レンズ千夜一夜

カテゴリ:MacroSwitar75/1.9( 2 )

647 乙女 (マクロスイター75mmf1.9はハイっと明るく答える少女のように)



ケルンの映画用、Cマウントレンズ、
マクロスイター75mmf1.9はとてもコンパクトな長焦点レンズ。
ガラスは極めて清澄で、そのせいか、写りもクリーンそのもの。
マクロスイター族の中では一番明朗闊達な少女の雰囲気。

大阪の天神橋商店街ではソニーNEX-5Aに付けて撮りました。
実効112.5㎜となりますが、使い勝手は75㎜そのまま。
とても撮りやすいレンズです。

でも、使い手の方は、どんなレンズでも、
暗部のグラデーションがさまざまにハーモニーする、
そんな暗い写真が大好きなのですから、やっかい。
どうも明朗一方の少女は手に余ります。

開放の明るさを利用して、陽の当たる場所を避けて、
できるだけシャドウが生きる場所を探したい。
要するに、忍者赤影を地で行くのが得策らしいですね。




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by Sha-sindbad | 2013-04-08 17:37 | MacroSwitar75/1.9 | Comments(2)

235  フェンス (マクロスイター75mmf1.9は時間芸術だって撮れます)



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マクロスイターという名のシネレンズたち、
アルパ用のマクロスイター50mmF1.8とはちょっと肌合いが違います。
もちろんアンジェニュー25mmF0.95とも違います。

どう違うか?

言葉では言い表しにくいのですが、
直感的に浮かんでくる言葉は、

    耽美的
    かなりアート的な表現に近づこうとしている気配。
    真紅のビロードの感触。
    とてもあたたかい温度感。

そんな画像を作り出すのは、レンズのガラス素材なのでしょうか?
それともレンズデザインなのでしょうか?

私の写真はただの記録ですが、
私の心の記録。

大好きな被写体は「時間芸術」

ありふれたなんでもないものが時間の経過とともに、
独特の姿形に仕上がってゆく、そんなものたち。
もちろん、アーチストの創作にかかる真正なる芸術ではありません。
ただのもの。

でも、滅びへの旅のある日、私と出会って、
私の心の中で輝きます。

今回の写真は、ただの駐禁標識のフェンス。

    「せめて、お名前を」
    「ごめんなすって。名乗るほどのものではござんせん」

でも、私には貴重な出会いなのです。
by Sha-sindbad | 2012-02-12 12:15 | MacroSwitar75/1.9 | Comments(2)