レンズ千夜一夜

カテゴリ:Kinetal25/2( 4 )

1533 下町暮色(孫の家からの帰り道はキネタール25㎜F2でキリリと歩き)



キネタール25mmF2

アリフレックス用レンズです。
宮崎さんにお願いして、
マイクロフォーサーズマウントに改造して頂きました。
アリフレックス用であることを一目でわからせる、
蝶々の羽根風フォーカシングレバーは付いたままにしました。
見かけがなかなか戦闘的にプロフェッショナルだからです。

でも、久しぶりに使ってみて、たちまち逆上気味に。

第1
近距離にフォーカスしようとすると、
このレバーが手を邪魔にして、猛烈に邪魔になる!
映画を撮るときだって、そうなんじゃないかな?

第2
オリンパスE-PL1のビデオボタンの位置が最悪。
テープでカバーして、殺していたのですが、
これが取れたのをそのままにしていた付けを払わされました。
気が付いたら、絶対に使わないビデオ撮影を幾度も起動していた!
フォーカスのための液晶画面拡大ボタンと隣り合わせに付いていて、
指の腹がすっと当たっただけで、ビデオが起動してしまうのです。

帰宅してから、フォーカシングレバーを取り外し、
ビデオボタンに接着剤を半滴垂らして、殺してしまいました。
なんだかハムレットの父王を殺した叔父のような手口ですが、
せいせいしました。

さて、孫たちの家を出て駅までの5分の道のりを5分足して撮影。
10分間で26枚取れました。
22枚アップしましょう。

好調だったのです。
なんという精悍な切れ味でしょうか?
私の本来の好みの撮り口ではありませんが、
超精密なのに、どこか人間味のようなものが残っていて、
これなら許される、いや、許したい、そんな気持ちになれます。

それにしても、優れた描写をしてくれるレンズ。
スピードパンクロの後継だろうと推測しますが、
思わぬところにミスティックゾーンを潜ませて、
ときにはコントロール不能の超絶描写をする先輩に対して、
こちらは、徹底的に優等生レンズ。
1940年代までの深遠から1950年以降の明晰へと、
人間も文化も社会も激しく移行していった時代の変化の中で、
映画用レンズも平行進化したのは当然のことかも知れません。




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by Sha-Sindbad | 2016-03-13 14:14 | Kinetal25/2 | Comments(0)

941 生きるか死ぬか!(キネタール25mmF2は寒さにめげずに精緻なる旋律を奏で)


今日は4日ぶりの出勤でした。
出勤時のカメラはオリンパスEP-L1が近頃の定番。
レンズは極上とっておきのクックに決めました。

    キネタール25mmF2

第二次世界大戦前のフラグシップ、スピードパンクロの、
戦後の後継機種なのでしょうか?

    スピードパンクロを一段と精密にした描写。

私にはスピードパンクロ35mmの深遠な画像に惹かれるのですが、
同系列の50mmはとても手が出ません。

    キネタール50mmライカマウント改造番も、
    生き生きとした画像で、十分な力量を発揮してくれます。
    そして、このキネタール25mmをオリンパスEP-L1に付けると、
    これまた実質的に50mmレンズとなります。
    キネタール50mmF1.8とはまた異なる描写性。
    この25mmにはそれだけの描写力があるので、
    50mmにけっして負けていません。

本来アリフレックス用レンズなのですが、
アリフレックス→マイクロフォーサーズマウントアダプタで使えます。

    アリフレックス独特の蝶々の形のハンドルでフォーカシングします。
    慣れると、距離表示を見なくても、ハンドルの位置で距離が分かります。
    でも、慣れないので、その都度、
    レンズを回してみて、位置関係をチェックしてから使います。

「光彩陸離」という言葉がとてもよく似合うレンズです。

    最短付近は全画面明澄なのですが、絞り込むと四隅がけられます。
    まるで「開放で使いなさい」と言われているようなものです。
    その理由はレンズを一見すれば明らかです。
    5cmほどの筐体のはるか底深くにレンズが沈んでいるせいで、
    レンズ全体が長大なフードになっているのです。
    おかげでけられますが、その反面、フードのお陰でしょう、
    開放の像の締まりは目覚ましい位に見事で、
    このレンズに限っては、絞り込む必要がありません。

今日もできるだけ開放で撮るように心がけました。

    昨日にも増して寒い日でしたが、
    カメラを持てば、親も忘れ、神も仏も忘れ、
    ただし、妻と子(猫を含む)と孫は絶対に忘れない私なので、
    すいすい76枚撮って帰宅したのですが、
    いざブログのために選択しようとすると、
    写真たちがどっと詰め寄り、「わたしは残して!」

        生きるか死ぬかの二者択一で、残ったのは丁度半分、
        38枚!
        本ブログの新記録です。

一度に38枚も見せられる身にもなってくれ、
と不平たらたらの声など、まったく聞こえてこないので、
今日はすこぶる上機嫌です。

    キネタール25mmF2のおかげ、
    私はそう信じています。




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by Sha-sindbad | 2014-02-12 21:16 | Kinetal25/2 | Comments(2)

429 電柱 (キネタール25mmF2で夕陽の電柱を撮った)



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これぞロボグラフィの真骨頂!

電柱?
そんなもの撮って、どうするの?

どうもしません。
撮りたい、そう思ったから、撮りました。

    それがロボグラフィ。

どうもしない、誰も見ない、誰もあきれる、
そんなものでも、心が撮りたいと命じたら、
ちゅうちょ無く撮る!

    それがロボグラフィ。

今日の出勤に携えたのは、

    キネタール25mmF2付きオリンパスE-PL1。

クックのキネタールという映画用レンズが、
映画レンズ史上どんな位置づけになるの?
往年のスピードパンクロと比較して、どんな位置づけになるの?
私にはとんと分かりません。

1つ言えることがあるとすれば、
50㎜、75㎜にも共通するところですが、
このアリフレックスマウントの25㎜の立体的で潤いのある精密感は、
このレンズがただものではないことを示しています。

それにしても、この巨大な電柱、
電線をこれほどまでに沢山引き受けて、
よくもまあ堂々と屹立しているものですね。

    おれは人生(ならぬ、柱生)の絶頂にあるんだ!

そんな矜持と威厳に満ちたたたずまい、
そんな風に感じるのは、私だけでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-08-24 22:02 | Kinetal25/2 | Comments(2)

228 シューズ (キネタール25mmF2はものを厳しく捉える)



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キネタール25mmF2

アリフレックス用レンズです。
同じく、アリフレックス用レンズだったキネタール37.5mmF1.8は、
宮崎さんに、ライカMマウントに改造していただきました。

25㎜の方はライカには使えません。
ソニーNEX-5Aにも、ダークコーナーができるので、無理。
マイクロフォーサーズ用アダプタで、オリンパスE-PL1に付けます。

兄貴分の37㎜に負けない、強烈なる切れ込み。
でも、硬くないのが、この兄弟の強み。
ものの形をしっかりと描き出して、余すところがありません。

シュナイダーのレンズと対峙して、一歩も退かない、
そんな感じがするクックの銘玉。

気に入りました。
by Sha-sindbad | 2012-02-05 18:45 | 未分類 | Comments(4)