並べ、
その間に、田の字形に並べ4枚ずつの2L写真を2セット置きました。
これらの写真で何を撮ったか、説明はしないでおきましょう。
どんな風に感じてもよいのです。





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by Sha-Sindbad | 2017-03-02 23:18 | PanTachar50/2.3 | Comments(0)

1164 颯爽! (1930年代生まれの老レンズが颯爽たる若者と出会った)



本日は2人の親友と一緒に大阪市大正区を歩いてきました。
ソニーα7に初めてパンタッカー50mmF2.3を付けました。

    長い間、このセットを試そうとしなかったのは、
    この私にとっては最高の幽玄レンズをソニーα7に付けたとき、
    その味わいが消えてしまうのでは、そう心配していたのです。

杞憂でした。

    小さな道を歩いているとき、青年とすれ違いました。
    生き生きとしている姿にちょっと惚れました。

    すれ違う直前、手元のソニーα7で、ノーファインダー撮影。
    幸運にも、かなりピントが合ってくれたようです。




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by Sha-sindbad | 2014-10-24 22:55 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1115 化身 (西の京薬師寺近くでパンタッカーが薬師如来の化身に出会った)



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薬師寺はもっとも由緒のある古刹の1つなのですが、
いつ来ても、ピカピカで、静謐の信仰の地という雰囲気が感じられません。

    本堂の右脇に祈祷用のベンチが並んでいます。
    ちょっとそこに座って、国宝薬師三尊像を見上げました。
    たしかに見事な像なのですが、
    どこかよそよそしく、超然とした風情はいつも感じるとおり。

    なんだかがっかりしました。

薬師寺の西北角の西ノ京駅前の喫茶店で半時間休憩しました。

不思議なことがありました。

    その喫茶店でポメラで文章を書きながら、
    ふっと大きく開いた窓を見上げると、
    そこに薬師如来様がお立ちになっていました。

    黒いブラウス、黒い傘と薬師寺そのままの雰囲気なのですが、
    薬師如来とそっくりの横顔と手は白く、美しい。
    (グーグル画像検索で、右顔を見せている如来様をご覧下さい。
    目、鼻、口元、どんなにそっくりか、よく納得していただけるでしょう)

    ただちにライカを取り上げてアイレベルに構えたその瞬間、
    顔を右に回して、私に横顔を見せるようにしてくださいました。

なんだか薬師如来の化身が現れて、こうおっしゃったようでした、

    「薬師寺よいとこ、
    こんどもお出で」

薬師寺に来てはじめて味わった「ありがたさ」でした。

    また、来ようっと。
by Sha-sindbad | 2014-08-28 11:42 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)

1058 緑炎(パンタッカー50mmF2.3はいつもいつも魔のレンズで)



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14日に生まれたばかりの孫を連れて、長女一家が我が家に。
産後の静養というわけです。

    生後6日目というのでしょうか?
    誕生直後に対面した孫とはえらい違い。
    すでにプリンセスの気品を備え、
    しっかりあたりに注意を払っています。

もうまるでミニチュアのようにちっちゃいのですが、
抱いていると、ひしひしとこみ上げてきます、

    この子が結婚するまで元気でいるぞ!
    いや、ひ孫だって抱くぞ!

パパは明日の仕事に差し支えるので、自宅に帰ります。
私がお兄ちゃんをお風呂に入れました。

入浴後に、パパ、ママからあれこれ注文、

    「顔が濡れるといやがるので」
    「心配なく、膝に抱きかかえて髪の毛洗ったよ」
    「洗髪には、シャンプーはきつすぎるので、
    幼児用の入浴用フォームを使って」
    「もちろんそうしたよ」
    
私、大見得を切りました、

    「二人の子をずっとお風呂に入れたのは、
    誰だと思っているの?」

孫を仰向けに抱っこして、髪の毛を洗っていると、

    下からやさしい声、

        「重いでしょ?」

    2歳7か月の思いやりの言葉に出会って、感激。

    「重くないよ!」

でも、「軽いよ」とは言わないのは、祖父の思いやり。
本人、もうかなり大きくなっているつもりなんですから。

突然の戦争状態で、かなりへとへとになりましたが、
満ち足りた思いで書斎に上がりました。

    でも、ママをサポートするパパが居ないので、
    夜泣きが重なると、深夜起こされて、応援する約束。
    やれやれ。

お陰様で、このブログの更新は簡略化させていただきました。

    目下「わが友ホロゴン」で継続中のパンタッカー50mmF2.3シリーズ。
    その1枚をごらん頂きましょう。

もちろん開放です。

    ガラス一枚隔ててのデコレーション。
    現場はかなり薄ぼんやりした雰囲気。
    すべてを変えるのは露出。
    ぐっと過剰なほどにアンダーにすると、なぜか活気づき、
    緑の炎が立ち上ります。

クラシックレンズは大抵そんな切り詰めで効果を発揮してくれます。

    その理由は、おそらくシャドウの描出力にありそうです。
    どんなに暗い画面でも、暗部がつぶれないのです。
    私のような暗い写真を撮って、気持が明るくなる人間には、
    クラシックレンズが最適。

そんな中でも、パンタッカー50mmF2.3はベスト2。
もちろんホロゴンがベスト1。
by Sha-sindbad | 2014-06-19 23:32 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)

1042 炎(幻燈街を観た後はパンタッカー50mmF2.3も幻灯機になっていた)



今日は執務休業日。
夜はザ・シンフォニーホールでバッハの夕べを楽しみます。
ちょっと落ち着かないので、記事もシンプルにします。

大倉ひとみさんの絵画展「幻燈街」の後、
京都のストリートをあちこちとさ迷いました。

    土曜日の目的の2番目は、パンタッカー50mmF2.3をソニーα7で使うこと。
    80年ほど前のオールドレンズです。
    コントロール不能、あなた任せに撮っていただくというスタンス。
    老人もそうですが、自由に遊んでもらったら、生き生きとするものです。

幻燈街を観た後、私の目と心は寂滅の路地を探し求めたのですが、
パンタッカーもまた、幻灯機になりきってしまって、
京のストリートに光りと影の音楽を求めていたようです。





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by Sha-sindbad | 2014-06-02 14:17 | Pan.Tachar50/2.3 | Comments(2)

1040 幻燈街 (パンタッカー50mmF2.3がneonさんに会って喜んでいた)



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今日は京都に参りました。
友人3人とJR京都駅で落ち合い、
まず、下京区西新屋敷太夫町のきんせ旅館に直行しました。

目的は、東京の異色の画家、
大倉ひとみさん(neonさん)の画展。

    幻燈街
        (http://neontica.blog51.fc2.com/)

この会場となった「きんせ旅館」がすごいのです。
くわしくはホームページをご覧下さい。
    (http://www.kinse-kyoto.com/aboutus/)

推定築年数250年の木造建築物なのだそうですが、
そのいわばサロンが会場。
本来の古色蒼然たる暗い照明のままなのです。

    会場に入ると、美しく着物姿のneonさんに迎えていただきました。
    ところが、neonさんも絵も定かに見えないのです。
    照明代わりのペンシルライトをお借りしての観賞は、
    まさに幻燈そのものの雰囲気を醸し出してくれました。

そのくわしい印象は別ブログで報告しますが、
半時間も経つと、目が慣れたせいでしょう、

    絵が見えてきて、壁面からふっと浮かび上がるよう。
    まさに黄昏の懐かしのオールドタウンそのままの印象。
    全部分かった上での、心憎いばかりの会場設定なのでした。

ソニーα7に付けたパンタッカー50mmF2.3で、
古い椅子と鑑賞者の影を撮らせていただきました。

    さすがに1930年代のノンコートの映画用レンズです。
    幻燈街の雰囲気をそのままお裾分けしていただいた感じ。
by Sha-sindbad | 2014-05-31 23:10 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)

926 化身(パンタッカー50mmF2.3からは神話の国が現れるようで)



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月曜日、バス停に行く途中、神社道を通りました。
鬱蒼と巨木が林立する林間道です。

    カメラはソニーα7。
    レンズはパンタッカー50mmF2.3。
    つまり、初めてソニーα7に付けて試写したのです。

このレンズはボケレンズの系譜に属します。
キノプラズマートに通じるグルグルボケが出ます。
前回のスピードパンクロに続いて、今回もなぜか、
このグルグルボケを楽しむ写真が撮れました。

キノプラズマート50㎜もスピードパンクロ50㎜も、
手に入れることはできなかったけど、
このレンズを楽しめるだけでも幸運だった、
そんな思いを噛みしめているのですが、

    多くの写真家にとって、これはただのボケ写真でしょうね。
    そのギャップがまた嬉しい。
by Sha-sindbad | 2014-01-28 20:27 | PanTachar50/2.3 | Comments(4)

903 影を慕いて(パンタッカー50mmF2.3はいつも私にロマンをくれる)



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正月早々だから、大好きなレンズばかり採り上げている、
というわけではありません。

もうかなり長い間撮影に出ていませんので、
やむなくハードディスクをランダムに渉猟して、
よし、これにしよう、そう心が動いた写真を選んでいます。

今回は京都四条付近で撮った1枚。

    レンズは、アストロ・ベルリン、
    パンタッカー50mmF2.3

つまり、いつものレンズですが、
いつもながら、水のようにさらりとして、
でも、独特の雰囲気を出してくれます。

    壁の道路標識の影が面白いので、撮ったら、
    偶然写っていたものです。
    これもまたレンズの贈り物。

今年もまた、レンズたちに沢山の贈り物をもらうつもりです。
ただでもらいますので、お返しと言ったら、なんですが、
プレゼント写真は、自分の写真だなどと言わないことにしています。

    私の写真は、実のところ、全部、プレゼント写真。
    だから、自分がこう撮った、とか、
    これは自分の作品である、なんてことは言わないことにしています。
    すると、彼らは気をよくして、さらにどんどんプレゼントしてくれる、
    そんな寸法で楽しんでいるわけです。

人の評判はすぐに消えます。
自己満足は永続します。

    どちらをとるかは、価値観次第ですね。
    どうぞご自由に。
by Sha-sindbad | 2014-01-04 22:37 | PanTachar50/2.3 | Comments(0)

867 京の街で (パンタッカー50mmF2.3はやっぱり80年ほど昔のレンズだな)



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私のパンタッカーのレンズ番号はNo.7054。
アストロ・ベルリンがどんな風にレンズ番号を割り振ったか、
私は知りませんが、
私のパンタッカー40mmF2.3はNo.18885、
パンタッカー75mmf2.3はNo.36118であることに照らして、
ノンコーティングレンズであることも付加しますと、
50㎜がかなり古いレンズであることは間違いがなさそうです。

そして、私なりのレンズ観では、

    レンズは古ければ古いほど、
    空気感や情感を描出する能力に長けています。

美女のことを考えたら、よく分かりますが、
現代の最高のデジタルレンズでそのまま美女を撮ったら、
皮膚の状態が全部赤裸々に記録されて、見られたものではありません。
そこで、フォトショップのような修正ソフトが活躍します。

そんな美女にふんわりとベールをかけたら、
美女はますます美女らしく浮かび上がります。
オールドレンズは、なにも細工しなくても、
レンズそのものの特性から生まれるベールを美女にかけてくれます。

それじゃ、デジタルレンズで撮って、フォトショップでベールを掛けるのと、
やり方は違うけど、結果は一緒じゃないか、
そうおっしゃる方もおいででしょう。

    そう思っておられたら、幸せで、いいじゃありませんか?

私は、そう思わないだけ。

今回は、パンタッカー第二弾で、ランダムに5枚選んでみました。

    こんなボケ写真はつまらないとおっしゃる方の方が多いでしょう。
    人それぞれですね。
by Sha-sindbad | 2013-11-24 21:31 | PanTachar50/2.3 | Comments(3)

866 信号待ち (パンタッカー50mmF2.3が80年ほど昔のレンズだって信じられない)



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京都に参りました。

しっとり真面目派の雄スピードパンクロ35mmF2の後には、
メタモル派の王者を使ってみたい、
この両レンズの間の飛躍を楽しんでみたい、
そう考えて、京都に持参したのは、

    パンタッカー50mmF2.3

なにはともあれ、まず1枚、ごらん頂きましょう。
五条あたりの交差点を渡ろうとして、
前方の自転車の女性の姿が目に入りました。
かなり絵になる後ろ姿。
その時は両側の2人とか3人の影なんか目に入っていませんでした。

    私のライカの使い方は実にシンプル。
    中央の二重像の部分でピントを合わせたら、即、撮る!
    四隅など目にも入りません。
    50㎜を使っているのに、前回の35㎜ファインダー枠のまま、
    そんなことがよくあります。
    写るところまで写るので、その点は心配していないのです。

今回は運が良かったですね。

    影も含めて、3人の自転車姿が三福対になって、
    交差点を通過する自動車もちゃんと過ぎてくれて、
    かなりドンピシャリの写真になってくれました。
    
私の場合、楽しい写真が撮れる秘訣の1つがこれですね。

    運に恵まれること!
by Sha-sindbad | 2013-11-23 21:27 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)