レンズ千夜一夜

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1526 寝屋川で(クック・アナスチグマート25㎜F2.7はときにファンタジック)



私の趣味に過ぎないのでしょうけど、
光彩陸離、燦然たる輝きに満ち(α)、
しかもリアリティに溢れている(β)、
これだけでは物足りない。
幻想とメタモルフォーゼを醸し出すなにかが欲しい(γ)。

じゃ、私の趣味にとって、α+β+γの三拍子が必要か?
そう考えてみますと、まるでそうじゃないことに気付きます。
抜けてもよいファクターはどれか?
β、αの順に、別になくたってかまわない。
でも、γが欠けたら、そんなレンズは私とは無縁。

京阪京都線の京橋駅から寝屋川駅までの間に撮った写真たち。
クック・アナスチグマート25mmF2.7
この日はたったこれだけしか撮りませんでした。

私の眼には、γしかない写真たち。
なんでこんなボケ写真ばかり?
そういぶかしむ人もおいででしょう。
私にとっては、これで十分なのです。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-29 23:42 | Anastigmat25/2.7 | Comments(2)

1525 神社道(クック・アナスチグマート25㎜F2.7はいつも余裕たっぷり)



テーラー=ホブソンの古式豊かなCマウントレンズ、
クック・アナスチグマート25mmF2.7

このレンズについては、すでに幾度も讃辞を連ねました。
これだけ大人びた落ち着いたイメージを、
たおやかに生み出してくれるレンズはあまりないかも知れません。
もっともこんな風にレンズごとにのべつ幕無し讃辞を書き立てる、
これはただの究極の独りよがりなのかも知れません。
というより、独りよがりなのでしょう。
潔く自分でそれを認めたうえで、それでも、

    やっぱりアナスチグマート25mmは凄い!

例によって、我が家からバス停までの徒歩5分弱の道すがら、
ほくほくと撮り続けました。
いつもながら、8分ほどの間に39枚撮って、
33枚選んでみました。



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by Sha-Sindbad | 2016-02-27 21:25 | Anastigmat25/2.7 | Comments(0)

1524 加美散歩(ルマックス25mmF1.9はなんでも撮れるレンズ)



面白いディレンマがあります。
量子論の世界ですが、
ミクロの量子は粒子と波動の両方の性質を持っているので、

   粒子の位置を知ろうとすると、粒子の運動量はあいまいとなり、
   粒子の運動量を知ろうとすると、粒子の位置があいまいになる。

有名なハイゼンベルクの不確定原理です。

写真にも同じことが言えそうです。
写真には2つの性格がはじめから備わっています。
プライベートな性格とパブリックな性格。
その両方を二つながらエンジョイすることはとても難しい。

   人が喜ぶような写真を撮ろうとすると、
   自分の写真の多くに飽き足らない思いをかき立てられます。
   自分が喜ぶような写真ばかり撮ると、
   人はまったく見向きもしなくなる。

写真不確定原理。
たいていの方はその二つの面をバランス良く撮っています。
だから、そこそこに自分でも楽しいと思う写真を沢山撮りつつ、
人が驚嘆するような傑作もときには狙う。

私はそんな器用がことができないことに速くから気付きました。
そこで、自分の写真からパブリックな性格をばっさりカット。
2つのブログを平行して楽しんでいますが、
私が想定する読者はたった一人。
私自身。
つまり、私の場合は、写真にパブリックな性格はありません。
完全なるプライベート確定性原理。

ときには間違って私のブログに迷い込む方がおられるようです。
でも、すぐに去ってしまいます。
訳の分からぬ文章と訳の分からぬ写真ばかり。
しかも、多過ぎる!

今回の写真は孫の家から駅までの10分間。
29枚撮って、23枚撮影順に並べています。

芭蕉の名句、
古池や蛙飛びこむ水の音

これも当時の人から見れば、あまりにもプライベート過ぎたかも?
それがどうした?
でも、その音がかえって強調する静寂の気配。
蛙の営みの孤独性、
余韻、
そんなものがあいまって、
俳句の表現の一種の極限を呈示すると受けとられたのでしょう。

私の場合は違います。
ある日ある時ある場所でのプライベートな心象記録。
こうして並べられた写真のシーケンスが、
その時間を私の脳裏に呼び起こしてくれます。
写真に写っていないなにかの記憶も呼び起こしてくれます。

レンズによっては、とてもよそよそしい印象があって、
とても親しめないという気分にさせられます。
つまらないですね。
ルマックス25mmF1.9は違います。
そんな私にとても寄り添った写真を撮ってくれます。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-26 14:23 | Lumax25/1.9 | Comments(2)

1523 ビッグニュース!!(タンバール90mmF2.2って本当に夢レンズだったのだ!)


2月25日木曜日。
先週来の無理がたたって、まだ本調子ではないのですが、
3日も家に居ると、体がなまってしまいそうです。
無理矢理飛び出ました。

持ち出したセットが極めつけ。
ソニーα7
タンバール90mmF2.2

私の夢レンズです。
実は、近頃考えていたのです。
もうこのレンズ、処分しようかな?
クラシックレンズファンには最高の人気レンズの一つなのに、
ほとんど使わないで、持ち腐れになっている。
なんともタンバールに済まないという気分。

そして、エルマジ95mmF2.4が我が家にやってきて、
タンバールに向かって冷たく、
「ホロゴンの奥さんは私で十分よ。
あんたはもう遠慮したら?」
私もついその気になりかけたのです。

Mマウントアダプタという魔法のヘリコイドリングが出現して、
事情は一変しました。
Mマウント等の改造によって私の世界に入り込んできた、
魔法の描写を誇る映画用レンズたちに押されに押されてきた、
まっとう律儀な銀塩35mmレンズたちにも、
魔法レンズに化けるチャンスが到来したのです。

最短撮影距離が約1mだったタンバール90mmF2.2も、
Mマウントアダプタによって70cmほどまで短縮されました。
その効果は、Hologon15mmF8Mのときに負けないほど、猛烈でした。
なんだ!
タンバールって、こんなに凄いレンズだったのか!

シェースクピアにならって、ただ一言、書かせて頂きましょう、

    「タンバールの画像って、夢と同じ物で作られている」

まあ、ご覧になってください。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-25 23:37 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1522 西大寺(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)Part3



私も長い間写真を楽しんできました。
沢山の写真を観てきました。

昔からそうですが、私の選択基準はいつも一つでした。
自分の感じるがままに撮っているか?
ただ、それだけ。

良い写真を撮ろう!
人がびっくりするような写真を撮ろう!
そんな下心、魂胆が見えると、もう駄目ですね。
たいていの写真からはそれが見えてきます。
もう20年、写真雑誌をのぞいたことがありません。
コンテスト写真はまっぴらごめん。
ブログもほとんど訪問していません。
アマチュア写真家の世界から絶縁状態に。
作られた傑作を観て、たじたじとなることもないし、
人に自分の写真をとやかく言われることもなくなりました。
おかげで、ひっそりと自分の人生を楽しむことができます。

大和西大寺での二胡演奏家陳少林先生の揚琴伴奏レッスン。
この日は撮影時間がありませんでした。
やむなく急ぎ足のまま撮影しました。
最後に、レッスン会場のビルだけは足を止めました。
足場を組んでのビル修理風景なんて、滅多に見られませんからね。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-24 15:14 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1521 西九条(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)Part2



まだ出会ったことはありませんが、
金鉱とか地下水を感知する人がいるようですね。
芸術的な直感もそれに近い離れ業なのでしょう。
もって生まれた貴重な才能です。
でも、才能と言うためには、我がため、人のため、世のために役立つ、
そんな条件があるようです。

ロボグラフィに出会える能力って、我がために役立つのですが、
人のため、世のために役立つという条件にはどうも達しないようです。
でも、ここだけの話ですが、それがどうした?
自分に役立つのだったら、それで十分。
人のため、世のために役立つんだけど、我がためには役立たない、
そんな才能で我が身を滅ぼした人たちが歴史を埋めているのですから、
私は運が良かった、そう信じたいものです。

スピードアナスチグマート25mmF1.5って、
私には第一級のロボグラフィ探知機。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-23 23:59 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1520 ネパールの人々 (ホロゴン15、フレクトゴン35、ヘキサー75の三羽がらすが活躍した)



1月18日木曜日、吉田正さんの写真教室でした。
私はいつも5枚セットの組写真を持参します。
私が自分の写真を写真作品であるかのように提示する、
たった一つの機会です。
前回は近江八幡の水郷風景を持参しました。
まったく色のない、暗く沈んだカラー写真でした。
同じ場所でペッツヴァールSVE100mmF2.9で撮った写真にしようか?
そう一度は考えたのですが、考え直しました。
いつもいつもこう暗くて、地味で映えないロボグラフィばかり持参しても、
みなさん、私のことを暗くて冴えない人間だという印象を強めるばかり。
ここらあたりで、根は明るい、清く正しい人間なのだと分かってもらわないと、
そう考えて、昔の写真にしました。

ちょうど、これまでなぜか読みとりができず、
アクセスできなかったハードディスクを最近復元できたことで、
以前の写真の数百のフォルダを4テラの外付ハードディスクに
無事コピーできた記念に、ネパール滞在の写真にしたわけです。

私の海外旅行は、10日から2週間までの一都市滞在型が基本でした。
当初はポジフィルムでしたので、
お金がかかりますので、撮影本数は100から140本限定。
2度のネパール旅行では何本撮ったか記録に残っていません。
当時は作品選択主義でした。
B4のライトボックスにマウントしたポジフィルムをざらっと並べ、
大型のピークルーペでのぞいて、
不合格の写真は手裏剣よろしくはじき落としていたのです。
当時はこうして作品選択をしていたと粋っていたのです。
馬鹿ですね。
選択眼と好みもがらりと変わっていくことに気が付いていなかった。
全部で300枚程度しか残っていない。
その中から5枚、人物スナップばかり選択しました。

今回の5枚、この順序で左から右に並べました。
なぜかたいていの方が組写真は左から右に並べますね。
私も例外ではありません。
一番左に、ヘキサー75/3.5で撮った、
一番目を引きやすい少女の写真を置き、
中央に目玉商品の「祈り」のホロゴン写真を据え、
最後に午後の黄金の時間を宮殿の壇上に座り込んで、
たばこをゆったりとくゆらせる老人。
(フレクトゴン35mmF2.4写真)
これら3枚が全部縦位置写真。
その狭間を埋めたのが2枚の横位置の少年たちのスナップ。
背中とおなかと表裏対照的に配置しました。

吉田正さんにおっしゃっていただきました、
「ちゃんと5枚を考えて配置しています」
こんな風に理解していただきますと、
こちらも出し甲斐があるというものです。

私がかなり明るい写真を5枚並べたのには、とても深い、
というより、とても浅い理由がありました。
ピクトリコの写真用紙を愛用しています。
染料系プリンタで一番厚みのある色再現だからです。
でも、今回は最初のテストプリントが猛烈に濃厚だったのです。
これはいけないと、かなり浅めに補正して、
1枚プリントを設定したのに、
なぜか2枚続けて、最初とまったく同じ濃厚のプリントが排出されました。
ピクトリコの残り枚数は7枚しかありません。
あれこれ設定を試す余裕はなくなりました。
そこで、徹底的に明るい設定にして5枚プリントしたわけです。

でも、幾人かの方からは、
「とても美しいプリントです」とおっしゃっていただきました。
ありがたいことです。
これからも、昔のストリートフォト専科でがんばっていた
アマチュア時代の写真と、
現在の誰からも見向きもされない暗く地味なロボグラフィ時代の写真とを
交互に持参することにします。
自分でも、昔の写真を振り返って、
現在の写真になにかをフィードバックできるチャンスになりそうです。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-22 15:10 | 5 Pictures | Comments(2)

1519 ホロゴンマクロ!(ついにホロゴンはMマウントアダプタで万能レンズに?)





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2月16日火曜日、また新しい試み。

ソニーα7
Hologon15mmF8M
の定番セットを持ち出したのですが、
このホロゴンにはMマウントアダプタが付いています。
これで、18cmまで寄れるHologon15mmF8Mが、
10㎝あたりまで超接近できるマクロレンズとなりました。

ホロゴンウルトラワイドから抜き出して、
Mマウントに作りなおしてもらったHologon15mmF8Uは、
ヘリコイドリングがなくて、常焦点レンズなので、
Mマウントアダプタを使うことで、
近接にも対応できるようにしたいと思ったのですが、
不思議に、このレンズのマウントがうまく収まりません。
ということで、Mマウントホロゴンの出番となったわけです。

冒頭のお人形写真、
上段がオリジナルのヘリコイドの最短撮影距離。
下段がMマウントアダプタ使用。
ガラスケース越しなので、最短ではありません。
それでも、これだけ接近できます。
使った本人が驚いています。
これを15mm超広角で撮ったと分かる方、
おいででしょうか?

その他、私にとっては驚きのホロゴンニューピクチャーたちを
少しだけ並べてみましょう。




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そして、最後に、私が普段撮らない純超広角写真もついでに。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-17 11:41 | Hologon15/8Degital | Comments(4)

1518 ユニバーサルシティ(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)



2月8日月曜日、揚琴レッスンのはしご日です。
オリンパスE-PL1に定番、と言いつつ、久しぶりに付けたのが、
ダルメイヤー
スピードアナスチグマート25mmF1.5
キノプラズマート25mmF1.5と並ぶ、Cマウントのぼけレンズの双璧。

気温は低いけど、陽光の強さは春近しを告げています。
レンズは常に開放なので、感度を最低の100にセット。
それでも、かなりのショットがオーバー、それも過剰なオーバーに。
でも、これは私にとっては夢レンズです。
撮りたいものを、こんな風に撮りたかったと思う以上の
夢見心地に仕上げてくれます。

そこで、突然、気がついたことがあります。
そうだ!
撮影仲間に「これ、いいですよ」と勧めるのはやめよう!
よけいなお世話だし、
第一、夢を壊してしまいかねません。

自分で見つけ、自分で心の中に「こうなるんだろうな」と夢を見て、
撮ったものを見ると、その予想とはまるで違ったなにかが浮かび上がる。
発見と結果予測と現実の結果、
この3段階での思いのギャップが乱高下する、
それが喜びの源泉。
その最大の喜びが発見にあります。
それなのに、友人から発見の喜びを奪ってしまっている。
罪ですね。

逆に、友人にも平気で教えていただくのがこれまででした。
独創性などかけらもないので、独創にこだわらないからです。
でも、やっぱり発見の喜びが自分のものです。
友人たち、私の好みを知り尽くしているから、
よく「これ、ここにありますよ」と教えてくれます。
そのたびに、「ありがとさん」とお礼を言って、
喜んで撮らせていただくのが常でした。
これもやめましょう。

もちろん独創性のためではありません。
写真趣味の最大の喜びがこの発見にあります。
その喜びを放棄するのは、馬鹿げていますね。
友人からこんな風に言われるようなものです、
「君、すばらしい女性と出会ったんだよ、
だから、これまでつきあっていた女性、
よかったら、君に譲るよ」
とても無茶な、女性に失礼な比喩ですが、
他意はないので、お許しください。
よくよく考えたら、被写体を教えあうという行為、
これに近いのではないでしょうか?
自分にも友人にも被写体にも、全部、よくないことです。
やめましょう。

さて、スピードアナスチグマート、
オーバー気味もたくさん混じりましたが、
やっぱり良い雰囲気ですね。
その過剰とも言えるぼけ味は、
レンズ設計者の意図に沿ったものとは言えないのでしょう。
オリジナルのフォーマットよりも無理を強いるカメラで使うことで生じた、
副次効果なのですから。

でも、設計者に遠慮する必要はありませんね。
このあからさまなぼけ味こそ、このレンズの身上。
今日は一人だったので、全部正真正銘私の発見。
人には分からぬ喜びを私一人感じる、
これが醍醐味ですね。

以前に富士フォトサロンの出展者が観客にした驚愕の説明を思い出しました。
「わたしら、特別なんやからね。
こんな特別な場所をよーく知ってる写真家に連れていってもらって
撮るんだから!」
あなたは、どちらをとりますか?




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by Sha-Sindbad | 2016-02-16 22:27 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1517 claire de lune(12月、ホロゴン15㎜F8Mは京都吉田山で光と影に出会った)





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ドビュッシーに「月の光」という名曲があります。
現代は「claire de lune」
近頃、とても好きな演奏を見つけました。

David Oistrakh, Debussy - Clair de lune
(https://www.youtube.com/watch?v=SKd0VII-l3A)

他の大ヴァイオリニストでも出せないような、
ふっくらとして温かい音色がとてもこの曲に合っている、
そんな感じがするのです。

この曲に幾度も耳を傾けて、ふっと感じました。
そうなんだ、ぼくも、こんな雰囲気の写真を撮りたいんだなあ。
いつもながらも我田引水的類推ですが、
私は、私の人生の主人公なのですから、
気ままにさせていただきましょう。

そう思った理由は、今回の一枚にあります。
京都の午後、吉田山を越えました。
その途中、いつものように、
ホロゴン15㎜F8Mを腰あたりに構えて、
ノーファインダーでシャッターを切りました。
なんの変哲もない切り通し風の土壁で出会った自分の影。
曖昧模糊な印象だけど、
撮りたかったものははっきりしている。
主演は私なのですが、
助演は12月の光。
by Sha-Sindbad | 2016-02-15 16:21 | Hologon15/8Degital | Comments(0)