レンズ千夜一夜

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1831 西大寺(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)5


歴史は螺旋状に進んでいくものかも知れません。

私の写真史がそうでした。
モノクロームの現像引き伸ばしを始めた頃、
私のコンタックスレンズとローデンシュトックの引き伸ばしレンズ、
ロダゴン50㎜のコンビは、
どうもベテランたちのニコンレンズとニコンの引き伸ばしレンズ、
ニッコール50㎜のコンビに敵わないなあ、と感じていました。
ニコンレンズの写真は白と黒がピンと聞いていて、切れ味抜群。
一方、ツァイスの写真はどうも精密感と迫力に欠ける感じ。

でも、クラブで引き伸ばし練習会を開いて、目も開きました。
葉先に大きく膨らんだ水玉のクローズアップ写真。
ニッコールで伸ばすと、水玉は白と黒の二値の幾何学模様。
ロダゴンで伸ばすと、白から陰の黒までなだらかなグラデーションで、
水玉がこんもりと葉先に盛り上がりました。
そうか!
ニコンは精密に撮ってくれるのではなくて、
視角を驚かせるような抽象化、強調化でアクセントを作りだしている。
ドイツの引き伸ばしレンズであるロダゴンは、もっと地味、実直に、
ものの形が作り出すグラデーションを丁寧に再現しようとしている。
それ以来、私はドイツ系、クラシック系のおとなしい表現一筋。

ところが、現代では、各社のレンズは畳一枚ほども軽く伸ばせるような、
超精密グラデーション路線をまっしぐらに突き進み、
iPhoneの超小型レンズでさえ、クラシックレンズに優る描写力。
私の使うクラシックレンズの方がはるかに雑な描写。

ところが、ここでまた、私には、過ぎたるは及ばざるが如しですね。
皆さん、お喜びのようです。
でも、私の目は現代レンズの超精密描写に追っ付かないようです。
私はギョギョッと目を白黒させるばかり。

この超精密描写、超繊細グラデーション描写って、
肉眼を超えているんじゃない?
私には気持ちが悪いんだけどなあ.........................

孫の家でテレビがドラマを放映しています。
登場人物たちの肌にはシミ一つありません。
当然です。
画像処理で、消されているのですから。
ネットのコマーシャルで、
×××を使って、大スターの○○さんのような美肌に!
○○さんの写真はもちろんシミどころか、なにもない。
ガラス細工のように、つるつる。
当然です。
画像処理で、消されているのですから。
私には気味が悪いだけなんだけどなあ....................
やっぱり、歴史は螺旋状に進んでいくようです。

私には、エルマーのような古いレンズの味が好きですねえ。
もちろんソニーα7で撮っているのですから、
かなり現代的に超精密、超繊細グラデーションになっています。
それでも、まだ、レンズの古い味わいを残してくれています。
ありがたい!





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by Sha-Sindbad | 2017-07-10 19:42 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1830 奈良町(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)4 信頼感




この古いエルマー35㎜F3.5というレンズ、
使えば使うほど、信頼感が高まります。
カルティエ=ブレッソンも満腹の信頼を置いていたでしょう。

ズマロン35㎜F3.5に決して劣らない。
というより、写真家にはより一層使い勝手が良いかもしれません。
ズマロンの方は時折光彩陸離たる描写をしてくれることがあります。
レンズ好きにはたまらない魅力ですが、
自分の作風に添う描写をしてくれるという万福の信頼感という点では、
エルマーの方が有利かも知れません。
地味ですが、一定水準の堅実な描写を常に保証してくれるからです。

今回の写真たちもそんな堅実描写の見本のようです。
ものたち、人、光景、すべてがしっかりと浮かびあがります。




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by Sha-Sindbad | 2017-07-09 21:11 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1829 近鉄奈良へ(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)3


私は、絵であれ、人の写真であれ、ポスターであれ、
お店のプレゼンであれ、骨董であれ、なんであれ、
路傍で見かけて、いいなと思ったら、全部撮ります。
写真を始めてからただちにそんな写真を好んで撮りました。

森山大道さんは、これをエクイバレントequivalentと呼んで、
見える物は、盗作にならない限り、すべて写真の題材になる、
そう宣言されました。
私ももとより大賛成です。

カルティエ=ブレッソンも木村伊兵衛も路上の人間を堂々と撮り、
写真集を埋めました。
でも、マスコミが支配する現代では、
憲法が保障する表現の自由も勝手に制限されてしまいかねない趨勢。
法的にいかなる意味でも保護される権利となっていない、
あの「肖像権」が大手を振ってまかりとおり、
表現の自由に優先するかのような現代、
私のような写真を見ると、思わず眉をしかめる人も多いでしょう。

そんな方は私のブログは来ない、私の写真なんか観ない、
それがいいでしょう。
私も日本国憲法を忘れている人とは付き合いたくもありません。
というわけで、至る所、私の心にぐっと食い込んできたやつらを
遠慮なくブログに掲載してきましたし、
これからも遠慮なく、そうしていきましょう。

エルマー35㎜F3.5のような昔のレンズ、
路上に出合うものたちをロボグラフィに変換する最上のツール、
そんな感じがします。
正確性よりも、夢。




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by Sha-Sindbad | 2017-07-07 13:04 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1828 西大寺(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)2


私には若い頃から隠者に惹かれるところがあったようです。
名声を欲しい、なんて思ったことは一度もありません。
そのせいでしょうか?
いざ、その憧れの隠者になってみると、これが楽しくてたまらない。

そんな隠者の理想の世界を描いた作品があります。
池大雅「十便帖」・蕪村「十宜帖」
その中でも、大雅の「吟便図」が好きですねえ。
窓辺に置かれた低い机に左肘をついて、
右手には筆をもったまま窓の外の山水を眺めている、
文人の後ろ姿。
大雅がこの画に付けた詩は至極平明です、
「両扉無意対山開
不去尋詩詩自来」
この絵の中の文人、我田引水的に言えば、
ロボグラフィが好きなのです。

この絵を見ていて、左下隅に目をやって、驚きました。
私には、背もたれ、肘掛けのついた椅子にしか見えません。
一体何なのでしょう?
もちろん、中国はかなり昔から椅子式の生活だったようです。
でも、質素な平屋に隠棲の身です。
わざわざ机まで置いているのです。
「ああ、疲れた、ちょっと一休み」と安楽椅子に腰掛ける、
なんてことをするでしょうか?

窓から見える山水に心を奪われ、時間の経つのも忘れる、
そんな隠者が窓に面した席の醍醐味に心を奪われることなく、
「座卓に座しておったら、しびれが切れたわい」なんて、
肘掛け椅子に移るなんてことがあるでしょうか?

ちょっと話がレンズから逸れましたが、
やっぱり気になって。
現代に戻って、にわか隠者の私としては、
ますます古いレンズ、それも、
第2次世界大戦前のノンコートレンズたちの
コントラストの弱い描写に傾きますね。
エルマー、しびれます。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-06 21:34 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1827 西大寺(2017年6月5日エルマー35㎜F3.5が久しぶりに繰り出した)1


ズマロンに続くのは、エルマー35㎜F3.5。
1932年から50年まで18年間にわたり延々と作り続けられました。

カルティエ=ブレッソンが戦前に撮り重ねた名作の数々は、
エルマーの35㎜と50㎜が中心だったのではないでしょうか?
ライカレンズの愛好者の中にはエルマーこそ、
ライカレンズの生粋、華、最高峰だと考える人もおいでのようです。

6月5日、陳少林先生の揚琴伴奏レッスンの機会に持ち出しました。
カメラはもちろんソニーα7。
せいぜい2時間に満たない程度でしたが、満足。

パンケーキレンズで、作りが良いので、取り回しは実にスムーズ。
ズマロンのようなダイナミックな味わいはありませんが、
しっとりとした肌触りで、滑らかなグラデーションの描写は、
さすがに一世を風靡した名玉の誉れにふさわしい、
そんな思いを新たにできたようです。




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by Sha-Sindbad | 2017-07-05 17:18 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1826 名玉極楽(2017年6月1日ズマロン35㎜F2.4で奈良公園散策)4-完-


静かです。
台風3号は私が住む奈良市の真南、
紀伊半島の最南部を通過して、現在、静岡沖のようですね。

昔、宮崎県延岡市に3年住んだことがありました。
春の雨は2ヶ月以上降り続けて、なにもかもがジュクジュクに。
台風は、関西で通常経験するのとは遥かに強烈なエネルギーで、
延岡の町をなぎ倒さんばかりの勢いで通過していきました。

この経験で、台風が渦を巻いていることを初めて実感できました。
一波一波と断続的に襲って来る。
遥か彼方から、助走を付けるように次第に、
バッシャーン、ガッチャーンという破壊音を飛散させながら、接近し、
フォルテッシモの暴風音とともに通過して行きました。
私が奈良で体験したジェーン台風、伊勢湾台風並みの恐ろしさでした。

今回は台風の左側にあたったため、奈良市は平穏無事でした。
洋上を航海中でどこか安全な港に退避するのが遅れた船なんか、
もう地獄のようでしょうね。

思い出しました。
私の新婚旅行は奄美諸島だったのですが、
最初の寄港地与論島では、大型船用の岸壁がないので、
洋上で小型ボートに乗り換える必要がありました。
ところが、島から数百m沖に停船した船は、
台風でもないのに、激しく乱高下。
私たちの船の下船口とボートの高低差は3、4mもあって、
何mも高下しているボートを見下ろすことができました。
「ええっ、どうやって乗り移るの?」
すると、ボートは波に乗ってぐっとせり上がってきました。
その度に、最高点でもまだ高低差が1m以上あるのに、
客は下船口から飛び降り、ボートの船員が受け止める、
まるでアドベンチャーでした。
台風下だったら、そんな芸当、とても不可能でしょう。

当時と打って変って、現在の私は平穏無事に自宅に休養。
高下を20度以上繰り返したでしょうけど、
階段づたいなので、かなり安全ですね。

今回でズマロンシリーズは終わり。
別ブログ「わが友ホロゴン」では、フレクトゴン35mmf2.4シリーズ。
軍配は両方に上がったようです。
なぜ?

漱石の「吾輩は猫である」で、苦沙弥先生が大真面目に、
「どうも出会う女性の6割に恋心を感じてしまう」とかなんとか。
私も出会うレンズの6割は好きになってしまいます。
でも、女性と一緒で(なんて書くと、アホな自民党首脳みたいに、
非難ごうごう浴びるかも知れませんが、ご心配なく、
私も含めて男性はもっとひどいですから)、
多かれ少なかれどこかに問題点があります。

でも、そんなレンズのうちほんの僅かなのですが、
「あばたもエクボ」風に、何が何でも愛しちゃう、そんな例外がいます。
フレクトゴンとズマロンはそんな例外的お気に入りなのです。
その理由は、写真をご覧になったら、お分かりと思いたいですが.......





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by Sha-Sindbad | 2017-07-04 22:42 | Summaron35/3.5 | Comments(0)

1825 名玉極楽(2017年6月1日ズマロン35㎜F2.4で奈良公園散策)3



今でこそたまにしか参りませんが、
以前のクラシックカメラショップには、
一家言のある御仁がたむろしていたものでした。
どんなレンズでも、収差はこうで、ああで、と解析して、
大抵の場合、言下に一刀両断なさる。
でも、よく聴いてみると、1、2本しか撮ったことがない。
レンズ記事の受け売りと、表面的なレンズ性能だけの評価。

でも、私の正直な体験によりますと、
レンズの最初の試写十数本では、
レンズの本当の性能は汲み尽くせないようで、
レンズには、特有の相性、出会いがあるようです。
そうした相性の良い光景に出合ったときに、
とんでもないほど生彩に富んだ独創的な絵を生み出す、
それが名レンズの個性なのかも知れません。

ズマロン35㎜F3.5、後続の超絶35㎜たちと違い、
とても穏やかに落ち着いた姿形のチビレンズですが、
飛び野では鳳凰のように大きく翼を羽ばたかせた感じ。
撮った私本人が一番驚いています。




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by Sha-Sindbad | 2017-07-03 12:20 | Summaron35/3.5 | Comments(0)

1824 名玉極楽(2017年6月1日ズマロン35㎜F2.4で奈良公園散策)2


J.R.R.トールキンの不朽の名作、
「The Lord of the Rings」にEntなる存在が顕われます。
「木の鬚」と訳された、森の住民たち。
トールキンには、エントに限らず、奇想天外なのが沢山登場します。
ジョージ・ルーカスのスターウォーズにははっきりと
「The Lord of the Rings」の影響が見て取れます。
サウロンはダースベーダーに、
ストライダーはハン・ソロに、
フロド・バギンズはルーク・スカイウォーカーに、
ガンダルフはオビ=ワン・ケノービに見事変身しています。
脱線。

Entなる存在をトールキンはどうやって思いついたのでしょう?
春日大社の神域内にある、日本有数の都市内の自然景観、
それが飛火野ですが、その飛火野を包むように、
天然記念物のナギの原生林、古い杉、松林が広がっています。
私は山登り、ワンダーフォーゲルとは無縁の人間です。
そんな人間でも深山幽谷の気分が味わえるのが飛火野。
エントにだって出会えます。

イギリスは、ヘンリー2世、リチャード獅子心王の時代、
森だらけでした。
その後の羊の飼育に伴う囲い込み、工業化と、
エントには厳しい環境に移行していったのですが、
それでも、まだ森は諸処に残っています。
ハハーン、トールキン先生、
イギリス人らしく山野の散策がお好きだっただなあ、
そんな散策の中でエントに出会ったんだなあ。
(余談ですが、もう1つ、トールキンの発想源があります。
シェークスピアの「マクベス」の動く森。
エントたちも最後の決戦の戦場に突然姿を現して、
無敵の活躍をします。
エントの神話的で、超自然的な生き様に照らすと、
ちょっと不自然な人間界への介入なのですが、
トールキン先生、マクベスの伝統を継承したのでしょうか?)

ズマロン35㎜F3.5
いつも書きますが、ライカの花形であるズミクロンや、
ズミルックスよりもずっと自然で膨らみ、余裕のある描写。
飛火野でエントたちとの出会いを記録するにふさわしい、
そんな腹の据わった描写をプレゼントしてくれました。





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by Sha-Sindbad | 2017-07-01 20:45 | Summaron35/3.5 | Comments(0)

1823 名玉極楽(2017年6月1日ズマロン35㎜F2.4で奈良公園散策) 1

前回、こう書きました、

「カメラを手にすると、別世界、別次元に生きることができる!」

今朝、ちょっと時間があったので、
志村ふくみさんの「一色一生」を開きました。
そこで、こんな言葉にぶつかりました。
お母さんの言葉です、

「暑い時も、寒い時も、機さえ織っていれば、
どこへ行くより幸せや。
こうして一人機に向うのが極楽や」

そう、「別世界、別次元」は「極楽」だったのです。

ただし、私の場合、さまざまなレンズを楽しむので、
この「極楽度」はかなりバリエーションがあります。
その度合いを無理矢理数値化してみますと、

言わずと知れたホロゴンが満点の100。

私の愛する変幻ロボグラフィをプレゼントしてくれる、
パンタッカー50㎜F2.3やスピードパンクロ35㎜F2は80点

キノプラズマート群、スピードアナスチグマート群、
タンバール、ゾンネタール50㎜F1.1は70点、という感じ。

つまり、私の大好きなレンズは、メタモルフォーゼを起こす、
ロボグラフィ専科のレンズたちなのです。

じゃ、ズマロン35㎜F3.5はどうなの?
これが難しい。
往年の珠玉の名レンズたちも同様です。
レンズの性格が上記のレンズたちとちょっと違う感じがします。
最高品位の傑作写真を撮るためのレンズたち。
つまり、レンズの味とか個性で語るのではなく、
結果の写真の描写性で語るレンズたちなので、
私のお好みレンズたちとは同じまな板に載らないのかも?

とは言え、このズマロン35㎜F3.5がプレゼントしてくれたのは、
私にとっては、極上のロボグラフィたち。
やっぱり、これもまた私にとっては「愛しのレンズ」なのです。
70点組に入れてあげてよいかな?




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by Sha-Sindbad | 2017-06-30 22:11 | Summaron35/3.5 | Comments(3)

1822 超高性能レンズ登場!(2017年6月20日アポリス135mmF2.4の筆下ろしで仰天)4


写真作家であれ、アマチュア写真家であれ、
私のように、ただの写真好きであれ、
共通していることが一つあります。

    カメラを手にすると、
    別世界、別次元に生きることができる!

風景であれ、ストリートであれ、他の何であれ、
被写体を前にすると、なにもかも忘れてしまいます。
剣士たちが立ち会いの修羅場ですべてを忘れたのも、
同じような心の動きからかも知れません。
どちらも、手にするカメラや刀を心から愛するとき、
自分は無敵なんだと感じることができる点で共通しています。

私の場合、既にホロゴンという最愛の伴侶をもつ身ですが、
このアポリス135mmF2.4についても、
これを最愛のレンズとする人はかなり多くなるだろう、
そう予感させます。

シャープな雰囲気を感じさせる、細身の姿、
開放時の被写体前後のボケ味の素直さと無限のような雰囲気、
絞っても、固くならない、精緻な画像の素直さ、
そして、製産本数の絶対的な少なさから来る希少価値、
すべてがこのレンズの未来を約束している、
私はそう信じています。





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by Sha-Sindbad | 2017-06-28 22:00 | Aporis135mmF2.4 | Comments(0)