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レンズ千夜一夜

1068 順風満帆 (2023年11月24日ビオゴン21㎜F5.6が奈良町をゆったりと過ぎ) それでよかった!


JR奈良と大和西大寺を結ぶ幹線道路のちょうど中間に、
ショッピングセンター「ミナーラ」があります。
その1階フードコートにネパールカレー店があります。
カレー料理がたった2種類しかない。
その2種類をベースに種々のメニューがあります。
魔法のようなものです。
でも、私はたった一つのメニューしかないも同然です。
私のお気に入りはたった一種類だけ。

その一種類のカレー。
焼きたてのナン。
サラダ
ジュース1種類
もう何十回も頂きましたが、飽きません。
残る一種類をある日試してみました。
一回で「もうこれがごめんだな!」

かなり卑近な、しかし、私にとっては崇高な一例に似ています。
私は、この世で文字どおりただ一人の女性に恋をして、
結婚し、半世紀を超えました。
別居したことは一度もありません。
他の女性との人生を試したいと思ったことはないか?
ない!
あの女性の方がよかったかも知れないな、そう思ったことは?
ない!

まあ、ミナーラのネパールカレーもこれと一緒。
人生にそんなベストカップルをいくつも見つける!
これが人生の成功のしるしなのかも知れません。

私は職業も一種類。
日本で2番目に難しい国家試験なんだそうですが、
妻と結婚したくて、パスしました。
最終試験は東京で実施されました。
まだ婚約中でしたが、妻も一緒に上京しました。
就職直前に結婚式を上げました。
かなり順風満帆の人生に見えますが、
その通りです。

そんな私にとって、写真趣味はちょっと事情が違う。
大学2年で写真を始めました。
アマチュア写真家を志望して、
30年ほど頑張りましたが、
これこそ人生で最初の挫折だったかも知れません。
一言で言えば、
私には、残念ながら、
写真で他の人に語りたい何かがなかったのです!
写真家にとって、カメラ、レンズはまさしくツール。
ツール以外の何物でもない!
私は、写真の本来の効用に挑戦せずに、
写真のツールに惚れ込んでしまったというわけです。

今にして思えば、ただ一言、
それでよかった!
もし私はアマチュア写真作家に志したとしますと、
私には、写真を通じてアピールしたい美的感性など皆無なので、
不成功に終わったことは明々白々です。
自分の能力をただしく評価することは、
人生のもっとも大切な羅針盤です。
不可能なこと、無意味なことを目的として行動する?
なんという不毛な人生でしょうか?
私はそんな荒野に彷徨いこむ危険を避けることができたわけです。

自分のために人生を豊かにしてくれることだけをする!
かくして、私は自分の人生を自分のために築いていける。
そう考えて、生きてきました。

私のそうした人生方針が間違っていなかったことを、
私はいささかも疑っていません。
かつてその存在を知りえたブロガーのみなさんが、
いま、どうされているか?
私は知りません。
記事がほとんど見つからないからです。
私はまだ写真人生を大いに楽しんでいます。
自分の心を満たしてくれることだけを目的として、
生きているからです。

そのお陰かどうかは分かりませんが、
私は未だに健康そのもので、元気いっぱいです。
でも、人生のタイムリミットは、
世界中のすべての高齢者のみなさんと分け隔てなく、
着々と迫っていることでしょう。
でも、私は恐れません。
私の人生を心ゆくまで楽しんで生きているからです。

さて、本日のセットは、

ソニーα7s
ビオゴン21㎜F4.5

幾度も書いていますが、
ビオゴンは、ツァイス社設計の傑作レンズの一つです。
私のビオゴンは、ツァイス社唯一の一眼レフ、
コンタレックス用交換レンズの一本だった、そう記憶しています。
ライカ社がレンジファインダー用に用意したスーパーアンギュロン21㎜F3.4と、
言わば、東西の両横綱的存在の超広角レンズです。

理由は分かりませんが、アンギュロンの描写の方が個性的です。
画像はビオゴンよりもなぜか黒が締まり、
超広角固有の広大なパースペクティブがなぜかダイナミックです。

こんな風に書きますと、ツァイス社は、
劣った超広角レンズを出したように受け取られかねませんが、
そんな大それたことを言う人はライカフリークだけでしょう。
ビオゴンはむしろリアリティを重んじる堅実な描写力を誇ります。
ちょっと大げさに言いますと、
スーパーアンギュロンはいつも自分の歌を歌います。
ビオゴンは、写真の主人公たちの歌を聴き取ってくれます。
でも、それは写真家的な評言なのかも知れません。
私のような、いつも腰だめ、ノーファインダーで撮って、
作品性を高めるための編集など一切しないまま、
撮れ撮れの画像をブログに並べる、ロボグラフィスト、
つまり、ど素人が言えば、
かなり口幅ったい言い草でしかないでしょう。

それでも、一つ言えるとすれば、
どちらのレンズも変わりなく、
それなりの個性で、私を喜ばせてくれる!
お金に困っている私がまだスーパーアンギュロンは売らないのは、
まだまだ長生きして、
このレンズのスーパーなメタモルフォーゼも楽しみたいから。
そして、ビオゴンもまた手放すつもりはありません。
アンギュロンにはない写真をプレゼントしてくれるから、
これはこれで、大切に使いたい!
まあ、両手に花、と言うわけです。



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# by Sha-Sindbad | 2024-02-17 21:23 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1068 順風満帆 (2023年11月24日ビオゴン21㎜F5.6が奈良町をゆったりと過ぎ) それでよかった!


JR奈良と大和西大寺を結ぶ幹線道路のちょうど中間に、
ショッピングセンター「ミナーラ」があります。
その1階フードコートにネパールカレー店があります。
カレー料理がたった2種類しかない。
その2種類をベースに種々のメニューがあります。
魔法のようなものです。
でも、私はたった一つのメニューしかないも同然です。
私のお気に入りはたった一種類だけ。

その一種類のカレー。
焼きたてのナン。
サラダ
ジュース1種類
もう何十回も頂きましたが、飽きません。
残る一種類をある日試してみました。
一回で「もうこれがごめんだな!」

かなり卑近な、しかし、私にとっては崇高な一例に似ています。
私は、この世で文字どおりただ一人の女性に恋をして、
結婚し、半世紀を超えました。
別居したことは一度もありません。
他の女性との人生を試したいと思ったことはないか?
ない!
あの女性の方がよかったかも知れないな、そう思ったことは?
ない!

まあ、ミナーラのネパールカレーもこれと一緒。
人生にそんなベストカップルをいくつも見つける!
これが人生の成功のしるしなのかも知れません。

私は職業も一種類。
日本で2番目に難しい国家試験なんだそうですが、
妻と結婚したくて、パスしました。
最終試験は東京で実施されました。
まだ婚約中でしたが、妻も一緒に上京しました。
就職直前に結婚式を上げました。
かなり順風満帆の人生に見えますが、
その通りです。

そんな私にとって、写真趣味はちょっと事情が違う。
大学2年で写真を始めました。
アマチュア写真家を志望して、
30年ほど頑張りましたが、
これこそ人生で最初の挫折だったかも知れません。
一言で言えば、
私には、残念ながら、
写真で他の人に語りたい何かがなかったのです!
写真家にとって、カメラ、レンズはまさしくツール。
ツール以外の何物でもない!
私は、写真の本来の効用に挑戦せずに、
写真のツールに惚れ込んでしまったというわけです。

今にして思えば、ただ一言、
それでよかった!
もし私はアマチュア写真作家に志したとしますと、
私には、写真を通じてアピールしたい美的感性など皆無なので、
不成功に終わったことは明々白々です。
自分の能力をただしく評価することは、
人生のもっとも大切な羅針盤です。
不可能なこと、無意味なことを目的として行動する?
なんという不毛な人生でしょうか?
私はそんな荒野に彷徨いこむ危険を避けることができたわけです。

自分のために人生を豊かにしてくれることだけをする!
かくして、私は自分の人生を自分のために築いていける。
そう考えて、生きてきました。

私のそうした人生方針が間違っていなかったことを、
私はいささかも疑っていません。
かつてその存在を知りえたブロガーのみなさんが、
いま、どうされているか?
私は知りません。
記事がほとんど見つからないからです。
私はまだ写真人生を大いに楽しんでいます。
自分の心を満たしてくれることだけを目的として、
生きているからです。

そのお陰かどうかは分かりませんが、
私は未だに健康そのもので、元気いっぱいです。
でも、人生のタイムリミットは、
世界中のすべての高齢者のみなさんと分け隔てなく、
着々と迫っていることでしょう。
でも、私は恐れません。
私の人生を心ゆくまで楽しんで生きているからです。

さて、本日のセットは、

ソニーα7s
ビオゴン21㎜F4.5

幾度も書いていますが、
ビオゴンは、ツァイス社設計の傑作レンズの一つです。
私のビオゴンは、ツァイス社唯一の一眼レフ、
コンタレックス用交換レンズの一本だった、そう記憶しています。
ライカ社がレンジファインダー用に用意したスーパーアンギュロン21㎜F3.4と、
言わば、東西の両横綱的存在の超広角レンズです。

理由は分かりませんが、アンギュロンの描写の方が個性的です。
画像はビオゴンよりもなぜか黒が締まり、
超広角固有の広大なパースペクティブがなぜかダイナミックです。

こんな風に書きますと、ツァイス社は、
劣った超広角レンズを出したように受け取られかねませんが、
そんな大それたことを言う人はライカフリークだけでしょう。
ビオゴンはむしろリアリティを重んじる堅実な描写力を誇ります。
ちょっと大げさに言いますと、
スーパーアンギュロンはいつも自分の歌を歌います。
ビオゴンは、写真の主人公たちの歌を聴き取ってくれます。
でも、それは写真家的な評言なのかも知れません。
私のような、いつも腰だめ、ノーファインダーで撮って、
作品性を高めるための編集など一切しないまま、
撮れ撮れの画像をブログに並べる、ロボグラフィスト、
つまり、ど素人が言えば、
かなり口幅ったい言い草でしかないでしょう。

それでも、一つ言えるとすれば、
どちらのレンズも変わりなく、
それなりの個性で、私を喜ばせてくれる!
お金に困っている私がまだスーパーアンギュロンは売らないのは、
まだまだ長生きして、
このレンズのスーパーなメタモルフォーゼも楽しみたいから。
そして、ビオゴンもまた手放すつもりはありません。
アンギュロンにはない写真をプレゼントしてくれるから、
これはこれで、大切に使いたい!
まあ、両手に花、と言うわけです。



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# by Sha-Sindbad | 2024-02-17 21:23 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1068 順風満帆 (2023年11月24日ビオゴン21㎜F5.6が奈良町をゆったりと過ぎ) それでよかった!


JR奈良と大和西大寺を結ぶ幹線道路のちょうど中間に、
ショッピングセンター「ミナーラ」があります。
その1階フードコートにネパールカレー店があります。
カレー料理がたった2種類しかない。
その2種類をベースに種々のメニューがあります。
魔法のようなものです。
でも、私はたった一つのメニューしかないも同然です。
私のお気に入りはたった一種類だけ。

その一種類のカレー。
焼きたてのナン。
サラダ
ジュース1種類
もう何十回も頂きましたが、飽きません。
残る一種類をある日試してみました。
一回で「もうこれがごめんだな!」

かなり卑近な、しかし、私にとっては崇高な一例に似ています。
私は、この世で文字どおりただ一人の女性に恋をして、
結婚し、半世紀を超えました。
別居したことは一度もありません。
他の女性との人生を試したいと思ったことはないか?
ない!
あの女性の方がよかったかも知れないな、そう思ったことは?
ない!

まあ、ミナーラのネパールカレーもこれと一緒。
人生にそんなベストカップルをいくつも見つける!
これが人生の成功のしるしなのかも知れません。

私は職業も一種類。
日本で2番目に難しい国家試験なんだそうですが、
妻と結婚したくて、パスしました。
最終試験は東京で実施されました。
まだ婚約中でしたが、妻も一緒に上京しました。
就職直前に結婚式を上げました。
かなり順風満帆の人生に見えますが、
その通りです。

そんな私にとって、写真趣味はちょっと事情が違う。
大学2年で写真を始めました。
アマチュア写真家を志望して、
30年ほど頑張りましたが、
これこそ人生で最初の挫折だったかも知れません。
一言で言えば、
私には、残念ながら、
写真で他の人に語りたい何かがなかったのです!
写真家にとって、カメラ、レンズはまさしくツール。
ツール以外の何物でもない!
私は、写真の本来の効用に挑戦せずに、
写真のツールに惚れ込んでしまったというわけです。

今にして思えば、ただ一言、
それでよかった!
もし私はアマチュア写真作家に志したとしますと、
私には、写真を通じてアピールしたい美的感性など皆無なので、
不成功に終わったことは明々白々です。
自分の能力をただしく評価することは、
人生のもっとも大切な羅針盤です。
不可能なこと、無意味なことを目的として行動する?
なんという不毛な人生でしょうか?
私はそんな荒野に彷徨いこむ危険を避けることができたわけです。

自分のために人生を豊かにしてくれることだけをする!
かくして、私は自分の人生を自分のために築いていける。
そう考えて、生きてきました。

私のそうした人生方針が間違っていなかったことを、
私はいささかも疑っていません。
かつてその存在を知りえたブロガーのみなさんが、
いま、どうされているか?
私は知りません。
記事がほとんど見つからないからです。
私はまだ写真人生を大いに楽しんでいます。
自分の心を満たしてくれることだけを目的として、
生きているからです。

そのお陰かどうかは分かりませんが、
私は未だに健康そのもので、元気いっぱいです。
でも、人生のタイムリミットは、
世界中のすべての高齢者のみなさんと分け隔てなく、
着々と迫っていることでしょう。
でも、私は恐れません。
私の人生を心ゆくまで楽しんで生きているからです。

さて、本日のセットは、

ソニーα7s
ビオゴン21㎜F4.5

幾度も書いていますが、
ビオゴンは、ツァイス社設計の傑作レンズの一つです。
私のビオゴンは、ツァイス社唯一の一眼レフ、
コンタレックス用交換レンズの一本だった、そう記憶しています。
ライカ社がレンジファインダー用に用意したスーパーアンギュロン21㎜F3.4と、
言わば、東西の両横綱的存在の超広角レンズです。

理由は分かりませんが、アンギュロンの描写の方が個性的です。
画像はビオゴンよりもなぜか黒が締まり、
超広角固有の広大なパースペクティブがなぜかダイナミックです。

こんな風に書きますと、ツァイス社は、
劣った超広角レンズを出したように受け取られかねませんが、
そんな大それたことを言う人はライカフリークだけでしょう。
ビオゴンはむしろリアリティを重んじる堅実な描写力を誇ります。
ちょっと大げさに言いますと、
スーパーアンギュロンはいつも自分の歌を歌います。
ビオゴンは、写真の主人公たちの歌を聴き取ってくれます。
でも、それは写真家的な評言なのかも知れません。
私のような、いつも腰だめ、ノーファインダーで撮って、
作品性を高めるための編集など一切しないまま、
撮れ撮れの画像をブログに並べる、ロボグラフィスト、
つまり、ど素人が言えば、
かなり口幅ったい言い草でしかないでしょう。

それでも、一つ言えるとすれば、
どちらのレンズも変わりなく、
それなりの個性で、私を喜ばせてくれる!
お金に困っている私がまだスーパーアンギュロンは売らないのは、
まだまだ長生きして、
このレンズのスーパーなメタモルフォーゼも楽しみたいから。
そして、ビオゴンもまた手放すつもりはありません。
アンギュロンにはない写真をプレゼントしてくれるから、
これはこれで、大切に使いたい!
まあ、両手に花、と言うわけです。



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# by Sha-Sindbad | 2024-02-17 21:23 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1067 女性たち(2023年11月13日アナスチグマート35㎜F4.5が奈良町で嬉々として) 寒さぶっとばして



ここだけの話ですが、
日本の古代学界は完全な中国の奴隷です。
彼らは決定的な制約の下に学問をしています。
つまり、古代日本文化は、
中国文化の完全な影響下に生まれた!
古代中国文明以前に、いかなる国にも文化どころか、
社会も存立していなかった。
すべては中国文化が生み出し、周辺に伝播したものである!
この前提を無条件に承認して、学問しなければならない!
この至高の中国文化という足かせ、手かせ、猿ぐつわに
がんじがらめに縛られて、
日本の古代学者は絶対に縄文時代に手を出そうとしなかったのです。
生きていくための苦しいけど、やむを得ない猿ぐつわが、
日本の古代学界を今でもがっちりと束縛しています。
だから、縄文文化研究の担い手は、こうした猿ぐつわが届かない、
学閥外の地方大学の学者、研究者たちなのでしょう。

私は、邪馬台国論争でも、
同様の官学の枷が学者達を縛り付けていることを知りました。
端的な例証。
東大学派は九州説、京大学派は近畿説を貫いているようです。
不思議です。
なんで大学、学派が縛りとなるのでしょうか?
東大出身の研究者が近畿説を唱え、
京大出身の研究者が九州説を唱えてもいいじゃありませんか?

はっきり言います、
「間違いなく、思考に枷がはめられている!
まるで徒弟制度じゃないか!
バカみたいだ!」

同じ事が、もっと大きなスケールで、縄文学を縛っています。
東大も京大も、縄文時代など無視も良いところです。
完全に、中国に最敬礼したままの姿勢を保っています。
世界四大文明説が今でも生きています。
世界中で、そんな四大文明説のような過去の学説を認める学者は、
どんどん少なくなっているのに!

四大文明説では説明の付かない遺跡が、
世界中に、まさしく枚挙に暇がないほどに無数に見つかっています。
その年代も遙かに古代。
縄文文化がその一例ですが、
ドイツのシュミット教授が発掘した、
トルコのギョベクリ・テペ遺跡も同様です。
1万年よりも前に始まっているのです。
シベリアにお巨大な巨石建造物らしきものが見つかっています。
これなど超弩級!
いつのものか、研究が行われているのでしょうか?
少なくとも現在出されている学説など存在しないようです。
でも、そんな遺跡がどんどん見つかっています。
どうやら、人間の古代文明は、いわゆる四大文明に限局されない!
人ははるかに古代から、遙かに広汎な地域において、
独立にもしくは互いに連繋して、
文化的、文明的にも発展してきたのです。

考古学的研究がまだ十分に世界全体に及んでいないために、
見つかったデータだけど、結論を出しているだけ。
当然、確実なデータに基づいて学問は進歩していくべきですが、
知見が拡がるにつれて、しっかりと修正していくことが、
本来の学問の大前提であるはず。
それができないのは、一定段階の知見を築いた学者の学問的地位が、
新発見、新知識によって揺るがされる、
という必然的な結果がある一方、
学問世界は、生活がかかっているだけに、
協力し合って保身を図る、
という必然的な反動が起こるからです。
そこで、既存の学界は一致協力して、黙殺という防御態勢を固める。
一般大衆は、既存の権威しか知らないために、
当然、これに協力する、という事態が起こるのでしょう。

でも、ギョベクリ・テペ遺跡は、
文明は農耕社会になってはじめて起こる、
というこれまでの学問的常識まで覆してしまいました。
でも、その前に、
縄文文化が「四大文明説」を木っ端微塵にしていた!
他にもそんな古代遺跡が数知れず見つかっています。
エジプト文明の所産とされてきたスフィンクスが、
エジプト文明のはるか以前、1万年ほども昔の建設かも知れない、
という重大かつ反証不可能な学説も出現しています。
ロバート・ショックという地質学の教授が見事に証明しています。
一言で言えば、スフィンクスとその枠組みとなった窪地の石組みには、
激しい雨でしか刻み得ない縦型の風化痕が残されていて、
エジプトの三角地帯に雨が降ったのは1万年前後より以前。
その後は急速に砂漠化したので、雨など一切降らない!


その証拠があまりにも説得力がありすぎるので、
既存の学界はそろって知らんぷりを決め込むしかない状態。
エジプト学者たちは、言下にこれを否定し、
風紋なのだ、縦に付けられた風化痕は他の遺跡にも見つかると、
激しく反論していますが、肝心の証拠をまったく示せていない。
もしそんな遺跡が他にあるとしたら、
その遺跡もまた降雨時代の産物だった、
ということになりかねません。
というより、そうなってしまいます。
だから、反論はショック説を強化するおそれが大きすぎる。
だから、危なくて呈示できないのです。

さらには、大ピラミッドもはるか昔の未知の文明の所産ではないか、
という学説まで出現しています。
というのは、ピラミッドには、
回転板ドリルで削ったとしか説明しようのない、
穴や平面痕跡が見つかっているのです。
エジプト文明はそんな現代的な工作機械など持っていなかった!

そこで、エジプト学者たちは、丸石でコツコツ叩いていたら、
ピラミッドの構造石をたたき出せると、大真面目に主張しています。
1トン、2トンの巨大な正確な四角石が何十万と、隙間なく堆積しています。
一個正確な四面体を作る!
各石を並べて、隙間なく両方の面がピタリと接着するようにする!
こんな離れ業を上記の技術だけで、何日かかるか?
試してみたことがあるのでしょうか?
実地に証明してもらいたいものです。

しかも、大ピラミッドの構造そのものが、
底面の線が子午線にピタリと一致している!
四方から積み上げた稜線が天辺でピタリと1点に収斂する!
これらの事実は極めて高度な観測機器、計測機器が
使われたことを証明しています。
現代でもそんな建設は無理でしょう。
つまり、大ピラミッドは現代文明を凌ぐ精緻な工学技術の所産であることも、
明らかになっています。

早稲田大学でしたか?
何十分の一かのピラミッド模型を石で積み上げる実験をしました。
もちろん現代の工作機械を使ってです。
でも、崩れてしまいました。
この実験者たち、一体なにを証明したかったのでしょうか?
ピラミッド建設者よりも相当にアホであることを見事証明!

じゃあ、誰が? いつ?
まったく分かりません。
要するに、古代史学は、
すでに発見されたものだけを研究するもので、
その研究には、未発見の古代という、
研究の不可欠の前提が抜け落ちているために、
初手から見当違いを起こしてしまっているのではないでしょうか?

たとえば、A男とB女と3人の子供が暮らしている。
近所の人は、3人の子供が父母とも全然似ていないし、
子供同士も互いに似ていないことに驚いている。
でも、それはAB両名が明かさない事実が絡んでいるのです。
つまり、3人とも連れ子で、子供たちはAの前妻、Bの前夫似だった!
このような根本的に重要なデータは、
隣人たちには抜け落ちていたわけです。
これと同様の事態が古代史学には起こりがちなのではないでしょうか?

一番明瞭な事例はバールベックの超巨大基礎石です。
どこから切り出されたかは明らかになっています。
その石切場と遺跡の中途に、記憶では、500トン、1000トンという、
信じがたいほどの超重量の切り出し巨岩が切り出されている!
しかも、平坦な敷石の街道ではなくて、ゆるやかな斜面に!
どうやってそこまで運んだか?
まったく現代科学でも解明されていません。
でも、誰かが確かに切り出して、途中まで運んだことは、
上記の事情から疑う余地のない真実です。

そして、もう一つ、疑う余地のない事実があります。
① その工事者は、
今ではバールベック神殿として知られる未知の由来の神殿に
巨岩を運ぶつもりだった!
② 古代人はこれらの巨岩を岩山から切り出し、
実際に現在の位置まで運ぶことができた!

ここで、あらゆる種類の学者たちが躓いてしまいます。
どうやって運んだか?
まったく現代の科学をもってしても、証明できないのです。
そのような巨岩を、地上を動くなんらかのメカニズムで運べた、
という事実が完全に未知の領域にあるのです。

現代の巨大なクレーン船なら運べると言われています。
でも、これほどの巨岩を岩山から切り出して、
凸凹の大地を走ることができるクレーン車なんか、
現代でも存在しないのです。

「いや、人の力を結集して切り出し、運んだのだ!」
そう学者は見事言葉だけで解明して、
そのメカニズムを説明する手間は省いているようです。
岩山に細く切り込みを入れるなんて無理ですから、
その巨岩の周囲を完全に削りに削って、その形を出現させ、
取り出したと言うのでしょうか?
周辺は、果てしない時間をかけて削り出せたとしても、
底面をどうやって削り込んでいったのでしょう?

ちょっと自分で頭を使ってみますと、
底面の何カ所かまず、トンネルを掘って、
その部分に同じ形の岩を差し込み、この岩を支えに使って、
残りの部分を削り出し、それから、横に全体を引っ張って、
大地から完全に切り出した、とでも考えるほかはないのですが、
まず、こんな超重量の巨岩をそんな風に削り出すことが
できたか、まったく不明。
そして、これをどうやって、現在の位置まで引きずって来れたか?
これまた、まったくの不思議、と言うほかはありません。

そんな石工作業には気の遠くなるほどの作業時間と、
膨大なエネルギーを要したでしょう。
まず、第一に、現代の工学技術でも、不可能ではなくても、
あまりにも膨大な手間を要して、かなり難航するでしょう。
しかも、せっかく切り出せる状態にまで切り込んだとしても、
これを水平に引っ張ることは可能でしょうか?

そして、根本的な疑問があります。
①そんな難しい作業を敢行してまで、
巨岩を切り出す必要があったのでしょうか?
一応、必要があったのだ、と仮定しましょう。

②それならば、現にそこに巨岩があるのですから、
切り出して運ぶことができたから、そこまで運んだのだ!
これも明らかです。
そこで、次の疑問が浮かびます。
それじゃ、どうして、
中途でその作業を中止してしまったのでしょうか?

③その関連でさらに不思議なことがあります。
現実に、ちゃんと運んで、
神殿の基礎石になっている巨石がいくつもある!
それは運べて、残りは運べなかったって、なぜ?

以上、思考の遊びとして、色々考えてみたのですが、
こうして考えた末に私が感じるのは、こうです。

④ この作業ができたのはローマ人ではなかった。
(ローマ人には巨大な建築を可能にする技術がありましたけど、
もし彼らが上記の巨岩を切り出したとすれば、
ローマ帝国は当時作業途中で滅びたわけではないので、
必ず作業を完了したことは疑いがありません。
でも、現実には、ローマ帝国は滅びたわけでもないのに、
途中に放置された巨石たちは使うのを止めてしまった!
これは不可解です。
そうすると、私には、出すべき結論は明らかです。
だから、作業をしたのはローマ人ではなかった!
彼らは、できる工事を途中で止める連中ではなかったのです。)

② だとすると、ローマ帝国よりも前の時代の文明の所産なのだ!
でも、そんな文明は未知なのです。

③ エジプト文明と信じられてきたエジプトの古代建築物には、
エジプト王国より前の所産ではないかと疑われる遺産があります。
スフィンクスがそれです。
その近くの河畔神殿も同様です。
どちらも巨大な石に対する精密な加工技術を持つ未知の文明です。
だとすると、もしかすると古代エジプトよりも遙かに古代に、
スフィンクスを切り出すことができた文明が
バールベックの巨岩の作業者だった可能性も考えられますね。

そう、かかる奇跡的な工作技術を持った偉大な、でも未知の文明が
いくつもあって、すべて名も知られずに消えてしまったと言うのは、
かなり無理があります。
でも、現実には、消えてしまっている。

以上、頭の体操でした。

写真に話を移しましょう。

ソニーα7s
アナスチグマート35㎜F4.5

この地味だけど、かなり味わい深い古代レンズの来歴は、
本レンズの第一稿に記載しています。

  2309 隠れた名器 (2022年1月8日アナスチグマート35㎜F4.5は
   奈良町に情緒纏綿のアラベスク)生々流転

私の保有するレンズはほとんど例外なく、
かなり癖があるけど、使えば使うほど味わい深い。
でも、私には手が余るほど沢山名レンズを貯めてしまったので、
ほんの時たまに出番が廻ってくるだけ。
もうしわけない、という気持ちになります。
でも、その時たまでも、持ち出すと嬉々として働いてくれます。

いつもどおり、私の腰あたりでホールドしたカメラで、
すれ違いざま、ブラインド撮影します。
古代レンズの有り難みがひしひしとこみ上げてきます。
いつも個性的なシーンをプレゼントしてくれます。
レンズも喜んでいるのでしょう。
 

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# by Sha-Sindbad | 2024-02-14 14:16 | Anastigmat35mmF4.5 | Comments(0)

1066 超古代 (2023年11月12日スーパーアンギュロン21㎜F3.4がまたも奈良町を巡り) 縄文文化が!


ときどき考えます。
世の中には、旅をしないと我慢ができない、
という人種がいます。
私の妻がその典型、というより、かなりその進化型。
毎月のように海外旅行をして、それでは足りないとばかり、
国内旅行も等量に楽しんでいます。
そう考えて、はっと閃きました。
もしかすると、彼女の行動は、もしかすると、
縄文人たちとも共通しているのでは?

縄文人たちも日本全国を渡り歩き、
自分の気に入った土地を定住地と決め、
自分の故郷や、流浪中の体験で知った諸地方の産物を使って、
定住地の縄文土器、縄文文化を豊かにしたのではないでしょうか?

街道はなかったでしょう。
でも、踏み分け道、獣道等の連絡ルートを使って、
近隣と交流し、さらに海岸線の部落は舟で航海して移動し、
特産物を諸地方の産物と交換しあっていたのでは?
こんな風にして、日本民族の祖先、縄文人たちは、
一万数千年前から、平和裡に国内外と流通して、
縄文文化を平和裡に楽しんでた、そう言って良いのでは?

そう考えなければ、各種特殊産物の流通、
とくに縄文土器の様式の伝播は説明できません。
つまり、古代のことですが、種々の方法を使って、
各地が結ばれ、情報、物産を交換し合う、
かなり高度かつ有機的に連携し合う文化だったのでは?

どんな言葉をしゃべっていたのでしょう?
縄文語は果てしなき未来の日本語に向かう途上の言葉だった?
遥かなる未来に朝鮮半島、中国大陸、さらにはシベリア、
南洋の諸島からも移り住んできた人たちと合流し、
合体して、日本人となったようです。
現在日本人全員にほぼ縄文人の遺伝子が認められるとのことです。
ということは、紀元後の日本人の文化には、
縄文文化もかなり残っていたはずです。

現代の古代地質学者は、日本列島が縄文時代に遙かに大きかった、
その後に3度に渡り、隕石衝突の余波等により、
海面が急激に上昇して、
日本列島は現在のように細い島々に別れてしまった、
そう考えています。
古代史学の研究者たちがこのあたりをしっかりと消化したら、
縄文文化の捉え方は大きく変わるでしょう。
縄文時代は遙かに広大な海浜国であったことが分かり、
縄文時代は、世界最古の文化の一つであったことが、
明らかになる可能性は十分あります。

でも、権威筋の大学の研究者は、旧態依然として、
あくまで朝鮮半島、中国大陸がまずありき。
日本はその影響を受けて古代社会を築くことができたという学説。
だから、縄文時代、縄文文化を絶対に認めないようです。
新しい知の領野に向かって足を踏み出そうとしない。
学閥に囚われて、日本の学者の悪い癖です。
だが、実のところ、日本の古代社会が中韓の文化に全面的に依存して、
ようやく紀元後に日本古代文化を花咲かせたとすれば、
日本のその後の文化的展開で、
中国、韓国の文化を取り入れたことがあったとしても、
あくまでも縄文文化の土台の上に
花咲いたものであったことは疑いがありません。
だから、中韓の文化の痕跡があまり残っていないのです。

縄文文明は不思議なことに、
そして世界には珍しいことかも知れませんが、
殺戮武器、殺戮惨害の遺跡、遺物など皆無だそうです。
日本中が結ばれ、共通の文化を享受していたらしいのです。
だから、1万数千年も平和に続いた!
1万数千年?
途方も無い、まさしく天文学的タイムスパンです。

天皇家は、万世一系、世界で最古の王朝であると誇っています。
勿論、威張ってよいことなのですが、
でも、その歴史はせいぜい千数百年ほどでしかありません。
縄文文明のことが知られたら、
日本文明、日本文化の淵源、土台は、
さらにさらに深く古いことを知ることになるでしょう。

でも、繰り返しますが、どうも腑に落ちません。
一つの文化、一つの時代が1万数千年も続いた?
(大阪人なら、素っ頓狂に言うでしょう!
なんやこれ???)
この事実は、どう考えても、奇跡的としか言いようがありません。
日本人がどんなに平和的な民族であるか、
当時、近隣には他国を侵略する国も人種も居なかったから、
さしたる武器も用意していない縄文人が、
こんな超長期の文化を維持できたことを証明しています!
(たとえば、朝鮮半島には、縄文期に人は住んでいなかった。
また、中国大陸に現代中国人の先祖は住んでいませんでした。
一切遺跡も人骨も見つからないのです。
北京原人は大きな例外ですが、
北京原人が中国人の先祖だったという証明もありません)

ただし、日本文化は複合文化です。
紀元後に、縄文人に中国や朝鮮半島からの移民も混じって、
日本民族ができあがったようです。
だから、そのせいでしょうか?
紀元後の日本人はかなり好戦的。
混じり合わなかったらよかったのになあ...
でも、もし縄文人がそのまま日本文明を独自に発展させていたら、
早晩誰かに征服されたかも知れないな、
私は時折そんなことを考えます。

ところが、縄文学者たちは縄文学者なりに、
かなり閉鎖的な散発文化を考えているようです
縄文人たちの上記のような交流を頭ごなしに否定するようです。
日本列島全体の当時の人口を極めて少数に見積もっています。
でも、各部落がただの少数民の社会だったら、
全国の種々の産地が交流する、交易、余剰生産の余地など、
絶無なのですから、縄文文化などという、
列島全体に浸透した文化など育たず仕舞いだったでしょう。
つまり、人口が少数で、部落がまばらでしかなかったなら、
部落間が交流することもなく、
縄文時代として総括できるような時代区分はありえなかったのでは?
少数閉鎖社会の縄文文化では、
縄文時代において、一貫して、
一定の様式がかなりの広域にわたって共通している事実を
説明することができません。

YouTubeの次の記事でそれが分かります。

 Googleマップで2万年前の日本地図が見える、
すごい使い方/小名木 善行
YouTube.com/watch?v=FXMDENxVJBY

当時のあらゆる文化、生活は海岸近くの平野部で営まれました。
つまり、縄文時代の町、集落の大半は海没してしまって、
海水面下に隠されているのです。
縄文学者たちはこの驚くべき事実を完全に無視しています。
歴史学者たちはこの最新の知識をまだ消化できていないのです。

この傾向は世界中の考古学者に見られる傾向です。
というのも、世界中で海底遺跡がいくつも発見されているからです。
でも、そのような遺跡は無視されています。
従来の学説では説明できないからです。
このような狭い視野に固執することは、
自ら大きな難問を生み出してしまっています。
現在発見されている縄文部落同士がどう結ばれていたか、
なかなかうまく説明できないからです。
でも、現実には、同じ縄文形式が広い地域に共通されています。
縄文土器という作りに注視すると、
日本全体が一つの縄文文化として統合できるだけの、
共通ファクターがあるようです。
当たり前のことです。
縄文人たちは相互に共存、影響などなかったのに、
縄文様式は日本列島全体に共通されている上に、
地域ごとの特異性も認められるのです。
辺地の一部落ずつ、相互影響、連絡なしに縄文土器が作られた?
そんなこと、有りえないことは極めて明白です。
でも、小人数の小部落が相互に完全に孤立して、
日本列島に何十、何百という場所で、
縄文土器という共通形質を備えた土器が偶然、独立に生産された?
自分で書いても、あほらしい位に無意味な文章です。

古代において、このような文化的連携がどう生み出されたか?
考古学、史学プロパーの思考では解決できず、
とても噛みこなせない変化ファクターでしょう。
私に言わせれば、縄文学者たちは、
自分たちがどんな現実的、恒常的な現象に向かい合っているか、
全然気づいていないのです。

世界の大地は、大陸移動説に代表されるように、
不変ファクターではなく、
劇的に変容してきたファクターなのです。
一例を上げましょう。
さらに、日本本島では採れない黒曜石が日本各地で見つかっています。
その産地は、伊豆諸島、つまり、
日本本島の太平洋岸から遙かなる海原を隔てた島なのです。
当時の人たちが、東北の小さな縄文部落に生涯住んで、
部落外に出ないまま生き死んでいったとしたら、
こんな黒曜石の存在をどうして知れたのでしょうか?
どうして手に入れる気になったのでしょうか?
それも、部落ごとに別個独立に?
そして、彼らは部落ごとになぜか南の海原の向こうに、
黒曜石があることを知って、手に入れようと、
てんでんばらばらに出かけてゆき、
大海原、遠隔地という障壁のような困難を乗り越えることができた?
書いていて、あほらしくなります。
なぜ黒曜石の存在を知ったか?
まさに「冒険者」たちが既に縄文時代にも居たのです。
そして、縄文社会もまた相互に連携していたのです。
私はおそらく海岸沿いに船で行き来したのだろうと推測します。
そして、その情報は各地にも流通していったのです。

そして、一番肝心なこと、
縄文文化と締めくくれるファクターは、
日本全国でかなり共通しているのです。
縄文土器は全国各地で数知れず発掘されていますが、
地域的な特異性よりも、全国的な共通性の方が大きい!
ばらばらの小部落だけが互いに孤立無縁だったら、
どうしてそんなことが起こるのでしょうか?
つまり、当時の日本人たちは縄文文化を共有して生きていたのです。
各地で孤絶した小部落に籠もっていたとしたら、
そんな共通文化が一万年を超えて継続し、
全国的に拡大したはずはないのです。

山間部には、確かに小さな部落が多かったでしょう。
多数人口を養うに足りる食料生産が無理だったでしょう。
でも、当時の日本も海と森林に恵まれた穏やかな国土だったでしょう。
海産物も含めて食糧資源は極めて多かったはず。
そして、平和でしたから、部落を結ぶ獣道は、
緩やかに山道、林道、街道に変わっていったでしょう。

そして、海岸部の旅はどうやら海の民でもあったようです。
南太平洋の島々の人々は双胴船で、星を頼りに、
まさに絶海の孤島同士で交通、連絡していたようです。
縄文人は、高い山に恵まれた海岸線伝いに海上交通の道を拓いた筈。
だから、土器を含めて、種々の特産物が流通できたのです。

土器は物々交換のための特産品の容器に使われ、
その容器ごと交易されたために、
縄文土器の様式がかなりの地域に伝播したのではないでしょうか?
山間部落の土器はこうして海岸伝いに伝播し、
海岸地帯の土器はその特産品を詰める容器として、
山間地帯に伝播したのでしょう。

流通の担い手はもしかすると、海岸線の住民から出現したのかも?
戦争で文化様式が被征服民に伝えられた世界もあったでしょうが、
我が国の縄文文化は、平和裡に交易を通じて各地の特産品が流通し、
様式が伝播したのでしょう。

面白いことに、と言うより、驚くべきことに、
世界の古代文化は、縄文文化よりも一万年から数千年隔てた後に、
世界各地に出現したようです。
だとすると、日本列島の縄文文化は破格も破格!
その広大の古代文化が出現した当時には、
すでに自己の文化の成熟につかうことができた、
なんと1万年もの膨大な歳月を経ていたのです。

この事実は誰も指摘するところではありませんが、
(正確には、私のように主張する学者は居るのでしょうけど、
学界にも一般社会にも未だに流布されていない秘密なのです)
私には、とんでもない文化史上の特筆すべき発見だと考えます。




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