レンズ千夜一夜

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1709 新大阪(スピードアナスチグマート25mmF1.5が午後を静かに散策し)Part 2



副題 オブリビオンoblivion こそ我が命


「真善美」
三つの至高の美徳。
でも、どれをとっても、到達するのは大変に難しい目標です。

なにが「真」であるか、永遠に論争が続くでしょう。
どうでもよいことについて、真実を見つけることは、
もしかすると、たやすいことかも知れません。
でも、根本的に大切なことについては、
常に無限の可能性が去来して、答えが出ないものです。

「善」と来たら、さらに難しい。
数知れない道があって、時代により、人により、状況により、
答えのバリエーションは数知れない。

でも、「美」の可能性もまた、真善に劣らず、無限ですね。
そして、写真、レンズも、必ずしもアートではないとしても、
自分にとって美を追究するプロセス、道具であると言えそうです。

先日京都で写真展を開かれた写真家の日高紀志子さんが、
ご自分の写真を写真葉書にして十数枚郵送して下さいました。
すべて銀塩のポジフィルムで撮影されたカラー作品。
別ブログ「わが友ホロゴン」に鑑賞記事を書かせていただきました。
667.02 ホロゴンニュース2「2016年11月25日日高紀志子さん、最後の写真展なの?」
http://ultrawide.exblog.jp/26182425/

とてもナチュラルで、子供達への愛情に溢れた写真群です。
日高さんの写真葉書を一枚一枚繰って、卓上に並べて、納得しました。
これが写真の美なんだ!
まさに子供スナップの王道を歩む写真群です。
そう、私も写真人生の前半20年ではこんな写真を理想にしていたんだ。

でも、ホロゴン15㎜F8に出会ってからの20年余は、
誰もが写真の美と認める写真世界から完全にかけ離れた、
完全に私のプライベートな価値観の写真世界を追究してきたようです。

私の写真と日高さんの写真たちを並べてみると、はっきり分かります。
私は、自分の写真を鑑賞する他人の目を完全に捨象してしまっている。
自分だけが見るもの、自分だけに分かるものに視点を限ってしまっている。
そこで、はっきりと悟りました。
私のお気に入りのレンズたちって、そんな私の志向を援助するものばかり。
結局、オブリビオンoblivion こそ、私の写真の理想なのだ、





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by Sha-Sindbad | 2017-01-11 23:26 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1708 新大阪(スピードアナスチグマート25mmF1.5が午後を静かに散策し)Part 1


近頃、Cマウントレンズが連続しています。
スピードアナスチグマート25mmF1.5は、私にとってはスペシャル。
心穏やかに写真を撮れるレンズのベスト5に入る傑作レンズです。
とくに、ソニーNEX-5に付けると、穏やかさが一段と際だちます。

銀塩時代のカメラは、言わば「受け皿」でした。
カメラが写りに与える影響と言えば、
レスポンスの良さがスナップの結果を左右する、この程度だったでしょう。
カメラごとに描写が変わるということはありまえせんでした。
レンズとフィルムの共同作業でした。

ところが、デジタルカメラになると、カメラ内部ですでに、
画像処理のためのデジタル加工が行なわれているようです。
ニュートラルに情報処理をするというコンセプトそのものが存在しない。
各社それぞれにユーザーの撮影技術をバックアップし、かさ上げする、
そんな美化処理がなされているらしいですね。
つまり、光学よりも電気的機能を重視する点で、
現代のカメラは光学機器である前に、ただの電気製品なんだ、
そう言っても、間違いではないと思います。

そのうえ、RAW現像それ自体が、ユーザーの意図通りに、
あるいは意図を超えて、データを美的処理する仕組み。
「私って、こんなに素敵な写真家なんだ!
アーチストなんだ!」
そう思って頂けるように、各社がんばってくださっているわけです。

現代のお化粧に似ています。
その人の美しさを引き立てる、それが昔のお化粧。
今は、その人にない美しさを作り出す小道具。
新婚旅行で化粧をとった新婦を見て、「騙された!」
でも、これは新郎の考え違い、というものです。
なんですか?
生涯の伴侶を顔で選んだのですか?
心で選んだら、そんな気持ちにはならないはず。

レンズも同じです。
各社カメラの画像処理の向こうにある、
レンズそのものの描写性を確かめたいですね。
その点、スピードアナスチグマート25mmF1.5は盤石です。
Cマウントレンズ中のボケレンズの白眉とされていますが、
しっかりとものを見つめる姿勢は天下一品です。






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by Sha-Sindbad | 2017-01-10 23:52 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1707 脇道(スピードアナスチグマート25mmF1.5ならバス道も沸き立って)


妻から日頃迫られていることがあります。
楽器の学習を一つに絞るべき!
最高の演奏家に師事できる二胡に絞るべき!

ところが、ここだけの話。
私が今楽しんでいる楽器は揚琴、二胡、リコーダーなのですが、
棄てるとしたら、決まっています。
二胡。

なぜ?
まともに弾けるようになるまでに何年もかなり、
弾けるようになっても、弾けるのは小曲だけ。
曲をしっかり弾くためのすべてのテクニックをマスターするのは無理。
もっとも難しい楽器なのですから。

問題は一つ。
どうやって妻に納得させるか?

その点、レンズなら問題はありません。
レンズ性能の面で甲乙を付けることはできるのでしょうが
そんなことはしたくない。
レンズ性能なんてどうでもいい。
私が気に入るような写りであれば、それで十分。
そんなレンズなら、全部まとめて面倒を見てあげよう!

そんな評価基準で行けば、
スピードアナスチグマート25mmF1.5は軽く合格。




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by Sha-Sindbad | 2017-01-09 10:18 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1684 バス道(アポクロマート25mmF2は見たい物を見せてくれるか?)part 2


今日は、奇しくも別ブログ「わが友ホロゴン」と、
同じバス道の共演となりました。
所変われば品変わる、と言いますが、
所変わらねど品変わる、ですね。

わずか200mの道のりで、
ご覧のとおり、代わり映えのしない田舎道。
公道ではありません。
道路に提供された私道です。
この道がなくて、別の形の道があっても、やっぱり撮るでしょう。

でも、一つ条件があります。
宅地造成で作られた道路ではないこと。
宅地造成地の道路は、まさに、所変われば品同じ。

私はこう信じています。
誰も同じ場所で同じものを見るわけではない。
すべてを見る人は居ません。
どんな人間でも、常に選択的に見ています。
機能的視覚、それが人間の目です。
生きるために、なにかをするために必要なものしか見ない。
極端に言えば、ミクロの視覚もないし、マクロの視覚もない。
私たちが見る光景は、限られた用途のための見え方に過ぎません。
私たちが、これが客観だと、習慣的に、生理的に決めた視覚像。

私は、子供の頃から、自分の見たいものを見てきました。
生まれつきのようです。
私の孫プリンスが同じ見方をします。
遺伝的なものらしい。
遺伝してよかったか?
ちょっと心配になりますね。

ちょっと話がそれました。
私だって機能的な見方をします。
でも、リラックスしていると、用途ではなく、
私との関係で、特に私が見たいイメージ、
そんなものをここ彼処に見つけるのが大好きなのです。
そんな習慣を一生続けてきたので、
私がこうしてブログに連綿とアップし続けるロボグラフィ像は、
私の平素の視覚像。

でも、レンズによる偏差値がありそうです。
だから、私が肉眼で感じたイメージに微妙に彩りを加えてくれます。
それがたまらない魅力と感じるレンズもあれば、
余計な差し出口をしおって、許さぬ、そこへ直れ!
と、日本刀を振りかぶりたくなるような結果もあります。
スピードパンクロとかアポクロマートといった名レンズたちは
さすがに私を喜ばせてくれますね。




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by Sha-Sindbad | 2016-12-06 18:11 | Apochromat25/2 | Comments(0)

1684 バス道(アポクロマート25mmF2は見たい物を見せてくれるか?)part 1

妻がどこかの風景コンテストの写真一覧頁を見せてくれました。
「これ、なんなの?
なんでこんなにけばけばしいの?」
私もそう思います。
すべてがデジタル色。

自然にはない色で自然を表現する、これが現代写真。
私のブログだって、似たようなものです。
ちょっとクラシカルなだけ。

でも、ちょっと疑いが頭をかすめます。
私は、デジタル色が自然ではないことを知っています。
でも、風景コンテストの応募者も選者も、
もしかすると、この色しか見えないかも知れない!

私たち夫婦を含む、銀塩時代の人間は、
銀塩フィルムの写真プリントを見ると、
懐かしい、これが本当の色だなあと思います。
でも、デジタル写真で育った人には、
色のくすんだ前時代的に古めかしい、褪せた色、
そう見えるようです。
写真にも、どこかで世代ギャップの溝が深く横たわっているらしい。

どうやら、視覚そのものが変質していくらしい。
もしかすると、世界像そのものも異なるかも知れません。
怖いですね。

キノプティックのレンズは、銀塩フィルムの時代には、
若干鮮鋭すぎ、冷たすぎ、澄みすぎという感じでした。
デジタル写真の感触に少しずつ慣れていくにつれて、
アポクロマートの色が穏やかに感じられるのですから、
おかしなものです。






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by Sha-Sindbad | 2016-12-06 01:04 | Apochromat25/2 | Comments(0)

1683 フェスティバルホール(ペンタック37.5mmF2.9は暗所ではかなり古風に)


16年11月18日、久しぶりのフェスティバルホールでした。
ミッシャ・マイスキーのチェロリサイタル。
その模様、感想はすでに別ブログ「わが友ホロゴン」に書きました。

バッグに潜めて同伴したのはセットは、
ダルメイヤーのかなり古いレンズ、
ペンタック38mmF2.9と、
ソニーNEX-5
フェスティバルホールのロビーで撮りました。

ミッシャ・マイスキーが公演後ロビーでサイン会をしました。
このあたりに、スター的な姿勢を感じるのは私だけでしょうか?
妻は演奏に感動して、バッハの無伴奏チェロ組曲のCDを手に、
列に並んで、サインとともに、言葉を交わし、
彼と伴奏の娘さんのピアニストに握手をしてもらい、
満足の表情で戻ってきました。

私は列に並ぶのが大嫌いなうえ、サインをもらったり、
自分のカメラで写真を撮ったりということが大嫌い。
「よかったね」と温かく迎えましたが、その声に熱意はなし。
なぜなんでしょうね?
生涯、そんなことをしたことがありません。
どうやら、人と同じことはなるべくしたくない、という気分らしい。
でも、チェ・ジウが来たら、並んじゃうかな?

おっと、なんの話をしていたの?
レンズの話でしたね。
点光源が並ぶ天上のライトをチェックしたら、
やっぱり昔のレンズですね。
かなりの暗がりでは、大した画像にはなりませんでした。

現代のレンズだったら、しっかりと写るでしょうね。
でも、暗がりでもしっかりと写って欲しいなどと考えたこともない。
暗がりでは暗がりらしく撮れるのがよろしい。
宵闇でもお昼のように隅々までくっきり写っている写真なんて、
気持ちが悪くって、見たいとも思いませんね。





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by Sha-Sindbad | 2016-12-04 23:53 | Pentac38/2.9 | Comments(0)

1682 道すがら(スーパーシックス25mmF1.9は雨模様が似合っているかも)


スーパーシックス25mmF1.9をebayで超廉価で落札できたとき、
私が思ったのは、もしかすると、これはスーパーシックスじゃないのかも?
そうでなきゃ、落札できるわけがない。
撮ってみて、その画像をチェックしてみて、
確信することができました。
確かに手に入れることができたんだ!
そんな証拠写真を並べてみましょう。
カメラはソニーNEX-5。
ご覧下さい。





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by Sha-Sindbad | 2016-11-28 22:35 | SuperSix25/1.9 | Comments(0)

1347 モンスター登場!(メオスティグマート50㎜F1は化け物検出器か?)



昨夜、書斎の机に向かっているときのことです。
パソコンのCRTからすっと視線を左に逸らした、その先に、
モンスターの横顔がぬっと出現しました。

こんなときは、もっとも明るく、もっとも接近できるレンズを使いたい。
ゾンネタール50㎜F1.1はライカMマウントなので、最短は80㎝。
そこで登場したのがメオスティグマート50㎜F1。
Nexマウントアダプターに接着されたボール紙鏡胴に、
レンズを滑り込ませただけですから、
これをずっと引き出していけば、事実上どこまでも近づけるレンズです。

絞り紐の開口部がついた収納袋の口あたりに一見見えますが、
撮ってみると、やっぱりモンスターでした。




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by Sha-Sindbad | 2015-06-12 11:09 | Meostigmat50/1 | Comments(2)

1314 ある人の肖像 (メオスティグマート50㎜F1もポートレートでは負けていない)



先週月曜日、妻と二人でチョン・キョンファさんのコンサートから帰宅。
寝室には子供たち(猫ですが)用の段ボール箱改造ベッドが2つ。
ほぼ中央に置かれています。
それぞれ年齢に応じて、
大は姉の静、小は弟のピッピの専用となっています。
ピッピの方がはるかに大きいのに、
なぜか小さい方というのがおかしい。
今でも軽く床暖房しているので、
太陽がない日の子供たちの安息場所なのです。

その1歳半のピッピの専用ベッドの側になにか変なものが。
私が朝送って、リビングの床に落ちたまま忘れたファクスA4コピー紙。
これがあちらこちらから折りたたまれて、床から立ち上がっていたのです。
底部がうまく折り込まれているせいか、
斜めにですが、ちゃんと立ち上がるのです。

ピッピが寝室に持ち込んで、あれこれと細工したのです。
なぜピッピと分かるか?
私たち二人は留守だったし、そんな手間なことをしていません。
姉の静は、この世で一番美しく、一番賢い女性ですが、
これまで造形だけは習っていないことは確か。
一方ピッピは自分用の段ボール箱のベッドの壁面も、
出入りしやすいように、2個所の壁をかみやぶって、
なだらかな湾曲した壁に作り替えたりする、改造名人。

ご覧になれば分かるように、なんだか人物のような造形。
ピッピに尋ねてみましたが、謎のような表情で答えず。
創造の深淵を明かしてたまるか!
彼の崇拝するママ(私の妻)なのかもしれません。
とにかく、意図もなにも分かりませんが、
結果だけは明らか。
かなり綿密に1枚のペーパーを折りたたみ、あれこれ細工して、
立体造形と見えるようなものに仕上げて、自分のベッドの側に置いたのです。
(彼が意識的にあれこれと動かすのはすでに日常茶飯事。
自分のものだという宣言のために、自分の愛用のタオル、
我が家にもらわれてきたときに、段ボール箱の底に敷かれていたもの、
これを運んで、ふんわりとかぶせるのが彼の常套手段)

メオスティグマート50㎜F1で撮ってみました。
ご覧下さい。




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by Sha-Sindbad | 2015-04-25 16:25 | Meostigmat50/1 | Comments(0)

1275 白の海へ  (メオスティグマート50mmF1の株、急浮上!)




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3月5日木曜日、孫の世話で大阪加美に参りました。
午後4時15分孫の泣き声に送られて、家を出て、
約半時間撮影をしてから、JR大和路線で帰路につきました。

カメラはソニーNEX-5
レンズはメオプタ
メオスティグマート50mmF1

丸めたボール紙にNexマウントアダプタを付けただけの手製の鏡胴に、
プロジェクター用レンズを滑り込ませるだけという実に原始的なカメラ。
下手をすると、レンズが地面に落下する危険さえあります。
ところが、このボール紙鏡胴が実によくできています。
かなり剛性が高く、レンズはまるで吹いつくように収まります。
滑りをよくするオイルをレンズに吹き付けて収納すると、
試行錯誤はありましたが、現在はレンズが滑らかに鏡胴内を滑ります。
つまり、一瞬にしてフォーカスできる仕掛け。

昔、コンタレックスに凝ったとき、
オリンピアゾナー180mmF2.8という超ど級レンズを愛用したことがあります。
レンズ下部のレバーで動かす直進式ヘリコイドでフォーカスする、
まるでカポネの時代の機関銃式でしたが、
これに似て、きわめて操作性がよく、
しかもこれほど大げさではない仕掛けが、
使えば使うほどに私の手になじんでくれます。

近いうちに東急ハンズに行って、
このボール紙鏡胴に張り付ける薄い金属板を探しましょう。

ライカMマウントへの改造は次の2つの理由で断念。
①イメージサークルがAPS-Cサイズぎりぎりなので、
ライカマウントカメラでは使えないこと、
②他のAPS-Cサイズのカメラで使うメリットはありますが、
おそらく現在のように、
ほとんど2分の1マクロまで使える自在性はなくなるだろう。

このレンズ、使えば使うほど気に入りました。
マクロ的に使えるせいで、
そのぼけ味はおそらくレンジ史上トップ5に入るに違いないからです。
もちろん等倍マクロでも猛烈にぼけます。
でも、開放絞りがF1のマクロレンズなどないからです。

そのおかげで起こった最大の効果、それは、
    白。
これほどに白く輝くイメージはないのでは、と思えるほど。
今では、このレンズ、ペッツバールの変型なんだと、私は信じています。
この白はペッツバールの白なのですから。

このところ、次第にこのレンズの株が浮上しつつあります。
アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3とはまた別の意味で、
ホロゴンのサブとして最適、そんな感じがしてきたからです。
by Sha-Sindbad | 2015-03-05 22:50 | Meostigmat50/1 | Comments(2)