レンズ千夜一夜

<   2016年 08月 ( 17 )   > この月の画像一覧

1637 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 2

私はホロゴン15㎜F8Uをソニーα7に付けています。
ウェストレベルに両手または片手でホールドしながら、
ノーファインダーでシャッターを切る、これが私の撮り方です。
このレンズをカメラボディから取りだしてもらう以前、
ホロゴンウルトラワイドとして撮影していた時代から一貫しています。

ソニーα7の液晶画面は90度開くことができます。
この液晶を覗けば、どんな写りになるか、ある程度分かります。
でも、そんな撮り方はよほどのことがない限り、いたしません。
野球のキャッチャーは投手の玉を手元まで見続けますか?
視線は前方に据えたまま、捕球しますね。
私はほとんど見たことがないので、確かなことは言えませんが、
サッカー選手、シュートするとき、玉を見ながら蹴るでしょうか?
ゴールの状況を見極めるために、目は前方を見据えているのでは?

とくに、すれ違いながら、人を撮るときなど、
私の頭は別方向に回り、視線は遠くを見ています。
数十㎝ほどの距離ですれ違い様、
腰のホロゴンだけがその人に向きます。
ミットとボールの関係と一緒ですね。

人ではない、路傍の点景を撮るときは、
視線はそのものを上から見据え、
手の先のホロゴンだけが数十㎝下でそのものと正対します。
こんな風にすべてノーファインダーで撮るのですが、
その瞬間、どんな風に撮れるだろうか、必ず心の中で思い描きます。

たとえば、網の向こうに建物がほの見えるシーンの2枚、
私はその前に撮った前面の網の隙間から、
ホロゴンを持つ右手を差し入れ、
その網に直交する右側面の網を撮ったのです。
一枚目を撮ったとき、網とホロゴンとが平行になっていないので、
網が奥に向かって退行して行く感じに撮れるだろう、
そう感じて、できるだけ右手を伸ばして、
ホロゴンが網に平行になるように調節して、撮りました。
どんな風に撮れるか分からないけど、安定するだろう、
そう予測したのですが、どうやらここでは成功したようです。

この20年間にフィルム何千本分か、ホロゴンで撮りましたが、
おあいにく様、予想が結果にぴたり一致したことはありません。
いつも予想外の写真をプレゼントしてくれます。
でも、予想をすることはやめません。
それだけ楽しさが増すからです。
いわば、ホロゴンと私のかくれんぼ遊びのようなものです。

写真家は作品としてプリントするとき、
撮影時のコンセプトにできるだけ近づけるように修正するでしょう。
私は、ホロゴンの意見を尊重し、ソフトで加工したりせず、
ただ、私の写真全部に共通する濃度に揃えるだけ。

他のすべてのレンズでも同様です。
私自身が、私のレンズたちの遊ぶのを眺めて、悦にいる、
そんなスタンス。
私が最初の鑑賞者であり、唯一の賛美者であることが、
私の生き甲斐であり、誇りであるのです。






b0226423_1622715.jpg
b0226423_1622076.jpg
b0226423_1621276.jpg
b0226423_1604320.jpg
b0226423_1603676.jpg
b0226423_1603022.jpg
b0226423_1602487.jpg
b0226423_1601730.jpg
b0226423_1601156.jpg
b0226423_160450.jpg
b0226423_15595756.jpg
b0226423_15595128.jpg
b0226423_15594562.jpg
b0226423_15593890.jpg
b0226423_15593123.jpg
b0226423_15592352.jpg
b0226423_15591652.jpg
b0226423_15591069.jpg
b0226423_1559372.jpg
b0226423_15585134.jpg
b0226423_15584490.jpg
b0226423_15583857.jpg
b0226423_15583247.jpg
b0226423_15582531.jpg
b0226423_15581936.jpg
b0226423_15581337.jpg
b0226423_1558641.jpg
b0226423_1558097.jpg
b0226423_15575465.jpg
b0226423_15574755.jpg
b0226423_15563162.jpg
b0226423_155479.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-30 15:57 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1636 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 2


同じ場所に並んで立った二人が同じ方向を見たとき、
同じものを見るとは限りません。
誰も目の前の光景のすべてを認識することはできません。
私たちは目についたもの、見たいものだけを見て、満足します。

いや、私は観察力が鋭いので、重要なものはすべてしっかり見た、
そう豪語する人もおいでになるでしょう。
でも、そうじゃないことを示す挿話があります。

ベルグソンが書いていました。
パリの透視術の名人がどうやって息子を後継者に育てたか?

パリの繁華街の様々な店の前を歩いて行きます。
パリやロンドンの店をご覧になったことがありますか?
間口が狭いのです。
入り口も狭い。
その開いた入り口から入ると、奥が深いのです。
ときには迷路のように入り組んでいます。
通りすぎると、息子は父親になにがあったか列挙します。
父親は息子が見なかったものを列挙します。
最初はほんの数個しか見ることができない息子が、
こうして訓練される内に視認できる限り全部記憶するようになります。

その後、興行のときに使う箱で訓練します。
透視と言いつつ、実はほんの一瞬だけ、中を見せるのです。
文字通り一瞬なのに、中身を完璧に視認できるようになります。

苦しい訓練です。
なぜ、そんなことをするか?
人間は視野のすべてを認識できるようにはできていないからです。
生きるために必要なもの、生きるために危険なものを
とっさに選択して視認するわけでもありません。
とにかく視認能力、知能に応じて、
ただ見えたものをランダムに認識する、それが人間です。

視覚は一度にたった1点の注意点を認識するだけなのです。
時間の許す限り、走査線のように、ざっと注意点を移動させ、
認識できなかった部分は脳が過去の経験に応じて補完して、
視覚像を完成させます。

クレタ島のクノッソスの遺跡をご覧になったことがありますか?
発掘者エヴァンスが運動する若い女性の壁画を復元しています。
実際に発掘されたオリジナルの破片以外は推定です。
そのオリジナルがおっそろしく少ないのです。
この数個の破片からどうしてこの美女が復元できたの?
私は今以てそれが分かりません。
エヴァンスの独自の透視術なのでしょう。

私も、とりわけ注意力の散漫な人間なので、
ホロゴンで撮るとき、見て、記憶しているのはエヴァンス並み、
もしくは以下の1個所もしくはせいぜい数カ所だけ。
ところが、レンズは見えたもの全部を能力の許す限り認識できます。
つまり、ホロゴン写真は私の認識を遙かに超える細部に満ちている。
このギャップが生み出す予想外の印象、
私が注目したいわば主人公と、私が見過ごした脇役たちが、
どう絡み合って、どんなドラマを生み出してくれるかが醍醐味なのです。

でも、私以外の人は、現場を見たわけではないので、
ただ、雑多なものが写った写真がそこにあるだけ、
なんだ、何を撮ったか分からない、詰まらないということになります。

以上が、私がいつも書いている「写真を撮ったのは私でない。
カメラとレンズだ。だから、私はこれを作品とは呼ばない」
という言葉の意味がここにあります。

他の人も同じことをしているのです。
だから、どんなに詰まらないと見える写真も、撮影者の心を震わせる、
つまり、写真は表現だと言いますが、
その向こう、どんづまりの究極にあるものはプライベートな関係性であり、
撮影者と写真との関係の本質はそこにある、そう私は思っています。

だから、あなたに、ここに並ぶ写真たちをちゃんと評価してください、
なんて言うつもりはありません。
ほっといてください。
ただ、それだけ。





b0226423_23402039.jpg
b0226423_23401357.jpg
b0226423_2340643.jpg
b0226423_23395937.jpg
b0226423_23395173.jpg
b0226423_23394572.jpg
b0226423_23393850.jpg
b0226423_23393168.jpg
b0226423_23391670.jpg
b0226423_233989.jpg
b0226423_2339220.jpg
b0226423_2338562.jpg
b0226423_23384931.jpg
b0226423_23384242.jpg
b0226423_23383541.jpg
b0226423_23382243.jpg
b0226423_23381451.jpg
b0226423_2338727.jpg
b0226423_2338137.jpg
b0226423_23375531.jpg
b0226423_23374887.jpg
b0226423_2337427.jpg
b0226423_23364118.jpg
b0226423_2335578.jpg
b0226423_23322784.jpg
b0226423_23321824.jpg
b0226423_23321379.jpg
b0226423_2332714.jpg
b0226423_2332184.jpg
b0226423_23315530.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-29 23:36 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1635 奈良町(ホロゴン15㎜F8Uが狭い通りが好きな理由お分かりですか?)Part 1


7月29日、ちょっと用があって、近鉄奈良駅まで出かけました。
ソニーα7にホロゴン15㎜F8Uを付けていました。
用は簡単に済み、いつものとおり自由時間。
さあ、ホロゴン君、君が好きなように歌ってみたまえ。
40分程度でしたか?
161枚撮影しました。

感じたらシャッター、感じたらシャッター、
そんな感じで歩きながら撮れるのですから、楽なものです。
139枚選択しました。
量的には「わが友ホロゴン」で扱うべきでしょうけど、
かなり軽い気持ちで撮っているので、
本ブログで、ホロゴンの作例として採り上げることにしました。

ここまで文章を書いたところで、用ができて、階下に下りました。
すると、まさに折よく、洗濯機が鳴りました。
乾燥だけ残して一旦停止する設定にしてあります。
自然乾燥させたいものを取り出して、
ハンガーにセットして、浴室の2本のポールに吊るしてから、
乾燥を起動します。
退職後の男性諸君、こんなことができますか?
フフフ、
私は家事全般できないことはほとんどありませんね。
でも、家事全般がそうなのですが、洗濯もかなり手間がかかります。
洗濯機に放り込んだら、はい、作業完了、なんてことはありません。
しわくちゃの仕上がり、衣類の痛みを気にしなければ、それでどうぞ。
でも、なけなしの年金で生きていかなければならないのです。
万事、持ち良く保つように丁寧に、大切に家事はいたしましょう

自然乾燥させるTシャツなどは、表面を痛めないように、
すべて裏返して洗濯します。
これを全部表に返し、空中でパンパンとはたき、引っぱり、
しっかりとした張りを回復してハンガーに掛けます。
かなり時間がかかります。
でも、まったく気にせず、以前よりも遥かに丁寧になりました。
時間を急いで、なにかをするという必要性が感じられない。

在職中なら、何事も急げ、急げでした。
あれもしたい、これもしたい、これはと思うものは立派に仕上げたい、
そう考えると、雑用は手間をいたづらにかけさせられる半端仕事でした。

でも、今では、そのようないわば自己を確立し、主張する必要がない。
すると、どんな仕事も軽重がなくなりました。
人に向かって自分をプレゼンしたいという動機が乏しい人間だったので、
余計に、自分のやることすべてが自分のためなので、
軽重など消えてしまった感じがします。
なにをするにしても、一瞬一瞬大事にやっていきたい、
そんな気持ちがいつしか私の中にしっかりと定着したようです。

写真もそうです。
この一枚、この傑作で優れた写真家だと証明したい、
そんな気持ちなど、この20年、ほとんどなかったのですが
今はすっかり完全に雲散霧消してしまったという感じ。
どうやらホロゴンというレンズのおかげのようです。
私の撮るホロゴン写真は最初の最初から、あまりにも異様なので、
誰も、文字通り、誰も私のホロゴン写真を受け入れませんでした。
最初は戸惑いましたが、そのうち、ハッと気付きました。
そうだ、これでよいのだ。

私は最初から基本的には自分一人のために撮ってきたんだけど、
人に評価されるのも心地よく感じていました。
でも、そんな他人の視線、評価を撮影時に意識してしまうことも。
これが邪魔でした。
せっかく評価してもらっても、
評価したご本人は数分後には私の写真など忘れてしまいます。
そんな評価を気にして何になる?
そう気付いたとき、私は自由になりました。

その後、幾度も友人たちと写真展を楽しみましたが、
これは写真展ごっこ。
その後も人に写真を見せますが、好評を得ることがあっても、
私はまったく動じなくなってしまいました。
そう、私は自分の写真を自分ひとりだけで楽しめるようになったのです。

そんな一人遊び写真を並べてみましょう。
4回に収めたいので、各回40枚限度でご覧頂きましょう。





b0226423_14345988.jpg
b0226423_1434525.jpg
b0226423_14344371.jpg
b0226423_14343632.jpg
b0226423_14342796.jpg
b0226423_14342024.jpg
b0226423_14341471.jpg
b0226423_1434856.jpg
b0226423_14335490.jpg
b0226423_14334887.jpg
b0226423_14334229.jpg
b0226423_14333486.jpg
b0226423_14332795.jpg
b0226423_14332193.jpg
b0226423_14331532.jpg
b0226423_1433949.jpg
b0226423_14325590.jpg
b0226423_14324981.jpg
b0226423_14324397.jpg
b0226423_14323637.jpg
b0226423_14322366.jpg
b0226423_14321721.jpg
b0226423_14321074.jpg
b0226423_1432370.jpg
b0226423_14315646.jpg
b0226423_14315094.jpg
b0226423_14314328.jpg
b0226423_1431354.jpg
b0226423_14312953.jpg
b0226423_14312224.jpg
b0226423_14311638.jpg
b0226423_143151.jpg
b0226423_14305930.jpg
b0226423_14305137.jpg
b0226423_1430449.jpg
b0226423_14303749.jpg
b0226423_14303039.jpg
b0226423_14302365.jpg
b0226423_14301551.jpg
b0226423_1430915.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-28 15:21 | Hologon15/F8UF | Comments(0)

1634 バスでお出かけ(アンジェニュー25mmF1.4は穏やかだけどどこか幽玄)Part 2


アンジェニュー25mmF1.4はおそらく16ミリ映画用でした。
フランス人たちはアンジェニューでどんな映画を撮ったのでしょう?

このレンズはおそらく半世紀以上前のレンズだと思いますが、
当時は、国によって、文化によって、違ったものが映像化されたでしょう。
言語表現でも同じことが言えそうです。
違った語彙を持っていたのです。

でも、現代では、だんだん、均質化していく傾向が見られます。
国ごとに栄えた文化がだんだんと薄められていくようです。
つまりませんね。

でも、そんな昔のアンジェニュー25mmF1.4で現代の大阪を撮ると、
なんだかちょっと古めかしいヴェールがかかったような、
そんな感じがしませんか?





b0226423_2237133.jpg
b0226423_2237540.jpg
b0226423_22365965.jpg
b0226423_22365137.jpg
b0226423_22364456.jpg
b0226423_22363738.jpg
b0226423_22363116.jpg
b0226423_22362589.jpg
b0226423_22361740.jpg
b0226423_22361189.jpg
b0226423_2236388.jpg
b0226423_22355687.jpg
b0226423_22355017.jpg
b0226423_22354455.jpg
b0226423_22353729.jpg
b0226423_22353165.jpg
b0226423_22351966.jpg
b0226423_2235092.jpg
b0226423_22345481.jpg
b0226423_22344750.jpg
b0226423_22343973.jpg
b0226423_223433100.jpg
b0226423_22342677.jpg
b0226423_22341899.jpg
b0226423_22341078.jpg
b0226423_22333316.jpg
b0226423_22332511.jpg
b0226423_22331873.jpg
b0226423_22331252.jpg
b0226423_2233546.jpg
b0226423_22325962.jpg
b0226423_22325174.jpg
b0226423_22324369.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-26 23:35 | Anjeniueux25/1.4 | Comments(0)

1633 バスでお出かけ(アンジェニュー25mmF1.4は穏やかだけどどこか幽玄)Part 1



7月27日、孫プリンスのピアノレッスン付き添いのため、
大阪加美へ出かけました。

今回は、地味なセットです。

   Olympus EP-L1
   アンジェニュー25mmF1.4

アンジェニュー25mmには、もう一本F0.95があります。
撮り比べをしたことがないので、確かなことは言えませんが、
甲乙付けがたい実力なのじゃないでしょうか?

ロボグラフィとは、道で、路傍でのものたち、人たちとの出会いの記録。
でも、私の使うレンズはすべてオートフォーカスとは無縁。
それなのに、撮りたい人は突然出現します。
そんな人にカメラを向けて焦点を合わせることはできません。
カメラ位置は伸ばした手の先なので、
オリンパスEP-L1の液晶を見ても、フォーカスなどできません。
動く人の場合、とっさに手近のなにかでピントを調節し、
人がその距離に来たあたりで、素知らぬ顔で、
ノーファインダーでシャッターを切ります。
なんとかなるものですね。
ただし、4枚目からの10枚は走るバスからの撮影です。
10mほどの距離に置きピンして撮っています。

気のせいでしょうか?
容貌、容姿の優れた女性が増えました。
顔はお化粧でカバーできるかも知れませんが、
容姿はカバーできませんね。
スタイルも服装も、ときには行き過ぎもありますが、
かなり洗練されてきたようです。

男性は、女性に比べると、まったく今一ですが、
面長で整った造作の中高生がやや増えてきた感じがします。
衣食住がかなり洗練充実してきたせいでしょうか?

韓流ドラマにも同様の傾向がうかがえます。
見始めた頃のドラマでは、まだ古い風俗も残り、
都市も生活ぶりもとても昔懐かしい土の香りがあって、
私にとっては、自分の子供の頃の再現の感じがあって、
大いに楽しめました。
今では、日本と同様に、猛スピードで都会化が進行しています。
日本人以上に情緒的でしっとりとした風情があった女性たち、
どんどんとドライになっていく傾向。
私にはかなりつまらない方向への変化ですね。

気がついてみると、日中韓、インド、ヴェトナム等のアジア諸国が
世界経済を牛耳りはじめている。
世界は変わるものですね。
ただし、非人間化のプロセスとしか思えないところがあって、
私には、なんだか人間社会の衰退プロセスに思えます。
超高層ビルなんか撮る気にもなりませんね。
ますます土臭いロボグラフィで心を休めたい、そんな気持ちです。

アンジェニューのみならず、映画用レンズって、
人間の営みを撮る役目を担ってきたせいでしょうか、
ひときわ懐かしさを感じさせる写真をプレゼントしてくれます。

レッスンのために保育園にいる孫を迎えに行く前の半時間で
120枚撮りました。
70枚選択しましたので、2回に分けてご覧頂きましょう。




b0226423_11383048.jpg
b0226423_11382450.jpg
b0226423_11381864.jpg
b0226423_11381247.jpg
b0226423_113825.jpg
b0226423_11375643.jpg
b0226423_11374537.jpg
b0226423_11373944.jpg
b0226423_11373213.jpg
b0226423_11372772.jpg
b0226423_11364636.jpg
b0226423_11363738.jpg
b0226423_11363115.jpg
b0226423_11362599.jpg
b0226423_11362089.jpg
b0226423_11361052.jpg
b0226423_11362100.jpg
b0226423_113555100.jpg
b0226423_11354996.jpg
b0226423_11354214.jpg
b0226423_11353711.jpg
b0226423_11353290.jpg
b0226423_11352699.jpg
b0226423_11351255.jpg
b0226423_1135687.jpg
b0226423_1135067.jpg
b0226423_11345425.jpg
b0226423_11344727.jpg
b0226423_11344031.jpg
b0226423_11343346.jpg
b0226423_11342630.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-25 11:47 | Anjeniueux25/1.4 | Comments(0)

1632 カリスマ性(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)Part 3



7月27日、孫プリンスのピアノレッスンに付き合うため、
大阪加美に参りました。

まず孫のマンションにあれこれと差し入れの食品を届け、
レッスン用のバッグを携帯して、出発。
半時間ばかり大阪加美の下町をあちらこちら撮影しつつ、
孫の保育園にたどり着き、プリンスを身一つで請け出して、
(プリンスの保育園バッグは後でママが来て、
妹の孫プリンセス1号と一緒に帰ります。
プリンセス1号、まだ2歳になったばかりなのに、
もうボーイフレンドが出来て、二人で駆け回っているそうです。
もう油断も隙もない!)
プリンスと手をつないで徒歩15分、先生のマンションに着きます。

プリンスとは、道すがら、7、8歳の子供と同程度に、
普通の会話を交わすことができます。
自分からどんどんと話してくれるので、話題には事欠きません。
この道中が私の楽しみ。
保育園にやってくる昆虫たちをあれこれ列挙してくれます。
何が来て、何が来ないか、どの昆虫が危険かなども話してくれます。
レッスンが済んで家に帰る道中は倍ほどかかりますので、
さらに会話を楽しむことができます。

孫たちとの対話が私の一番の生き甲斐になっています。
2歳2か月になった孫プリンセス1号も、
片言ですが、かなり話せるようになっています。
彼女も自分の頭で考えることができます。

男と女の違いを動物で学ぶ絵本があります。
たとえば、ゴリラのパパとママと子供が描かれています。
ところが、パパほどの大きさの説明のないゴリラがいるのです。
尋ねてみました、
「これ誰だろう?」
即座に、2歳の女の子らしいか細い声が返ってきました、
「おっちゃん」
大阪の女の子ですから、すでに大阪弁。
(ただし、大阪に限らないようですが、
私の孫は大阪弁のおっちゃんなのです)
自分で推理したのです。
ゴリラママよりも大きいから、男だ、
とすると、答えは一つしかない!
こんな風にして、段々と頭の使い方を鍛えていくのでしょう。

おっと、何のブログだ、これは?
幼児の発達心理学?
違いますね。
そう、レンズブログですね。
失礼しました、
スピードパンクロ50㎜F2の大阪加美編の最終回です。

私の場合、なぜかカラーで、
それも、ホワイトバランス自動で撮っているのに、
全部、黒みがちのモノトーンですね。
それなのに、このレンズ、不思議です。
そんなモノトナスな写真に光彩陸離な風合いを与えてくれます。
私がこれまでに撮ったことがないような調子を出してくれます。
これがこのレンズにカリスマ性を与える由縁かもしれません。




b0226423_22531289.jpg
b0226423_2253672.jpg
b0226423_2253050.jpg
b0226423_22525074.jpg
b0226423_22524513.jpg
b0226423_22523777.jpg
b0226423_22523220.jpg
b0226423_22522639.jpg
b0226423_22522191.jpg
b0226423_22521577.jpg
b0226423_2252978.jpg
b0226423_2252470.jpg
b0226423_22515969.jpg
b0226423_22515397.jpg
b0226423_22514697.jpg
b0226423_22514133.jpg
b0226423_22513544.jpg
b0226423_22512957.jpg
b0226423_22512343.jpg
b0226423_2251854.jpg
b0226423_225133.jpg
b0226423_22505717.jpg
b0226423_22505269.jpg
b0226423_22504682.jpg
b0226423_22504115.jpg
b0226423_22503464.jpg
b0226423_2250245.jpg
b0226423_2250183.jpg
b0226423_22501188.jpg
b0226423_2250549.jpg
b0226423_22495947.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-23 22:57 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1631 レンズ検索(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)Part 2


ちょっとレンズを検索してみて、おかしな現象に気付きました。

スピードパンクロ50㎜F2の作例を探したくて、
「スピードパンクロ50㎜F2 写真」を検索語として、
グーグル画像検索してみました。
見つかった写真のほとんどが私の写真ばかり。

「Hologon15mmf8 写真」
これも頁を繰るにつれて、段々と私の写真ばかりに。

「パンタッカー50㎜F2.3 写真」
こちらは最初から、私の写真ばかり。

いつもそうだとは限りません。
アルファベット表記のときとカタカナ表記のときでも違うことがあります。
ヒットしないときは、全然ヒットしない。
そんなときは中将姫光学さん、深川精密工房さんの写真が並びます。

それにしても、クラシックレンズを使っている人がいかに少ないか?
ちょっと驚きです。
そして、当然ながら、と言うべきかも知れませんが、
撮る人によって、レンズは全然違う顔を見せるのも驚き。
それだけではありません。
スピードパンクロ、使えば使うほど、違う顔を見せてくれます。

写真家には困った現象かも知れませんが、
だから、この種の変幻自在レンズは大のお気に入り。
写真の楽しみを何倍にも増大してくれるからです。




b0226423_0531331.jpg
b0226423_053534.jpg
b0226423_0525978.jpg
b0226423_0514990.jpg
b0226423_051422.jpg
b0226423_0513639.jpg
b0226423_0512712.jpg
b0226423_0512194.jpg
b0226423_0501158.jpg
b0226423_050521.jpg
b0226423_0495861.jpg
b0226423_0495367.jpg
b0226423_0494666.jpg
b0226423_0494079.jpg
b0226423_0493345.jpg
b0226423_0492720.jpg
b0226423_0492214.jpg
b0226423_0491672.jpg
b0226423_0491197.jpg
b0226423_049547.jpg
b0226423_0485815.jpg
b0226423_0485194.jpg
b0226423_0484682.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-22 00:55 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1630 バス停までの200m(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)



スピードパンクロ50㎜F2の魅力って、なんだろう?
中将姫光学さんからお借りしてから幾度も撮って、
考えあぐねてきました。

私はオペラが大好きです。
大学入学してまもなくの頃、
アンドレ・クリュイタンス指揮のカルメンのレコードを手に入れました。
レシタチーヴォではなくて、セリフが飛び交うオペラ・コミック版。
今ではこのバージョンはほとんど使われないようです。
でも、これはこれで土の香りがして、独特の雰囲気だった上に、
いつも屈託のない流麗な音楽作りをするクリュイタンスに魅せられてしまい、
オペラの世界に一歩踏み込んでしまいました。

次に、カルロ・ベルゴンツィ、レナータ・テバルディ、
ジュリエッタ・シミオナートによるヴェルディの「アイーダ」に出会って、
完全にオペラの魅力にノックアウトされて以来、長年愛してきました。

もっとも私が志向のオペラ歌手として不動の地位を確立したのは、
マリア・カラスとジュセッペ・ディ・ステファノの二人でした。
私は20世紀の生んだ最高のコンビ、そう思い、今でも揺るぎません。

ディ・ステファノという稀有の魅惑のヴォイスが本当に輝いたのは、
ソフトなリリックテノールの領域でした。
スターの地位を確立し、ライバルだったデル・モナコや、
その後に出現したフランコ・コレルリに対抗すべく、
強靱なオペラボイスを必要とするドラマチックな役柄に挑戦することで、
彼は最上の武器である、限りなくナチュラルな甘いボイスを失いました。
ロシア征服を企図したナポレオンと同じ失敗を侵したのです。

そこで、本題に入りましょう。
このフランコ・コレルリこそ、スピードパンクロ50㎜F2なのです。
強弱自在の柔軟な響きをもった歌声は、
どこまでも輝きと緊張感に満ちた稀有のヴォイスでした。
このヴォイスに類い希なる美貌と颯爽たる容姿を兼ね備えることで、
彼はある種の領域では無敵の歌手でした。
後年の三大テナーの誰もが彼を凌駕するようなオーラはもっていない、
そう言い切ってもよいほどの歌手でした。
まさに、それがスピードパンクロ50㎜F2につながります。

でも、じゃ、他のテナーたちはまったく対抗できなかったか?
そう問いかけてみますと、回答は明らかに「ノー」ですね。
とりわけ、ディ・ステファノは、マリア・カラスとコンビで、
彼の最も得意とし、彼に最もふさわしかった役柄で、
数々のLP録音を残しています。

偉大な歌手がほぼ等身大の姿で記録に留めることができた、
そんな世界の宝のような録音が幾種類も存在します。
その中でも、この二人のコンビのオペラ録音と肩を並べるのは、
フルトヴェングラーの「トリスタンとイゾルデ」「ワルキューレ」
「ドン・ジョヴァンニ」、
エーリヒ・クライバーの「フィガロの結婚」、
ギョルグ・ショルティのワーグナー「ニーベルンゲンの指輪」連作、
これぐらいではないか、そう思えるほどです。

カラスと肩を並べて歌うディ・ステファノの音楽性を考えますと、
レンズではアストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3がそうだ!
私はそう気づきました。
けっして出しゃばらず、おっとりと落ち着いている、
でも、そのソフトな雰囲気描写が路傍の物たちを限りなく輝かせる。

楽しいですね、
ディ・ステファノを聴くと、これだ、
これこそ私の聴きたい音楽だと心を震わせ、
コレルリを聴くと、わー、こんなにたぎりたつような情熱って、
どこから吹き上げてくるんだろう、と、うっとりしてしまいます。

スピードパンクロ50㎜F2とパンタッカー50㎜F2.3も、まったく同じ。
私にそれぞれに最上、極上の描写をプレゼントしてくれる、
比較を絶した存在なんだ、そんな確信に近頃たどり着いています。

今回は、スピードパンクロ50㎜F2片手に孫の家に向かう途中、
我が家から直近のバス停までの約200mの収穫をごらん頂きます。
こんな凄いレンズを持ちながら、
なんでこんなゴミ箱みたいな道ばたで、
裏ぶれた写真ばっかり撮っているの?
もっとフォトジェニックな写真こそふさわしいレンズなのに?
そう疑問に思う向きもあるでしょう。

それは、いつもお断りしているように、写真的観点からの疑問。
私には完全に的外れのクエッションです。
写真を趣味にしたら、写真作品を撮らなきゃ、という常識なんか、
20年前にはっきりゴミ箱にポイッと捨てちゃいました。
私は、自分の人生の記録を作っているだけ。
どんなところでも、私の心を動かしてくれるなにかに出会える、
それが私の人生を生きるに値してくれる、私はそう信じています。

スピードパンクロ50㎜F2もそんな私を理解してくれています。
彼は「こんなところで、なんで僕が?」なんて決して言いません。
彼は彼なりに最善を尽くしてくれている、私はそう信じます。
写真家なら、同じ場所でももっときらきら輝く写真を撮るでしょう。
私は私の心に映ったままに撮りたい。
私は華麗なパフォーマンスなんか大嫌いな人間です。
1人ひっそりと人生を楽しみたいだけ。
そんな私にスピードパンクロがプレゼントしてくれたのがこれら。
感謝しています。

蛇足ですが、私はレンズにも性別があると考えています。
スピードパンクロ50㎜F2は男性、
パンタッカー50㎜F2.3とスピードパンクロ35㎜F2は女性、
私はそう確信しています。

じゃ、ホロゴンはどうなの?
失礼、ホロゴンに性別はありません。

    ホロゴンは神です!




b0226423_1675447.jpg
b0226423_1674895.jpg
b0226423_1674140.jpg
b0226423_1673675.jpg
b0226423_1673141.jpg
b0226423_1672511.jpg
b0226423_167193.jpg
b0226423_1671475.jpg
b0226423_167985.jpg
b0226423_167338.jpg
b0226423_1665885.jpg
b0226423_1665268.jpg
b0226423_1664565.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-20 16:18 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1629 神社道往還(スーパーアンギュロン21㎜F3.4を散歩に使う贅沢さ)


カリスマとボスの違いはどこにあるのでしょうか?

平原の大地からぬっとそそり立つ孤絶した山岳と、
峰々と肩を並べているものの、頭一つ抜きん出ている主峰との違い、
そんな感じがします。

名レンズがすべてカリスマではありません。
カリスマと呼ばれるにふさわしいレンズは、
人によって違うのも当然でしょう。
しかも、名レンズを軒並み使い倒したという方も極めて少ないはず。
私はとても客観的な評価を下せる資格はありません。

でも、こいつはなんと言ってもカリスマだ、間違いない、
そう核心できるレンズなら、1本、心当たりがあります。
そう、それが、スーパーアンギュロン21㎜F3.4。

そのカリスマたる由縁はスケールの大きな空間表現にあるのですが、
あいにく私はとてもスケールの小さな空間ばかりを撮る人間なので、
スーパーアンギュロンにはもっとも似つかわしくない人間なのでしょう。
でも、使いたい。
まあ、ホロゴンだって我慢して、私と付き合ってくれるのですから、
スーパーアンギュロンにも我慢してもらいましょう。
カリスマのカリスマたる由縁はもう一つあって、
撮る度に、否応なくこう思わせられるからです。

 ああ、このレンズだけなんだ!
 こんな写真をプレゼントしてくれるのは!




b0226423_2192543.jpg
b0226423_21915100.jpg
b0226423_219960.jpg
b0226423_219168.jpg
b0226423_2173634.jpg
b0226423_2173053.jpg
b0226423_2172494.jpg
b0226423_2171968.jpg
b0226423_2171310.jpg
b0226423_217779.jpg
b0226423_2164522.jpg
b0226423_2151320.jpg
b0226423_215647.jpg
b0226423_21501.jpg
b0226423_2145564.jpg
b0226423_2144890.jpg
b0226423_214397.jpg
b0226423_2143385.jpg
b0226423_214217.jpg
b0226423_2141462.jpg
b0226423_2135668.jpg
b0226423_2123299.jpg
b0226423_2122615.jpg
b0226423_2121965.jpg
b0226423_2121347.jpg
b0226423_212513.jpg
b0226423_2115791.jpg
b0226423_2114830.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-19 02:21 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(0)

1628 ロボグラフィ三昧(スピードパンクロ40mmF2をもって家を出て、あちこち巡歴)Part 3



第二次世界大戦後のスピードパンクロ40mmF2のロボグラフィ、
西九条の残りと大和西大寺の撮影分を最後に並べてみましょう。

いつに変わらぬロボグラフィですが、
私にはパラダイス。
どうしてこんな道ばた写真がパラダイス?
ちらっとでも、そんな疑問が頭をかすめるようであれば、
悪いことはもうしません、
もう二度とこのブログにはおいでにならないことです。
私たちの人生って、いつ何が起きてもおかしくはないのです。
あなたにとって意味のないことはなさらないことです。

今、韓流ドラマ「二度目の20歳」を楽しんでいます。
チェ・ジウが主演して、かなり成功を収めたようです。
チェ・ジウ演じる大学教授の妻ハ・ノラは、
余命約半年の膵臓ガンを宣告されます。
その半年を有意義にすごそうと、ヒロインは悪戦苦闘します。
でも、しばらく後に、医師から告げられます。
まちがって、とてもよく似た別の女性の診察結果だった、
あなたは100歳まででも生きそうなほどに健康だ!

そう分かった途端に、
のんびりと何もせず何も考えない生活に戻ったか、
戻りませんね。
ますます、自分の人生がいつどんな理由で終わるとも知れないこと、
どんなことが起ころうとも、悔いのない人生を送りたいこと、
このことに気付かされたのです。

私はハ・ノラの気持ちが痛いほどに分かります。
いつ死んでもいいように、全力投球で生きて来ました。
今もそうして生きています。
のんべんだらりとテレビを観たりすることは極力しません。
そこで体験したことが後につながらないようなことはしない。
オリンピック?
なんですか?
今やっているのですか?





b0226423_21251963.jpg
b0226423_212588.jpg
b0226423_2125231.jpg
b0226423_21245622.jpg
b0226423_21245187.jpg
b0226423_21244137.jpg
b0226423_21243522.jpg
b0226423_21243012.jpg
b0226423_21242575.jpg
b0226423_21241988.jpg
b0226423_21241421.jpg
b0226423_2124863.jpg
b0226423_21235898.jpg
b0226423_21235331.jpg
b0226423_21234220.jpg
b0226423_21233618.jpg
b0226423_21233154.jpg
b0226423_21232574.jpg
b0226423_21231769.jpg
b0226423_21231299.jpg
b0226423_2123729.jpg
b0226423_212326.jpg
b0226423_21225638.jpg
b0226423_21225042.jpg
b0226423_21224420.jpg
b0226423_21223828.jpg
b0226423_21223229.jpg
b0226423_21222667.jpg
b0226423_21221888.jpg
b0226423_21221233.jpg
b0226423_2122594.jpg

by Sha-Sindbad | 2016-08-15 21:28 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)