レンズ千夜一夜

カテゴリ:MacroSwitar26/1.1( 30 )

320 落ち葉 (マクロスイター26mmF1.1はマクロレンズだった)



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マクロスイター26mmF1.1の作例をもう一枚続けます。

最短に近い、近接距離。
傘を差したまま、しゃがみ込んで、撮りました。

いい歳をした背広姿の男が、
マッチ売りの少女のように、しゃがんでいるのです。
少女なら、哀れを誘うところですが、
男では様になりませんね。
不審を呼ぶのが関の山。

いきなり逮捕されて、
「えん罪だあ、写真を見れば分かる!」
天下国家のために粉骨砕身努力する、清貧清廉をもって鳴る小沢先生が、
秘書とグルになって、政治資金規正法違反をしたと疑われる時代です。
今回の写真は、かえって私の犯罪の動かぬ証拠となるかも?

そう言えば、この写真、どこがいいのでしょうね?
どこもよくないのでしょうけど、
私は確信できました、

    このレンズ、マクロとしても使えるな。
by Sha-sindbad | 2012-05-03 23:07 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(6)

319 手摺り (マクロスイター26mmF1.1は開放で勝負できる)



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今日は大風と雨。
満足に傘も差されません。
でも、せっかくだから、写真を撮りたい。
ゴアテックスのレインコートを着て、傘なしで歩きました。

持参したレンズは、

マクロスイター26mmF1.1

オリンパスEP-L1に付けています。
このレンズを開放一点張りで撮ります。
それができるので雨天結構というわけです。

教会の門から上ってゆく坂道に手摺り。
白のグラデーションを楽しめるシチュエーション。
最高に狭い被写界深度の前後に広がる茫漠。
by Sha-sindbad | 2012-05-02 23:21 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

297 落水 (ケルンのマクロスイター26mmF1.1の開放はあたたかな情感で)



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微妙な情感を写真で表現できる写真家がいます。
偉大な写真家たちがそれです。

エド・ファン・デア・エルスケンなんか、
処女作からしてそれができました。

音楽の演奏と同じです。
楽譜通り弾けても、それでは十分でない。
シンプルなフレーズに得も言われぬ情感を込めることができるのは、
真正のアーチストだけ。

写真も同様。

カメラ、レンズが進化したために、
見事な写真が撮れます。
なんだかカルティエ=ブレッソンよりも美しく、鮮やかに撮れているみたい!
現代のアマチュア写真家の一部の方は、
自分たちが過去の大写真家たちを軽く凌駕してしまったと自負しています。
あんなのは時代遅れだ、というわけです。

ほんとうに、カルティエ=ブレッソンを超えたのでしょうか?
とんでもない。
ただ、カメラ、レンズに撮ってもらっているだけ。
その証拠に、その見事な写真を拝見しても、心に響きません。

私のような素人は、そんな思い違いは絶対にしませんが、
ただ、レンズが素敵な写真をプレゼントしてくることが、
どんなに幸せなことか、これだけはよく分かっています。

今日も、オリンパスE-PL1に付けたレンズに溜息をついています。

    マクロスイター26mmF1.1

その開放描写のあたたかなこと!
腕はなくても、レンズが豊かな情感を醸しだしてくれるという点では、
ケルン社のレンズもダルメイヤーに負けていませんね。
by Sha-sindbad | 2012-04-10 18:20 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(1)

257 見る (マクロスイター26mmF1.1は幸せレンズ)


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マクロスイター26mmF1.1は、
同じ超高速レンズと言っても、
アンジェニュー25mmF0.95とはかなり性格が違います。

マクロスイター50mmF1.8とかなり共通するところですが、
とてもとてもあたたかいのです。

愛情を写真にしてくれる、そんなレンズ。

ところで、この子、4か月なのですが、
どう見ても、4か月に見えません。
この真っ黒な瞳で、じっと見つめてきます。
小さな灰色の脳細胞が活発に働いている、そんな感じ。
by Sha-sindbad | 2012-03-02 22:00 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(2)

236 天使 (マクロスイター26mmF1.1は遊べるレンズ)



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    昨日、我が家に天使が降臨しました。
    でも、愛する娘、静を見て、

    「お宅には天使が居ますね。
    失礼、我々は必要ありませんね」

    そして、飛び去ってしまいました。

このお話は1点を除いて、フィクション。
もちろん、その1点とは、静が天使であること。

今回の写真の被写体はなんだと思いますか?

    階段部分の窓ガラス。

西日を受けて、輝いていました。
磨りガラスにこんな星模様が入っています。
最近、マクロ撮影などしたことがなかったので、
気にも留めませんでした。

レンズ任せで写真を撮っている人間の悲しさですね。
マクロレンズが手に入った途端に、
ガラス模様が急に気になったというわけです。

マクロスイター26mmF1.1を開放最短で撮りました。

ライブビューで効果を考えながら撮れます。
一眼レフなら、同じようなことができそうですが、
ちょっと違うかも知れません。
撮影結果も見ることができるから、
画像を撮影にフィードバックできます。

マクロ写真家にとっては、夢の環境なのではないでしょうか?

私にとっては?

    ただの遊び。
by Sha-sindbad | 2012-02-13 00:51 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

216 合焦テスト (マクロスイター26mmF1.1のダイナミックレンジは大きい)



一昨日、大阪淀屋橋の喫茶店に入ったとき、
面白いテストを思いつきました。

   マクロスイター26mmF1.1の被写界深度テスト。

壁際の座席に座ったまま、
f1.1の絞り開放で壁を撮り、
肘を付けたまま、絞りを1段絞り、次のf1.4を撮る。
この作業を連続してみました。

その結果をまずご覧下さい。


                     f1.1
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                     f1.4
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                     f2
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                     f2.8
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                     f4
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                     f5.6
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                     f8
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                     f11
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開放では、ほとんどヘアピンという感じ。
手持ちですから、確かなことは言えませんが、
マクロ域で撮る限り、
ピント精度を重んじるのであれば、f1.4 から撮るのがよさそう。
f2.8ですでに画像はほぼ完璧になり、
f8で像が緩みはじめるので、
f5.6あたりで止めておくのがよさそうですね。

それにしても、キリリと像が引き締まるレンズですね。
by Sha-sindbad | 2012-01-24 18:15 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

214 路地 (マクロスイター26mmF1.1はパンフォーカスもお得意で)



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私にとっては、驚きの一枚を掲載させていただきます。

まだ依然として、
マクロスイター26mmF1.1
今回の写真、どの絞りで撮ったか?
分かりますか?

これが分かる方は、この種のレンズのスペシャリストでしょう。

写真は、もう少し明るめに上がっていました。
でも、実際には、両側高い建物に囲まれた、
幅50㎝程度の狭くて暗い路地でした。
私の記憶に合わせて、少し濃度を高めました。
それ以外には、パソコン的に触ってはいません。

1.5メートル付近にピントを合わせました。
実は、これ、開放のf1.1なのです。
でも、パンフォーカスにしか見えませんね。

私は、その画像をA4より一回り大きめにして、
CRT上に開いています。
少なくとも、中央3分の1分は全部合焦しているように見えます。

銀塩カメラ換算で52㎜の画角で撮っていますが、
25㎜の被写界深度があるので、
その分、合焦エリアは広いのでしょうか?

それにしても、上から下まで全部ものの形が締まっています。
これはとても使いやすいレンズなのです。
by Sha-sindbad | 2012-01-22 23:52 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

213 狛犬 (マクロスイター26mmF1.1は雨でさらに真骨頂を発揮)



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まだ、マクロスイター26mmF1.1に夢中になっています。

今日、大阪は雨でした。
まさに、マクロスイター26mmF1.1のためにあるような空。
おかげさまで、最初から最後まで、2、3の例外をのぞいて、
すべて開放。
要するに、絞りをどうしようかという思案が不要でした。

開放が極めてシャープで、しかも、
周辺まで均質なのですから、とても使いやすい。
2時間で、374枚撮りました。

不思議なことに、
開放値はたった1.1なのに、
とても被写界深度が深いのです。

主題とバックとの間に距離があると、
バックはとろけるようにぼけてくれます。
でも、距離がないときは、
アウトフォーカス部までも、まるで合焦しているように、
引き締まった画像になってくれます。

近接撮影でも、その事情は変わりません。

数十センチの距離で撮った狛犬。
超大口径レンズの開放が実在感を演出してくれるなんて、
はじめて知りました。
by Sha-sindbad | 2012-01-21 21:41 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(2)

212 濡れた葉 (マクロスイター26mmF1.1は夜になるとますます元気)



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今日の出勤に持ち出したレンズ、それはやっぱり、

    マクロスイター26mmF1.1

使ってみて、ますます愛着を覚えます。
キノプラズマート同様に、
開放でも絞り込んでも、絞り位置に関わりなく、
柔らかく、尖っておらず、生き生きとしています。

まだまだ使ってみてからでないと、言えないことですが、
どうやら絞り位置とは無関係に、オールラウンドに使えそう。
要するに、道具的価値が高いレンズのようです。

仕事が終わった後、小雨降る中、歯医者さんに直行し、
治療を受けて出たところ、まだ雨。
数歩歩いて、雨に濡れた葉を発見。
今回はマクロスイター26mmF1.1の雨、夜バージョンです。
by Sha-sindbad | 2012-01-20 22:10 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(0)

211 陶器人形 (マクロスイター25mmF1.1で新しい人生を)



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人生って、沢山の扉のあるお屋敷ですね。

    ある日、ある扉を開いたとき、
    そこで何が待っているか?
    絶対に予測できない、それが人生。

すべて計画し、それを実現する人生もよろしいのですが、
それが大それた野望であればあるほど、
実現可能性が低く、失望可能性ばかりが高くなります。

むしろ人生が私にプレゼントしてくれるものを、
良きものも悪しきものも、そっくり呑み込む方が、
人生を素直に楽しめる方法なのではないでしょうか?

そんな人生の一角でレンズ人生なるものが展開する人、
これは、私の知る限りでは、かなり特殊な人間ですね。
ある種の「さまよえるオランダ人」らしく、
心当たりのレンズは全部試し尽くしたいという、
抑えることのできない、抑えたくもない欲求に駆られて、
どこまでもレンズ世界を彷徨い歩いています。

その欲求は、「理想のレンズ」を発見することで、
おとなしく収まってくれるのでしょうか?
私の個人的体験では、どうやら無理みたいですね。

私は、この「理想のレンズ」をすでに発見してしまった、
かなり稀な人間なのです。
15年半前に、すでに出会ってしまいました。

    ホロゴン15mmF8

でも、レンズ探索の旅がまだ続いています。
なぜか?
分かりませんね。
はっきり分かっていることが一つ。
それが楽しいこと。
楽しければ、いいじゃありませんか?

そんなレンズ探索の旅の分岐点がなぜか正月。
2年前、ライカ用ホロゴン15mmF8とトポゴン25mm f4を発見。
ライカでもホロゴン15mmF8を楽しめるようになって、
超広角レンズの楽しみが倍増しました。

ところが、今年の正月、
超大口径レンズを発見したのです。
大口径シネレンズとして知られたレンズ。

    マクロスイター25mmF1.1

このとても手が出ないと思っていたレンズが、
またも超廉価で、目の前に登場したのです。

約1週間で到着した、私3本目のマクロスイターは美しかった!

    ややお年を召されて、かすかにアンニュイの気配漂う、
    でも、瞳はまだ澄んで輝き、
    ウィンクしますと、もうメロメロになってしまいます。
    まだ輝くように美しいディーバ、という風格、風情。

ズマール50mmf2、
エクター47mmf2、
ズミルックス50mmF1.4、
マクロスイター50mmF1.8、
開放描写の卓抜な大口径レンズはいつくかありますが、
f1.1となると、もう次元が違うという感じですね。

    合焦部分には、ほんのりとフレアが漂い、
    マクロスイター独特の清澄な空気感を誘います。

    オリンパスE-PL1の拡大ライブビューのおかげで、
    開放でもしっかりシャープに合焦し、
    アウトフォーカスはとろけます。

前ボケ、後ボケ両方が分かるように、
最短撮影距離の、いわばマクロ域での写真を選びました。

    また、新しいレンズ人生が幕を開きました。
by Sha-sindbad | 2012-01-19 15:07 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(3)