レンズ千夜一夜

タグ:ソニーα7 ( 469 ) タグの人気記事

1881 伽藍写(2017年8月10日エルマジ95㎜F2.2で東大寺乱写)4 台風18号


台風18号が接近中ですね。
私の住む奈良では、昨夜、半時間ほど囂々吹き荒れました。
物が飛ぶ音もしました。
台風の渦の一番長い腕がかろうじて奈良をかすったようです。
まだ台風の目は九州の海上沖だったのですから、
なんとも壮大な大車輪。

今日は昼食後、1時間、ぐるりと散歩してきました。
アンジェニュー50mmF0.95をオリンパスEP-L1に付けました。
風一つなく、静穏な散歩でしたが、
畑に出た農家の人が2人、ほとんど車もなく、
郵便屋さんのバイクに出会っただけ。

皆さん息を潜めて台風を待っているか、と言いますと、
そうでもなく、もともと出歩く元気のある人がほとんど居ない、
いわば過疎の地域になりつつあるだけかもしれません。

お陰さまで、というわけではなく、いつものことなのですが、
1時間で130枚の収穫でした。

我が家もひっそり閑としています。
妻は、大阪での馬頭琴のコンサートに出かけてしまいました。
行くと決めたら、槍が降ろうが台風が来ようが、行く!
そういう人です。
友人の家に泊まるよう、厳命しましたが、心配。

午後5時半頃から台風が猛威を振るい始めたようです。
かなり不穏なほどの烈風が戸外を荒し回っている気配。
まだ四国上陸したばかりという状態でこの荒れ方。
近頃稀な大型台風のようです。
あんまりうるさいので、毒をもって毒を制す、
ワーグナーの「ジークフリートの葬送行進曲」を新しい録音で、
ということで、YouTubeで、格好の演奏を見つけました。
Wagner Götterdämmerung - Siegfried's death and Funeral march
Klaus Tennstedt London Philharmonic
(https://www.youtube.com/watch?v=wXh5JprKqiU)
どこかで大きな被害がなければよいのですが..........................................

と、ここまで記事を書いたところで、
妻から20分前のラインのメールを発見。
「今から帰る」
電話すると、
「大丈夫、近鉄電車は平常運転してる」
「平常運転って???
こちら、轟々吹き荒れてるのに?
タクシーなんかないよ」
「大丈夫、もう近鉄奈良駅に着いたから.....」

こうならないか、心配していたのです。
台風よりも強力!
でも、心配。



b0226423_18264796.jpg
b0226423_18270081.jpg
b0226423_18270592.jpg
b0226423_18271085.jpg
b0226423_18271511.jpg
b0226423_18272363.jpg
b0226423_18272918.jpg
b0226423_18273587.jpg
b0226423_18274725.jpg
b0226423_18281810.jpg
b0226423_18282424.jpg
b0226423_18283077.jpg
b0226423_18283583.jpg
b0226423_18284174.jpg
b0226423_18284892.jpg
b0226423_18285330.jpg
b0226423_18285977.jpg
b0226423_18290588.jpg
b0226423_18294311.jpg
b0226423_18294959.jpg
b0226423_18295668.jpg
b0226423_18352012.jpg
b0226423_18352604.jpg
b0226423_18353834.jpg
b0226423_18354637.jpg
b0226423_18355147.jpg
b0226423_18355707.jpg
b0226423_18360281.jpg
b0226423_18360996.jpg
b0226423_18361646.jpg



by Sha-Sindbad | 2017-09-17 18:43 | Hermagis95/2.4 | Comments(0)

1880 伽藍写(2017年8月10日エルマジ95㎜F2.2で東大寺乱写)3 東大寺へ



東晋の時代、老荘思想の影響下、清談が流行しました。
その前の後漢字末から三国時代にかけて、
中国は秦から前漢への移行期に優る乱世となり、
全土荒れ果て、人口が激減しました。
まさにこの世の末、とでも言いたくなるような時代でした。
清談思想はな末世への厭世に後押しされていたのかも知れません。

2人の英才が隠棲し、自給自足の生活を楽しみました。
2人で畑を耕しているとき、1人の鍬がなにか固い物に当たりました。
彼はそれが何なのか調べるために取り上げました。
もう1人はそれを観て、娑婆っ気が残っているのを見抜き、
即座に友情を絶ったのだそうです。
厳し過ぎると言えそうですが、調べた方は後年出世して、
権勢のある政治家になったのですから、
もう一人の判断は正確だったようです。

いかなる取るに足りない言動にも人間が露呈する、
これは春秋時代からおそらく現代まで、
優秀な中国人が一貫して信じてきた、人物鑑定法。
春秋左氏傅、史記に同種の話は枚挙にいとまがありません。

そこで、問題。
そんな鋭い人間観察力を備えた慧眼の士が、
我がブログを偶然のぞいて、私のロボグラフィを観たとき、
撮影者である私をどう鑑定するでしょうね?
ロボグラフィを撮るって、土の下のものを持ち上げてみる、
これになんだか近い行動かもしれませんねえ?

一生の同志として共に生きるに値する人物である!
なんて、思うことはないでしょうねえ?
訳の分からない写真ばっかり撮りおって!
こんな人物、断じて信用できん!
なんだか、即座にそう鑑定されてしまいそうですね。

でも、不思議ですね。
そんな風に断罪されても、なんだか平気ですね。
私が自分のためにこんな写真を喜んで撮る、
そんなことができるって、面白い!
これも一種の竹林の思想なんじゃないかな?
むしろそんな感じですね。



b0226423_22540261.jpg
b0226423_22541576.jpg
b0226423_22542119.jpg
b0226423_22542722.jpg
b0226423_22543329.jpg
b0226423_22543883.jpg
b0226423_22544307.jpg
b0226423_22545016.jpg
b0226423_22545586.jpg
b0226423_22550089.jpg
b0226423_22550759.jpg
b0226423_22551233.jpg
b0226423_22551755.jpg
b0226423_22552436.jpg
b0226423_22552995.jpg
b0226423_22553554.jpg
b0226423_22554014.jpg
b0226423_22554869.jpg
b0226423_22555538.jpg
b0226423_22560218.jpg
b0226423_22560702.jpg
b0226423_22561544.jpg
b0226423_22562112.jpg
b0226423_22562644.jpg
b0226423_22563151.jpg
b0226423_22563792.jpg
b0226423_22564376.jpg
b0226423_22565588.jpg
b0226423_22570244.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-09-16 22:58 | Hermagis95/2.4 | Comments(0)

1879 伽藍写(2017年8月10日エルマジ95㎜F2.2で東大寺乱写)2 奈良公園へ



昨日は、友人のOYさんと近鉄奈良駅近くの喫茶店で歓談。

もう83歳なのですが、この年齢は畏友RAさんと同じ。
RAさんは、80歳を超えてからガクンと弱られて、かなり心配。
ところが、OYさんはまだ肌もかなり艶やかで、お元気。

2時間半ほど、夢中になって語り合いました。
音楽のこと(大変に繊細で透徹した感性で対決されます)、
オーディオのこと(良い音楽を鳴らすことを徹底的に追究)、
レコード、CDのこと(本格的なコレクターです)、
蔵書のこと(種々の稀覯本、写真集を収集しておられます)、
エトセトラ、エトセトラ......

そして、レンズ収集も本格的です。
コンタレックスレンズも、ライカレンズもそれぞれ10本以上。
百数十本を超える高級クラシックレンズのコレクター。

フィルムの退勢の現今、やむなくソニーα7に付けて、
今でも写真もお撮りになります。
面白いことをおっしゃいました、

  「コンタレックスのレンズもライカのレンズも、
  フィルムで撮ると、ものすごく個性があって、
  独特の味わいを出してくれました。
  でも、デジタルカメラに付けたら、
  個性も味もほとんど消えてしまう。
  現代のレンズとほんの少ししか違わない感じなってしまい、
  がっかりします」

私もまったく同感です。
私はレンズコレクターと名乗るほどのコレクションではないし、
第1、撮影のためという方向だけで集めてきたので、
いわゆる名レンズの系譜から離れているレンズが多い。
その理由が、ソニーα7のようなデジカメで撮っても、
銀塩時代の雰囲気を色濃く残しているレンズが欲しいから。

エルマジ95㎜F2.2はそんなラインにあります。
世評高い名レンズではありません。
ペッツヴァールレンズの改造版。
前玉の隅に貝殻状のキズがあり、
はっきり言って、ぼろぼろ。

ペッツヴァール特有の澄んだシャープネスが主題を引き立て、
周辺もペッツヴァール風の激しいボケ、フレアは少ない。
画像にペッツヴァールらしさはほとんどないのですが、
使い込めば使い込むほどに私の心になじみ、
今では、とりわけいとしいレンズ。
今回はなんのためらいもなく、
大仏殿で初めて使うレンズとして選び出しました。




b0226423_11352115.jpg
b0226423_11352793.jpg
b0226423_11353346.jpg
b0226423_11363074.jpg
b0226423_11364406.jpg
b0226423_11364963.jpg
b0226423_11365541.jpg
b0226423_11370546.jpg
b0226423_11372218.jpg


b0226423_11374346.jpg
b0226423_11374804.jpg
b0226423_11375336.jpg
b0226423_11375983.jpg
b0226423_11380549.jpg
b0226423_11381202.jpg
b0226423_11382769.jpg
b0226423_11383283.jpg
b0226423_11384321.jpg
b0226423_11384893.jpg
b0226423_11385749.jpg
b0226423_11390320.jpg
b0226423_11390936.jpg
b0226423_11391503.jpg
b0226423_11392198.jpg
b0226423_11392599.jpg
b0226423_11393168.jpg
b0226423_11394632.jpg
b0226423_11400951.jpg
b0226423_11402642.jpg
b0226423_11401832.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-09-15 11:43 | Hermagis95/2.4 | Comments(0)

1878 伽藍写(2017年8月10日エルマジ95㎜F2.2で東大寺乱写)1 あっと驚愕! 



日本の仏寺は概ね撮影禁止となっています。
ここ10年ほど、ヨーロッパに行ったことはありませんが、
私が旅をしていた頃は、キリスト教寺院もイスラム寺院も、
撮影自由でした。
東大寺が、他の仏教寺院にさきがけて、撮影自由になったのは、
無神論者の私にとっては嬉しいニュースでした。

少年時代奈良で過ごした私には、
東大寺の大仏様の壮大にそびえ立つ姿は人生最大の驚異でした。

小学校6年生で大阪に移転して、疎遠となり、
大学生になってようやく大仏様と再会して、あっと驚愕!
「えっ、こんなに小さかったの!!?」
幼児のパースペクティブで記憶していた大仏様と違ったのです。

それから数年して訪れたとき、もう一度驚愕!
「えっ、こんなに大きいの!!?」
それ以来、大仏様は、世界一の金剛仏として、
比類なく巨大な存在であり続けています。

ものがどれほどの大きさで見えるかは、
知覚主体の私の大きさに左右されることを、
私はこの体験で初めて知りました。

その巨大な大仏様を自分のカメラに収めることができる!
8月10日、東大寺撮影の初陣。
ワクワクする体験でした。




b0226423_21175872.jpg
b0226423_21180547.jpg
b0226423_21181074.jpg
b0226423_21181698.jpg
b0226423_21182142.jpg
b0226423_21182684.jpg
b0226423_21183269.jpg
b0226423_21183742.jpg
b0226423_21184390.jpg
b0226423_21184883.jpg
b0226423_21185425.jpg
b0226423_21190147.jpg
b0226423_21195164.jpg
b0226423_21195639.jpg
b0226423_21200235.jpg
b0226423_21200855.jpg
b0226423_21201411.jpg
b0226423_21203364.jpg
b0226423_21203830.jpg
b0226423_21204694.jpg
b0226423_21205496.jpg
b0226423_21210643.jpg
b0226423_21211332.jpg
b0226423_21211816.jpg
b0226423_21213435.jpg
b0226423_21225108.jpg
b0226423_21230794.jpg

b0226423_21231232.jpg
 


by Sha-Sindbad | 2017-09-14 21:27 | Hermagis95/2.4 | Comments(0)

1876 奈良町(2017年8月5日スピードパンクロ35㎜F2で奈良町の奥底へ)5 NKさん


近頃、至るところに見つかる石仏を撮影するのが楽しみです。

石仏のほとんどは時代とともに摩耗しています。
数年前、北魏の弥勒菩薩展を楽しみましたが、
どうやら硬い石から刻みだしたようで、
摩耗の気配はほとんどないものが幾つもありました。
でも、私には、この摩耗による時代色がたまらない魅力です。
あなたも感じませんか?

自分の若い頃の写真を観ると、
たじたじと後に退いてしまいませんか?
研ぎ立ての日本刀みたいに、ぴっかぴっか。
寄らば斬る!
そんな感じ。
でも、それは、出会うこと、出会う人、
すべてが未知との遭遇、
どう展開するか予測できない、真剣勝負だったから。

今では、どんなことも、出会った途端に、道筋が分かってしまう。
未知との遭遇を楽しめるのは、美の世界だけ。
だから、眼差しから殺気が消えてしまっています。
どんなことも、良い面をエンジョイし、悪い面は黙って引き受ける、
そんなスタンスで生きるようになっています。
これはこれで、若いときには想像もできなかった、境地、
人生の醍醐味ですね。

そんな人間には、
摩耗した石仏たちがことさらいとしく感じられます。
私と同じように、というより、私よりはるかに長く、深く、
時代の哀感を身に引き受けて生きてきたんだなあ、
そんな風に身をもって共感できるからです。

元興寺の一隅にかなり沢山の石仏たちが並んでいます。
おそらく奈良市一円の石仏が開発ととも移ってこられたのでしょう。
そのすべてが摩耗の極に達しています。
忍耐、運命の甘受、悟り、そんな気配が立ち上ってきます。

敬愛する大ブロガー、NKさんも愛された石仏たちです。
NKさん、どうしておられるでしょう?
長い間、電話も通じません。
ご健在を祈りたいのですが、こんな感じもします、
NKさんの存在もまた石仏に似て来たのかなあ?
元興寺を訪れるたびに、NKさんを思い出し、
NKさんの石仏写真を思い起こして、少しでもその境地に近づこう、
そんな気持ちも、石仏に向かう支えになっています。




b0226423_11574304.jpg
b0226423_11574871.jpg
b0226423_11575355.jpg
b0226423_11575931.jpg
b0226423_11580533.jpg
b0226423_11581275.jpg
b0226423_11581725.jpg
b0226423_11582202.jpg
b0226423_11582839.jpg
b0226423_11583428.jpg
b0226423_11585173.jpg
b0226423_11584585.jpg
b0226423_11585173.jpg
b0226423_11585656.jpg
b0226423_11590254.jpg
b0226423_11590719.jpg
b0226423_11591221.jpg
b0226423_11591802.jpg
b0226423_11592482.jpg
b0226423_11593043.jpg
b0226423_11595224.jpg
b0226423_11594615.jpg
b0226423_11595224.jpg
b0226423_11595854.jpg
b0226423_12000431.jpg
b0226423_12001042.jpg
b0226423_12001630.jpg
b0226423_12002224.jpg
b0226423_12004377.jpg
b0226423_12005123.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-09-12 12:03 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

1872 奈良町(2017年8月5日スピードパンクロ35㎜F2で奈良町の奥底へ)1 幻想性



私はスピードパンクロ35㎜F2は手に入れることができましたが、
スピードパンクロ50㎜F2はついに手に入れることができませんでした。
2度もeBayで落札したのに、政府の横やりが入って、
2度とも入金できなかったのです。

①私のやり方が悪かったのか、それとも、
②私も知らぬ暗黒街との親密な関係を政府が察知したか?
③無駄遣いをしないよう、妻が密かに手を回したか?

私は③をかなり疑っています。

中将姫光学さんからスピードパンクロ50㎜F2をお借りしています。
同じ画質に揃えている筈なのですが、どうも少し違います。
50㎜の方がコントラスト、シャープネスが少し上で、
カリスマ性は断然上。
35㎜の方が画像の神秘性、幻想性が少し上。

今回はリコーGXRに付けたので、実質的には、
50㎜とほぼ同程度の焦点距離、画角の標準レンズ相当。
こんな風に同列に並ぶと、ますます、35㎜の幻想性が目立ちます。
50mmより遙かにお安いので、これはお勧め。



b0226423_10555580.jpg
b0226423_10561706.jpg
b0226423_10562801.jpg
b0226423_10563755.jpg
b0226423_10564454.jpg
b0226423_10565358.jpg
b0226423_10570109.jpg
b0226423_10570854.jpg
b0226423_10571795.jpg
b0226423_10572651.jpg
b0226423_10575953.jpg
b0226423_10580982.jpg
b0226423_10582542.jpg
b0226423_10583208.jpg
b0226423_10584416.jpg
b0226423_10585251.jpg
b0226423_10590071.jpg
b0226423_10590715.jpg
b0226423_10591769.jpg
b0226423_10592588.jpg
b0226423_10593450.jpg
b0226423_10595096.jpg
b0226423_10595940.jpg
b0226423_11000884.jpg
b0226423_10595940.jpg
b0226423_11000884.jpg
b0226423_11001891.jpg
b0226423_11004280.jpg
b0226423_11010037.jpg




b0226423_11012977.jpg




by Sha-Sindbad | 2017-09-07 11:04 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

1871 奈良春日山(2017年8月22日クセノン50㎜F2.8が古代の息吹を)2 軽い石段


私の写真の師匠は江戸っ子の写真家田島謹之助さん。
落語の巨匠たちにポートレートを撮り続けて、
落語家の立川談志さんにその全作品をフィルム毎贈呈し、
談志さんはそのポートレートを使って、
「談志絶倒 昭和落語家伝」を書きました。

今でも売れています。
アマゾンの写真家紹介文を引用しましょう。

  「写真家。一九二五(大正14)年、東京に生まれる。
  子どものころから写真と寄席に夢中となり、
  戦後は日本の原風景を撮り続ける。
  二十代のとき、叔父と親しかった人形町末広の席亭に頼みこみ、
  一九五四(昭和29)年から一九五五(昭和30)年にかけて、
  人形町末広の高座と落語家の自宅を集中的に撮り続ける。
  その数は二千を超え、
  現在でもフィルムのほとんどが変質することなく残されている。」

正真正銘の江戸っ子でした。
シャイで謙虚で、その癖、率直。
そして、ダンディ。

90以上あるコメント欄から拾ってみました、

  「写真が素晴しい。
  まさにその時の落語が蘇る写真。
  落語家ってこんな顔なのだ...と新たに認識した写真。」

  「写真がまた良い。立川談志さんの批評・解説も絶妙ですが、
  これだけの写真も貴重な資料でしょう。
  個人的にはもっと(保存されているらしい)写真を
  拝見したくなります。」

  「貴重な写真の数々に、まずは圧倒されてしまいます。
  まさに黄金時代」

この田島さんの自選の最高傑作2枚の内の1枚は、
「鎌倉建長寺の石段」
ライカM5の使い手でしたが、
長焦点レンズだけはキャノン85㎜F1.9を愛用。
1年間通い続けて苦心惨憺した末に撮れたとのことで、
時代と人々の気配を立ち上らせる入魂の傑作でした。

石段に出会う度に、田島さんのこの傑作を思い出します。
でも、私は、田島さんのような撮り方はしません。
できないのですが、それと言うのも、
私のロボグラフィは一瞬の「一期一会」を記録するだけで、
記憶ではあっても、写真的創造の産物ではないからです。

今回は石段たちをどっさりごらん頂きましょう。
クセノンが質感をしっかりだしてくれています。
開放で撮ったとは思えないほどに、厚みがあります。
でも、刹那のすれ違いで出会った、ただそれだけ。

石は重いけど、私の写真は軽い。




b0226423_11463698.jpg
b0226423_11464387.jpg
b0226423_11464911.jpg
b0226423_11465584.jpg
b0226423_11470002.jpg
b0226423_11470719.jpg
b0226423_11471436.jpg
b0226423_11472022.jpg
b0226423_11472606.jpg
b0226423_11473327.jpg
b0226423_11480458.jpg
b0226423_11481035.jpg
b0226423_11481515.jpg
b0226423_11482198.jpg
b0226423_11482750.jpg
b0226423_11483365.jpg
b0226423_11484028.jpg
b0226423_11484610.jpg
b0226423_11485122.jpg
b0226423_11485857.jpg
b0226423_11490417.jpg
b0226423_11491166.jpg
b0226423_11491706.jpg
b0226423_11492212.jpg
b0226423_11492817.jpg
b0226423_11493397.jpg
b0226423_11494079.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-09-05 11:51 | Xenon50/2.8 | Comments(0)

1870 奈良春日山(2017年8月22日クセノン50㎜F1.4が古代の息吹を)1 変貌





奈良の春日山ハイウェイを娘の車で一周しました。
家族で散策しながら、片手間で、路傍風景を撮影しました。
クセノン50㎜F1.4付きソニーα7
このクセノンも映画用レンズです。
アリフレックス用です。
クセノンらしく猛烈にシャープで、実は辟易していました。
売ってもいいレンズだな、そう考えていたのです。

でも、人もレンズも同じですね。
一度にある一面しか見えない。
ある日あるとき偶然に、これまでに見えなかった一面が見える。
そうすると、その人、そのレンズに対する評価ががらりと一変。

これがあるから、人もものも軽々しく裁定しない方がよい。
でも、判断してしまうものです。
これは防げませんね。
でも、その面が別の光の下では違って見えるかも知れない。
このことを忘れないようにしたいですね。
そして、そんなことが起こったら、素直に先入観を捨てましょう。
クセノン50㎜F2.8に対して持っていたこれまでの判断を、
春日山に捨ててきました。

すべて開放で撮りました。
このレンズ、堂々たる表現力を持つレンズですね。
2回に分けてご覧いただきましょう。




b0226423_17161776.jpg
b0226423_17162363.jpg
b0226423_17162982.jpg
b0226423_17163443.jpg
b0226423_17164017.jpg
b0226423_17164799.jpg
b0226423_17165495.jpg
b0226423_17170041.jpg
b0226423_17170615.jpg
b0226423_17171229.jpg
b0226423_17171868.jpg
b0226423_17172495.jpg
b0226423_17173072.jpg
b0226423_17173607.jpg
b0226423_17174370.jpg
b0226423_17175004.jpg
b0226423_17175758.jpg
b0226423_17180396.jpg
b0226423_17180985.jpg
b0226423_17181509.jpg
b0226423_17182145.jpg
b0226423_17191020.jpg
b0226423_17192564.jpg
b0226423_17193173.jpg
b0226423_17193773.jpg
b0226423_17194379.jpg
b0226423_17194856.jpg
b0226423_17195481.jpg




by Sha-Sindbad | 2017-09-03 17:23 | Xenon25/1.4Ari | Comments(0)

1859 奈良町(2017年7月25日エルマー90㎜F4がやさしく微笑み)4-完-醍醐味



ネットで読みました。
近頃、世界中で、歩きながら携帯電話を読む人が多くなって、
市街電車の接近に気づかずに巻き込まれて死亡した人も居るそうですね。

私が見たのはもっとすごくて、自転車を走らせながら携帯をのぞき込む、
車を運転しながら片手の携帯を眺めている、そんな人をよく見かけます。

今最も役立つ発明は、携帯電話装備のレーダー、ソナーでしょうね。
「前方3mに溝」
「左後方5mに車接近!」
あるいは、レーダー、ソナー付きのウォーキングシューズ。
ご本人は携帯に全神経を集中しましょう。
歩行はこのシューズが全面的に受け持ってくれます。

こうなると、カメラマンたちも黙っていませんね。
お好みの被写体を発見するレーダー、ソナー付きカメラ。
「右前方3mに美女接近」
「左横壁にロボグラフィのお化け顔あり!」
そして、カメラは自然その方向に向きを変え、
ズームレンズが最適絞りに移行しつつ、
最適の構図に向かって焦点距離を変えていく。
最高の構図、瞬間に、カメラマンがシャッターを押さなくても、
自動的にシャッターが下りる!
「横位置も一枚いただきましょう」という音声とともに、
カメラが縦位置から横位置に自動的に移行して、また、
「パチリ」

昔は、センスのある人が折角写真を始めたのに、
カメラ、レンズの使い方を会得できず仕舞いで、
結局、写真がものにならなかったという人が
かなり沢山いたのではないでしょうか?
現代はカメラマンのパラダイスになりつつあるのかも知れません。

私も40年余の写真生活で、たった一回だけ、
ズームレンズ付きオートフォーカスカメラを使いました。
その一回でこりごり。
自分で写真を撮っているという気分にどうしてもなれなかったのです。

どうせ大した写真なんか撮れない。
だから、せめて写真を撮る行為を楽しみたい。
自分で絞りやシャッター速度の設定を選択し、 
自分でピントを合わせて撮る、これぞ醍醐味ですね。
エルマー90㎜F4はそんな醍醐味をしっかり味あわせくれました。                             





b0226423_22113400.jpg
b0226423_22112847.jpg
b0226423_22112235.jpg
b0226423_22111760.jpg
b0226423_22111207.jpg
b0226423_22110642.jpg
b0226423_22110068.jpg
b0226423_22105429.jpg
b0226423_22104849.jpg
b0226423_22104297.jpg
b0226423_22103563.jpg
b0226423_22102966.jpg
b0226423_22102345.jpg
b0226423_22090471.jpg
b0226423_22085704.jpg
b0226423_22085035.jpg
b0226423_22084308.jpg
b0226423_22083811.jpg
b0226423_22082866.jpg
b0226423_22082166.jpg
b0226423_22081522.jpg
b0226423_22080864.jpg
b0226423_22075589.jpg
b0226423_22074985.jpg
b0226423_22074492.jpg
b0226423_22072631.jpg
b0226423_21592251.jpg
b0226423_21590346.jpg
b0226423_21585321.jpg
b0226423_21584601.jpg
b0226423_21584022.jpg
b0226423_21583195.jpg
b0226423_21582223.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-08-16 22:14 | Elmar90/4 | Comments(0)

1858 奈良町(2017年7月25日エルマー90㎜F4がやさしく微笑み)3 孫旋風



8月13日日曜日、14日月曜日の二日間、
長女一家の帰省でてんやわんやでした。
2人の孫旋風が吹き荒れたのです。

5歳の孫プリンスは来年小学校入学と同時に、
憧れの少年野球チームに入団の予定。
水泳教室にも通って、スポーツ少年になりそうです。
完全なスポーツ音痴で育った私とは大違い。
大歓迎です。
2歳半年下の3歳の孫プリンセスは兄に負けていません。
なんでも同じことができなければならないというのが、
彼女のオブセッション。
いやはや、あと数年も経てば、お姉ちゃんとして、
君臨することになりそうな気配。

エルマー90㎜F4は奈良町にすんなりと溶け込めるレンズ。
小さな筐体は左手の中にすっぽり収まり、
ヘリコイドは滑らかに動くので、ピント合わせも迅速。
いつも絶えず対面してきたロボグラフィたちが、
また新鮮な表情で浮かび上がってくれます。





b0226423_11175862.jpg
b0226423_11175119.jpg
b0226423_11174523.jpg
b0226423_11174070.jpg
b0226423_11173290.jpg
b0226423_11172307.jpg
b0226423_11171533.jpg
b0226423_11170586.jpg
b0226423_11174070.jpg
b0226423_11163518.jpg
b0226423_11161700.jpg
b0226423_11155991.jpg
b0226423_11154599.jpg
b0226423_11160481.jpg
b0226423_11153431.jpg
b0226423_11152816.jpg
b0226423_11152236.jpg
b0226423_11151515.jpg
b0226423_11150847.jpg
b0226423_11150289.jpg
b0226423_11145526.jpg
b0226423_11144930.jpg
b0226423_11144255.jpg
b0226423_11143463.jpg
b0226423_11142687.jpg
b0226423_11141899.jpg
b0226423_11141178.jpg
b0226423_11140552.jpg
b0226423_11135797.jpg
b0226423_11135136.jpg
b0226423_11134563.jpg
b0226423_11133915.jpg
b0226423_11133075.jpg
b0226423_11131390.jpg
b0226423_11125011.jpg







by Sha-Sindbad | 2017-08-15 11:21 | Elmar90/4 | Comments(0)