レンズ千夜一夜

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1118 庶民の街 (ズマロン35mmF3.5が通天閣の下を歩いたら、レンズ新世界が見つかったみたい)



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今日持ち出したセットはこれもまた最強の布陣。

    ライカM9
    ズマロン35mmF3.5

いつも書いていることですが、
私にとって最強のライカ35mmレンズがこれ。

    ズミクロン35mmF2三枚玉でも、
    ズミルックス35mmF1.4第一世代でもありません。

丁度両者の中間を行くような描写力。

    ズミクロンよりもかなり線が細いのですが、弱々しくありません。
    どこにも過不足がない描写なのですが、
    そうやってできあがった写真はかなり魅力的です。
    コクがあって、かなり華麗。

いつも書いていることですが、
各社とも、フラグシップモデルのレンズよりも一段暗い下位レンズを用意しています。

    レンズの質よりも格で選ぶオーソドックスなユーザー(要するに、見栄っ張り)は
    大口径のフラグシップモデルを選びます。

    でも、レンズの質だけに着目する実戦型のユーザー(要するに、貧乏人)は
    下位のレンズを選びます。
    こちらの方がよく撮れるからです。

ズマロンは元来は下位レンズではなく、
ライカ標準レンズの双頭の鷲、ズミクロンとズミルクスが順次出揃った結果、
劣位の地位におとされてしまっただけ。
だから、誇りがあるのでしょう。

    自分を選んでくれるユーザーのために一肌も二肌も脱いでくれます。
    ベテランライカユーザーの中には、ズマロンファンがかなりいるはず。

もう一本、ズマロンの先輩35mmのエルマーも見事なレンズです。

    ライカレンズで凄い描写がほしかったら、新しければ新しいほど、いい。
    でも、味のある描写がほしかったら、古ければ古いほど、いい。
    これがライカレンズの鉄則の一つですね。

通天閣界隈の新世界を歩いてきました。

    2時間足らずで、389枚撮影しました。
    その内5枚を並べてみましょう。
    上記のように私が絶讃する理由が分かっていただけるでしょうか?
by Sha-sindbad | 2014-08-31 21:19 | Summaron35/3.5 | Comments(2)

1117 格子窓 (ビオゴン21mmF4.5はモノクロも得意かもしれない)



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写真が評価されるのは概ね次のような場合です。

①撮ることがとても難しい状況であるにもかかわらず撮られたとき

    カルティエ=ブレッソンにはそんな写真が一杯あります。

②撮るためにさまざまな面で大変な苦労をしたとき

    たとえば厳冬酷寒のヒマラヤ山系に登山して撮ったとか、
    それまでの生涯撮影を拒んできた世捨て人同然の有名人を、
    何年にもわたって説得してついに撮らせてもらったとか。

一方、誰も撮らないような、あるいは撮りたくないような被写体を、
誰もが普通に撮るような撮り方であっけなく撮った写真となると、
まったく評価されないのは当然です。

    早い話、それがロボグラフィ。

    誰でもそこに行けば、同じように撮れるけど、
    誰もそんなところに行って撮りたいとは思わない、
    それがロボグラフィ。

お陰様で、ほんの一握りの同好の士以外には、
とてもとても理解していただける状況にはありません。

    というより、困惑される方の方が多いようです。
    今回は、まさにそんな写真。

素人写真とまったく同じ状況があります。

    「ね、この写真見てご覧よ、面白いんだよ、
    このあと、このEさん、何気なく一歩下がったら、
    次の瞬間、運河の中に顔だけ出して浮いていたんだから」

私にとっても、私の写真が意味を持つのは、
撮った瞬間、自分がどんな気分だったか?
どんなことを感じたか?
そんなことをどっと思い出すことができるからです。

私と一緒に撮影に出かけた方はたいていあきれます。

    あまりに無造作に速写するうえ、「朝237枚撮ったよ」などと、
    撮影枚数をいつも手柄顔で数え上げるからです。
    ブログでも、写真は量ではなく質であると信じる皆さんに向かって、
    ことさら撮影枚数を律儀に記載しています。
    これは「バカにするなら、どうぞ、バカにしなさいよ」という意味。

私にとって、自分の写真の質など、どうでもよいことです。
最短撮影距離にぐっと寄って撮りました。

    21㎜で撮ったという折角の錦の御旗はどっかにやってしまい、
    50㎜で撮っても、100㎜で撮っても、距離感が一致すれば、
    まったく同じ写真になるような撮り方をしています。
    みんな可愛い子なのですから。
    今回の古い美容院のガラス窓の写真もそんな我が子なのです。
by Sha-sindbad | 2014-08-30 22:04 | Biogon21/4.5 | Comments(10)

1116  天神橋筋商店街で (ビオゴン21mmF4.5は天神橋筋商店街向きの近接戦レンズらしい)



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今日は出勤です。

    なに、復職したのではなく、写真出勤。
    いくつか用もあって、大阪に参りました。

今日も超広角レンズの試写です。

    カメラはソニーα7。
    レンズはツァイスの伝説的超広角レンズ。
    ビオゴン21mmF4.5

知る人ぞ知る、1953年製のカリスマレンズです。

    ライバルのライカが1963年に発売したのが、
    スーパーアンギュロン21mmF3.4。
    このレンズにすっかり後れをとってしまったようですね。

私には、ハンニバルとスキピオの関係に似ていると思われます。

    ザマで会戦をしたとき、
    ハンニバルは十数年にわたるイタリア半島での苦闘でくたびれきり、
    ほとんど傭兵で構成してきた軍隊もぼろぼろになっていました。
    一方、スキピオは若く、ローマ軍はいわば一枚岩であり、
    ハンニバルとの長年の戦いで鍛えられ、
    戦術的にもハンニバルをしっかりと学んできた上昇機運の軍隊でした。

ビオゴン21mmF4.5はまだ超広角など誰も使わない時代に生まれて、
少し後に生まれたスーパーアンギュロン21mmF4とともに、
超広角レンズへの扉を開く仕事をしたのではないでしょうか?

でも、どんな時代でも、新しく、より明るいレンズを好むのが写真家です。
F4.5ではF3.4に勝てっこなかったのではないでしょうか?

    今では、周辺まで減光のないニューレンズが次々と登場して、
    スーパーアンギュロン21mmF3.4も超広角の王座をすでに降りて、
    独特の個性を写真づくりに活用する、
    一部の創作的写真家に愛用される境遇に甘んじているかもしれませんね。

じゃ、ビオゴン21mmF4.5は?

    このオールドレンズを持ち出して、
    写真づくりに利用している写真家はいないんじゃないでしょうか?

私も、あまりにも重いので、マツモトカメラに販売を委託したことがありました。

    でも、1年以上委託していたのに、とうとう売れませんでした。
    それがビオゴンの現在なのかもしれません。

やむなく引き取って、その後、ソニーα7が我が家に来て、
事態はにわかに一転しました。

    ライカM9では苦労してマニュアル露出をしていたのに、
    ソニーα7にはライカMマウントを介してすんなり装着でき、
    AE露出ですいすいと撮れます。
    しかも、カメラボディが格段に軽量化したので、
    ムクからの削り出しで作られたビオゴンでも軽々と使えるようになりました。

私の見るところ、堂々たる雄渾な描写力においては、
スーパーアンギュロンに一歩も引けを取らないレンズ。

    ソニーα7がそんなレンズの凄みをちゃんと出してくれるかが見所。
    今日がその初使いだったわけです。

帰宅して、マックのハードディスクに保存して、チェックしてみました。

    最高!
    スーパー!
    ツァイスらしい剛毅にして切れ味豊か。
    一刀両断!
    そんな感じの描写で、不思議に周辺減光も目立たず、

すべてノーファインダーですが、まるで私の心を知っているかのように、
写してほしいだけ、写してほしいように撮ってくれています。
ライカ党(私も実はそうなのですが)が真っ青になるほどの写り。
そう言っても、よろしいんじゃないでしょうか?

    509枚撮った内から、10枚とりあえず選んでみました。
by Sha-sindbad | 2014-08-29 21:58 | Biogon21/4.5 | Comments(0)

1115 化身 (西の京薬師寺近くでパンタッカーが薬師如来の化身に出会った)



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薬師寺はもっとも由緒のある古刹の1つなのですが、
いつ来ても、ピカピカで、静謐の信仰の地という雰囲気が感じられません。

    本堂の右脇に祈祷用のベンチが並んでいます。
    ちょっとそこに座って、国宝薬師三尊像を見上げました。
    たしかに見事な像なのですが、
    どこかよそよそしく、超然とした風情はいつも感じるとおり。

    なんだかがっかりしました。

薬師寺の西北角の西ノ京駅前の喫茶店で半時間休憩しました。

不思議なことがありました。

    その喫茶店でポメラで文章を書きながら、
    ふっと大きく開いた窓を見上げると、
    そこに薬師如来様がお立ちになっていました。

    黒いブラウス、黒い傘と薬師寺そのままの雰囲気なのですが、
    薬師如来とそっくりの横顔と手は白く、美しい。
    (グーグル画像検索で、右顔を見せている如来様をご覧下さい。
    目、鼻、口元、どんなにそっくりか、よく納得していただけるでしょう)

    ただちにライカを取り上げてアイレベルに構えたその瞬間、
    顔を右に回して、私に横顔を見せるようにしてくださいました。

なんだか薬師如来の化身が現れて、こうおっしゃったようでした、

    「薬師寺よいとこ、
    こんどもお出で」

薬師寺に来てはじめて味わった「ありがたさ」でした。

    また、来ようっと。
by Sha-sindbad | 2014-08-28 11:42 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)

1114 昼下がり(西九条駅付近を一巡してM用ホロゴンを補正なしで撮ってみた)



24日、午後2時30分大和西大寺着。
5分で行きつけの喫茶店に入り、

    席に座りながら、近くで片づけをしていた女性に、

        「オレンジジュース、
        おっと、コカ・コーラ」

    一瞬、汗だくの体にコーラの方が気持ちがいい、
    そう閃いたのです。

これも芸術的なインスピレーションでしょうか?

    違うでしょうね。
    ただ、腰が据わっていないだけでしょうね。

この喫茶店に腰をすえて約半時間、ブログ文を1個半書きました。

    ただ起こったことを記録しているだけなのですから、実に簡単。
    私には大切な記憶になりますが、
    読まされる方にはたまったものじゃない。
    だから、こんなブログにおいでになる必要はないのです。

おかしなことに気づきました。

    ホロゴンで撮っていて、光の加減で、
    なぜか画面の不特定の場所に黒い陰影がつくのです。
    CCDの能力が110度の画角を持つレンズ一杯には対応できないのでしょうか?

でも、なぜかこれって懐かしいなあ、そう考えて、
パッと閃きました。

    森山大道さんの暗黒の焼き込みにちょっと似ている!

    ははーん、大道さんも、フィルム現像、焼き付けのどこかのプロセスで、
    最初はなにかのミス、異常が起こって、
    こんな黒が出てしまったのではないでしょうか?

    そんなマイナスをプラスに転じて、
    意識的に利用するようになったのではないでしょうか?

私は作品づくりはしませんので、こんなものを意識的に利用して、
独自の境地を作りたいとは思いませんが、
ホロゴンをソニーα7で使ってみて、かなり色が暴れます。
紫やピンクが出て、リアリティを損なっています。

    つまり、独自の境地どころか、独自の異常画像。
    でも、平気です。
    なんでも撮れれば、私の写真なのですから。

64枚撮りましたので、その内から26枚選んでみました。

    西九条と比較しますと、ロボグラフィ産地としてはかなり落ちますね。
    でも、レンズ試写としては、まずまず成功、という感じ。




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by Sha-sindbad | 2014-08-27 22:09 | Hologon15/8 | Comments(0)

1114 昼下がり(西九条駅付近を一巡してM用ホロゴンを補正なしで撮ってみた)



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昨日のホロゴンαウルトラワイドの試写第2弾です。
JR西九条駅界隈の41枚。

    駅の西口を下りて、南側の裏通りをぐるりと一巡し、
    JR線の高架をくぐって、北側に出て、
    JR駅の北に隣接する阪神線西九条駅にたどり着く、
    定番の一周コースです。

このコースで印象的だったのは、やっぱり女性。

女子高生の親友らしい2人に出会いました。

    すれ違いに一枚。
    とても美しい2人でした。

よく思うのですが、親友というものは、

    1 両方とも良く似たすぐれた容貌、もしくは、
    2 凸凹コンビ、このどちらかが目立ちますね。
    私の場合は断然1なのですが、誰も信じてくれませんね。

そして、最後の1枚の女性。

    圧倒的な迫力でした。
    まるで掃き溜めの鶴のような堂々たる押し出しでやってきました。
    (まわりの方、ごめんなさい)

あなた、こんな姿できますか?

    この姿で家を出た途端、
    「そこ退け、そこ退け」という感じで、
    颯爽と肩で風を切って歩いてきたに違いありません。
    気力横溢の姿。

こんな男を見たいですね。

    そう言えば、土曜日の帰りの地下鉄でも、
    見たことがないほどにすらりと伸びた美しい脚の女性が立っていました。
    写真の女性とそっくりの姿でした。

一体どうしてこんな女性たちが生まれてきたのでしょう?

    それとも、昔から居たんだけど、
    目立たない服装で隠されていたのでしょうか?
    ちょっと気になって「日本女性の体格の変化」でグーグル検索してみました。

    いくつか記事が見つかりますが、いずれも古いようです。
    でも、10年前のワコールの研究結果を見ても、
    バストが上がり大きくなり、ウェストが細身に引き締まってきたそうです。
    やっぱりかなり西洋人風の体型に変わってきているようです。

「男性は大柄に、女性は細身に」、これが顕著な傾向なのだそうです。

    これを言いかえてみましょう、

    「男性はたるみ、女性は引き締まってきた」

    これは精神そのものの現れではないか、そんな風に疑ってしまいますね。

それにしても、ホロゴンは好調という感じがします。
by Sha-sindbad | 2014-08-26 11:59 | Hologon15/8 | Comments(2)

1113 お休みの日(M用ホロゴンをユニバーサルシティで補正なしで撮ってみた)



付虹先生の揚琴レッスン後、いつも通り、
韓国チゲ鍋料理店で豚肉とお豆腐の鍋に舌鼓。

午後2時5分ユニバーサルシティ駅発、10分JR西九条駅着で移動。

    今日はソニーα7にホロゴン15mmf8Mを付けました。
    昨日思いついたホロゴンをニュートラルな露出で撮る試みに挑戦。

    ユニバーサルシティ駅界隈で6分、西九条駅界隈で20分少々、
    合計183枚撮りました。

この試みはかなり成功のようです。

    細部がかなりよく出て、周辺部の光量落ちもモデストです。
    銀塩ホロゴンとかなり近い味わいを出せそうです。

近頃は付虹先生のレッスンの後、西九条をかなり撮っています。

    ロボグラフィ路傍としては、第一級とまでは行かなくても、
    第二級に数えることはできそうです。

    もちろん私のたった一つの定点観測地点である、
    古い椅子も数枚撮りました。
    これからも撮り続けましょう。

これが写真家なら、こうして撮り続けた写真を編集して、
なにかを表現しようということになりそうです。

    私の場合、たとえば鶴橋なら何十回と行っていますので、
    モデストに見積もって30回のファイルは、銀塩時代を含めると、
    1回ごとに平均200枚ほどにはなりますので、
    すくなくとも6000枚はあることになります。

まあそれらしいものがなにかできるかも知れません。

    じゃあ、やるか?
    やりませんね。

哲学の究極の目標は「汝自身を知れ」
ソクラテスの生涯はまさにこれですが、
私だって、若い私の最高の英雄がソクラテスだったのですから、
この言葉を実行しようとつとめてきた積もり。

    こと写真に関する限り、私以上に写真家に遠い人間はいないでしょう。
    創造意志、創造衝動なるものが皆無なのですから。
    だから、私が写真作品を意図的に創造したいという気持ちはまるでない。
    ちょっと写真をかじったことのある方なら、
    私の写真の撮り方はすぐおわかりになるでしょう。

        ものを撮る、ただそれだけ。

おもしろく見えたり、
ときにはフォトジェニッキな意外性があったりします。

    でも、そんな効果が生まれたのは、クラシックレンズのおかげです。
    要するに、レンズの描写性能抜きにすると、作品的要素はゼロ。

本多平八郎は生涯に57回の合戦に参加して、
一度も負傷しなかったそうです。

    常に激戦のど真ん中で真っ向から敵と組み合った人なのですから、
    よほど強かったのです。

私は生涯に何度丸一日の撮影に出かけたか、記憶にありません。

    どの一回と言えども、撮れない日はありませんでした。
    だから、いつも「今日は何本撮った」「何枚撮った」と妻に報告します。

    すると、妻は決まって怒ります。

        「写真は数で撮るものじゃないのよ!
        よい写真が1枚でも撮れたら良いけど、
        撮れなかったら、何十本フィルムを使っても意味がない!」

よく考えると、私は昔から、
良い写真、良くない写真の区別をしていなかったようです。

    好きな写真、好きでない写真で決めていました。
    私が撮ると、私が撮ったので、たいてい好きな写真でした。
    これじゃ、写真家にはなれませんね。

24日の収穫を3回に分けてごらん頂きます。

    まずは、ユニバーサルシティで撮った
    「私の好きな写真」を40枚ご覧ください。



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by Sha-sindbad | 2014-08-25 19:36 | Hologon15/8 | Comments(6)

1112 美しき家族(スピードパンクロ35mmF2で友につられてつい普段しない撮り方を)



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私は友人たちと撮影に出るのが滅法好きです。

もちろん一人で写真を撮るときが一番撮れます。

    だから、普段はいわゆる「お忍び」で徘徊しています。
    そのときはiPodとポメラがお供。
    これさえあれば、休憩時間は至福のときと変わります。

でも、友人たちと歩く日は、休憩時間のおしゃべりが楽しみ。
それぞれに一家言のある人たちなので、飽きません。

そして、もう一つ、得難い利点があります。

    一緒に歩いている友人の目、視点で、
    ストリートを見つめ直すことができるのです。

    私はもともと独創性など欠片もない写真を撮る素人ですから、
    友人たちの目だって、平気で借りちゃいます。

一番嬉しいのは、知らず知らずのうちに、
友人風の撮り方をしてしまうとき。

    昨日も、同行のINさんの得意の撮り方を知らぬ間に真似たようです。
    彼は、カルティエ=ブレッソンに似て、
    複数の人物たちを幾何学的、心理学的な関係性の中で捉える名人。
    
おかげで、普段、絶対にしないことをしてしまいました。

    通りを隔てた反対側の歩道からスナップしてしまったのです。
    カメラはFUJIFILM X-Pro1
    レンズはスピードパンクロ35mmF2
    事実上52.5㎜の標準レンズ。

美しい家族ではありませんか?

    美男美女の両親に、女の子が3人。
    かなり生意気で利発そうで、
    お姉ちゃんを真似て紙を手に持つ末っ子
    末っ子を世話するママ
    その側で、母をサポートする長女
    ちょっと離れてやさしく見守るパパ
    家族にお構いなしにさっさと先頭を行く二女。

    まさにティピカルな女系家族。

スピードパンクロはちょっとフレアがあって、
この家族にはぴったりのレンズだった感じ。

    いつもの通り、ノーファインダーですが、
    なぜかピタリと収まってくれました。
    それに、収差もあまりない。
    良いレンズですね。
by Sha-sindbad | 2014-08-24 12:14 | SpeedPanchro35/2 | Comments(6)

1111 ファッションタウン(スーパーアンギュロン21mmf3.4はさすがファッションレンズ)



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今日(もう、昨日ですね)は疲れました。
心斎橋で撮った写真を一枚だけご覧下さい。

    スーパーアンギュロン21mmf3.4。
    ソニーα7に付けました。

この重厚さ、しびれます。
by Sha-sindbad | 2014-08-24 00:03 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(2)

1110 先月歩いた道(アポクロマート18mmF2は古い道を新しく感じさせてくれ)



出勤時いつも昼食時に往き帰りした道を昨日歩いたことは、
前回書きました。

98枚撮りました。

    そのうち45枚を選び、昨日の道をごらん頂きましょう。
    残り53枚はゴミ箱に棄てました。

このブログで写真作品を人に見せたいのであれば、
こんな無謀なことはしないでしょう。

私のブログは写真作品ではなくて、自分の人生の痕跡の記録。

    私は自分の歩いた道をよく知っています。
    その道でさまざまなレンズでロボグラフィを撮るのが楽しみ。
    ロボグラフィって、もともとそんなものです。
    だから、平気でいつも出会っているものを撮ります。
    そのレンズがどう違う反応を見せたのかが楽しみ。

記憶のよすがにするためにも、シーケンスが大切。

    だから、作品的なプレゼンとしてではなくて、
    ただのストックとして、常に撮影順に並べます。
    どんなときでも、徹底的にそうしています。
    将来、ブログのどこを開いても、
    そのときの記憶がよみがえってくるように。

アポクロマート18mmF2は厚みのある、かなり精密画像ですが、

    リアリズムよりはファンタジーを大切にするレンズ。
    私の気持にぴったりと寄り添ってくれます。

    私だって、自分の人生のイメージを現実よりも美しくしたい。
    出会ったものの記憶も美しいものであってほしい。
    そんな気持ちをしっとりと受け止めてくれるレンズ。




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by Sha-sindbad | 2014-08-22 15:24 | Apochromat18/2 | Comments(2)