レンズ千夜一夜

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135 玉葱 (トリプルアナスチグマート15mmF2.9こそ、我がレンズ)



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これまで4回取り上げたレンズです。

    ダルメイヤーのトリプルアナスチグマート15mmF2.9

今日も、バッグに忍ばせました。

    カメラはもちろんオリンパスE-PL1。
    超軽量、超小型レンズなので、バッグが軽い。

時間が余りましたので、
大阪のJR西九条駅界隈を撮りました。

    銀塩換算30㎜の広角レンズで、開放がf2.9。
    つまり、被写界深度を利用して、目測で全部撮れます。
    おかげで撮影エネルギーは零。

快晴のいわゆるピーカンのEV値15だと、
最高速度2000分の1秒なので、f5.6になってしまいます。
f5.6でも、うっすらフレアがかかり、幽玄。

駅近くのたこ焼き屋さんが絶品の店作り。

    丁度右(西)から陽光が射し込み、光線具合も上々。
    f8に絞って撮りました。
    周辺光量がかなり落ち、中心部は見事な画像。

    典雅、そう言いたくなるような風情。

使えば使うほど、考えてしまいます、

    もしかすると、
    これが究極のダルメイヤー?
by Sha-sindbad | 2011-10-31 21:33 | Tri.Anastig15/2.9 | Comments(0)

134 玉葱 (シネクセノン50mmf2は稀代の切れ者レンズ)



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シュナイダーは有数のレンズ会社。
アリフレックス用にクセノンをどっさり供給しています。

クセノン50mmf2は、その一つですが、
切れ味と抜けの良さでは天下一品。
それなのに、ナチュラル。
まさに映画用レンズにふさわしい実力の持ち主。

改造名人の宮崎さんが、鏡胴をそのままにして、
見事なMマウントレンズに改造してくれました。

ズミタール50mmf2で、ニンニクを撮ったので、
お返しに、クセノンで撮った玉葱の写真をごらん頂き、
映画用レンズの味わいをごらん頂きましょう。
by Sha-sindbad | 2011-10-30 15:56 | CineXenon50/2 | Comments(6)

133 ニンニク (ズミタール50mmf2はズミクロンのお兄さんでしっかり者)


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ズミタール50mmf2

1939年から1955年までになんと約17万本も作られたそうです。
スクリューマウントの王者、ズミクロン50mmf2は6万本。
その3倍近いレンズを作り続けたのですから、
このレンズ、絶対に失敗作ではありえません。

その数が災いしてでしょうか、とても安い価格で手に入ります。
私のは2万円程度。

でも、がっしりとした作りで、信頼感を感じさせます。
その開放描写をご覧下さい。

    磯江毅さんのニンニクの絵に触発されて撮りました。
    もっとも、その絵を見なくても、撮ります。
    玉葱やニンニク、とても絵になります。
    だから、磯江さんも大変な手間を掛けて描いたのです。
    私は、ぜんぜん手間をかけずに、ひょいと撮りました。

でも、レンズがスパルタ的に厳粛に撮ってくれました。

    よいレンズですね。
by Sha-sindbad | 2011-10-29 22:02 | Summitar50/2 | Comments(0)

132  (エクター47mmf2は伝説の名レンズか?)



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伝説的な名レンズというものがあります。

伝説となるためには、どんな条件が必要なのでしょう?

   1 出会うことが難しい。
   2 信じがたい程の凄腕。

こんなところでしょうか?
伝説のガンマンさながらですね。

   エクター47mmf2もそんなレンズ。

エクターの名声は、開放描写から来ています。

   天女の羽衣のような、軽やかで爽やかなフレア。
   おしつけがましくなく、さりげないフレア。

ソニーNEX-5Aで撮ると、70㎜相当の長焦点になりますが、
エクターらしさは消えません。
今回の写真は、フレアを楽しむ写真ではありませんが、
それでも、美女の化粧のように、
なんでもない画像を美しく引き立ててくれる感じ。

   エクターはやっぱり伝説のレンズなんだ、
   私はそう信じたいのです。
by Sha-sindbad | 2011-10-28 23:04 | Ektar47/2 | Comments(0)

131 お昼寝  (ズミルックス35mmF1.4はなぜか撮りやすいレンズだった)


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ズミルックス35mmF1.4第一世代は、癖玉として有名ですね。

でも、思うのですが、癖玉になるかならないかは、持ち主次第。
私の場合、癖のない人間なので、
私のズミルックスも開放からすっきり。
まるで、暴れたり、乱れたりしません。

とくに、Cマウントレンズをいろいろ使用する人間にとっては、
とても優等生的なしっかり写るレンズに見えてしまいます。

ということは、私のズミルックスは万能!
どんな場合にでも、
どんな光でも、安心して使える大口径レンズなのですから。
by Sha-sindbad | 2011-10-27 16:24 | Summilux35/1.4 | Comments(0)

130 影の女 (謎のレンズ、登場!)


さて、本ブログの記事も130回となりました。

これまで満を持して登場しなかったレンズを紹介しましょう。
と、言っても、その写真だけ。

実は、私はもう一つブログを楽しんでいます。
Aブログと呼びましょう。

    Aブログは、
    私が心から愛する一本のレンズに捧げるオマージュ。

Aブログでは、このブログ、Bブログは紹介していません。
ほんの少数の方にだけ、Bブログを紹介しました。

Bブログでも、Aブログのことは一切丸秘で通してきました。
だから、私の愛するレンズ、Xレンズは紹介しないつもりでした。

でも、考え直しました。

    Bブログにも、このレンズが登場しないことには、
    「レンズ千夜一夜」の名がすたる!

そこで、まず写真だけ紹介させていただくことにしました。

    私にとって、唯一無二のレンズ。
    そして、私の信ずるところ、
    レンズ史上最高のレンズ!

さて、それは何でしょう?

    ときどき、こんな遊びを交えることにしました。
    一種のクイズ。
    時折、lens.Xの名称で、写真を紹介させていただきます。
    ちょっと推理してみてください。
    コメント欄に回答していただいても結構です。
    でも、正解は当分丸秘。
    200回目か、それとも365回目あたりに、回答させていただきます。

ところで、Aブログをご存知の方にお願いがあります。

    あなたにとっては、謎でもなんでもありません。
    コメント欄でけっして、このレンズの名前を明かさないでください。
    正解者に豪華賞品など、出ませんから。
    折角の私の楽しみをぶちこわしにしないでくださいね。



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by Sha-sindbad | 2011-10-26 22:23 | lens.X | Comments(4)

129 番犬(キノプラズマート25mmf1.5bは高貴なレンズ)


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重厚芳醇な味わいのオルソスティグマート35mmF4.5の後には、
やはり清冽明澄なキノプラズマートを並べてみたい、
そう考えて、最近の写真から一枚選んでみました。

    キノプラズマート25mmf1.5b

ライカMマウント改造のキノプラズマートです。
でも、この日は、ソニーNEX-5Aで撮り終えました。

    ライカだと大きくけられてしまうので、
    APSサイズのカメラの方が使いやすいですね。

近ごろ、いつも不思議に思うのは、
あまりグルグルボケでませんね。
正確な記憶がないのですが、
もしかすると、F4あたりに絞っていたかも知れません。

    だとすると、少し絞ったあたりがねらい目かも?
by Sha-sindbad | 2011-10-25 21:33 | Kinoplasmat25/1.5b | Comments(0)

128 婦人帽 (オルソスティグマート35mmF4.5を、これでもか、ともう一枚)



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オルソスティグマート35mmF4.5のボルドー説、
納得する方はおいでにならないようです。

念のため、もう一枚、掲載しておきましょう。

カメラスタイル19号という雑誌の一部コピーを、
友人が送ってくれました。
そこで、どなたか分かりませんが、こう書いておられます。

    「ああ、柔らかいですね。
     ピンが甘いのと柔らかいというのはマッタク違う、
     というのがこの写真で良くわかります」

まことにおっしゃるとおりです。
by Sha-sindbad | 2011-10-24 22:32 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(2)

127 ヤマハバイク (オルソスティグマート35mmF4.5の色をご覧下さい)



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オルソスティグマート35mmF4.5はレンズ版シャトー・イケム?

前回、そんな表題でこのレンズを登場させました。

でも、前回の写真を眺めて、考えました。

    シャトー・イケムのまったりとした芳醇さはまるでない。

そこで、このレンズと私の名誉のために、
幾枚か写真を続けて、納得していただくことにしました。

    路地の古バイク。

    ご近所さんのお話では、
    高いお金を出して売ってくれと頼まれたこともあるそうで、
    なにしろ名機の誉れの高いバイクだそうです。

そのお陰もあってか、かなり渋い写真になりました。
でも、いい色ではありませんか?

    レンズもオールド、
    バイクもオールド、
    撮ってる人間も老境に向かってまっしぐら。

    黄昏の写真。

    でも、レンズもバイクも人間もまだ力を秘めている、
    そう感じているのですが...............?
by Sha-sindbad | 2011-10-23 21:49 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)

126 華麗 (オルソスティグマート35mmF4.5はレンズ版シャトー・イケム?)



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シュタイハイル社は、西ドイツ・ミュンヘンの光学機器メーカー。
物理学者シュタインハイルが1855年に設立したそうです。
その広角レンズが、

    オルソスティグマート35mmF4.5

私にとっては、名前だけは以前から聞いていたけれども、
見たことも使ったこともなかった、完全に未知のレンズ。

中将姫光学さんがお使いで、絶賛に近い言葉の数々、

    「質感描写や立体感のすばらしさも特筆です」
    「静かな傑作レンズと名付けたい」
    「優雅な質感はしびれるほど」

その作例に、私も参りました。

偶然、オークションで、かなり廉価で出ているのを見付け、
ちゅうちょ無く手に入れてしまいました。

大阪市大正区の路地裏を回り、482枚撮りました。

    これが全部、よろしい!
    無茶苦茶、よろしい!

なんと言ったら、よいでしょうか?

    とてもとても、老成し、熟成した、まったりとした描写。
    シャトー・イケムという白ワインを、以前、何年か、
    好んで頂いていたことがあります。
    極上の香りと極上の舌触りで、
    まるで人生が夢に包まれる、そんな飲み心地でした。
    思わず、このボルドーの味わいを思い出しました。

レンズにも、ボルドーがあった!
by Sha-sindbad | 2011-10-22 22:19 | Orthostigmat35/4.5 | Comments(0)