レンズ千夜一夜

134 玉葱 (シネクセノン50mmf2は稀代の切れ者レンズ)



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シュナイダーは有数のレンズ会社。
アリフレックス用にクセノンをどっさり供給しています。

クセノン50mmf2は、その一つですが、
切れ味と抜けの良さでは天下一品。
それなのに、ナチュラル。
まさに映画用レンズにふさわしい実力の持ち主。

改造名人の宮崎さんが、鏡胴をそのままにして、
見事なMマウントレンズに改造してくれました。

ズミタール50mmf2で、ニンニクを撮ったので、
お返しに、クセノンで撮った玉葱の写真をごらん頂き、
映画用レンズの味わいをごらん頂きましょう。
# by Sha-sindbad | 2011-10-30 15:56 | CineXenon50/2 | Comments(6)

133 ニンニク (ズミタール50mmf2はズミクロンのお兄さんでしっかり者)


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ズミタール50mmf2

1939年から1955年までになんと約17万本も作られたそうです。
スクリューマウントの王者、ズミクロン50mmf2は6万本。
その3倍近いレンズを作り続けたのですから、
このレンズ、絶対に失敗作ではありえません。

その数が災いしてでしょうか、とても安い価格で手に入ります。
私のは2万円程度。

でも、がっしりとした作りで、信頼感を感じさせます。
その開放描写をご覧下さい。

    磯江毅さんのニンニクの絵に触発されて撮りました。
    もっとも、その絵を見なくても、撮ります。
    玉葱やニンニク、とても絵になります。
    だから、磯江さんも大変な手間を掛けて描いたのです。
    私は、ぜんぜん手間をかけずに、ひょいと撮りました。

でも、レンズがスパルタ的に厳粛に撮ってくれました。

    よいレンズですね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-29 22:02 | Summitar50/2 | Comments(0)

132  (エクター47mmf2は伝説の名レンズか?)



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伝説的な名レンズというものがあります。

伝説となるためには、どんな条件が必要なのでしょう?

   1 出会うことが難しい。
   2 信じがたい程の凄腕。

こんなところでしょうか?
伝説のガンマンさながらですね。

   エクター47mmf2もそんなレンズ。

エクターの名声は、開放描写から来ています。

   天女の羽衣のような、軽やかで爽やかなフレア。
   おしつけがましくなく、さりげないフレア。

ソニーNEX-5Aで撮ると、70㎜相当の長焦点になりますが、
エクターらしさは消えません。
今回の写真は、フレアを楽しむ写真ではありませんが、
それでも、美女の化粧のように、
なんでもない画像を美しく引き立ててくれる感じ。

   エクターはやっぱり伝説のレンズなんだ、
   私はそう信じたいのです。
# by Sha-sindbad | 2011-10-28 23:04 | Ektar47/2 | Comments(0)

131 お昼寝  (ズミルックス35mmF1.4はなぜか撮りやすいレンズだった)


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ズミルックス35mmF1.4第一世代は、癖玉として有名ですね。

でも、思うのですが、癖玉になるかならないかは、持ち主次第。
私の場合、癖のない人間なので、
私のズミルックスも開放からすっきり。
まるで、暴れたり、乱れたりしません。

とくに、Cマウントレンズをいろいろ使用する人間にとっては、
とても優等生的なしっかり写るレンズに見えてしまいます。

ということは、私のズミルックスは万能!
どんな場合にでも、
どんな光でも、安心して使える大口径レンズなのですから。
# by Sha-sindbad | 2011-10-27 16:24 | Summilux35/1.4 | Comments(0)

130 影の女 (謎のレンズ、登場!)


さて、本ブログの記事も130回となりました。

これまで満を持して登場しなかったレンズを紹介しましょう。
と、言っても、その写真だけ。

実は、私はもう一つブログを楽しんでいます。
Aブログと呼びましょう。

    Aブログは、
    私が心から愛する一本のレンズに捧げるオマージュ。

Aブログでは、このブログ、Bブログは紹介していません。
ほんの少数の方にだけ、Bブログを紹介しました。

Bブログでも、Aブログのことは一切丸秘で通してきました。
だから、私の愛するレンズ、Xレンズは紹介しないつもりでした。

でも、考え直しました。

    Bブログにも、このレンズが登場しないことには、
    「レンズ千夜一夜」の名がすたる!

そこで、まず写真だけ紹介させていただくことにしました。

    私にとって、唯一無二のレンズ。
    そして、私の信ずるところ、
    レンズ史上最高のレンズ!

さて、それは何でしょう?

    ときどき、こんな遊びを交えることにしました。
    一種のクイズ。
    時折、lens.Xの名称で、写真を紹介させていただきます。
    ちょっと推理してみてください。
    コメント欄に回答していただいても結構です。
    でも、正解は当分丸秘。
    200回目か、それとも365回目あたりに、回答させていただきます。

ところで、Aブログをご存知の方にお願いがあります。

    あなたにとっては、謎でもなんでもありません。
    コメント欄でけっして、このレンズの名前を明かさないでください。
    正解者に豪華賞品など、出ませんから。
    折角の私の楽しみをぶちこわしにしないでくださいね。



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# by Sha-sindbad | 2011-10-26 22:23 | lens.X | Comments(4)

129 番犬(キノプラズマート25mmf1.5bは高貴なレンズ)


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重厚芳醇な味わいのオルソスティグマート35mmF4.5の後には、
やはり清冽明澄なキノプラズマートを並べてみたい、
そう考えて、最近の写真から一枚選んでみました。

    キノプラズマート25mmf1.5b

ライカMマウント改造のキノプラズマートです。
でも、この日は、ソニーNEX-5Aで撮り終えました。

    ライカだと大きくけられてしまうので、
    APSサイズのカメラの方が使いやすいですね。

近ごろ、いつも不思議に思うのは、
あまりグルグルボケでませんね。
正確な記憶がないのですが、
もしかすると、F4あたりに絞っていたかも知れません。

    だとすると、少し絞ったあたりがねらい目かも?
# by Sha-sindbad | 2011-10-25 21:33 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(0)

128 婦人帽 (オルソスティグマート35mmF4.5を、これでもか、ともう一枚)



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オルソスティグマート35mmF4.5のボルドー説、
納得する方はおいでにならないようです。

念のため、もう一枚、掲載しておきましょう。

カメラスタイル19号という雑誌の一部コピーを、
友人が送ってくれました。
そこで、どなたか分かりませんが、こう書いておられます。

    「ああ、柔らかいですね。
     ピンが甘いのと柔らかいというのはマッタク違う、
     というのがこの写真で良くわかります」

まことにおっしゃるとおりです。
# by Sha-sindbad | 2011-10-24 22:32 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(2)

127 ヤマハバイク (オルソスティグマート35mmF4.5の色をご覧下さい)



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オルソスティグマート35mmF4.5はレンズ版シャトー・イケム?

前回、そんな表題でこのレンズを登場させました。

でも、前回の写真を眺めて、考えました。

    シャトー・イケムのまったりとした芳醇さはまるでない。

そこで、このレンズと私の名誉のために、
幾枚か写真を続けて、納得していただくことにしました。

    路地の古バイク。

    ご近所さんのお話では、
    高いお金を出して売ってくれと頼まれたこともあるそうで、
    なにしろ名機の誉れの高いバイクだそうです。

そのお陰もあってか、かなり渋い写真になりました。
でも、いい色ではありませんか?

    レンズもオールド、
    バイクもオールド、
    撮ってる人間も老境に向かってまっしぐら。

    黄昏の写真。

    でも、レンズもバイクも人間もまだ力を秘めている、
    そう感じているのですが...............?
# by Sha-sindbad | 2011-10-23 21:49 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

126 華麗 (オルソスティグマート35mmF4.5はレンズ版シャトー・イケム?)



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シュタイハイル社は、西ドイツ・ミュンヘンの光学機器メーカー。
物理学者シュタインハイルが1855年に設立したそうです。
その広角レンズが、

    オルソスティグマート35mmF4.5

私にとっては、名前だけは以前から聞いていたけれども、
見たことも使ったこともなかった、完全に未知のレンズ。

中将姫光学さんがお使いで、絶賛に近い言葉の数々、

    「質感描写や立体感のすばらしさも特筆です」
    「静かな傑作レンズと名付けたい」
    「優雅な質感はしびれるほど」

その作例に、私も参りました。

偶然、オークションで、かなり廉価で出ているのを見付け、
ちゅうちょ無く手に入れてしまいました。

大阪市大正区の路地裏を回り、482枚撮りました。

    これが全部、よろしい!
    無茶苦茶、よろしい!

なんと言ったら、よいでしょうか?

    とてもとても、老成し、熟成した、まったりとした描写。
    シャトー・イケムという白ワインを、以前、何年か、
    好んで頂いていたことがあります。
    極上の香りと極上の舌触りで、
    まるで人生が夢に包まれる、そんな飲み心地でした。
    思わず、このボルドーの味わいを思い出しました。

レンズにも、ボルドーがあった!
# by Sha-sindbad | 2011-10-22 22:19 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

125 華麗 (ラプター17mmf2.7! アメリカ! アメリカ!)



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Cマウントレンズへの道は、このレンズによって開かれました。

その前に、銀塩用のラプター50mmf1.5が幸運にも舞い込み、
生まれて初めて使うアメリカ製レンズの超絶の写りに驚倒し、
他のラプターを探したとき、ラプター17mmf2.7に出会ったのです。

その描写は、№13でごらん頂くとおり、異次元。

№13は色を抑えた情景でしたが、こちらは多彩。
でも、けっして浮ついていません。

古き良き時代のアメリカの色はこうだったのでしょうか?
# by Sha-sindbad | 2011-10-21 21:26 | Raptar17/2.7 | Comments(0)

124 ポスター階段 (キノプラズマート19mmf1.5はティンカーベルの杖を持ち)



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写真を始めて30年余、
キノプラズマートというレンズのことなど、
最初は、まったく知らないまま、
その後知っても、無視したまま過ごしてきました。

実際には、キノプラズマートで撮った写真など、
おそらく誰にも機会がなかったからです。
誰も写真を見たり、レンズを見たりする機会がないのですから、
話題にも上らなかったわけです。

インターネットで、
kinoplasmatさんや写楽彩さんのホームページを見付けて、
キノプラズマートが与えてくれる驚くべき可能性に気づいたのですが、

    そのときは、時既に遅し!

銀塩キノプラズマートは、私の手の届かない高みに舞い上がっていました。

ところが、神様はよくしたもので、
貧乏人用キノプラズマートをちゃんと用意してくれていた!

    Cマウントレンズ。

そんな貧乏人用キノプラズマートで一番の廉価版で、
一番の驚きが今回のレンズでした。

    キノプラズマート19mmf1.5。

程度の良いものはきっと高いのでしょう。
でも、私の見付けたのは、もうボロボロの極致。
まったくの幸運でした。

豆粒みたいに超ミニチュアキノプラズマート。
どんなものを撮っても、キラキラと輝きを添えてくれます。

    その写りは至福の一言に尽きます!
# by Sha-sindbad | 2011-10-20 17:54 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(2)

123 ポスター階段 (スピードパンクロ35mmF2は古き良き時代を再現し)



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私が手に入れたスピードパンクロ35mmF2はぼろぼろの外観。
でも、レンズはしっかりとして、甘い光を放っています。

ライカM9では、かなり四隅がかなりけられます。
今日は出勤なので、ソニーNEX-5Aに付けて携行しました。
銀塩換算で52.5㎜の標準仕様となり、
けられもせず、全画面上質の画像。

ノンコーティングのせいでしょうか、
発色はあくまでもあたたかい感触を残しています。

仕事が終わった後、あちこち寄ると、日没となりました。
道すがら、ひっそりと咲く薔薇にぶつかりました。
開放にして、約75㎝の最短撮影距離に寄って、撮りました。

ほとんど光は受けていないのに、
しっとりとした表情で、姿勢正しく、凜と浮かんでいました。
地味ですが、使えば使うほど味わいのにじみ出てくるレンズ、
そんな印象を持っています。
# by Sha-sindbad | 2011-10-19 21:46 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

122 ポスター階段 (ズマロン35mmF3.5はライカレンズの隠れた白眉)



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ズマロン35mmF3.5を取り上げようと考え、
このブログで以前にどんな写真をアップしたか、
チェックしてみました。
すると、意外な事実が判明しました。

   今回が初めて。

私がもっとも愛用してきたレンズの一つなのに、
近ごろ、ご無沙汰してしまったせいでしょう。

糟糠の妻、ほど古くはありませんが、
私にとっては、ライカとの相性を作ってくれた名レンズ。

   他の著名な数本では、いずれも満足できなかったのに、
   このズマロン35mmF3.5は大当たりでした。

たまに壺にはまったら、とんでもない写りをしてくれるレンズがあります。
一昨日、畏友のRAさんが送ってくれたのも、そんな写真。

一番古いバージョンのヘクトール135㎜f3.5の写真を送ってくれました。
もちろん銀塩撮影。

ただのLサイズプリントなのに、目の玉が飛び出るほどの驚き。

   ショーウィンドウの壁にさまざまの状態の卵が並び、
   その向こうにさりげなく、赤い婦人靴が中空に浮かんでいます。
   卵の白さのグラデーション、バリエーション、精密度など、
   文句なしなのですが、その全体から、細部から浮かび上がってくるのは、
   上品さ。

RAさんは、ピントのよい写真を撮ります。
このピントの良さには、いつも恐れ入ります。
どんな状況でも、手持ちで撮影することになれておられるのですが、
それでは説明ができないほどに、桁外れなのです。

そんな方でも、今回のヘクトールの写真には魂消たそうです。

   古いレンズは、ときにはどんよりも、セピアになってしまいますが、
   壺にはまると、強烈に見事。
   私のズマロン写真は、普通のピント。
   でも、ズマロン35mmF3.5はいつもながら、元気一杯。
# by Sha-sindbad | 2011-10-18 22:17 | Summaron35/3.5 | Comments(2)

121 振り袖 (キニック25mmf1.5はまるで千両役者)



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Cマウントレンズを使うまで、
グルグルボケなんてものの存在を知りませんでした。

    タンバール90mmF2.2だって、盛大にぼけますが、
    まるで下戸が間違って、コップ一杯のウォッカを呑んでしまったみたいに、
    天地がひっくり返るようなボケ方はいたしません。

    マクロスイター50mmF1.8もぼけますが、
    背景が美しい夢のように漂うだけ。

ところが、Cマウントレンズと来たら、
もうメッタヤタラに、どいつもこいつもグルグルグルグル。

    まさに輪舞。

気がついてみると、撮っている方もグルグルグルグル、

    本当なら、完全なる欠陥画像のはずなのに、
    なぜか、心地よいのですから、始末に負えません。

テーラー=ホブソンのキニック25mmf1.5は、
かなり古い、長いブラックフードが飛び出している、
ノンコートのレンズですが、その点で出色!

    「シェーカーレンズ」と呼びたい位に、高速回転。
    それなのに、中央部分の立体感、リアリティ、シャープネスは抜群。

    まるで、放蕩無頼のバカ若殿を演じていた信長が、
    一転、裃に身を包まれて、凜とした貴公子に変身したかのよう。

一声、あげたくなります、

    「役者やのう!」
# by Sha-sindbad | 2011-10-17 22:04 | Kinic25/1.5 | Comments(0)

120 少年 (クセノン50mmf2.8で記憶すると、忘れない)



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「袖すり合うも多生の縁」
と言いますが、

写真をする人間には、

    「すれ違いに写真を撮るのも多生の縁」

妙に、記憶に残って、忘れられない人っていませんか?

私にも、そんな人が沢山、心の中に住んでいます。

    東京紀尾井町で出会った50年配の紳士は、
    大浪を切り裂いて堂堂と後悔する大タンカーのように、
    気合い十分に、ぐいぐいと進んできたものでした。

    五島列島のフェリーで出会った托鉢僧は、
    フェリーが島につくと、
    「銀のお鈴に金の鞍......♪♪」と歌いながら、
    スキップをして消えていきました。

そして、この少年。

    法隆寺の犬走りで、私の前をさっと駆け抜けました。

    レチナⅡcはとても応答性のよいカメラ、
    そして、クセノン50mmf2.8は活力溢れる画像をくれます。

    おかげで、一瞬の出会いは永遠の記憶となりました。

もう成人しているはずです。

    この子、今、どうしているでしょうね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-17 01:42 | Xenon50/2.8 | Comments(2)

119 突堤 (スーパー・アンギュロン47mmF8は豪快なレンズだった)


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シュナイダーにスーパー・アンギュロンmmF8というレンズがあります。

ベリワイド用にも供給されたようですが、
私の友人が、そのリンホフ用を使って6×9判カメラを作りました。

以前、なにかの本で、「カリスマレンズ」という表現を読みました。
その後、F5.6も作られ、かなり改良されたそうです。

でも、私は、この改良という言葉を信じません。

    クラシックレンズの場合、同じ名前のレンズがバージョンアップします。
    これまで使ったレンズ、例外なく、古い方がよい!

    レンズ会社、レンズ製作者は、
    収差を少なくし、シャープネスを増すことを改良と考えるようです。

    私は、レンズを使う側として、
    レンズが映像に加味してくれる味わいを中心に評価します。

どうやら、レンズの性能不足部分がこの味わいを醸しだしてくれるらしい。
たしかに、収差も少なくなり、コントラスト、シャープネスは増しても、
「湯水とともに赤子を流す」たとえどおり、
味わいも消えてしまいます。

たいていの写真家は、忠実なリアリティ再現を主眼としています。
私は、メタモルフォーゼを主眼としています。
ですから、私の評価法は少数説。
そのことはちゃんと分かっています。
でも、すべてのクラシックレンズにあてはまる理論なのです。

きっとスーパー・アンギュロンも同様のことが起こっているだろう、
私はそう踏んでいます。

友人が作った特製ニューカメラは、
コダックの蛇腹カメラにレンズを固定した、固定焦点カメラ。

    題して、「SuperAngulonWide」

6×9判では、47㎜は35㎜判の21㎜前後に相当するようです。
ですから、F8の深い被写界深度では、目測で十分使えます。
ライカのスーパーアンギュロン21㎜用ファインダーもセットした、
かなり高級仕様で、形も美しく、
6×9判としては超コンパクトな傑作カメラ。

その入手初期の写真を一枚ごらん頂きましょう。
# by Sha-sindbad | 2011-10-16 18:37 | SuperAngulon47/8 | Comments(0)

118 花の城 (キノプラズマート25mmf1.5aはどんより日でも晴朗)



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Kino Plasmatとダルメイヤーのスピード・アナスティグマートは、
レンズデザインは一緒だそうです。

ところが、使ってみると、その描写はかなり対称的。

    スピード・アナスティグマート25mmF1.5は、
    晴天で使っても、曇天の雰囲気になります。
    キノプラズマート25mmf1.5は、
    曇天で使っても、晴天の雰囲気になります。

    スピード・アナスティグマートは「陰」、
    キノプラズマートは「陽」、

    ただし、どちらも、リアリティよりは幻想の境地。

どちらが好きか?

    そう問われたら、こう答えるより仕方がありません。

    そんな質問、レンズの世界ではしないでね。
    どっちも好き!

今日、大阪は重い雨雲がたれ込めて、
どんより陰鬱な曇天に時折軽い雨が混じりました。

今回の写真は、商店街のアーケードの中。

    人物に影があって、
    右側の交差道路から外光が入っているように見えますが、
    実際には、曇天で、アーケード内がさらに暗くなっているだけ。

    でも、キノプラズマートは一向に気にしませんね。
    絶妙のライティングを演出してくれました。

それにしても、不敵な面構えの二人ですね。
私がシャッターを落としたのに、気づいたようでした。
でも、ちょっとした会釈で、すれ違い。

    とくに右の人物、自分が絵になることを知っていますね。
    お二人とも、一生自分の力で生きてきたという雰囲気。
    この雰囲気はちょっとマネできませんね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-15 22:47 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(3)

117 花の城 (コダックのエクター35mmf3.3は開放から雄渾)



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いつか使ってみたい、そう夢見たまま、
ついにかなわないままになってしまった、
そんなカメラ、レンズがありますね。

私にもあります。
実は沢山あります。
その一つが、

    コダックのエクトラ

ギリシア悲劇のヒロインの名がエレクトラ。
三大悲劇詩人がみんなドラマを書いたのですから、
古代ギリシア人にとっては、忘れることのできない女性。
でも、父アガメムノンの仇討ちをするのですが、
その仇敵のかたわれが、なんと母親。
禍々しい運命を走り抜けた、かなり怖い女性。

そんな女性を連想させる名前をどうして付けたのか?
ちょっと不思議なのですが、
ひょっとすると、コダックの製作陣、
エレクトラを知らなかったのかも知れませんね。

私は、ライカM9を手に入れたおかげで、
ついにエクトラを使う機会を逸してしまいました。
そこで、交換レンズだけ手に入れて、
例の通り、宮崎さんにMマウントに改造していただきました。

    城砦のような筐体に包まれていたエクターが、
    帰宅してみると、とても可愛いレンズに変身していました。

    でも、写りはかなり雄渾。
    雨の日の開放描写ですが、堂堂たるたたずまいですね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-14 22:37 | Ektar35/3.3 | Comments(2)

116 召使い(クック・シネマ25mmF3.5はチビだけど、怪傑レンズだった)


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クック・シネマ25mmF3.5

    とても可愛いレンズです。
    まるで、パンダ。

    内径がたった11㎜、高さも10㎜程度の可愛いフード。
    絞りリングは、フードの根元、レンズ前面部に設置されていて、
    まるでエリマキトカゲのように、平板に広がっています。
    このレンズ前面部と絞りリング、フードはブラックペイント。
    その下のヘリコイドリングはメタルのまま。

    おかしいのは、絞りリングもフォーカシングリングも、
    細く尖っているのです。
    イギリス人ユーザーの指はきっと皮が厚いのでしょう。
    私には、かなり痛いのですが。
    
    それでも、操作はかなりなめらかで、撮りやすいレンズです。

テーラー=ホブソンとしては、
普及タイプ、廉価版の標準レンズなのでしょう。

私が手に入れたのは、例によって極めて廉価なのに、
ピッカピカの美しいレンズ。
レンズ外観と描写とは必ずしも共通するわけではありませんが、
このレンズの場合、撮ってみて、あっと驚きました。

    明晰、明快を画に描いたような、
    周辺までほとんどけられず、すっきりとした描写。

フードを外せば、マイクロフォーサーズではけられないのですが、
当初外れたフードがなぜか絶対に外れようとしません。

    おかげで、周辺にちょっとダークコーナーができます。
    これがちょっとした時代性を演出してくれて、
    かえって気持ちよく感じられるのですから、不思議。

    Cマウントを使うようになると、
    撮る方も鷹揚になれますね。

最短撮影距離約50㎝の描写です。
# by Sha-sindbad | 2011-10-13 11:03 | CookeCinema25/3.5 | Comments(0)

115 スイカ (ミノルタTC-1のロッコール28/3.5はスナップ名人)



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リコーGR DIGITALはIVまで進化!

新画像処理エンジンや光学フィルターの改良によって、
「GR史上最高画質」(同社)を実現したモデル、だそうですね。
デジタルカメラの勝負所は、この画像処理エンジンのようですね。
つまり、レンズはそこそこでも、ソフトでカバー。
つまらないですね。

その点、銀塩時代のカメラは違いますね。

    ミノルタTC-1はレンズの光学性能だけで勝負。
    そのレンズがロッコール28mmF3.5。

上海で使いました。
とにかく手の中にすっぽり収まり、
目立たないなんてものじゃない。
ぜんぜん見えない。    
路上でスイカを食べる少年に近づきました。
皮の直下まで食べようとしています。
友だちがあきれて、のぞき込んでいます。
ロッコール28mmF3.5もやはりあきれて、のぞき込みました。

    カメラも見えなければ、一方、
    スイカの果肉もぜんぜん見えない。

    史上最薄まで食べられたスイカと、
    史上最小容積の35㎜フルサイズカメラの対決。

もちろん、ロッコールに軍配をあげたいですね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-12 00:36 | Rokkor28/3.5 | Comments(0)

114 お多福 (エルマリート28mmF2.8なら、お多福さんも美人に見え)



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さまざまな焦点距離のレンズがあります。

そして、なぜかとても使いやすい焦点距離と、
使いにくい焦点距離とがあります。
おそらく人によって、さまざまなのでしょう。

    私の場合、28㎜がとても難しい。
    でも、とても魅力的。

さまざまな28㎜レンズを手に入れました。
その中で王様と言えば、
私にとっては、やっぱり、これ、

    エルマリート28mmF2.8

    それなのに、28㎜レンズの中でも、
    このレンズがずばぬけて使いにくい。

いつか、ちゃんと撮れるようになるのでしょうか?

ちなみに、一番使いやすい28㎜はなにか?

    それは次回に......
# by Sha-sindbad | 2011-10-10 22:11 | Elmarit28/2.8 | Comments(0)

113 自転車 (トリプルアナスチグマート15mmF2.9はチョロボもやすやす)



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大阪福島に行く用と言えば、
撮影でもない限り、一つしかありません。

    ザ・シンフォニーホール
    コンサート

いつも、妻と一緒に行きます。
でも、カメラも携行したい。

    大げさではなく、あまり目立たないもの。
    片手撮りだってでき、目測可能なレンズ。

いくつか候補はありますが、
近ごろの好みはこれに尽きます。

    トリプルアナスチグマート15mmF2.9付き
    オリンパスE-PL1

今日も持参しました。
妻は急ぎの用があります。
そこで、私の左に来て、手を組んで強制連行状態に。

    抵抗を許されない私は、引きずられながら、
    撮りたいものが見つかったら、
    オリンパスE-PL1を持った右手を差し出して、
    歩みをゆるめずに、さっさと歩きながら、

        必殺目測片手撮り!

    このダルメイヤーの超小型パンケーキレンズは、
    30㎜相当の広角レンズなので、
    mに設定しておくと、たいていのものは撮れます。

これもその一枚です。

おそらく戦前のノンコーティングレンズ。
でも、このシャドウの描出力にはうっとりします。

    チョロスナならぬ、
    チョロボグラフィ!
# by Sha-sindbad | 2011-10-09 21:42 | Tri.Anastig15/2.9 | Comments(0)

112 秋の草 (シノール25mmf1.4はフランス的知性の産物でもあり)



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フランスというと、
フランス的エスプリ、
いかにもフランスらしい洒脱と洗練の印象を思い浮かべます。

しかし、その一方で、デカルト、パスカルに代表されるような、
数学的理知の境地も無視することができません。

笑い話です。

    泥棒がつかまって、手錠をされています。
    刑事から厳しく詰め寄られます、
    「さあ、さっさと白状したら、どうだ?」

    泥棒君、しれっと答えます、

        「両手を縛られて、どうしてしゃべれるんですかい?」

自分の主義主張というものがあって、
それをちゃんと言葉で説明し、主張することができる、
それがフランス人らしさなのでしょうか?

つまり、自分の考えはじっかり自分で作る、
借り物はしない、ということなのでしょう。

そんなフランス的理知を、
シノール25mmF1.4の写りもしっかりと受け継いでいる、
そんな感じをもちます。
いかがでしょうか?
# by Sha-sindbad | 2011-10-09 00:39 | Cinor25/1.4 | Comments(0)

111 秋の草 (シノール25mmf1.4からはフランスの香りが)



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どなたにも、垂涎のレンズというものがあることでしょう。

    あのレンズがもし手には入ったら、
    もう鬼に金棒、なにを撮っても天国!
    そんな夢を描けるレンズ。

私にとって、それは、

    Som Berthiot Angulor28mmf3.3

でも、これはレアな上に高価で、とても手が出ません。
そこで手に入れたのが、

    シノール25mmF1.4。

Cマウントレンズですが、かなり大きな玉です。
私が手に入れたレンズは、超廉価なのに、
新品同様で、メタリックに輝く鏡胴など、ほとんどキズなし。
かなり樽型の歪曲があることを除けば、
猛烈に抜けが良く、
こじつけなのでしょうけど、
いかにも「おフランス」と言いたくなるような、
上品で軽やかで爽やかな描写なのです。
姿がよくて、心映えも最高!

    完璧なる美人!

そう言いたいところですが、そうは問屋が許しませんね。

ローマの将軍のお話を思い出しました。

    際立って美しくしとやかな妻を離縁してしまいます。
    友人たちが不思議に思って、尋ねてみました、

        「あんなに非の打ち所がない奥さんをどうして?」

    すると、その将軍、自分の履いている見事なブーツを指さして、
    こう言ったそうです、

        「このブーツ、実は痛いんだが、どこがよくないのか、
         君、わかるかい?」

私のシノールも実は目に見えないところに問題がありました。

    ヘリコイドリングが完全に固着して、回らない!
    50㎝から無限まで回るはずなのに、2メートル固定焦点!
    安いはずでした。
    
この重大な欠点を書いていないのですから、
返品する人だっておいでになるでしょう。
私は、名前は忘れましたが、一本、返品しました。
でも、このレンズは返したくなかった!
    レンズそのものがあまりにも美しく、
    描写もまたあまりにも美しかったからです。

改造名人の宮崎さんに相談しますと、
ちょっと深いCマウントアダプタに重いグリスを付けてくれました。

    おかげで、まるで本来のヘリコイドリングのように、
    なめらかに、やさしく、回転してくれます。

ローマの将軍も、短気を起こさず、
このグリスに変わる夫婦間の潤滑剤を見付けていたら、
美しい妻を離縁しなくて済んだのに、惜しいことをしました。

    思うに、彼女、シノールそこのけに、
    頑固で気が回らない人だったのかも知れませんね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-07 21:33 | Cinor25/1.4 | Comments(0)

110 中国の人形 (パンタッカー75mmf2.3はリアリティに夢を)



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奈良飛鳥の南西部壺坂で撮りました。

パンタッカー75mmf2.3をアルパ9dに付けて、
コダックのASA感度100のネガカラーで撮りました。
強い光だったので、絞りはf5.6。

パンタッカーを使うのは、これが4本目。
75mmを使うのは、これが3本目。
やはり、これぞパンタッカーだ、と言いたくなるような、
立体感と実在感。

パンタッカー35mmf1.8とは、若干趣きが違うようですね。
f2.3の方がf1.8より、やっぱり剛毅。
(「硬い」とは言いたくないですね)
ライカのズミクロンとズミルックスの並列を思い出します。

アルパ9dの露出計はまだ正常に作動していますが、
読み取り式なので、面倒なりと、まるで利用していません。
全部、脳内露出計で撮ります。
別のレンズ、別のカメラで培った露出計だけに、
アルパ9dではちょっとずつずれているようです。

でも、レンズでも人間でも、
あまりぴたりと決まっているのは、面白味がありませんね。

ちょっと位ずれているあたりが、
一番妙味、滋味を感じさせてくれる機微じゃないでしょうか?

    そのずれたあたりに、夢が生まれるのでは?
# by Sha-sindbad | 2011-10-06 15:27 | Comments(0)

109 ビニール袋 (ビオゴン21mmF4.5は東の横綱だった)



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戦後、超広角の世界に君臨したのは、
2本の21㎜レンズだった、そう言うことができるのでは?

    東の横綱 ツァイスのビオゴン21mmF4.5
    西の横綱 ライカのスーパーアンギュロン21mmf3.4

人気実績は圧倒的にスーパーアンギュロンが優勢ですね。

でも、両方のレンズを使ってみると、
心は乱れます。
どちらも凄い。
でも、ときに、ビオゴン21mmF4.5に軍配をあげたくなります。

    心にガッと食い込んでくるような、骨太の描写。
    ドラマチックでエキセントリック!

ハッセルのビオゴンも、ハッセルレンズ中の白眉。
とにかくコントラストと精密度において、
これにかなうハッセルレンズはありません。

前田真三さんが愛用されたことでも有名ですね。
彼の作品群の中で、ビオゴン作品は一頭地を抜いています。
ハッとするようなダイナミズムで、飛び出てくるのですから。
私のビオゴン21mmF4.5はLマウント改造版です。
もっと使ってあげなくちゃ!
# by Sha-sindbad | 2011-10-05 21:48 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

108 視線 (パンタッカー35mmf1.8は絶品レンズじゃないかな?)



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アストロ・ベルリンは幾本か使いましたが、
パンタッカーのf1.8系列はこれがはじめて!

キノプラズマート風に開放が暴れるそうなのです。

宮崎さんはいつもレンズテスト報告を付けてくれます。

    「MS-ヘリコイド レンズ改造移植カルテ」

    パンタッカー35mmf1.8は4枚玉。
    干渉計によるレンズテストの結果は、
    とんでもないほどに大きな球面収差。

    f2.3を最大として、開放f1.8からf4.5を超えたあたりまで、
    大きく左に膨らんで、焦点移動もかなり激しい。
    フレアは、開放で「悪い」、f2.3で30%、3.2で20%も残ります。
    f4.5になってようやくフレアがなくなります。

    でも、シャープネスは開放からかなりよく、
    やはりf4.5で大変によい状態となります。

宮崎さんの総評は、

    f1.8からf4で、フレアのある軟調を活かすレンズ。
    キノプラズマートよりもフレアが多いか?

イメージサークルがなんと3㎝弱。
つまり、ライカではかなりけられるのです。
けられ方は、開放が最大で、絞るにつれて軽減します。
でも、やっぱり開放で使いたい。

ところが、ライカM9でも最短シャッターは4000分の1。
太陽が照っていると、開放はかなり難しいことになります。
今回の初撮影時も、開放が使えたのは30%程度。
2,3段絞って使いました。

この写真も、f3.2だったと記憶しています。

    でも、私には、この描写、絶品と思えるのですが、
    いかがでしょうか?

    (写真作品としてではありませんよ、もちろん。
     ただ、写りの持ち味という点で........)
# by Sha-sindbad | 2011-10-04 21:12 | PanTachar35/1.8 | Comments(0)

107 視線 (パンタッカー35mmf1.8に出会えるとは幸運!)



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アストロ・ベルリンのレンズを私が愛好する理由には、
「アストロ」という語感があるのかも知れません。

アメリカでは、「鉄腕アトム」はAstro Boy。

子供の頃、熱帯魚に夢中になったことがありました。

一番かわいがったのは、

    アストロノータス・オセレータス。

    前から見ても、横から見ても、堂堂たる貫禄の、
    シクリッド属の漆黒の魚でした。

    我が家の水槽は幅60㎝、高さ40㎝ほどしかなかったので、
    せいぜい15㎝程度にしか成長しませんでした。

人間も魚も成長し、生活するエリアの大きさによって、
大きくも小さくもなるものですね。
我が家では、ただ「アストロ」と呼んでいました。
このアストロの可愛い表情は忘れることができません。

そして、今、我が家にやってきたアストロは、

    パンタッカー35mmf1.8。

絞りリングと兼用のフードは、もうぼろぼろ。
未知のマウントが鎧のようにレンズ本体を覆っています。
改造名人の宮崎さんにMマウントへの改造をお願いしました。

宮崎さんは、この分解不可能なフードとマウント部を切断して、
レンズを取り出してくれました。

    取り出されたレンズは、黒ペイントの寸胴。
    前面の絞りリングの底部のサビを落としてみると、
    思いがけず、刻印された絞りの指標が出現しました。

        1.8,2.3,3.2,4.5,6.3,9,12
        古めかしい大陸式の表示です。

    レンズはノンコーティングですから、おそらく戦前のものでしょう。

このレンズを、宮崎さん特製の一番薄いMマウントヘリコイドに付け、
見事なMマウントレンズが完成しました。

その開放描写をご覧下さい。

    私には、かなり上質で、厚みのある描写に見えます。
    昔使った75mmF2.3の開放にかなり似ています。
    でも、開放は1.8なのです。
    これなら、映画でも立派な画像を生み出したのでは?
# by Sha-sindbad | 2011-10-03 20:11 | PanTachar35/1.8 | Comments(5)

106 視線 (プリモプラン50mmF1.9もやっぱりMeyerの系譜を受け継ぎ)


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エキザクタマウント→マイクロフォーサーズアダプタで、
メイヤーのプリモプラン50mmF1.9を、
オリンパスE-PL1に付けて撮りました。

このレンズをアダプタでライカM9に付けると、
目測撮影になりますので、もう四苦八苦。

ところが、オリンパスE-PL1に付けると、
ライブビューできちんと合焦させることができます。
すると、どうでしょう?

とってもやさしい表情を見せてくれます。
開放でのやさしくまとわりつくようなフレアは、
銀塩レンズでは、
ノクトン50mmF1.5やエクター50mmf1.9の専売特許でしたが、
知らぬが仏で、他にも一杯あるのですね。
その上、Cマウントレンズともなると、
もう軒並み軟調の世界。
# by Sha-sindbad | 2011-10-02 21:55 | Primoplan58/1.9 | Comments(4)

105 視線 (スピード・アナスティグマート25mmF1.5は晴れるとちょっと苦しいね)



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「祭り男」という言葉があります。

    お祭りが人生の生き甲斐というほどに、大好きな男。
    その人間自身がお祭りのような男。
    なにをしても、全部お祭りにしてしまう男。
    いろいろな意味がありますね。

私も祭り男らしい。

    でも、別な意味で。
    私はお祭りが好きでも嫌いでもありません。
    でも、お祭りを撮りに行くのは、まるで好きではありません。
    それなのに、行く先々でお祭りにぶつかってしまうのです。

    今日は、飛鳥の南西に位置する、壺阪の町と飛鳥にいきました。
    3年ばかり前に壺坂を歩いたときも、お祭りでした。
    今日もお祭り。

お祭りを撮るのは好きではありませんが、
ぶつかったのに、撮らない、というほど、かたくなではありません。

    スピード・アナスティグマートを、距離を設定して、
    腰の高さでノーファインダーで撮りました。

今回の写真は、1.5mよりもこちらの光景。
真剣な相談の光景です。

都会っ子のような、もやしタイプではありませんね。
なかなかたくましい。

スピード・アナスティグマートもしっかりとした描写。
なにしろ開放値がf1.5。
ちょっと晴れると、もう絞らざるをえなくなります。
f5.6あたりでは、このレンズもたくましいのですね。
# by Sha-sindbad | 2011-10-01 23:56 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)