レンズ千夜一夜

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732 バイク(マクロスイター26mmF1.1はどんな絞りでも同じ描写性をもっているらしい)



京都三条商店街の写真をもう一回紹介しましょう。

3枚。

    最初の1枚は開放。
    まん中の1枚は開放から1段か2段絞っていました。
    最後の1枚はF5.6程度。

でも、みんなとてもコントラストが良く、厚み、立体感も似ています。

    どうやら映画用レンズはこのように絞りに左右されない描写が
    基本条件だったようです。

私のように、レンズで遊びたい人間には、
余計なお世話、と言いたくなるような親切さですね。

さらに、もう一つの特性。

    メカニカルなものを撮っているのに、
    なぜか、あたたかい。

こちらの方の特性には素直にお礼を申し上げましょう、

    ありがとう!



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by Sha-sindbad | 2013-06-30 22:02 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(4)

731 京都三条商店街(マクロスイター26mmF1.1は開放一本あれば何もいらない)



京都二条城の南側に、
お城と平行に東西に長く延びた商店街に参りました。

    三条商店街。

ボディはオリンパスE-PL1。
レンズは、ケルンのマクロスイター26mmF1.1。

感度は最低の100に設定しました。
とても撮りやすい開放です。
朗朗たる歌声を感じさせてくれます。

デジタルカメラの感度設定、もっと低感度側に伸ばせないものでしょうか?
ASA感度を50に、願わくば25に落とせたら、
マクロスイターたち、超大口径レンズの開放が、
晴天の下でも盛大に歌いはじめるでしょうに。

将来の改良を待ちましょう。




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by Sha-sindbad | 2013-06-29 22:21 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

730 晴天歌(キノプラズマート19mmf1.5は天気晴朗こそ我が時と歌い)



今日の出勤に携えたのは、オリンパスE-PL1。
レンズは久々の登場、フーゴ・メイヤーの超小型レンズ、

    キノプラズマート19mmf1.5

このレンズ、天気がよいと、高らかに歌います。
彩度、コントラストを最低に落としているのに、
これだけ嬉しそうに写ってくれるのですから、
明るい性格のレンズなのでしょう。

今日も大変な忙しさで、疲れました。
イングリッシュティーのお店で、
美味しいサンドイッチとヌララエリアティーのポットで、
昼食を楽しみましたので、ほとんど撮影時間がなし。

    たった37枚しか撮れませんでした。

それでも、かなり好きな写真が幾枚もあったので、
9枚大盤振る舞いで掲載させていただきます。

    お天気もやっぱり撮影日和ですね。




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by Sha-sindbad | 2013-06-28 22:10 | KinoPlasmat3/4inchf1 | Comments(2)

729 雨の歌(オルソスティグマート35mmF4.5は雨滴のピチカートで楽しく歌い)



雨になると、気持が暗くなると言う方がいます。

私は、気持が明るくなります。

    子供の頃から、傘を差して歩くことは楽しみでした。
    自分一人の世界ができるからです。

今でも同様です。

    もっとも、どんな天候の日でも、私はともすると、
    自分の内にこもってしまいます。
    心の内は私の城だからです。

でも、カメラを持っているときは別。
出撃のときです。
カメラを手に入れたときから、この好みは変わっていません。

    雨こそ、我が時!

昨日はかなり激しく降るときに限って、歩いていました。
おかげで、履きつぶし寸前のビジネスシューズはジュクジュク。
でも、心は浮き浮き。

リコーGXR/A12に付けたオルソスティグマート35mmF4.5も、
どうやら雨が好きなようです。




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by Sha-sindbad | 2013-06-27 21:36 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(6)

728 土砂降り(オルソスティグマート35mmF4.5は悪天候でなおさらやさしさが際立ち)


今日は一日中雨、
私が動き回るときは決まって土砂降りでした。

持参したカメラはリコーGXR/A12、
レンズはシュタインハイルの銘玉、

    オルソスティグマート35mmF4.5。

オーバースペック気味なほどに、精密画像。
でも、土砂降りだと、適度に和らげられて、
しっとりとあたたかい感触の写真が得られました。

死ぬほど多忙でした(と言いつつ、死んでいない)。
そんなときこそ、写真を撮りたい。

    土砂降りは、私には最高の撮影日和。

    時代遅れ気味ですが、背広の上に、
    ゴアテックスのハーフのレインコートを着込んで、
    楽しく撮影。

いつものとおりの短時間ですが、93枚撮れました。
今日と明日、2回にわたり、お送りしましょう。

まずは、奈良町から職場近くまでの風景から。

    なんだか、ずぶ濡れの写真たちですね。
    でも、柔和なたたずまいじゃないでしょうか?




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by Sha-sindbad | 2013-06-26 22:02 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

727 自転車(スピード・アナスティグマート25mmF1.5は微妙な光にしっとり寄り添い)



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あなたはどんな被写体を撮るのが好きですか?
写真家のみなさんにこの質問をぶつけたら、
千人千様の答えが返ってくるでしょうね。

    全国のマンホールを撮り歩いている人がいるかと思えば、
    全国の桜を桜前線と一緒に動いて撮る人もいます。
    アラスカ、カナダに出かけて壮大なオーロラを撮る人がいるかと思えば、
    家から一歩も出ないで、写真を撮る人もいます。

変わった写真を撮る人が一杯いるわけです。
ちょっと分類してみますと、

    人間はまともなのに、写真は変という人がいます。
    写真はまともだけど、人間は変という人もいます。
    写真も人間も変という人もいます。
        手近にもブロガーにも一杯心当たりがあります。
    写真も人間もまともという人もいます。
        これはまるっきり面白くないですね。

どんなケースもそうなのですが、どなたも、
好きこのんでその組み合わせになっているわけではありません。

私は、最初の組み合わせの一サンプルなのですが、
もう少しくわしく言いますと、

    人間はまともで、まともに写真を撮っているのに、結果が変、
    そんな特異例であると言いたいですね。

奇をてらって写真を撮るなんてことは絶対にいたしません。
いつもそうなのですが、心がどうしようもなく揺らぐのです。
写真の結果を予測してではありません。
そうではなく、ただ単に、心が小躍りしてしまうのです。

    「ここ、いいぞ!
    ぼくを待ってくれていたんだ!」

チェ・ジウはさまざまな慈善活動で有名です。

    日本のファンたちが参加した幼稚園での慈善奉仕で、
    日本のファンたちが一室で休憩していると、
    疲れたチェ・ジウが入ってきて、
    ファンたちの目の前で横になってしまったそうです。
    憧れのジウ姫のそんな姿を、
    信じられないという気持で見守るファンたち。

私のロボグラフィとそっくりの状況なのです。

    私だって、チェ・ジウのそんな姿を目の前にしたら、
    きっと茫然となるでしょうけど、
    こんな自転車の姿にも茫然となってしまうのです。

写真以前の気持です。
    美しい!
私のロボグラフィ計数管は実に簡単に振り切れてしまうのです。
私とロボグラフィとの心の出会いこそ、私の喜び。

そんなとき、カメラを向けて、さっと撮ります。
写真はいつも、出会いの名残りでしかありません。
そんなとき、私のお気に入りのレンズなら、
私の気持をなんとか写真に撮り込んでくれます。

    スピード・アナスティグマート25mmF1.5もそんなお気に入り。
by Sha-sindbad | 2013-06-25 15:49 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(4)

726 への字口(スピード・アナスティグマート25mmF1.5とくだけたお付き合い)




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今日は月曜執務休業日。

午前中大阪で付虹先生のレッスン。
午後は奈良西大寺で陳少林先生の伴奏レッスン。
往還1時間半以上かかり、
そのうえ、付虹先生の厳しいレッスンの後ですから、
陳少林先生のレッスン場近くの喫茶店に入ったときには、
日差しもかなり強くなり、温度も27度まで上がり、
かなり疲れていました。
コカコーラをいただきながら休憩。

オリンパスE-PL1に付けたレンズは、

    ダルメイヤーのスピードアナスティグマート25mmf1.5。
    
私にとっては極上のレンズ。

    ユニバーサルシティ駅で29枚、
    西大寺駅から喫茶店までの途中で61枚、
    合計90枚撮りました。
    せいぜい20分弱ですから、上々の結果。

ふと気がついたのですが、私が訪問しているブログでは、
中将姫光学さんが時折取り上げられる程度で、
私のように、Cマウントレンズと真っ正面から見つめ合って、
真剣におつき合いしている人間って、あまりおいでにならないようですね。

    史実かどうか知りませんが、天下のご意見番、大久保彦左衛門は、
    魚屋の一心太助と気の置けないつきあいを楽しみます。
    彦左は大部の自伝的史書「三河物語」を著したほどの教養人で、
    歯に衣を着せない直言居士として天下に鳴り響いた人だそうですが、
    そんな人だから、一心太助とぐっとくだけたやりとりをすることに、
    心の安らぎを見いだしたのでしょう。

私はただの一介の平凡人ですが、
銀塩の銘玉たちとの正面衝突そこのけの対決の合間に、
なんにも考えなくても、絞り次第で、
とてつもなくおもしろい写真をプレゼントしてくれるCマウントレンズに、
一心太助なみのくだけたつきあいの妙味を感じてしまいます。

喫茶店でとなりの席にちらりと目をやって、
彦左なみの渋い面構えと目が合ってしまいました。

スピードアナスティグマートを開放F1.5にして、
最短近くで撮りました。

    目を寄せて、口をヘの字にして、
    昔のリーゼント刈りのような銀髪が額にひらりとかかっている。
    なかなか絵になる面構えじゃありませんか?

見ると、ほかのナプキン立てでは、
どれもこんな乱れ髪になっていません。
だから、それほど渋い面ではない。

なんだ、まっすぐ私をにらんでいたのです。

    いい年をして、仕事もしないで、こんなところで、
    コーラなんか呑んでいやがる。
    ちゃんと仕事をしちゃどうだ?

そんなことを言っているようですね。
私も一言お返ししましょ。

    ほざけ!

なんですか?
かなりご立腹ですね。

    ちょっと言葉が過ぎたのでしょうか?
    じゃ、撤回。
    つつしんで謝罪させていただきます。

    私にお任せください、そうもうしたかっただけで、
    お怒りはあなたの誤解、読解力の不足ですよ。
by Sha-sindbad | 2013-06-24 17:40 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(2)

725 穴(ホロゴン15mmF8Mで見つけたのは結局、穴だったの?)




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ホロゴン15mmF8というレンズ、
かなり不運なレンズです。

    まだ、せいぜい28㎜、時代にさきがけるなら21㎜という時代に、
    15㎜という超広角は誰にも使いこなせなかった、
    というより、使いこなそうにも、超高価で買えなかった、
    猛烈パララックスの外付けファインダーは役立たなかった、

これらのハンディキャップが重なって、
ついに高名な写真家は誰一人ホロゴンを使わなかったようです。

ツァイスは、超広角を常用していた高名な写真家を、
少なくとも5人選んで、ホロゴンをプレゼントするなり、
プロモーションのための撮影を依頼するなりすべきだったのです。

    それとも、したのでしょうか?

    結局、今に至るまで、高名な写真家によるホロゴン写真など、
    ついぞ眼にしたことはありません。

一度、ある写真家がホロゴン15mmF8で撮って作られた私家版写真集を
拝見したことがあります。

    21㎜とまるで区別がつかない、超広角丸出しの傾斜写真ばかりで、
    画像は平坦、のっぺり、
    まるでインパクトがなかったのです。

その後、Hologon16mm、スーパーワイドヘリアー15mmf4.5など、
超広角はもう完全にありふれた画角になってしまったのですから、
時代は変わるものです。

でも、あまり印象的な写真は見ることができませんね。

ちなみに、私の超接近水平垂直撮影法という撮り方には、
写真作品制作という面では、まったく将来性がありません。
この撮り方で撮りますと、超広角で撮ったように見えないからです。

    傾斜させると、不自然そのものの画像になるし、
    水平垂直で撮ると、地味そのものの画像になるし、
    超広角って、どこまでも不幸を背負って生きるレンズのようで。
by Sha-sindbad | 2013-06-23 21:48 | Hologon15/8 | Comments(2)

724 加美駅近くで(Orion15-28mmF6なら、いつでもどこでもさりげなく)



今日は、ほとんど1ヶ月ぶりに撮影に出かけるつもりでした。
ところが、長女からSOSのメール。
気管支炎にかかっているので、孫の面倒を手伝って欲しい。

どなたにも、なにがあっても最優先という事項があるでしょう。
私の場合、孫の世話がそれ。
撮影は取りやめ、いそいそと大阪平野区に出かけました。

こんなときは、何食分か、食材も手に入れることにしています。

    産地もできるだけ関西以西のものを選んで、
    スイカやビワ、バナナなど、孫の大好きな果物も、
    さまざまな野菜、お魚からお肉まで、
    牛乳、チーズ、ヨーグルト、特製のホテルブレッド、等々、
    4枚のビニール袋一杯、かろうじて運べるほども買い込んで、
    200mほど離れたタクシー乗り場にたどり着くのは、かなり難行。

つらくなると、50から1ずつ減算しながら、数字をつぶやきます。
すると、かなり我慢できます。
「志向性」の利用です。

午後3時頃まで孫の面倒をみていたのですが、
それまで元気一杯だった1歳7か月の孫、
突然こくんと寝込んでしまいました。
こうなると、2時間位は起きないそうで、私はお役ご免。

こんな状況に対応すべく、持参したのはリコーGXR/A12。

    レンズはOrion15-28mmF6。

1時間ちょっと撮影して、JR加美駅に着いた頃には、
すでに日はかなり西に傾いていました。

    その駅前で歩きながら、十数枚撮りました。
    その中から3枚選んでみました。

    オリオンがあれば、他の28㎜は別に要らない、
    そう言っても言い過ぎではない、
    というのが私のいつもながらの実感。




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by Sha-sindbad | 2013-06-22 22:00 | Orion28/6 | Comments(2)

723 雨の日(シノール25mmF1.4はフランス的理知のきらめきをもつレンズだった)



フランス的なエスプリの神髄を見せてくれた、
そんな言葉をよく耳にすることがあります。
そんなとき、どんな印象を思い浮かべますか?

私の場合は、なんと言っても、
切れ味のよい理知の働きを思い浮かべてしまいます。

    なんと言っても、パスカル、デカルト、ヴォルテールの国なのです。
    数学と理知的な思弁がフランス人の知性を強靱かつ周到なものにしています。

    バルザック、ユゴー、デュマの三大文豪の数々の大作群を彩るのも、
    徹底的に考え抜き、しぶとく生き抜く、絶対にたじろがぬ人間たちのドラマ。

シネレンズを使うようになって、フランスのレンズたちもまた、
フランス的思弁と同種のエスプリを根底に感じさせることに気づいて、
嬉しくなっています。

    アンジェニュー、キノプティックがまさにその典型ですが、
    Som Berthiotもまた負けてはいません。
    これらのフランスのレンズ会社のレンズたち、
    揃いも揃って、強烈な切れ味なのですが、冷たくない。
    いつもあたたかいのです。

今日は一日中雨の予報で、考えました。

いつもは、雨にぴったりの幽玄描写をプレゼントしてくれる、
ダルメイヤーを持ち出すのですが、
ときには、濡れていながらも、明晰で押し出しのよい描写も試してみたい。

    そこで持ち出したのが、Som Berthiot。
        シノール25mmF1.4
    私のそんな気持をレンズに伝えてくれるカメラは、
        オリンパスE-PL1。

かなり忙しい日だったので、撮影できたのはせいぜい15分弱。
まったく変わり映えのしないストリート。
じめっと湿った天候。
でも、そんなことをすっかり忘れて、撮影を楽しむことができました。



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by Sha-sindbad | 2013-06-21 21:42 | Cinor25/1.4 | Comments(6)