2023年11月7日、晴れ
すっかり秋になりました。
落葉はほぼ終わっている感じ。
冬間近な11月なのですから、当然です。
先週、毎年お願いしている市の庭木剪定サービスを受け、
勝手に茂った樹木と雑草をきれいに剪定してもらい、
すっきりと生まれ変わった気分になっています。
ただし、剪定チームのお二人、
昨年よりもさらに老いた風情であることが心配。
退職者の退職後のセカンドライフなのですが、
仕事が仕事だけに、
お体をかなり酷使しているのではないか、と、
庭中ぜんぜん手入れをしない私も
酷使させ組のメンバーであることは都合よく忘れて、
気遣ったりしています。
さて、本日は外出日です。
突然、「ネパールカレー食べたい!」
前回からたった2週間しか経っていないのに!
私にとって、食事はエネルギー補給が主目的。
一人で食事をとるときは、
常にマックかポメラDM200で作文の片手間に。
何十年来の生活習慣です。
この習慣が消化を邪魔するか、
それとも、促進してくれるか?
私は知りません。
分かっていることは、私は子供の頃から現在まで、
体重は平均より少しやせていて、絶えず、健康。
成人後は特に頑健で、病気知らず。
成人後の病気はたった一つ。
遅ればせの成人後の「お多福風邪」だけと言うのですから、
お笑い草です。
どこか世間から遅れている、ずっこけ人間のよう。
つまり、ほぼ完全な健康ライフ。
健康の秘訣は完全熟睡にあるのかも?
もっとも、健康だから不眠にならず、熟睡できるわけで、
なんだか循環論法になりそうです。
午前2時半頃に布団に入り、8時30分に起床。
毎夜6時間きっかり眠ります。
かなり短かすぎるように見えますが、
完全熟睡が睡眠時間を補完しているのかも?
これができるのは、健康だからでしょう。
心身ともなんの屈託もないからでしょう。
入眠も覚醒も、文字どおり、瞬時。
そして、睡眠中は完全熟睡。
それも例外なく、毎夜毎夜。
一種の睡眠天才かも知れません。
しかも、1から3回夜間に小用に立ちますが、
これも苦にもならず、健康にも邪魔していません。
なぜ?
このときもハッと覚醒、さっと入眠できます。
こんな芸当ができる人は余りいないでしょうね。
我田引水論法でこのあたりの秘訣を
大げさに言わせてもらいますと、
「心に憂いを持たず、曲がったこともしないので、
心が澄んでいる。
だから、深い睡眠を享受できている!」
私はそう堅く信じています。
(もっとも正真正銘の悪党なら、
心にやましさがいっぱい。
犯罪がバレて、復讐、逮捕につながるんじゃないか?
そんな恐怖、危険、不安がいっぱいでしょう。
だから、完全熟睡は無理かな?)
本日は、自宅近くのバス停で乗車。
JR奈良駅の一つ手前で下車して、
二条通りを西に歩き続けて、
ショッピングセンター「ミナーラ」にたどり着きました。
さて、本日のセットは、
ソニーα7s
スーパーアンギュロン21mmF3.4
書かずとも知れた、ホロゴンに次ぐ、
私のメインレンズ。
以前は、こう考えていました、
「メインはホロゴンで十分!
少なくとも、超広角レンズは一本限り!
そう思い切ってしまえば、
無しで済ませよう!」
でも、人生を整理整頓し、道具も最小限に済ませよう、
そんな風に思い切ってしまうことも、
今この瞬間も含めて、いつか選択肢になるでしょう。
人生の面白味って、いつもながら、
余分なはみ出し部分、余計な付け加えがあるから、
そんな風に思われます。
だから、ダブりすぎですが、
この2本に加えて、ビオゴンも加えて、
超広角レンズを3本並行して楽しんでいます。
奈良町コースをロボグラフィ散歩しますと、
最後は、喫茶店「シャンブル」にたどり着きます。
20年近くの長年、使ってきた老舗です。
雰囲気もメニューも余り変わりません。
ただし、当初はホワイトカラー一色でした。
今は、老人だらけ。
でも、観光客がこないので、心が休まります。
いらつくときは、甘いものが一番ですね。
ときには、お善哉をいただきます。
雑踏を縫って歩いて、少し高ぶっている気持ちが
すっきりと落ち着きます。
でも、いつも心残りが一つ。
このお店でも、お餅は焼いているとは思えないこと。
どうやら電子レンジで温めたうえ、
仕上げに焦げを作るため、ガスの炎で焼いています。
まあ、誠意はうかがえますが、やっぱりちょっと不満。
我が家で食べる時以外に、
もうお餅を焼くお店に出会ったことがありません。
思い出します。
京都嵐が丘の古い喫茶店に入りました。
写真の友人たち四人連れでした。
全員、お善哉を注文しました。
誰かがふざけて一声。
「焼いた餅でなきゃね。
電子レンジでチーンとなったら、もう絶望だな!」
その瞬間、
奥の台所らしい所から一音が小さく響きました、
「チーン!」
お餅も一緒に温めたらしい。
お餅はクッタクタに延びきっていました。
「お餅」ならぬ「おモチャー」
電子レンジ餅しか食べたことがない世代の人なら、
それでよいのでしょう。
でも、我が家で年末に臼で杵をついて作った餅を
食べてきた旧世代には、電子レンジ餅は論外。
まあ、私はこの一言でも、
「時代遅れ」「前世紀の生き残り」であることが
ばれてしまいますね。
ネパールカレー店は、カレーメニューとしては、
2種類しかありません。
いつもはクリームカレー。
今回初めて、もう一種のカレーをトライしてみました。
名前は失念。
まずまずのお味でしたが、
結論的には、クリームカレーの方が遙かに美味!
おいしかったら、交互に注文しようと思っていたのですが、
やーめた!
これまで通り、クリームカレー一品で貫くことにします。
ただし、その理由は、私が辛味を付加していないため?
このお店では、カレー粉は客が振り入れるのです。
私は、いつも辛くはしないでいただいています。
クリームカレーならそれも許されるけど、
それ以外の典型的なカレーの場合、
少しは辛いと、本格的な味にはならないようです。
平日なので、正午になっても、客の入りは、
フードコートの客席の50%を切っています。
おかげで、ゆったりと、
ポメラ作文を楽しむことができました。
私は、職場で、おそらく全国的に見ても、
もっとも早期に、個人的に
パソコンを仕事に導入しました。
誰もが手書きで文書を作成し、タイプに回して、
和紙の最高上質紙に打ち込んでいた時代に、
マックの最初期のパソコン(おっと名称、失念!)を使って、
仕事上の文書の原稿を作成しました。
最初から、苦労して、ブラインドタッチングを習得し、
一心不乱に手指を踊らせて、
超高速入力できるようになりました。
手と頭が機敏に動かせる人間だったので、
キーボードタッチング習熟は簡単でした。
要するに、ある文章を考えたら、
瞬時に両手の指が動いて、文章がCRT画面上に出現する!
そんな入力方式です。
ローマ字入力ですから、キーの数が最少。
すべてが慣れで決まります。
つまり、「難しいな。僕には無理だ」などと、
食わず嫌いしないで、達者にできるまで練習すること!
スムーズな入力のため、常に最高のキーボードを使ってきました。
かなり早期にHakkar Hakking Keyboardなる、
プログラマー用の外付けキーボードを見つけ、
以来、半世紀、このキーボードを使い続けているわけです。
最近は、自宅のマックはHHKキーボードで、
外出時はキーボード付き超小型携帯型ワープロ、
ポメラDM200で、ブログ記事を入力します。
このポメラは、たしか香港の製品ですが、
携帯用として、幾台、使い続けてきました。
ポメラDM200と上位機種のDM100、この2機種のキーボードは、
超小型ワープロ用としては破格の高性能キーボードです。
完全ブラインドタッチングで入力できます。
小型なのに、キーボードのタッチに工夫しています。
仕事でも写真でも、ブラインドで迅速にこなす、
これが一番ですね。
自動的に入力できるようになれば、
頭脳を集中して、本来の問題解決に専念できます。
誰だって、歩くときは、自動的に歩けます。
いちいち、左足出したから、次は、右足だ、
なんて考えません。
文章入力も同じ理屈です。
頭は思考に集中させ、
その傍らで、指が自動的に文章を記録していく。
そこまで行動を自動化させることができれば、
これが一番効率的です。
私はそれができています。
このやり方を写真に採り入れたのが、
ロボグラフィ。
というわけです。
つまり、心が動いたら、キータッチが作動。
これと同じように、
心が動いたら、シャッターを落とす。
おかげで、78歳の今まで疲れ知らず。
#
by Sha-Sindbad
| 2024-01-31 17:29
| SuperAngulon21/3.4
|
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老化の行方
2023年11月3日、晴れ
休日、文化の日です。
大阪市平野区に来ています。
プリンスの誕生日祝い。
全世界の人間が一緒になって、
一歩一歩、一秒一秒、前進しています。
でも、人間的側面を照らし出してみると、
ある人はまっすぐ前に前進し、
ある人はくねくね曲がると見えて、上に上昇し、
ある人はまっすぐ上に上昇していくように見えて、
まっしぐらに下降している。
こんなことが起こるのは、まさしく人間だからでしょう。
こんな現象の典型的な例が「老化」でしょう。
日本人の場合、日本列島のどこをとっても、
この現象ほどありふれた現象はないのかも知れません。
そう思うのは、私がその現象のまっただ中にいるからでしょう。
私が住む奈良市はまさしく高齢化まっただ中。
私の家がある住宅地はある省庁のOBたちが、
自分たちの老後の為に、共同で開発した住宅地なので、
ほぼ一定した年齢層が住み着いた住宅地なのですが、
その大半がすでになんらかの形で住居から卒業してしまい、
姿を消したばかりでなく、古い日本家屋が新建材の家に
どんどん建て替わっています。
退職間近にさしかかったサラリーマンたちには、
都会の高層アパートを選ぶ人も居ますが、
都市近郊の静穏な住宅地を求める人も居ます。
私の住宅地は奈良盆地の東側高地に位置するので、
奈良のセンター部からバスで10分ほどかかりますが、
かなりの高台に位置するおかげで、
天空に近くなったという感じ。
バス停から我が家まで2,3分の道程を歩きながら、
空を見上げると、その空が大変に近いのです。
とくに、夜。
手を伸ばせば、お月様に触れるのじゃないか、
そんな気分になれます。
奈良市全体が西から東に向かって上昇しています。
奈良盆地の最低層自体、ある程度、海面よりも高い。
だから、その最低層から、
ゆるやかにほんの数十m高くなるだけでも、
かなり空気感が澄んでいる感じ。
車の音もほとんど聞こえず、
ちょっと大げさですが、清涼の気に満ちている感じ。
長生きにはもってこいの環境です。
この清涼の気に心身を浸しながら、
我が家の2階、小さいけれど、
私の城である書斎でブログを作ります。
ブログ掲載の文章は、外出日ごとに、
2、3カ所の喫茶店で休憩しながら、一文、書きます。
もちろん必ず写真100枚から300枚は撮っていますから、
このストックを利用します。
おおむね2日に1記事ずつ程度は作成しますので、
丁度週4回の撮影日での文章、写真で間に合うわけです。
本ブログともう一つブログをオープンして、
一週間に2、3本ずつ記事をアップしていますが、
誰も来ません。
そこで、誰も読まないから、
どんな記事も書けます。
どんな写真も気兼ねなくアップできます。
外出時必携の携帯小型ワープロ、ポメラで書いた文章と、
その日に撮影したロボグラフィとをセットとして、
公開ブログの一記事を作る訳です。
もちろん誰も知ることができないアドレスで、
ブログをせっせと作っても、
誰もそんなブログを知らないのですから、
ブログにアクセスすることはありません。
唯一、そんな無名ブログにアクセスできるチャンスがあります。
グーグルなどの検索ブログで、
本ブログと関連のある検索語で検索すると、
ヒットするかも知れません。
試して、「ホロゴン ブログ」でググってみました。
ちゃんと、筆頭に記事が出現しました。
さて、今回は、
ソニーα7s
インダスター50㎜F3.5
クラシックカメラ店ミーナのサイトを引用させていただきます。
「INDUSTAR 50-2のベースモデルとなるINDUSTAR 50は、
1953年ソ連のMikhail Dmitrievich Maltsev
(ミハイル・ドミトリエビッチ・マルツェフ)博士
により設計され、主にKMZで製造されたレンズです。
Maltsev博士は当時のソ連光学分野に於ける第一人者で、
有名なJupiterシリーズの開発にも携わっています。
INDUSTAR 50はM39マウントでしたが、
1974年にM42マウント化され、
名称もINDUSTAR 50-2となり、
1986年まで製造されました。
INDUSTAR 50-2のレンズ構成は
3群4枚のテッサー型を採用しており、
設計に無理の無いF3.5という開放F値ということも相まって、
外観からは想像もつかない程、遠景から近景まで、
しっかりとしたシャープな描写が得られるレンズです。
レンズにはマルチコートが施されていないため、
逆光時にはフレアやゴーストが発生し易いレンズですが、
これを上手く利用すると、
虹色のシャワーが降り注ぐようなゴーストを
見せてくれますので、
作品の表現に取り入れてみるのも面白いかも知れません。」
とても分かりやすい紹介文で、
私も、「ふーん、そうだったか?」
そして、私が自分で使ってみて感じることが
この紹介文にとても近いことでも、感嘆せざるを得ません。
現実に実写体験を持つ方が書いたのでしょう。
廉価版だけど、しっかりした描写力に感嘆します。
ご本家ツァイスやライカレンズにあまり劣らない画質。
知らない人が観たら、区別がつかないかも?
もちろん、私だって、
「これはテッサー。こちらはインダスター。
そうわかっているから、
フーム、やっぱりご本家が勝るなあ」
なんて、ご機嫌でしょうけど、
いざ、突然、試験官から、
「では、ブラインドテスト、やってみましょう!」
なんて手に出られると、
「そんなー、それは困るよ」なんて、
やたらにうろたえるばかりで、
結局は区別がつかないでしょう。
でも、これは当たり前の現象です。
私なんか、ほとんどのレンズテストに不合格でしょう。
「だから、クラシックレンズをあれこれ買うのは、
無駄遣い!」
そう言われてしまいそうですが、
これは本末転倒の議論です。
ある写真を撮ったレンズが判っているからこそ、
違いが浮かび上がるのが本筋というものです。
人間のお付き合いと一緒ですね。
というわけで、
インダスター50㎜F3.5、合格!
#
by Sha-Sindbad
| 2024-01-27 21:34
| Industar50/3.5
|
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老化の行方
2023年11月3日、晴れ
休日、文化の日です。
大阪市平野区に来ています。
プリンスの誕生日祝い。
全世界の人間が一緒になって、
一歩一歩、一秒一秒、前進しています。
でも、人間的側面を照らし出してみると、
ある人はまっすぐ前に前進し、
ある人はくねくね曲がると見えて、上に上昇し、
ある人はまっすぐ上に上昇していくように見えて、
まっしぐらに下降している。
こんなことが起こるのは、まさしく人間だからでしょう。
こんな現象の典型的な例が「老化」でしょう。
日本人の場合、日本列島のどこをとっても、
この現象ほどありふれた現象はないのかも知れません。
そう思うのは、私がその現象のまっただ中にいるからでしょう。
私が住む奈良市はまさしく高齢化まっただ中。
私の家がある住宅地はある省庁のOBたちが、
自分たちの老後の為に、共同で開発した住宅地なので、
ほぼ一定した年齢層が住み着いた住宅地なのですが、
その大半がすでになんらかの形で住居から卒業してしまい、
姿を消したばかりでなく、古い日本家屋が新建材の家に
どんどん建て替わっています。
退職間近にさしかかったサラリーマンたちには、
都会の高層アパートを選ぶ人も居ますが、
都市近郊の静穏な住宅地を求める人も居ます。
私の住宅地は奈良盆地の東側高地に位置するので、
奈良のセンター部からバスで10分ほどかかりますが、
かなりの高台に位置するおかげで、
天空に近くなったという感じ。
バス停から我が家まで2,3分の道程を歩きながら、
空を見上げると、その空が大変に近いのです。
とくに、夜。
手を伸ばせば、お月様に触れるのじゃないか、
そんな気分になれます。
奈良市全体が西から東に向かって上昇しています。
奈良盆地の最低層自体、ある程度、海面よりも高い。
だから、その最低層から、
ゆるやかにほんの数十m高くなるだけでも、
かなり空気感が澄んでいる感じ。
車の音もほとんど聞こえず、
ちょっと大げさですが、清涼の気に満ちている感じ。
長生きにはもってこいの環境です。
この清涼の気に心身を浸しながら、
我が家の2階、小さいけれど、
私の城である書斎でブログを作ります。
ブログ掲載の文章は、外出日ごとに、
2、3カ所の喫茶店で休憩しながら、一文、書きます。
もちろん必ず写真100枚から300枚は撮っていますから、
このストックを利用します。
おおむね2日に1記事ずつ程度は作成しますので、
丁度週4回の撮影日での文章、写真で間に合うわけです。
本ブログともう一つブログをオープンして、
一週間に2、3本ずつ記事をアップしていますが、
誰も来ません。
そこで、誰も読まないから、
どんな記事も書けます。
どんな写真も気兼ねなくアップできます。
外出時必携の携帯小型ワープロ、ポメラで書いた文章と、
その日に撮影したロボグラフィとをセットとして、
公開ブログの一記事を作る訳です。
もちろん誰も知ることができないアドレスで、
ブログをせっせと作っても、
誰もそんなブログを知らないのですから、
ブログにアクセスすることはありません。
唯一、そんな無名ブログにアクセスできるチャンスがあります。
グーグルなどの検索ブログで、
本ブログと関連のある検索語で検索すると、
ヒットするかも知れません。
試して、「ホロゴン ブログ」でググってみました。
ちゃんと、筆頭に記事が出現しました。
さて、今回は、
ソニーα7s
インダスター50㎜F3.5
クラシックカメラ店ミーナのサイトを引用させていただきます。
「INDUSTAR 50-2のベースモデルとなるINDUSTAR 50は、
1953年ソ連のMikhail Dmitrievich Maltsev
(ミハイル・ドミトリエビッチ・マルツェフ)博士
により設計され、主にKMZで製造されたレンズです。
Maltsev博士は当時のソ連光学分野に於ける第一人者で、
有名なJupiterシリーズの開発にも携わっています。
INDUSTAR 50はM39マウントでしたが、
1974年にM42マウント化され、
名称もINDUSTAR 50-2となり、
1986年まで製造されました。
INDUSTAR 50-2のレンズ構成は
3群4枚のテッサー型を採用しており、
設計に無理の無いF3.5という開放F値ということも相まって、
外観からは想像もつかない程、遠景から近景まで、
しっかりとしたシャープな描写が得られるレンズです。
レンズにはマルチコートが施されていないため、
逆光時にはフレアやゴーストが発生し易いレンズですが、
これを上手く利用すると、
虹色のシャワーが降り注ぐようなゴーストを
見せてくれますので、
作品の表現に取り入れてみるのも面白いかも知れません。」
とても分かりやすい紹介文で、
私も、「ふーん、そうだったか?」
そして、私が自分で使ってみて感じることが
この紹介文にとても近いことでも、感嘆せざるを得ません。
現実に実写体験を持つ方が書いたのでしょう。
廉価版だけど、しっかりした描写力に感嘆します。
ご本家ツァイスやライカレンズにあまり劣らない画質。
知らない人が観たら、区別がつかないかも?
もちろん、私だって、
「これはテッサー。こちらはインダスター。
そうわかっているから、
フーム、やっぱりご本家が勝るなあ」
なんて、ご機嫌でしょうけど、
いざ、突然、試験官から、
「では、ブラインドテスト、やってみましょう!」
なんて手に出られると、
「そんなー、それは困るよ」なんて、
やたらにうろたえるばかりで、
結局は区別がつかないでしょう。
でも、これは当たり前の現象です。
私なんか、ほとんどのレンズテストに不合格でしょう。
「だから、クラシックレンズをあれこれ買うのは、
無駄遣い!」
そう言われてしまいそうですが、
これは本末転倒の議論です。
ある写真を撮ったレンズが判っているからこそ、
違いが浮かび上がるのが本筋というものです。
人間のお付き合いと一緒ですね。
というわけで、
インダスター50㎜F3.5、合格!
#
by Sha-Sindbad
| 2024-01-27 21:34
| Industar50/3.5
|
Comments(0)
2023年10月25日、曇り後晴れ。
私は今週初めて、蟄居状態。
妻は神戸にストリートダンスのレッスン日。
私は、ソーシャルダンスも含めて、
いかなるダンスも無縁です。
誰かと会話して、
自分の気持ちを表しながらしゃべる、
そんなときに一種のジェスチャーはするでしょう。
でも、いかなるダンスとも無縁です。
この世で一番不器用な人間の一人かも?
一方、妻は万能人。
なにをやっても、かなり見事なパフォーマンス。
夫婦で丁度バランスをとっているわけで、
私としては文句ありません。
でも、写真をやればやったで、
ついに、ほとんど誰からも評価されず、
ブログをやればやったで、
おそらく写真量も文書量もかなり傑出しているはずなのに、
結局、コメントどころか、
アクセスする読者もできず。
それでも、際限なく記事を掲載できて、
自分なりに自分のブログを何年も楽しませてくれるのです。
もうそれだけでパラダイス、
そう考えて、満足しています。
さて、写真。
ソニーα7s
ホロゴン15㎜F8
いつものように、
そして、最愛の気持ちを込めて、
ホロゴンの出番です。
ちょっとした事情があって、
今回はシンプルに...........
#
by Sha-Sindbad
| 2024-01-21 22:41
| Baltar50/2.3
|
Comments(0)
2023年10月13日、相変わらず、奈良町通い。
種々のネット情報が飛び交うので、
地球は狭くなりました。
全世界の人間が一緒になって、
一歩一歩、一秒一秒、前進しています。
でも、人間的側面を照らし出してみると、
ある人はまっすぐ前に前進し、
ある人はくねくね曲がると見えて、上に上昇し、
ある人はまっすぐ上に上昇していくように見えて、
まっしぐらに下降している。
こんなことが起こるのは、まさしく人間だからでしょう。
こんな現象の典型的な例が「老化」でしょう。
日本人の場合、日本列島のどこをとっても、
この現象ほどありふれた現象はないのかも知れません。
そう思うのは、私もまた、
その現象のまっただ中にいるからでしょう。
私が住む奈良市はまさしく高齢化まっただ中。
私の家がある住宅地はある省庁のOBたちが、
自分たちの老後の為に、共同で開発した住宅地なので、
ほぼ一定した年齢層が住み着いた住宅地なのですが、
その大半がすでになんらかの形で、
住居から卒業してしまいました。
退職間近にさしかかったサラリーマンたちには、
都会の高層アパートを選ぶ人も居ますが、
都市近郊の静穏な住宅地を求める人も居ます。
だから、先住者が去った後もちゃんと後釜が来ます。
つまり、若返りの最中、と言うべきでしょうか?
私の住宅地は奈良盆地の東側高地に位置するので、
奈良のセンター部からバスで10分ほどかかりますが、
かなりの高台に位置するおかげで、
天空に近くなったという感じ。
バス停から我が家まで2,3分の道程を歩きながら、
空を見上げると、その空が大変に近いのです。
とくに、夜。
手を伸ばせば、お月様に触れるのじゃないか、
そんな気分になれます。
奈良市の地盤全体が西から東に向かって上昇しています。
奈良盆地の最低層自体も、すでにかなり海面よりも高い。
だから、その最低層から、
ゆるやかに本の数十m高くなるだけでも、
かなり清涼の気が漂います。
車の音もほとんど聞こえず、
ちょっと大げさですが、清涼の気に満ちている感じ。
長生きにはもってこいの環境です。
この清涼の気に心身を浸しながら、
小さいけれど、私の城である書斎で、
ブログを作ります。
ブログ原稿は、外出日ごとに、
2、3カ所の喫茶店で休憩しながら、一文、書きます。
もちろん必ず写真100枚から200枚は撮っていますから、
このストックを利用します。
おおむね2日に1記事ずつ程度は作成しますので、
丁度週4回の撮影日での文章、写真で間に合うわけです。
もっともブログはオープンしていますが、
誰も来ません。
そこで、誰も読まないから、
なおさら、文章を書きたくなります。
外出時も、必携の携帯小型ワープロ、ポメラで、
勝手放題に書きなぐります。
よく「誰かの逆鱗に触れる記事を書いたために、
ブログで炎上する」ということが言われていました。
私はそんな危険性など気にしていません。
なにを書こうとも、誰も来ないから、
来ても、あまりのだらだら長文に辟易して、
読まないでしょうから、
平気で、思いついたことを書き連ねます。
そんな気持ちで、
ポメラで書いた文章と、
その日に撮影したロボグラフィとをセットとして、
一記事を作る訳です。
文章と写真とに関連性がほとんどありません。
これも読者からは腹立たしいでしょう。
写真にしても、文章にしても、
人に理解してもらおうという気持ちなど皆無で、
いわばやりたい放題、撮って、書いて、ブログに。
言葉は人間同士のコミュニケーションの最大の手段。
でも、それはコミュニケートしたい場合だけです。
私は、もはや、誰とも付き合う気持ちなどありませんから、
文章はあくまでも、私の思いの「垂れ流し」。
写真もまったく同質です。
写真を使ってコミュニケーションしようとする人は、
かなり高級な精神構造の持ち主だろうと信じます。
ジェスチャーゲームで、出題者が、空中にハートのマーク、
❤️を描くと、まあ、たいてい誰でも趣意は解りますね。
でも、出題者が、なんだか子細ありげに、
宙にグルグルと円らしきものを書きまくっても、
誰にもなにも伝わらないでしょう。
私の写真、文章すべて、このグルグル落書き。
でも、私には解ります。
そうなんだ、ぼくは今、ムシャクシャしてるんだ!
よくよく考えてみますと、
私のブログ記事はほとんどこの「ムシャクシャ爆発」
なのかも知れません。
どうやら、ホロゴンというレンズ、
そんな「ムシャクシャ爆発」にぴったりの写真製作ツールかも?
#
by Sha-Sindbad
| 2024-01-11 22:27
| Hologon15/8
|
Comments(0)