レンズ千夜一夜

<   2017年 05月 ( 27 )   > この月の画像一覧

1807 梅田(2017年5月18日写真教室にはスピードパンクロ50㎜F2を携行)Part 1


写真家吉田正さんの写真教室に月1回通っています。
今回採り上げたのは、その教室からの帰り道のロボグラフィ。
ソニーα7に付けたスピードパンクロ50㎜F2はさすがに名レンズ。
2回に分けて、撮った写真全部をごらん頂きましょう。




b0226423_2234353.jpg
b0226423_22334841.jpg
b0226423_22334140.jpg
b0226423_2233332.jpg
b0226423_22332666.jpg
b0226423_22332159.jpg
b0226423_2233897.jpg
b0226423_2233154.jpg
b0226423_22325528.jpg
b0226423_22324868.jpg
b0226423_22324074.jpg
b0226423_2232336.jpg
b0226423_22322759.jpg
b0226423_22321891.jpg
b0226423_22321055.jpg
b0226423_2232318.jpg
b0226423_22315670.jpg
b0226423_22315048.jpg
b0226423_22314079.jpg
b0226423_22313115.jpg
b0226423_22312417.jpg
b0226423_22311144.jpg
b0226423_22305990.jpg
b0226423_22305289.jpg
b0226423_22304519.jpg
b0226423_22303822.jpg
b0226423_22302696.jpg
b0226423_2230168.jpg
b0226423_2230873.jpg






吉田さんの豊かな体験談、芸術談を楽しむことができるうえ、
時折、吉田さんの写真作品に接することができるのが特典です。
吉田さんの作品を見ながらいつも思うことは、
現代の鬼面人を驚かせる写真世界との間に広がる大きな懸隔。

まるで映画史における、「東京物語」と、
コンピューターグラフィックスが創り出す荒唐無稽な映画世界と、
この懸隔と同じくらいの距離があります。
人の心も芸術観も写真観もなにもかもが変わってしまった感じ。
だから、吉田さんの静寂に満ちたモノクローム作品になにも感じない、
そんな人がどんどんと増えていくでしょう。
デジタルカメラ業界もこのような変化を敏感に感じ取って、
ユーザーの大半を占める絢爛豪華変幻自在の画像愛好家の心をつかむため、
さまざまな画像処理メニューを開発しています。
そうして、ますます私の心から離れていくわけです。

この日、教室が終わってから、近くのビル近いの大衆レストランで昼食。
カツやエビフライの盛り合わせ定食を選択しました。
私はエビフライが好きなのです。
ところが、一口いただいて、仰天、

エビの味は?
ない!
なんの味?
小麦粉、パン粉などの、要するに非エビの味!
エビをおそらく4分割して、
その4分の1のエビを巧みに太らせて、エビらしい形に整え、
衣を付けて揚げている!

pretty-bacchusさんがはるか前にお書きになっていました。
都の一流ホテルの高級喫茶室で「生絞りジュース」を注文されたのです。
たしか1500円ほどだったと記憶しています。
やがて供された「生絞りジュース」を口に含んで、仰天された。
ただの缶詰ジュースだった!

これが現代です。
おいしいものをお客様に食べて頂こう、なんて気持ちはさらさらない。
とにかくあらゆる手だてを講じて原価を節約して、高く売りつけて、
利益を貪ろうという姿勢。
「お客様義」「お得意様」なんて意識はなくなって、
すべて、「ユーザー」「消費者」「歩く財布」。

現代のデジタルカメラのコンセプトは、
「どんな初心者でもプロのグラフィックデザイナーに変身させる!」
余計なお世話だ!

私の2つのブログの画像だって、
できるだけデジカメ粉飾を避けたいと努力していますが、
カメラそのものがすでにレンズを通して取り込んだ画像に、
密かにグラフィック処理をしているのですから、
デジタル写真臭さを避けようとしても、その方法がありません。

しかも、アマチュア写真家の多くは、
現代デジタルカメラによる果てしない超高画質化を歓迎しています。
写真からコンピュータグラフィックスへの止めようのない潮流、
そう言えそうです。

現代の超高画質、変幻自在のグラフィック処理に慣れたユーザーは、
銀塩写真を、未開時代の遺物と感じ、「昔の人はひどい画質でかわいそう」
私のような前時代の未開人は、現代の絢爛豪華なソフト処理された画像に、
「なんだかカラオケに無理矢理閉じ込められて、
自己陶酔のエコーまみれの歌を大音響で聴かされているみたい」
by Sha-Sindbad | 2017-05-31 23:24 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1806 繁華街(2017年5月8日Histrio-Prot40mmF6.3ピエロに会いに天満橋へ)Part 3


宮崎貞安さんのニューレンズ試写の定番モデル、
ピエロマネキンは大阪天満橋筋商店街の高級洋品店にあります。
ご主人の弟さんの絵が何枚も店内に掲げられています。
知れば知るほど、大変な画家です。

下浦康瑞

   ホームページ  
   KOUZUI SHIMOURA
   http://koozui.holy.jp/

そのプロフィールはこうです。

   下浦康瑞(しもうら こうずい)
   1940年大阪に生まれる。
   兵庫県宝塚市在住。
   20歳~30歳の十年間、北アルプス(穂高岳・剣岳)を
   主な制作の場として、山に籠もる。
   以後40年、ヒマラヤ(毎年取材)・アンデスをテーマに制作。

仙人が画家になったら、どんな絵を描くか?
その答えがこの画家、そんな感じがします。
ヒマラヤの仙境さながらの景観が、
崇高な精神世界に昇華したような作品。
店内には色と形の抽象作品もあり、撮らせて頂きました。
異界の扉が開いて、
この世のどこにもない赤を一瞬きらめかせた、そんな印象。

このような画家のお兄さんが選んだマネキンがこのピエロ。
30年前だったと思いますが、イタリアで購入されたとか。
道理で、ただ者ではないわけです。





b0226423_11425430.jpg
b0226423_11424662.jpg
b0226423_11423620.jpg
b0226423_11422938.jpg
b0226423_11422198.jpg
b0226423_11421463.jpg
b0226423_1142882.jpg
b0226423_11415914.jpg
b0226423_11415198.jpg
b0226423_11414328.jpg
b0226423_11411486.jpg
b0226423_1141817.jpg
b0226423_1141044.jpg
b0226423_11404451.jpg
b0226423_11403813.jpg
b0226423_11403097.jpg
b0226423_11402161.jpg
b0226423_11401371.jpg
b0226423_1140644.jpg
b0226423_11395626.jpg
b0226423_11394898.jpg
b0226423_11392670.jpg
b0226423_11391778.jpg
b0226423_11391046.jpg
b0226423_1139250.jpg
b0226423_11385123.jpg
b0226423_11382625.jpg
b0226423_11381746.jpg
b0226423_1138778.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-29 16:34 | Histrio-Prot40/6.3 | Comments(0)

1805 繁華街(2017年5月8日Histrio-Prot40mmF6.3ピエロに会いに天満橋へ)Part 2


こうやって、自分の写真を好きなだけ掲載できる、
ブログって素敵な写真帖ですねえ。
私は自分の写真たちを心から愛しています。
えり好みもしません。

昔は、ポジを使って、B4のライトボックスに36枚並べて、
シャッシャッーとダメな写真を手裏剣風に弾き出し、
残された数枚をうっとり眺めたものでした。

ホロゴンウルトラワイドが来てから、一変しました。
人に見せる写真など撮らなくなったのです。
誰に見せても、ずっと無反応だったせいもありますが、
私の写真に対するスタンスが180度反転してしまったから。
「人に見せたい写真を」から、「自分の人生の記録写真」へ。

写真家の皆さんと撮り方ががらりと変ってしまいました。
写真家の皆さんは独創性を重んじます。
人が撮らないショット、人に撮れないショットを狙います。
私は、お気に入りのロボグラフィに再会する喜びの記録なので、
いつもと同じものを、いつもと同じ撮り方で撮ります。
「ぼくがあいつと同じ場所で再会した。
あいつも元気だった」
マンネリを怖れないのではなく、マンネリこそ目標。
「万えり好み」なので、マンエリというわけです。

嬉しいときは、何枚も撮ります。
あなた、恋人を撮るとき、
(おっと、あなたの場合、「撮ったとき」ですね)、
たった1枚でもいい、傑作を撮りたい、なんて思っていましたか?
ずっと撮り続けたい、何枚でもいい!
でしたね。
あれですよ。





b0226423_14194868.jpg
b0226423_14194240.jpg
b0226423_14193549.jpg
b0226423_14155032.jpg
b0226423_14154231.jpg
b0226423_14153693.jpg
b0226423_1415294.jpg
b0226423_14151670.jpg
b0226423_1415639.jpg
b0226423_1415042.jpg
b0226423_1414511.jpg
b0226423_14144532.jpg
b0226423_14143798.jpg
b0226423_14143027.jpg
b0226423_14142238.jpg
b0226423_14141049.jpg
b0226423_1414137.jpg
b0226423_14134959.jpg
b0226423_14134331.jpg
b0226423_14133619.jpg
b0226423_14132732.jpg
b0226423_14131978.jpg
b0226423_14131334.jpg
b0226423_1413656.jpg
b0226423_141306.jpg
b0226423_14125419.jpg
b0226423_14124814.jpg
b0226423_14124113.jpg
b0226423_1412359.jpg
b0226423_1412767.jpg
b0226423_14115920.jpg
b0226423_14115376.jpg
b0226423_14114664.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-28 14:20 | Histrio-Prot40/6.3 | Comments(0)

1804 繁華街(2017年5月8日Histrio-Prot40mmF6.3ピエロに会いに天満橋へ)Part 1


稀代のレンズ制作者、宮崎貞安さんから、
ニューレンズの試写を託されて、どれ位になるでしょうか?

レンズテストのクライマックスとして、
大阪天満橋筋商店街のピエロマネキンを撮るようになって、
どれ位になるでしょうか?
私は調査魔ではないので、面倒だから調べませんが、
おそらくゾンネタール50㎜F1.1以来だと思います。

天満橋商店街は大阪の商店街ベスト3に断然当選でしょう。
とくに最北点、昔から「天六」として知られるあたりから、
中間地点あたりまでの店はほとんど全部、
まだ元気に繁盛しているのですから、すごいものです。

大阪のおっさん、おばはんに会うことができます。
私は、大阪弁がしゃべれないので、
大阪のおっさんとは言いがたいのですが、
でも、心は大阪のおっさんです。

ハードディスクの天満橋ファイルをちょっと数えてみたら、
5年半の間に33回。
かなりの回数です。
奈良町は別格として、心斎橋、鶴橋、通天閣界隈、十三等
大阪の代表的な下町と並んで、私のお気に入りエリア。

今回は、Histrio-Prot40mmF6.3バージョンを3回にわたり、
撮影順に並べてみます。





b0226423_14375953.jpg
b0226423_14375398.jpg
b0226423_14374715.jpg
b0226423_1437407.jpg
b0226423_14373287.jpg
b0226423_14372260.jpg
b0226423_14371453.jpg
b0226423_1437280.jpg
b0226423_14365571.jpg
b0226423_14364777.jpg
b0226423_14363886.jpg
b0226423_1435220.jpg
b0226423_14335959.jpg
b0226423_1433521.jpg
b0226423_14334531.jpg
b0226423_14333822.jpg
b0226423_14333226.jpg
b0226423_14332550.jpg
b0226423_14331754.jpg
b0226423_1433102.jpg
b0226423_1433325.jpg
b0226423_14325787.jpg
b0226423_14324988.jpg
b0226423_14324331.jpg
b0226423_143215100.jpg
b0226423_143283.jpg
b0226423_1432074.jpg
b0226423_14315417.jpg
b0226423_14314740.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-27 17:23 | Histrio-Prot40/6.3 | Comments(0)

1803 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 6-完-

キノプラズマート、使えば使うほど、
「ああ、いい!」
そう感じます。
でも、その「いい」は私がその場に居た瞬間とそのときの気持ちを
しっかり思い出させてくれるからです。

「写真が多すぎるよ」
友人からそう言われました。
傑作写真ばかり並んだら、「多すぎる」とは誰も言いません。
「凄い!
圧倒された!」
そう言うでしょう。
だから、「見る価値のない写真を沢山出している」という意味。
私のブログ訪問者の99%、いや100%のご意見でしょう。

写真家として作品を発表する場と考えるなら、
極度に厳選、これが絶対でしょう。
「下手の鉄砲数撃ちゃ当たる」式が成功する筈がありません。
だとすると、私がなぜこんなに無差別のごった煮をしているのか?
その理由を考えていただきたいですね。

次のどれでしょう?
① 全部傑作で、人にアピールできる、私がそう考えている。
② ごった煮に辟易して、来る気をなくさせるため。
③ 自分の足跡の絵日記のつもり。

①じゃ、まるで「アホ」ですね。
正解は②と③。

人気ブロガーの皆さん、スパム攻撃に時折悩まされるそうです。
優れた写真とブログ人気とふたつながら嫉妬をかき立てるからです。
思うに、人気ブログの場合、それだけの理由があるから、
人が集まるのですから、嫉妬を感じさせるのも無理はないし、
そう感じる方が訪問してくる確率もそれだけ高いわけです。

一方、私がそれに近いコメントをもらったのは、
別ブログを初めて1年経たぬ頃、たった1回だけ!
なぜ?
訪問者がごく少数なので、
そう感じる方が来る確率も極めて微少だからです。
もっけの幸いです。
そのたった1回、ただちに削除して、
その人物のアクセスを禁じましたが、
なんで、わざわざ人を怒らせるようなことを書くんだろう?
かなり気分が悪かったことを覚えています。
「スパム」とはよく言ったものです。

そこで、考えた対抗策が「写真と文章をたっぷり」。
その頃気がつきました、
ブログって、完璧な日記媒体じゃないか!
そこで、掲載容量を無制限とするよう契約を変更し、
以来、どんどん文章と写真を無制限に増大させるとともに、
アクセス数をチェックするのを止めました。

私はかなり意思が強く、決めたことは実行する人間なので、
それ以来、幾人がのぞいたか、まったく調べたことがありません。
一度、朝、自分の頁を開いたら、なんと呼ぶのか知りませんが、
個人のホームページのようなものの体裁がガラリと変わり、
片隅にその時点までのアクセス数の欄まであって、
目に入ってしまいました。
早朝だったので、「2」か「3」だったと思います。
ただちに旧の頁に設定を戻しました。
その頁を開く度に「この頁はサポート終了」とかなんとか表示。
「いいでしょ、サポートなんかしてもらわなくてもね」
いつか、旧の頁が本当に廃止されてしまったら、
現ホームページがCRTに出現する度に、
アクセス数欄を見ないように反射的に顔を動かし、
次の瞬間、さっとアクセス数欄を手で隠すことになるでしょう。

見たって、いいじゃないの?
皆さんはそうでしょう。
私はいやです。
日記なら、そんなものは見ない、それが大前提。
いやなことは絶対にしない、それが私の流儀。





b0226423_23223992.jpg
b0226423_23223345.jpg
b0226423_23222777.jpg
b0226423_23222179.jpg
b0226423_23221229.jpg
b0226423_2322377.jpg
b0226423_2321315.jpg
b0226423_23212546.jpg
b0226423_23211946.jpg
b0226423_2321139.jpg
b0226423_2321671.jpg
b0226423_2321028.jpg
b0226423_23205443.jpg
b0226423_23204622.jpg
b0226423_23203831.jpg
b0226423_23203147.jpg
b0226423_23202486.jpg
b0226423_23201871.jpg
b0226423_23201193.jpg
b0226423_232043.jpg
b0226423_23195789.jpg
b0226423_23195128.jpg
b0226423_23194456.jpg
b0226423_23193781.jpg
b0226423_23192964.jpg
b0226423_23192329.jpg
b0226423_23191788.jpg
b0226423_23191045.jpg
b0226423_2319330.jpg
b0226423_23185748.jpg
b0226423_23184973.jpg
b0226423_23184258.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-26 23:59 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)

1802 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 5



キノプラズマート20㎜F1.5を使っていると、
不思議な感じに襲われます。

ご承知のように(というのは、言葉の綾)、
ご承知でない方ばかりでしょうけど、
私はレンズを使うとき、99パーセント、開放一本槍。
人間の個性や癖はどんなときに出ますか?
本人が自意識を持たないとき、ふとした瞬間に、ですね。
レンズもそれと同じ。
レンズの個性、本質、真実の姿が出るのは、開放のときだけ。
レンズの欠陥、欠点、悪い癖が出るのも、開放のときだけ。
そうではないでしょうか?
だから、開放が面白いのです。

奈良町でこのレンズがどんな写真を撮ったか?
これをじっくり観て行くと、面白いことが分かりますね。
このレンズの開放描写って、開放とは思えないほどに重厚で、
像、イメージに厚みがあります。
でも、前後のボケ味は紛れもなく大口径レンズの味。
このまるで二律背反するような、でも、
このレンズを極上のビンテージに高めてくれる特質が、
どの写真にも顕われています。

私が持っている25㎜以下のキノプラズマートというレンズ、
たいてい、時折、どこか腰の弱さ、儚さのような雰囲気を見せます。
ところが、20㎜はそんな雰囲気と完全に無縁。

Olympus EP-L1で使うので、実質上、40㎜レンズ。
不思議ですね。
今盛んに試写を繰り返している宮崎貞安さんのニューレンズ、
Histrio-Prot40mmF6.3とまったく同じ焦点距離です。
その原型のプロターもキノプラズマートも設計者は同じ、
パウル・ルドルフ博士ではありませんか?
そのせいでしょうか?

そして、今、気づきました。
開放値はぜんぜん違うのに、描写性にかなり似たところがある、
そんな感じがする?
いかがでしょうか?
私の勝手な思いこみでしょうかねえ?





b0226423_225858100.jpg
b0226423_22585225.jpg
b0226423_22584674.jpg
b0226423_2258395.jpg
b0226423_22583210.jpg
b0226423_22582672.jpg
b0226423_22581924.jpg
b0226423_22581366.jpg
b0226423_2258727.jpg
b0226423_2258065.jpg
b0226423_22575413.jpg
b0226423_22574796.jpg
b0226423_22574136.jpg
b0226423_22572892.jpg
b0226423_2257213.jpg
b0226423_22571552.jpg
b0226423_2257947.jpg
b0226423_2257331.jpg
b0226423_22565658.jpg
b0226423_22565083.jpg
b0226423_22564346.jpg
b0226423_22563573.jpg
b0226423_22562836.jpg
b0226423_22562215.jpg
b0226423_22561694.jpg
b0226423_22561044.jpg
b0226423_2256466.jpg
b0226423_22555716.jpg
b0226423_22555076.jpg
b0226423_2255438.jpg
b0226423_2255367.jpg
b0226423_22552838.jpg
b0226423_22552010.jpg
b0226423_22551219.jpg
b0226423_2255320.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-25 23:18 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)

1801 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 4


私は極めて狭い人生を送って来ました。
テレビを観なくなって何十年でしょうか?
誰もが関心を持つようなことに一切関心を寄せず、
と言うより、そんな関心が存在することすら知らず。
誰もが知っているようなこともほとんど知らず。
いやなこと、邪悪なこと、汚れたことは切り捨て、
私が心から望まない交際は一切絶って生きて来ました。

だからと言って、仙人のように生きて来たわけでもない。
要するに、狭い人生を生きてきました。
引退して第2の人生に入ると、さらに狭くなったようです。
そんな中で、ますます美しいものへ傾斜を深めています。

先頃肺炎を患った顛末は再三書きましたが、
なんのダメージもなくするりと疾病のクライシスから脱して、
さらに健康に自信を深め、
今、人生で一番健康で、一番敏捷で、一番頑健になった、
そんな感じをますます強め、
自分の人生にさらに集中する姿勢を強めつつあります。

どこに向かって集中するのか?
もちろん、美へ!

目下、キノプラズマート20㎜F1.5の写真を並べていますが、
これらの写真をご覧になったら、一目でお分かりでしょう。
眼を汚すようなもの、心に影を投げるようなもの、
どこかの首相や大統領の頬の弛んだ顔も含めて、一切うっちゃって、
私が見つめる美しいものはこんなものたちなのです。

私は、私の美しいものたちを人と共有したいとは思いません。
私が現に美しいと思うから、こうして撮影、ブログに掲載する、
だから、ブログは私の美体験日誌、
ただこれだけの意味しかないわけです。

「どこが美しい? ただの薄汚れた、ありふれたガラクタじゃない?」
そうお感じになるかたも多いことはよく分かっています。
それはつまり、あなたが私のブログと無縁だということだけ。
自分の体験を人に是認してもらいたい、共有してもらいたい、
なんて、これっぽっちも思っていません。

よく考えてみると、若いときからずっとこの調子で生きてきました。
誰にも知られることもなく、人から尊敬されることもない、
私はそれが一番だと信じてきました。
なぜって?
誰にも気兼ねなく生きることができるから。

キノプラズマート族って、そんな生き方をする私にはかなりふさわしい。
キノプラズマートというレンズはほとんど話題にならないし、
使ったことがある人もかなり少ない。
描写はかなり恣意的で、
どんなに使い込んでも、結果を予見することはできない。
だから、私はいつまでも写真を楽しめるのですから。




b0226423_17542287.jpg
b0226423_17535489.jpg
b0226423_17534980.jpg
b0226423_17534265.jpg
b0226423_17533696.jpg
b0226423_1753292.jpg
b0226423_17532225.jpg
b0226423_17531548.jpg
b0226423_1753910.jpg
b0226423_1753355.jpg
b0226423_17525654.jpg
b0226423_17524913.jpg
b0226423_17524362.jpg
b0226423_17523621.jpg
b0226423_17523115.jpg
b0226423_1752244.jpg
b0226423_17521869.jpg
b0226423_17521290.jpg
b0226423_175259.jpg
b0226423_17515821.jpg
b0226423_1751527.jpg
b0226423_17514568.jpg
b0226423_17513923.jpg
b0226423_17513185.jpg
b0226423_17512570.jpg
b0226423_17511928.jpg
b0226423_17511298.jpg
b0226423_1751625.jpg
b0226423_17505346.jpg
b0226423_17504681.jpg
b0226423_175038100.jpg
b0226423_17503019.jpg
b0226423_17502375.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-23 20:41 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)

1800 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 3


おー、おー、ついにこのブログの記事も1800の大台に載りました。
よい機会なので、種明かしを一つプレゼントしましょう。
(すでに何度も何度も書いてきたことですが)

ときどき、写真に対して、過度な期待を寄せられ、
また、写真家自身が過度な期待を持ってしまうことがあります。
すなわち、「写真作品は深い精神性をたたえていなければならない。」

私が自分の写真を絶対に「作品」と呼ばない理由がここにあります。
私の写真に精神性などかけらもないからです。
あるのは、ただの2次元の見かけだけ。
あるとしたら、「わあ、いいなあ!」という讃歎の気持ちだけ。

写真家のみなさん、胸に手を置いて、よーく考えてみましょうね。
「自分に深い精神性があるか?」
「うん、あるよ」と答えられる人は政治家にでもなりましょう。
絶対に写真家になろう、なんて思わないように。

私は、「精神性」などというような高邁な要素など自分には無縁、
そうはっきり知っています。
まああるとすれば、過剰な期待と過大な反応、それ位でしょう。
おかげで、路傍のどんな取るに足りない欠片にも即座に触発され、
大げさなくらいに上機嫌になれるわけです。
でも、写真の奥底を深く探ろうとしても、なにもない。
奥底そのものがない。
2次元の平面の模様だけ。

私の写真の師匠田島謹之助さんに深く慨嘆されたことがあります、

    「あんたの写真って、なにかあるぞっと思わせるけど、
    よくよく見たら、なんにもないなあ」

ここでは、どうやら、キノプラズマートというレンズが、
そんな幻影を生み出してくれているようです。
ありがとう、キノプラズマート!





b0226423_2331764.jpg
b0226423_23305731.jpg
b0226423_23305060.jpg
b0226423_23304357.jpg
b0226423_23303562.jpg
b0226423_23302755.jpg
b0226423_23302185.jpg
b0226423_23301311.jpg
b0226423_2330741.jpg
b0226423_2330128.jpg
b0226423_23295317.jpg
b0226423_23294724.jpg
b0226423_23294166.jpg
b0226423_23293555.jpg
b0226423_23292951.jpg
b0226423_23292498.jpg
b0226423_23291769.jpg
b0226423_23291153.jpg
b0226423_23295100.jpg
b0226423_23285770.jpg
b0226423_23285093.jpg
b0226423_23283969.jpg
b0226423_23283343.jpg
b0226423_23282611.jpg
b0226423_2328192.jpg
b0226423_23281319.jpg
b0226423_2328293.jpg
b0226423_23275774.jpg
b0226423_23275035.jpg
b0226423_23274439.jpg
b0226423_23273979.jpg
b0226423_2327329.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-22 23:59 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)

1799 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 2


長い間、私は一つ誤解をしていました。
私たち一般人が使うスチール写真用のレンズが最高、
漠然とですが、そう考えていました。
映画用レンズなど使ったことがなかったので、
当たり前と言えば、当たり前ですが。
でも、どうやら間違っていたようです。

遙か昔から、映画には莫大な資金が投資され、
成功すれば、その投資の見返りは大変なものでした。
そんな映画の成功不成功の決め手になるのは、
大抵の場合、映画としての出来不出来だったわけですが、
この出来不出来を左右したファクターの一つが、
画像、イメージの美しさ、迫力、リアリティでした。
そして、その決め手となったのは、カメラマンとレンズ、
この2つだったようです。

どうやらカメラマンはコンテに従って撮影するようです。
黒沢明、小津安二郎のような名監督は見事なコンテを作っています。
でも、そのコンテを最大限活かして映像にするのはカメラマンであり、
優れたレンズだったのです。

映画カメラマンは、ディレクター、監督、主演俳優たちを頂点とする、
集団製作のスタッフの一員として活動するので、
写真家たちのように、個人的名声を築くことはかなり難しいようです。
でも、名画には必ず名シーンがあり、その名シーンを活かしたのは、
カメラマンであり、名レンズでした。

だから、映画用レンズの製作には膨大な資金が投じられたようです。
アストロ・ベルリン、アンジェニュー、ツァイス、
キノプティック、ダルメーヤー、フーゴ マイヤー等々、
優れたレンズメーカーの多くの主力製品は映画用レンズだったようです。
キノプラズマートの「キノ」は「映画」を意味するようです。
語源はどうやらギリシャ語のkinein(動く)であり、
この言葉からkinema(キネマ)あるいはcinemaが生まれたようです。

ツァイスの偉大なレンズ制作者パウル・ルドルフ博士は、
ツァイス退職後フーゴ マイヤー社に移って、キノプラズマートを考案したのです。
36㎜映画用キノプラズマートはついに私の手の届かぬ高みに舞い上がり、
私が手に入れることができたのは、8㎜、16㎜用のキノプラズマート。
だから、名画とは無縁だったでしょうけど、
民生用のいわばプアマンズキノプラズマートたちを使うにつけて、
その魔術的な実在感にうっとりさせられるのです。
シネマ用の主力レンズを開発するための人的物的投資の成果は、
きっとこうした廉価版映画レンズにもしっかり反映している、
だから、こんなに深みのある画像をプレゼントしてくれるのだ、
そう考えたいですね。





b0226423_1922116.jpg
b0226423_1921431.jpg
b0226423_192758.jpg
b0226423_192176.jpg
b0226423_1915539.jpg
b0226423_1914925.jpg
b0226423_1914353.jpg
b0226423_1913728.jpg
b0226423_1913077.jpg
b0226423_1912455.jpg
b0226423_1911628.jpg
b0226423_1911068.jpg
b0226423_191587.jpg
b0226423_1905996.jpg
b0226423_1905386.jpg
b0226423_1904718.jpg
b0226423_1903944.jpg
b0226423_1903457.jpg
b0226423_1902765.jpg
b0226423_1902127.jpg
b0226423_1901322.jpg
b0226423_190772.jpg
b0226423_190083.jpg
b0226423_18595424.jpg
b0226423_18594779.jpg
b0226423_1859409.jpg
b0226423_18593437.jpg
b0226423_18592711.jpg
b0226423_18592013.jpg
b0226423_18591199.jpg
b0226423_1859457.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-21 20:55 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)

1798 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 1


ブログを始めた当初は、私でさえ、人が分かるような写真を選びたい、
そう思っていました。
写真やレンズを巡って意見交換したい気持ちがあったからです。

でも、早々にそうした期待は自分の写真には重荷過ぎる、
そう気づきました。
もともと人にアピールする気持ちなしに撮っているのに、
人になにかを感じて欲しいと期待するのは筋違い。

そう気づいたことで、私自身とブログと二つながらに、
一つの障害を乗り越えたのでした。
ブログ記事を作ることも、自分の人生を生きることなんだ、
そう悟ったのです。
それ以来、自分の心の赴くままにブログを作ってきました。

キノプラズマート20㎜F1.5
キノプラズマート一族の中でも一番目立たないレンズでしょう。
このレンズの存在価値、個性は何なのだ?
そう正面切って尋ねると、さて、なんでしょう、と当惑。
でも、こうして並べてみると、
一人ひっそりと路傍で自分の記憶を写真に収めている私には、
かなりふさわしいレンズなんじゃないか、という気がしています。
あえかに揺らぐ思い出の儚さ、そんな味わいでしょうか?






b0226423_22241423.jpg
b0226423_2224731.jpg
b0226423_2224184.jpg
b0226423_22235475.jpg
b0226423_22233613.jpg
b0226423_22232995.jpg
b0226423_22232349.jpg
b0226423_22231331.jpg
b0226423_22232100.jpg
b0226423_22224986.jpg
b0226423_22224186.jpg
b0226423_22223540.jpg
b0226423_22222954.jpg
b0226423_22222220.jpg
b0226423_22221613.jpg
b0226423_2222821.jpg
b0226423_22215922.jpg
b0226423_22215361.jpg
b0226423_22214787.jpg
b0226423_22214146.jpg
b0226423_2221347.jpg
b0226423_22212962.jpg
b0226423_22212310.jpg
b0226423_22211785.jpg
b0226423_2221124.jpg
b0226423_2221666.jpg
b0226423_2221092.jpg
b0226423_22205472.jpg
b0226423_22203196.jpg
b0226423_22202064.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-19 22:50 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)