レンズ千夜一夜

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675 コリアンタウン (ゾンネタール50mmf1.1オリジナルはあくまでも伸びやかに)



約半年ぶりのコリアンタウン(御幸通り)ですが、
近ごろの日韓摩擦のせいでしょうか?
少し人通りが減った感じがしたのは私だけでしょうか?
それでも、盛況には違いありません。

これまた久しぶりのゾンネタール50mmf1.1オリジナルで、
楽しく撮影することができました。

ソフトバージョンとの違いはわずかなのかも知れません。
でも、かなり違うという印象。

    オリジナルは由緒正しい家柄の、姿勢を正した御曹司、
    ソフトバージョンは由緒正しい家柄から飛び出て、
    自由を謳歌する御曹司、という感じ。

ということは、結局、同族であることに変わりはない、
ということでしょうか?

クラシックレンズとは一線を画す現代性が、
私の保有レンズの中で異色なのですが、
にもかかわらず、使い込んでみたいという気持にそそられます。
その点が、現代レンズと一線を画すところなのでしょう。




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by Sha-sindbad | 2013-04-30 22:41 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)

674 春の息吹 (ゾンネタール50mmf1.1がひさしぶりに登場)


今日は、写真仲間5人と一緒に大阪鶴橋に参りました。
私にとっては、第一級ロボグラフィ棲息地。

それなのに、調べてみると、今年はじめて!

そして、久しぶりにゾンネタール50mmf1.1を使いました。
ずっとソフトバージョンばかり使ってきましたのが、
ソフトバージョンは宮崎さんにお返ししたので、    
オリジナルバージョンの出番となったものです。
自宅近くのバス停でバス待ちをする間に撮りました。

きりっとした表情は気品に満ちています。
これからさらに使い込んで、
このレンズともっともっと仲良くなりたいものです。




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by Sha-sindbad | 2013-04-29 23:32 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)

673 駒川商店街 (パンタッカー50mmF2.3はやっぱり魔のレンズらしい)



いつ、どこで使っても、びっくりさせてくれるレンズ、
そのベスト1はもちろんホロゴン15mmF8なのですが、
ベスト2となると、あんまり色々あるので、選択に困ります。

でも、いつも心に引っかかっていて、
なんと言っても、これじゃないかな、そう心がささやくレンズがあります。
それがこれ、

    パンタッカー50mmF2.3。

昨日、大阪住吉区の駒川商店街で撮った2枚をごらん頂きましょう。

ただのロボグラフィ。
なんでもない場所ばかりです。

私はいつもなにかを感じたときに撮ります。
地下に隠された水を発見する方法と似ています。

    二股の木の枝を両手で前にかざして歩きます。
    木の枝がぴくぴくと動いた地下に水がある。
    私の撮影もまったく同じフォーム。
    両手で握ったカメラを前にかざして歩きます。

    とくに2枚目など、私以外の誰も撮らないでしょう。
    でも、私の心はもちろんビクンと反応し、
    さっと撮っていました。

昨日は好天気でした。
でも、パンタッカー50mmF2.3はほとんど全部開放のまま。

心とレンズは同じなのです。

    外界に向かって、大きく開きたいものですね。




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by Sha-sindbad | 2013-04-28 17:16 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)

672 春 (スピードパンクロ40mmf2は地味だけど、落ち着きがあって)



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風景写真家の皆さんはラージスケールの写真専科です。
ロボグラフィの私はミニチュアスケールの写真専科です。

なんと器の小さいヤツなんだろう?
いつも足もとばっかり撮っている、
と、あきれかえっておられる向きもありそうですね。

私もあきれています。

    なんでこんなつまらないものたちに魅力を感じるのだろう?

でも、ありていに言えば、
私は、誰もが魅力を感じる美景は、観るだけでよいのです。

    誰もが魅力を感じないものを見つけることに情熱を感じるのです。

それを人がどう見ようと、知ったことか!
私の写真は、私だけがよいと思えば、それで終わり。

だから、色合いもできるだけ目立たない調子がいい。

    私の写真に、きれいな色は無縁、というより、邪魔です。
    くすんだ色もまた、世を忍ぶ隠れ蓑、というわけです。

リコーGXR/A12で撮りましたが、
シャープネス オフ、彩度、コントラストいずれも最低、
これが不動の設定。

    スピードパンクロ40mmf2は、地味そのもの
    けっして必要以上に自己主張しないけど、
    しっかりと形を出してくれます。
    だから、写真的な興味よりも、写されたものへの興味をかきたててくれます。
    ロボグラフィにふさわしい道具、そう言えそうです。
by Sha-sindbad | 2013-04-27 22:13 | SpeedPanchro40/2 | Comments(0)

671 我泣き濡れて (パンタッカー35mmf1.8の開放がこんなにきりっとしているなんて)



さらに3枚、バス停から我が家までのせいぜい150mの写真。

なんだ、ほんとに田舎に住んでいるんだな、と驚かれていることでしょう。
ほんとにそのとおりなのです。
このあたりの農地が宅地に転用されたりしないよう祈る毎日、
でもありませんが、ただの路傍なのに、
季節ごとに繰り広げてくれる百面相を楽しんでいます。

あなたは、写真を撮るとき、雨と雪、どちらがお好きですか?

私は断然、雨です。

    雪は私の観たいものを覆い隠してしまいますが、
    雨は私の観たいものを、「水も滴る美女」に変身させてくれるのですから。

パンタッカー35mmf1.8、
この80年歳前後と思われる高齢のシネレンズ、
こんなローキーな情景ではまさに水を得た魚のようですね。

こんなボケレンズでも、往年の白黒写真時代の美女たちを彷彿とさせる、
濡れたような美女たちに出会って、心を躍らせるときがあるようです。




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by Sha-sindbad | 2013-04-26 22:31 | PanTachar35/1.8 | Comments(2)

670 路傍6景 (パンタッカー35mmf1.8はぼけレンズなのに、きりりとして)



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昨日は雨で暗い1日でした。

仕事を終えて帰宅しようと立ち上がったところに、
戸外から「バン」という鋭い音。
    「雷でしょうか?」
    私、「違う。事故です。」

金属と金属がぶつかった音。
ガラスの破砕音がないので、大した事故ではなさそう。

    階下に下りて道に出ると、
    小型車が路端のポールに沿って停車し、
    初老の男性がしょんぼり立って、
    道行く人に、聴かれもしないのに、説明しています、
        「事故ですわ」
    そんなこと見れば分かりますけど、
    運転者、途方に暮れて、なにか言いたいのです。

    10mほど向こうに、別の車が停車し、
    扉を開けたまま、やはり初老の男性が降りてきます。
    かなり不愉快そうな表情。
    最初の車がこの車に接触して、ハンドルを切ってポールにぶつかった、
    そんなところでしょうか?

おまわりさんじゃないので、私はそのまま通り過ぎて、
    「年配者が増えると、ますます不注意事故が増えそうだな」
そんなことを考えつつ、バス停側の行きつけのパン屋で、
バスの時刻を気にしつつ、イギリスパン6枚切りを購入しました。

    帰宅して見ると、中身は5枚切りでした。
    私の予感は即座に的中したのでありました。

ただし、不注意は私ではありませんよ。
枚数の違う表示のパン包みを見つけたことがありますか?
ありませんね。
だから、完全にお店の不手際ミスですね。
と言いつつ、思い出しました、
いつも中身の枚数を数えて、チェックしていました。
私にもミスがあったようですね。

おっと、ここはレンズ談義の場でした。
またも、うっかりミスで、場違いな文章。
でも、そのままにしておきます。

    パンタッカー35mmf1.8、
    柔和さに秘められた毅然としたたたずまい。
    制作年不詳ですが、戦前のノンコーティングレンズ。

使えば使うほど、慈しみたくなるレンズです。
by Sha-sindbad | 2013-04-25 16:03 | PanTachar35/1.8 | Comments(2)

669 帰宅途中2 (スイター25mmF1.4RXは大胆不敵な切り取りレンズなのだ)



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おとなしいレンズと暴れん坊レンズがあります。
上品なレンズと下品なレンズがあります。

    おとなしいからと言って、上品とは限りません。
    暴れん坊だからと言って、下品とは限りません。

スイター25mmF1.4RXというレンズ、
かなりの暴れん坊です。

マクロスイター族がかなり上品な一族であることを考えますと、
このスイターレンズは、下品ではないとしても、上品でもない。

    赤裸々に迫ってきます。

感激屋なのです。

    わっ、これはいい!
    そう感じると、がっと食らいついて、丸ごとのみ込んでしまいます。

要するに、私好みということですね。
by Sha-Sindbad | 2013-04-24 21:46 | Switar25/1.4RX | Comments(4)

668 帰宅途中 (スイター25mmF1.4RXは制約があるからこそ輝くレンズ)



ケルンのシネレンズ、
スイター25mmF1.4RXは正確には使用不適のレンズかもしれません。

よくよく調べてみると、遠距離がたった1mあたりまで。
撮影距離が40㎝ちょっとから1mちょっとまでなのですから、
自ずと、撮れるものは超接近の被写体だけ。

しかし、そこはそれ、世の中よくしたもので、
私のような近視眼的な写真の人間にはそれで十分。

昨日は、月曜休業日を利用して、
行きつけの病院に受診してきました。
ただの風邪ですが、のどがかなり腫れているとのこと。
抗生物質と風邪薬を一週間分出していただきました。
いくらなんでももう治らなきゃね。

ということで、元気を出して、ただ歩いて20分ばかりの距離を、
撮影しながら、倍以上の時間で歩きました。
183枚撮りました。

全部近接撮影ばかり。
いつもの写真ですが、
このレンズの持つ特性がかなり分かっていただけるはず。
開放4枚、少し絞ったのが3枚。

抜けの良さは抜群ですね。
特性的にどうなのか、他のレンズとどう違うか、
そんなことは私にはまったく分かりません。
分かることは、使っていて、とても楽しいこと。





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by Sha-sindbad | 2013-04-23 20:06 | Switar25/1.4RX | Comments(0)

667 茶屋町 (エンラージングアナスティグマート50mF3.5はなんでもレンズらしい)



もう一回、エンラージングアナスティグマート50mF3.5。

ただのコピーばかり。
でも、よく考えてみると、写真って、すべて現実のコピー。
私はコピーをコピーとして撮っているので、
それだけ素直なのだと考えたいものです。

    素直に撮って、
    素直にブログに掲載して、
    素直にただのコピーと認める。

でも、見る人はたいてい素直じゃありませんから、

    なんじゃ、これ?
    ただ、撮っただけじゃないか?

ちょっとひねくれている、そう感じますね。
でも、それでよいのです。
この宇宙に起こる森羅万象、すべてを素直に受け取りましょう。

茶屋町から古書店街をぶらぶら逍遥しつつ、
ダルメイヤーはご機嫌でした。

今、別ブログ「わが友ホロゴン」ではズミルックス50mmF1.4シリーズ。
ダルメイヤーよりもはるかにこってりとしています。
まるで水と油。
どちらが好きか?
そう尋ねられると、もう答えは一つ。
どちらも!




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by Sha-sindbad | 2013-04-22 17:18 | Summilux50/1.4 | Comments(7)

660 都会の片隅で (エンラージングアナスティグマート50mF3.5はやさしい視線でものを捉え)



三国志演義だったでしょうか?

    魏の曹操の宮廷に匈奴の使臣がやってきます。
    曹操は謁見の場に別の容貌の立派な人物を据え、
    自分は群臣に混じって使臣を観察しました。
    謁見を終えた匈奴の使臣に曹操の家臣が尋ねました、
        「陛下に拝謁して、どんな印象を受けましたか?」
    匈奴の使臣はこたえました、
        「陛下からは別に強い印象を受けませんでしたが、
        (曹操の位置を正確に言い当てたうえで)
         あの人は、容貌は貧弱でしたが、大変な人物ですな」

    驚いた曹操は、兵士を使わして、
    帰国の途についていた匈奴の使臣を殺害してしまったそうです。

エンラージングアナスティグマート50mF3.5、
この曹操を彷彿とさせます。

    名玉の誉れたかい各社のフラッグシップ的標準レンズたちは、
    それぞれに主人公にふさわしい堂々たる外観と、
    独特に押し出しのよい描写を誇りますが、
    ダルメイヤーの引き伸ばしレンズにそんな外観は不要です。
    描写も、ネガの情報を100%引き出す、黒子的な役割。
    でも、そこはそれ、ダルメイヤーです。
    なんでもない風景に思いもかけない位相を加味してくれるようです。

これこそ、ロボグラフィに望ましいレンズ特性。

    路傍のものたちが、自分の写真を見て色めき立っています、
        「えっ、これがぼく?
         ぼくって、なかなかのものじゃない?」




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by Sha-sindbad | 2013-04-21 22:22 | Enlarg.Anastigmat50 | Comments(2)