レンズ千夜一夜

カテゴリ:MacroSwitar36/1.4( 10 )

1509 おもちゃの乱(マクロスイター36mmF1.4ならおもちゃたちも手玉に)



私の子供の頃は、
と言いますと、一体いつ頃のことでしょうか?
まさに前世紀なのですが、家におもちゃなどほとんどありませんでした。
自分で作ったピストルや船で遊んでいました。
想像力が養われたことだけは間違いがありません。

今、孫たちのおもちゃライフを見ていると、
これじゃ、想像力を発達させるのは難しいんじゃないか?
そんな感じがしてしまいます。
これでもかこれでもか、という位におもちゃが氾濫しています。
不思議なことに、孫たちはおもちゃの氾濫に不便を感じていないようです。

羨ましいのは本ですね。
孫は恐竜図鑑だけで7冊、動物図鑑5冊をとっかえひっかえ引き出して、
繰り返し繰り返し読んでいます。
4歳になったばかりですが、2歳半過ぎから平かな、カタカナが読めるからです。
体とのプロポーションで言えば、大人が額縁を持つほどの巨大な図鑑を、
両手で抱えて持って来て、ソファーに座って、さっと頁をめくり、
目的の個所をさっと見つけます。
これだけは羨ましい。

私だって、現代の赤ちゃんだったら、
「クラシックレンズ図鑑」なんか、
7冊集めたいものです。
まあ、よく考えたら、まだ赤ちゃんなのかも?

マクロスイター36mmF1.4、
ソニーNEX-5に付けて、54㎜標準レンズとして使いました。
とにかく良く撮れるレンズ。

ケルンのレンズの共通の特性を一言で言うとすれば、
温かいリアリティ。
明快、明晰で精密な描写力って、
スイス製の時計にかなり近縁という感じがします。
でも、日本製ほど、無機的ではないというあたりが魅力でしょうか?




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by Sha-Sindbad | 2016-02-01 22:32 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(2)

1290 現代変身譚2 (マクロスイター36㎜F1.4も負けず劣らぬ変身譚作者で)


ケルンの16㎜映画用レンズのフラグシップはスイター群なのでしょう。
中でも、マクロスイター36㎜F1.4は出色。
その魔術的キャラクターは際だっているからです。

このレンズも宮崎貞安さんに改造していただきました。
そのままでは、1mほどまでしかピントが来ないからです。
レンズ後部の筐体を1㎜ほどでも削ってもらえたらと思って、
改造をお願いしたのですが、それは無理だったようで、
ライカMマウントレンズに生まれ変わって帰宅しました。

もっともライカM9に付けても、後玉がとても小さいので、
ほとんどまん丸にけられてしまうでしょう。
APS-Cのカメラ群でさまざまな可能性を試すことができます。
APS-Cサイズでも四隅がかなり大きくけられます。
でも、ユージェーヌ・アジェのファンなのです。
ちょっと位けられても、平気です。
平気どころか、かえってこれが画面を生き生きとしてくれます。

3月19日木曜日は雨の奈良東大寺界隈を撮影しました。
どうやら雨レンズとして活用できそうです。
やっぱりメタモルフォーゼ名人です。
前回の3枚目もそうでしたが、今回の4枚を一目見た瞬間、
これがなにか魔術的な存在にぱっと見えなければ、
あなたは私の2つのブログとは縁がないと思ってください。

前回の3枚目を撮っているとき、背後を母子連れが過ぎました。
小学校6年生らしい女の子、
私が撮っている白土土塀を見上げたようです、
「ママ、顔が一杯見えるよ」
ママは無言のまま、二人は通り過ぎていきました。

ママは私のブログの写真など見ても、なんにも感じないでしょう。
実際、私の写真を感じる方はとてつもなく少ない。

なにも顔だけ見えるのじゃありません。
夜の未舗装のでこぼこ路面の水たまりを見た瞬間、
異次元宇宙への入り口に見えてしまった少年が私でした。
今は、ちょっと少年より歳を取りましたが、同じことが起こります。
恐怖など感じません。
ただただうれしくなってしまいます。
私の別次元のお仲間たちとの懐かしい出会いなのですから。 

今はしませんが、在職中は夜遅くなると、バス停から家まで、
神社の林間道をバイパスしました。
闇です。
かすかな月明かりがぼんやりと道の存在を教えてくれます。
でも、怖くない。
さまざまな虫の音がささやきのように頭にしみ通るのを楽しみながら、
闇に包まれて一人歩く感触が大好きだからです。

マクロスイター36㎜F1.4はそんな私の思いをそのまま写真にしてくれます。
奈良公園がトールキンの闇の森に変身したかのようです。
4枚ご覧頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2015-03-21 00:30 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(4)

1188 下町マクロPart3 (新生マクロスイター36mmF1.4は加美で爆発した)



さて、オーバーホールなって帰還したマクロスイター36mmF1.4、
その新生第1号の撮影結果報告もようやく第3回で終了です。

    まさに未曾有140枚出血サービスというわけで、
    投稿するだけでも、疲れました。

撮るのは簡単です。

    見つけて、近づいて、撮る、
    ホップステップジャンプで終わり。

加美界隈はすでに20回以上は撮りました。
でも、資源は豊富です。

    要するに、別のレンズを手にすると、別のものが見つかるからです。
    さて、そんなマクロスイター36mmによる発見ロボグラフィたちの
    最後の40枚ご覧下さい。




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by Sha-sindbad | 2014-11-21 21:16 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(0)

1187 下町マクロPart2 (新生マクロスイター36mmF1.4は加美で爆発した)



残念なことに、ソニーNEX-5Aというカメラ、パラメータの調整ができません。

    撮影モードで幾つかの選択肢が用意されているだけ。

ソニーがこんなコンセプトを採用した理由が、私には分かりません。

    本気で写真を撮る姿勢のユーザーを軽く無視している、
    そうとしか思えません。

写真は、撮った後であれこれと細工するものではありません。

    撮る前にどんな風に撮るか、撮影者自身が選択する、
    そうであって初めて被写体と対決できるはず。

仕方がないので、
一番おとなしい色調と思われるポートレートを選択しています。

    これでもまだ派手すぎます。
    私は、パソコン処理で写真を作りたくないので、
    ソニーの派手な色調を無理に調整することなしに、
    他のデジタルカメラ同様、濃度だけ調整して並べています。
    だから、私の使用カメラでは一番ディジタル臭い画像なのかも知れません。

でも、私の最愛のレンズたち、キノプラズマート、スーパシックス、
そして、マクロスイターを焦点距離の1.5倍と、いわば穏当に使えるカメラ。
そして、手の中にしっとりとなじむ超小型ボディ。
そして、夢のようなマクロ空間。

    これはこれで手放せませんね。




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by Sha-sindbad | 2014-11-20 21:56 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(2)

1186 下町マクロPart1 (新生マクロスイター36mmF1.4は加美で爆発した)



11月18日は朝午前8時45分から午後6時まで孫の家で、
プリンセスにお仕えしました。

    5か月のプリンセス、まだ寝返りが打てませんが、
    目と頭はしっかりと回って、周囲を冷静に観察しています。
    2歳あたりになれば、3つ年上のお兄ちゃんを完全に牛耳るでしょう。

私はすでに牛耳られて、既にいわば「愛の奴隷」状態なのですが、
ママが帰宅した後、1時間半ほど解放してもらって、
典型的な大阪の下町、加美の路地を撮り歩きました。

    喫茶店休憩を除けば、正味1時間のパラダイス。
    セットはちょっと珍しく、

        ソニーNEX-5A
        マクロスイター36mmF1.4

このケルンのレンズ、ブラックペイントの美しい極上の作りです。

    Cマウントですが、残念ながら、オリンパスE-PL1では、
    超接近でしか撮れません。
    ソニーNEX-5Aでかろうじて2m弱まで。
    基本的にマクロレンズとしてしか使用できない。

でも、F1.4という大口径を利用すれば、
本ブログの過去の5個の記事をごらん頂けばお分かり頂けるでしょう、

    魔術的な描写を楽しめます。

絞り羽根が突然ばらばらになってしまったのは丁度1年前。

    そのままレンズ棚に眠っていたのですが、
    ついにマツモトカメラで修理とオーバーホールをお願いしました。
    完全な新品レンズになって戻ってきました。

なにもかもスムーズそのもののなめらかな動き。
調子に乗って、217枚撮りました。

    とても美しい描写の写真たち。
    ますます調子に乗って、お気に入りを選んで見ますと、
    140枚も残ってしまいました。

今日から3日は我が家に籠もるつもりです。

    本ブログでは、3回連続で、
    マクロスイター36mmF1.4特集を組むことにします。




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by Sha-sindbad | 2014-11-19 16:56 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(2)

834 京の夢(マクロスイター38mmF1.4はやっぱりマクロが本領らしい)



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遅まきながら、夏休みの名残のような休暇に入りました。
夏季にお休みを一切取らなかったので、18日をお休みにしました。

今日木曜日はもともと休業日なので、ゆっくりできる、
そう期待したのですが、孫が風邪でまたもや発病。
前回とはまた違うウィルスにやられたようです。
おかげで、共稼ぎの両親の代役ということで、今日明日は六時起き。
今日も一日中保育園をお休みしている孫と2人で留守番。

ずっと一緒に遊んでいると疲れますので、
ときどきテレビに応援を求めます。
楽しいシーンを見ました。

    スポーツの基本は幼いときに教えるのがよいという番組。
    サッカー選手らしい人物が3、5、7歳の女の子たちに、
    ボールの蹴り方を教えるシーン。
    足を後方に振り上げて、そのまま足を蹴り出すと、
    ボールはきれいに飛びますとコーチ。

    3歳の子はとてもかわいく賢そうな容貌ですが、
    赤ちゃんから一歩出た程度のチビさん。
    それなのに、とても自然なフォームで蹴り出して、
    ボールはとても美しいカーブを描いて飛びました。

師匠の言葉に素直に耳を傾け、そのまま実行する、
この当たり前のことが出来る人がとても少ないのです。
写真でもそうですね。

    退職して写真を始めた人はたいていの場合、
    師匠の言葉をまともに受け取りませんね。
    自分の経験判断を優先させて、勝手に修正してしまいます。
    だから、いつまで経っても、堂々巡り。
    私もその口なのでしょう。
    おかげで、レンズに頼らざるをえないことに。

丁度2年前に頼ったレンズはマクロスイター36mmF1.4。
これはこれで魔術的レンズですね。
by Sha-sindbad | 2013-10-17 22:27 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(4)

575 (マクロスイター36mmF1.4もまたまぎれもなくケルン・スイター族)



昨日もまたケルンのレンズを持ち出しました。

    マクロスイター36㎜F1.4

スイターではなく、天下のマクロスイターなのです。
でも、そんなに高価なレンズではなかったと記憶しています。

出勤バスの窓の外にちょっと面白いものを見つけました。
バッグから取りだして、露出を2段絞ろうとしました。
Cマウントのマクロスイターには、絞りプリセットレバーが付いています。
このレバーを動かしたところ、どうやら間違った方向に動かしたらしい。
絞り羽根が1つ外れてしまいました。

    ああ、またオーバーホール代が懐から逃げて行く!

残りの絞り羽根は、外れた羽根の下で、スムーズに動くので、
撮影に支障はなさそう。
ソニーNEX7に付けたので、54㎜相当の標準レンズ。
ただし、四隅がごっそりけられます。

マクロなので、かなりの近接撮影が可能ですが、
フランジバックが少しずれているのでしょうか?
3mあたりまでしか撮れません。
それでも撮影になんの支障も来さないのですが、
これは私の特殊な持論故。

    要するに、主題となるものやひとが3m以上離れると、
    写真にならない!

そして、ロボグラフィと来たら、
たいてい50㎝前後以内の写真ばかり。

絞り羽根がレンズ内にのさばるように横たわっているため、
厳密には開放ではないのですが、
一応絞り位置は開放にして撮った写真を3枚、
ごらん頂きましょう。




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by Sha-sindbad | 2013-01-17 22:10 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(4)

215  針金 (マクロスイター36mmF1.4はナチュラルレンズ)



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マクロスイターと呼ばれるレンズは幾種類あるのでしょう?
本ブログに掲載しているとおり、
私のマクロスイターは3本。
それ以外に、どうやらシネレンズのマクロスイター50mmがあり、
さらには、マクロスイター50mmF1.8よりレアと思われる、
マクロスイター50mmF1.9があります。
前者は見かけませんし、後者は高額すぎます。

でも、私の3本で十分すぎるほど。
今日は、ソニーNEX-5Aにマクロスイター38mmF1.4を付けました。
26㎜とか36㎜とか、 かなり半端な数の焦点距離。
そのあたりが独特の個性を予感させます。


撮ってみると、とろけるようなボケ味は他の2本と共通
周囲がかなりけられますが、
このレンズ、生彩溢れるナチュラル画像をくれるのです。
その程度の不足があっても、
このレンズも立派に働いてくれそうです。
by Sha-sindbad | 2012-01-23 23:50 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(5)

139 いのしし (マクロスイター38mmF1.4は本格マクロなのです)



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折角ですから、マクロスイター38mmF1.4を続けます。

最短に距離表示がないのですが、
どうやら20㎝近くまで寄れます。

いのしし神社の大猪の足下の小さな猪人形の群れ。
最短近くまで寄って撮りました。
発色も切れ味も申し分がありません。
それなのに、柔らかい点も前回と共通しています。

マクロスイター特有の被写界深度表示機構も効果的ですが、
もっと楽しいのは、マクロ機構。

    マクロ域にまでヘリコイドを伸ばしますと、
    鏡胴に3㎜弱の紅の帯が出現するところ。
    まるで真紅の腹巻きをしているようで、
    とってもイナセだし、使いやすい。

そのうえ、開放でこれだけ像が崩れないのですから、
どうやら、このレンズ、本格的なマクロ仕様。

    ますます気に入りました。
by Sha-sindbad | 2011-11-04 21:40 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(0)

138 人形 (マクロスイター36mmF1.4は絶世の美人だった)


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アルパ用マクロスイター50mmF1.8はレンズ界のヒロイン。

   F1.9の方がよい、いや、こっちの方がよいと、議論が盛んです。
   どうやら、F1.8の方が柔らかく、F1.9の方が鮮鋭ということらしい。
   そのせいでしょうか?
   それとも、単にレアなのでしょうか?
   F1.9の方がF1.8よりも数倍以上高価な水準にあるようです。

Cマウントレンズにも、マクロスイター25mmF1.4があります。
これも定番レンズとして、とても有名なようです。

オークションを物色していますと、38㎜を発見しました。

   とても低廉。
   よし、こちらを頂き!

オリンパスE-PL1に付けると、最長70㎝に制限されるそうです。
そのせいでしょう、どなたも手を出さないまま、
あっさりと落札していまいました。

約10日後に、アメリカから届いたレンズを見て、

   絶句............

   レンズの輝きがたとえようもなく美しい!
   鏡胴もほとんど未使用らしく、ピッカピカ!

   まさに絶世の美人。

絞りプリセット用と絞りセット用の2本のレバーが突き出て、
このレバーを使うと、望みの絞り設定が、
ブラインドでワンタッチ。
レンズのたたずまいは上品にして戦闘的!

   女戦士アマゾネスの風貌。

オリンパスE-PL1に付けると、けられませんが、
たしかに70㎝程度より遠くなると、合焦しません。

ソニーNEX-5Aに付けてみました。
付属の長いフードを外しても、かなりけられます。
しかし、合焦範囲が約2m強まで延長!
これなら、たいていのものは撮れます。

京都で使ってみました。

   最強の切れ味を誇るアポクロマートよりもさらに切れる!
   でも、しっとりとスイターの味わいを出してくれる。

   このあたりの描写特性はF1.8とは少し違う感じ。
   F1.9譲りなのでしょうか?
   そんな感じがしてきました。
by Sha-sindbad | 2011-11-03 22:33 | MacroSwitar36/1.4 | Comments(2)