レンズ千夜一夜

1648 奈良女子大界隈(パンタッカー50㎜F2.3が一番性に合っているみたい)Part 1


8月29日月曜日、付虹先生の揚琴レッスン日でした。
家ではかなり弾けるようになったと幻想を抱いても、
付虹先生と二重奏をすると、いけませんねえ。
花火が体中あちこちに飛火して、
メラメラと燃え始めた服をさっと脱げばよいのに、
必死で手でパタパタたたき消そうとするどじなおっさん、
おっと元へ、おじさまのような具合で、
もう途中でなにがなんだか分からない状態に。
どうもいけませんね。
レッスンの出来を自分で採点したら、
10点満点で4点ほどでしょうか?
「いいでしょう。
一段と上達しました!」
なんて言ってもらえる日がいつ来るでしょうか?

いつもの韓国チゲ店でキノコどっさりのチゲを頂いて、
さて、妻を近鉄奈良駅で迎えるまでの4時間、
雨なので、JR天満駅に一っ飛びして、
お気に入りの天満橋筋商店街をしばらく撮ろうという心づもりで、
ユニバーサルシティ駅に来てみれば、
環状線と大和路線でなにか故障が起こり、ダイヤは乱れに乱れて、
ネット記事では大和路線は不通だとか。
天満橋筋商店街よ、しばらく待て。
本日は阪神電車で近鉄奈良まで直帰しよう。

午後2時20分近鉄奈良駅着。
しとしと振る雨。
私の一番大好きな撮影条件です。
奈良女子大の方角に歩きだして、撮影すること50分。

ソニーα7に付けたのは、
私のセカンドベスト、アストロ・ベルリンのぼろレンズ、
パンタッカー50mmF2.3!
229枚撮りました。
私にとって、雨が最高の撮影日よりなのですから、まずまず絶好調。

私にとっては、メタモルフォーゼこそ写真の本質。
そんな変容を起こしてくれるレンズを、
私はメタモルレンズと称しています。
そんなメタモルレンズの双璧がホロゴンとパンタッカー!
なぜメタモってくれるか?
私にはまったく分かりません。
はっきり分かることは、
私の愛するレンズは100パーセント、メタモルレンズ。
そうでないレンズは売ってしまったか、早晩売りに出します。

良い写真家はどんなレンズでもメタモルフォーゼを起こすことができます。
近頃は、良い写真家でなくても、フォトショップがあれば、
メタモルフォーゼもカタストロフィもなんでもかでも起こせます。
私は良い写真家じゃないし、加工は嫌いなので、
レンズに起こしてもらっています。
それも一種の加工じゃないか?
あなたはそうおっしゃるでしょう。
でも、フォトショップの加工はコントロール可能ですが、
レンズの加工はコントロール不能ですよ。
私は、アーチストじゃないので、
自分の想像力、創造性に任せて写真をいじりたいとは思わない。
そんな私には、このレンズ、滅法頼りになります。
そして、一番メタモりやすい天候が雨です。
パンタッカー50mmF2.3がそこへ出撃するのですから、
もう完全に連戦連勝間違いなし、というわけです。

2回に分けてご覧頂きましょう。
私の気持ちはこうです。
これ以上にコントラスト、シャープネスの良いレンズは、
要らない!




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-13 11:34 | Pan.Tachar50/2.3 | Comments(0)

1647 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 3



私はブログ文の80%をポメラで書いています。
ポメラ
ご存じでしょうか?
超小型ワープロです。

通常のノートパソコン風に液晶画面を引き上げると、
キーボードが姿を現しません。
もう一段右に引き上げると、
それは、裏からキーボードの右半分が出現。
同時に、底部のキーボード左半分が左にスライドして、
両方がピタリと合わさって、小型ノートパソコン風キーボードに。
だから、ブラインドタッチングで入力できます。
文章はテキスト文書として保存されます。
ミニSDカードを媒体として、マックに移すことができます。
ポメラがあれば、「どこでも書斎」というわけです。

書斎のューローもそっくり同じフラップドア式。
横幅1m56cm×奥行き60㎝の天板が下りてきます。
私はコンパクトに畳めるフラップドア式が好きなようです。
ただし、ポメラは超小型。ビューローは超巨大。
隣接するプリンタ収納用小型ビューローの天板を下ろすと、
奥行き1m15㎝×横幅2m10㎝の書斎机となります。

これ以上巨大な書斎机を使っているのは学者先生位でしょう。
まさに分不相応。
でも、人間は小さいけど、気持ちは大きく生きたいものです。
奈良町をほんの1時間ちょっと撮影しただけでも、
たゆまずシャッターを切りますので、230枚撮れて、
90枚選択して、ブログ記事3回分にする、というのですから、
粗製濫造もいい加減にしろと言われそうです。

いわば、東京オリンピックの特例として、
日本はお金が一杯余っているので、
1競技のメダル数は3倍にしちゃいましょう、
つまり、1位から3位までは金メダル、
4位から6位までは銀、7位から9位までは銅メダル上げます。
こんな特例式で写真たちを大盤振る舞いで選んであげているわけです。

スピードパンクロ50㎜F2を使うと、全部ブログにアップしたい、
そんな気持ちにさせられてしまいます。
だから、これでも激しく謙抑しているのだ、
そうお考え頂きたいものです。




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-11 23:57 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1646 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 2


「表現芸術」という言葉があります。
ちょっとグーグルで検索してみました。
面白い言葉の引用を見つけました。

「……氏の心に響く言葉より…」
その中から、勝手に面白い部分を抜き出させて頂きます。

「芸術には、2種類あります。
代替芸術(代替芸術家)と、表現芸術(表現芸術家)です。
代替芸術…誰かがつくったものを、自分という人間を媒介して、表現するという芸術のこと。
表現芸術…ゼロから1を生み出すことで、自分を表現する芸術のこと。
多くの人は、芸術をひとくくりに考えています。
ですが、代替芸術と表現芸術は、明らかに違う分野です。」

「何もないところから、何かを生み出していくのが、表現芸術家です。」

「表現芸術家であるシェイクスピアがストーリーを作り、
代替芸術家である役者が演じます。」
「多くの人が見ている前で活躍するのが、代替芸術家。
誰も見ていないところで頑張っているのが、表現芸術家です。」

「「ナンバーワン」になると評価されるのが、代替芸術家です。
一方、「オンリーワン」でいることで評価されるのが、表現芸術家です。
ピカソの絵は、誰が見ても「ピカソの絵だ」とわかります。
ピカソは、誰とも競争していません。
ただ、自分と戦っているだけです。」

面白い定義ですね。
でも、この定義が芸術を正しく二分しているかどうか、と考えると、
かなり怪しい感じがします。
上記の代替芸術家が唯一無二の芸術の域に達することで、
創造的な芸術の域に達することで初めて本物の芸術家に成りますし、
表現芸術家が常に誰か他人と競争して、
なお、創造的なアートを生み出すことがあります。
「オンリーワン」でいるつもりなんか、まるでなくて、
誰かに見せるために、誰もいないところでがんばっています。
こんな風に考えて行きますと、
上記の定義は、本質的なファクターによる定義ではない感じがします。

本来の表現芸術の定義は、むしろこうではないでしょうか?
(例のとおり、私の勝手な独断ですから、あしからず)

   「自分自身にとどまらず、
   第三者に向かって、自分自身の創造作品を呈示することで、
   第三者に、感動、感慨、悟り、発見、精神的影響を与えようとすること」

もちろん写真のほとんどは、表現ではあっても、
芸術の域に達することはほとんどありません。
でも、写真家の多くは、いつか芸術の域に達したい、
そう切望している方がほとんどでしょう。

私も昔はそんな気持ちになったこともありました。
でも、ブログを続けて来て、
自分の写真の撮り方、あり方がますます明確になってきています。
上記の表現芸術の定義にぴったりあてはまります。

   誰も見ていないところで頑張っているのが、表現芸術家です。
   「オンリーワン」でいること。
   誰とも競争していません。
   ただ、自分と戦っているだけ。

じゃ、なにを戦っているんだ?
自分の素直な気持ち、思いを写真にそっくり塗り込めたい。
写真は私だけが解読の鍵を知っている暗号文なのです。
スピードパンクロ50㎜F2は、なにかに出会った瞬間私が感じた思いを、
私が再体験できるようなキーワードを潤沢に含んだ暗号機、
そんな感じがします。   

このスピードパンクロ50㎜F2って、
実に精確、精密に描写してくれるんだけど、
その至る所に襞、襞、襞が隠されていて、
その襞にそっと私の心の震えを隠し込んでくれています。
そのせいか、私の写真はますます晦渋となりつつあり、
私のブログはますますプライベートな深層に沈み込んで行くようです。
スピードパンクロ50㎜F2は一種のエニグマなのかもしれません。




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-09 23:27 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1645 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 1


  
8月17日水曜日に戻ります。
診療所でルーチンの薬(どれもこれも予防用)をもらってから、
バスで近鉄奈良駅前に移動しました。
郵便局で速達を出した後、
眼科になくなりかけた点眼薬の予備をもらいに行きました。
ええっ??!
まだお盆休みだ!
ネットのホームページでは、「本日営業」と表示。
もしかすると、眼科医、どこかリゾート地で予定外のアクシデント?
いえいえ、実は「お盆休み」をホームページに入力していなかっただけ。
迷惑な.......
目の炎症は治りかけなので、もう目薬はあきらめました。

代わりに、バッグから取り出したのは、
中将姫光学さんにお借りしている第3の目、

    スピードパンクロ50mmF2

ソニーα7に付けています。
ゆったりとした味わい、どこか静寂の気配を留めつつ、
幽玄を醸し出すパンタッカー50mmF2.3とはがらりと変わり、
あくまでも鮮鋭、それなのに、パンタッカーに負けずに幽玄、
それがスピードパンクロ50mmF2。
使い心地は、快調!

私が何度も挑戦して、ついに手に入れることができなかった、
最後の逸品レンズです。
キノプラズマート50㎜F1.4は論外。

近鉄奈良駅の北西、県立奈良大学の東の船橋町あたりを一巡して、
JR奈良駅に至ったのがちょうど1時間後。
撮影枚数はたった229枚でした。

でも、よく考えてみますと、銀塩モノクロ時代は、
コンタックスRTSⅡあたりでの巡航速度は、
1時間4本(144枚)、撮影時間はリミット6時間、合計24本(864枚)。
デジタルになって撮影スピートは増えています。
でも、これは私が貧乏だったため。
私が富裕で、フィルム現像は現像所に任せることができたら、
きっと今と同じくらい撮っていたでしょう。
というのは、よく考えてみますと、
昔も今と変わらず、ロボグラフィだったからです。

ただし、オリンピアゾナー180mmF2.8で撮った時期もあったのですから、
まあかなり昔の方がスケールの大きな写真を撮っていましたね。
でも、今の私にしてみますと、今の撮り方がいい。
今のロボグラフィたちでいい。
目も覚めるような切れ味を求めていた私が、
幽玄茫洋の写真ばかり求めているのは、なぜ?
私は、自分だけに通用する美を見つけ出したからです。
一人、自分だけの街道をとぼとぼ歩き続けるようになったら、
それがどんなに心穏やかな境地か、分かったからです。
それにしても、このスピードパンクロ50mmF2、
良い!
90枚ほど選びましたので、3部構成でご覧頂きます。




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-08 22:37 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1644 ニューレンズ!(ウルトラワイドペラール17.8㎜F4.5が突然我が家に飛び込んだ!)

9月6日火曜日、
レンズ名人宮崎貞安さんからニューレンズが送られてきました。

    ウルトラワイドペラール17mmF4.5

レンズ構成はたしか4枚玉、とにかくレトロフォーカスです。
ライカMマウントでは、Hologon15mmF8Mと
コシナのスーパーワイドヘリアー2本に続く超広角レンズ。
パンケーキレンズです。
ボディから飛び出した高さが約1cm、
フード付きでも約1.5cmにしかなりません。
目立たないこと、おびただしい。

販売価格は未定ですが、宮崎さんのお話では、
スーパーアンギュロン21mm2本よりもはるかに廉価とのこと。


9月7日水曜日、さっそく奈良の各所で第一回目の試写!
久しぶりに興奮しました。
クラシックレンズも心をときめかせてくれますが、
宮崎さんのレンズも、きわめて単純なレンズ構成、超小型で、
クラシックレンズにも現代レンズにもない、独自の描写力で、
あっと仰天するような写真世界への扉を開いてくれます。

まずは、ホロゴンたちと同様に、
F8パンフォーカス、ノーファインダー撮影です。
第一印象
強烈にシャープです。
私のライカ用超広角たちと同等もしくはもっと。
でも、硬くない!
現代の超広角のような超鮮鋭ではありません。
これで辟易したのが、リコーGレンズの21mm。
あまりにも鋭角的で、色も鮮やか過ぎました。
レンズ改造もできず、乾燥ボックスに転がっています。
もちろんフィルムレンズなので、使えないのも当然ですが、
肉眼を超えているから、使いたいとは思いませんね。
ウルトラワイドペラールは違います。
超精密なのに、柔和な表情を見せてくれます。

今回を含めて、少なくとも3回は試写させていただきます。
2000枚ほども撮れるでしょうか?
本日は527枚の収穫。
ウルトラワイドペラールの実力のほど隅々まで拝見させていただきます!

まずは、25枚、選んでみました。
前半は絞りによる変化のチェック用、
後半はお気に入りのピックアップです。





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                           開放F4.5


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                           開放F8



以下、ランダムの作例です。


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# by Sha-Sindbad | 2016-09-07 23:35 | UrtraWidePeral17.8mm | Comments(2)

1643 大和西大寺(Petzval58㎜F2.3が静かな路地にほのかにたなびいて)Part 2


この日、西大寺は炎天でした。
およそ半時間撮りました。
揚琴伴奏のレッスン場所に到着したときには、
もう半時間も余計に歩いたら、
日干し煉瓦になるんじゃないかと感じるほどでした。
でも、撮影の方は快調、気分は上々でした。
カメラを持って、ロボグラフィに出会い続けると、
炎天なんのそのです。
もともと日焼けしすぎて、日干し煉瓦みたいなんだから、
今更、日干し煉瓦になるのをいやがっても、ねえ。

でも、プレビューで写真たちを一覧して感じました。
この世の99%の人には、この気持ちを理解してもらえないだろうな。
こんなゴミタメ写真のどこが面白いの?

そんなことに気づくと、なおさら気分じゃ上々になりますね。
昔から、私はこう考えてきたのですから。
自分だけがその醍醐味を知っている、
そんな楽しみばかり味わって生きたい。
それでこそ、自分の人生じゃない?
Petzval58㎜F2.3はそんな私にはぴったりのレンズ、
つくづくそう思いますね。





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# by Sha-Sindbad | 2016-09-06 18:23 | petzval58/2.3 | Comments(0)

1642 大和西大寺(Petzval58㎜F2.3が静かな路地にほのかにたなびいて)Part 1



9月4日日曜日、久しぶりに上京して、
二胡コンサートで中国音楽の味わいを満喫してきました。
二胡、箜篌(中国ハープ)、琵琶が登場しました。

二胡は私の師匠です。
私には過ぎた師匠です。
なぜって、実は中国有数の大演奏家なのですが、
合奏での演奏ぶりは、三流の演奏家とはっきり違っていました。

三流の演奏家は、いつも自分が主人公なのだと分からせるように、
最初から最後まで一人目立つように弾きまくります。
でも、その結果、合奏ではなくて、
伴奏付き独奏になってしまいます。
昨日の演奏は違いました。
常に箜篌、琵琶に目を配り、しっとりとハーモニーさせて、
どこまでも浮かび上がることなどしない。
全部の楽器の演奏が合流し、協和して、一つの音楽になるよう、
常に気配りをしておられました。

それでも、ハーモニーの中から浮かび上がる二胡の調べは、
いつもながら、スペシャルでした。
中国有数のオーケストラ、国立中国電影楽団のコンサートマスターとして、
若い頃100以上の中国映画音楽の二胡主奏を担当されました。
「紅楼夢」もその一つですが、
二胡がたとえようもなく美しく浮かび上がります。

【经典】红楼梦插曲《葬花吟》
(https://www.youtube.com/watch?v=FsUY1-tG-1g&list=
PL1kIeRJejsQYrh8EjBESNVTF2kZ0n6l5q&index=3)

コンサートが終わって、新幹線で帰途についたとき、
ふっと考えました、
写真だって、素敵な合奏と同じなんだ。
画面上のすべてのファクターがしっとりと響き合わなければならない。
そんな協奏の中で、主題は、二胡のように、
静かに揺るぎなく浮かび上がって来なければならない。

そんな味わいをすんなりと出してくれるのがペッツヴァールですね。
中将姫光学さんからお借りしている逸品、Petzval58㎜F2.3、
これで大和西大寺を撮った写真を並べてみましょう。




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-05 19:16 | petzval58/2.3 | Comments(0)

1641 梅田(写真教室はねたら、ホロゴン15㎜F8Uが飛び出して)


写真家吉田正さんの写真教室はちょっと独特。
よい写真へのアプローチには2つの道がありそうです。

心を鍛えていくことで、
そんな心から生み出されるイメージを求める道。
撮影技法や撮影道具を改良することで、
高度な技術によって卓抜なイメージを作り上げていく道。

吉田正さんは後者も無視しませんが
一にも二にも、まず心を鍛えてほしいというお気持ち。
だから、講座の前半は毎回優れた写真家、優れた人間、
心を鍛え、美しくするような素敵な言葉の紹介に使われます。

この講義がエキサイティングです。
吉田正さんご自身の心のジグソーパズルを少しずつ埋めている、
吉田正さんご自身の心の地図をひもとかせていただいている、
いずれにせよ、豊かな心の大盤振る舞いなのですから。

終わると、ちょっと自分の心も豊かになった気持ちになって、
昼食後は、新鮮な気持ちで、梅田界隈のロボグラフィを撮影する。
豪勢な一日なのです。

8月17日は、ホロゴン15㎜F8Uをソニーα7に付けていました。
講義に刺激されて、いつもよりも生き生きとした写真になったかな?




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# by Sha-Sindbad | 2016-09-04 23:25 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1640 西大寺(ビオゴン21㎜F4.5が西大寺への往還に爆発したみたい)Part 2



ビオゴン21㎜F4.5による西大寺ロボグラフィ編Part 2、
40枚アップするつもりだったのに、32枚にとどまってしまいました。
使えない写真が8枚も!

私はオートフォーカスのレンズは、付属で付いてきた一本しか持たず、
これは全然使っていないので、全レンズ文字通り手動フォーカス。
ピントを確認しないで、ノーファインダーで撮るので、
速射性は抜群ですが、今回、問題点に気付きました。
普段は1m付近にピントが来るようにして、
一々ピントをチェックしないで、パンフォーカス撮影します。
でも、超近接写真と2、3mの遠距離(私には遠距離なのです)とを
出くわすものたち次第で織り交ぜて撮っている内に、
たまに超接近して液晶を見てピントを合わせた後、
ヘリコイドをパンフォーカス設定に戻すのを忘れるようです。
おかげで、もう目も当てられないほどのボケ写真がぞろぞろ。
ビオゴンのヘリコイドリングにも1m位置に赤丸を貼り付けよう。

もう一つ、笑ってしまったことがあります。
ビオゴンというレンズ、重厚そのものの描写力なので、
ロボグラフィを眺めていると、
「うーん、なかなか意味深長な深みのある写真が撮れたな」と、
我ながら、ついうっとりしてしまうことがあったのです。
でも、撮影者本人がなんにも撮影意図もコンセプトもないのに、
コンセプト写真が撮れるわけがありません。

実はこれが私の最初からの得意技なのです。
私の写真の師匠田島謹之助さんがこうおっしゃいました。

   「あんたの写真、なんか意味深く見えるんだけど、
    よくよく見ると、なーんにもないんだねえ」

その原因は、一説によりますと、私という人間に深みがないから。
もう一説は、私が立てているので、極めて有力なのですが、
私は最初から意味とかコンセプトのある写真を撮っていない。
よくよく思い返してみますと、写真を始めたときからそうでした。
私が心を留めるのは常に、私の心をハッとさせる何か。
それを写真に撮って、なにかを表現したいなんて、考えたことがない。
自分の心を揺さぶったものを写真に収める、ただそれだけ。
他人に、その写真でなにかを感じてもらおうという気持ちなど、
さらさらなかった!
最初の最初から、徹底的にロボグラフィだったのです。
最初の最初から、私は「写真家」でなんかなかった!

なんだか楽しくなります。
私は人生の最初の頃から、まったく不変だったわけです。
もしどなたか、私のブログに来て、なにかをお感じになったら、
よく覚えておいてください。
あなたのその想いに、私はなんの責任も関係もないことを。





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# by Sha-Sindbad | 2016-09-03 12:10 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1639 西大寺(ビオゴン21㎜F4.5が西大寺への往還に爆発したみたい)Part 1



8月8日月曜日は大和西大寺で揚琴伴奏レッスン。
使いこなしたい、だけど中々難しい、そんなレンズが、
昔から何本もあります。
タンバール、スーパーアンギュロンの2本、
そして、エルマリート28mmf2.8など。

ツァイスの超弩級レンズ、ビオゴン21㎜F4.5もその一本。
魔的、デモーニッシュとも言いたくなるような重厚な描写は、
私にはどうも荷重という感じがしてきました。
一度マツモトカメラに委托して売りに出したのですが、
ついに売れませんでした。
それほどに人気がないのか、使いにくさが知れ渡っているのか?
この日は、軽い気持ちで、なんにも気にせず撮ろう、
そんなスタンスで持ち出しました。

172枚撮り、80枚弱選んで、2回に分けてご覧頂きましょう。
我が家からバス停までの道すがら、
近鉄奈良駅界隈、
大和西大寺駅界隈、
と、レッスン場までの道すがらの写真たちです。
まずは、シノゴノ言いませんので、
まあ、ご覧下さい。





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# by Sha-Sindbad | 2016-09-02 22:44 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1638 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 3


奈良町は、私にとっては、ロボグラフィのホームタウン。
文字通り千回は軽く超えて、各所ピックアップして撮ってきました。
木村伊兵衛にとっての江戸は別格として、
yoshiさんにとっての新潟には格段に劣りますが、
大抵のアマチュアのストリートフォトグラファーには負けないでしょう。
それなのに、ただの素人なのですから、出過ぎた振る舞いかも?

それができたのもレンズたちのお蔭。
多くの写真家はレンズの役割を高く評価していません。
むしろ脚を引っ張る半端者という扱いが普通です。
「どうもこのレンズ、肝心なところでダダをこねるから、困ったものだ」
私はそんな気持ちになったことは一度もありません。
適材適所を心得ているからです。
適切に言い換えますと、「適レンズ、適ロボグラフィ」
人間にも、ですが、レンズにも、
その能力を超えた貢献も求めるなんて、
勝手がすぎます。

でも、ホロゴンだけは違います。
いつも、こちらが期待する限界を軽く突破してくれます。
何枚枚も撮ってきたのに、まだホロゴンの限界が分からない。
今回の何枚か、そんな破格のプレゼントが混じっています。
あなたにはなんでもない、ただの写真かも知れませんが、
私には、それが分かります。





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# by Sha-Sindbad | 2016-09-01 23:14 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1637 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 2

私はホロゴン15㎜F8Uをソニーα7に付けています。
ウェストレベルに両手または片手でホールドしながら、
ノーファインダーでシャッターを切る、これが私の撮り方です。
このレンズをカメラボディから取りだしてもらう以前、
ホロゴンウルトラワイドとして撮影していた時代から一貫しています。

ソニーα7の液晶画面は90度開くことができます。
この液晶を覗けば、どんな写りになるか、ある程度分かります。
でも、そんな撮り方はよほどのことがない限り、いたしません。
野球のキャッチャーは投手の玉を手元まで見続けますか?
視線は前方に据えたまま、捕球しますね。
私はほとんど見たことがないので、確かなことは言えませんが、
サッカー選手、シュートするとき、玉を見ながら蹴るでしょうか?
ゴールの状況を見極めるために、目は前方を見据えているのでは?

とくに、すれ違いながら、人を撮るときなど、
私の頭は別方向に回り、視線は遠くを見ています。
数十㎝ほどの距離ですれ違い様、
腰のホロゴンだけがその人に向きます。
ミットとボールの関係と一緒ですね。

人ではない、路傍の点景を撮るときは、
視線はそのものを上から見据え、
手の先のホロゴンだけが数十㎝下でそのものと正対します。
こんな風にすべてノーファインダーで撮るのですが、
その瞬間、どんな風に撮れるだろうか、必ず心の中で思い描きます。

たとえば、網の向こうに建物がほの見えるシーンの2枚、
私はその前に撮った前面の網の隙間から、
ホロゴンを持つ右手を差し入れ、
その網に直交する右側面の網を撮ったのです。
一枚目を撮ったとき、網とホロゴンとが平行になっていないので、
網が奥に向かって退行して行く感じに撮れるだろう、
そう感じて、できるだけ右手を伸ばして、
ホロゴンが網に平行になるように調節して、撮りました。
どんな風に撮れるか分からないけど、安定するだろう、
そう予測したのですが、どうやらここでは成功したようです。

この20年間にフィルム何千本分か、ホロゴンで撮りましたが、
おあいにく様、予想が結果にぴたり一致したことはありません。
いつも予想外の写真をプレゼントしてくれます。
でも、予想をすることはやめません。
それだけ楽しさが増すからです。
いわば、ホロゴンと私のかくれんぼ遊びのようなものです。

写真家は作品としてプリントするとき、
撮影時のコンセプトにできるだけ近づけるように修正するでしょう。
私は、ホロゴンの意見を尊重し、ソフトで加工したりせず、
ただ、私の写真全部に共通する濃度に揃えるだけ。

他のすべてのレンズでも同様です。
私自身が、私のレンズたちの遊ぶのを眺めて、悦にいる、
そんなスタンス。
私が最初の鑑賞者であり、唯一の賛美者であることが、
私の生き甲斐であり、誇りであるのです。






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# by Sha-Sindbad | 2016-08-30 15:57 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1636 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 2


同じ場所に並んで立った二人が同じ方向を見たとき、
同じものを見るとは限りません。
誰も目の前の光景のすべてを認識することはできません。
私たちは目についたもの、見たいものだけを見て、満足します。

いや、私は観察力が鋭いので、重要なものはすべてしっかり見た、
そう豪語する人もおいでになるでしょう。
でも、そうじゃないことを示す挿話があります。

ベルグソンが書いていました。
パリの透視術の名人がどうやって息子を後継者に育てたか?

パリの繁華街の様々な店の前を歩いて行きます。
パリやロンドンの店をご覧になったことがありますか?
間口が狭いのです。
入り口も狭い。
その開いた入り口から入ると、奥が深いのです。
ときには迷路のように入り組んでいます。
通りすぎると、息子は父親になにがあったか列挙します。
父親は息子が見なかったものを列挙します。
最初はほんの数個しか見ることができない息子が、
こうして訓練される内に視認できる限り全部記憶するようになります。

その後、興行のときに使う箱で訓練します。
透視と言いつつ、実はほんの一瞬だけ、中を見せるのです。
文字通り一瞬なのに、中身を完璧に視認できるようになります。

苦しい訓練です。
なぜ、そんなことをするか?
人間は視野のすべてを認識できるようにはできていないからです。
生きるために必要なもの、生きるために危険なものを
とっさに選択して視認するわけでもありません。
とにかく視認能力、知能に応じて、
ただ見えたものをランダムに認識する、それが人間です。

視覚は一度にたった1点の注意点を認識するだけなのです。
時間の許す限り、走査線のように、ざっと注意点を移動させ、
認識できなかった部分は脳が過去の経験に応じて補完して、
視覚像を完成させます。

クレタ島のクノッソスの遺跡をご覧になったことがありますか?
発掘者エヴァンスが運動する若い女性の壁画を復元しています。
実際に発掘されたオリジナルの破片以外は推定です。
そのオリジナルがおっそろしく少ないのです。
この数個の破片からどうしてこの美女が復元できたの?
私は今以てそれが分かりません。
エヴァンスの独自の透視術なのでしょう。

私も、とりわけ注意力の散漫な人間なので、
ホロゴンで撮るとき、見て、記憶しているのはエヴァンス並み、
もしくは以下の1個所もしくはせいぜい数カ所だけ。
ところが、レンズは見えたもの全部を能力の許す限り認識できます。
つまり、ホロゴン写真は私の認識を遙かに超える細部に満ちている。
このギャップが生み出す予想外の印象、
私が注目したいわば主人公と、私が見過ごした脇役たちが、
どう絡み合って、どんなドラマを生み出してくれるかが醍醐味なのです。

でも、私以外の人は、現場を見たわけではないので、
ただ、雑多なものが写った写真がそこにあるだけ、
なんだ、何を撮ったか分からない、詰まらないということになります。

以上が、私がいつも書いている「写真を撮ったのは私でない。
カメラとレンズだ。だから、私はこれを作品とは呼ばない」
という言葉の意味がここにあります。

他の人も同じことをしているのです。
だから、どんなに詰まらないと見える写真も、撮影者の心を震わせる、
つまり、写真は表現だと言いますが、
その向こう、どんづまりの究極にあるものはプライベートな関係性であり、
撮影者と写真との関係の本質はそこにある、そう私は思っています。

だから、あなたに、ここに並ぶ写真たちをちゃんと評価してください、
なんて言うつもりはありません。
ほっといてください。
ただ、それだけ。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-29 23:36 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1635 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 1


7月29日、ちょっと用があって、近鉄奈良駅まで出かけました。
ソニーα7にホロゴン15㎜F8Uを付けていました。
用は簡単に済み、いつものとおり自由時間。
さあ、ホロゴン君、君が好きなように歌ってみたまえ。
40分程度でしたか?
161枚撮影しました。

感じたらシャッター、感じたらシャッター、
そんな感じで歩きながら撮れるのですから、楽なものです。
139枚選択しました。
量的には「わが友ホロゴン」で扱うべきでしょうけど、
かなり軽い気持ちで撮っているので、
本ブログで、ホロゴンの作例として採り上げることにしました。

ここまで文章を書いたところで、用ができて、階下に下りました。
すると、まさに折よく、洗濯機が鳴りました。
乾燥だけ残して一旦停止する設定にしてあります。
自然乾燥させたいものを取り出して、
ハンガーにセットして、浴室の2本のポールに吊るしてから、
乾燥を起動します。
退職後の男性諸君、こんなことができますか?
フフフ、
私は家事全般できないことはほとんどありませんね。
でも、家事全般がそうなのですが、洗濯もかなり手間がかかります。
洗濯機に放り込んだら、はい、作業完了、なんてことはありません。
しわくちゃの仕上がり、衣類の痛みを気にしなければ、それでどうぞ。
でも、なけなしの年金で生きていかなければならないのです。
万事、持ち良く保つように丁寧に、大切に家事はいたしましょう

自然乾燥させるTシャツなどは、表面を痛めないように、
すべて裏返して洗濯します。
これを全部表に返し、空中でパンパンとはたき、引っぱり、
しっかりとした張りを回復してハンガーに掛けます。
かなり時間がかかります。
でも、まったく気にせず、以前よりも遥かに丁寧になりました。
時間を急いで、なにかをするという必要性が感じられない。

在職中なら、何事も急げ、急げでした。
あれもしたい、これもしたい、これはと思うものは立派に仕上げたい、
そう考えると、雑用は手間をいたづらにかけさせられる半端仕事でした。

でも、今では、そのようないわば自己を確立し、主張する必要がない。
すると、どんな仕事も軽重がなくなりました。
人に向かって自分をプレゼンしたいという動機が乏しい人間だったので、
余計に、自分のやることすべてが自分のためなので、
軽重など消えてしまった感じがします。
なにをするにしても、一瞬一瞬大事にやっていきたい、
そんな気持ちがいつしか私の中にしっかりと定着したようです。

写真もそうです。
この一枚、この傑作で優れた写真家だと証明したい、
そんな気持ちなど、この20年、ほとんどなかったのですが
今はすっかり完全に雲散霧消してしまったという感じ。
どうやらホロゴンというレンズのおかげのようです。
私の撮るホロゴン写真は最初の最初から、あまりにも異様なので、
誰も、文字通り、誰も私のホロゴン写真を受け入れませんでした。
最初は戸惑いましたが、そのうち、ハッと気付きました。
そうだ、これでよいのだ。

私は最初から基本的には自分一人のために撮ってきたんだけど、
人に評価されるのも心地よく感じていました。
でも、そんな他人の視線、評価を撮影時に意識してしまうことも。
これが邪魔でした。
せっかく評価してもらっても、
評価したご本人は数分後には私の写真など忘れてしまいます。
そんな評価を気にして何になる?
そう気付いたとき、私は自由になりました。

その後、幾度も友人たちと写真展を楽しみましたが、
これは写真展ごっこ。
その後も人に写真を見せますが、好評を得ることがあっても、
私はまったく動じなくなってしまいました。
そう、私は自分の写真を自分ひとりだけで楽しめるようになったのです。

そんな一人遊び写真を並べてみましょう。
4回に収めたいので、各回40枚限度でご覧頂きましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-28 15:21 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1634 バスでお出かけ(アンジェニュー25mmF1.4は穏やかだけどどこか幽玄)Part 2


アンジェニュー25mmF1.4はおそらく16ミリ映画用でした。
フランス人たちはアンジェニューでどんな映画を撮ったのでしょう?

このレンズはおそらく半世紀以上前のレンズだと思いますが、
当時は、国によって、文化によって、違ったものが映像化されたでしょう。
言語表現でも同じことが言えそうです。
違った語彙を持っていたのです。

でも、現代では、だんだん、均質化していく傾向が見られます。
国ごとに栄えた文化がだんだんと薄められていくようです。
つまりませんね。

でも、そんな昔のアンジェニュー25mmF1.4で現代の大阪を撮ると、
なんだかちょっと古めかしいヴェールがかかったような、
そんな感じがしませんか?





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-26 23:35 | Anjeniueux25/1.4 | Comments(0)

1633 バスでお出かけ(アンジェニュー25mmF1.4は穏やかだけどどこか幽玄)Part 1



7月27日、孫プリンスのピアノレッスン付き添いのため、
大阪加美へ出かけました。

今回は、地味なセットです。

   Olympus EP-L1
   アンジェニュー25mmF1.4

アンジェニュー25mmには、もう一本F0.95があります。
撮り比べをしたことがないので、確かなことは言えませんが、
甲乙付けがたい実力なのじゃないでしょうか?

ロボグラフィとは、道で、路傍でのものたち、人たちとの出会いの記録。
でも、私の使うレンズはすべてオートフォーカスとは無縁。
それなのに、撮りたい人は突然出現します。
そんな人にカメラを向けて焦点を合わせることはできません。
カメラ位置は伸ばした手の先なので、
オリンパスEP-L1の液晶を見ても、フォーカスなどできません。
動く人の場合、とっさに手近のなにかでピントを調節し、
人がその距離に来たあたりで、素知らぬ顔で、
ノーファインダーでシャッターを切ります。
なんとかなるものですね。
ただし、4枚目からの10枚は走るバスからの撮影です。
10mほどの距離に置きピンして撮っています。

気のせいでしょうか?
容貌、容姿の優れた女性が増えました。
顔はお化粧でカバーできるかも知れませんが、
容姿はカバーできませんね。
スタイルも服装も、ときには行き過ぎもありますが、
かなり洗練されてきたようです。

男性は、女性に比べると、まったく今一ですが、
面長で整った造作の中高生がやや増えてきた感じがします。
衣食住がかなり洗練充実してきたせいでしょうか?

韓流ドラマにも同様の傾向がうかがえます。
見始めた頃のドラマでは、まだ古い風俗も残り、
都市も生活ぶりもとても昔懐かしい土の香りがあって、
私にとっては、自分の子供の頃の再現の感じがあって、
大いに楽しめました。
今では、日本と同様に、猛スピードで都会化が進行しています。
日本人以上に情緒的でしっとりとした風情があった女性たち、
どんどんとドライになっていく傾向。
私にはかなりつまらない方向への変化ですね。

気がついてみると、日中韓、インド、ヴェトナム等のアジア諸国が
世界経済を牛耳りはじめている。
世界は変わるものですね。
ただし、非人間化のプロセスとしか思えないところがあって、
私には、なんだか人間社会の衰退プロセスに思えます。
超高層ビルなんか撮る気にもなりませんね。
ますます土臭いロボグラフィで心を休めたい、そんな気持ちです。

アンジェニューのみならず、映画用レンズって、
人間の営みを撮る役目を担ってきたせいでしょうか、
ひときわ懐かしさを感じさせる写真をプレゼントしてくれます。

レッスンのために保育園にいる孫を迎えに行く前の半時間で
120枚撮りました。
70枚選択しましたので、2回に分けてご覧頂きましょう。




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-25 11:47 | Anjeniueux25/1.4 | Comments(0)

1632 カリスマ性(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)Part 3



7月27日、孫プリンスのピアノレッスンに付き合うため、
大阪加美に参りました。

まず孫のマンションにあれこれと差し入れの食品を届け、
レッスン用のバッグを携帯して、出発。
半時間ばかり大阪加美の下町をあちらこちら撮影しつつ、
孫の保育園にたどり着き、プリンスを身一つで請け出して、
(プリンスの保育園バッグは後でママが来て、
妹の孫プリンセス1号と一緒に帰ります。
プリンセス1号、まだ2歳になったばかりなのに、
もうボーイフレンドが出来て、二人で駆け回っているそうです。
もう油断も隙もない!)
プリンスと手をつないで徒歩15分、先生のマンションに着きます。

プリンスとは、道すがら、7、8歳の子供と同程度に、
普通の会話を交わすことができます。
自分からどんどんと話してくれるので、話題には事欠きません。
この道中が私の楽しみ。
保育園にやってくる昆虫たちをあれこれ列挙してくれます。
何が来て、何が来ないか、どの昆虫が危険かなども話してくれます。
レッスンが済んで家に帰る道中は倍ほどかかりますので、
さらに会話を楽しむことができます。

孫たちとの対話が私の一番の生き甲斐になっています。
2歳2か月になった孫プリンセス1号も、
片言ですが、かなり話せるようになっています。
彼女も自分の頭で考えることができます。

男と女の違いを動物で学ぶ絵本があります。
たとえば、ゴリラのパパとママと子供が描かれています。
ところが、パパほどの大きさの説明のないゴリラがいるのです。
尋ねてみました、
「これ誰だろう?」
即座に、2歳の女の子らしいか細い声が返ってきました、
「おっちゃん」
大阪の女の子ですから、すでに大阪弁。
(ただし、大阪に限らないようですが、
私の孫は大阪弁のおっちゃんなのです)
自分で推理したのです。
ゴリラママよりも大きいから、男だ、
とすると、答えは一つしかない!
こんな風にして、段々と頭の使い方を鍛えていくのでしょう。

おっと、何のブログだ、これは?
幼児の発達心理学?
違いますね。
そう、レンズブログですね。
失礼しました、
スピードパンクロ50㎜F2の大阪加美編の最終回です。

私の場合、なぜかカラーで、
それも、ホワイトバランス自動で撮っているのに、
全部、黒みがちのモノトーンですね。
それなのに、このレンズ、不思議です。
そんなモノトナスな写真に光彩陸離な風合いを与えてくれます。
私がこれまでに撮ったことがないような調子を出してくれます。
これがこのレンズにカリスマ性を与える由縁かもしれません。




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-23 22:57 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1631 レンズ検索(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)Part 2


ちょっとレンズを検索してみて、おかしな現象に気付きました。

スピードパンクロ50㎜F2の作例を探したくて、
「スピードパンクロ50㎜F2 写真」を検索語として、
グーグル画像検索してみました。
見つかった写真のほとんどが私の写真ばかり。

「Hologon15mmf8 写真」
これも頁を繰るにつれて、段々と私の写真ばかりに。

「パンタッカー50㎜F2.3 写真」
こちらは最初から、私の写真ばかり。

いつもそうだとは限りません。
アルファベット表記のときとカタカナ表記のときでも違うことがあります。
ヒットしないときは、全然ヒットしない。
そんなときは中将姫光学さん、深川精密工房さんの写真が並びます。

それにしても、クラシックレンズを使っている人がいかに少ないか?
ちょっと驚きです。
そして、当然ながら、と言うべきかも知れませんが、
撮る人によって、レンズは全然違う顔を見せるのも驚き。
それだけではありません。
スピードパンクロ、使えば使うほど、違う顔を見せてくれます。

写真家には困った現象かも知れませんが、
だから、この種の変幻自在レンズは大のお気に入り。
写真の楽しみを何倍にも増大してくれるからです。




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-22 00:55 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1630 バス停までの200m(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)



スピードパンクロ50㎜F2の魅力って、なんだろう?
中将姫光学さんからお借りしてから幾度も撮って、
考えあぐねてきました。

私はオペラが大好きです。
大学入学してまもなくの頃、
アンドレ・クリュイタンス指揮のカルメンのレコードを手に入れました。
レシタチーヴォではなくて、セリフが飛び交うオペラ・コミック版。
今ではこのバージョンはほとんど使われないようです。
でも、これはこれで土の香りがして、独特の雰囲気だった上に、
いつも屈託のない流麗な音楽作りをするクリュイタンスに魅せられてしまい、
オペラの世界に一歩踏み込んでしまいました。

次に、カルロ・ベルゴンツィ、レナータ・テバルディ、
ジュリエッタ・シミオナートによるヴェルディの「アイーダ」に出会って、
完全にオペラの魅力にノックアウトされて以来、長年愛してきました。

もっとも私が志向のオペラ歌手として不動の地位を確立したのは、
マリア・カラスとジュセッペ・ディ・ステファノの二人でした。
私は20世紀の生んだ最高のコンビ、そう思い、今でも揺るぎません。

ディ・ステファノという稀有の魅惑のヴォイスが本当に輝いたのは、
ソフトなリリックテノールの領域でした。
スターの地位を確立し、ライバルだったデル・モナコや、
その後に出現したフランコ・コレルリに対抗すべく、
強靱なオペラボイスを必要とするドラマチックな役柄に挑戦することで、
彼は最上の武器である、限りなくナチュラルな甘いボイスを失いました。
ロシア征服を企図したナポレオンと同じ失敗を侵したのです。

そこで、本題に入りましょう。
このフランコ・コレルリこそ、スピードパンクロ50㎜F2なのです。
強弱自在の柔軟な響きをもった歌声は、
どこまでも輝きと緊張感に満ちた稀有のヴォイスでした。
このヴォイスに類い希なる美貌と颯爽たる容姿を兼ね備えることで、
彼はある種の領域では無敵の歌手でした。
後年の三大テナーの誰もが彼を凌駕するようなオーラはもっていない、
そう言い切ってもよいほどの歌手でした。
まさに、それがスピードパンクロ50㎜F2につながります。

でも、じゃ、他のテナーたちはまったく対抗できなかったか?
そう問いかけてみますと、回答は明らかに「ノー」ですね。
とりわけ、ディ・ステファノは、マリア・カラスとコンビで、
彼の最も得意とし、彼に最もふさわしかった役柄で、
数々のLP録音を残しています。

偉大な歌手がほぼ等身大の姿で記録に留めることができた、
そんな世界の宝のような録音が幾種類も存在します。
その中でも、この二人のコンビのオペラ録音と肩を並べるのは、
フルトヴェングラーの「トリスタンとイゾルデ」「ワルキューレ」
「ドン・ジョヴァンニ」、
エーリヒ・クライバーの「フィガロの結婚」、
ギョルグ・ショルティのワーグナー「ニーベルンゲンの指輪」連作、
これぐらいではないか、そう思えるほどです。

カラスと肩を並べて歌うディ・ステファノの音楽性を考えますと、
レンズではアストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3がそうだ!
私はそう気づきました。
けっして出しゃばらず、おっとりと落ち着いている、
でも、そのソフトな雰囲気描写が路傍の物たちを限りなく輝かせる。

楽しいですね、
ディ・ステファノを聴くと、これだ、
これこそ私の聴きたい音楽だと心を震わせ、
コレルリを聴くと、わー、こんなにたぎりたつような情熱って、
どこから吹き上げてくるんだろう、と、うっとりしてしまいます。

スピードパンクロ50㎜F2とパンタッカー50㎜F2.3も、まったく同じ。
私にそれぞれに最上、極上の描写をプレゼントしてくれる、
比較を絶した存在なんだ、そんな確信に近頃たどり着いています。

今回は、スピードパンクロ50㎜F2片手に孫の家に向かう途中、
我が家から直近のバス停までの約200mの収穫をごらん頂きます。
こんな凄いレンズを持ちながら、
なんでこんなゴミ箱みたいな道ばたで、
裏ぶれた写真ばっかり撮っているの?
もっとフォトジェニックな写真こそふさわしいレンズなのに?
そう疑問に思う向きもあるでしょう。

それは、いつもお断りしているように、写真的観点からの疑問。
私には完全に的外れのクエッションです。
写真を趣味にしたら、写真作品を撮らなきゃ、という常識なんか、
20年前にはっきりゴミ箱にポイッと捨てちゃいました。
私は、自分の人生の記録を作っているだけ。
どんなところでも、私の心を動かしてくれるなにかに出会える、
それが私の人生を生きるに値してくれる、私はそう信じています。

スピードパンクロ50㎜F2もそんな私を理解してくれています。
彼は「こんなところで、なんで僕が?」なんて決して言いません。
彼は彼なりに最善を尽くしてくれている、私はそう信じます。
写真家なら、同じ場所でももっときらきら輝く写真を撮るでしょう。
私は私の心に映ったままに撮りたい。
私は華麗なパフォーマンスなんか大嫌いな人間です。
1人ひっそりと人生を楽しみたいだけ。
そんな私にスピードパンクロがプレゼントしてくれたのがこれら。
感謝しています。

蛇足ですが、私はレンズにも性別があると考えています。
スピードパンクロ50㎜F2は男性、
パンタッカー50㎜F2.3とスピードパンクロ35㎜F2は女性、
私はそう確信しています。

じゃ、ホロゴンはどうなの?
失礼、ホロゴンに性別はありません。

    ホロゴンは神です!




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-20 16:18 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1629 神社道往還(スーパーアンギュロン21㎜F3.4を散歩に使う贅沢さ)


カリスマとボスの違いはどこにあるのでしょうか?

平原の大地からぬっとそそり立つ孤絶した山岳と、
峰々と肩を並べているものの、頭一つ抜きん出ている主峰との違い、
そんな感じがします。

名レンズがすべてカリスマではありません。
カリスマと呼ばれるにふさわしいレンズは、
人によって違うのも当然でしょう。
しかも、名レンズを軒並み使い倒したという方も極めて少ないはず。
私はとても客観的な評価を下せる資格はありません。

でも、こいつはなんと言ってもカリスマだ、間違いない、
そう核心できるレンズなら、1本、心当たりがあります。
そう、それが、スーパーアンギュロン21㎜F3.4。

そのカリスマたる由縁はスケールの大きな空間表現にあるのですが、
あいにく私はとてもスケールの小さな空間ばかりを撮る人間なので、
スーパーアンギュロンにはもっとも似つかわしくない人間なのでしょう。
でも、使いたい。
まあ、ホロゴンだって我慢して、私と付き合ってくれるのですから、
スーパーアンギュロンにも我慢してもらいましょう。
カリスマのカリスマたる由縁はもう一つあって、
撮る度に、否応なくこう思わせられるからです。

 ああ、このレンズだけなんだ!
 こんな写真をプレゼントしてくれるのは!




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-19 02:21 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(0)

1628 ロボグラフィ三昧(スピードパンクロ40mmF2をもって家を出て、あちこち巡歴)Part 3



第二次世界大戦後のスピードパンクロ40mmF2のロボグラフィ、
西九条の残りと大和西大寺の撮影分を最後に並べてみましょう。

いつに変わらぬロボグラフィですが、
私にはパラダイス。
どうしてこんな道ばた写真がパラダイス?
ちらっとでも、そんな疑問が頭をかすめるようであれば、
悪いことはもうしません、
もう二度とこのブログにはおいでにならないことです。
私たちの人生って、いつ何が起きてもおかしくはないのです。
あなたにとって意味のないことはなさらないことです。

今、韓流ドラマ「二度目の20歳」を楽しんでいます。
チェ・ジウが主演して、かなり成功を収めたようです。
チェ・ジウ演じる大学教授の妻ハ・ノラは、
余命約半年の膵臓ガンを宣告されます。
その半年を有意義にすごそうと、ヒロインは悪戦苦闘します。
でも、しばらく後に、医師から告げられます。
まちがって、とてもよく似た別の女性の診察結果だった、
あなたは100歳まででも生きそうなほどに健康だ!

そう分かった途端に、
のんびりと何もせず何も考えない生活に戻ったか、
戻りませんね。
ますます、自分の人生がいつどんな理由で終わるとも知れないこと、
どんなことが起ころうとも、悔いのない人生を送りたいこと、
このことに気付かされたのです。

私はハ・ノラの気持ちが痛いほどに分かります。
いつ死んでもいいように、全力投球で生きて来ました。
今もそうして生きています。
のんべんだらりとテレビを観たりすることは極力しません。
そこで体験したことが後につながらないようなことはしない。
オリンピック?
なんですか?
今やっているのですか?





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-15 21:28 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)

1627 ロボグラフィ三昧(スピードパンクロ40mmF2をもって家を出て、あちこち巡歴)Part 2



私が手に入れた1930年代、40年代の映画用レンズたちは
たいていくたびれきっています。
使い倒されたのです。
まあ、定年までこつこつ働かされた万年課長みたいなものです。
簡単に言えば、私やあなたみたいなものです。

でも、一定範囲の仕事は手慣れたもので、
水際だった手さばきで仕上げてくれます。
スピードパンクロ40mmF2はその典型と言えそうです。

レンズ番号によれば、第二次世界大戦後の比較的新しいレンズ。
でも、描写は戦前のレンズよりも穏やかです。
使い倒された挙げ句の果てのレンズの性能の劣化のせいか、
それとも、レンズ描写の性格が変わったせいか、
私には分かりません。
でも、心地よいですね。

今回は西九条の広場での夏祭りの下稽古の場面まで。






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# by Sha-Sindbad | 2016-08-13 02:21 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)

1626 ロボグラフィ三昧(スピードパンクロ40mmF2をもって家を出て、あちこち巡歴)Part 1



私がもっているスピードパンクロ族の一番長玉がこれです。
つまり、私でも買えるのは40mm、35mmが精一杯。
私がどの程度の資産家かがばれてしまいますね。
つまり、ただの年金生活者。
だから、今回のスピードパンクロ40mmF2も、
なけなしの財布をはたいて買った廉価版ぼろレンズです。
他のスピードパンクロ同様に、
ブラックペイントがかなりしっかり残っていますが、
やっぱりいかにも使い倒されたという感じ。

宮崎さんにライカMマウントに改造していただいたので、
リコーGX-Rに付きました。
実質60mm。

3回に分けてご覧頂きます。
まずは、①我が家からバス停まで、②ユニバーサルシティ、
③西九条駅西界隈のパート1をご覧頂きましょう。
どんな描写性を見せてくれるか、まず、とっぷり写真をご覧下さい。

ところで、液のポスターなんかの人の写真を、
まったく枠組みなしにバンバン撮っていますね。
私は森山大道さんのお説に賛成です。
目の前にある、写真にとれるものはすべて被写体として、
等価(イクイバレント)である。
大道さんの説を知るまでもなく、
私もロボグラフィに目覚めた30数年前からどっさり撮ってきました。
それが気に触るようでしたら、
このブログはほかにも気に入らないことが沢山ありそうです。
もうおいでにならないことをおすすめします。
私もそうしていますから。




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-11 23:39 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)

1625 バス停まで(クックアナスチグマート25mmF2.7は我が家近くが大好きで)


すでに10回記事を書いているレンズです。
カテゴリで検索していただければ一目瞭然、
私は最大限の讃辞をこのレンズに捧げているのです。
実のところ、クックとダルメイヤーのレンズには降参状態。

我が家からバス停までのいつもの神社道で、たった15分間に、
58枚撮れるのは、道も道なら、レンズもレンズ、というところ。
半分近い写真を並べてみます。

幸せなマッチングで撮れたのは、これしき?
ベテランの皆さんなら嘲笑気味でしょう。
でも、私にとっては一種のエクスタシー。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-10 23:53 | Anastigmat25/2.7 | Comments(0)

1624 加美路地(キノプラズマート19mmF1.5は大阪加美でものびのびと)



ちょっと話がずれますが、
私はマックでATOKを使っています。
変換効率がよいだけでなく、なにかと使い勝手がいいですね。
たとえば、「きょう」と入力して変換すると、「平成28年8月9日(火)」
「いま」と入力して変換すると、「午後5時40分」
カレンダーや時計をいちいち見る必要がありません。

頻出単語をユーザー登録しますと、さらに変換効率がよくなります。
単語の場合、いわば文節に沿って2分割し、その頭文字を入れます。
キノプラズマートの場合、キノとプラズマートで分割できます。
映画用プラズマートレンズという意味でしょう。
だから、登録文字は「きふ」。
(パピプペポは全部はひふへほで代用します。入力しやすいから)
「坂本龍馬」は「さりょ」
「イングリット・バーグマン」は「いば」

この登録法のメリットは、
①読み全部を入力不要。
②登録語を覚える必要がない。
③読みの言葉は日本語の単語にあまり使わないので、
大抵の場合、一発変換できる。
④あらゆる長さの単語、熟語に応用できる。
つまり、天才的登録法というわけです。

④は仕事で使えます。
たとえば、「汎大平洋勝手気まま横暴無法戦略機構」なら「はせ」、
「全国横暴無法妻支配に泣く男たち共同作戦本部」なんて、
ややこしい名称も一発「ぜきょ」。

ついでに、文章登録法も書いておきましょう。
こちらはもっと簡単です。
①否定文は、文章の最初と最後の2字の間に「ん」を入れる。
たとえば、「私はこのブログに書いてあることが全然理解できません。」
なら、「わんん」
②それ以外の文章はすべて最初の2字と最後の1字。
「私はあなたのブログの言葉を全部信じることにしています。」
なら、「わたす」

ただし、私が沢山文章を書けるのは上記のような登録ゆえではありません。
理由は他にあります。
ブラインドタッチングが高速なので、考える速度で書けるうえ、
自分の好きなことしか書かないから、書きたいという欲求が強いわけです。
ノーファインダーで撮るので、沢山撮れることと共通しています。

さて、7月22日、大阪加美でキノプラズマート19mmF1.5が活躍。
90枚撮りましたので、48枚アップしましょう。
撮り慣れているという点では、奈良に劣らないエリアですが、
いつもわくわくします。
こんな程度でわくわくするのですから、
実にアベイラブルな人間ですね。

路傍の小さな百合の花にも神が宿るのでしたら、
路傍のゴミ箱にだって宿る、それが私の信念、
と言ったら大げさに聞こえそうですが、それが私の実感。
どんなところでも、撮りたいものがいくらでも見つかる、
それがロボグラフィの妙味。




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# by Sha-Sindbad | 2016-08-09 21:22 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(0)

1623 バス停道(キノプラズマート19mmF1.5のお陰で朝の5分が満ち足りた時に)



7月22日金曜日、大阪加美の孫プリンスのピアノレッスンでした。
プリンスのマンションにまず直行して、
持参した食材を冷蔵庫に納めた後、
ピアノレッスン用のバッグを持ち出して、
プリンスの保育園に孫を迎えに行きます。
今回は、奈良ではバス道を、
大阪ではJR加美駅到着からマンション経由で、
保育園までのコースを撮影しました。

    オリンパスE-PL1
    キノプラズマート19mmF1.5

このレンズこそ、いつも書きますが、珠玉のレンズ。
Kinoplasmat3/4inchという名称で、
すでに34も記事を入れていることでお分かりでしょう。
お気に入り中のお気に入り、と言えそうです。

この日は我が家に一番近いバスルートを利用できました。
1時間もしくは2、3時間に1本しか通らないのですから、
完全な田舎のバスルート。
そのバス停までの150m、時間にして5分が
このレンズのおかげで満ち足りた時になりました。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-07 11:13 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(0)

1622 中崎町(スピードパンクロ35㎜F2なら大阪の下町に神秘の影が?)Part 2



面白いことがありました。
楽器でも化けることがあるのです。

私はリコーダーという楽器を愛してきました。
まだ若い頃この楽器に出会って、独学で楽しみました。
小遣いを貯めて、メックという会社のリコーダーを2本揃えました。
グレナデイラのアルトリコーダー、
パリサンダーのソプラノリコーダー。
重く黒い木のグレナデイラは重厚なサウンド、
軽く年輪模様の美しいパリサンダーは軽快なサウンド。
人間と似て、体格と声部がかなり対応しているようです。
10年ほど楽しみましたが、年齢が進むにつれて、
仕事の重圧もあったのでしょうか、余裕がなくなり、
完全に弾くのを止めてしまいました。

昨年、ルネサンス、バロック期の古楽器を愛する友人と知り合い、
突然リコーダー熱が復活しました。その友人の紹介で、
木管楽器の復元にかけては当代屈指の名人杉原広一さんに、
バロック時代の名人デンナーのアルトリコーダーを作って頂きました。

不思議です、独学のど素人だったのに、
そして、長年完全にリコーダーを吹かなかったのに、
昔愛したヘンデルやビバルディ(実はシェドヴィーユ作曲)の名曲たち、
そっくりそのまま手が記憶していたらしく、
楽譜を前にして、そのままスイスイと弾けてしまいました。

そして、私のデンナーは毎日毎日進化を続けました。
どんどんと音が変わって行くのです。
今でも、変わっています、毎日、果てしなく。

面白いことが起こったのは、実はグレナデイラのアルト。
杉原広一さんのデンナーが来た当時、吹き比べてみて、
中抜けして茫漠と頼りないサウンドにあきれてしまいました。
このリコーダー、リコーダー趣味が転落してしまった後は、
本棚の隅に裸のまま放置されて、
まさに店晒し状態だったせいかもしれません。

ところが、昨日、また持ち出して、吹いてみました。
今度は違いました。
ピッチが440で、415のデンナーより半音高いのですが、
まるで1オクターブも高いソプラノリコーダーのように、
ウグイスさながらに美しくさえずってくれたのです。
なぜそんなにドラマチックに変貌を遂げたのか?
私にはまったく理解も推測もできないことなのですが、
とにかく吹くことが喜びになる、かなりの名器になっていました。
もちろんデンナーにはとても敵いませんが、
それでも、吹きながら心が躍るのですから、嬉しい。

この出来事をよく考えてみますと、
オールドレンズではよく起こっていることですね。
昔クラシックカメラ店では、
よく通を自認するレンズマニアに出会ったものです。
レンズの特有の味わい、描写性をとくとくと説明してくれました。
でも、よく聞いてみますと、せいぜいフィルム1、2本撮っただけ。
それなのに、レンズの描写性能を知り尽くしたかのような態度。
なんのことはない、ただの見かけ倒し。
ですから、「このレンズはねえ、.............」と、講釈される人は、
信用しないことにしています。

レンズもまたメックの古いアルトリコーダーのように、
なにかの拍子に劇的に変貌を遂げるのです。
状況によって、まるで違った性能を発揮します。
生きているのです。
大化けするのは人間だけじゃない!

このスピードパンクロ35㎜F2がその典型例です。
本ブログに41回記事を書いていますが、
千変万化と言いたくなるほど多彩な写真が撮れています。
写真家がコントロールできないほどの変貌を見せるのです。
クラシックレンズって、私のような素人にこそ似合うのでしょうね。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-04 11:17 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

1621 中崎町(スピードパンクロ35㎜F2なら大阪の下町に神秘の影が?)Part 1



スピードパンクロ50㎜F2は、そのレンズ番号からして、
どうやら1930年代の製品。
35mmも若干フィルム番号が小さいので、
少し先に出来た製品のようですが、ほぼ同時代と言えそうです。

でも、50㎜の方がかなり大きく、高級感があります。
同じスピードパンクロでも、レンズ性能には差があるのでしょうか?
描写が明らかに違います。
50㎜の方がはるかに優れた描写を見せます。

でも、じゃ35㎜の負けか?
そう考えてみると、どうもそうでもなさそうです。
まさに撮る情景によって、浮かび上がる情感、質感が違うようです。

アストロ・ベルリンの映画用レンズは、
同一の明るさのレンズは同一の描写をしてくれるので、
レンズを変えても同質の写真になることが強みだったと聞きました。
もしかすると、クックは別の製作方針を採ったのかも知れませんね。
焦点距離を変えることで、描写の微妙な変化を演出することによって、
映画でのシーンの情感、気分、質感を微妙に書き分けたのかも?

上記は完全な当てずっぽうですが、
そんな想像をさせてくれるのが古代レンズの楽しみかも?
梅田中崎町界隈を80枚ばかり2回に分けて並べてみましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2016-08-02 23:49 | SpeedPanchro35/2 | Comments(0)

1620 神域 (エルマリート28mmf2.8は神さびた林の中でなにを見たか)



レンズの中には、カリスマ的とも言える別格のレンズが幾本かあります。
どれをそれに数えるかは、人によって違うでしょう。

自分で使いもしないでカリスマレンズと崇めても意味がありませんから、
自分で使ったレンズの中から選ぶことになりますが、
さて、それではどんな性格のレンズをカリスマと呼ぶのか?
これもまた、人によって違うでしょう。

いろいろなアプローチがありそうです。
レンズとしての光学性能。
描写性能の卓越性。
歴史的な貢献。
名声。
これら全部の総合評価から、評価は下されることになるでしょう。

でも、私はもう少し違った角度も加味したいのです。
要するに、コントロール可能か?
カリスマは崇拝者たちの手の届かない遥かなる高みに居ます。
ディーバに似て、いかなる意味でも誰も制御などできないのです。
私にとっては、ホロゴン15㎜F8というレンズがまさにそれですが、
コントロール不能という点ではエルマリート28mmf2.8も負けていません。

私は第2世代以降のレンズを使ったことがないので、なんとも言えませんが、
エルマリート28mmf2.8第1世代を使っていつも思うことは、
このレンズを思うように使いこなすのはとても難しい。
だから、エルマリート28mmf2.8を持ち出すときは、
このレンズにある撮影効果を期待して、ということはありません。
なにかうれしくなるような写真をプレゼントしてくださいね、
というスタンス。

雨模様の神社の林間道を半時間散歩してみました。
何時歩いても、だれかに出会うということがほとんどありません。
その代わり、ロボグラフィたちが待っていてくれました。

エルマリート28mmf2.8ならこう撮ってくれるだろうな、
などと、予測することは一切いたしません。
「お願い、ご機嫌が顔を見せてね」というスタンス。
撮ってくれた写真をつくづく眺めながら、感じることは、
やっぱりカリスマ!

蛇足ですが、また、信じがたいとは思いますが、
すべてF2.8開放で撮っています。




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# by Sha-Sindbad | 2016-07-30 17:46 | Elmarit28/2.8 | Comments(0)

1619 コンサートの午後(トポゴン25mmF4は接近戦自由自在で)



クラシックレンズの楽しさの一つに、
レンズの描写性にかなりのばらつきがあることなのですが、
それだけではない感じがします。

撮影の度に違った顔を見せてくれるのです。
もちろん基本はしっかりと保持しているのですが、
さまざまな条件で思いがけない描写を見せてくれることがあります。

カメラ、レンズを自在に駆使して自分の作品を作りたい写真家には、
このようなばらつき、遊びは耐え難いことでしょう。
でも、私のようなロボグラフィストは、
路傍のものたちが見せてくれる思いがけない顔を、
ひたすらありがたくエンジョイさせていただく向きには、
クラシックレンズこそ天与の賜物なのです。

ツァイスのオールドコンタックス用のトポゴン25mmF4、
ソニーα7に付けて、前橋汀子さんのコンサートの日に持ち出しました。

私の記憶力の貧弱なせいでしょうか?
これまでに見なかったほどの雄勁でどっしりとしたイメージ。
これだから、このブログを止めることができないのでしょうね。




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# by Sha-Sindbad | 2016-07-29 10:46 | Topogon25/4 | Comments(0)